JP2000062438A - 自動車用空調装置のベントデストリビュータ - Google Patents
自動車用空調装置のベントデストリビュータInfo
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- JP2000062438A JP2000062438A JP10254599A JP25459998A JP2000062438A JP 2000062438 A JP2000062438 A JP 2000062438A JP 10254599 A JP10254599 A JP 10254599A JP 25459998 A JP25459998 A JP 25459998A JP 2000062438 A JP2000062438 A JP 2000062438A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 騒音が小さな自動車用空調装置のベントデス
トリビュータを提供する。 【解決手段】 車両左右方向の中央部に配置されるエア
コンユニットケース30の空気吹出口31に装着され、
空気吹出口31から吹き出された空気を、車両左右方向
の中央部に配置されたセンタベントグリルへ送るととも
に、車両左右方向の両端部に配置されたサイドベントグ
リルへサイドベントダクトを介して送る自動車用空調装
置のベントデストリビュータ10において、空気吹出口
31から吹き出された空気の一部をセンタベントグリル
40だけに供給する曲線案内通路20をベントデストリ
ビュータ10の内部に設け、この曲線案内通路の入口を
空気吹出口31の車両前後方向の前側又は中央部分に位
置させた。
トリビュータを提供する。 【解決手段】 車両左右方向の中央部に配置されるエア
コンユニットケース30の空気吹出口31に装着され、
空気吹出口31から吹き出された空気を、車両左右方向
の中央部に配置されたセンタベントグリルへ送るととも
に、車両左右方向の両端部に配置されたサイドベントグ
リルへサイドベントダクトを介して送る自動車用空調装
置のベントデストリビュータ10において、空気吹出口
31から吹き出された空気の一部をセンタベントグリル
40だけに供給する曲線案内通路20をベントデストリ
ビュータ10の内部に設け、この曲線案内通路の入口を
空気吹出口31の車両前後方向の前側又は中央部分に位
置させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用空調装置
のベントデストリビュータに関する。
のベントデストリビュータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4(a)は従来の自動車用空調装置の
ベントデストリビュータの平面図、図4(b)は図4
(a)の4b−4b矢視断面図、図4(c)は図4
(a)の4c−4c矢視断面図である。
ベントデストリビュータの平面図、図4(b)は図4
(a)の4b−4b矢視断面図、図4(c)は図4
(a)の4c−4c矢視断面図である。
【0003】自動車用空調装置のベントデストリビュー
タ(以下、ベントデストリビュータという)110は、
車両左右方向の中央部に配置されるエアコンユニットケ
ース130の空気吹出口131に装着されている。
タ(以下、ベントデストリビュータという)110は、
車両左右方向の中央部に配置されるエアコンユニットケ
ース130の空気吹出口131に装着されている。
【0004】ベントデストリビュータ110は、エアコ
ンユニットケース130の空気吹出口130から吹き出
された空気を、車両左右方向の中央部に配置されたセン
タ側ベント吹出グリル(図示せず)へ送るとともに、車
両左右方向の両端部に配置されたサイド側ベント吹出グ
リル(図示せず)へダクト(図示せず)を介して送る。
ンユニットケース130の空気吹出口130から吹き出
された空気を、車両左右方向の中央部に配置されたセン
タ側ベント吹出グリル(図示せず)へ送るとともに、車
両左右方向の両端部に配置されたサイド側ベント吹出グ
リル(図示せず)へダクト(図示せず)を介して送る。
【0005】空気吹出口131からセンタ側ベント吹出
グリルまでの距離と空気吹出口からサイド側ベント吹出
グリルまでの距離とが相違するので、通気抵抗の差によ
ってセンタ側ベント吹出グリルから車室内に吹き出され
る風量とサイド側ベント吹出グリルから車室内に吹き出
される風量との間に差が生じてしまう。
グリルまでの距離と空気吹出口からサイド側ベント吹出
グリルまでの距離とが相違するので、通気抵抗の差によ
ってセンタ側ベント吹出グリルから車室内に吹き出され
る風量とサイド側ベント吹出グリルから車室内に吹き出
される風量との間に差が生じてしまう。
【0006】そのため、センタ側ベント吹出グリル近傍
の通路112aに絞り122を設けることによって、セ
ンタ側ベント吹出グリルの通路112aとサイド側ベン
ト吹出グリルへ通じるダクトとの通気抵抗を同等にし
て、センタ側ベント吹出グリルから吹き出される風量と
サイド側ベント吹出グリルからそれぞれ車室内に吹き出
される風量とが均等になるようにした。
の通路112aに絞り122を設けることによって、セ
ンタ側ベント吹出グリルの通路112aとサイド側ベン
ト吹出グリルへ通じるダクトとの通気抵抗を同等にし
て、センタ側ベント吹出グリルから吹き出される風量と
サイド側ベント吹出グリルからそれぞれ車室内に吹き出
される風量とが均等になるようにした。
【0007】なお、絞り122を設ける代わりにネット
を設け、各グリルから吹き出される風量を均等にする構
成も知られている。
を設け、各グリルから吹き出される風量を均等にする構
成も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、車室
内の静粛性の向上を望むユーザの声が高まっている。
内の静粛性の向上を望むユーザの声が高まっている。
【0009】しかし、上記従来の構成では、絞り122
がセンタ側ベント吹出グリル近傍の通路に設けられてい
るので、絞り122で発生した騒音が通路112aを伝
達し、センタ側ベント吹出グリルから車室内に放出され
るという問題がある。
がセンタ側ベント吹出グリル近傍の通路に設けられてい
るので、絞り122で発生した騒音が通路112aを伝
達し、センタ側ベント吹出グリルから車室内に放出され
るという問題がある。
【0010】これに対し、センタ側ベント吹出グリル近
傍の通路にネットを設けたときには、騒音は小さくでき
るが、ネットは高価であるので、ベントデストリビュー
タの製造コストが増加することを受け入れなければなら
ない。
傍の通路にネットを設けたときには、騒音は小さくでき
るが、ネットは高価であるので、ベントデストリビュー
タの製造コストが増加することを受け入れなければなら
ない。
【0011】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は騒音が小さな自動車用空調装置の
ベントデストリビュータを提供することである。
たもので、その課題は騒音が小さな自動車用空調装置の
ベントデストリビュータを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明は、車両左右方向の中央部に配置
されるエアコンユニットケースの空気吹出口に装着さ
れ、前記空気吹出口から吹き出された空気を、車両左右
方向の中央部に配置されたセンタ側ベント吹出グリルへ
送るとともに、前記車両左右方向の両端部に配置された
サイド側ベント吹出グリルへダクトを介して送る自動車
用空調装置のベントデストリビュータにおいて、前記空
気吹出口から吹き出された空気の一部を前記センタ側ベ
ント吹出グリルだけに供給する曲線案内通路が内部に設
けられ、前記曲線案内通路の入口が前記空気吹出口の車
両前後方向の前側又は中央部分に位置することを特徴と
する。
め請求項1記載の発明は、車両左右方向の中央部に配置
されるエアコンユニットケースの空気吹出口に装着さ
れ、前記空気吹出口から吹き出された空気を、車両左右
方向の中央部に配置されたセンタ側ベント吹出グリルへ
送るとともに、前記車両左右方向の両端部に配置された
サイド側ベント吹出グリルへダクトを介して送る自動車
用空調装置のベントデストリビュータにおいて、前記空
気吹出口から吹き出された空気の一部を前記センタ側ベ
ント吹出グリルだけに供給する曲線案内通路が内部に設
けられ、前記曲線案内通路の入口が前記空気吹出口の車
両前後方向の前側又は中央部分に位置することを特徴と
する。
【0013】曲線案内通路の入口が空気吹出口の車両前
後方向の前側又は中央部分に位置するので、空気吹出口
からセンタ側ベント吹出グリルへ延びる曲線案内通路の
通路長が長くなる。
後方向の前側又は中央部分に位置するので、空気吹出口
からセンタ側ベント吹出グリルへ延びる曲線案内通路の
通路長が長くなる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
自動車用空調装置のベントデストリビュータにおいて、
前記曲線案内通路の入口に絞り又はネットが設けられて
いることを特徴とする。
自動車用空調装置のベントデストリビュータにおいて、
前記曲線案内通路の入口に絞り又はネットが設けられて
いることを特徴とする。
【0015】曲線案内通路の入口に絞り又はネットが設
けられているので、エアコンユニットケースの空気吹出
口から吹き出される空気の温度を平均化できる。
けられているので、エアコンユニットケースの空気吹出
口から吹き出される空気の温度を平均化できる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2に記載の
自動車用空調装置のベントデストリビュータにおいて、
前記絞り又はネットが前記空気吹出口から所定距離離れ
ていることを特徴とする。
自動車用空調装置のベントデストリビュータにおいて、
前記絞り又はネットが前記空気吹出口から所定距離離れ
ていることを特徴とする。
【0017】曲線案内通路の入口が空気吹出口から所定
距離離れているので、エアコンユニットケースからより
エアミックスされた空気が曲線案内通路に導入される。
距離離れているので、エアコンユニットケースからより
エアミックスされた空気が曲線案内通路に導入される。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3に記載の自動車用空調装置のベントデストリビュータ
において、前記曲線案内通路の内壁に吸音材が装着され
ていることを特徴とする。
3に記載の自動車用空調装置のベントデストリビュータ
において、前記曲線案内通路の内壁に吸音材が装着され
ていることを特徴とする。
【0019】通路長の長い曲線案内通路の内壁に吸音材
が装着されているので、絞りで発生した騒音が吸音材に
吸収されながら進む。
が装着されているので、絞りで発生した騒音が吸音材に
吸収されながら進む。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
自動車用空調装置のベントデストリビュータにおいて、
前記吸音材の少なくとも一部が前記曲線案内通路の入口
と対向していることを特徴とする。
自動車用空調装置のベントデストリビュータにおいて、
前記吸音材の少なくとも一部が前記曲線案内通路の入口
と対向していることを特徴とする。
【0021】吸音材の少なくとも一部が曲線案内通路の
入口と対向しているので、絞りで発生した騒音が曲線案
内通路内で反射されず、吸音材で吸収される。
入口と対向しているので、絞りで発生した騒音が曲線案
内通路内で反射されず、吸音材で吸収される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0023】図2はこの発明の第1実施形態に係る自動
車用空調装置のベントデストリビュータとグリルとの関
係を示す分解斜視図である。
車用空調装置のベントデストリビュータとグリルとの関
係を示す分解斜視図である。
【0024】このベントデストリビュータ10は、ベン
トデストリビュータ本体部11と、センタベントグリル
取付部12と、サイドベント取付部13,14とを備え
る。
トデストリビュータ本体部11と、センタベントグリル
取付部12と、サイドベント取付部13,14とを備え
る。
【0025】ベントデストリビュータ本体部11の下面
は、車両左右方向の中央部に配置されるエアコンユニッ
トケース30の空気吹出口31に装着されている。
は、車両左右方向の中央部に配置されるエアコンユニッ
トケース30の空気吹出口31に装着されている。
【0026】センタベントグリル取付部12はベントデ
ストリビュータ本体部11の前面に設けられ、インスツ
ルメント・パネル(図示せず)の車両左右方向の中央部
に配置されたセンタベントグリル(センタ側ベント吹出
グリル)40に延びる通路を形成する。
ストリビュータ本体部11の前面に設けられ、インスツ
ルメント・パネル(図示せず)の車両左右方向の中央部
に配置されたセンタベントグリル(センタ側ベント吹出
グリル)40に延びる通路を形成する。
【0027】サイドベント取付部13,14はベントデ
ストリビュータ本体部11の左右側面にそれぞれ設けら
れている。
ストリビュータ本体部11の左右側面にそれぞれ設けら
れている。
【0028】サイドベント取付部13,14にはL字形
状のサイドベントダクト(ダクト)15,16の一端が
それぞれ取り付けられている。
状のサイドベントダクト(ダクト)15,16の一端が
それぞれ取り付けられている。
【0029】サイドベントダクト15,16の他端に
は、インスツルメント・パネルの車両左右方向の両端部
に配置されたサイドベントグリル(サイド側ベント吹出
グリル)50,60がそれぞれ取り付けられている。
は、インスツルメント・パネルの車両左右方向の両端部
に配置されたサイドベントグリル(サイド側ベント吹出
グリル)50,60がそれぞれ取り付けられている。
【0030】図1(a)はこの発明の第1実施形態に係
る自動車用空調装置のベントデストリビュータの平面
図、図1(b)は図1(a)の1b−1b矢視断面図、
図1(c)は図1(a)の1c−1c矢視断面図であ
る。
る自動車用空調装置のベントデストリビュータの平面
図、図1(b)は図1(a)の1b−1b矢視断面図、
図1(c)は図1(a)の1c−1c矢視断面図であ
る。
【0031】なお、図1(b)及び図1(c)において
矢印A,Bは空気の流れを示している。
矢印A,Bは空気の流れを示している。
【0032】センタベントグリル40(図2参照)は、
ベントデストリビュータ本体部11の内部に設けられた
曲線案内通路20及び通路12aを介して、空気吹出口
31の車両前後方向の前側部分(図1(b)の右側)に
連通している。
ベントデストリビュータ本体部11の内部に設けられた
曲線案内通路20及び通路12aを介して、空気吹出口
31の車両前後方向の前側部分(図1(b)の右側)に
連通している。
【0033】この曲線案内通路20及び通路12aを介
して、空気吹出口31から吹き出された空気の一部が矢
印Aのように流れてセンタ側ベント吹出グリル40に供
給される。
して、空気吹出口31から吹き出された空気の一部が矢
印Aのように流れてセンタ側ベント吹出グリル40に供
給される。
【0034】この曲線案内通路20の内壁の天井部分に
は吸音材21が、例えば接着剤で貼り付けられている。
は吸音材21が、例えば接着剤で貼り付けられている。
【0035】また、曲線案内通路20の入口には絞り2
2が空気吹出口31から所定距離離して設けられてい
る。
2が空気吹出口31から所定距離離して設けられてい
る。
【0036】サイドベントグリル50,60は、サイド
ベントダクト15,16を介して空気吹出口31の車両
前後方向の後側部分(図1(b)の左側)に連通してい
る。
ベントダクト15,16を介して空気吹出口31の車両
前後方向の後側部分(図1(b)の左側)に連通してい
る。
【0037】空気吹出口31から吹き出された空気の一
部が矢印Bに示すように流れ、サイドベントダクト1
5,16を介してサイドベントグリル50,60に供給
される。
部が矢印Bに示すように流れ、サイドベントダクト1
5,16を介してサイドベントグリル50,60に供給
される。
【0038】エアコンユニットケース30の空気吹出口
31の車両前後方向の前側部分から吹き出された空気
は、曲線案内通路20の入口の絞り22で絞られた後、
吸音材21にぶつかって90°向きを変え、センタベン
トグリル40へ進む。
31の車両前後方向の前側部分から吹き出された空気
は、曲線案内通路20の入口の絞り22で絞られた後、
吸音材21にぶつかって90°向きを変え、センタベン
トグリル40へ進む。
【0039】一方、エアコンユニットケース30の空気
吹出口31の車両前後方向の後側部分から吹き出された
空気は、サイドベントダクト15,16を通り、サイド
ベントグリル50,60へ進む。
吹出口31の車両前後方向の後側部分から吹き出された
空気は、サイドベントダクト15,16を通り、サイド
ベントグリル50,60へ進む。
【0040】このとき、曲線案内通路20の入口が絞り
22で絞られているので、センタベントグリル40とサ
イドベントダクト15,16とからそれぞれ車室内に吹
き出される風量は均等である。
22で絞られているので、センタベントグリル40とサ
イドベントダクト15,16とからそれぞれ車室内に吹
き出される風量は均等である。
【0041】この実施形態によれば、センタベントグリ
ル40から騒音を発生する絞り22までの距離が長いの
で、センタベントグリル40から車室へ放出される騒音
を小さくできる。
ル40から騒音を発生する絞り22までの距離が長いの
で、センタベントグリル40から車室へ放出される騒音
を小さくできる。
【0042】また、曲線案内通路20に貼り付けられた
吸音材21によって、絞り22で発生する騒音が吸収さ
れるので、センタベントグリル40から車室へ放出され
る騒音がより小さくなるとともに、絞り22によって発
生した乱流が長い曲線案内通路20及び通路12aで整
流され、センタベントグリル40の風向性が改善され
る。
吸音材21によって、絞り22で発生する騒音が吸収さ
れるので、センタベントグリル40から車室へ放出され
る騒音がより小さくなるとともに、絞り22によって発
生した乱流が長い曲線案内通路20及び通路12aで整
流され、センタベントグリル40の風向性が改善され
る。
【0043】ところで、エアコンユニットケース30の
内部構造によっては空気吹出口31の温度分布が車両前
後方向のほぼ中央部を境にして温風域と冷風域とに2分
される場合がある。
内部構造によっては空気吹出口31の温度分布が車両前
後方向のほぼ中央部を境にして温風域と冷風域とに2分
される場合がある。
【0044】図3(a)はこの発明の第2実施形態に係
る自動車用空調装置のベントデストリビュータの横断面
図、図3(b)は図3(a)の3b−3b矢視断面図で
あり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
る自動車用空調装置のベントデストリビュータの横断面
図、図3(b)は図3(a)の3b−3b矢視断面図で
あり、第1実施形態と同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0045】なお、図3(a)及び図3(b)におい
て、矢印C,D,Eは空気の流れを示している。
て、矢印C,D,Eは空気の流れを示している。
【0046】この実施形態では、温風曲線案内通路70
の入口を空気吹出口31の中央部分に位置させている。
の入口を空気吹出口31の中央部分に位置させている。
【0047】空気吹出口31の中央部分は曲線案内通路
70及び通路12aを介してセンタベントグリル40
(図2参照)に連通している。
70及び通路12aを介してセンタベントグリル40
(図2参照)に連通している。
【0048】この曲線案内通路70及び通路12aを介
して、空気吹出口31から吹き出された空気の一部が矢
印Cのように流れてセンタ側ベント吹出グリル40に供
給される。
して、空気吹出口31から吹き出された空気の一部が矢
印Cのように流れてセンタ側ベント吹出グリル40に供
給される。
【0049】空気吹出口31の車両前後方向の前側及び
後側部分は、サイドベントダクト15,16を介してサ
イドベントグリル50,60にそれぞれ連通している。
後側部分は、サイドベントダクト15,16を介してサ
イドベントグリル50,60にそれぞれ連通している。
【0050】そのため、例えば空気吹出口31の車両前
後方向の前側部分からは温風(矢印D)が、後側部分か
らは冷風(矢印E)がそれぞれサイドベントダクト1
5,16へ流れる(図3(a)参照)。
後方向の前側部分からは温風(矢印D)が、後側部分か
らは冷風(矢印E)がそれぞれサイドベントダクト1
5,16へ流れる(図3(a)参照)。
【0051】また、曲線案内通路70の入口には絞り7
2が空気吹出口31から所定距離離して設けられてい
る。
2が空気吹出口31から所定距離離して設けられてい
る。
【0052】更に、曲線案内通路70の内壁の天井部分
には吸音材71が、例えば接着剤で貼り付けられてい
る。
には吸音材71が、例えば接着剤で貼り付けられてい
る。
【0053】この実施形態によれば、第1実施形態と同
様の効果を奏する。
様の効果を奏する。
【0054】また、空気吹出口31の温度分布が車両前
後方向の中央部を境にして温風域と冷風域とに2分され
る場合であっても、曲線案内通路70の入口が空気吹出
口31の中央部分に配置されているので、曲線案内通路
70内には温風と冷風との割合がほぼ1:1の空気が送
り込まれ、また温風と冷風とはサイドベントダクト1
5,16内で混じり合ってサイドベントグリル50,6
0に供給される(図3(b)参照)ので、センタベント
グリル40とサイドベントグリル50,60とからそれ
ぞれ車室内に吹き出される空気の温度差が解消される。
したがって、一般に空調装置の空気通路に設けられる温
度調節ガイド部材を省略でき、通気抵抗の増加と騒音の
発生を防止できる。
後方向の中央部を境にして温風域と冷風域とに2分され
る場合であっても、曲線案内通路70の入口が空気吹出
口31の中央部分に配置されているので、曲線案内通路
70内には温風と冷風との割合がほぼ1:1の空気が送
り込まれ、また温風と冷風とはサイドベントダクト1
5,16内で混じり合ってサイドベントグリル50,6
0に供給される(図3(b)参照)ので、センタベント
グリル40とサイドベントグリル50,60とからそれ
ぞれ車室内に吹き出される空気の温度差が解消される。
したがって、一般に空調装置の空気通路に設けられる温
度調節ガイド部材を省略でき、通気抵抗の増加と騒音の
発生を防止できる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の自動車用空調装置のベントデストリビュータによれ
ば、曲線案内通路の入口からセンタ側ベント吹出グリル
までの通路長が長いので、センタ側ベント吹出グリルか
ら車室内に放出される騒音が曲線案内通路で吸収されて
小さくなるとともに、センタ側ベント吹出グリルから車
室内に吹き出される温調風の風向性が整流作用によって
改善される。また、曲線案内通路の入口を中央部分に配
置し、ベント吹出グリルから吹出される空気の温度差を
なくしたので、一般に空調装置の空気通路に設けられて
いる温度調節ガイド部材を省略でき、通気抵抗の増加と
騒音の発生を防止できる。
明の自動車用空調装置のベントデストリビュータによれ
ば、曲線案内通路の入口からセンタ側ベント吹出グリル
までの通路長が長いので、センタ側ベント吹出グリルか
ら車室内に放出される騒音が曲線案内通路で吸収されて
小さくなるとともに、センタ側ベント吹出グリルから車
室内に吹き出される温調風の風向性が整流作用によって
改善される。また、曲線案内通路の入口を中央部分に配
置し、ベント吹出グリルから吹出される空気の温度差を
なくしたので、一般に空調装置の空気通路に設けられて
いる温度調節ガイド部材を省略でき、通気抵抗の増加と
騒音の発生を防止できる。
【0056】請求項2の発明の自動車用空調装置のベン
トデストリビュータによれば、車室へ放出される騒音を
より一層小さくすることができるとともに、エアコンユ
ニットケースの空気吹出口から吹き出される空気の温度
を平均化して温度分布を改善できる。
トデストリビュータによれば、車室へ放出される騒音を
より一層小さくすることができるとともに、エアコンユ
ニットケースの空気吹出口から吹き出される空気の温度
を平均化して温度分布を改善できる。
【0057】請求項3の発明の自動車用空調装置のベン
トデストリビュータによれば、エアコンユニットケース
からよりエアミックスされた空気が曲線案内通路に導入
されることになるので、各グリルから吹き出される風の
温度分布を均一化できる。
トデストリビュータによれば、エアコンユニットケース
からよりエアミックスされた空気が曲線案内通路に導入
されることになるので、各グリルから吹き出される風の
温度分布を均一化できる。
【0058】請求項4又は5の発明の自動車用空調装置
のベントデストリビュータによれば、センタ側ベント吹
出グリルから放出される騒音がより一層低減する。
のベントデストリビュータによれば、センタ側ベント吹
出グリルから放出される騒音がより一層低減する。
【図1】図1(a)はこの発明の一実施形態に係る自動
車用空調装置のベントデストリビュータの平面図、図1
(b)は図1(a)の1b−1b矢視断面図、図1
(c)は図1(a)の1c−1c矢視断面図である。
車用空調装置のベントデストリビュータの平面図、図1
(b)は図1(a)の1b−1b矢視断面図、図1
(c)は図1(a)の1c−1c矢視断面図である。
【図2】図2はこの発明の一実施形態に係る自動車用空
調装置のベントデストリビュータとグリルとの関係を示
す分解斜視図である。
調装置のベントデストリビュータとグリルとの関係を示
す分解斜視図である。
【図3】図3(a)はこの発明の第2実施形態に係る自
動車用空調装置のベントデストリビュータの横断面図、
図3(b)は図3(a)の3b−3b矢視断面図であ
る。
動車用空調装置のベントデストリビュータの横断面図、
図3(b)は図3(a)の3b−3b矢視断面図であ
る。
【図4】図4(a)は従来の自動車用空調装置のベント
デストリビュータの平面図、図4(b)は図4(a)の
4b−4b矢視断面図、図4(c)は図4(a)の4c
−4c矢視断面図である。
デストリビュータの平面図、図4(b)は図4(a)の
4b−4b矢視断面図、図4(c)は図4(a)の4c
−4c矢視断面図である。
10 ベントデストリビュータ
15 サイドベントダクト(ダクト)
20,70 曲線案内通路
21,71 吸音材
22,72 絞り
30 エアコンユニットケース
40 センタベントグリル(センタ側ベント吹出グリ
ル) 50,60 サイドベントグリル(サイド側ベント吹出
グリル)
ル) 50,60 サイドベントグリル(サイド側ベント吹出
グリル)
Claims (5)
- 【請求項1】 車両左右方向の中央部に配置されるエア
コンユニットケースの空気吹出口に装着され、前記空気
吹出口から吹き出された空気を、車両左右方向の中央部
に配置されたセンタ側ベント吹出グリルへ送るととも
に、前記車両左右方向の両端部に配置されたサイド側ベ
ント吹出グリルへダクトを介して送る自動車用空調装置
のベントデストリビュータにおいて、 前記空気吹出口から吹き出された空気の一部を前記セン
タ側ベント吹出グリルだけに供給する曲線案内通路が内
部に設けられ、 前記曲線案内通路の入口が前記空気吹出口の車両前後方
向の前側又は中央部分に位置することを特徴とする自動
車用空調装置のベントデストリビュータ。 - 【請求項2】 前記曲線案内通路の入口に絞り又はネッ
トが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
自動車用空調装置のベントデストリビュータ。 - 【請求項3】 前記絞り又はネットが前記空気吹出口か
ら所定距離離れていることを特徴とする請求項2に記載
の自動車用空調装置のベントデストリビュータ。 - 【請求項4】 前記曲線案内通路の内壁に吸音材が装着
されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載
の自動車用空調装置のベントデストリビュータ。 - 【請求項5】 前記吸音材の少なくとも一部が前記曲線
案内通路の入口と対向していることを特徴とする請求項
4に記載の自動車用空調装置のベントデストリビュー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10254599A JP2000062438A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 自動車用空調装置のベントデストリビュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10254599A JP2000062438A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 自動車用空調装置のベントデストリビュータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062438A true JP2000062438A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17267286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10254599A Withdrawn JP2000062438A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 自動車用空調装置のベントデストリビュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062438A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013067331A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Isuzu Motors Ltd | 空調用ダクト |
US8944144B2 (en) * | 2003-03-13 | 2015-02-03 | Valeo Systemes Thermiques | Heating and ventilation and/or air conditioning device with a compact construction for a motor vehicle passenger compartment |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10254599A patent/JP2000062438A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8944144B2 (en) * | 2003-03-13 | 2015-02-03 | Valeo Systemes Thermiques | Heating and ventilation and/or air conditioning device with a compact construction for a motor vehicle passenger compartment |
JP2013067331A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Isuzu Motors Ltd | 空調用ダクト |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |