JP2000064789A - ローラーカッタ - Google Patents

ローラーカッタ

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JP2000064789A
JP2000064789A JP10240815A JP24081598A JP2000064789A JP 2000064789 A JP2000064789 A JP 2000064789A JP 10240815 A JP10240815 A JP 10240815A JP 24081598 A JP24081598 A JP 24081598A JP 2000064789 A JP2000064789 A JP 2000064789A
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JP
Japan
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cutting edge
cutting
cutter body
tip
cutting blade
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Pending
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JP10240815A
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English (en)
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Satoshi Kodera
智 小寺
Kimiya Hisada
仁也 久田
Kazuo Tofun
和夫 藤墳
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カッタ本体12外周の切刃部18の摩耗を抑
制して切刃チップ20の脱落を防止することができ、掘
削効率の低下を抑えてその寿命の延長を図ることが可能
なローラーカッタを提供する。 【解決手段】 外周に切刃部18が設けられたカッタ本
体12がその中心軸線O回りに回転自在に支持軸11に
取り付けられてなるローラーカッタにおいて、カッタ本
体12の切刃部18に、中心軸線Oを含む仮想平面Pに
沿って切刃部18を中心軸線O方向に向けて横切る凹溝
19を周方向に間隔をあけて形成するとともに、この凹
溝19には、板状をなす切刃チップ20を、その側面2
0aを切刃部18の側面18aに露出させてろう付けに
より取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドマシン等
の掘削機械に取り付けられてトンネル等の掘削に用いら
れるローラーカッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のローラーカッタとしては、外周
に切刃部が形成されたカッタ本体が支持軸に回転自在に
取り付けられるとともに、この支持軸の端部が、シール
ドマシン等の掘削機械の回転可能な先端面に設けられた
取付座に取り付けられ、この掘削機械の先端面の回転に
伴い上記カッタ本体が回転しながら上記切刃部によって
岩盤等を切り出してトンネル等を掘削するものが一般的
に知られている。図8ないし図10はこのようなローラ
ーカッタのカッタ本体1の外周部を示すものであって、
これらの図に示すカッタ本体1は外形が概ね円筒形をな
しており、その外周には断面山形をなす3条の切刃部2
…が該カッタ本体1の中心軸線方向に並んで該軸線回り
に周回するように形成されていて、このようなカッタ本
体1がこの軸線回りに回転自在に図示されない上記支持
軸に取り付けられることにより、上記切刃部2…によっ
て岩盤等を切り出して行く。
【0003】ここで、上記切刃部2の断面がなす山形
は、その刃先側において山の斜面の勾配が一段緩やかに
なるように形成されるとともに、この刃先側の部分に
は、上記山形の頂部に、上記軸線に対する径方向に凹む
断面円形の凹穴3がカッタ本体1の周方向に多数等間隔
に形成されており、これらの凹穴3…には超硬合金等の
硬質材料よりなる略円柱状の切刃チップ4…が圧入され
て装着されている。なお、この切刃チップ4の刃先側に
露出する先端部は、切刃部2の刃先側がなす山形形状と
面一となるように形成されている。また、切刃部2の表
面には、図8ないし図10に網掛け線や斜線で示すよう
に、上記凹穴3…の周りを除いて硬化肉盛り5が施され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カッタ本体1を備えたローラーカッタによって掘削を行
う際には、岩盤等への上記切刃部2の刃先側だけが使用
されるようなことは少なく、むしろ通常は切刃部2の全
体を岩盤等に切り込ませて掘削を行う場合が一般的であ
って、このような場合には、硬化肉盛り5を施している
にも拘わらず、カッタ本体1の切刃部2の側面部分、す
なわち該切刃部2の断面がなす山形の斜面部分が、高硬
度の切刃チップ4を避けるようにして、岩盤との接触に
より削り取られて摩耗してしまうことが避けられない。
しかしながら、このように切刃部2の側面部分が摩耗し
て該切刃部2がなす山形の高さが低くなると、これに伴
い上記切刃チップ4が圧入された凹穴3の深さも浅くな
り、切刃チップ4を保持することができなくなって切刃
チップ4が脱落してしまい、掘削効率の著しい低下を招
いてその寿命が短縮されてしまうおそれがあった。
【0005】本発明は、このような事情を鑑みてなされ
たもので、カッタ本体外周の切刃部の摩耗を抑制して切
刃チップの脱落を防止することができ、掘削効率の低下
を抑えてその寿命の延長を図ることが可能なローラーカ
ッタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、外周に切刃
部が設けられたカッタ本体がその中心軸線回りに回転自
在に支持軸に取り付けられてなるローラーカッタにおい
て、上記カッタ本体の切刃部に、この切刃部を上記中心
軸線方向に向けて横切る凹溝を周方向に間隔をあけて形
成するとともに、この凹溝には、板状をなす切刃チップ
を、その側面を上記切刃部の側面に露出させて取り付け
たことを特徴とする。従って、このような構成のローラ
ーカッタによれば、高硬度の切刃チップの側面が切刃部
の側面に露出しているため、この切刃チップが露出した
部分の間の部分においては切刃部の摩耗が抑制され、こ
れにより切刃チップの脱落を防止することができる。
【0007】ここで、従来の圧入による切刃チップの保
持に代えて、切刃チップを上記凹溝にろう付けして取り
付けるようにした場合には、切刃チップが凹溝との接触
部分の全体でカッタ本体に接合されるため、該切刃チッ
プが脱落するのをより確実に防ぐことができる。また、
上記凹溝を、上記中心軸線を含む平面に沿って形成した
場合には、掘削時のカッタ本体の回転によって切刃チッ
プに作用する負荷が、該凹溝の回転方向側を向く壁面に
垂直に受け止められることとなるので、かかる負荷に対
して切刃チップを強固に保持することができ、一層確実
に切刃チップの脱落を防止することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明の第1
の実施形態を示すものである。これらの図において符号
11で示すのは支持軸であって、この支持軸11は、そ
の両端部11a,11aに対して中央部11bが一段拡
径した多段円柱状をなしており、この中央部11bの外
周に、鋼材等から形成されて外形が概ね円筒状をなすカ
ッタ本体12が、その中心軸線Oを支持軸11の中心軸
線と同軸として、ベアリング13,13を介して該軸線
O回りに回転自在に取り付けられている。
【0009】なお、支持軸11の上記両端部11a,1
1aには、該端部11aに嵌挿可能な有底筒状をなすキ
ャップ部14aと円環板状のフランジ部14bとからな
るフランジ部材14が取付ボルト15によって取り付け
られており、これらのフランジ部材14,14の上記フ
ランジ部14b,14bの互いに対向する側面の外周側
には環状の凹溝14cが形成されるとともに、この凹溝
14cの内周側には環状の突条部14dが形成されてい
る。また、上記カッタ本体12の両端面の内周側には、
上記フランジ部14b,14bを収容可能な凹所12
a,12aが形成されるとともに、この凹所12aには
上記凹溝14cに収容可能な環状の突条部12bが形成
されており、これらフランジ部14bおよび突条部12
bを凹所12aおよび凹溝14cにそれぞれ収容した状
態で、カッタ本体12はフランジ部材14に対しても軸
線O回りに回転可能とされていて、掘削時に生成される
細かなくり粉がカッタ本体12内周のベアリング13,
13に侵入するのを防ぐようにされている。
【0010】さらに、軸線O方向において上記ベアリン
グ13,13とフランジ部14b,14bの上記側面と
の間には、該軸線Oに対する径方向におけるフランジ部
14b,14bの上記突条部14dとカッタ本体12の
内周面との間に断面方形の隙間が軸線O回りに環状に画
成されており、この隙間にはシール部材16が介装され
ていて、上述した細かなくり粉の侵入が一層確実に防止
されるように図られている。また、上記フランジ部材1
4のフランジ部14bの上記突条部14dよりも内周側
には、上記ベアリング13に潤滑剤等を供給するための
貫通孔14eが該フランジ部14bを軸線Oに平行に貫
通するように形成されていて、その外側開口部は、埋め
栓17がねじ込まれることによって封止されている。
【0011】一方、カッタ本体12の外周には、軸線O
を含む断面が山形をなして外周側に凸となる3条の切刃
部18…が、上記軸線O方向に等間隔に並んで該軸線O
回りに周回するように形成されており、これらの切刃部
18…の断面がなす山形は、その刃先側、すなわち外周
側において、該山形の斜面の勾配、すなわち切刃部18
の傾斜した両側面18a,18aの勾配が一段緩やかに
なるように形成されている。そして、この切刃部18…
には、該切刃部18…を上記軸線O方向に横切るように
延びるスリット状の凹溝19が周方向に等間隔に多数形
成されており、これらの凹溝19…に、平板状に形成さ
れた切刃チップ20が、それぞれその側面20a,20
aを切刃部18の上記側面18a,18aに露出させて
取り付けられている。
【0012】ここで、各凹溝19は、上記軸線Oを含む
仮想平面Pに平行かつ互いに対向してカッタ本体12の
周方向を向く一対の壁面19a,19aと、軸線Oに平
行かつ両壁面19a,19aに直交してカッタ本体12
の外周側を向く底面19bとにより画成されていて、上
述のように切刃部18の側面18a,18aの勾配が一
段緩やかになる位置よりも内周側から、上記仮想平面P
に沿って外周側に延びるように形成されている。従っ
て、この凹溝19の上記壁面19aは、本実施形態では
等脚台形の上底に偏平した三角形が一体化された偏5角
形状、すなわち将棋の駒形を呈することとなる。
【0013】また、このような凹溝19に取り付けられ
る上記切刃チップ20は、カッタ本体12を構成する材
質よりも高硬度の超硬合金等の硬質材料により形成され
ており、本実施形態では凹溝19の上記壁面19aがな
す形状と略同形同大の平板状、すなわち将棋の駒形の平
板状をなしている。そして、この切刃チップ20は、そ
の上記将棋の駒形をなす両端面20b,20bと下面2
0cとが凹溝19の上記壁面19a,19aと底面19
bとにそれぞれろう付けされて接合されることにより該
凹溝19に取り付けられており、こうして凹溝19に取
り付けられた状態で、その上記側面20a,20aが切
刃部18の側面18a,18aに面一となるようにされ
ている。
【0014】このように構成されたローラーカッタは、
上記支持軸11の両端に取り付けられたフランジ部材1
4,14のキャップ部14a,14aが、シールドマシ
ン等の掘削機械の先端面に設けられた取付座に取り付け
られることによって、上記カッタ本体12が軸線O回り
に回転自在に支持される。そして、この先端面を回転さ
せながら上記掘削機械が前進することにより、カッタ本
体12が従動的に回転させられつつその外周の上記切刃
部18…が岩盤等に切り込まれて該岩盤等を切り出し、
トンネル等を掘削して行く。
【0015】しかるに、上記構成のローラーカッタにお
いては、上述のようにこのカッタ本体12の切刃部18
に、該切刃部18をカッタ本体12の軸線O方向に向け
て横切る凹溝19…が周方向に間隔をあけて形成される
とともに、これらの凹溝19…には、板状をなす切刃チ
ップ20が、その側面20a,20aを切刃部18の側
面18a,18aに露出させて取り付けられており、従
ってカッタ本体12の周方向に隣り合う切刃チップ2
0,20の露出した側面20a,20a同士の間にあっ
ては、上記切刃部18の側面18a,18aの岩盤等と
の接触による摩耗が硬質の切刃チップ20によって抑制
されることとなる。このため、上記構成のローラーカッ
タによれば、かかる切刃部18の摩耗によって切刃チッ
プ20を保持する凹溝19の壁面19aの面積が失われ
るのを防ぐことができ、長期の使用によっても切刃チッ
プ20が脱落するを防止してその寿命の延長を図ること
ができる。
【0016】しかも、上記構成のローラーカッタにおい
ては、平板状の切刃チップ20が切刃部18に形成され
た凹溝19に取り付けられて保持されているので、従来
の円柱状の切刃チップを凹穴に取り付けたローラーカッ
タに比べ、切刃チップ20の大きさやその切刃部18の
表面に露出する部分の面積が同じならば、切刃チップ2
0と切刃部18の凹溝19との接触面積を大きくするこ
とができ、従って切刃チップ20の取付強度の向上を図
ることができるので、これによっても切刃チップ20の
脱落を防いで当該ローラーカッタの寿命の延長を促すこ
とができる。加えて、上記ローラーカッタでは、切刃チ
ップ20がその側面20a,20aを切刃部18の側面
18a,18aに露出させて取り付けられているので、
切刃部の刃先側だけに切刃チップが露出する従来のロー
ラーカッタに比べて切刃チップ20の露出面積が大き
く、岩盤等への切り込み量が大きくても高い掘削効率が
得られるという利点も得られる。
【0017】一方、本実施形態のローラーカッタでは、
このような切刃チップ20が上記凹溝19にろう付けに
よって接合されて取り付けられており、円柱状の切刃チ
ップを凹穴に圧入した従来のローラーカッタに比べ、切
刃部18に摩耗が生じても切刃チップ20の取付強度を
維持して、その脱落をより確実に防止することができ
る。しかも、上記構成のローラーカッタでは、上述のよ
うに切刃部18を横切るように形成された凹溝19に平
板状の切刃チップ20が取り付けられていて切刃チップ
20と切刃部18の凹溝19との接触面積が確保されて
おり、このような凹溝19の壁面19a,19aおよび
底面19bと切刃チップ20の端面20b,20bおよ
び下面20cとがろう付けされて切刃チップ20が取り
付けられているので、切刃チップ20のろう付け面積も
大きく確保することができ、これによっても切刃チップ
20の取付強度を維持して切刃チップ20の脱落を一層
確実に防ぐことができる。
【0018】また、本実施形態では、この切刃チップ2
0が取り付けられる凹溝19が、カッタ本体12の軸線
Oを含む仮想平面Pに沿って上記切刃部18に形成され
ていて、カッタ本体12の回転方向を向く該凹溝19の
壁面19aも、上記仮想平面Pに平行に、すなわち該回
転方向に対しては略垂直に形成されており、このため、
掘削時のカッタ本体12の回転によって切刃チップ20
に作用する負荷は、この壁面19aに垂直に受け止めら
れることとなる。従って、本実施形態によれば、このよ
うな掘削時の負荷に対しても切刃チップ20をより強固
にかつ安定的に保持することが可能となり、切刃チップ
20の脱落をさらに確実に防止することができる。
【0019】なお、本実施形態ではこのように凹溝19
をカッタ本体12の軸線Oを含む仮想平面Pに沿って形
成するようにしているが、例えばこの凹溝をカッタ本体
12の外周側から見て軸線Oに斜交する方向に形成した
り、あるいはV字状に形成したりして、このような凹溝
に合致する形状の切刃チップを該凹溝に取り付けるよう
にしてもよい。また、本実施形態では、切刃チップ20
の側面20a,20aを、該切刃チップ20が凹溝19
に取り付けられた状態で切刃部18の側面18a,18
aと面一となるようにしているが、これらの側面20
a,20aが切刃部18の側面18a,18aに露出し
ていれば、例えば側面20a,20aが側面18a,1
8aから僅かに突出していたりしてもよい。
【0020】さらに、上記第1の実施形態では、カッタ
本体12の外周に平板状の切刃チップ20だけを取り付
けるようにしているが、例えば図4ないし図7に示す本
発明の第2の実施形態のように、カッタ本体12の周方
向に隣接する上記凹溝19,19同士の間隔を大きく設
定するとともに、こうしてあけられた間隔部分に断面円
形の凹穴21を形成し、この凹穴21に円柱状の切刃チ
ップ22を埋設するようにしてもよい。ただし、これら
の図4ないし図7に示す第2の実施形態において、図1
ないし図3に示した第1の実施形態と共通する要素には
同一の符号を配して説明を省略する。
【0021】ここで、この第2の実施形態においては、
上記凹溝19の外周側を向く底面19bが、上記軸線O
を含む断面において該軸線O方向の両端部から中央部に
向かうに従い緩やかな勾配で外周側に向かう山形に形成
されており、またこれに合わせて切刃チップ20の下面
20cは、軸線O方向両端部から中央部に向けて外周側
にV字型に凹むように形成されている。一方、上記凹穴
21は、カッタ本体12の切刃部18の側面18a,1
8aのうち勾配が一段緩やかとなる外周側の部分に、該
切刃部18の断面がなす山形の頂部を中心として開口
し、上記軸線Oに対する径方向に内周側に延びるように
形成されている。また、上記切刃チップ22は、切刃チ
ップ20と同様にカッタ本体12よりも高硬度の超硬合
金等の硬質材料から形成されたものであって、上記凹穴
21にろう付けあるいは圧入されて取り付けられてお
り、その外周側に露出する部分は、切刃部18の側面1
8a,18aに面一となるように形成されている。
【0022】しかるに、このように構成された第2の実
施形態のローラーカッタにおいても、その側面20a,
20aを切刃部18の側面18a,18aに露出させる
ようにして凹溝19に取り付けられた切刃チップ20に
より、この切刃部18の側面18a,18aの岩盤等と
の接触による摩耗が抑制されるため、かかる切刃部18
の摩耗によって切刃チップ20,22が脱落してしまう
のを防ぐことができ、当該ローラーカッタの寿命の延長
を図ることができる。また、本実施形態では平板状の切
刃チップ20と円柱状の切刃チップ22とが交互に当た
って岩盤等を切り出して行くので、より効率的な掘削を
行うことができる。さらに、本実施形態では上記凹溝1
9の底面19bが山形に形成されるとともに、切刃チッ
プ20の下面20cはこれに合わせてV字型に形成され
ているので、凹溝19と切刃チップ20との接合面積を
大きくできるとともに、軸線O方向に切刃チップ20を
係止した状態で該切刃チップ20を保持することがで
き、その脱落を一層確実に防止できるという効果も得ら
れる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カッタ本体の切刃部を該カッタ本体の中心軸線方向に横
切るように形成された凹溝に、板状をなす切刃チップが
その側面を切刃部の側面に露出させて取り付けられてお
り、この露出した切刃チップの側面の間の部分では切刃
部の摩耗が抑制されることとなるので、かかる切刃部の
摩耗による切刃チップの脱落を防止することができ、こ
の切刃チップの脱落による掘削効率の低下を防いで当該
ローラーカッタの寿命の延長を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す断面図であ
る。
【図2】 図1に示す実施形態のカッタ本体12の切刃
部18の側面図である。
【図3】 図1に示す実施形態のカッタ本体12の切刃
部18を外周側から見た図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態を示す断面図であ
る。
【図5】 図4に示す実施形態のカッタ本体12の切刃
部18の側面図である。
【図6】 図4に示す実施形態のカッタ本体12の切刃
部18を外周側から見た図である。
【図7】 図4に示す実施形態の切刃チップ20部分の
断面図である。
【図8】 従来のローラーカッタのカッタ本体1の切刃
部2を示す断面図である。
【図9】 図8に示す従来のローラーカッタの切刃部2
の側面図である。
【図10】 図8に示す従来のローラーカッタの切刃部
2を外周側から見た図である。
【符号の説明】
11 支持軸 12 カッタ本体 13 ベアリング 14 フランジ部材 16 シール部材 18 切刃部 18a 切刃部18の側面 19 凹溝 20 切刃チップ 20a 切刃チップ20の側面 21 凹穴 22 切刃チップ O カッタ本体12の中心軸線 P 軸線Oを含む仮想平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤墳 和夫 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 Fターム(参考) 2D054 BA06 BB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に切刃部が設けられたカッタ本体が
    その中心軸線回りに回転自在に支持軸に取り付けられて
    なるローラーカッタにおいて、上記カッタ本体の切刃部
    には、この切刃部を上記中心軸線方向に向けて横切る凹
    溝が周方向に間隔をあけて形成されるとともに、この凹
    溝には、板状をなす切刃チップが、その側面を上記切刃
    部の側面に露出させて取り付けられていることを特徴と
    するローラーカッタ。
  2. 【請求項2】 上記切刃チップは上記凹溝にろう付けさ
    れて取り付けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のローラーカッタ。
  3. 【請求項3】 上記凹溝は、上記中心軸線を含む平面に
    沿って形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のローラーカッタ。
JP10240815A 1998-08-26 1998-08-26 ローラーカッタ Pending JP2000064789A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015535557A (ja) * 2012-11-09 2015-12-14 ヘーレンクネヒト アーゲー 採石用の切削ローラのための切削リングおよび採石用の切削ローラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015535557A (ja) * 2012-11-09 2015-12-14 ヘーレンクネヒト アーゲー 採石用の切削ローラのための切削リングおよび採石用の切削ローラ

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