JP2000064461A - 外装材の取付構造 - Google Patents

外装材の取付構造

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JP2000064461A
JP2000064461A JP10240982A JP24098298A JP2000064461A JP 2000064461 A JP2000064461 A JP 2000064461A JP 10240982 A JP10240982 A JP 10240982A JP 24098298 A JP24098298 A JP 24098298A JP 2000064461 A JP2000064461 A JP 2000064461A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外足場を用いずに建物の内側からの作業によ
るいわゆる無足場工法が可能なもので、しかも、取付下
地としての胴縁に対して短い金物またはタッピンねじ等
のねじで堅牢に固定することができ、固定のための部材
点数も少なく、作業性もよいものであり、耐火パネルを
配して耐火構造とする場合でも同様に簡易かつ迅速に施
工することができる。 【解決手段】 柱と梁からなる鉄骨構造体に外装材を取
付けるに際し、外装材の取付下地として水平板5aの外
側端を立ち上げて外側垂直板5bとし、内側端を立ち下
げて内側垂直板5cとした略Z形の胴縁を設け、外装材
としての角波鋼板6を前記外側垂直板5bに沿わせて取
付け金物でまたは直接ねじ止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式立体駐車場
を初めとして、倉庫、工場、体育館等で鉄骨製の柱と梁
からなる鉄骨構造体で、外装材を取付ける外装工事を作
業性良く行えるようにした外装材の取付構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】種々の建物のうち、駐車場について述べ
ると、都市の過密化に応じた用地不足に対応するものと
して近年では駐車場の立体化が提唱され、多数のケージ
を上下にループ状に循環させる観覧車形式の垂直循環式
駐車装置、ケージ(ハンガ)の昇降軌道に添わせて多段
に駐車棚を構築したエレベータ式の機械式駐車装置な
ど、種々の機械式立体駐車装置が開発されている。
【0003】この種の駐車装置を備えた駐車場を建設す
る際には、エレベータ式のものを例にとって説明する
と、先ず敷地の四隅に柱を立て、これら柱に梁を掛け渡
して架構による鉄骨の構造体を構築し、その構造体内
に、ガイドレールを配設しこれに沿ってケージを昇降自
在に設けるとともにケージの昇降軌道に沿って間隔をお
いて駐車棚を設け、ケージと駐車棚との間で車載又は空
のパレットを受け渡すためのパレット駐車装置と、車両
の入庫・出庫用のフロアにそのケージの真下の部位にタ
ーンテーブル式のパレット旋回装置を設置する駐車装置
を構築したのち、構造体の外側に足場を組立て、この足
場を用いて壁板を取付けるなどの外壁施工作業を行って
いたが、過密状態の都市部においては、既存のビルとビ
ルの間など極度に制限されたスペースに駐車場を構築す
る必要が生じるため、壁板の取付けや取付け後の補修工
事の際に構造体の外側に足場を組立てることは必ずしも
容易でない。このことは駐車場に限らず他の建築物につ
いてもいえることである。
【0004】そこで、外足場を用いずに、外壁を形成す
べき構造体の内側から作業を行える外壁施工方法が提案
され、例えば特開平6-200650号公報では図10に示すよう
に、波板状のパネル1にフック状の支持金物2を取付け
ておき、構造体内に構築した駐車装置を足場にしてこの
パネル1を内側から角形パイプによる胴縁(桁材)3の
外側に持っていき、鉤型の支持金物2を胴縁3に跨が
せ、引っかけてタッピンねじ等でねじ止めするなどして
固定する。
【0005】なお、パネル1は構造体の取囲み方向に多
数に分割されたもので、図11に示すように左右側縁端の
係合部1aは雄雌形状に折り曲げ形成されており、これ
らの係合部1aが組み合わさる。
【0006】また、図12、図13に示すように同様に角形
パイプによる胴縁3に支持金物2と締付金物4を用いて
固定する方法や図示は省略するがこの胴縁3がC型チャ
ンネル鋼材等による場合などもある。
【0007】なお、立体駐車場以外の一般鉄骨造建築物
の施工においても、隣地との間にスペースが少なく、外
部足場を組めないような場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記胴縁3に支持金物
2もしくは支持金物2と締付金物4を用いて固定する場
合に、従来は胴縁3は角形パイプもしくはC型チャンネ
ル鋼材等を使用した中空部材によるものであり、支持金
物2がこれらの中空部がある胴縁3を跨ぐ長いものとな
ったり、また、中空部内にビス端が突出するなどして止
め方が面倒であり、特に図10のようにこの支持金物2を
予めパネル1に事前に取付ける場合では支持金物2の断
面形状が大きく、大きく突出することになり、パネル1
を吊り下げた際にこの支持金物2が邪魔になることが多
い。さらに、長い支持金物2での固定では緩みや、金属
疲労が生じやすいという心配もある。
【0009】一方、図12、図13の場合は、支持金物2を
後で取付けるとしても、締付金物4との組み合わせが必
ず必要となり、この締付金物4の分だけ部品点数が多く
なる。
【0010】さらに、前記いずれの場合もパネル1は角
波鋼板等単一のものを想定しており、耐火構造とするの
に耐火パネルを組み合わせて複合化した場合の外装材の
取付けについては何ら考慮されていない。
【0011】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、取付下地としての胴縁に対して短い金物またはビス
で堅牢に固定することができ、外足場を用いずに建物の
内側から外装材を固定できるいわゆる無足場工法に適
し、部材点数も少なく、作業性もよいものであり、耐火
構造とする場合でも同様に行うことができる外装材の取
付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、柱と梁からなる鉄骨構造体に外装材
を取付けるに際し、外装材の取付下地として水平板の外
側端を立ち上げて外側垂直板とし、内側端を立ち下げて
内側垂直板とした略Z形の胴縁を設け、外装材としての
角波鋼板を前記外側垂直板に沿わせて取付け金物でまた
は直接ねじ止めすること、第2に、胴縁の外側垂直板の
上端は内側への傾斜板とし、かつ、取付け金物として、
垂直板の下端を上方に鋭角に折り曲げ、先端を傾斜板の
挿入用溝条を形成するように折返してなるクリップ金物
を前記垂直板部分をねじ止めすることで角波鋼板に予め
取付け、該クリップ金物を外側垂直板の上端の傾斜板に
嵌着させて胴縁に角波鋼板を係止すること、第3に、角
波鋼板の左右端は内側へ略L字形に折り曲げて接続継手
を形成し、この接続継手同士を重合して接続すること、
第4に、角波鋼板の左右端接続部は接続継手同士の重合
部を胴縁の外側垂直板にねじ止め固定することを要旨と
するものである。
【0013】また、耐火構造とする場合には、第1に、
柱と梁からなる鉄骨構造体に外装材を取付けるに際し、
外装材の取付下地として水平板の外側端を立ち上げて外
側垂直板とし、内側端を立ち下げて内側垂直板とした略
Z形の胴縁を設け、合成樹脂の発泡シートを石膏ボード
で被覆してなる耐火パネルを胴縁の外側垂直板に開脚型
ボルトで固定し、その外側を覆う角波鋼板は左右端は内
側へ略L字形に折り曲げて接続継手を形成し、角波鋼板
は接続継手同士を重合し、この重合部分を耐火パネルを
貫通するタッピンねじで胴縁の外側垂直板に固定するこ
と、第2に、耐火パネルは、複数枚のパネルが側面同士
を突き合わせて並べられているジョイント部の発泡シー
ト間に無機質系耐熱膨張材を充填することを要旨とする
ものである。
【0014】請求項1記載の本発明によれば、外装材の
取付下地としての胴縁は、水平板の外側端を立ち上げて
外側垂直板とし、内側端を立ち下げて内側垂直板とし、
かつ、外側垂直板の上端は内側への傾斜板とした略Z形
のものであり、外装材としての角波鋼板はこの胴縁の外
側垂直板に重ねてタッピンねじによるねじ止めで係止す
るので、胴縁に中空部分がなく、薄い部分をもって止め
ることができる。また、外足場を用いずに外装材の取付
けを構造体の内側から作業を行える。
【0015】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、取付け金物として、クリップ金物を角波鋼板
に予め取付けておき、これを胴縁の外側垂直板の上端は
内側への傾斜板に嵌めることで胴縁に角波鋼板を引っ掛
けて仮係止できるとともに、簡易かつ迅速に係止でき、
しかも、クリップ金物は角波鋼板から大きく突出するこ
とがないので、これを予め取付けておいても邪魔になる
ことはない。
【0016】請求項3記載の本発明によれば、角波鋼板
の左右端は内側へ略L字形に折り曲げて接続継手を形成
し、この接続継手同士を重合して接続することで止水性
を高めることができる。
【0017】請求項4記載の本発明によれば、前記クリ
ップ金物のみでは角波鋼板を十分に安定して固定できな
い場合に、角波鋼板の接続継手同士の重合部を胴縁の外
側垂直板にタッピンねじによるねじ止め固定することで
固定個所を増して強度のある取付けとすることができ、
しかも、このタッピンねじによるねじ止め固定は隣接す
る2枚の角波鋼板を一か所で固定でき、そのタッピンね
じ等のねじも角波鋼板の外側に露出することがないので
体裁がよい。
【0018】請求項5記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、耐火構造とするための耐火パネルは、無機質
混入塩化ビニル発泡シートの両面を石膏ボードで被覆し
てなるパネルの側面同士を突き合わせて並べ、これに外
装材を組み合わせたパネルで、前記パネルは無機充填材
と塩化ビニル樹脂とからなる発泡体で断熱芯材層が形成
され、芯材層の表裏面が石膏ボード等の耐火材層で被覆
されているので、軽量であり、すぐれた断熱性を発揮
し、また、軽量であるがゆえに胴縁の外側垂直板に開脚
型ボルトで簡単に固定でき、大板とせずにすみ、施工性
がよい。
【0019】しかも、外装材を角波鋼板とし、この鋼板
で被覆することで、強度、防水性を確保できるものとな
り、このように外側を覆う角波鋼板は左右端は内側へ略
L字形に折り曲げて接続継手を形成し、角波鋼板は接続
継手同士を重合し、この重合部分を耐火パネルを貫通す
るタッピンねじで胴縁の外側垂直板に固定することで隣
接する2枚の角波鋼板を一か所で固定でき、そのタッピ
ンねじ等のねじも角波鋼板の外側に露出することがない
ので体裁がよい。また、先に構造体の内側から耐火パネ
ルを取付け、この耐火パネルの上部に空間を用いて角波
鋼板を構造体の内側から耐火パネルの外側に取付けるこ
とにより外足場を用いずに外装材の取付けを行うことが
できる。
【0020】無機充填材と塩化ビニル樹脂とからなる発
泡体で断熱芯材層が形成され、芯材層の表裏面が石膏ボ
ード等の耐火材層で被覆されているパネルは、軽量であ
り、断熱性、耐火性に優れるが、パネル間のジョイント
部に熱膨張しない不燃目地材が充填されていると、火災
の際にパネルの表面温度が925℃以上になると発泡体
が収縮し、熱膨張しない不燃目地材が充填されているジ
ョイント部に隙間の生じることがある。隙間が生じる
と、熱風や火炎がその隙聞を通ってパネルの加熱側から
非加熱側に達し、非加熱内側の温度を規定値以上にまで
上昇させることになりかねない。こうした事態を回避し
ようとして耐火材層を厚くすれば、材料コストがかさむ
ばかりでなく、パネルが重くなり、このパネルを取付け
るための工事が次第に難しくなる。請求項6記載の本発
明によれば、パネルの側面同士を突き合わせてなる目地
には無機質系の耐熱膨脹材が充填されているから、加熱
されて芯材の発泡シートが収縮しても隙間を生じること
なく、パネル内外間の加熱空気の移動を抑えることがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の外装材の取付
構造の第1実施形態を示す縦断側面図で、図中5は外装
材の取付下地としての胴縁であり、水平板5aの外側端
を立ち上げて外側垂直板5bとし、内側端を立ち下げて
内側垂直板5cとした断面略Z形のもので、形鋼からな
る。
【0022】本実施形態では前記外側垂直板5bの上端
は更に延設して内側への傾斜板5dとし、また、内側垂
直板5cの下端は延設して内側への傾斜板5eを設け
た。
【0023】この断面略Z形の胴縁5は図示は省略する
が機械式立体駐車場の骨組等、柱と梁からなる構造体に
外装材を取付ける際の下地として通常の横方向の胴縁の
ように直接溶接またはアングル材を介して鉄骨柱に直交
するように固定されるものである。
【0024】図中6は山部6aと谷部6bの連続体によ
る外装材としての角波鋼板で、壁板として構造体の取囲
み方向に多数に分割され、その左右端は内側へ直角に、
さらにその先端を直角に曲げるように略L字形に折り曲
げて接続継手6cを形成し、谷部6bの外側で、適宜な
ピッチを選択して取付け金物としてのクリップ金物7を
タッピンねじ8またはボルト等で予め取付けておく。
【0025】該クリップ金物7は垂直板7aの下端を上
方に鋭角に折り曲げ、その先端前記傾斜板5dの挿入用
溝条7bを形成するように折返してなるもので、垂直板
7a部分をタッピンねじ8またはボルト等で角波鋼板6
に締結する。
【0026】このようにして予めクリップ金物7を設け
た角波鋼板6を構造体の内側から胴縁5の外側に持って
いき、クリップ金物7の溝条7bに外側垂直板5bの上
端の内側への傾斜板5dを挿入させるようにして該クリ
ップ金物7を嵌着させれば、このクリップ金物7を介し
て胴縁5に角波鋼板6を係止することができる。
【0027】その際、胴縁5の外側垂直板5bに当接さ
せて左右に並列させる角波鋼板6同士は、構造体内への
雨水の侵入を防止するため左右端の接続継手6c部分を
重合させた。この場合に角波鋼板6の波の連続方法と平
行する折り曲げ部分が重合し、この部分が二重となるの
で、必要に応じてこの2重に重なる重合部分を外側垂直
板5bにタッピンねじまたはボルト止めしてもよい。
【0028】図4は本発明の他の実施形態を示すもの
で、前記クリップ金物7の代わりに押さえ板形式の取付
け金物9を使用してもよく、また、更に他の実施形態と
して図示は省略するがこのような取付け金物を使用せず
に直接角波鋼板6を胴縁5の外側垂直板5bにタッピン
ねじによるねじ止めで締結してもよい。
【0029】図5〜図7は本発明の第3実施形態を示す
もので、図6に示すように柱11にアングル材による取付
け金物12で設けた胴縁5には、無機質混入塩化ビニル発
泡シート10aの両面を石膏ボード10bで被覆してなる耐
火パネル10を取付け、その外側を外装材としての角波鋼
板6で覆うようにした。
【0030】前記耐火パネル10を形成する無機質混入塩
化ビニル発泡シート10aは、炭酸カルシウムや炭酸マグ
ネシウム、タルク等の無機質粒子と塩化ビニル樹脂と発
泡剤とからなる混合物を加熱発泡させながら成形したも
ので、この無機質混入塩化ビニル発泡シート10aを内外
両面を覆う石膏ボード10bの間に介在させてこれら両者
10a,10bを、例えばセメントと炭酸カルシウムの重量
比が1:1のものを約300 g/m2 の割合で使用したモ
ルタル系接着剤で接着し、その際、無機質混入塩化ビニ
ル発泡シート10aは、石膏ボード10bの周縁から所要の
寸法、例えば1〜1.5mm 程度内側に位置するように小さ
く作る。
【0031】かかる耐火パネル10は図9に示すように胴
縁5の外側垂直板5bに、締め込むにしたがってバネ状
に脚部が傘状に広がってアンカーとなる開脚型ボルト13
で固定し、並列する耐火パネル10の側面どうしを突き合
わせて並べるジョイント部では、無機質混入塩化ビニル
発泡シート10a同士間に、2〜3mm程度のクリアランス
があり目地が形成されるが、この目地には、無機質系の
耐熱膨脹材14、より好ましくは常温で弾性的な圧縮復元
性を有する無機質系の耐熱膨脹材14を充填する。この無
機質系の耐熱膨脹材14には例えばバーミキュライトと無
機質繊維とを有機または無機の結合材で一体化したも
の、特に無機質繊維間に比較的大きな空隙を形成しなが
ら一体化して常温での弾性的な圧縮復元性をもたせたも
のを使用する。
【0032】前記のごとき耐火パネル10は、軽量であ
り、断熱性、耐火性に優れるが、ジョイント部に無機質
系の耐熱膨脹材14が充填されているから、加熱されて芯
材の発泡シートが収縮しても隙間を生じることなく、内
外間の加熱空気の移動を抑えることができる。
【0033】そして耐火パネル10の外側を覆う角波鋼板
6は図8に示すように左右端の内側へ略L字形に折り曲
げて形成した接続継手6cの重合部分を耐火パネル10を
貫通するタッピンねじ15で胴縁5の外側垂直板5bに固
定する。このようにすれば、タッピンねじ15は角波鋼板
6の外側面に露出することはない。
【0034】なお、これら耐火パネル10や角波鋼板6の
取付けに際しては、まず、耐火パネル10には開脚型ボル
ト13が挿入できるような孔を設けておき、構造体の内側
からこの耐火パネル10を胴縁5の外側に持っていき、開
脚型ボルト13を挿入して外側垂直板5bに固定する。
【0035】耐火パネル10の上下長は角波鋼板6より短
く、取付けた際にはその上端と上部の胴縁5の間には空
間があるので、これを利用して角波鋼板6も構造体の内
側からこの耐火パネル10の外側に並べることができ、外
部足場なしに取付けが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明の外装材の取付
構造は、外足場を用いずに建物の内側からの作業による
いわゆる無足場工法が可能なもので、しかも、取付下地
としての胴縁に対して短い金物またはタッピンねじ等の
ねじで堅牢に固定することができ、固定のための部材点
数も少なく、作業性もよいものであり、耐火パネルを配
して耐火構造とする場合でも同様に簡易かつ迅速に施工
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外装材の取付構造の第1実施形態を示
す縦断側面図である。
【図2】本発明の外装材の取付構造の第1実施形態を示
す斜視図である。
【図3】本発明の外装材の取付構造の第1実施形態を示
す平面図である。
【図4】本発明の外装材の取付構造の第2実施形態を示
す縦断側面図である。
【図5】本発明の外装材の取付構造の第3実施形態を示
す平面図である。
【図6】本発明の外装材の取付構造の第3実施形態を示
す縦断側面図である。
【図7】本発明の外装材の取付構造の第3実施形態を示
す一部切欠いた正面図である。
【図8】本発明の外装材の取付構造の第3実施形態を示
す要部の横断平面図である。
【図9】胴縁への耐火パネルの取付けを示す説明図であ
る。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【図11】従来例を示すパネル端部の平面図である。
【図12】他の従来例を示す要部の縦断側面図である。
【図13】他の従来例を示す要部の横断平面図である。
【符号の説明】
1…パネル 1a…係合部 2…支持金物 3…胴縁 4…締付金物 5…胴縁 5a…水平板 5b…外側垂直板 5c…内側垂直板 5d,5e…傾斜
板 6…角波鋼板 6a…山部 6b…谷部 6c…接続継手 7…クリップ金物 7a…垂直板 7b…溝条 8…タッピンねじ 9…取付け金物 10…耐火パネル 10a…無機質混入塩化ビニル発泡シート 10b…石膏ボード 11…柱 12…取付け金物 13…開脚型ボルト 14…無機質系の耐熱膨張材 15…タッピンねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E002 EA01 EA02 FA02 FA06 FA09 FB05 FB08 FB10 GA03 HA03 HB02 HB16 JC01 JD01 JD03 JD16 LB04 LB12 LC02 MA05 MA38 2E129 AA05 CA00 CA23 CA33 CA34 DA18 DA21 DD01 DD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱と梁からなる鉄骨構造体に外装材を取
    付けるに際し、外装材の取付下地として水平板の外側端
    を立ち上げて外側垂直板とし、内側端を立ち下げて内側
    垂直板とした略Z形の胴縁を設け、外装材としての角波
    鋼板を前記外側垂直板に沿わせて取付け金物でまたは直
    接ねじ止めすることを特徴とした外装材の取付構造。
  2. 【請求項2】 胴縁の外側垂直板の上端は内側への傾斜
    板とし、かつ、取り付け金物として、垂直板の下端を上
    方に鋭角に折り曲げ、先端を傾斜板の挿入用溝条を形成
    するように折返してなるクリップ金物を前記垂直板部分
    をねじ止めすることで角波鋼板に予め取付け、該クリッ
    プ金物を外側垂直板の上端の傾斜板に嵌着させて胴縁に
    角波鋼板を係止する請求項1記載の外装材の取付構造。
  3. 【請求項3】 角波鋼板の左右端は内側へ略L字形に折
    り曲げて接続継手を形成し、この接続継手同士を重合し
    て接続する請求項1または請求項2記載の外装材の取付
    構造。
  4. 【請求項4】 角波鋼板の左右端接続部は接続継手同士
    の重合部を胴縁の外側垂直板にねじ止め固定する請求項
    3記載の外装材の取付構造。
  5. 【請求項5】 柱と梁からなる鉄骨構造体に外装材を取
    付けるに際し、外装材の取付下地として水平板の外側端
    を立ち上げて外側垂直板とし、内側端を立ち下げて内側
    垂直板とした略Z形の胴縁を設け、合成樹脂の発泡シー
    トを石膏ボードで被覆してなる耐火パネルを胴縁の外側
    垂直板に開脚型ビスで固定し、その外側を覆う角波鋼板
    は左右端は内側へ略L字形に折り曲げて接続継手を形成
    し、角波鋼板は接続継手同士を重合し、この重合部分を
    耐火パネルを貫通するタッピンねじで胴縁の外側垂直板
    に固定することを特徴としたことを特徴とする外装材の
    取付構造。
  6. 【請求項6】 耐火パネルは、複数枚のパネルが側面同
    士を突き合わせて並べられているジョイント部の発泡シ
    ート間に無機質系の耐熱膨張材を充填する請求項5記載
    の外装材の取付構造。
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