JP2000060182A - 電動アクチュエータの制御装置 - Google Patents

電動アクチュエータの制御装置

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JP2000060182A
JP2000060182A JP22496898A JP22496898A JP2000060182A JP 2000060182 A JP2000060182 A JP 2000060182A JP 22496898 A JP22496898 A JP 22496898A JP 22496898 A JP22496898 A JP 22496898A JP 2000060182 A JP2000060182 A JP 2000060182A
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Japan
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motor
electric actuator
control
stepping motor
driver
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JP22496898A
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Yukinori Saka
幸憲 坂
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Original Assignee
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線作業工数を減らすことの可能な電動アクチ
ュエータの制御装置を提供する。 【解決手段】ステッピングモータ12を駆動源とする電
動シリンダ11のロッド11aに移動位置を検出する位
置検出センサ14を設け、電動シリンダ11のステッピ
ングモータ12を制御するための制御信号を発振するパ
ルス発振器34を設ける。パルス発振器34からの制御
信号に基づいて、ステッピングモータ12を駆動させる
ための駆動信号を出力するドライバ35を設ける。そし
て、パルス発振器34とドライバ35とを一つのケース
17aに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータを駆動源
とする電動アクチュエータの制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動アクチュエータの制
御装置としては、例えば電動シリンダのステッピングモ
ータを駆動制御するものがある。即ち、図5に示すよう
に、電動シリンダ50にはそのロッド51の移動位置を
検出する位置検出センサ52が設けられている。位置検
出センサ52はシーケンサ53に接続されている。パル
ス発振器55はドライバ57に接続され、このドライバ
57は前記電動シリンダ50の駆動源であるステッピン
グモータ58に接続されている。
【0003】ステッピングモータ58の駆動により、電
動シリンダ50のロッド51が所定位置に移動すると、
位置検出センサ52がロッド51の位置を検出する。そ
して、シーケンサ53は、位置検出センサ52からの位
置検出信号に基づきケーブル60を介してパルス発振器
55に出力信号を出す。すると、パルス発振器55から
パルス信号がケーブル61を介してドライバ57に出力
され、このパルス信号に基づく駆動信号がドライバ57
からケーブル62を介してステッピングモータ58に出
力される。これにより、ステッピングモータ58が駆動
され、電動シリンダ50のロッド51が直線的に移動す
る。
【0004】図6に示すように、前記シーケンサ53、
パルス発振器55、ドライバ57は、それぞれ一つのケ
ース53a,55a,57aに収容されている。各機器
53,55,57,58は、それぞれ多数のケーブル6
0,61,62を介して接続されている。なお、図6中
において、ケーブル60〜62は分かり易くするために
簡略化して図示されているので、実際の数よりも少なく
描いてある。
【0005】そして、シーケンサ53とパルス発振器5
5とを電気的に接続するには、ケーブル60の一端をシ
ーケンサ53が収容されているケース53aに接続し、
ケーブル60の他端をパルス発振器55が収容されてい
るケース55aに接続する。又、パルス発振器55とド
ライバ57とを電気的に接続するには、ケーブル61の
一端をパルス発振器55が収容されているケース55a
に接続し、ケーブル61の他端をドライバ57が収容さ
れているケース57aに接続する。更に、ドライバ57
とステッピングモータ58とを電気的に接続するには、
ステッピングモータ58から引き出されているケーブル
62を、ドライバ57が収容されているケース57aに
接続する。このような配線作業により、シーケンサ5
3、パルス発振器55、ドライバ57及びステッピング
モータ58は、それぞれ電気的に接続される。
【0006】又、電動シリンダ50のロッド51の移動
量や移動速度を設定変更する場合には、以下のように行
っている。即ち、ステッピングモータ58の種類等によ
って、パルス当たりの回転角度、作動部の送りネジ等の
リード量、減速機構のギヤ比等の諸条件と、制御するロ
ッド51の移動量や移動速度に応じたパルス数、パルス
送り速度を換算する。そして、換算データをシーケンサ
53に入力していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電動
アクチュエータの制御装置においては、シーケンサ5
3、パルス発振器55、ドライバ57及びステッピング
モータ58は、多数のケーブル60〜62にて接続され
ている。従って、配線作業工数が多くなり、不慣れな作
業者が配線すると、配線作業に時間がかかるとともに、
配線ミス等も招きやすいという問題があった。
【0008】又、従来の電動アクチュエータの制御装置
は、モータ回転中心のもので、電動シリンダ50のロッ
ド51の移動量や移動速度を設定変更する場合には、パ
ルス数、パルス送り速度をわざわざ換算する必要があっ
た。従って、電動シリンダ50におけるロッド51の移
動量や移動速度の設定変更に時間がかかり、設定効率の
低下に繋がっていた。
【0009】この発明は、前記各問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、省配線化により配
線作業工数を減らすことの可能な電動アクチュエータの
制御装置を提供することにある。又、その他の目的は、
電動アクチュエータの設定変更を効率よく行うことがで
きる電動アクチュエータの制御装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、モータを駆動源とし、その駆動源の駆動力にて作動
する作動部材を備えた電動アクチュエータの制御装置に
おいて、前記電動アクチュエータにおける作動部材の作
動位置を検出する検出手段と、前記検出手段からの検出
信号に基づいて、モータを制御するための制御信号を出
力する発振手段と、発振手段からの制御信号に基づい
て、モータを駆動させるための駆動信号を出力するドラ
イバとを備え、前記発振手段とドライバとを一体化した
ことを要旨とする。
【0011】この発明によれば、発振手段とドライバと
が同一のケースに設けられているため、発振手段とドラ
イバとをケーブル等で接続する必要がない。又、外部ケ
ーブル等の配線は、周辺からのノイズを拾う危険があ
り、誤作動の原因となる。しかも、ノイズを逆に発生さ
せる危険もあり、十分な注意が必要で、内部処理されて
いる場合はその心配がない。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電動アクチュエータの制御装置において、前記モータ
はステッピングモータであって、前記発振手段はステッ
ピングモータにパルス信号を出力するパルス発振器から
構成され、前記ステッピングモータを駆動制御するのに
必要な各種制御プログラム及び電動アクチュエータの諸
条件がデータとして記憶されている記憶手段と、前記記
憶手段に記憶されている制御プログラムに基づいて、前
記パルス発振器を制御する制御手段と、前記記憶手段の
制御プログラムに書き込まれている作動部材の移動量又
は速度のデータを書き換え可能な外部入力手段とを備え
たことを要旨とする。
【0013】この発明によれば、前記記憶手段に記憶さ
れている各種制御プログラムに基づいて、制御手段はパ
ルス発振器から所定のパルス信号を出力する。これによ
り、ステッピングモータが駆動制御され、作動部材が動
作する。作動部材の動作を設定変更するには、外部入力
手段を操作して、記憶手段に記憶されている制御プログ
ラムを書き換える。ここで、記憶手段には電動アクチュ
エータの諸条件がデータとして予め記憶されている。そ
のため、設定変更する際にステッピングモータ等の種類
に合わせてパルス発振器から出力されるパルス数や、パ
ルス送り速度等を換算する必要がない。従って、パルス
数やパルス送り速度等をデータ入力するのではなく、電
動アクチュエータに要求される移動量や速度をそのまま
データ入力すればよくなる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電動アクチュエータの制御装置において、前記検出手
段の検出結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されてい
る各種制御プログラムを選択する選択手段を備え、前記
選択手段にて選択された制御プログラムに基づいて、前
記制御手段はパルス発振器を制御することを要旨とす
る。
【0015】この構成によれば、検出手段の検出結果に
基づいて、選択手段が記憶手段に記憶されている各種制
御プログラムを選択する。この選択された制御プログラ
ムに基づいて制御手段はパルス発振器を制御する。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、この発明
の第1実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1に示すように、電動アクチュエータと
しての電動シリンダ11にはステッピングモータ12が
設けられている。ステッピングモータ12の出力軸は、
回転運動を直線運動に変換する変換機構13に駆動連結
され、この変換機構13には電動シリンダ11のロッド
(作動部材)11aが連結されている。前記変換機構1
3は、ねじ溝を内周面に有する筒状の推力シャフト(図
示しない)と、ねじ溝を外周面に有するとともに前記推
力シャフトに螺合した状態で挿通される推力ロッド(図
示しない)とから構成されているものがある。推力ロッ
ドの前端側には前記電動シリンダ11のロッド11aが
連結されている。そして、ステッピングモータ12が駆
動すると、その回転力が推力シャフトに伝達され、推力
シャフトの回転運動が推力ロッドの直線運動に変換され
ることにより、推力ロッドがその軸線方向へ直線的に移
動され、ロッド11aが直線的に移動するようになって
いる。
【0018】前記電動シリンダ11には検出手段として
の位置検出センサ14が設けられ、位置検出センサ14
は選択手段としてのシーケンサ15に接続されている。
位置検出センサ14は、電動シリンダ11におけるロッ
ド11aの移動位置(作動位置)を磁力により検出し、
位置検出信号をシーケンサ15に出力する。前記シーケ
ンサ15は、コントローラ17を介して、前記電動シリ
ンダ11のステッピングモータ12に接続されている。
又、コントローラ17には駆動電源(DC電源)19が
接続され、この駆動電源19からステッピングモータ1
2及びコントローラ17に電力が供給される。
【0019】次に、前記コントローラ17について説明
する。コントローラ17には制御手段としての中央処理
装置(CPU)22、リードオンリメモリ(ROM)2
3、ランダムアクセスメモリ(RAM)24が備えられ
ている。CPU22はROM23及びRAM24に格納
されている各種制御プログラムを実行する。なお、この
実施形態において、記憶手段はROM23とRAM24
とから構成されている。
【0020】前記ROM23には、電動シリンダ11を
動作させるのに必要な制御プログラムが記憶されてい
る。又、ROM23には、電動シリンダ11の諸条件が
データとして記憶されている。このデータとしては、電
動シリンダ11のステッピングモータ12のパルス当た
りの回転角度、変換機構13に設けられた図示しないロ
ッド送りネジのリード量、図示しない減速機構の減速
比、電動アクチュエータ11におけるロッド11aのス
トローク量、電動アクチュエータ11の最高速度等があ
る。
【0021】前記RAM24には、ステッピングモータ
12を駆動制御するのに必要な各種制御プログラムが記
憶されている。RAM24は原点動作記憶エリア26を
含んでいる。この原点動作記憶エリア26には、電動シ
リンダ11のロッド11aを原点に戻すために、ステッ
ピングモータ12を回転制御する制御プログラムが記憶
されている。又、RAM24は加速・減速記憶エリア2
7を含んでいる。加速・減速記憶エリア27には、電動
シリンダ11におけるロッド11aの加速減速を制御す
る制御プログラムが記憶されている。
【0022】更に、RAM24は、第1、第2及び第3
の設定記憶エリア28,29,30を含んでいる。各設
定記憶エリア28〜30には、電動シリンダ11のロッ
ド11aを所定の位置に移動させるために、ステッピン
グモータ12を回転制御する制御プログラムが記憶され
ている。第1〜第3の設定記憶エリア28〜30に記憶
されている制御プログラムは、電動シリンダ11のロッ
ド11aをそれぞれ異なる位置に移動させるためのもの
である。又、第1〜第3の設定記憶エリア28〜30に
記憶されている制御プログラムは、電動シリンダ11に
おけるロッド11aの移動速度を制御する制御プログラ
ムも記憶されている。なお、各記憶エリア26〜30の
制御プログラムには、それぞれパルス数、パルス送り速
度が記憶されている。
【0023】前記CPU22には外部入力装置33が接
続されている。図示しないが、外部入力装置33には複
数の操作ボタンや表示部等が設けられている。そして、
外部入力装置33の表示部を見ながら操作ボタンを操作
することにより、RAM24の各エリア26〜30内に
記憶されている制御プログラムを設定変更可能となって
いる。つまり、外部入力装置33にて、電動シリンダ1
1におけるロッド11aの原点位置、移動速度、移動量
を設定変更可能となっている。なお、外部入力装置33
からの入力する値は、ロッド11aの原点位置及び移動
量をミリ単位で入力、ロッド11aの移動速度をミリ/
秒単位で入力するものである。
【0024】前記CPU22にはパルス発振手段として
のパルス発振器34が接続され、このパルス発振器34
はパルス数、パルス発振速度の異なる各種パルス信号
(制御信号)を発振する。パルス発振器34にはドライ
バ35を介して前記電動シリンダ11のステッピングモ
ータ12が接続されている。そして、ドライバ35はパ
ルス発振器34から出力される各種パルス信号に応じた
駆動信号をステッピングモータ12に出力する。
【0025】図2に示すように、前記シーケンサ15及
びコントローラ17は、それぞれ一つのケース15a,
17a内に収容されている。即ち、コントローラ17を
構成するパルス発振器34及びドライバ35は、同じケ
ース17a内に収容されている。そして、ステッピング
モータ12、シーケンサ15及びコントローラ17は多
数のケーブル36,37を介してそれぞれ電気的に接続
されている。なお、図2中において、ケーブル36,3
7は分かり易くするために簡略化して図示されているの
で、実際の数よりも少なく描いてある。
【0026】又、コントローラ17におけるCPU2
2、ROM23、RAM24、パルス発振器34及びド
ライバ35は、一つのプリント基板(図示しない)上に
実装されている。このため、各部17、22、23、2
4、34、35間の電気的接続にはケーブルが使用され
ていない。よって、各部17、22、23、24、3
4、35をケーブルにて配線作業する必要がない。
【0027】従って、ステッピングモータ12とコント
ローラ17とを電気的に接続するには、ステッピングモ
ータ12から引き出されている各ケーブル37を、それ
ぞれコントローラ17が収容されているケース17aに
接続する。又、コントローラ17とシーケンサ15とを
接続するには、各ケーブル36の一端をそれぞれコント
ローラ17が収容されているケース17aに接続する。
そして、各ケーブル36の他端をそれぞれケーシング1
5が収容されているケース15aに接続する。これによ
り、ステッピングモータ12、コントローラ17及びシ
ーケンサ15が電気的に接続される。よって、パルス発
振器34とドライバ35とをケーブル等で接続するとい
う配線作業は省略される。
【0028】次に、電動アクチュエータの制御装置の動
作について説明する。ステッピングモータ12の駆動に
より、電動シリンダ11のロッド11aが所定位置に移
動すると、位置検出センサ14にてロッド11aの移動
位置が検出される。そして、位置検出センサ14からシ
ーケンサ15に位置検出信号が出力される。すると、シ
ーケンサ15は、位置検出信号に基づいて各記憶エリア
26〜30を選択するための選択信号を、ケーブル36
を介してコントローラ17のCPU22に出力する。こ
れにより、RAM24に記憶されている各記憶エリア2
6〜30のいずれかが選択され、選択されたエリア内の
制御プログラムが実行される。
【0029】ここで、原点動作記憶エリア26の制御プ
ログラムが選択されたとすると、CPU22は、そのエ
リア26内に記憶されている制御プログラムを実行す
る。そして、CPU22は、原点動作エリア26の制御
プログラムに応じたパルス信号を発振し、パルス発振器
34からドライバ35に出力する。すると、このパルス
信号に基づく駆動信号がドライバ35からケーブル37
を介してステッピングモータ12に出力される。これに
より、ステッピングモータ12の回転が制御され、電動
シリンダ11のロッド11aが原点に戻される。
【0030】又、電動シリンダ11のロッド11aの移
動量や加速減速値を設定変更する場合には、以下のよう
に行っている。例えば、電動シリンダ11におけるロッ
ド11aの加速減速値を設定変更したい場合には、変更
したい加速減速値をミリ/秒単位で入力する。すると、
CPU22は加速・減速記憶エリア27に記憶されてい
るロッド11aの加速減速値に関するデータを書き換え
る。同様に、ロッド11aの移動量を設定変更したい場
合には、変更したい移動量に関するデータをミリ単位で
入力すると、第1の記憶エリア28に記憶されているロ
ッド11aの移動量が書き換えられる。
【0031】従って、この第1実施形態によれば以下の
ような効果を得ることができる。 (1)この実施形態における電動アクチュエータの制御
装置によれば、パルス発振器34とドライバ35とが一
つのケース17a内に設けられている。このため、パル
ス発振器34とドライバ35とをケーブルにて接続する
という配線作業が不要となる。従って、配線作業工数を
少なくできるので、配線作業時間を短縮することができ
るとともに、配線ミス等を招くおそれを少なくすること
ができる。又、パルス発振器34とドライバ35との間
にはケーブルがないため、その周辺から周辺からのノイ
ズを拾うおそれがない。よって、電動シリンダ11の誤
作動を確実に防止することができる。
【0032】(2)この実施形態における電動アクチュ
エータの制御装置によれば、ステッピングモータ12の
ステップ角度、変換機構13に設けられた図示しない推
力ロッドや推力シャフト等のリード量が、データとして
コントローラ17のROM23に予め設定されている。
そのため、電動シリンダ11におけるロッド11aの移
動量や移動速度を設定変更する場合には、ステッピング
モータ12や変換機構13等の種類に応じて、パルス
数、パルス送り速度をわざわざ換算する必要がない。従
って、電動シリンダ11におけるロッド11aの移動量
や移動速度の設定変更を短時間で済ませることができ
る。
【0033】(3)この実施形態における電動アクチュ
エータの制御装置によれば、外部入力装置33を操作し
て、RAM24の各エリア26〜30内に記憶されてい
る制御プログラムを設定変更するには、ロッド11aの
原点位置及び移動量をミリ単位で入力、ロッド11aの
移動速度をミリ/秒単位で入力可能になっている。従っ
て、従来技術と異なり、パルス量やパルス送り速度で入
力しないため、誤設定するおそれを防止することができ
る。
【0034】(4)この実施形態における電動アクチュ
エータの制御装置によれば、シーケンサ15からパルス
信号が出力されるのではなく、各記憶エリア26〜30
を選択するための選択信号が出力される。そのため、シ
ーケンサ15の回路構成を簡単にすることができる。従
って、シーケンサ15を汎用性の高い安価なものにする
ことができ、例えばエアシリンダ等に用いられる既存の
シーケンサを電動シリンダ11用に使用することができ
る。
【0035】(第2実施形態)次に、この発明の第2の
実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に
説明する。
【0036】さて、この第2の実施形態では、図3に示
すように、電動シリンダ11が複数設けられている。各
電動シリンダ11のステッピングモータ12には、それ
ぞれに対応するコントローラ17が設けられ、各コント
ローラ17は一つのシーケンサ15に接続されている。
そして、シーケンサ15は、シリアル伝送にて各記憶エ
リア26〜30の選択信号を、コントローラ17のCP
U22に出力する。
【0037】図4に示すように、各コントローラ17の
ケース17aは一つのベースブロック40に装着されて
いる。これにより、各コントローラ17はマニホールド
化(集積化)されている。ベースブロック40には端子
台41が設けられ、この端子台41には各コントローラ
17に信号を送るためのケーブル42が接続されてい
る。
【0038】従って、この第2実施形態においても、前
述した第1実施形態とほぼ同様の効果を発揮させること
ができる。又、この第2実施形態においては、コントロ
ーラ17をマニホールド化した場合であっても、シーケ
ンサ15と各コントローラ17との間を、一つのケーブ
ル42で電気的に接続することができる。従って、コン
トローラ17が増加してもシーケンサ15と各コントロ
ーラ17との間の配線作業工数が増えるのを抑えること
ができる。
【0039】なお、この発明の実施形態は以下のように
変更してもよい。 ・前記第1及び第2実施形態では、ステッピングモータ
12を使用したが、ステッピングモータ12以外にも、
例えばサーボモータを使用してもよい。
【0040】・前記第1及び第2実施形態では、電動シ
リンダ11としたが、電動シリンダ11のように直線動
作するアクチュエータだけでなく、クランプ、回転、揺
動等の動作をするアクチュエータに応用すること。
【0041】・前記第1実施形態では、位置検出センサ
14をシーケンサ15を介してCPU22に接続した
が、位置検出センサ14をCPU22に直接接続するこ
と。この構成によれば、位置検出センサ14とCPU2
2との間を接続するケーブルの長さを短くすることがで
きるため、コストダウンを図ることができる。
【0042】・前記第1実施形態において、外部入力装
置33に代えて、電動シリンダ11を動作させることの
可能な手動入力装置45(図1に二点鎖線で示す)を設
けること。この構成によれば、手動入力装置45を操作
することにより、電動アクチュエータを設備へ設置する
際に、初期調整動作を行う必要があるが、この場に上位
のシーケンサ15に接続することがない。従って、保守
調整時、保守メンテナンス時に、上位のシーケンサ15
と分離させて動作することができるため、簡単に操作す
ることができる。しかも、電動シリンダ11が動作不良
である時に上位のシーケンサ15と分けて調査すること
ができるので、動作不良の原因究明を短時間で行うこと
ができる。
【0043】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 前記電動アクチュエータを複数設け、各電動ア
クチュエータにつき前記制御手段22をそれぞれ設け、
制御手段22が収容されているケース17aは一つのベ
ースブロック40に配置し、ベースブロック40には端
子台41を介して各制御手段22に信号を送るためのケ
ーブル42を一つ設けた請求項1〜3のうちいずれか一
項に記載の電動アクチュエータの制御装置。この構成に
よれば、省配線化を図ることができる。
【0044】(2) 前記電動アクチュエータは電動シ
リンダ11である請求項1〜3のうちいずれか一項に記
載の電動アクチュエータの制御装置。 (3)モータ12を駆動源とし、その駆動源の駆動力に
て作動する作動部材11aを備えた電動アクチュエータ
の制御装置において、前記モータ12を制御するための
制御信号を出力する発振手段34と、発振手段34から
の制御信号に基づいて、モータ12を駆動させるための
駆動信号を出力するドライバ35とを備え、前記発振手
段34とドライバ35とを一つのケース17a内に設け
た電動アクチュエータの制御装置。この構成によれば、
配線作業工数を減らすことができる。
【0045】(4)前記外部入力手段に代えて、記憶手
段に記憶されている各種制御プログラムを手動で選択す
るための手動入力手段を設けた請求項2に記載の電動ア
クチュエータの制御装置。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、配線作業工数を減らすことができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、電動アク
チュエータの設定変更を効率よく行うことができる。請
求項3に記載の発明によれば、簡単な構成で電動アクチ
ュエータを作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における電動アクチュエータ制御
装置のブロック図。
【図2】同じく、コントローラ等の接続状態を示す斜視
図。
【図3】第2実施形態における電動アクチュエータ制御
装置のブロック図。
【図4】同じく、コントローラのマニホールド化を示す
斜視図。
【図5】従来技術を示す電動アクチュエータ制御装置の
ブロック図。
【図6】同じく、コントローラ等の接続状態を示す斜視
図。
【符号の説明】
11…電動シリンダ(電動アクチュエータ)、11a…
ロッド(作動部材)、12…ステッピングモータ(モー
タ)、14…位置検出センサ(検出手段)、15…シー
ケンサ(選択手段)、22…CPU(制御手段)、23
…ROM、24…RAM(記憶手段)、33…外部入力
装置(外部入力手段)、34…パルス発振器(発振手
段)、35…ドライバ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを駆動源とし、その駆動源の駆動力
    にて作動する作動部材を備えた電動アクチュエータの制
    御装置において、 前記電動アクチュエータにおける作動部材の作動位置を
    検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づいて、モータを制御
    するための制御信号を出力する発振手段と、 発振手段からの制御信号に基づいて、モータを駆動させ
    るための駆動信号を出力するドライバとを備え、 前記発振手段とドライバとを一体化した電動アクチュエ
    ータの制御装置。
  2. 【請求項2】前記モータはステッピングモータであっ
    て、前記発振手段はステッピングモータにパルス信号を
    出力するパルス発振器から構成され、 前記ステッピングモータを駆動制御するのに必要な各種
    制御プログラム及び電動アクチュエータの諸条件がデー
    タとして記憶されている記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている制御プログラムに基づい
    て、前記パルス発振器を制御する制御手段と、 前記記憶手段の制御プログラムに書き込まれている作動
    部材の移動量又は速度のデータを書き換え可能な外部入
    力手段とを備えた請求項1に記載の電動アクチュエータ
    の制御装置。
  3. 【請求項3】前記検出手段の検出結果に基づいて、前記
    記憶手段に記憶されている各種制御プログラムを選択す
    る選択手段を備え、 前記選択手段にて選択された制御プログラムに基づい
    て、前記制御手段はパルス発振器を制御する請求項2に
    記載の電動アクチュエータの制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280065A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 New-Era Co Ltd モータの制御方法、及びそれを用いたアクチュエータ
WO2021176981A1 (ja) 2020-03-05 2021-09-10 平田機工株式会社 制御装置、モータユニット、搬送装置、電動シリンダ、記憶媒体及びプログラム

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