JP3455502B2 - ローラチェーン用ブッシュ - Google Patents

ローラチェーン用ブッシュ

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JP3455502B2 JP2000219595A JP2000219595A JP3455502B2 JP 3455502 B2 JP3455502 B2 JP 3455502B2 JP 2000219595 A JP2000219595 A JP 2000219595A JP 2000219595 A JP2000219595 A JP 2000219595A JP 3455502 B2 JP3455502 B2 JP 3455502B2
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アムステッド・インダストリース・インコーポレーテッド
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • F16G13/06Driving-chains with links connected by parallel driving-pins with or without rollers so called open links

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローラチェーン用
ブッシュ、特に、圧延成形又はロール成形されかつブッ
シュ内に配置されるピンとブッシュとの初期摩耗を低減
できるローラチェーン用ブッシュに属する。
【0002】
【従来の技術】ローラチェーンは、一般に、複数のブッ
シュリンクと、隣り合うブッシュリンクを連結する複数
のピンリンクとにより構成される組立体(アセンブリ)
を有する。各ブッシュリンクは、間隔を空けて第1の取
付孔及び第2の取付孔が形成されたほぼ平行な一対のブ
ッシュリンク板と、ブッシュリンク板の第1の取付孔及
び第2の取付孔に堅固に嵌合される第1のブッシュ端部
及び第2のブッシュ端部を有するブッシュと、ブッシュ
の外側に嵌合されるローラとを備えている。各ピンリン
クは、間隔を空けて第1の連結孔及び第2の連結孔が形
成されたほぼ平行に配置された一対のピンリンク板と、
ピンリンク板の第1の連結孔及び第2の連結孔に嵌合さ
れる第1のピン端部及び第2のピン端部を有しかつブッ
シュリンクのブッシュ内に配置されるピンとを備えてい
る。ほぼ円筒形のブッシュはローラ内に配置され、かつ
平行な一対のブッシュリンクの間を伸びる。ブッシュ内
を通って延びるピンは、平行な一対のピンリンク板、ロ
ーラ及びブッシュを固定して、単一のローラチェーンの
リンクを形成する。
【0003】ローラチェーンの組立の際、ブッシュリン
ク板の取付孔にブッシュを圧入して、ブッシュリンクが
構成される。成形時のブッシュは、ほぼ一様な円筒体で
あるが、ブッシュリンク板の孔又は取付孔にブッシュを
プレス嵌めすると、円筒体の端部が変形する。ブッシュ
端部をプレス嵌めする際に、ブッシュ端部の変形によ
り、材料の移動又は変形が発生し、ブッシュ本体の円筒
体形状、内径及び外径に歪みを生ずる。ブッシュ端部の
圧入に伴う材料移動又は材料変形を吸収するため、ブッ
シュのロールフォーミングに先立ち、ブッシュブランク
から材料を除去することにより、材料の移動量に一致す
る大きさの開口部又は空隙をブッシュ体に形成するのが
初期の方法であった。ブッシュブランクに形成される空
隙は、ブッシュの中央部分に対する材料移動に自由度を
与えるものと考えることができよう。即ち、圧入工程中
に、ブッシュの円筒体端部がバレル状に変形されると
き、バレル状のブッシュの体内に沿う全ての材料移動
も、ブッシュ体の中央に形成される開口部によって吸収
されると考えられる。
【0004】発明者フォッケ(Focke)他の米国特許第
2,424,087号では、側板のピッチ孔のより滑らかでより
高密度の表面は、ピッチ孔内にピン又はブッシュがより
緊密に嵌合されると共に、側板の破断による破壊に対す
るチェーンの疲れ抵抗をより増大すると考える。
【0005】ブッシュを取付孔にプレス嵌めすると、取
付孔の周囲の材料に残留圧縮応力が生じ、それにより外
側の側板の疲れ抵抗が増大する場合もあった。このた
め、ブッシュを嵌合する取付孔の領域で初期応力が増大
し、内側板の疲れ抵抗の増大を促進すると思われた。ま
た、発明者モロー(Morrow)の米国特許第2,994,186号
では、熱処理の前及び後の両方で、孔拡張ピンを用いて
リンク板孔の周りの領域を冷間加工すると、リンク板の
疲れ抵抗が更に増大することが記載されている。再孔拡
張作業によりリンク板の疲れ抵抗が向上するのみなら
ず、ブッシュとリンク板間の締まり嵌めの強化を材料的
に助長し、締まり嵌めは、組み立てられたチェーンのリ
ンク板の疲れ抵抗を向上すると考えられた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】チェーンブッシュをブ
ッシュリンクのピッチ孔に圧入すると、ブッシュの端部
が圧縮され、ブッシュの内径及び外径が変わる。業界で
は、円筒体内径の変化をブッシュの圧潰又はバレル変形
現象(バレリング)と呼ぶ。チェーンの作動時に、ピン
はブッシュの内壁に均一に接触し又は接触すべきであ
る。ブッシュが変形し又は部分的に圧潰するため、ピン
とブッシュの内壁との間の初期接触域は、内径が最小と
なるブッシュ端部での接触点にほぼ限定される。ピンと
ブッシュとの間の接触面積が減少すると、運転中にチェ
ーンの初期摩耗及び伸びがより促進される。
【0007】ブッシュをプレス嵌めする際の局部的変形
による機械加工により、リンク孔周囲の材料強さを増大
できるが、ブッシュ端部の変形は、チェーンの摩耗特性
及び疲れ特性のいずれも向上させない。換言すれば、ブ
ッシュをブッシュリンク板にプレス嵌めする際に、ピン
とブッシュとの間の初期接触は、ブッシュの圧縮及び変
形によりブッシュリンク孔内の非常に小さな接触領域に
限定される。未成形のブッシュブランクの縁部を圧延し
て、ブッシュ端部の横断面領域をテーパ化又は低減する
ことにより、ブッシュリンクにプレス嵌めする際にブッ
シュ端部の大きな変形を回避できる場合もある。ブッシ
ュとブッシュリンクとを結合する際に、ブッシュ端部の
横断面の低減により、局部的な圧縮応力及びブッシュの
変形の増大を防ぐことができる。しかしながら、帯材か
ら製造されたブッシュの端部の全円周を変えるには、別
個の帯圧延作業による追加の高価な作業が必要になる。
【0008】本発明の目的は、ピンとブッシュとにより
大きな初期接触面積を与えられるローラチェーン用ブッ
シュを提供することを目的とする。また、本発明の目的
は、変形時の補償領域となる逃げ面領域を構成する凹み
を端部に有するブッシュを備えたローラチェーン用ブッ
シュを提供することを目的とする。本発明の目的は、付
加的工程又は別個の装置を必要とせず加工できかつピン
に対するほぼ連続的な接触面を有する貫通孔を有するロ
ーラチェーン用ブッシュを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に使用するローラ
チェーン(10)は、複数のブッシュリンク(11)と、隣り合
うブッシュリンク(11)を連結する複数のピンリンク(13)
とを有する。各ブッシュリンク(11)は、第1の取付孔(2
8)及び第2の取付孔(30)が形成されたほぼ平行な一対の
ブッシュリンク板(12)と、ブッシュリンク板(12)の第1
の取付孔(28)及び第2の取付孔(30)に堅固に嵌合される
第1のブッシュ端部(34)及び第2のブッシュ端部(36)を
有するブッシュ(18)と、ブッシュ(18)の外側に嵌合され
るローラ(20)とを備えている。各ピンリンク(13)は、第
1の連結孔(40)及び第2の連結孔(42)が形成されたほぼ
平行に配置された一対のピンリンク板(14)と、ピンリン
ク板(14)の第1の連結孔(40)及び第2の連結孔(42)に嵌
合される第1のピン端部(17)及び第2のピン端部(19)を
有しかつブッシュリンク(11)のブッシュ(18)内に配置さ
れるピン(16)とを備えている。ローラチェーン(10)に使
用するブッシュ(18)は、第1のブッシュ端部(34)及び第
2のブッシュ端部(36)の第2の内径(49)から第2の内径
(49)より小さい第1の内径(48)を有する内面(52)まで内
側に傾斜する第1の凹み(64)及び第2の凹み(68)が形成
されたブッシュブランク(54)によりほぼ円筒形に形成さ
れる。第1の凹み(64)及び第2の凹み(68)はブッシュ(1
8)の中心軸(63)に沿って整列して形成され、第1の凹み
(64)及び第2の凹み(68)の各幅は、ブッシュ(18)の内周
(l)の半分以下である。ブッシュリンク板(12)の第1の
取付孔(28)及び第2の取付孔(30)に第1のブッシュ端部
(34)及び第2のブッシュ端部(36)を圧入したとき、第1
のブッシュ端部(34)の第1の凹み(64)及び第2のブッシ
ュ端部(36)の第2の凹み(68)は、内面(52)と共にピン(1
6)に対するほぼ連続的な接触面を有する貫通孔(78)を形
成する。
【0010】ブッシュ(18)の第1のブッシュ端部(34)及
び第2のブッシュ端部(36)をブッシュリンク板(12)の第
1の取付孔(28)及び第2の取付孔(30)に堅固に嵌合する
とき、減少した厚みを有する第1のブッシュ端部(34)及
び第2のブッシュ端部(36)は容易に縮径し、変形するの
で、第1の取付孔(28)及び第2の取付孔(30)内に円滑に
圧入できる。第1の取付孔(28)及び第2の取付孔(30)に
圧入すると、第1のブッシュ端部(34)及び第2のブッシ
ュ端部(36)の第2の内径(49)から第1の内径(48)を有す
る内面(52)まで内側に傾斜する第1の凹み(64)及び第2
の凹み(68)は、変形して内面(52)と共にピン(16)に対す
るほぼ連続的な接触面を形成する。このように、第1の
凹み(64)及び第2の凹み(68)は、変形時の補償領域とな
る逃げ面領域(レリーフゾーン)を構成し、逃げ面領域
により、ブッシュ(18)の材料の局部的移動が可能とな
る。駆動時にピン(16)がブッシュ(18)の内面(52)に接触
するとき、第1の凹み(64)及び第2の凹み(68)は、連続
的接触面を形成して、ピン(16)とブッシュ(18)との間に
より大きな初期接触面積を与えると共に、ピン(16)とブ
ッシュ(18)との間の初期接触荷重を分散し、より長い摩
耗寿命をローラチェーン(10)に付与することができる。
また、第1の凹み(64)及び第2の凹み(68)を形成して、
ブッシュ(18)の第1のブッシュ端部(34)及び第2のブッ
シュ端部(36)をブッシュリンク板(12)の第1の取付孔(2
8)及び第2の取付孔(30)に圧入すると、ブッシュ端部(3
4, 36)の変形を最小限度に抑制することができる。ブッ
シュ(18)のブッシュ端部(34, 36)にテーパ付き領域を形
成すると、ブッシュリンク板(12)にブッシュ(18)を圧入
する際にブッシュ(18)のバレル変形現象を回避、低減又
は補償することができる。ローラチェーン(10)を組立て
る際に、ローラチェーン(10)のピッチ線(32)に沿う応力
集中点にテーパ付き領域を定めれば、初期チェーン荷重
によるピン(16)及びブッシュ(18)の初期摩耗を低減する
ことができる。
【0011】本発明では、ローラチェーン(10)のピッチ
線(32)に沿うピン(16)との接触領域にのみ、ブッシュブ
ランク(54)にテーパ状の凹み(64, 68)を形成することに
よって、別個の帯圧延作業を回避することができる。ブ
ッシュブランク(プレフォーム)(54)をブッシュ(18)に
打ち抜く際に、ロール圧延又は例えばコイニング、スエ
ージ加工、鍛造等他の冷間加工法等の方法によって、ブ
ッシュブランク(54)にテーパ状の凹み(64, 68)を形成す
ることができる。
【0012】本発明の実施の形態では、ブッシュ(18)
は、第1のブッシュ端部(34)と第2のブッシュ端部(36)
との間を通りかつブッシュ(18)の中心軸(63)に平行に配
置された継目(24)と、継目(24)に沿って形成された開口
部(22)とを備えている。第1のブッシュ端部(34)及び第
2のブッシュ端部(36)を第1の取付孔(28)及び第2の取
付孔(30)に圧入したとき、第1の凹み(64)及び第2の凹
み(68)は、ブッシュ(18)の内面(52)と実質的に同一面と
なる。第1の凹み(64)及び第2の凹み(68)は、結合する
ピンリンク(13)のピン(16)に対する接触域を有する。ブ
ッシュ(18)の第1のブッシュ端部(34)及び第2のブッシ
ュ端部(36)をブッシュリンク板(12)の第1の取付孔(28)
及び第2の取付孔(30)に堅固に嵌合するとき、第1のブ
ッシュ端部(34)及び第2のブッシュ端部(36)の縮径又は
変形に伴い、開口部(22)は、ブッシュ(18)内に発生する
応力及び歪みを除去する作用があり、圧延成形又はロー
ル成形されたブッシュ(18)の継目(24)に沿って中央に配
置された応力除去用の開口部又は歪み除去開口部を形成
する。
【0013】本発明の実施の形態では、ブッシュ(18)
は、第1の縁部(56)と、第1の縁部(56)に対しほぼ平行
な第2の縁部(58)と、上縁部(66)と、上縁部(66)に対し
ほぼ平行な下縁部(70)とを有する予成形されたブッシュ
ブランク(54)により円筒状に形成される。第1の縁部(5
6)及び第2の縁部(58)には一対の切欠部(60, 62)が同軸
上に形成される。ほぼ整列しかつ対向する第1の縁部(5
6)及び第2の縁部(58)には継目(24)が形成され、第1の
縁部(56)と第2の縁部(58)とを対向して配置したときに
開口部(22)を構成する切欠部(60, 62)は、継目(24)に沿
ってブッシュブランク(54)に形成される。継目(24)は、
ブッシュ(18)の中心軸(63)に対してほぼ平行である。ブ
ッシュリンク板(12)の第1の取付孔(28)及び第2の取付
孔(30)並びにピンリンク板(14)の第1の連結孔(40)及び
第2の連結孔(42)は、ピッチ線(32)に沿ってほぼ整列す
る。ブッシュ(18)を成形する前に、ブッシュ(18)の内周
上の特定の個所は、例えばコイニングによって、局部的
に変形又は加工される。成形時のブッシュ(18)の継目(2
4)に対し直径上正反対の位置でブッシュ(18)のブッシュ
端部(34, 36)において、未成形のブッシュブランク(54)
は、テーパ加工される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるローラチェー
ンブッシュの実施の形態を図1〜図11について説明す
る。図面中、同様の部品は、同様の符号で示す。図1及
び図2は、ピン及びリンク部を部分横断面図で示すロー
ラチェーン(10)のそれぞれ部分平面図及び部分側面図で
ある。ローラチェーン(10)は、軸方向に交互に配列され
たブッシュリンク(11)及びピンリンク(13)を有し、ブッ
シュリンク(又はローラリンク)(11)は、一対のブッシ
ュリンク板(12)と、ブッシュリンク板(12)の第1の取付
孔(28)と第2の取付孔(30)に嵌合されたブッシュ(18)
と、ブッシュ(18)の外側に嵌合されたローラ(20)とを備
えている。ブッシュリンク(11)に外側から連結されるピ
ンリンク(13)は、一対のピンリンク板(14)と、ピンリン
ク板(14)の第1の連結孔(40)及び第2の連結孔(42)に嵌
合されるピン(16)とを有する。図4及び図5に示すよう
に、ブッシュ(18)は、継目(24)と、継目(24)に沿って菱
形状に形成されかつ嵌合による応力を除去する作用があ
る開口部(22)とを備えている。図1に示すように、ブッ
シュリンク(11)とピンリンク(13)とを連結してローラチ
ェーン(10)を製造すると、スプロケットの歯(図示せ
ず)を嵌合するギャップ(26)が隣り合うローラ(20)間に
設けられる。
【0015】各ブッシュリンク(11)は、横方向に間隔を
空けてかつローラチェーン(10)の長さに沿って平行に配
置された一対のブッシュリンク板(12)を有する。図1に
示すように、各ブッシュリンク板(12)は、ローラチェー
ン(10)のピッチ線(32)に沿って間隔を空けて形成された
第1のピッチ孔となる第1の取付孔(28)及び第2のピッ
チ孔となる第2の取付孔(30)を有する。ブッシュ(18)
は、一対のブッシュリンク板(12)間に延伸し、ブッシュ
(18)の第1のブッシュ端部(34)及び第2のブッシュ端部
(36)は、平行な一対のブッシュリンク板(12)に設けられ
た第1の取付孔(28)及び第2の取付孔(30)内に圧入され
強固に嵌合される。各ブッシュ(18)の外面(21)の外側に
嵌合されるローラ(20)は、ローラチェーン(10)に係合さ
れるスプロケットの歯に当接し支持される。
【0016】ピンリンク(13)は、ピッチ線(32)に沿う第
1の連結孔(40)及び第2の連結孔(42)を持つ一対の平行
なピンリンク板(14)を有する。リベット等により構成さ
れるピン(16)は、それぞれ同軸上に配置された第1の取
付孔(28)、第2の取付孔(30)及びブッシュ(18)を通って
第1の連結孔(40)と第2の連結孔(42)との間で延びる。
【0017】図10及び図11に示すように、ブッシュ
リンク(11)を構成するブッシュリンク板(12)の取付孔(2
8)及び(30)内にブッシュ(18)を締り嵌め又はプレス嵌め
するとき、ブッシュ(18)の長さ方向及びブッシュ端部(3
4)及び(36)の径方向の両方に、各ブッシュ端部(34)及び
(36)はある程度の変形を受ける。ブッシュ(18)の特定の
変形状態又は変形量は、継目(24)及び応力除去用の開口
部(22)の位置により異なる。しかしながら、ブッシュ(1
8)内に円柱状のピン(16)が配置され、各ブッシュ端部(3
4)及び(36)の変形する形状のため、主としてブッシュリ
ンク板(12)の第1の取付孔(28)及び第2の取付孔(30)に
圧入するブッシュ(18)の結合位置及び締付け位置で、ピ
ン(16)とブッシュ(18)とが接触すると考えられる。ロー
ラチェーン(10)の組立の際に、各ブッシュ(18)の応力除
去用の開口部(22)は、ピッチ線(32)を含む平面上にある
ため、ピン(16)とブッシュ(18)との間の接触領域はピッ
チ線(32)を含む平面に整合すると考えられる。図10
は、ブッシュ(18)の各ブッシュ端部(34)及び(36)をブッ
シュリンク板(12)の第1の取付孔(28)及び第2の取付孔
(30)に圧入すると、凹み(64)及び(68)がピッチ線(32)を
含む平面に沿ってブッシュ(18)の内面(52)と実質的に同
一面となり、ブッシュ(18)の内面(52)とピン(16)の間の
接触面積が増大する。
【0018】ローラリンクチェーン(10)は、基本的に従
来の前記構造で構成される。また、図11の代表例で示
すように、取付孔(28)及び(30)内に締り嵌めされるブッ
シュ端部(34)及び(36)は、取付孔(28)及び(30)に嵌合さ
れる際に、変形することも知られている。ブッシュ端部
(34, 36)の変形により、ブッシュ端部(34, 36)では、成
形時のブッシュ(18)の内部基準寸法、即ち図9、図10
及び図11に示す成形時の直径が減少する。前記変形に
伴うブッシュ(18)のバレル変形現象は、図10に示すよ
うに、ブッシュ(18)の片側に発生する。ブッシュ(18)の
内部変形により、取付孔(28)及び(30)に隣接するブッシ
ュ(18)の内面(52)までブッシュ(18)の内面(52)の全長に
わたり、図1に示すピン(16)の外面とブッシュ(18)の内
面(52)との間の接触面積が減少する。
【0019】ブッシュ(18)へのバレル変形現象を克服す
るため、図4及び図5に示すように、ブッシュ(18)の継
目(24)に沿ってほぼ中央に開口部(22)を形成する構造が
初期に提案された。本発明は、開口部(22)の代表的な菱
形形状に限定されず、開口部(22)の菱形形状を変更し又
は変形してもよく、また、種々の方法で成形することが
できる。しかしながら、ブッシュ(18)は、図3に例示す
るように、公知のように、一般に平材状のストリップに
より構成されるブッシュブランク(54)を円筒心金の周り
に巻いて成形する。ブッシュ(18)を成形する際に、各端
部に三角形の切欠部(60)及び(62)を有するストリップに
よりブッシュブランク(54)を予め成形し、ブッシュブラ
ンク(54)を環状に形成して切欠部(60)及び(62)を接触さ
せて、図9に示す菱形の開口部(22)を成形する。
【0020】図3及び図6は、ブッシュ(18)を成形する
ために予め成形されたストリップを構成するブッシュブ
ランク(54)の形状を示す。ブッシュブランク(54)は、心
金の周囲に捲回される成形時に、ブッシュ(18)の継目(2
4)を形成する第1の縁部(56)及び第2の縁部(58)を有す
る。縁取りとなる切欠部(60)及び(62)は、それぞれ第1
の縁部(56)及び第2の縁部(58)に沿ってほぼ中央に配置
され、ブッシュ(18)を成形する際に、切欠部(60)及び(6
2)は対向して配置され、開口部(22)を形成する。ブッシ
ュブランク(54)は、上側縁部(66)及び下側縁部(70)にそ
れぞれ沿う矩形状の凹み(64)及び(68)を有し、凹み(64)
及び(68)は、ブッシュ(18)の成形後に、ブッシュ(18)の
継目(24)とは直径上ほぼ正反対の位置に設けられる。図
6は、ブッシュブランク(54)のプレフォームに形成され
た矩形状の凹み(64)及び(68)を示す。矩形状の凹み(64)
及び(68)は、第1の縁部(56)と第2の縁部(58)との間の
ほぼ中央に配置される。しかしながら、各凹み(64)及び
(68)の長さは、第1の縁部(56)と第2の縁部(58)との間
に延伸する上側縁部(66)及び下側縁部(70)の各長さlの
半分より短い。従って、ブッシュブランク(54)のプレフ
ォームをブッシュ(18)に成形するとき、継目(24)に対し
直径上ほぼ正反対の位置に配置される凹み(64)及び(68)
の各幅は、成形時のブッシュ(18)の内周の半分以下であ
る。
【0021】図7は、ブッシュブランク(54)の側面図を
示す。図8は、図7の上側縁部(66)を示す丸印内領域の
拡大図を示す。図8に示す間隙(74)は、縁部(66)又は(7
0)でのテーパ状の凹み(64)及び(68)の傾斜度又は窪み度
を示す。ブッシュ(18)の内面(52)を構成する基準面(72)
からブッシュブランク(54)の上側の縁部(66)までの凹み
(64)の傾斜度は、約1000分の7.62センチメート
ル(1000分の3インチ)であり、外側に向かって厚
さが減少する。図示しないが、凹み(68)も凹み(64)の傾
斜と同様に成形される。
【0022】図9は、成形時のブッシュ(18)に形成され
かつ図1及び図5の構造にも含まれる継目(24)と凹み(6
4)及び(68)との位置関係を示す。図1、図2、図9及び
図10から理解できるように、開口部(22)は継目(24)に
沿って形成される。図9では、凹み(64)及び(68)は、継
目(24)の直径上ほぼ正反対の位置に配置され、ブッシュ
(18)の基準面(72)及び内面(52)からブッシュ(18)の端部
(34)及び(36)まで、凹み(64)及び(68)は外方かつ上方に
傾斜し、外側に肉薄となる。特に、図10及び図11に
示すように、ブッシュ端部(34)又は(36)を取付孔(28)又
は(30)内にプレス嵌めするブッシュ(18)の組立の際に、
ブッシュ(18)の変形又はバレル変形現象のため、ブッシ
ュ(18)の一方の側壁は内面(52)の基準位置から外方に湾
曲する。しかしながら、テーパ状の凹み(64)及び(68)
は、ブッシュ(18)の端部(34)及び(36)の近傍領域で内面
(52)に対しほぼ整合する状態に撓み、ピン(16)に接触す
る実質的に一様な表面を形成する。従って、ピン(16)
は、ブッシュ(18)の貫通孔(78)を形成する連続的な内面
(52)及び整合する凹み(64)及び(68)に当接する。ブッシ
ュ(18)の貫通孔(78)を形成する内面(52)の一部は、凹み
(64)及び(68)と基準横断面直径を有する直径上正反対の
位置に配置され、組立の際に、予知された変形を受け
る。少なくとも部分的な変形、応力及び歪みは、開口部
(22)により吸収又は調整される。
【0023】貫通孔(78)を形成する内面(52)の過剰な変
形を吸収する初期の方法では、ブッシュブランク(54)の
ストリップの縁部(66)及び(70)をテーパ状又は特定の形
状に成形する別個の圧延作業を必要とした。縁部(66)及
び(70)の凹み(64)及び(68)により形成される必要な変形
領域は、コイニング又はスタンピング等の各種の製造工
程で僅かに変形させることができる。凹み(64)及び(68)
による僅かな変形領域は、縁部(66)及び(70)に必要な変
形を付与し、僅かな改善又は変更を内面(52)に付与する
ので、内面(52)は、ピッチ線(32)に沿うブッシュ(18)の
スプロケットによる荷重支持領域に沿ってほぼ整列す
る。ブッシュ(18)を製造する際に、コイニング、スタン
ピング、すえ込み又は戻り止め付き心金によるロールフ
ォーミング等の簡単な工程により、大規模な機械を使用
せず又は最小限度の二次加工で凹み(64)及び(68)の変形
領域を成形できる。即ち、ブッシュブランク(プレフォ
ーム)(54)を成形するプレス工程と同時に、凹み(64)及
び(68)の変形工程を行うことができ、追加の設備費及び
作業費を殆ど必要としない。従って、ブッシュリンク(1
1)の取付孔(28)及び(30)内に配置されるブッシュ(18)の
端部(34, 36)に対応する初期接触領域を越えて、ピン(1
6)とブッシュ(18)との間に内面(52)に連絡するより大き
な初期接触表面が与えられる。接触領域が増大するの
で、より大きなピン面積に亘ってローラチェーン(10)の
面圧及び初期接触荷重を分散させ、したがって、ローラ
チェーン(10)の伸びを回避又は抑制して、ローラチェー
ン(10)の耐用寿命を延長することができる。また、凹み
(64, 68)はローラ(20)を介してピッチ線(32)方向の駆動
力がスプロケットの歯により加えられるので、ブッシュ
(18)の構造及び凹み(64, 68)のチェーンのピッチ線(32)
に沿う向きと相俟って、凹み(64)及び(68)の変形領域の
形状により、組み立てられたリンク及びローラチェーン
(10)に十分な機械的強度が与えられる。
【0024】以上、本発明の特定の実施の形態を説明し
かつ開示したが、本発明は、勿論各種の変更及び修正が
可能である。従って、本発明の範囲と精神を逸脱しない
限り、本発明の特許請求の範囲には、本発明による実施
の形態の全修正及び全変更が含まれる。
【0025】
【発明の効果】前記の通り、本発明によるローラチェー
ンのブッシュは、ブッシュ端部に形成されたテーパ状の
逃げ面となる凹みにより、ブッシュ端部をブッシュリン
ク板の第1及び第2の取付孔内への圧入を可能にすると
共に、それにより、ブッシュ端部の変形を最小限度に抑
制し、ブッシュ端部をブッシュリンク板の第1及び第2
の取付孔内に圧入する際に、ブッシュのバレル変形現象
を抑制することができる。また、初期チェーン駆動荷重
によるピンとブッシュの初期摩耗を低減することができ
る。また、圧延成形又はロール成形されたブッシュの継
目に沿って中央に配置された開口部により応力又は歪み
を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チェーンリンクの一部を横断面図で示す代表
的なローラチェーンの部分平面図
【図2】 チェーンリンクの端部を部分断面で示す図1
のローラチェーンの側面図
【図3】 対向する縁部に切欠部を設けた成形前の従来
のブッシュブランクの平面図
【図4】 継目の中央に対向しかつ整列して各端部に切
欠部を設けた図3のブッシュブランクから成形したブッ
シュの側面図
【図5】 図1の線5−5に沿うチェーンリンクの部分
断面図
【図6】 テーパを成形する前のブッシュブランクの平
面図
【図7】 ブッシュブランクの端面図
【図8】 図7のブッシュブランクの端部を示す拡大図
【図9】 冷間加工領域を有する一対のブッシュの断面
【図10】 ブッシュリンク板に圧入されたブッシュを
有するブッシュリンクの断面図
【図11】 ブッシュリンクに結合したブッシュの長手
方向横断面図
【符号の説明】
(10)・・ローラチェーン、 (11)・・ブッシュリンク、
(12)・・ブッシュリンク板、 (13)・・ピンリンク、
(14)・・ピンリンク板、 (16)・・ピン、(17)・・第
1のピン端部、 (18)・・ブッシュ、 (19)・・第2の
ピン端部、(20)・・ローラ、 (22)・・開口部、 (24)
・・継目、 (28)・・第1の取付孔、 (30)・・第2の
取付孔、 (32)・・ピッチ線、 (34)・・第1のブッシ
ュ端部、 (36)・・第2のブッシュ端部、 (40)・・第
1の連結孔、 (42)・・第2の連結孔、 (48)・・第1
の内径、 (49)・・第2の内径、 (52)・・内面、(54)
・・ブッシュブランク、 (56)・・第1の縁部、 (58)
・・第2の縁部、(60, 62)・・切欠部、 (63)・・中心
軸、 (64)・・第1の凹み、 (66)・・上縁部、 (68)
・・第2の凹み、 (70)・・下縁部、 (78)・・貫通
孔、 (l)・・内周、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−277886(JP,A) 特開 平10−238598(JP,A) 特開2000−249198(JP,A) 実開 昭57−25811(JP,U) 実開 昭55−34579(JP,U) 実開 昭53−7551(JP,U) 米国特許1925055(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16G 13/00 - 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブッシュリンクと、隣り合うブッ
    シュリンクを連結する複数のピンリンクとを有し、 各ブッシュリンクは、第1の取付孔及び第2の取付孔が
    形成されたほぼ平行な一対のブッシュリンク板と、ブッ
    シュリンク板の第1の取付孔及び第2の取付孔に堅固に
    嵌合される第1のブッシュ端部及び第2のブッシュ端部
    を有するブッシュと、ブッシュの外側に嵌合されるロー
    ラとを備え、 各ピンリンクは、第1の連結孔及び第2の連結孔が形成
    されたほぼ平行に配置された一対のピンリンク板と、ピ
    ンリンク板の第1の連結孔及び第2の連結孔に嵌合され
    る第1のピン端部及び第2のピン端部を有しかつブッシ
    ュリンクのブッシュ内に配置されるピンとを備えたロー
    ラチェーンに使用するブッシュにおいて、 ブッシュは、第1のブッシュ端部及び第2のブッシュ端
    部の第2の内径から第2の内径より小さい第1の内径を
    有する内面まで内側に傾斜する第1の凹み及び第2の凹
    みが形成されたブッシュブランクによりほぼ円筒形に形
    成され、 第1の凹み及び第2の凹みはブッシュの中心軸に沿って
    整列して形成され、 第1の凹み及び第2の凹みの各幅は、ブッシュの内周の
    半分以下であり、 ブッシュリンク板の第1の取付孔及び第2の取付孔に第
    1のブッシュ端部及び第2のブッシュ端部を圧入したと
    き、第1のブッシュ端部の第1の凹み及び第2のブッシ
    ュ端部の第2の凹みは、内面と共にピンに対するほぼ連
    続的な接触面を有する貫通孔を形成することを特徴とす
    るローラチェーン用ブッシュ。
  2. 【請求項2】 ブッシュは、第1のブッシュ端部と第2
    のブッシュ端部との間を通りかつブッシュの中心軸に平
    行に配置された継目と、継目に沿って形成された開口部
    とを備え、 第1のブッシュ端部及び第2のブッシュ端部を第1の取
    付孔及び第2の取付孔に圧入したとき、第1の凹み及び
    第2の凹みは、ブッシュの内面と実質的に同一面とな
    り、 第1の凹み及び第2の凹みは、結合するピンリンクのピ
    ンに対する接触域を有する請求項1に記載のローラチェ
    ーン用ブッシュ。
  3. 【請求項3】 ブッシュは、第1の縁部と、第1の縁部
    に対しほぼ平行な第2の縁部と、上縁部と、上縁部に対
    しほぼ平行な下縁部とを有する予成形されたブッシュブ
    ランクにより円筒状に形成され、 第1の縁部及び第2の縁部には一対の切欠部が同軸上に
    形成され、 ほぼ整列する第1の縁部及び第2の縁部には継目が形成
    され、第1の縁部と第2の縁部とを対向して配置したと
    きに開口部を構成する切欠部は、継目に沿ってブッシュ
    ブランクに形成され、 ブッシュリンク板の第1の取付孔及び第2の取付孔並び
    にピンリンク板の第1の連結孔及び第2の連結孔は、ピ
    ッチ線に沿ってほぼ整列する請求項1又は2に記載のロ
    ーラチェーン用ブッシュ。
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