JP2000065039A - ボールスタッド、その製造方法、その装置およびボールジョイント - Google Patents

ボールスタッド、その製造方法、その装置およびボールジョイント

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JP2000065039A
JP2000065039A JP10167042A JP16704298A JP2000065039A JP 2000065039 A JP2000065039 A JP 2000065039A JP 10167042 A JP10167042 A JP 10167042A JP 16704298 A JP16704298 A JP 16704298A JP 2000065039 A JP2000065039 A JP 2000065039A
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ball
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Koji Hattori
孝治 服部
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Ishikawa Tekko KK
Somic Ishikawa KK
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Ishikawa Tekko KK
Somic Ishikawa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座屈する箇所を容易に特定でき容易に座屈部
を成形でき製造性が向上するボールスタッドを備えたボ
ールジョイントを提供する。 【解決手段】 一端に開口部を有し他端に底部を形成し
てほぼ有底円筒状のハウジングの内室に摺動可能に配設
する球頭部11から軸部12を一体に連設してボールスタッ
ド10を形成する。軸部12の中間部の外周面に、周方向に
沿った減縮部16a,16b に隣設する周方向に沿った壁状
の隆起部17を軸方向に複数連続して設けて波形状に座屈
部15を転造形成する。隆起部17は、減縮部16a ,16b の
転造の際の余肉部分を盛り上げて形成する。座屈部15の
略中央の減縮部16a の位置での径寸法が、座屈部15の両
端部の減縮部16b の位置での径寸法より小さい。座屈位
置を座屈部15の最小径の減縮部16a に特定できる。減縮
部16a ,16b の転造形成の際の余肉分が流れやすく、転
造形成の際の荷重を低減でき、容易に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からの応力に
より座屈する座屈部を有したボールスタッド、その製造
方法、その装置および座屈部を有したボールスタッドを
備えたボールジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部からの応力により座屈する座
屈部を有したボールスタッドを製造するボールスタッド
の製造方法としては、例えば特開平6−55237号公
報に記載の構成が知られている。
【0003】この特開平6−55237号公報に記載の
ボールスタッドの製造方法は、例えば自動車のステアリ
ングを構成する舵取り装置に用いられるボールジョイン
トのボールスタッドの製造に関するもので、冷間鍛造に
よって棒状に成形された素材の座屈位置となる所定の箇
所を、スエージング加工またはローラ転造加工によって
所定の絞り率で小径に転造して座屈部を成形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−55237号公報に記載のボールスタッドの製
造方法では、ボールスタッドの軸方向に所定の幅寸法の
凹溝状に絞り成形して小径の座屈部を複数転造形成する
ため、座屈する位置が複数の座屈部のいずれの箇所か特
定できないとともに、1つの座屈部においても座屈する
位置が特定できず、自動車のステアリングを構成する舵
取り装置に用いた場合に、座屈する位置により周囲の部
材と干渉するおそれがある。
【0005】また、転造加工の絞り成形だけで座屈に必
要な軸方向の長さ寸法を得るため、転造の際の絞り加工
に非常に大きな荷重が必要となり、製造性が低下し加工
装置が大型化するとともに、転造ローラなどの加工治具
の寿命が短くなり、加工治具の頻繁な交換により製造性
が低下し製造コストが増大する問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、座屈する箇所を容易に特定でき容易に座屈部を成形
でき製造性が向上するボールスタッド、その製造方法、
その装置およびボールジョイントを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のボールス
タッドは、一端に開口部を開口するハウジングの内室内
に摺動自在に配設される球頭部およびこの球頭部に連設
され前記ハウジングの開口部から延出される軸部を有し
たボールスタッドにおいて、前記軸部は、周面に周方向
に沿って転造形成された減縮部およびこの減縮部に隣設
されこの減縮部の転造形成により生じる余肉分が周方向
に沿って隆起されて形成された隆起部が軸方向で複数連
続して波形状に形成された座屈部を備え、前記座屈部の
いずれかの前記減縮部の位置での最小径寸法が、前記座
屈部の他の減縮部の位置での最小径寸法より小さいもの
である。
【0008】そして、軸部の周面に、周方向に沿って減
縮部を転造形成するとともに、転造形成により生じる余
肉分を減縮部に沿って周方向に隆起して隆起部を形成し
て軸方向で連続した波形状に座屈部を形成し、座屈部の
いずれかに位置する減縮部の位置での最小径寸法が、座
屈部の他に位置する減縮部の位置での最小径寸法より小
さいため、最小径寸法が最小径の減縮部の位置で座屈
し、座屈する位置を特定できるとともに、減縮部の転造
形成の際の余肉分が流れやすく、座屈部の減縮部を座屈
に必要な軸方向の総長さ寸法で転造形成する際の荷重が
低減し、座屈部の形成が容易で、転造する装置が小型化
して寿命が向上し、製造性が向上するとともに製造コス
トが低減する。
【0009】請求項2記載のボールスタッドは、請求項
1記載のボールスタッドにおいて、減縮部の最小径寸法
は、座屈部の他の減縮部からいずれかの減縮部に従って
次第に小さくなるものである。
【0010】そして、座屈部の他の減縮部からいずれか
の減縮部に従って次第に最小径寸法が小さくなるように
形成したため、座屈部の最小径寸法が最小径の減縮部の
位置で確実に座屈できる。
【0011】請求項3記載のボールスタッドは、請求項
1または2記載のボールスタッドにおいて、座屈部は、
減縮部の位置での最小径寸法が前記座屈部が設けられて
いない位置の軸部の最小径寸法より小さく、かつ、隆起
部の位置での最大径寸法が前記座屈部が設けられていな
い位置の前記軸部の最大径寸法より大きいものである。
【0012】そして、減縮部の位置での最小径寸法が座
屈部が設けられていない位置の軸部の最小径寸法より小
さく、かつ、隆起部の位置での最大径寸法が座屈部が設
けられていない位置の軸部の最大径寸法より大きくなる
ように座屈部を形成するため、座屈に必要な減縮部の加
工量が低減し、製造性が向上する。
【0013】請求項4記載のボールスタッドは、請求項
1ないし3いずれか一記載のボールスタッドにおいて、
座屈部は、設定される座屈強度に対応して減縮部および
隆起部の数が決定されて形成されたものである。
【0014】そして、座屈部の減縮部および隆起部の数
を適宜設定して形成することにより、所望の座屈強度を
設定可能で、品質の安定性が向上するとともに、座屈強
度を容易に変更可能で、製造性が向上する。
【0015】請求項5記載のボールジョイントは、請求
項1ないし4いずれか一記載のボールスタッドと、この
ボールスタッドの球頭部が摺動自在に配設される一端に
開口部を開口する内室を有したハウジングとを具備した
ものである。
【0016】そして、ハウジングの一端に開口部を開口
する内室に、請求項1ないし4いずれか一記載のボール
スタッドの球頭部を摺動自在に配設するため、製造性が
向上するとともに製造コストが低減する。
【0017】請求項6記載のボールスタッドの製造方法
は、一端に開口部を開口するハウジングの内室内に摺動
自在に配設される球頭部およびこの球頭部に連設され前
記ハウジングの開口部から延出され座屈部を設けた軸部
を有したボールスタッドを製造するボールスタッドの製
造方法において、前記軸部の周面に、前記座屈部のいず
れかの位置での最小径寸法が前記座屈部の他の位置での
最小径寸法より小径に周方向に沿った凹状の減縮部を複
数転造形成しつつ、これら減縮部の転造形成により生じ
る余肉分を前記各減縮部に沿って周方向に隆起して隆起
部を複数転造形成して軸方向で複数連続した波形状に座
屈部を形成するものである。
【0018】そして、軸部の周面に、周方向に沿って減
縮部を転造形成するとともに、転造形成により生じる余
肉分を減縮部に沿って周方向に隆起して隆起部を形成し
て軸方向で連続した波形状に座屈部を形成し、この座屈
部のいずれかの減縮部の位置での最小径寸法を、座屈部
の他の減縮部の位置での最小径寸法より小さく形成する
ため、座屈部の最小径の減縮部の位置で座屈し、座屈す
る位置を特定できるとともに、減縮部の転造形成の際の
余肉分が流れやすく、座屈部の減縮部を座屈に必要な軸
方向の総長さ寸法で転造形成する際の荷重が低減し、座
屈部の形成が容易で、転造する装置が小型化して寿命が
向上し、製造性が向上するとともに製造コストが低減す
る。
【0019】請求項7記載のボールスタッドの製造方法
は、請求項6記載のボールスタッドの製造方法におい
て、減縮部の最小径寸法は、座屈部の他に位置する前記
減縮部からいずれかに位置する前記減縮部に従って次第
に小さく形成するものである。
【0020】そして、座屈部のいずれかに位置する減縮
部から他に位置する減縮部に従って次第に最小径寸法が
小さくなるように形成したため、座屈部の最小径の減縮
部の位置で確実にボールスタッドが座屈する。
【0021】請求項8記載のボールスタッドの製造方法
は、請求項6または7記載のボールスタッドの製造方法
において、座屈部は、減縮部の位置での最小径寸法が前
記座屈部が設けられていない位置の軸部の最小径寸法よ
り小さく、かつ、隆起部の位置での最大径寸法が前記座
屈部が設けられていない位置の前記軸部の最大径寸法よ
り大きく形成するものである。
【0022】そして、減縮部の位置での最小径寸法が座
屈部が設けられていない位置の軸部の最小径寸法より小
さく、かつ、隆起部の位置での最大径寸法が座屈部が設
けられていない位置の軸部の最大径寸法より大きくなる
ように座屈部を形成するため、座屈に必要な減縮部の加
工量が低減し、製造性が向上する。
【0023】請求項9記載のボールスタッドの製造方法
は、請求項6ないし8いずれか一記載のボールスタッド
の製造方法において、座屈部は、設定されるボールスタ
ッドの座屈強度に対応して減縮部および隆起部の数を決
定して形成するものである。
【0024】そして、座屈部の減縮部および隆起部の数
を適宜設定して形成することにより、所望の座屈強度を
設定可能で、品質の安定性が向上するとともに、座屈強
度を容易に変更可能で、製造性が向上する。
【0025】請求項10記載のボールスタッドの製造装
置は、一端に開口部を開口するハウジングの内室内に摺
動自在に配設される球頭部およびこの球頭部に連設され
前記ハウジングの開口部から延出される軸部を有したボ
ールスタッドを製造するボールスタッドの製造装置にお
いて、前記軸部の周面に外面が当接する転造体を備え、
この転造体の外面には、前記軸部の周面に当接し前記軸
部の周方向に沿った複数の減縮部を転造形成する複数の
壁状の溝形成部、および、これら溝形成部に沿って設け
られ前記減縮部の転造形成により押し出されて生じる余
肉分を前記軸部の周方向に沿って隆起して隆起部を形成
する凹溝状の盛肉部が、複数連続して波形状に形成され
た座屈形成部が設けられ、前記複数の溝形成部のうち、
いずれかの前記溝形成部の最大突出寸法が他の前記溝形
成部の最大突出寸法より大きいものである。
【0026】そして、減縮部および隆起部がボールスタ
ッドの軸部の軸方向で波形状に連続する座屈部を転造す
る転造体の軸部に当接する外面に、減縮部を転造形成す
る複数の壁状の溝形成部およびこれら溝形成部に沿って
隆起部を転造形成する凹溝状の盛肉部を連続した波形状
で、いずれかの溝形成部の最大突出寸法を他の溝形成部
の最大突出寸法より大きくして座屈形成部を形成するた
め、最大突出寸法が最大径の溝形成部にて形成される減
縮部が他の減縮部に比して最小径となってボールスタッ
ドの座屈する位置を特定できるとともに、減縮部の転造
形成の際の余肉分が流れやすく、座屈部の減縮部を座屈
に必要な軸部の軸方向の総長さ寸法で転造形成する際の
荷重が低減し、座屈部の形成が容易で、転造する装置が
小型化して寿命が向上し、製造性が向上するとともに製
造コストが低減する。
【0027】請求項11記載のボールスタッドの製造装
置は、請求項10記載のボールスタッドの製造装置にお
いて、溝形成部の最大突出寸法は、他の前記溝形成部か
らいずれかの前記溝形成部に従って次第に突出寸法が大
きくなるものである。
【0028】そして、他の溝形成部からいずれかの溝形
成部に従って次第に溝形成部の最大突出寸法を大きくし
て形成したため、最大突出寸法が最大径の溝形成部にて
形成される最小径の減縮部で確実にボールスタッドが座
屈する。
【0029】請求項12記載のボールスタッドの製造装
置は、請求項10または11記載のボールスタッドの製
造装置において、座屈形成部は、転造体の軸部に当接す
る外面の一部に溝形成部および盛肉部に沿った平坦面を
残して形成されたものである。
【0030】そして、座屈形成部を転造体の軸部に当接
する外面の一部に溝形成部および盛肉部に沿った平坦面
を残して形成するため、座屈部を転造形成する際の加工
量を平坦面がボールスタッドの軸部の外周面に当接する
までに設定することにより、平坦面を基準とすることで
溝形成部および盛肉部の高さ寸法の設定が容易で、転造
体が容易に形成できるとともに、基準となる平坦面によ
り転造が容易となる。
【0031】請求項13記載のボールスタッドの製造装
置は、請求項12記載のボールスタッドの製造装置にお
いて、転造体は、盛肉部が平坦面に対して窪んで形成さ
れ、かつ、溝形成部が平坦面に対して突出して形成され
たものである。
【0032】そして、盛肉部を平坦面に対して窪んで形
成するとともに溝形成部を平坦面に対して突出して形成
したため、ボールスタッドの座屈に必要な座屈部の減縮
部の加工量が低減し、製造性が向上する。
【0033】請求項14記載のボールスタッドの製造装
置は、請求項10ないし13いずれか一記載のボールス
タッドの製造装置において、転造体の座屈形成部は、設
定されるボールスタッドの座屈強度に対応した数の溝形
成部および盛肉部を有したものである。
【0034】そして、座屈形成部の溝形成部および盛肉
部の数を適宜設定して形成することにより、ボールスタ
ッドの所望の座屈強度を設定可能で、ボールスタッドの
品質の安定性が向上するとともに、座屈強度を容易に変
更可能で、製造性が向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明のボールジョイント
の実施の一形態の構成を図面を参照して説明する。
【0036】図2において、1は例えば自動車のステア
リング機構を構成する舵取り装置に用いられるボールジ
ョイントで、このボールジョイント1は、金属製のハウ
ジング2を有している。そして、このハウジング2は、
一端に開口部3を有し他端に底部4を形成して、内部に
ほぼ有底円筒状の内室5を形成している。また、ハウジ
ング2の底部4の底面略中央には、周面に雄ねじ部7が
設けられた連結部8が軸方向に沿って突設されている。
【0037】そして、このハウジング2には、金属製の
ボールスタッド10が組み付けられている。このボールス
タッド10は、図1および図2に示すように、一端に球頭
部11を有し、この球頭部11から軸部12が一体に連設さ
れ、この軸部12の先端に雄ねじのねじ部13が設けられて
いる。そして、球頭部11がハウジング2の内室5内に配
設されているとともに、軸部12がハウジング2の一端の
開口部3から延出されている。
【0038】さらに、軸部12の中間部の外周面には、軸
方向に波形状の座屈部15が転造形成されている。そし
て、この座屈部15は、軸部12の周方向に沿って凹溝状に
形成された減縮部16a ,16b と、これら減縮部16a ,16
b に連続して隣設され軸部12の周方向に沿った壁状の隆
起部17とが軸方向に複数連続して設けられて波形状に形
成されている。なお、この座屈部15は、減縮部16a ,16
b の位置での最小径寸法が座屈部15の両側の部分である
座屈部15が設けられていない位置での軸部12の最小径寸
法より小さく、隆起部17の位置での最大径寸法が座屈部
15の両側の部分である座屈部15が設けられていない位置
での軸部12の最大径寸法より大きくなるように形成され
ている。さらに、座屈部15の例えば略中央に位置する減
縮部16a の位置での最小径寸法が、座屈部15の他の位置
である両端部に位置する減縮部16bの位置での最小径寸
法より小さくなるように形成されている。
【0039】また、ハウジング2の内室5の内壁面とボ
ールスタッド10の球頭部11の外表面との間には、合成樹
脂のボールシート20が介在されている。このボールシー
ト20は、ボールスタッド10の球頭部11を摺動自在に内包
し一端にハウジング2の開口部3に対応してボールスタ
ッド10の軸部12を延出する挿通孔21を設けた略有底円筒
状の胴体部22を有している。また、胴体部27の底部に
は、底面がハウジング2の底部4の内周面に当接する載
置部23が設けられている。
【0040】次に、上記ボールジョイント1のボールス
タッド10に座屈部15を形成する動作について説明する。
【0041】ボールジョイント1への座屈部15の形成
は、ボールスタッド10の製造装置である転造加工機30を
用いる。すなわち、転造加工機30は、図3に示すよう
に、転造体としての略円筒状の一対の転動ローラ31,31
および球頭部11に当接して位置決めする図示しないスト
ッパを有している。そして、一対の転動ローラ31,31
は、軸方向が略平行で外周面が所定の間隔を介して対向
して回転可能に配設されている。さらに、一方の転動ロ
ーラ31は外周面間の間隔を拡縮するように移動可能に配
設されている。
【0042】また、転動ローラ31,31には、図3および
図4に示すように、外周面の中間部分に、軸方向の両端
部に周方向に沿った平坦面32を残して軸方向に波形状の
座屈形成部33が設けられている。この座屈形成部33は、
ボールスタッド10の座屈部15の減縮部16a ,16b を転造
形成する周方向に沿って壁状に形成された溝形成部34a
,34b と、これら溝形成部34a ,34b に連続して隣設
され座屈部15の隆起部17を転造形成する周方向に沿って
凹溝状に形成された盛肉部35とが軸方向に複数連続して
設けられて波形状に形成されている。なお、この座屈形
成部33は、図4に示すように、盛肉部35の位置での最小
径寸法φ1 が平坦面32の位置での最小径寸法φ0 より小
さく、かつ、溝形成部34a ,34b の位置での最大径寸法
φ2a,φ2bが平坦面32の位置での最大径寸法φ0 より大
きくなるように形成されている。さらに、座屈形成部33
の例えば略中央に位置する溝形成部34a の位置での最大
径寸法φ2aは、座屈形成部33の他の位置である両端部に
位置する溝形成部34b の位置での最大径寸法φ2bより大
きい。
【0043】そして、図3に示すように、図示しないボ
ールスタッド素材10a をストッパに球頭部11の端部を当
接させて転造加工機30に位置決めして配置し、一対の転
動ローラ31,31間に軸方向を略同方向となるようにボー
ルスタッド素材10a を位置させ、転動ローラ31,31を回
転させて転造加工する。
【0044】すなわち、転動ローラ31,31をそれぞれ回
転させ、一方の転動ローラ31を他方の転動ローラ31に向
けて移動させ、転動ローラ31,31間に挟み込む。この転
動ローラ31,31間に挟み込まれたボールスタッド素材10
a も回転し、ボールスタッド素材10a の外周面を転動ロ
ーラ31が相対的に回転する状態となり、溝形成部34a,3
4b により減縮部16a ,16b を転造形成する。この転造
形成により生じる余肉分は、溝形成部34a ,34b に隣設
する空洞部分となった盛肉部35,35に押し出されるよう
に案内され、ボールスタッド素材10a の外周面に盛肉部
35,35にて軸部12の外周面に押圧成形されつつ減縮部16
a ,16b の縁に連続して隆起、すなわち鍔状に盛り上げ
られて隆起部17,17が押圧にて亀裂を生じることなく形
成される。そして、転動ローラ31,31の平坦面が軸部12
の外周面に当接した時点で転造が終了し、軸方向に波形
状の座屈部15が形成される。
【0045】また、ボールスタッド10の座屈強度を他の
条件となるように座屈部15を形成する場合には、溝形成
部34a ,34b および盛肉部35の数を可変する。すなわ
ち、例えば溝形成部34a ,34b および盛肉部35の数が多
い転動ローラ31を用いて座屈部15を形成することによ
り、ボールスタッド10の座屈強度を小さい値に設定で
き、また、溝形成部34a ,34b および盛肉部35の数が少
ない転動ローラ31を用いて座屈部15を形成することによ
り、ボールスタッド10の座屈強度を大きい値に設定でき
る。
【0046】なお、減縮部16a ,16b の深さ寸法やボー
ルスタッド10の軸方向の長さ寸法を可変して座屈強度を
設定せず、転造形成する溝形成部34a ,34b および盛肉
部35の数を可変設定して座屈強度を設定するので、座屈
に必要な減縮部16a ,16b の加工量が低減し、製造性が
向上する。
【0047】上述したように、上記実施の形態によれ
ば、ボールスタッド10の座屈部15を、周方向に沿った凹
溝状の減縮部16a ,16b と、この減縮部16a ,16b に軸
方向で連続して減縮部16a ,16b の転造により生じる余
肉部分で周方向に壁状に隣設した隆起部17とにて軸方向
に波形状に形成したため、座屈用の減縮部16a ,16b の
転造形成の際の余肉分が流れやすく、減縮部16a ,16b
を座屈に必要なボールスタッド10の軸方向の総長さ寸法
で転造形成する際の荷重を低減でき、転造加工機30を小
型化できるとともに転動ローラ31に加わる負荷が低減し
て寿命を向上でき、転造加工機30の保守管理が容易で座
屈部15を容易に形成でき、製造性を向上できるとともに
製造コストを低減できる。
【0048】そして、この座屈部15は、略中央に位置す
る減縮部16a の位置での最小径寸法が両端部に位置する
減縮部16b の位置での最小径寸法より小さいため、座屈
部15の略中央に位置する最小径の減縮部16a の位置でボ
ールスタッド10が座屈し、ボールスタッド10の座屈する
位置を特定できる。
【0049】さらに、減縮部16a ,16b の位置での最小
径寸法が座屈部15の両側の部分である座屈部15が設けら
れていない位置での軸部12の最小径寸法より小さく、隆
起部17の位置での最大径寸法が座屈部15の両側の部分で
ある座屈部15が設けられていない位置での軸部12の最大
径寸法より大きくなるように座屈部15を形成したため、
座屈に必要な減縮部16a ,16b の加工量を低減でき、製
造性を向上できる。
【0050】そして、座屈部15の減縮部16a ,16b およ
び隆起部17の数を適宜設定して形成することにより、所
望のボールスタッド10の座屈強度を設定でき、ボールス
タッド10の製品間での品質を一定にでき品質を安定でき
るとともに、座屈強度を容易に変更設定できるので、製
造性を向上できる。
【0051】なお、上記実施の形態において、ステアリ
ング機構の舵取り装置に用いられるボールジョイント1
の構成について説明したが、いずれのボールジョイント
でも適用できる。
【0052】また、ローラ状の転動ローラ31を用いて座
屈部15を転造形成したが、例えば略平行で相対的に平行
移動可能な一対の板状の転造体を備え、これら転造体の
対向面に溝形成部34a ,34b および盛肉部35を設け、転
造体間にボールスタッド10を位置させて転造するなど、
いずれの転造加工機を用いてもよい。
【0053】そして、3つの減縮部16a ,16b を形成し
たが、複数すなわち4つ以上の減縮部16a が形成されて
いる場合に、座屈部15の両端部に位置する減縮部16b か
ら座屈部15の略中央に位置する減縮部16a に従って次第
に深さ寸法が深く、すなわち次第に座屈部15における軸
部12の径寸法が小さくなるように形成するとよい。この
構成によれば、座屈部15の両端側になるに従って転造に
より生じる余肉分が少なくなり、座屈部15の転造形成の
負荷がさらに小さくなる。
【0054】また、座屈部15の略中央に位置する減縮部
16a の位置での最小径寸法が両端部に位置する減縮部16
b の位置での最小径寸法より小さくしたが、いずれかの
減縮部16a が他の減縮部16b より径小となるように、最
小径の減縮部16a をいずれの位置に設定してもよい。
【0055】さらに、減縮部16と隆起部17とは、球頭部
11と軸部12との間の首下部からねじ部13の間のいずれの
位置にあってもよい。また、減縮部16と隆起部17とを形
成した後、首下部からねじ部13の間に別の減縮部16と隆
起部17とを複数設けてもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載のボールスタッドによれ
ば、軸部の周面に、周方向に沿った複数の減縮部とこれ
ら減縮部に沿って連続した周方向に隆起する隆起部とに
て軸方向に波形状の座屈部を形成し、いずれかの減縮部
の最小径寸法を他の減縮部の最小径寸法より小さく形成
したため、最小径の減縮部の位置で座屈し、座屈する位
置を特定できるとともに、減縮部の転造形成の際の余肉
分が流れやすく、減縮部を座屈に必要な軸方向の総長さ
寸法で転造形成する際の荷重を低減でき、座屈部を容易
に形成でき、転造する装置の小型化および寿命延長が得
られ、製造性を向上できるとともに製造コストを低減で
きる。
【0057】請求項2記載のボールスタッドによれば、
請求項1記載のボールスタッドの効果に加え、他の減縮
部からいずれかの最小径の減縮部に従って次第に径寸法
が小さくなるように形成したため、最小径の減縮部の位
置で確実に座屈できる。
【0058】請求項3記載のボールスタッドによれば、
請求項1または2記載のボールスタッドの効果に加え、
減縮部の位置での最小径寸法が座屈部が設けられていな
い位置の軸部の最小径寸法より小さく、かつ、隆起部の
位置での最大径寸法が座屈部が設けられていない位置の
軸部の最大径寸法より大きくなるように座屈部を形成し
たため、座屈に必要な減縮部の加工量を低減でき、製造
性を向上できる。
【0059】請求項4記載のボールスタッドによれば、
請求項1ないし3いずれか一記載のボールスタッドの効
果に加え、座屈部の減縮部および隆起部の数を適宜設定
して形成することにより、所望の座屈強度を設定でき、
品質の安定性を向上できるとともに、座屈強度を容易に
変更でき、製造性を向上できる。
【0060】請求項5記載のボールジョイントによれ
ば、ハウジングの一端に開口部を開口する内室に、請求
項1ないし4いずれか一記載のボールスタッドの球頭部
を摺動自在に配設するため、製造性を向上できるととも
に製造コストを低減できる。
【0061】請求項6記載のボールスタッドの製造方法
によれば、軸部の周面に、周方向に沿って減縮部を転造
形成するとともに、転造形成により生じる余肉分を減縮
部に沿って周方向に隆起して隆起部を形成して軸方向で
連続した波形状に座屈部を形成し、いずれかの減縮部の
最小径寸法を他の減縮部の最小径寸法より小さく形成し
たため、最小径となる減縮部の位置で座屈し、座屈する
位置を特定できるとともに、減縮部の転造形成の際の余
肉分が流れやすく、座屈部の減縮部を座屈に必要な軸方
向の総長さ寸法で転造形成する際の荷重を低減でき、座
屈部を容易に形成でき、転造する装置の小型化および寿
命延長が得られ、製造性を向上できるとともに製造コス
トを低減できる。
【0062】請求項7記載のボールスタッドの製造方法
によれば、請求項6記載のボールスタッドの製造方法の
効果に加え、他の減縮部から最小径となるいずれかの減
縮部に従って次第に径寸法が小さくなるように形成した
ため、最小径の減縮部の位置で確実にボールスタッドを
座屈できる。
【0063】請求項8記載のボールスタッドの製造方法
によれば、請求項6または7記載のボールスタッドの製
造方法の効果に加え、減縮部の位置での最小径寸法が座
屈部が設けられていない位置の軸部の最小径寸法より小
さく、かつ、隆起部の位置での最大径寸法が座屈部が設
けられていない位置の軸部の最大径寸法より大きくなる
ように座屈部を形成するため、ボールスタッドの座屈に
必要な減縮部の加工量を低減でき、製造性を向上でき
る。
【0064】請求項9記載のボールスタッドの製造方法
によれば、請求項6ないし8いずれか一記載のボールス
タッドの製造方法の効果に加え、座屈部の減縮部および
隆起部の数を適宜設定して形成することにより、ボール
スタッドの所望の座屈強度を設定でき、品質の安定性を
向上できるとともに、座屈強度を容易に変更でき、製造
性を向上できる。
【0065】請求項10記載のボールスタッドの製造装
置によれば、軸部に当接して波形状の座屈部を転造する
転造体の外面に、減縮部を転造形成する複数の壁状の溝
形成部およびこれら溝形成部に沿って隆起部を転造形成
する周方向に凹溝状の盛肉部を連続した波形状で、いず
れかの溝形成部の最大突出寸法を他の溝形成部の最大突
出寸法より大きくして座屈形成部を形成したため、最大
突出寸法が最大径の溝形成部にて形成される減縮部が他
の減縮部に比して最小径となってボールスタッドの座屈
する位置を特定できるとともに、減縮部の転造形成の際
の余肉分が流れやすく、座屈部の減縮部を座屈に必要な
軸方向の総長さ寸法で転造形成する際の荷重を低減で
き、座屈部を容易に形成でき、転造する装置の小型化お
よび寿命延長が得られ、製造性を向上できるとともに製
造コストを低減できる。
【0066】請求項11記載のボールスタッドの製造装
置によれば、請求項10記載のボールスタッドの製造装
置の効果に加え、他の溝形成部からいずれかの最小径と
なる溝形成部に従って次第に最大突出寸法を大きくして
形成したため、最大突出寸法が最大径の溝形成部にて形
成される最小径の減縮部で確実にボールスタッドを座屈
できる。
【0067】請求項12記載のボールスタッドの製造装
置によれば、請求項10または11記載のボールスタッ
ドの製造装置の効果に加え、座屈形成部を転造体の外面
の一部に溝形成部および盛肉部に沿った平坦面を残して
形成するため、座屈部を転造形成する際の加工量を平坦
面がボールスタッドの軸部の外周面に当接するまでに設
定することにより、平坦面を基準とすることで溝形成部
および盛肉部の高さ寸法を容易に設定でき、容易に転造
体を形成できるとともに、基準となる平坦面により容易
に転造できる。
【0068】請求項13記載のボールスタッドの製造装
置によれば、請求項12記載のボールスタッドの製造装
置の効果に加え、盛肉部を平坦面に対して窪んで形成す
るとともに溝形成部を平坦面に対して突出して形成した
ため、ボールスタッドの座屈に必要な座屈部の減縮部の
加工量を低減でき、製造性を向上できる。
【0069】請求項14記載のボールスタッドの製造装
置によれば、請求項10ないし13いずれか一記載のボ
ールスタッドの製造装置の効果に加え、座屈形成部の溝
形成部および盛肉部の数を適宜設定して形成することに
より、ボールスタッドの所望の座屈強度を設定でき、ボ
ールスタッドの品質の安定性を向上できるとともに、座
屈強度を容易に変更でき、製造性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のボールスタッドを示す
側面図である。
【図2】同上ボールジョイントを示す一部を切り欠いた
側面図である。
【図3】同上座屈部の転造形成状況を示す説明図であ
る。
【図4】同上転動ローラの座屈形成部の近傍を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ボールジョイント 2 ハウジング 3 開口部 5 内室 10 ボールスタッド 11 球頭部 12 軸部 15 座屈部 16a ,16b 減縮部 17 隆起部 30 ボールスタッドの製造装置である転造加工機 31 転造体である転動ローラ 32 平坦面 33 座屈形成部 34a ,34b 溝形成部 35 盛肉部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に開口部を開口するハウジングの内
    室内に摺動自在に配設される球頭部およびこの球頭部に
    連設され前記ハウジングの開口部から延出される軸部を
    有したボールスタッドにおいて、 前記軸部は、周面に周方向に沿って転造形成された減縮
    部およびこの減縮部に隣設されこの減縮部の転造形成に
    より生じる余肉分が周方向に沿って隆起されて形成され
    た隆起部が軸方向で複数連続して波形状に形成された座
    屈部を備え、 前記座屈部のいずれかの前記減縮部の位置での最小径寸
    法が、前記座屈部の他の減縮部の位置での最小径寸法よ
    り小さいことを特徴とするボールスタッド。
  2. 【請求項2】 減縮部の最小径寸法は、座屈部の他の減
    縮部からいずれかの減縮部に従って次第に小さくなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のボールスタッド。
  3. 【請求項3】 座屈部は、減縮部の位置での最小径寸法
    が前記座屈部が設けられていない位置の軸部の最小径寸
    法より小さく、かつ、隆起部の位置での最大径寸法が前
    記座屈部が設けられていない位置の前記軸部の最大径寸
    法より大きいことを特徴とする請求項1または2記載の
    ボールスタッド。
  4. 【請求項4】 座屈部は、設定される座屈強度に対応し
    て減縮部および隆起部の数が決定されて形成されたこと
    を特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のボール
    スタッド。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか一記載のボー
    ルスタッドと、 このボールスタッドの球頭部が摺動自在に配設される一
    端に開口部を開口する内室を有したハウジングとを具備
    したことを特徴とするボールジョイント。
  6. 【請求項6】 一端に開口部を開口するハウジングの内
    室内に摺動自在に配設される球頭部およびこの球頭部に
    連設され前記ハウジングの開口部から延出され座屈部を
    設けた軸部を有したボールスタッドを製造するボールス
    タッドの製造方法において、 前記軸部の周面に、前記座屈部のいずれかの位置での最
    小径寸法が前記座屈部の他の位置での最小径寸法より小
    径に周方向に沿った凹状の減縮部を複数転造形成しつ
    つ、これら減縮部の転造形成により生じる余肉分を前記
    各減縮部に沿って周方向に隆起して隆起部を複数転造形
    成して軸方向で複数連続した波形状に座屈部を形成する
    ことを特徴とするボールスタッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 減縮部の最小径寸法は、座屈部の他に位
    置する前記減縮部からいずれかに位置する前記減縮部に
    従って次第に小さく形成することを特徴とする請求項6
    記載のボールスタッドの製造方法。
  8. 【請求項8】 座屈部は、減縮部の位置での最小径寸法
    が前記座屈部が設けられていない位置の軸部の最小径寸
    法より小さく、かつ、隆起部の位置での最大径寸法が前
    記座屈部が設けられていない位置の前記軸部の最大径寸
    法より大きく形成することを特徴とする請求項6または
    7記載のボールスタッドの製造方法。
  9. 【請求項9】 座屈部は、設定されるボールスタッドの
    座屈強度に対応して減縮部および隆起部の数を決定して
    形成することを特徴とする請求項6ないし8いずれか一
    記載のボールスタッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 一端に開口部を開口するハウジングの
    内室内に摺動自在に配設される球頭部およびこの球頭部
    に連設され前記ハウジングの開口部から延出される軸部
    を有したボールスタッドを製造するボールスタッドの製
    造装置において、 前記軸部の周面に外面が当接する転造体を備え、 この転造体の外面には、前記軸部の周面に当接し前記軸
    部の周方向に沿った複数の減縮部を転造形成する複数の
    壁状の溝形成部、および、これら溝形成部に沿って設け
    られ前記減縮部の転造形成により押し出されて生じる余
    肉分を前記軸部の周方向に沿って隆起して隆起部を形成
    する凹溝状の盛肉部が、複数連続して波形状に形成され
    た座屈形成部が設けられ、 前記複数の溝形成部のうち、いずれかの前記溝形成部の
    最大突出寸法が他の前記溝形成部の最大突出寸法より大
    きいことを特徴とするボールスタッドの製造装置。
  11. 【請求項11】 溝形成部の最大突出寸法は、他の前記
    溝形成部からいずれかの前記溝形成部に従って次第に突
    出寸法が大きくなることを特徴とする請求項10記載の
    ボールスタッドの製造装置。
  12. 【請求項12】 座屈形成部は、転造体の軸部に当接す
    る外面の一部に溝形成部および盛肉部に沿った平坦面を
    残して形成されたことを特徴とする請求項10または1
    1記載のボールスタッドの製造装置。
  13. 【請求項13】 転造体は、盛肉部が平坦面に対して窪
    んで形成され、かつ、溝形成部が平坦面に対して突出し
    て形成されたことを特徴とする請求項12記載のボール
    スタッドの製造装置。
  14. 【請求項14】 転造体の座屈形成部は、設定されるボ
    ールスタッドの座屈強度に対応した数の溝形成部および
    盛肉部を有したことを特徴とする請求項10ないし13
    いずれか一記載のボールスタッドの製造装置。
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