JP2000064215A - 透水性舗装道路 - Google Patents

透水性舗装道路

Info

Publication number
JP2000064215A
JP2000064215A JP10240278A JP24027898A JP2000064215A JP 2000064215 A JP2000064215 A JP 2000064215A JP 10240278 A JP10240278 A JP 10240278A JP 24027898 A JP24027898 A JP 24027898A JP 2000064215 A JP2000064215 A JP 2000064215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
water permeable
resin
permeable
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10240278A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Naito
一 内藤
Nobuhiro Goto
信弘 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10240278A priority Critical patent/JP2000064215A/ja
Publication of JP2000064215A publication Critical patent/JP2000064215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高荷重下でも、耐久性・透水性を確保でき、
車道として好適に用い得る透水性舗装道路を提供する。 【解決手段】 アスファルト、コンクリート又はレジン
コンクリートから形成される強度保持部1に、5mm以
上の略同一の粒径の骨材が樹脂により結合されてなり、
表面から裏面に亘って形成された透水部2が、多数分散
埋設されていることを特徴とする透水性舗装道路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車道に好適に用い
得る透水性舗装道路に関する。
【0002】
【従来の技術】雨水を透過させない舗装車道の普及は生
態系に好ましくない影響を与えるとの観点から、近年、
透水性アスファルトや透水性コンクリートが道路にも用
いられている。但し、これらは強度が不足しているの
で、歩道でも欠けが生じ易く、車道に用いるのは困難な
ものであった。そこで、透水性コンクリートの上に一般
コンクリートを一定間隔で隙間をあけて敷きつめて、欠
けの発生を低減した、透水性道路が提案されている(特
開昭61−158503号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の道路について検討した結果、確かに欠けの発生は防止
し得るが、透水性コンクリートからなる透水層に直接荷
重がかかるので、目つぶれを起こしやすく、そのため透
水性が短期間の内に失われてしまうという問題点がある
ことが判明した。本発明の目的は、上記の問題点を解決
し、高荷重下でも、耐久性・透水性を確保でき、車道と
して好適に用い得る透水性舗装道路を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明の透水性舗装道路は
アスファルト、コンクリート又はレジンコンクリートか
ら形成される強度保持部に、5mm以上の略同一の粒径
の骨材が樹脂により結合されてなり、表面から裏面に亘
って形成された透水部が、多数分散埋設されていること
を特徴とする。
【0005】強度保持部を形成するアスファルト、コン
クリート又はレジンコンクリートは、通常、1タイヤ当
たり25トン以上の圧縮強度を発現する様に100MP
a以上の強度を確保できる様な配合とされる。この様な
アスファルトとしては、一般の石油から生成される石油
アスファルトでもよく、天然に産出する天然アスファル
トでも良い。
【0006】コンクリートは、アスファルトに珪砂、砂
利、砕石、石粉等の骨材と水とを従来公知の配合割合で
混合固化したものが用いられる。レジンコンクリート
は、上記骨材を合成樹脂製のバインダーで結合したもの
で、バインダーとしては、通常、エポキシ樹脂が主に用
いられるがこれに限定されるものではない。
【0007】強度保持部に、表面から裏面に亘って形成
され、多数分散埋設される透水部は、5mm以上の略同
一の粒径の骨材が樹脂により結合されている。骨材とし
ては、珪砂、砂利、砕石等が用いられる。その粒径は、
連続した透水可能な空隙を形成するために、5mm以上
であって略同一径であることを必要とする。また、骨材
は道路表面に露出する場合もあるので、歩行者の靴底、
特に踵に突き刺さることの無い様に、径は好ましくは3
0mm以下とされる。
【0008】本発明において透水部の面積は、請求項2
に記載の如く、舗装道路全体の10〜60%であるのが
好ましく、20〜50%であるのが更に好ましい。10
%未満では透水性の能力が低下し、50%を越えると強
度が不足して高荷重がかかる車道における使用に耐えら
れない場合があるからである。透水部の大きさ、形状は
特に限定されないが、通常Φ50〜Φ100mmとされ
る。50mm未満では透水性の能力が低下し、100m
mを越えると強度保持部への荷重の分散が不十分とな
り、透水部に荷重がかかりすぎて破損する可能性がある
からである。
【0009】骨材の結合に用いられる樹脂としては、不
飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビニルエステル
樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。透水部を形成する
には、例えばユニバーサルミキサー等の攪拌機に上記骨
材を投入し、更に骨材100重量部に対して上記樹脂を
通常3〜5重量部投入して攪拌する。3重量%未満では
樹脂が不足して強度が極端に低下し、5重量%を越える
と樹脂ダレを生じて透水性の確保が困難となる場合が多
いからである。
【0010】攪拌混合した後の骨材含有組成物を型内に
入れて加熱硬化させることにより、5mm以上の略同一
の粒径の骨材同士が密着しかつ透水性空隙を有する透水
部を形成することができる。
【0011】現場施工する場合はかかる透水部を等間隔
に多数並べておき、その上からアスファルト又はコンク
リートを流し込んで硬化させる。この場合はレジンコン
クリートは適用されない。尚、予め工場等でインターロ
ッキングにする場合は型内にレジンコンクリートを流し
込み、必要により加熱硬化させ、脱型して道路ブロック
を容易しておくことができる。又、本発明の透水性舗装
道路の全体の厚さは20mm以上であることが好まし
い。20mm未満では強度が不足する可能性が高いから
である。
【0012】(作用)本発明の透水性舗装道路は、アス
ファルト、コンクリート又はレジンコンクリートから形
成される強度保持部に、5mm以上の略同一の粒径の骨
材が樹脂により結合されており、骨材が5mm以上の略
同一の粒径であると、骨材の接触部と共に非接触部も生
じるために連続空間即ち透水路が形成される。従って、
透水部による透水性と、これと並列状態で具備している
強度保持部による車両等への耐荷重性とが相俟つて、透
水部のめつぶれを生じることなく、車道にも適用が可能
である。
【0013】
【発明の実態の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実態の形態について説明する。図1は、本発明の道路
の一例を示す一部破断した模式的断面図であり、1は一
般の石油から生成されたアスファルトから形成された強
度保持部、2は強度保持部中に、表面から裏面に亘って
多数分散埋設された透水部であり、平面的に見た場合は
格子状に分散されているが、分散状態は特に限定され
ず、例えば、千鳥状に分散されていても良い。透水部2
は粒径が5mm以上で略同一の多数の骨材3、3が不飽
和ポリエステル樹脂等のバインダー樹脂4により結合さ
れると共に透水路4が形成されていて、これにより本発
明道路の透水性が確保されている。
【0014】
【実施例】(実施例1)図1に示す様な、1m四方の厚
さ30mmの道路サンプルを作製した。先ず、型内に強
度保持部用アスファルトを流し込み、硬化する前に、別
途作成しておいた径が70mmの透水部を差し込み、透
水部面積が全体の40%になるように格子状に分散配置
した後にアスファルトを硬化させた。尚、透水部は、径
10±2mmの石材を骨材とし、骨材100重量部とイ
ソ系不飽和ポリエステル樹脂4重量部とをユニバーサル
ミキサーにより攪拌した後、型内に流し込み脱型するこ
とにより得た。
【0015】(実施例2)強度保持部を、ポルトランド
セメント、珪砂、砂利、水をこの順に1:2:4:0.
5の割合で混ぜた組成物により形成したこと以外は実施
例1と同様にして道路サンプルを作製した。
【0016】(比較例1)全て一般アスファルト製の道
路サンプルを作製した。 (比較例2)実施例1で得た透水部をそのまま道路サン
プルとして用いた。
【0017】実施例1及び2、並びに比較例1及び2の
道路サンプルについて以下の特性評価を行い、その結果
を表1に示した。特性評価方法 〔透水性試験〕10リットルの水を1度に流し何秒で流
れるかを測定した。 〔圧縮試験〕トラックのタイヤを想定し、径1m、幅3
0cmの硬度60のゴムを圧子としてアムスラー圧縮試
験を行った。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示す如く、従来のアスファルト品は
強度は有るが透水性は不十分で、透水部のみからなる比
較例2では透水性は有るものの強度が不十分であった。
これに対し、実施例1及び2では実質的に強度を低下さ
せることなく透水性を発現していることが明らかであ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の透水性舗装道路は、アスファル
ト、コンクリート又はレジンコンクリートから形成され
る強度保持部に、5mm以上の略同一の粒径の骨材が樹
脂により結合されてなり、表面から裏面に亘って形成さ
れた透水部が、多数分散埋設されているので、強度保持
部と透水部とを並列状態で具備し、車両等の高い荷重を
強度保持部で支えることが可能であり、従って透水部の
めつぶれを生じることなく、透水性と強度とを発現し、
車道への適用も可能な、実用的に有用性の高いものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路のサンプル例を示す、一部破断し
た模式的斜視図。
【符号の説明】
1:強度保持部 2:透水部 3:骨材 4:透水路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト、コンクリート又はレジン
    コンクリートから形成される強度保持部に、5mm以上
    の略同一の粒径の骨材が樹脂により結合されてなり、表
    面から裏面に亘って形成された透水部が、多数分散埋設
    されていることを特徴とする透水性舗装道路。
  2. 【請求項2】 透水部の面積が舗装道路全体の10〜6
    0%であることを特徴とする請求項1記載の透水性舗装
    道路。
JP10240278A 1998-08-26 1998-08-26 透水性舗装道路 Pending JP2000064215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240278A JP2000064215A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 透水性舗装道路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240278A JP2000064215A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 透水性舗装道路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000064215A true JP2000064215A (ja) 2000-02-29

Family

ID=17057121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10240278A Pending JP2000064215A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 透水性舗装道路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000064215A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031697A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Taiheiyo Cement Corp 保水性コンクリートブロック
CN114508017A (zh) * 2022-04-02 2022-05-17 陆利萍 一种具有高透水性能的混凝土及其加工方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012031697A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Taiheiyo Cement Corp 保水性コンクリートブロック
CN114508017A (zh) * 2022-04-02 2022-05-17 陆利萍 一种具有高透水性能的混凝土及其加工方法
CN114508017B (zh) * 2022-04-02 2023-09-19 微山汇丰新型建材有限责任公司 一种具有高透水性能的混凝土及其加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU710811B2 (en) Method for constructing block pavement
US4324504A (en) Method of sealing bridge deck joints
CN110318328A (zh) 一种沥青路面快速修复方法
CN113215907A (zh) 一种城市道路平交口旧砼路面沥青加铺结构及其施工方法
JP2000064215A (ja) 透水性舗装道路
JPH0532444A (ja) 透水性舗装用ブロツク
CN106186834A (zh) 一种沥青再生混凝土
AU2004202692B2 (en) Concrete for Paving
KR100617477B1 (ko) 폐 아스팔트 콘크리트를 재활용하여 제조한 아스팔트콘크리트
CN102337715A (zh) 一种花岗岩混凝土路面砖及其制作方法
JP2945543B2 (ja) 透水コンクリート及び透水コンクリートの舗装方法
GB2142329A (en) Road-surfacing material
JPH0534299B2 (ja)
CN213417457U (zh) 一种高速公路沥青路面病害修补砖
JP2003074007A (ja) 弾性舗装体およびその舗装方法
JP2000027106A (ja) 道路の舗装方法
AU2011236730B2 (en) High-performance coated material for pavement and a road surface
JP2010133090A (ja) 土系舗装材
CA2207074C (en) Method of constructing block pavement
JP2002309503A (ja) ブロック舗装及びその施工方法
KR100368873B1 (ko) 차도용 칼라 아스콘의 제조방법
JPH09125308A (ja) 弾性ブロック舗装路、その施工方法、舗装路用のクッション砂層混合物およびその製造方法
JPH11293612A (ja) 透水性舗装用ブロック
JP2939552B2 (ja) 目地構造
JP3715225B2 (ja) 舗装材及び舗装体及び舗装方法