JP2000063007A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000063007A
JP2000063007A JP10250410A JP25041098A JP2000063007A JP 2000063007 A JP2000063007 A JP 2000063007A JP 10250410 A JP10250410 A JP 10250410A JP 25041098 A JP25041098 A JP 25041098A JP 2000063007 A JP2000063007 A JP 2000063007A
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Japan
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paper
tray
guide
hopper
sheet
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JP10250410A
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English (en)
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Masahiro Murakami
雅裕 村上
Shiro Morishita
四郎 森下
Nobumasa Abe
信正 阿部
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙トレイが折畳可能であるにもかかわらず
用紙を良好に給送する。 【解決手段】 トレイ60が画像形成装置の側面21に
対し回動して折り畳み可能に構成されているとともに、
ガイド70が、トレイ上を用紙幅方向にスライド可能に
設けられた第1ガイド71とホッパ50上を用紙幅方向
にスライド可能に設けられた第2ガイド72とを有し、
第1、第2ガイドが連結されていて一緒にスライドする
とともに、その連結部73回りに第1ガイド71が回動
してトレイと一緒に画像形成装置の側面に向けて折り畳
み可能に構成されている。連結部73は、ホッパおよび
トレイの回動中心53と同軸上に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等、用紙に画像(文字を含む)を形成
する画像形成装置に用紙を給送するための給紙装置に関
する。特に、用紙が載置されるトレイが画像形成装置の
側面に対して折り畳み可能に構成されている給紙装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、画像形成装置
1に用紙Pを給送するための給紙装置2であって、用紙
Pを給送する給紙ローラ3と、この給紙ローラ3により
給送されるべき用紙Pが載置されるトレイ4とを備え、
このトレイ4が画像形成装置1の側面に対し回動して折
り畳み可能に構成されているものが知られている(実公
昭62ー25486号公報)。
【0003】このような給紙装置2によれば、トレイ4
の不使用時にこれを折り畳んでおけるので、トレイ4が
邪魔になるということがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実公昭62ー25
486号公報には、給紙ローラ3による具体的な給紙機
構についての記載がない。
【0005】これに対し、実公昭57−61071号公
報には、具体的な給紙機構の一例が開示されている。
【0006】図8はその給紙機構が採用された装置を示
す図で(a)は給紙カセットの斜視図、(b)は同カセ
ットが装着された複写機の断面図である。
【0007】この給紙装置は、複写機5に装着される給
紙カセット6と、複写機5に設けられた給紙ローラ7
と、給紙カセット6内に揺動可能に設けられ、給紙ロー
ラ7により給送されるべき用紙Pの少なくとも前部が載
置されてその用紙Pの前部を給紙ローラ7に向けて付勢
するホッパ8と、このホッパ8に設けられ、給送される
用紙の側縁部を案内するガイド9とを備えている。ホッ
パ8は複写機5に設けられた突き上げレバー8aで上動
されるようになっている。ガイド9は、用紙のサイズに
応じた箇所においてホッパ8にビス9aで固定されてい
る。
【0008】この給紙装置によれば、用紙Pは、回転す
る給紙ローラ7に対してホッパ8で押圧されることによ
りガイド9で案内されつつ給送されるので、斜行するこ
となく給送されることとなる。
【0009】しかしながら、この給紙装置における給紙
カセット6は折り畳み可能とはなっていない。
【0010】本発明の目的は、以上のような課題を解決
し、給紙トレイが折り畳み可能であるにもかかわらず、
用紙を良好に給送することのできる給紙装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の給紙装置は、画像形成装置に用紙を給
送するための給紙装置であって、用紙を給送する給紙ロ
ーラと、この給紙ローラにより給送されるべき用紙の少
なくとも前部が載置され、用紙の前部を給紙ローラに向
けて付勢する揺動可能なホッパと、用紙給送方向におい
て、前記ホッパの後方に設けられ、給送されるべき用紙
のサイズに応じて用紙の後部が載置されるトレイと、給
送される用紙の側縁部を案内するガイドとを備え、前記
トレイが画像形成装置の側面に対し回動して折り畳み可
能に構成されているとともに、前記ガイドが、前記トレ
イ上を用紙幅方向にスライド可能に設けられた第1ガイ
ドと前記ホッパ上を用紙幅方向にスライド可能に設けら
れた第2ガイドとを有し、かつこれら第1、第2ガイド
が連結されていて一緒にスライドするとともに、その連
結部回りに前記第1ガイドが回動して前記トレイと一緒
に画像形成装置の側面に向けて折り畳み可能に構成され
ていることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の給紙装置は、請求項1記載
の給紙装置において、前記第1、第2ガイドの連結部
が、前記ホッパの揺動中心と同軸上に位置していること
を特徴とする。
【0013】請求項3記載の給紙装置は、請求項1また
は2記載の給紙装置において、前記第1、第2ガイドの
連結部が、前記トレイの回動中心と同軸上に位置してい
ることを特徴とする。
【0014】
【作用効果】請求項1記載の給紙装置によれば、次のよ
うな作用効果が得られる。
【0015】(a)用紙を給送する給紙ローラと、この
給紙ローラにより給送されるべき用紙の少なくとも前部
が載置され、その用紙の前部を給紙ローラに向けて付勢
するホッパと、用紙給送方向において、前記ホッパの後
方に設けられ、給送されるべき用紙のサイズに応じて用
紙の後部が載置されるトレイと、給送される用紙の側縁
部を案内するガイドとを備えているので、用紙は、その
前部がホッパによって給紙ローラに圧接されることによ
り給紙ローラで給送される。その際、用紙は、その側縁
部がガイドで案内されるので、大きく斜行することなく
良好に給送される。
【0016】(b)前記トレイは画像形成装置の側面に
対し回動して折り畳み可能に構成されているので、不使
用時にはこれを折り畳んでおくことができ、したがって
トレイが邪魔になるということがない。
【0017】(c)前記ガイドは、前記トレイ上に設け
られた第1ガイドと前記ホッパ上に設けられた第2ガイ
ドとを有しているので、これらホッパないしトレイ上に
載置し得る用紙の枚数の増大化を図ることが可能とな
る。
【0018】この点について、図4を参照して詳しく説
明する。
【0019】図4は摩擦分離方式を採用した給紙装置の
概略図である。
【0020】同図において、10は給紙ローラ、11は
ホッパ、12はトレイ、13はガイド、14は分離パッ
ドである。
【0021】給紙ローラ10は給紙動作時に回転駆動さ
れる。
【0022】ホッパ11は軸11aを中心に揺動可能と
なっていて、用紙Pの少なくとも前部Paが載置され、
少なくとも給紙動作時には用紙Pの前部Paを給紙ロー
ラ10に向けて付勢する。
【0023】トレイ12は、用紙給送方向(図において
矢印A方向)において、ホッパ11の後方に設けられて
おり、用紙の後部Pbが載置される。
【0024】ガイド13は、給送される用紙Pの側縁部
を案内する。
【0025】分離パッド14は、給紙ローラ10との間
で用紙Pを挟圧することにより、重送されそうになる用
紙を分離して最上位の用紙のみが給送されるようにする
ためのものである。
【0026】例えば、以上のような構成において、図示
のようにガイド13がトレイ12上にのみ設けられてい
るとすると、以下に説明する理由により、ホッパ11な
いしトレイ12上に載置し得る用紙Pの枚数の増大化を
図ることはできない。
【0027】画像形成装置による画像形成は、種々のサ
イズの用紙、例えば小サイズの葉書や封筒から、比較的
大サイズであるA3サイズの用紙等まで行なうことがで
きるようにすることが望ましい。さらに、小サイズの用
紙である葉書等については、単位時間当たりのプリント
枚数を向上させるために、横置き状態(図4の紙面と直
交する方向が長手方向となるように載置した状態)で給
紙するようにすることが望ましい。
【0028】このような状況において、図示のようにガ
イド13がトレイ12上にのみ設けられているとする
と、横置き状態とした葉書(その長さをL1で示す)
を、その側縁部にガイド13を当接させて所定位置(図
4の紙面と直交する方向における所定位置)に適正にセ
ットし、また給送時にその側縁部を適正に案内するため
にはある程度のガイド長さL2が必要であるため、その
分、ホッパ11の長さL3は短くせざるを得なくなる。
【0029】このようにホッパ11の長さL3が比較的
短い状態において、図(a)に示すように、比較的多数
枚の用紙P(葉書に限らない)を載置したとすると、あ
る程度の枚数までは用紙は適正に給送されるのである
が、用紙が給送されるにつれて載置されている枚数が少
なくなってくると、図(b)に示すように、給紙ローラ
10に対する用紙Pの当接角θ1が大きくなりすぎ、用
紙Pと給紙ローラ10との接触部Rの面積が小さくなり
すぎて給送不良が生じることとなる。また、給紙ローラ
10に対してホッパ11の先端が用紙Pを介して局部的
(R部分参照)に接触することとなるので、給紙ローラ
10が摩耗し易くなる。
【0030】この問題は、ホッパ11およびトレイ12
を給紙ローラ10に近づけて配置する(矢印B方向にシ
フトさせて配置する)ことによって解決することが可能
である。
【0031】しかしながら、ホッパ11およびトレイ1
2を給紙ローラ10に近づけて配置するということは、
トレイ12の用紙載置面12aと給紙ローラ10との間
隔Hが小さくなるということであり、結果として、ホッ
パ11ないしトレイ12上に載置し得る用紙Pの枚数は
少なくならざるを得ないということになる。
【0032】このような事情は、以下に説明するよう
に、ローラ分離分式を採用した場合でも、爪分離方式を
採用した場合でも略同様である。
【0033】図5はローラ分離方式を採用した給紙装置
の概略図である。同図において、図4に示したものと同
様な部分あるいは相当する部分には同一の符号を付して
ある。
【0034】15,16は分離ローラ対であり、給紙ロ
ーラ10によって2枚以上の用紙が給送されそうになっ
た際に、これを1枚づつに分離して重送を防止するため
のものである。
【0035】これらローラ15,16は、それぞれ矢印
b方向に独立して駆動力を受けているが、一方のローラ
16は、その駆動系中にトルクリミッタが設けられてお
り、ローラ15との間に用紙がない場合、あるいは1枚
の用紙のみが挟圧されている場合には、ローラ15に従
動して矢印a方向(駆動方向とは逆方向)に回転し、ロ
ーラ15との間に2枚以上の用紙が挟圧されると、ロー
ラと用紙との摩擦係数が用紙相互間の摩擦係数よりも大
きいことから上記駆動力によって矢印b方向に回転し、
これと接触している用紙の給送を阻止するようになって
いる。
【0036】このようなローラ分離方式による装置にお
いて、図(a)に示すように、比較的多数枚の用紙Pを
載置したとすると、ある程度の枚数までは用紙は適正に
給送されるのであるが、用紙が給送されるにつれて載置
されている枚数が少なくなってくると、図(b)に示す
ように、ホッパ11の揺動角が大きくなりすぎることか
ら、給紙ローラ10による用紙Pの給送方向が大きく異
なってきて、用紙の先端が矢印cで示すように分離ロー
ラ15に突き当たり、用紙Pの先端が折れ曲がる等の問
題が発生し易くなる。また、給紙ローラ10に対してホ
ッパ11の先端が用紙Pを介して局部的(矢印S部分参
照)に接触することとなるので、給紙ローラ10が摩耗
し易くなる。
【0037】したがって、ローラ分離方式による給紙装
置においても、ガイド13がトレイ12上にのみ設けら
れているとすると、ホッパ11ないしトレイ12上に載
置し得る用紙Pの枚数は少なくならざるを得ないという
ことになる。
【0038】図6は爪分離方式を採用した給紙装置の概
略図である。同図において、図4に示したものと同様な
部分あるいは相当する部分には同一の符号を付してあ
る。
【0039】17は分離爪であり、用紙Pの先端両角部
に対向して設けられている。この分離爪17は、給紙ロ
ーラ10によって2枚以上の用紙が給送されそうになっ
た際に、用紙の撓みを利用してこれを1枚づつに分離し
て重送を防止するようになっている。
【0040】このような爪分離方式による装置におい
て、図(a)に示すように、比較的多数枚の用紙Pを載
置したとすると、ある程度の枚数までは用紙は適正に給
送されるのであるが、用紙が給送されるにつれて載置さ
れている枚数が少なくなってくると、図(b)に示すよ
うに、爪17に対する用紙P先端の当接角θ2が大きく
なりすぎるため、用紙の給送不良が発生し易くなる。
【0041】したがって、爪分離方式による給紙装置に
おいても、ガイド13がトレイ12上にのみ設けられて
いるとすると、ホッパ11ないしトレイ12上に載置し
得る用紙Pの枚数は少なくならざるを得ないということ
になる。
【0042】以上のように、いずれにしても、ガイド1
3がトレイ12上にのみ設けられているとすると、ホッ
パ11ないしトレイ12上に載置し得る用紙Pの枚数の
増大化を図ることはできない。
【0043】これに対し、請求項1記載の給紙装置によ
れば、ガイドが、トレイ上に設けられた第1ガイドとホ
ッパ上に設けられた第2ガイドとを有しているので、ホ
ッパないしトレイ上に載置された用紙は、これら第1、
第2ガイドで案内されることとなる。したがって、例え
ば図4に示したホッパ11を長く構成したとしても(例
えば横置き状態とした葉書の長さL1よりも長く構成し
たとしても)、用紙を第2ガイドによって所定位置(図
4の紙面と直交する方向における所定位置)に適正にセ
ットし、また給送時にはその側縁部を適正に案内するこ
とが可能となる。なお、ガイドがホッパ上の第2ガイド
だけであるとすると、ホッパおよびトレイ上に比較的大
サイズの用紙が載置されたときには、その後部を案内す
ることができなくなるが、この請求項1記載の構成によ
れば第1ガイドによって大サイズの用紙の後部を案内す
ることができる。
【0044】ホッパを長くすると、最初に比較的多数枚
の用紙が載置され、その後、用紙が給送されるにつれて
載置されている枚数が少なくなってきたとしても、上述
したような問題が生じなくなるため、比較的多数枚の用
紙を載置することが可能となる。
【0045】すなわち、この請求項1記載の給紙装置に
よれば、ホッパないしトレイ上に載置し得る用紙の枚数
の増大化を図ることが可能となる。
【0046】(d)上記第1、第2ガイドは、連結され
ていて一緒にスライドするので、いずれか一方のガイド
をスライドさせれば他方のガイドもスライドすることと
なる。したがって、第1、第2ガイドを備えているにも
かかわらず、そのスライド操作が容易である。
【0047】(e)上記第1、第2ガイドは、その連結
部回りに第1ガイドが回動して前記トレイと一緒に画像
形成装置の側面に向けて折り畳み可能に構成されている
ので、第1、第2ガイドを備えているにもかかわらず、
トレイを画像形成装置の側面に向け回動させて折り畳む
ことができる。
【0048】以上説明したように、この請求項1記載の
給紙装置によれば、給紙トレイが折り畳み可能であるに
もかかわらず、用紙を良好に給送することができるとい
う作用効果が得られる。
【0049】しかも、ホッパないしトレイ上に載置し得
る用紙の枚数の増大化を図ることが可能であるととも
に、第1、第2ガイドのスライド操作も容易であるとい
う作用効果が得られる。
【0050】請求項2記載の給紙装置によれば、請求項
1記載の給紙装置において、前記第1、第2ガイドの連
結部が、前記ホッパの揺動中心と同軸上に位置している
ので、ホッパの揺動によるホッパと第2ガイドとの相対
的な角度上の位置ズレを防止することができ、用紙を一
層良好に給送することができることとなる。
【0051】請求項3記載の給紙装置によれば、請求項
1または2記載の給紙装置において、前記第1、第2ガ
イドの連結部が、前記トレイの回動中心と同軸上に位置
しているので、トレイの円滑な回動が可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0053】図1は本発明に係る給紙装置の一実施の形
態を示す部分省略正面図で、(a)は一枚の用紙が載置
された状態の正面図、(b)は多数枚の用紙が載置され
た状態の正面図である。図2は同給紙装置の半分が省略
された平面図、図3はトレイを折り畳んだ状態の正面図
である。
【0054】これらの図において、20は画像形成装置
の一部を示しており、21はその側面を示している。
【0055】30は画像形成装置20に用紙Pを給送す
るための給紙装置であって、画像形成装置20の一側部
に設けられている。
【0056】この給紙装置30は、用紙Pを給送する給
紙ローラ40と、この給紙ローラ40により給送される
べき用紙Pの少なくとも前部Paが載置され、用紙Pの
前部Paを給紙ローラ40に向けて付勢する揺動可能な
ホッパ50と、用紙給送方向(矢印A方向)において、
ホッパ50の後方に設けられ、給送されるべき用紙Pの
サイズに応じて用紙Pの後部Pbが載置されるトレイ6
0と、給送される用紙の側縁部Pc(図2参照)を案内
するガイド70とを備えている。
【0057】給紙ローラ40は、給紙ローラ軸41に固
定されており、その軸41の端部に図示しない駆動機構
が連結されていて、給紙動作時に回転駆動される。軸4
1は、その両端が画像形成装置20の図示しないフレー
ムに回転可能に支持されている。
【0058】ホッパ50は、用紙Pの少なくとも前部P
aが載置される載置板(用紙の押し上げ板でもある)5
1と、その後部両端下方に一体的に形成された側板52
(図において一方のみ示す)とを有しており、側板52
の後端が軸53で回動可能に支持されていることによっ
て、軸53を中心に揺動可能となっている。ホッパ50
に対しては、図示しないレリース機構付きの付勢手段が
設けられており、少なくとも給紙動作時には、その付勢
手段によってホッパ50が用紙Pの前部Paを給紙ロー
ラ40に向けて付勢する。軸53は、その両端が画像形
成装置20の図示しないフレームに固定されている。
【0059】図1(b)において、Phは用紙Pが葉書
であり、その葉書が横置き状態(図1の紙面と直交する
方向が長手方向となるように載置した状態)で給紙装置
30にセットされた場合の後端位置を示している。これ
から分かるように、ホッパ50は、横置き状態の葉書の
長さと略同程度の長さに構成されている。したがって、
葉書が横置き状態でセットされた場合、葉書は、そのほ
とんどの部分がホッパ50の載置板51上に載置され、
トレイ60上には載らないこととなる。
【0060】なお、図1における用紙Pは、これがA4
サイズの用紙であり、その用紙が横置き状態で給紙装置
30にセットされた場合を示している。上の説明からも
分かるように、葉書等の小サイズの用紙(封筒を含む)
が横置き状態でセットされた場合以外は、用紙の後部P
bがトレイ60上に載置される。
【0061】トレイ60は、前記軸53によって回動可
能に支持されており、図3に示すように、画像形成装置
の20側面21に対し回動して折り畳み可能に構成され
ている。
【0062】ガイド70は、トレイ60上を用紙幅方向
にスライド可能に設けられた第1ガイド71とホッパ5
0上を用紙幅方向にスライド可能に設けられた第2ガイ
ド72とを有しており、これら第1、第2ガイド71,
72は連結部73で連結されている。
【0063】第1ガイド71は、底板71aと、この底
板71aに対して一体的に起立形成された側板71b
と、底板71aの前部に形成された二股部71c,71
cと、底板71aの下面に形成された、幅方向に伸びる
凸部71dとを有している。二股部71c,71cは図
1に示すように下方に屈曲していて、これに前記軸53
が挿通されているとともに、前記凸部71は、トレイ6
0に形成されたスリット61(図2参照)に対してスラ
イド可能に入り込んでいる。これにより、第1ガイド7
1は、その底板71aがトレイ60の用紙載置面62と
密接した状態で用紙幅方向(軸53の軸線方向)にスラ
イド可能となっている。なお、側板71bの内面上端に
は、セットされる用紙Pの枚数を規制するための規制板
71eが形成されている。
【0064】第2ガイド72は、底板72aと、この底
板72aに対して一体的に起立形成された側板72b
と、底板72aの後部に形成された延設部72cとを有
している。延設部72cは図1に示すように下方に屈曲
していて図2に示すように第1ガイド71の二股部71
c,71cの間に入り込んでいるとともに、この延設部
72cに前記軸53が挿通されている。したがって、第
2ガイド72は、前記第1ガイド71をスライドさせる
と、その延設部72cが第1ガイド71の二股部71c
と当接することによって、第1ガイド71と一緒にスラ
イドすることとなる。なお、第2ガイド72は、その延
設部72cに軸53が挿通されていることによって軸5
3回りに回動可能であり、用紙Pがセットされると用紙
Pおよび第2ガイド72の自重により、その底板72a
がホッパ50の載置板51と密に接する。
【0065】以上の説明から分かるように、この実施の
形態における連結部73は、軸53と、第1ガイド71
の二股部71c,71cと、第2ガイド72の延設部7
2cとで構成されており、図3に示すように、第1ガイ
ド71は連結部73回りに回動してトレイ60と一緒に
画像形成装置20の側面21に向けて折り畳み可能に構
成されている。
【0066】また、第1、第2ガイド71,72の連結
部73は、ホッパ50の揺動中心53と同軸上に位置し
ているとともに、トレイ60の回動中心53とも同軸上
に位置している。
【0067】以上のようなガイド70は、図2において
上下対称に一対設けられており(図2において一方のみ
図示)、トレイ60の下面に設けられた図示しない公知
の連動機構によって一方のガイド70をスライドさせる
と、これと対称的に他方のガイド70もスライドするよ
うになっている。
【0068】また、この給紙装置30では、公知のロー
ラ分離分式が採用されている。図中81,82が分離ロ
ーラ対である。ローラ81,82は、それぞれの軸8
3,84を介して矢印b方向に独立して駆動力を受けて
いるが、一方のローラ82は、その駆動系中にトルクリ
ミッタが設けられており、ローラ81との間に用紙がな
い場合、あるいは1枚の用紙のみが挟圧されている場合
には、ローラ81に従動して矢印a方向(駆動方向とは
逆方向(図1(b)参照))に回転し、ローラ81との
間に2枚以上の用紙が挟圧されると、ローラと用紙との
摩擦係数が用紙相互間の摩擦係数よりも大きいことから
上記駆動力によって矢印b方向に回転し、これと接触し
ている用紙の給送を阻止するようになっている。
【0069】なお、図1において、22は給送される用
紙Pの上部を案内する紙ガイドであり、画像形成装置2
0のフレームの一部も構成している。23は用紙Pの下
部を案内する紙ガイドであり、画像形成装置20のフレ
ームの一部も構成している。紙ガイド23には、用紙P
の先端を揃えるための壁面23aが形成されている。
【0070】以上のような給紙装置30は、次のように
して使用する。
【0071】使用時には、図1、図2に示すようにトレ
イ60を開き、用紙Pをセットする。
【0072】セット操作は公知の通りであり、ホッパ5
0をレリースさせた状態(下動させた状態)で所望枚数
の用紙Pをホッパ50ないしトレイ60上に載置する。
この際、用紙Pの先端は、紙ガイド23の壁面23aに
突き当たることによって揃えられる。その後、用紙サイ
ズに合わせてガイド70をスライドさせ、側板71b,
72bを用紙Pの側縁部Pcに当ててこれを揃える。
【0073】画像形成装置20が作動し、給紙動作がな
されると、給紙ローラ40および分離ローラ対81,8
2が回転し、最上位の用紙から一枚ずつ給送されること
となる。
【0074】不使用時には、用紙Pを取り除いて、図3
に示すように、トレイ60を画像形成装置の20側面2
1に対し回動させ折り畳んでおくことができる。
【0075】以上のような給紙装置30によれば、次の
ような作用効果が得られる。
【0076】(a)用紙Pを給送する給紙ローラ40
と、この給紙ローラ40により給送されるべき用紙Pの
少なくとも前部Paが載置され、その用紙の前部Paを
給紙ローラ40に向けて付勢するホッパ50と、用紙給
送方向において、ホッパ50の後方に設けられ、給送さ
れるべき用紙Pのサイズに応じて用紙の後部Pbが載置
されるトレイ60と、給送される用紙Pの側縁部Pcを
案内するガイド70とを備えているので、用紙Pは、そ
の前部Paがホッパ50によって給紙ローラ40に圧接
されることにより給紙ローラ40で給送される。その
際、用紙Pは、その側縁部Pcがガイド70で案内され
るので、大きく斜行することなく良好に給送される。
【0077】(b)トレイ60は図3に示したように画
像形成装置20の側面21に対し回動して折り畳み可能
に構成されているので、不使用時にはこれを折り畳んで
おくことができ、したがってトレイ60が邪魔になると
いうことがない。
【0078】(c)ガイド70は、トレイ60上に設け
られた第1ガイド71とホッパ50上に設けられた第2
ガイド72とを有しているので、これらホッパ50ない
しトレイ60上に載置し得る用紙Pの枚数の増大化を図
ることが可能となる。
【0079】この点については、先に図4等を参照して
詳しく説明した通りであるので、簡単に説明する。
【0080】この実施の形態の給紙装置30によれば、
ガイド70が、トレイ60上に設けられた第1ガイド7
1とホッパ50上に設けられた第2ガイド72とを有し
ているので、ホッパ50ないしトレイ60上に載置され
た用紙Pは、これら第1、第2ガイド71,72で案内
されることとなる。したがって、例えば図1,図2に示
したようにホッパ50を長く構成したとしても、例えば
横置き状態とした葉書を第2ガイド72によって所定位
置(図1の紙面と直交する方向(図2における上下方
向)における所定位置)に適正にセットし、また給送時
にはその側縁部Pcを適正に案内することが可能とな
る。
【0081】ホッパ50を例えば図1に示すように長く
すると、同図(b)に示すように最初に比較的多数枚の
用紙Pが載置され、その後、用紙Pが給送されるにつれ
て同図(a)に示すように載置されている枚数が少なく
なってきたとしても、前述したような問題が生じなくな
るため、比較的多数枚の用紙Pを載置することが可能と
なる。
【0082】(d)第1、第2ガイド71,72は、連
結されていて一緒にスライドするので、いずれか一方の
ガイド71または72をスライドさせれば他方のガイド
72または71もスライドすることとなる。したがっ
て、第1、第2ガイド71,72を備えているにもかか
わらず、そのスライド操作が容易である。
【0083】(e)第1、第2ガイド71,72は、そ
の連結部73回りに第1ガイド71が回動してトレイ6
0と一緒に画像形成装置20の側面21に向けて折り畳
み可能に構成されているので、第1、第2ガイド71,
72を備えているにもかかわらず、トレイ60を画像形
成装置20の側面21に向け回動させて折り畳むことが
できる。
【0084】以上説明したように、この実施の形態の給
紙装置30によれば、給紙トレイ60が折り畳み可能で
あるにもかかわらず、用紙Pを良好に給送することがで
きるという作用効果が得られる。
【0085】しかも、ホッパ50ないしトレイ60上に
載置し得る用紙Pの枚数の増大化を図ることが可能であ
るとともに、第1、第2ガイド71,72のスライド操
作も容易であるという作用効果が得られる。
【0086】さらに、 (f)第1、第2ガイド71,72の連結部73が、ホ
ッパ50の揺動中心53と同軸上に位置しているので、
ホッパ50の揺動によるホッパ50と第2ガイド72と
の相対的な角度上の位置ズレを防止することができ、用
紙Pを一層良好に給送することができることとなる。
【0087】例えば図1において、仮に第1、第2ガイ
ド71,72の連結部73(少なくとも第2ガイド72
の回動中心)と、ホッパ50の揺動中心53とが同軸上
に位置していないとすると、例えばホッパ50が図
(a)に示す位置にある場合と図(b)に示す位置にあ
る場合とでは、ホッパ50と第2ガイド72との相対的
な角度上の位置ズレが生じ、第2ガイド72の底板72
aがホッパ50の載置板51から部分的に浮いた状態と
なる。このため、用紙Pの幅方向(図1の紙面と直交す
る方向)における側部が中央部に比べて大きく浮いた状
態となるので、用紙の給送が円滑になされなくなるおそ
れが生ずる。
【0088】これに対し、この実施の形態の給紙装置3
0によれば、第1、第2ガイド71,72の連結部73
が、ホッパ50の揺動中心53と同軸上に位置している
ので、ホッパ50の揺動によるホッパ50と第2ガイド
72との相対的な角度上の位置ズレが防止され、少なく
とも給紙時には第2ガイド72の底板72aがホッパ5
0の載置板51と密接することとなるので、用紙Pを一
層良好に給送することができることとなる。
【0089】(g)第1、第2ガイド71,72の連結
部73が、トレイ60の回動中心53と同軸上に位置し
ているので、トレイ60の円滑な回動が可能となる。
【0090】例えば図1において、仮に第1、第2ガイ
ド71,72の連結部73(少なくとも第1ガイド71
の回動中心)とトレイ60の回動中心53とが同軸上に
位置していないとすると、トレイ60を回動させる際に
第1ガイド71がトレイ60に対して相対的にスライド
することとなるので、トレイ60の回動の円滑性が低下
することとなる。
【0091】これに対し、この実施の形態の給紙装置3
0によれば、第1、第2ガイド71,72の連結部73
が、トレイ60の回動中心53と同軸上に位置している
ので、トレイ60を回動させる際に第1ガイド71がト
レイ60に対して相対的にスライドするということがな
くなり、トレイ60の円滑な回動が可能となる。
【0092】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可
能である。
【0093】
【発明の効果】請求項1〜3記載のいずれの給紙装置に
よっても、給紙トレイが折り畳み可能であるにもかかわ
らず、用紙を良好に給送することができ、しかも、ホッ
パないしトレイ上に載置し得る用紙の枚数の増大化を図
ることが可能であるとともに、第1、第2ガイドのスラ
イド操作も容易であるという効果が得られる。
【0094】さらに、請求項2記載の給紙装置によれ
ば、用紙を一層良好に給送することができることとな
る。
【0095】請求項3記載の給紙装置によれば、トレイ
の円滑な回動が可能となる。
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置の一実施の形態を示す部
分省略正面図で、(a)は一枚の用紙が載置された状態
の正面図、(b)は多数枚の用紙が載置された状態の正
面図。
【図2】同じく給紙装置の半分が省略された平面図。
【図3】同じくトレイを折り畳んだ状態の正面図。
【図4】(a)(b)は作用説明図。
【図5】(a)(b)は作用説明図。
【図6】(a)(b)は作用説明図。
【図7】従来技術の説明図。
【図8】(a)(b)は従来技術の説明図。
【符号の説明】
P 用紙 20 画像形成装置 21 側面 30 給紙装置 40 給紙ローラ 50 ホッパ 53 軸(揺動中心) 60 トレイ 70 ガイド 71 第1ガイド 72 第2ガイド 73 連結部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に用紙を給送するための給
    紙装置であって、用紙を給送する給紙ローラと、この給
    紙ローラにより給送されるべき用紙の少なくとも前部が
    載置され、用紙の前部を給紙ローラに向けて付勢する揺
    動可能なホッパと、用紙給送方向において、前記ホッパ
    の後方に設けられ、給送されるべき用紙のサイズに応じ
    て用紙の後部が載置されるトレイと、給送される用紙の
    側縁部を案内するガイドとを備え、 前記トレイが画像形成装置の側面に対し回動して折り畳
    み可能に構成されているとともに、前記ガイドが、前記
    トレイ上を用紙幅方向にスライド可能に設けられた第1
    ガイドと前記ホッパ上を用紙幅方向にスライド可能に設
    けられた第2ガイドとを有し、かつこれら第1、第2ガ
    イドが連結されていて一緒にスライドするとともに、そ
    の連結部回りに前記第1ガイドが回動して前記トレイと
    一緒に画像形成装置の側面に向けて折り畳み可能に構成
    されていることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2ガイドの連結部が、前記
    ホッパの揺動中心と同軸上に位置していることを特徴と
    する請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2ガイドの連結部が、前記
    トレイの回動中心と同軸上に位置していることを特徴と
    する請求項1または2記載の給紙装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017186173A (ja) * 2017-07-12 2017-10-12 シャープ株式会社 給紙装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017186173A (ja) * 2017-07-12 2017-10-12 シャープ株式会社 給紙装置及び画像形成装置

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