JP2000059227A - 符号化/復号化装置、及び符号化/復号化方法 - Google Patents

符号化/復号化装置、及び符号化/復号化方法

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JP2000059227A
JP2000059227A JP10224686A JP22468698A JP2000059227A JP 2000059227 A JP2000059227 A JP 2000059227A JP 10224686 A JP10224686 A JP 10224686A JP 22468698 A JP22468698 A JP 22468698A JP 2000059227 A JP2000059227 A JP 2000059227A
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bit
bits
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JP10224686A
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Shoichi Fujimoto
正一 藤本
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04B1/66Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M5/00Conversion of the form of the representation of individual digits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルデータを従来のものよりさらに少
ないビット数で表わすことができ、このような符号化が
施された符号を、精度を落とすことなく正確に元のディ
ジタルデータに復号できる符号化/復号化装置、及び符
号化/復号化方法をを提供する。 【解決手段】 ディジタルデータ103の最下位ビット
から0が連続している数を調べ、この0連続数より1多
い数を上記ディジタルデータ103のビット数から減じ
た値を割当てビット数105とし、この割当てビット数
105に応じてディジタルデータ103の最上位ビット
からビットを割り当てて符号化する。上記割当てビット
数114(105)を用いて削減したビット数を求め、
その大きさを有し、最上位が1で他のビットが0の下位
ビットを生成し、この下位ビットを符号115(10
6)の下位側に連結し、元のディジタルデータ117に
復号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルデータ
を符号化することによって圧縮する符号化方法および符
号化装置と、符号化されたデータが記録される記録媒体
又は伝送路を介して再生又は伝送された符号化データを
復号化して再生データを得る復号化方法及び復号化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のAVシステムでは信号をディジタ
ル信号として取り扱うことが多い。ディジタル信号は、
アナログ信号に比べ周囲の雑音に強く、記録媒体に記憶
させたり、信号を伝送させた場合でも、コンパクトディ
スク(CD:Compact Disc)やDVD(Digital Video
Disc)のように極めて良好に信号を再生することができ
る。また、ディジタルデータを記録媒体に記憶させる場
合や信号伝送する場合に、多くのデータを記録あるいは
伝送可能とするため、ディジタルデータの圧縮が行われ
る。このような圧縮技術の標準化団体として設立された
のがMPEG(Moving Picture Experts Group)であ
り、その中で動画像の圧縮方法として規格化されたもの
がMPEG−1、MPEG−2であり、音声の圧縮方法
として規格化されたものがMPEG−Audioであ
る。
【0003】ここで、MPEG−Audio等によるデ
ィジタルオーディオデータの圧縮伸長技術の概念を説明
する。図19は、ディジタルオーディオデータの圧縮伸
長技術を用いたステレオ装置を示したブロック図であ
る。図19に示すステレオ装置は、ディジタルオーディ
オデータを圧縮する圧縮部120と、圧縮されたデータ
をディジタルオーディオデータに復元する伸長部125
とを備えるものである。
【0004】圧縮部120は、帯域分割部121、心理
聴覚モデル122、ビット割当て部123、及びビット
ストリーム生成部124より構成される。帯域分割部1
21は、圧縮部120に入力されたディジタルオーディ
オデータが時間領域にあるため、この時間領域にあるデ
ィジタルオーディオデータを帯域分割して周波数領域の
ディジタルデータ151に変換するとともに該ディジタ
ルデータ151を心理聴覚モデル122とビット割当て
部123とに出力するものである。心理聴覚モデル12
2は、人間の聴覚が検知できる音の最小レベルを示した
モデルを有するものであって、このモデルには静寂時の
最小可聴限界や背景ノイズ等によるマスキング特性が主
に利用される。この心理聴覚モデル122では、その心
理聴覚モデルによる臨界帯域を考慮したマスキングレベ
ルぎりぎりまでの量子化精度でディジタルデータ151
の割当てビット数152が決定され、この割当てビット
数152をビット割当て部123に出力するものであ
る。ビット割当て部123は、割当てビット数152に
従ってディジタルデータ151のMSB(最上位ビッ
ト)からビット割当てを行って、ディジタルデータ15
1を符号化して圧縮するものである。このビット割当て
部123で圧縮されたデータ103と割当てビット数1
52はビットストリーム生成部124に出力される。ビ
ットストリーム生成部124は、上記の圧縮データ10
3と割当てビット数152とを多重化してビットストリ
ームを生成し、このビットストリームを蓄積メディアに
記録する。なお、上記ステレオ装置をディジタル音楽放
送装置などに利用する場合、このビットストリームは例
えばインターネットなどの通信路に送ることも可能であ
る。
【0005】一方、伸長部125は、ビットストリーム
分解部126、ビット伸長部127、及び帯域合成部1
28より構成される。ビットストリーム分解部126
は、蓄積メディア(あるいは通信路)から伸長部125
に入力されたビットストリームから圧縮データ203と
割当てビット数162とに分解するものである。このビ
ットストリーム分解部126で分解された圧縮データ2
03と割当てビット数162とは、ビット伸長部127
に出力される。ビット伸長部127は、ディジタルデー
タ151のビット数と割当てビット数162とからマス
キングされて削減されたビット長を求め、削減されたビ
ット数分のデータを生成し、これを圧縮データ203の
下位ビットに連結するものである。このビット伸長部1
27では、圧縮データ203の下位ビットに、圧縮部1
20で削減されたデータを連結するので、元の長さのデ
ィジタルデータ161にビット伸長される。帯域合成部
128は、ビット伸長されたディジタルデータ161が
周波数領域のデータであるため、これを時間領域のデー
タに変換し、元々のディジタルオーディオデータに戻す
ものである。
【0006】次に、このステレオ装置によるディジタル
オーディオデータの圧縮伸長の動作を説明する。なお、
数表記として、2進数で表すときは数の前に「b' 」を
付けるものとする。
【0007】圧縮部120では、時間領域にあるディジ
タルオーディオデータを帯域分割部121により帯域分
割して周波数領域のディジタルデータ151に変換す
る。この帯域分割部121から出力されたディジタルデ
ータ151として、例えばビット数が「8」の「b' 1
0100100」であるとする。なお、ここでのビット
数「8」は固定値として定められているものとする。心
理聴覚モデル122からビット数が「5」のマスキング
レベルで送れば良いと判断されたとすると、ビット割当
て部123では、ディジタルデータ151「b' 101
00100」のMSB(最上位ビット)から5ビット割
り当てられて、圧縮データ103「b' 10100」を
作成する。そして、ビット割当て部123は、圧縮デー
タ103としての「b' 10100」とともに、この時
の割当てビット数152としての「5」を出力する。ビ
ット割当て部123から出力された圧縮データ103
「b'10100」及び割当てビット数152「5」
は、ビットストリーム生成部124で多重化されて、D
VD等の蓄積メディアに記録する。
【0008】このようにして、圧縮部120では、ビッ
ト割当て部123によってディジタルデータ151のビ
ット割当てを行うことによって、ビットの割当てがなさ
れなかったビット数分のデータをディジタルデータ15
1から削減することができ、これにより、ディジタルデ
ータ151の圧縮が行われることとなる。
【0009】次に、伸長部125では、蓄積メディアか
ら送られてきたビットストリームは、ビットストリーム
分解部126で圧縮データ203「b' 10100」と
割当てビット数162「5」とに分解する。ビット伸長
部127では、圧縮データ203を元のディジタルデー
タ151に戻すため、元のディジタルデータ151のビ
ット数「8」から割当てビット数162の「5」を減じ
た「3」のビット数分のデータ「b' 000」を生成
し、この生成ビット「b' 000」を圧縮データ203
「b' 10100」の下位側に補ってビット伸長する。
その結果、ビット伸長されたデータ161「b' 101
00000」がビット伸長部127から出力される。な
お、ここで伸長後のデータ161の「b' 101000
00」は、圧縮前のデータ151の「b' 101001
00」とは異なった値であるが、人間の聴覚では聞き取
れない誤差の範囲内であるために、実用上は同じ信号と
みなすことができる。そして、ビット伸長部127から
出力されたディジタルデータ161は、帯域合成部12
8で周波数領域から時間領域に変換されて、元々のディ
ジタルオーディオデータに戻される。
【0010】このようにして、伸長部125では、ビッ
ト伸長部127によって削減されたビット数分のデータ
が圧縮データ203の下位ビットに補われるので、これ
により、元の長さのディジタルデータ161にビット伸
長されることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蓄積メディ
アの記録容量や通信路の通信容量は限られているため、
データ容量が増えるに従い、さらなる圧縮技術が求めら
れている。特にディジタルオーディオデータの圧縮技術
では、一定の音質を保ったままさらに圧縮率を高める技
術が求められている。
【0012】しかしながら、従来の圧縮技術では、上記
ステレオ装置のように、心理聴覚モデル122で決定さ
れた割当てビット数152よりもさらに少ないビット数
でディジタルデータ151を符号化することができなか
った。
【0013】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、従来の技術により符号化されたデータ
を、その精度を保ったままさらに少ないビット数で表わ
すことができるように符号化する符号化装置および符号
化方法、このような符号化が施された信号を復号化する
ための復号化装置および復号化方法を提供することを目
的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
符号化装置は、ディジタルデータの入力を受け、該ディ
ジタルデータを符号化した符号を作成し出力する符号化
装置であって、入力されたディジタルデータの最端位ビ
ットから0または1が連続している連続数を検出する連
続数検出手段と、上記連続数検出手段で検出した連続数
の1加算値を上記ディジタルデータのビット数から減じ
て、上記ディジタルデータの割当てビット数を算出する
割当てビット数計算手段と、上記割当てビット数計算手
段で求めた割当てビット数の大きさに応じて上記ディジ
タルデータに対し上記連続数を検出した側とは反対側の
最端位ビットからビットを割り当て、該割り当てたビッ
トよりなる符号を作成するビット割当て手段とを備える
ことを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項2に係る符号化装置は、請
求項1に記載の符号化装置において、上記割当てビット
数計算手段は、上記連続数検出手段で検出された連続数
が入力されたディジタルデータのビット数と同じ場合に
は割当てビット数として所定値を出力するものであり、
上記ビット割当て手段は、上記ビット数計算手段から上
記所定値が出力された場合には上記ディジタルデータに
ビットを割り当てることなく符号の出力を行わないもの
であることを特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項3に係る復号化装置は、デ
ィジタルデータの最端位ビットから0または1が連続し
ている連続数の1加算値分のビットを削減して該ディジ
タルデータを符号化した符号を復号化して元のディジタ
ルデータに復元し出力する復号化装置であって、上記デ
ィジタルデータのビット数から、上記符号のビット数を
示す割当てビット数を減じた値の大きさを有し、かつ最
端位ビットが上記連続数の値と反対値で他のビットが上
記連続数の値と同値であるビットを作成するビット生成
手段と、上記ビット生成手段で作成された生成ビット
を、その最端位ビット側を入力された符号においてビッ
トが削減された側に連結し元のディジタルデータに復元
する連結手段とを備えることを特徴とするものである。
【0017】本発明の請求項4に係る復号化装置は、請
求項3に記載の復号化装置において、上記ビット生成手
段は、割り当てビット数として所定値が入力されたとき
は、元のディジタルデータのビット数の大きさを有し、
かつ全てのビットが上記連続数と同値であるビットを作
成するものであることを特徴とするものである。
【0018】本発明の請求項5に係る符号化方法は、デ
ィジタルデータを圧縮するための符号化方法であって、
ディジタルデータの最端位ビットから0または1が連続
している数を調べる第1のステップと、上記ディジタル
データのビット数から、上記第1のステップで調べた連
続数の1加算値を減じて、この値を上記ディジタルデー
タに割り当てる割当てビット数として求める第2のステ
ップと、上記ディジタルデータにおいて上記連続数を検
出した側とは反対側の最端位ビットから、上記第2のス
テップで求めた割当てビット数の大きさに応じてビット
を割り当て、該割り当てたビットよりなる符号を作成す
る第3のステップとを有することを特徴とするものであ
る。
【0019】本発明の請求項6に係る符号化方法は、請
求項5に記載の符号化方法において、上記第1のステッ
プで調べた連続数がディジタルデータのビット数と等し
い場合には、上記第2のステップでは所定値を出力する
ようにし、かつ上記第3のステップではディジタルデー
タにビットを割り当てることなく符号の出力を行わない
ようにすることを特徴とするものである。
【0020】本発明の請求項7に係る復号化方法は、デ
ィジタルデータの最端位ビットから0または1が連続し
ている連続数の1加算値分のビットを削減して該ディジ
タルデータを符号化した符号を元のディジタルデータに
復元する復号化方法であって、上記ディジタルデータの
ビット数から、上記符号のビット数を示す割当てビット
数を減じた値を求める第1のステップと、上記第1のス
テップで求めた値の大きさを有し、かつ最端位ビットが
上記連続数の反対値で他のビットが上記連続数と同値で
あるビットを作成する第2のステップと、上記第2のス
テップで作成された生成ビットを、その最端位ビット側
を入力された符号においてビットが削減された側に連結
し元のディジタルデータに復元する第3のステップとを
備えることを特徴とするものである。
【0021】本発明の請求項8に係る復号化方法は、請
求項7に記載の復号化方法において、入力される割当て
ビット数が所定値か否かを判別するステップを有し、こ
のステップで割当てビット数が所定値であると判断され
たときは、元のディジタルデータのビット数の大きさを
有し、全てのビットが上記連続数と同値であるビットを
作成し、該生成ビットを元のディジタルデータとして復
元するようにすることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を用いて説明する。なお、実施の形態の説明に
おける数表記として、2進数で表わす時は数の前に
「b' 」を付けるものとし、10進数の場合は何も付け
ないものとする。例えば10進数で「10」は、2進数
表記で「b' 1010」と表わされる。
【0023】実施の形態1.実施の形態1は、本発明に
係る符号化/復号化装置及び符号化/復号化方法におけ
る圧縮伸長技術を、ステレオ装置に応用した場合の例で
ある。図1は、本実施の形態1によるステレオ装置のブ
ロック図を示す。図1に示すステレオ装置は、ディジタ
ルオーディオデータを圧縮する圧縮部130と、圧縮さ
れたデータをディジタルオーディオデータに復元する伸
長部133とを備えるものである。
【0024】圧縮部130は、帯域分割部121、心理
聴覚モデル122、ビット割当て部123、符号化装置
131、及びビットストリーム生成部124により構成
される。帯域分割部121、心理聴覚モデル122、ビ
ット割当て部123、及びビットストリーム生成部12
4は、図19に示した従来のステレオ装置と同様の構成
を有するので、ここでは説明を省略する。
【0025】符号化装置131は、ビット割当て部12
3から出力されたディジタルデータ103を符号化する
ものであるが、ここで符号化された符号は必ずビット割
当て部123から出力されたディジタルデータ103よ
りもデータ長が短くなる。
【0026】図2は、上記符号化装置131の構成を示
したブロック図である。図3は、図2に示した割当てビ
ット数計算部101の構成を示したブロック図である。
符号化装置131は、図2に示すように、0連続数検出
部100、割当てビット数計算部101、及びビット割
当て部102より構成される。
【0027】0連続数検出部100は、0連続数検出手
段としての作用を行うものであり、入力されたディジタ
ルデータ103のLSB(最下位ビット)から「b'
0」が連続している数を出力するものである。
【0028】割当てビット数計算部101は、割当てビ
ット数計算手段としての作用を行なうものであり、0連
続数検出部100で検出した連続数が入力されたディジ
タルデータ103のビット幅と同じ場合は所定値として
「−1」を出力し、それ以外の場合は入力されたディジ
タルデータ103のビット幅の数から、0連続数検出部
100で検出した連続数に1を加算した値を引いた値を
出力するものである。この割当てビット数計算部101
は、図3に示すように、1加算器107、減算器10
8、及びビット数出力部109より構成される。1加算
器107は、上記0連続数検出部100からの出力値に
1を加算するものである。ビット出力部109は、入力
されたディジタルデータ103のビット幅の数を出力す
るものである。減算器108は、ビット数出力部109
から出力されたビット幅の数値から、上記1加算器10
7での出力値を引いた値を割り当てビット数105とし
て出力するものである。
【0029】ビット割当て部102は、ビット割当て手
段としての作用を行うものであり、割当てビット数計算
部101で算出された割り当てビット数105のビット
数分、ディジタルデータ103のMSBからビットを割
り当てることによって符号化された符号106を出力す
るものである。ここで、割当てビット数計算部101か
ら出力された値が所定値「−1」または「0」の場合は
ディジタルデータ103にビットを割り当てず、かつ符
号を出力しないこととなる。
【0030】なお、符号化装置131で扱われるディジ
タルデータ103のビット数としては、ビット割当て部
123から出力された割当てビット数152が使われ
る。また、ビットストリーム生成部124では、符号化
装置131から出力された符号106及び割当てビット
数105を多重化してビットストリームを生成する。
【0031】次に、本実施の形態1の伸長部133は、
図1に示すように、ビットストリーム分解部126、符
号化装置132、及び帯域合成部128により構成され
る。ビットストリーム分解部126、及び帯域合成部1
28は、図19に示した従来のステレオ装置と同様の構
成を有するので、ここでは説明を省略する。
【0032】図4は、上記復号化装置132の構成を示
すブロック図である。復号化装置132は、図4に示す
ように、下位ビット0生成部112と、連結部113と
により構成される。下位ビット0生成部112は、ビッ
ト生成手段としての作用を行なうものであり、割当てビ
ット数114が所定値「−1」のときは全てのビットが
「b' 0」であり、元のディジタルデータ151のビッ
ト数分の大きさを有するビット116を出力し、また、
元のディジタルデータ151のビット数と割当てビット
数114との差が1のときは「b' 1」のビット116
を出力し、さらに、元のディジタルデータ151のビッ
ト数と割当てビット数114との差が2以上のときは前
記ビット数の差の大きさを有し、かつ最上位ビットが
「b' 1」で他のビットが「b' 0」であるビット11
6を出力するものである。連結部113は、連結手段と
しての作用を行うものであり、下位ビット0生成部11
2から出力されたビット116を符号化された符号11
5の下位側に連結して出力し、また、符号化された符号
115が無い場合(ビットストリームに符号115が含
まれていない場合)は下位ビット0生成部112で生成
されたビット116をそのまま出力するものである。
【0033】次に、実施の形態1によるステレオ装置の
符号化装置131、復号化装置132で圧縮・伸長する
動作を説明する。図5から図8は、本実施の形態1で取
り扱われるデータのテーブルを示し、これらの図におい
て、図中(a)が符号化装置131で扱われるデータテ
ーブルを示し、図中(b)が復号化装置132で扱われ
るデータテーブルを示す。また、本実施の形態では符号
化されるディジタルデータのビット幅は「8」ビットで
固定されているものとしている。
【0034】動作例1.動作例1は、図5に示すよう
に、ディジタルデータ151として「b' 010100
10」を圧縮・伸長する動作例を示している。まず、図
5(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが圧
縮部130に入力されると、図19に示した従来のもの
と同様に帯域分割部121から出力されたディジタルデ
ータ151「b' 01010010」は、心理聴覚モデ
ル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで送
れば良いと判断され、ビット割当て部123より圧縮さ
れたディジタルデータ103「b' 01010」が出力
される。
【0035】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 01010」が入力されると、0連続
検出部100では、「b' 01010」のLSB(最下
位ビット)からの0の連続している数を数えて連続数1
04として「1」を出力する。1加算器107では
「1」が入力されるので1加算後の値111として
「2」を出力する。符号化されるディジタルデータ10
3のビット数110は心理聴覚モデル122で決定され
た割当てビット数「5」であり、1加算器107から送
られてくる数は「2」であるので、減算器108は「5
−2=3」で割り当てビット数105として「3」を出
力する。ビット割当て部102では、割り当てビット数
105として「3」が割当てビット数計算部101から
送られてくるのでディジタルデータ103の値「b' 0
1010」のMSB(最上位ビット)から3ビットを割
り当てて、符号化した符号106として「b' 010」
を出力する。そして、上記符号106「b' 010」及
び割当てビット数105「3」は、ビットストリーム生
成部124により多重化されたビットストリームとして
蓄積メディア等に送られる。
【0036】次に、図5(b)を参照して、蓄積メディ
アより上記ビットストリームが伸長部133に入力され
ると、まず、ビットストリーム分解部126にて符号1
15「b' 010」及び割当てビット数114「3」に
分解される。
【0037】そして、符号115「b' 010」及び割
当てビット数114「3」が復号化装置132に入力さ
れると、下位ビット0生成部112では、割当てビット
数114として入力された値が「3」であり、圧縮前の
ディジタルデータ151のビット幅である「8」と比べ
て「8−3=5」であり差が2以上であるので、5ビッ
ト幅で最上位ビットが「b' 1」で他のビットが「b'
0」である「b' 10000」を下位ビット116とし
て出力する。連結部113では符号115「b' 01
0」の下位に下位ビット0生成部112から出力された
下位ビット116の値「b' 10000」を連結して復
号化されたデータ117として「b' 0101000
0」を出力する。そして、復号化装置132から出力さ
れたディジタルデータ117は、帯域合成部128で周
波数領域から時間領域に変換されて、元々のディジタル
オーディオデータに戻される。
【0038】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 01010000」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 01010
010」と一部異なるが、これは図19で示した従来の
装置でも生じている誤差、つまり、人間の聴覚では聞き
取れない誤差の範囲内であるため、実用上は同じ信号と
みなすことができる。
【0039】この動作例の場合、本実施の形態1におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では8ビ
ットのディジタルデータをビット割当て部123から出
力された5ビットのデータとして送っていたものを、さ
らに2ビット圧縮して3ビットの符号に符号化すること
ができ、圧縮率をさらに高めていることが分かる。な
お、割当てビット数105の情報量は従来の装置でも必
要であったため、この割当てビット数105がデータ容
量の増加をもたらすこともない。
【0040】また、本実施の形態1における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。
【0041】動作例2.動作例2は、図6に示すよう
に、ディジタルデータ103として「b' 110110
00」を圧縮・伸長する動作例を示している。まず、図
6(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが圧
縮部130に入力されると、図19に示した従来のもの
と同様に帯域分割部121から出力されたディジタルデ
ータ151「b' 11011000」は、心理聴覚モデ
ル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで送
れば良いと判断され、ビット割当て部123より圧縮さ
れたディジタルデータ103「b' 11011」が出力
される。
【0042】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 11011」が入力されると、0連続
検出部100では、「b' 11011」のLSBからの
0の連続している数を数えて連続数104として「0」
を出力する。1加算器107では「0」が入力されるの
で1加算後の値111として「1」を出力する。符号化
されるディジタルデータ103のビット数110は心理
聴覚モデル122で決定された割当てビット数「5」で
あり、1加算器107から送られてくる数は「1」であ
るので、減算器108は「5−1=4」で割り当てビッ
ト数105として「4」を出力する。ビット割当て部1
02では、割り当てビット数105として「4」が割当
てビット数計算部101から送られてくるのでディジタ
ルデータ103の値「b' 11011」のMSBから4
ビットを割り当てて、符号化した符号106として
「b' 1101」を出力する。そして、上記符号106
「b'1101」及び割当てビット数105「4」は、
ビットストリーム生成部124により多重化されたビッ
トストリームとして蓄積メディア等に送られる。
【0043】次に、図6(b)を参照して、蓄積メディ
アより上記ビットストリームが伸長部133に入力され
ると、まず、ビットストリーム分解部126にて符号1
15「b' 1101」及び割当てビット数114「4」
に分解される。
【0044】そして、符号化された符号115として
「b' 1101」、及び割当てビット数114として
「4」が復号化装置132に入力されると、下位ビット
0生成部112では、割当てビット数114として入力
された値が「4」であり、圧縮前のディジタルデータ1
51のビット幅である「8」と比べて「8−4=4」で
差が2以上であるので、4ビット幅で最上位ビットが
「b' 1」で他のビットが「b' 000」である「b'
1000」を下位ビット116として出力する。連結部
113では符号115「b' 1101」の下位に下位ビ
ット0生成部112から出力された下位ビット116の
値「b' 1000」を連結して復号化されたデータ11
7として「b' 11011000」を出力する。そし
て、復号化装置132から出力されたディジタルデータ
117は、帯域合成部128で周波数領域から時間領域
に変換されて、元々のディジタルオーディオデータに戻
される。
【0045】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 11011000」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 11011
000」と全く同じである。
【0046】この動作例の場合、本実施の形態1におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では、8
ビットのディジタルデータをビット割当て部123から
出力された5ビットのデータとして送っていたものを、
さらに1ビット圧縮して4ビットの符号に符号化するこ
とができ、圧縮率をさらに高めていることが分かる。な
お、割当てビット数105の情報量は従来の装置でも必
要であったため、この割当てビット数105がデータ容
量の増加をもたらすこともない。
【0047】また、本実施の形態1における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。
【0048】動作例3.動作例3は、図7に示すよう
に、ディジタルデータ103として「b' 100000
00」を圧縮・伸長する動作例を示している。まず、図
7(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが圧
縮部130に入力されると、図19に示した従来のもの
と同様に帯域分割部121から出力されたディジタルデ
ータ151「b' 10000000」は、心理聴覚モデ
ル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで送
れば良いと判断され、ビット割当て部123より圧縮さ
れたディジタルデータ103「b' 10000」が出力
される。
【0049】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 10000」が入力されると、0連続
検出部100では、「b' 10000」のLSBからの
0の連続している数を数えて連続数104として「4」
を出力する。1加算器107では「4」が入力されるの
で1加算後の値111として「5」を出力する。符号化
されるディジタルデータ103のビット数110は心理
聴覚モデル122で決定された割当てビット数「5」で
あり、1加算器107から送られてくる数は「5」であ
るので、減算器108は「5−5=0」で割り当てビッ
ト数105として「0」を出力する。ビット割当て部1
02では、割り当てビット数105として「0」が割当
てビット数計算部101から送られてくるので、この場
合はディジタルデータ103の値「b' 10000」に
ビットを割り当てない。すなわち、符号106としては
何も出力されないこととなる。したがって、ビットスト
リーム生成部124では、符号106はなしで、割当て
ビット数105の「0」だけをビットストリームとして
蓄積メディア等に送ることとなる。
【0050】次に、図7(b)を参照して、蓄積メディ
アより上記ビットストリームが伸長部133に入力され
ると、まず、ビットストリーム分解部126にて割当て
ビット数114「0」だけが出力される。そして、割当
てビット数114「0」が復号化装置132に入力され
ると、下位ビット0生成部112では、割当てビット数
114として入力された値が「0」であり、圧縮前のデ
ィジタルデータ151のビット幅である「8」と比べて
「8−0=8」で差が2以上であるので、8ビット幅で
最上位ビットが「b' 1」で他のビットが「b' 0」で
ある「b' 10000000」を下位ビット116とし
て出力する。連結部113では符号化された符号115
はないので下位ビット0生成部112から出力された下
位ビット116の値「b' 10000000」をそのま
ま復号化されたデータ117として出力する。そして、
復号化装置132から出力されたディジタルデータ11
7は、帯域合成部128で周波数領域から時間領域に変
換されて、元々のディジタルオーディオデータに戻され
る。
【0051】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 10000000」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 10000
000」と全く同じである。
【0052】この動作例の場合、本実施の形態1におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では、8
ビットのディジタルデータをビット割当て部123から
出力された5ビットのデータとして送っていたものを、
すべてのビットを削減することができ、データ容量を全
く占めることがないことが分かる。なお、割当てビット
数105の情報量は従来の装置でも必要であったため、
この割当てビット数105がデータ容量の増加をもたら
すこともない。
【0053】また、本実施の形態1における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。したがって、この動作例3の場合は従来の装
置で圧縮されたデータをすべて削減してしまってもその
精度を保ったまま復元することができることが分かる。
【0054】動作例4.動作例4は、図8に示すよう
に、ディジタルデータ103として「b' 000000
00」を圧縮・ 伸長する動作例を示している。まず、図
8(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが圧
縮部130に入力されると、図19に示した従来のもの
と同様に帯域分割部121から出力されたディジタルデ
ータ151「b' 00000000」は、心理聴覚モデ
ル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで送
れば良いと判断され、ビット割当て部123より圧縮さ
れたディジタルデータ103「b' 00000」が出力
される。
【0055】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 00000」が入力されると、0連続
検出部100では、「b' 00000」のLSBからの
0の連続している数を数えて連続数104として「5」
を出力する。1加算器107では「5」が入力されるの
で1加算後の値111として「6」を出力する。符号化
されるディジタルデータ103のビット数110は心理
聴覚モデル122で決定された割当てビット数「5」で
あり、1加算器107から送られてくる数は「6」であ
るので、減算器108は「5−6=−1」で割り当てビ
ット数105として「−1」を出力する。ビット割当て
部102では、割り当てビット数105として所定値の
「−1」が割当てビット数計算部101から送られてく
るので、この場合はディジタルデータ103の値「b'
00000」にビットを割り当てない。すなわち、符号
106としては何も出力されないこととなる。したがっ
て、ビットストリーム生成部124では、符号106は
なしで、割当てビット数105の「−1」だけをビット
ストリームとして蓄積メディア等に送ることとなる。
【0056】次に、図8(b)を参照して、蓄積メディ
アより上記ビットストリームが伸長部133に入力され
ると、まず、ビットストリーム分解部126にて割当て
ビット数114「−1」だけが出力される。
【0057】そして、割当てビット数114「−1」が
復号化装置132に入力されると、下位ビット0生成部
112では、割当てビット数114として入力された値
が「−1」の所定値なので、全てのビットが「b' 0」
である圧縮前のディジタルデータ151のビット幅であ
る「8」ビット幅のデータ「b' 00000000」を
下位ビット116として出力する。連結部113では符
号化された符号はないので下位ビット0生成部112か
ら出力された下位ビット116の値「b' 000000
00」をそのまま復号化されたデータ117として出力
する。そして、復号化装置132から出力されたディジ
タルデータ117は、帯域合成部128で周波数領域か
ら時間領域に変換されて、元々のディジタルオーディオ
データに戻される。
【0058】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 00000000」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 00000
000」と全く同じである。
【0059】この動作例の場合、本実施の形態1におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では8ビ
ットのディジタルデータをビット割当て部123から出
力された5ビットのデータとして送っていたものを、す
べてのビットを削減することができ、データ容量を全く
占めることがないことが分かる。なお、割当てビット数
105の情報量は従来の装置でも必要であったため、こ
の割当てビット数105がデータ容量の増加をもたらす
こともない。
【0060】また、本実施の形態1における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。したがって、この動作例4の場合は従来の装
置で圧縮されたデータをすべて削減してしまってもその
精度を保ったまま復元することができることが分かる。
【0061】以上のように、本実施の形態1における符
号化装置131によれば、心理聴覚モデル122に基づ
いて圧縮されたディジタルデータ103から、その最下
位ビットから「b' 0」が連続している数の1加算値分
の下位ビットが削減された符号106が得られるので、
上記ディジタルデータ103をさらに少ないビット数で
表すことができる。また、上記ディジタルデータ103
のすべてのビットが「b' 0」か、最上位ビットだけが
「b' 1」の場合は符号106の出力が行われない。さ
らに、ビットストリームにまとめられる割当てビット数
105については、図19に示す従来のステレオ装置で
も使われている割当てビット数部分に相当するため、デ
ータ容量の増加を招くことがない。したがって、本符号
化装置131では、従来のものに比しディジタルデータ
の容量をさらに圧縮することができるという効果があ
る。
【0062】また、本実施の形態1における復号化装置
132によれば、上記符号化装置131において最下位
ビットから「b' 0」が連続している数の1加算値分の
下位ビットを削減していることに対応して、下位ビット
0生成部112において入力された割当てビット数11
4の大きさに基づき削減されたビットの大きさを求め、
この大きさを有し、最上位ビットが「b' 1」で他のビ
ットが「b' 0」である下位ビット116を生成し、連
結部113においてこの下位ビット116を符号115
の下位側に連結するようにしているので、従来のステレ
オ装置と同様の精度を保ったまま復号化して元のディジ
タルデータに復元することができるという効果がある。
【0063】また、ディジタルデータ151が「b' 1
0000000」、「b' 00000000」の場合
は、復号化装置132に入力される割当てビット数11
4が「0」(動作例3、図7)、あるいは所定値「−
1」(動作例4、図8) であり、いずれの場合も復号化
装置132に符号115が送られてこないが、割当てビ
ット数114として上記の所定値「−1」を用いること
で、すべてのビットが削減されたディジタルデータ15
1が上記の「b' 10000000」、あるいは「b'
00000000」のいずれであるかを容易に区別する
ことができ、しかも下位ビット0生成部112で生成さ
れる下位ビット116がそのまま元のディジタルデータ
117として正確に復元することができるという効果が
ある。
【0064】実施の形態2.実施の形態2のステレオ装
置における符号化装置は、図2に示した上記実施の形態
1での0連続数検出部100に代えて、図9に示すよう
に、1連続数検出部118を有するものである。この1
連続数検出部118は、入力されたディジタルデータ1
03のLSB(最下位ビット)から「b' 1」が連続し
ている数を出力し、1連続数検出手段としての作用を行
うものである。なお、他の構成は図1、図2に示す実施
の形態1と同様である。
【0065】また、実施の形態2のステレオ装置におけ
る復号化装置は、図4に示した上記実施の形態1での下
位ビット0生成部112に代えて、図10に示すよう
に、下位ビット1生成部119を有するものである。こ
の下位ビット1生成部119は、割当てビット数が「−
1」のときは全てのビットが「b' 1」である圧縮前の
ディジタルデータ151のビット幅を有する値を出力
し、圧縮前のディジタルデータ151のビット数と割当
てビット数114との差が1のときは「b' 0」の値を
出力し、ビット数の差が2以上のときは最上位ビットが
「b' 0」で他のビットが「b' 1」である前記ビット
数の差の大きさを有する値を出力する下位ビット生成手
段としての作用を行なうものである。なお、他の構成は
図1、図4に示す実施の形態1と同様である。
【0066】次に、実施の形態2によるステレオ装置の
符号化装置131、復号化装置132で圧縮・伸長する
動作を説明する。図11から図14は、本実施の形態2
で取り扱われるデータのテーブルを示し、これらの図に
おいて、図中(a)が符号化装置131で扱われるデー
タテーブルを示し、図中(b)が復号化装置132で扱
われるデータテーブルを示す。また、本実施の形態2で
は符号化されるディジタルデータ151のビット幅は8
ビットで固定されているものとしている。
【0067】動作例1.動作例1は、図11に示すよう
に、ディジタルデータ151として「b' 010001
11」を圧縮・伸長する動作例を示している。まず、図
11(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが
圧縮部130に入力されると、図19に示した従来のも
のと同様に帯域分割部121から出力されたディジタル
データ151「b' 01000111」は、心理聴覚モ
デル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで
送れば良いと判断され、ビット割当て部123より圧縮
されたディジタルデータ103「b' 01000」が出
力される。
【0068】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 01000」が入力されると、1連続
検出部118では、「b' 01000」のLSBからの
1の連続している数を数えて連続数104として「0」
を出力する。1加算器107では「0」が入力されるの
で1加算後の値111として「1」を出力する。符号化
されるディジタルデータ103のビット数110は心理
聴覚モデル122で決定された割当てビット数「5」で
あり、1加算器107から送られてくる数は「1」であ
るので、減算器108は「5−1=4」で割り当てビッ
ト数105として「4」を出力する。ビット割当て部1
02では、割り当てビット数105として「4」が割当
てビット数計算部101から送られてくるのでディジタ
ルデータ103の値「b' 01000」のMSBから4
ビットを割り当てて、符号化した符号106として
「b' 0100」を出力する。そして、上記符号106
「b'0100」及び割当てビット数105「4」は、
ビットストリーム生成部124により多重化されたビッ
トストリームとして蓄積メディア等に送られる。
【0069】次に、図5(b)を参照して、蓄積メディ
アより上記ビットストリームが伸長部133に入力され
ると、まず、ビットストリーム分解部126にて符号1
15「b' 0100」及び割当てビット数114「4」
に分解される。
【0070】そして、符号115「b' 0100」及び
割当てビット数114「4」が復号化装置132に入力
されると、下位ビット1生成部119では、割当てビッ
ト数114として入力された値が「4」であり、圧縮前
のディジタルデータ151のビット幅である「8」と比
べて「8−4=4」であり差が2以上であるので、4ビ
ット幅で最上位ビットが「b' 0」で他のビットが
「b' 1」である「b' 0111」を下位ビット116
として出力する。連結部113では符号115「b' 0
100」の下位に下位ビット1生成部119から出力さ
れた下位ビット116の値「b' 0111」を連結して
復号化されたデータ117として「b' 0100011
1」を出力する。そして、復号化装置132から出力さ
れたディジタルデータ117は、帯域合成部128で周
波数領域から時間領域に変換されて、元々のディジタル
オーディオデータに戻される。
【0071】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 01000111」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 01000
111」と全く同じである。
【0072】この動作例の場合、本実施の形態2におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では8ビ
ットのディジタルデータをビット割当て部123から出
力された5ビットのデータとして送っていたものを、さ
らに1ビット圧縮して4ビットの符号に符号化すること
ができ、圧縮率をさらに高めていることが分かる。な
お、割当てビット数105の情報量は従来の装置でも必
要であったため、この割当てビット数105がデータ容
量の増加をもたらすこともない。
【0073】また、本実施の形態2における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。
【0074】動作例2.動作例2は、図12に示すよう
に、ディジタルデータ103として「b' 110111
11」を圧縮・伸長する動作例を示している。まず、図
12(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが
圧縮部130に入力されると、図19に示した従来のも
のと同様に帯域分割部121から出力されたディジタル
データ151「b' 11011111」は、心理聴覚モ
デル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで
送れば良いと判断されたとすると、ビット割当て部12
3より圧縮されたディジタルデータ103「b' 110
11」が出力される。
【0075】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 11011」が入力されると、1連続
検出部118では、「b' 11011」のLSBからの
1の連続している数を数えて連続数104として「2」
を出力する。1加算器107では「2」が入力されるの
で1加算後の値111として「3」を出力する。符号化
されるディジタルデータ103のビット数110は心理
聴覚モデル122で決定された割当てビット数「5」で
あり、1加算器107から送られてくる数は「3」であ
るので、減算器108は「5−3=2」で割り当てビッ
ト数105として「2」を出力する。ビット割当て部1
02では、割り当てビット数105として「2」が割当
てビット数計算部101から送られてくるのでディジタ
ルデータ103の値「b' 11011」のMSBから2
ビットを割り当てて、符号化した符号106として
「b' 11」を出力する。そして、上記符号106
「b' 11」及び割当てビット数105「2」は、ビッ
トストリーム生成部124により多重化されたビットス
トリームとして蓄積メディア等に送られる。
【0076】次に、図12(b)を参照して、蓄積メデ
ィアより上記ビットストリームが伸長部133に入力さ
れると、まず、ビットストリーム分解部126にて符号
115「b' 11」及び割当てビット数114「2」に
分解される。
【0077】そして、符号化された符号115として
「b' 11」、及び割当てビット数114として「2」
が復号化装置132に入力されると、下位ビット1生成
部119では、割当てビット数114として入力された
値が「2」であり、圧縮前のディジタルデータ151の
ビット幅である「8」と比べて「8−2=6」で差が2
以上であるので、6ビット幅で最上位ビットが「b'
0」で他のビットが「b'11111」である「b' 0
11111」を下位ビット116として出力する。連結
部113では符号115「b' 11」の下位に下位ビッ
ト1生成部119から出力された下位ビット116の値
「b' 011111」を連結して復号化されたデータ1
17として「b' 11011111」を出力する。そし
て、復号化装置132から出力されたディジタルデータ
117は、帯域合成部128で周波数領域から時間領域
に変換されて、元々のディジタルオーディオデータに戻
される。
【0078】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 11011111」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 11011
111」と全く同じである。
【0079】この動作例の場合、本実施の形態2におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では8ビ
ットのディジタルデータをビット割当て部123から出
力された5ビットのデータとして送っていたものを、さ
らに3ビット圧縮して2ビットの符号に符号化すること
ができ、圧縮率をさらに高めていることが分かる。な
お、割当てビット数105の情報量は従来の装置でも必
要であったため、この割当てビット数105がデータ容
量の増加をもたらすこともない。
【0080】また、本実施の形態2における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。
【0081】動作例3.動作例3は、図13に示すよう
に、ディジタルデータ103として「b' 011111
11」を圧縮・ 伸長する動作例を示している。まず、図
13(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが
圧縮部130に入力されると、図19に示した従来のも
のと同様に帯域分割部121から出力されたディジタル
データ151「b' 01111111」は、心理聴覚モ
デル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで
送れば良いと判断され、ビット割当て部123より圧縮
されたディジタルデータ103「b' 01111」が出
力される。
【0082】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 01111」が入力されると、1連続
検出部118では、「b' 01111」のLSBからの
1の連続している数を数えて連続数104として「4」
を出力する。1加算器107では「4」が入力されるの
で1加算後の値111として「5」を出力する。符号化
されるディジタルデータ103のビット数110は心理
聴覚モデル122で決定された割当てビット数「5」で
あり、1加算器107から送られてくる数は「5」であ
るので、減算器108は「5−5=0」で割り当てビッ
ト数105として「0」を出力する。ビット割当て部1
02では、割り当てビット数105として「0」が割当
てビット数計算部101から送られてくるので、この場
合はディジタルデータ103の値「b' 01111」に
ビットを割り当てない。すなわち、符号106としては
何も出力されないこととなる。したがって、ビットスト
リーム生成部124では、符号106はなしで、割当て
ビット数105の「0」だけをビットストリームとして
蓄積メディア等に送ることとなる。
【0083】次に、図13(b)を参照して、蓄積メデ
ィアより上記ビットストリームが伸長部133に入力さ
れると、まず、ビットストリーム分解部126にて割当
てビット数114「0」だけが出力される。
【0084】そして、割当てビット数114「0」が復
号化装置132に入力されると、下位ビット1生成部1
19では、割当てビット数114として入力された値が
「0」であり、圧縮前のディジタルデータ151のビッ
ト幅である「8」と比べて「8−0=8」で差が2以上
であるので、8ビット幅で最上位ビットが「b' 0」で
他のビットが「b' 1」である「b' 0111111
1」を下位ビット116として出力する。連結部113
では符号化された符号115はないので下位ビット1生
成部112から出力された下位ビット116の値「b'
01111111」をそのまま復号化されたデータ11
7として出力する。そして、復号化装置132から出力
されたディジタルデータ117は、帯域合成部128で
周波数領域から時間領域に変換されて、元々のディジタ
ルオーディオデータに戻される。
【0085】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 01111111」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 01111
111」と全く同じである。
【0086】この動作例の場合、本実施の形態2におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では8ビ
ットのディジタルデータをビット割当て部123から出
力された5ビットのデータとして送っていたものを、す
べてのビットを削減することができ、データ容量を全く
占めることがないことが分かる。なお、割当てビット数
105の情報量は従来の装置でも必要であったため、こ
の割当てビット数105がデータ容量の増加をもたらす
こともない。
【0087】また、本実施の形態2における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。したがって、この動作例3の場合は従来の装
置で圧縮されたデータをすべて削減してしまってもその
精度を保ったまま復元することができることが分かる。
【0088】動作例4.動作例4は、図14に示すよう
に、ディジタルデータ103として「b' 111111
11」を圧縮・ 伸長する動作例を示している。まず、図
14(a)を参照して、ディジタルオーディオデータが
圧縮部130に入力されると、図19に示した従来のも
のと同様に帯域分割部121から出力されたディジタル
データ151「b' 11111111」は、心理聴覚モ
デル122にてビット数が「5」のマスキングレベルで
送れば良いと判断され、ビット割当て部123より圧縮
されたディジタルデータ103「b' 11111」が出
力される。
【0089】そして、符号化装置131にディジタルデ
ータ103「b' 11111」が入力されると、1連続
検出部118では、「b' 11111」のLSBからの
1の連続している数を数えて連続数104として「5」
を出力する。1加算器107では「5」が入力されるの
で1加算後の値111として「6」を出力する。符号化
されるディジタルデータ103のビット数110は心理
聴覚モデル122で決定された割当てビット数「5」で
あり、1加算器107から送られてくる数は「6」であ
るので、減算器108は「5−6=−1」で割り当てビ
ット数105として「−1」を出力する。ビット割当て
部102では、割り当てビット数105として所定値の
「−1」が割当てビット数計算部101から送られてく
るので、この場合はディジタルデータ103の値「b'
11111」にビットを割り当てない。すなわち、符号
106としては何も出力されないこととなる。したがっ
て、ビットストリーム生成部124では、符号106は
なしで、割当てビット数105の「−1」だけをビット
ストリームとして蓄積メディア等に送ることとなる。
【0090】次に、図14(b)を参照して、蓄積メデ
ィアより上記ビットストリームが伸長部133に入力さ
れると、まず、ビットストリーム分解部126にて割当
てビット数114「−1」だけが出力される。
【0091】そして、割当てビット数114「−1」が
復号化装置132に入力されると、下位ビット1生成部
119では、割当てビット数114として入力された値
が「−1」の所定値なので、全てのビットが「b' 1」
である圧縮前のディジタルデータ151のビット幅であ
る「8」ビット幅のデータ「b' 11111111」を
下位ビット116として出力する。連結部113では符
号化された符号はないので下位ビット1生成部119か
ら出力された下位ビット116の値「b' 111111
11」をそのまま復号化されたデータ117として出力
する。そして、復号化装置132から出力されたディジ
タルデータ117は、帯域合成部128で周波数領域か
ら時間領域に変換されて、元々のディジタルオーディオ
データに戻される。
【0092】以上より、比べてみれば分かる通り復号化
されたデータ117の値「b' 11111111」は、
圧縮前のディジタルデータ151の値「b' 11111
111」と全く同じである。
【0093】この動作例の場合、本実施の形態2におけ
る符号化装置131を経ることで、従来の装置では8ビ
ットのディジタルデータをビット割当て部123から出
力された5ビットのデータとして送っていたものを、す
べてのビットを削減することができ、データ容量を全く
占めることがないことが分かる。なお、割当てビット数
105の情報量は従来の装置でも必要であったため、こ
の割当てビット数105がデータ容量の増加をもたらす
こともない。
【0094】また、本実施の形態2における伸長部13
3の復号化装置132によれば、従来のものと変わりな
い精度で元のディジタルデータに復号化できていること
が分かる。したがって、この動作例4の場合は従来の装
置で圧縮されたデータをすべて削減してしまってもその
精度を保ったまま復元することができることが分かる。
【0095】以上のように、本実施の形態2における符
号化装置131によれば、心理聴覚モデル122に基づ
いて圧縮されたディジタルデータ103から、その最下
位ビットから「b' 1」が連続している数の1加算値分
の下位ビットが削減された符号106が得られるので、
上記ディジタルデータ103をさらに少ないビット数で
表すことができる。また、上記ディジタルデータ103
のすべてのビットが「b' 1」か、最上位ビットだけが
「b' 0」の場合は符号106の出力が行われない。さ
らに、ビットストリームにまとめられる割当てビット数
105については、図19に示す従来のステレオ装置で
も使われている割当てビット数部分に相当するため、デ
ータ容量の増加を招くことがない。したがって、本符号
化装置131では、従来のものに比しディジタルデータ
の容量をさらに圧縮することができるという効果があ
る。
【0096】また、本実施の形態2における復号化装置
132によれば、上記符号化装置131において最下位
ビットから「b' 1」が連続している数の1加算値分の
下位ビットを削減していることに対応して、下位ビット
1生成部119において入力された割当てビット数11
4の大きさに基づき削減されたビットの大きさを求め、
この大きさを有し、最上位ビットが「b' 0」で他のビ
ットが「b' 1」である下位ビット116を生成し、連
結部113においてこの下位ビット116を符号115
の下位側に連結するようにしているので、従来のステレ
オ装置と同様の精度を保ったまま復号化して元のディジ
タルデータに復元することができるという効果がある。
【0097】また、ディジタルデータ151が「b' 0
1111111」、「b' 11111111」の場合
は、復号化装置132に入力される割当てビット数11
4が「0」(動作例3、図13)、あるいは所定値「−
1」(動作例4、図14) であり、いずれの場合も復号
化装置132に符号115が送られてこないが、割当て
ビット数114として上記の所定値「−1」を用いるこ
とで、すべてのビットが削減されたディジタルデータ1
51が上記の「b' 01111111」、あるいは
「b' 11111111」のいずれであるかを容易に区
別することができ、しかも下位ビット1生成部119で
生成される下位ビット116がそのまま元のディジタル
データ117として正確に復元することができるという
効果がある。
【0098】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、圧縮部130において、図1に示すように心理聴覚
モデル122、及びビット割当て部123を用いてディ
ジタルデータ151を1段階圧縮したデータ103を符
号化装置131に入力するようにしている。
【0099】本実施の形態3においては、圧縮部130
として、上記心理聴覚モデル122、及びビット割当て
部123を備えない場合の例である。この場合、符号化
装置131には、圧縮前のディジタルデータ151、及
びデータのビット数110として該ディジタルデータ1
51のビット数が入力される。なお、その他の構成につ
いては、実施の形態1のものと同様とする。また、本実
施の形態3でも符号化されるディジタルデータのビット
幅は「8」ビットで固定されているものとする。
【0100】次に動作例を説明する。図15から図18
は、本実施の形態3で取り扱われるデータのテーブルを
示し、これらの図において、図中(a)が符号化装置1
31で扱われるデータテーブルを示し、図中(b)が復
号化装置132で扱われるデータテーブルを示す。
【0101】動作例1.動作例1は、図15に示すよう
に、ディジタルデータ151として「b' 010110
00」を圧縮・ 伸長する動作例を示す。まず、図15
(a)を参照して、符号化装置131にディジタルデー
タ151「b' 01011000」、及びデータのビッ
ト数110「8」が入力されると、0連続検出部100
では、「b' 01011000」のLSBからの0の連
続している数を数えて連続数104として「3」を出力
する。「3」が入力されるので1加算器107は1加算
後の値111として「4」を出力する。符号化されるデ
ィジタルデータ151のビット数110は「8」で、1
加算器107から送られてくる数は「4」なので減算器
108は「8−4=4」で割り当てビット数105とし
て「4」を出力する。ビット割当て部102では、割り
当てビット数105として「4」が割当てビット数計算
部101から送られてくるのでディジタルデータ151
の値「b' 01011000」のMSBから4ビットを
割り当てて、符号化した符号106として「b' 010
1」を出力する。そして、ビットストリーム生成部12
4において、上記符号106と割当てビット数105と
を多重化したビットストリームを生成し、蓄積メディア
へ送る。
【0102】一方、図15(b)を参照して、蓄積メデ
ィアから伸長部133に上記のビットストリームが入力
されると、まず、ビットストリーム分解部126で符号
115「b' 0101」と割当てビット数114「4」
とに分解し、これらを復号化装置132へ入力する。す
ると、下位ビット0生成部112では、割当てビット数
114として入力された値が「4」であり、符号化する
前のディジタルデータ151のビット幅である「8」と
比べて「8−4=4」で2以上であるので、4ビット幅
で最上位ビットが「b' 1」で他のビットが「b' 0」
である「b' 1000」を下位ビット116として出力
する。連結部113では符号「b' 0101」の下位に
下位ビット0生成部112から出力された下位ビット1
16の値「b' 1000」を連結して復号化されたデー
タ117として「b' 01011000」を出力する。
そして、復号化装置132から出力されたディジタルデ
ータ117は、帯域合成部128で周波数領域から時間
領域に変換されて、元々のディジタルオーディオデータ
に戻される。
【0103】比べてみれば分かる通り復号化されたデー
タ117の値「b' 01011000」は、符号化する
前のディジタルデータ151の値「b' 0101100
0」と全く同じである。この動作例1では割り当てビッ
ト数の情報量を無視すれば、8ビットのディジタルデー
タを4ビットの符号に符号化し、精度を落とすことなく
同じ値に復号化することができている。
【0104】動作例2.動作例2は、図16に示すよう
に、ディジタルデータ151として「b' 110111
11」を圧縮・ 伸長する動作例を示す。まず、図16
(a)を参照して、符号化装置131にディジタルデー
タ151「b' 11011111」、及びデータのビッ
ト数110「8」が入力されると、0連続検出部100
では、「b' 11011111」のLSBからの0の連
続している数を数えて連続数104として「0」を出力
する。「0」が入力されるので1加算器107は1加算
後の値111として「1」を出力する。符号化されるデ
ィジタルデータ151のビット数110は「8」で、1
加算器107から送られてくる数は「1」なので減算器
108は「8−1=7」で割り当てビット数105とし
て「7」を出力する。ビット割当て部102では、割り
当てビット数105として「7」が割当てビット数計算
部101から送られてくるのでディジタルデータ151
の値「b' 11011111」のMSBから7ビットを
割り当てて、符号化した符号106として「b' 110
1111」を出力する。そして、ビットストリーム生成
部124において、上記符号106と割当てビット数1
05とを多重化したビットストリームを生成し、蓄積メ
ディアへ送る。
【0105】一方、図16(b)を参照して、蓄積メデ
ィアから伸長部133に上記のビットストリームが入力
されると、まず、ビットストリーム分解部126で符号
115「b' 1101111」と割当てビット数114
「7」とに分解し、これらを復号化装置132へ入力す
る。すると、下位ビット0生成部112では、割当てビ
ット数114として入力された値が「7」であり、符号
化する前のビット幅である「8」と比べて「8−7=
1」で差が1であるので「b' 1」を下位ビット116
として出力する。連結部113では符号「b' 1101
111」の下位に下位ビット0生成部112から出力さ
れた下位ビット116の値「b' 1」を連結して復号化
されたデータ117として「b' 11011111」を
出力する。そして、復号化装置132から出力されたデ
ィジタルデータ117は、帯域合成部128で周波数領
域から時間領域に変換されて、元々のディジタルオーデ
ィオデータに戻される。
【0106】比べてみれば分かる通り復号化されたデー
タ117の値「b' 11011111」は、符号化する
前のディジタルデータ151の値「b' 1101111
1」と全く同じである。この動作例2では割り当てビッ
ト数の情報量を無視すれば、8ビットのディジタルデー
タを7ビットの符号に符号化し、精度を落とすことなく
同じ値に復号化することができている。
【0107】動作例3.動作例3は、図17に示すよう
に、ディジタルデータ151として「b' 100000
00」を圧縮・伸長する動作例を示す。まず、図17
(a)を参照して、符号化装置131にディジタルデー
タ151「b' 10000000」及びデータのビット
数「8」が入力されると、0連続検出部100では、
「b' 10000000」のLSBからの0の連続して
いる数を数えて連続数104として「7」を出力する。
「7」が入力されるので1加算器107は1加算後の値
111として「8」を出力する。符号化されるディジタ
ルデータ151のビット数110は「8」で、1加算器
107から送られてくる数は「8」なので減算器108
は「8−8=0」で割り当てビット数105として
「0」を出力する。ビット割当て部102では、割り当
てビット数105として「0」が割当てビット数計算部
101から送られてくるのでディジタルデータ103の
値「b' 10000000」にビットを割り当てない。
したがって、この場合はビットストリーム生成部124
において、上記割当てビット数105だけを含むビット
ストリームを生成し、蓄積メディアへ送る。
【0108】一方、図17(b)を参照して、蓄積メデ
ィアから伸長部133に上記のビットストリームが入力
されると、まず、ビットストリーム分解部126で割当
てビット数114「0」を取り出し、これを復号化装置
133へ入力する。すると、下位ビット0生成部112
では、割当てビット数114として入力された値が
「0」であり、符号化する前のディジタルデータ151
のビット幅である8と比べて「8−0=8」で差が2以
上であるので、8ビット幅で最上位ビットが「b'1」
で他のビットが「b' 0」である「b' 1000000
0」を下位ビット116として出力する。連結部113
では符号化された符号はないので下位ビット0生成部1
12から出力された下位ビット116の値「b' 100
00000」をそのまま復号化されたデータ117とし
て出力する。そして、復号化装置132から出力された
ディジタルデータ117は、帯域合成部128で周波数
領域から時間領域に変換されて、元々のディジタルオー
ディオデータに戻される。
【0109】比べてみれば分かる通り復号化されたデー
タ117の値「b' 10000000」は、符号化する
前のディジタルデータ103の値「b' 1000000
0」と全く同じである。この動作例3では割り当てビッ
ト数の情報量のみで、8ビットのディジタルデータを符
号化することができ、かつ精度を落とすことなく同じ値
に復号化することができている。
【0110】動作例4.動作例4は、図18に示すよう
に、ディジタルデータ151として「b' 000000
00」を圧縮・ 伸長する動作例を示す。まず、図18
(a)を参照して、符号化装置131にディジタルデー
タ151「b' 00000000」及びデータのビット
数「8」が入力されると、0連続検出部100では、
「b' 00000000」のLSBからの0の連続して
いる数を数えて連続数104として「8」を出力する。
「8」が入力されるので1加算器107は1加算後の値
111として「9」を出力する。符号化されるディジタ
ルデータ151のビット数110は「8」で、1加算器
107から送られてくる数は「9」なので減算器108
は「8−9=−1」で割り当てビット数105として
「−1」を出力する。ビット割当て部102では、割り
当てビット数105として「−1」が割当てビット数計
算部101から送られてくるのでディジタルデータ15
1の値「b' 00000000」にビットを割り当てな
い。したがって、この場合はビットストリーム生成部1
24において、上記割当てビット数105だけを含むビ
ットストリームを生成し、蓄積メディアへ送る。
【0111】一方、図18(b)を参照して、蓄積メデ
ィアから伸長部133に上記のビットストリームが入力
されると、まず、ビットストリーム分解部126で割当
てビット数114「−1」を取り出し、これを復号化装
置133へ入力する。すると、下位ビット0生成部11
2では、割当てビット数114として入力された値が
「−1」であり所定値なので、全てのビットが「b'
0」である符号化する前のディジタルデータ151のビ
ット幅である8ビット幅のデータ「b' 0000000
0」を下位ビット116として出力する。連結部113
では符号化された符号はないので下位ビット0生成部1
12から出力された下位ビット116の値「b' 000
00000」を復号化されたデータ117として出力す
る。そして、復号化装置132から出力されたディジタ
ルデータ117は、帯域合成部128で周波数領域から
時間領域に変換されて、元々のディジタルオーディオデ
ータに戻される。
【0112】比べてみれば分かる通り復号化されたデー
タ117の値「b' 00000000」は、符号化する
前のディジタルデータ151の値「b' 0000000
0」と全く同じである。この動作例4では割り当てビッ
ト数の情報量のみで、8ビットのディジタルデータを符
号化することができ、かつ精度を落とすことなく同じ値
に復号化することができている。
【0113】なお、本実施の形態3において、上記実施
の形態2のように1連続数検出部118、下位ビット1
生成部119を用いても同様に実施することができる。
【0114】以上のように、本実施の形態3における符
号化装置131によれば、帯域分割部121から出力さ
れるディジタルデータ151から、その最下位ビットか
ら「b' 0」が連続している数の1加算値分の下位ビッ
トが削減された符号106が得られるので、上記ディジ
タルデータ151を少ないビット数で表すことができ
る。また、上記ディジタルデータ151のすべてのビッ
トが「b' 0」か、最上位ビットだけが「b' 1」の場
合は符号106の出力が行われない。さらに、ビットス
トリームにまとめられる割当てビット数105について
は、図19に示す従来のステレオ装置でも使われている
割当てビット数部分に相当するため、データ容量の増加
を招くことがない。したがって、本符号化装置131で
は、従来のものに比しディジタルデータの容量をさらに
圧縮することができるという効果がある。
【0115】また、本実施の形態3における復号化装置
132によれば、上記符号化装置131において最下位
ビットから「b' 0」が連続している数の1加算値分の
下位ビットを削減していることに対応して、下位ビット
0生成部112において入力された割当てビット数11
4の大きさに基づき削減されたビットの大きさを求め、
この大きさを有し、最上位ビットが「b' 1」で他のビ
ットが「b' 0」である下位ビット116を生成し、連
結部113においてこの下位ビット116を符号115
の下位側に連結するようにしているので、従来のステレ
オ装置と同様の精度を保ったまま復号化して元のディジ
タルデータに復元することができるという効果がある。
【0116】また、ディジタルデータが「b' 1000
0000」、「b' 00000000」の場合は、復号
化装置132に入力される割当てビット数114が
「0」(動作例3)、あるいは所定値「−1」(動作例
4) であり、いずれの場合も復号化装置132に符号1
15が送られてこないが、割当てビット数114として
上記の所定値「−1」を用いることで、すべてのビット
が削減されたディジタルデータが上記の「b' 1000
0000」、あるいは「b' 00000000」のいず
れであるかを容易に区別することができ、しかも下位ビ
ット0生成部112で生成される下位ビットがそのまま
元のディジタルデータとして正確に復元することができ
るという効果がある。
【0117】なお、上記実施の形態1〜3では圧縮前の
ディジタルデータ151は8ビット幅であるとしたが、
他のビット幅でも同様に実施できる。また、圧縮前のデ
ィジタルデータ151は8ビット幅の固定値であるが、
このビット幅が可変であるディジタルデータも、そのビ
ット幅の情報をビットストリーム中に含めるようにする
ことにより、本発明の符号化/復号化装置により同様に
圧縮・伸長することができる。
【0118】また、上記実施の形態1〜3ではユニーク
な所定の値として「−1」を用いたが、他の値でもビッ
ト幅として存在しない値を用いることにより同様に実施
することができる。なお、所定値として「−1」を用い
ると、減算器108で出力された値をそのまま使用する
ことができるという利点がある。
【0119】また、上記実施の形態1〜3では、符号化
装置131において最下位ビットからビット割当てを行
っているが、最上位ビットからビット割当てを行うよう
にし、かつ復号化装置132においては上位ビットを生
成し、この上位ビットを符号115の上位側に連結する
ようにしても良い。
【0120】また、符号化装置131において0連続数
検出部と1連続数検出部の両方を備え、かつ復号化装置
132において下位ビット0生成部と下位ビット1生成
部の両方を備えるようにしても良い。この場合、符号化
装置131では符号106が小さい方を選択すると共
に、例えば0連続数を検出した場合か否かを示す情報を
ビットストリーム中に含めて出力するようにし、一方、
復号化装置132では0連続数を検出した場合か否かを
示す情報を参照して、下位ビット0生成部と下位ビット
1生成部のいずれを用いて復号するのかを決定するよう
にする。
【0121】さらに、本発明の符号化/復号化方法をコ
ンピュータプログラムで表し、これをコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に記録し、該記録媒体をコンピュー
タに読み込ませて本発明の符号化/復号化方法を実現す
るようにすることも可能である。
【0122】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る符号化装置、及
び請求項5に係る符号化方法によれば、入力されたディ
ジタルデータの最端位ビットから0または1が連続して
いる数の1加算値分のビットを該ディジタルデータより
削減した値を符号として出力するので、例えば心理聴覚
モデル等に基づいて1段階圧縮されたディジタルデータ
をさらに小さいビット数の符号で表すことができる。ま
た、符号化前のディジタルデータのすべてのビットが同
値であるか、または最端位ビット以外の他のビットが同
値である場合は、割当てビット数が1より小さくなるた
めビット割当てが行われず符号が出力されないこととな
る。さらに、ディジタルデータを符号化するための割当
てビット数は、従来のものでも使用されていたので、こ
の割当てビット数によってデータ容量を増加させるよう
なことも生じない。したがって、本発明に係る符号化装
置および符号化方法によれば、従来のものに比してディ
ジタルデータをさらに圧縮することができるという効果
がある。
【0123】本発明の請求項2に係る符号化装置、及び
請求項6に係る符号化方法によれば、入力されたディジ
タルデータの0または1の連続数が該ディジタルデータ
のビット数と等しい場合、すなわち、入力されたディジ
タルデータの全ビットが0または1である場合は割当て
ビット数として所定値を出力するようにしている。した
がって、符号化前のディジタルデータのすべてのビット
が同値であるか、または最端位ビット以外の他のビット
が同値である場合はともにビット割当てが行われず符号
が出力されないが、割当てビット数として所定値を出力
することにより、元のディジタルデータとして、すべて
のビットが同値であったのか、あるいは最端位ビット以
外の他のビットが同値であったのかの区別を容易にする
ことができるという効果がある。
【0124】また、本発明の請求項3に係る復号化装
置、及び請求項7に係る復号化方法によれば、ディジタ
ルデータの符号化に際しディジタルデータの最端位ビッ
トから0または1が連続している数の1加算値分のデー
タを削減していることから、入力された割当てビット数
分の大きさを有し、最端位ビットが前記連続数と異なる
値で他のビットが前記連続数と同値であるビットを生成
し、この生成ビットを入力された符号に連結するように
しているので、ディジタルデータの精度を保ったまま復
号化して元のディジタルデータに復元することができる
という効果がある。
【0125】本発明の請求項4に係る復号化装置、及び
請求項8に係る復号化方法によれば、入力された割当て
ビット数が所定値の場合は元のディジタルデータのビッ
ト数の大きさを有し、すべてのビットが0または1であ
るビットを出力し、この生成ビットがそのまま元のディ
ジタルデータとして復元するようにしている。したがっ
て、符号化前のディジタルデータのすべてのビットが同
値であるか、または最端位ビット以外の他のビットが同
値である場合はともにビット割当てが行われず符号が出
力されないが、割当てビット数として所定値の入力を受
けることにより、元のディジタルデータとしてすべての
ビットが同値であったことを容易に判別でき、正確に元
のディジタルデータを復元することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の符号化/復号化装置を応用したステ
レオ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1で示した符号化装置131の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 図2で示した割当てビット数計算部101の
構成を示すブロック図である。
【図4】 図1で示した復号化装置132の構成を示す
ブロック図である。
【図5】 実施の形態1における動作例1でのデータテ
ーブルを示す図である。
【図6】 実施の形態1における動作例2でのデータテ
ーブルを示す図である。
【図7】 実施の形態1における動作例3でのデータテ
ーブルを示す図である。
【図8】 実施の形態1における動作例4でのデータテ
ーブルを示す図である。
【図9】 実施の形態2による符号化装置の構成を示す
ブロック図である。
【図10】 実施の形態2による復号化装置の構成を示
すブロック図である。
【図11】 実施の形態2における動作例1でのデータ
テーブルを示す図である。
【図12】 実施の形態2における動作例2でのデータ
テーブルを示す図である。
【図13】 実施の形態2における動作例3でのデータ
テーブルを示す図である。
【図14】 実施の形態2における動作例4でのデータ
テーブルを示す図である。
【図15】 実施の形態3における動作例1でのデータ
テーブルを示す図である。
【図16】 実施の形態3における動作例2でのデータ
テーブルを示す図である。
【図17】 実施の形態3における動作例3でのデータ
テーブルを示す図である。
【図18】 実施の形態3における動作例4でのデータ
テーブルを示す図である。
【図19】 従来の符号化/復号化装置を用いたステレ
オ装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 0連続数検出部 101 割当てビット数計算部 102 ビット割当て部 103 ディジタルデータ 104 連続数 105,114 割当てビット数 106,115 符号化された符号 107 1加算器 108 減算器 109 ディジタルデータのビット数生成器 110 ディジタルデータのビット数 111 1加算後の値 112 下位ビット0生成部 113 連結部 116 下位ビット 117 復号化されたデータ 118 1連続数検出部 119 下位ビット1生成部 120 圧縮部 121 帯域分割部 122 心理聴覚モデル 123 ビット割当て部 124 ビットストリーム生成部 125 伸長部 126 ビットストリーム分解部 127 ビット伸長部 128 帯域合成部 130 圧縮部 131 本発明の符号化装置 132 本発明の復号化装置 133 伸長部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータの入力を受け、該ディ
    ジタルデータを符号化した符号を作成し出力する符号化
    装置であって、 入力されたディジタルデータの最端位ビットから0また
    は1が連続している連続数を検出する連続数検出手段
    と、 上記連続数検出手段で検出した連続数の1加算値を上記
    ディジタルデータのビット数から減じて、上記ディジタ
    ルデータの割当てビット数を算出する割当てビット数計
    算手段と、 上記割当てビット数計算手段で求めた割当てビット数の
    大きさに応じて上記ディジタルデータに対し上記連続数
    を検出した側とは反対側の最端位ビットからビットを割
    り当て、該割り当てたビットよりなる符号を作成するビ
    ット割当て手段とを備えることを特徴とする符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の符号化装置において、 上記割当てビット数計算手段は、上記連続数検出手段で
    検出された連続数が入力されたディジタルデータのビッ
    ト数と同じ場合には割当てビット数として所定値を出力
    するものであり、 上記ビット割当て手段は、上記ビット数計算手段から上
    記所定値が出力された場合には上記ディジタルデータに
    ビットを割り当てることなく符号の出力を行わないもの
    であることを特徴とする符号化装置。
  3. 【請求項3】 ディジタルデータの最端位ビットから0
    または1が連続している連続数の1加算値分のビットを
    削減して該ディジタルデータを符号化した符号を復号化
    して元のディジタルデータに復元し出力する復号化装置
    であって、 上記ディジタルデータのビット数から、上記符号のビッ
    ト数を示す割当てビット数を減じた値の大きさを有し、
    かつ最端位ビットが上記連続数の値と反対値で他のビッ
    トが上記連続数の値と同値であるビットを作成するビッ
    ト生成手段と、 上記ビット生成手段で作成された生成ビットを、その最
    端位ビット側を入力された符号においてビットが削減さ
    れた側に連結し元のディジタルデータに復元する連結手
    段とを備えることを特徴とする復号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の復号化装置において、 上記ビット生成手段は、割り当てビット数として所定値
    が入力されたときは、元のディジタルデータのビット数
    の大きさを有し、かつ全てのビットが上記連続数と同値
    であるビットを作成するものであることを特徴とする復
    号化装置。
  5. 【請求項5】 ディジタルデータを圧縮するための符号
    化方法であって、 ディジタルデータの最端位ビットから0または1が連続
    している数を調べる第1のステップと、 上記ディジタルデータのビット数から、上記第1のステ
    ップで調べた連続数の1加算値を減じて、この値を上記
    ディジタルデータに割り当てる割当てビット数として求
    める第2のステップと、 上記ディジタルデータにおいて上記連続数を検出した側
    とは反対側の最端位ビットから、上記第2のステップで
    求めた割当てビット数の大きさに応じてビットを割り当
    て、該割り当てたビットよりなる符号を作成する第3の
    ステップとを有することを特徴とする符号化方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の符号化方法において、 上記第1のステップで調べた連続数がディジタルデータ
    のビット数と等しい場合には、上記第2のステップでは
    所定値を出力するようにし、かつ上記第3のステップで
    はディジタルデータにビットを割り当てることなく符号
    の出力を行わないようにすることを特徴とする符号化方
    法。
  7. 【請求項7】 ディジタルデータの最端位ビットから0
    または1が連続している連続数の1加算値分のビットを
    削減して該ディジタルデータを符号化した符号を元のデ
    ィジタルデータに復元する復号化方法であって、 上記ディジタルデータのビット数から、上記符号のビッ
    ト数を示す割当てビット数を減じた値を求める第1のス
    テップと、 上記第1のステップで求めた値の大きさを有し、かつ最
    端位ビットが上記連続数の反対値で他のビットが上記連
    続数と同値であるビットを作成する第2のステップと、 上記第2のステップで作成された生成ビットを、その最
    端位ビット側を入力された符号においてビットが削減さ
    れた側に連結し元のディジタルデータに復元する第3の
    ステップとを備えることを特徴とする復号化方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の復号化方法において、 入力される割当てビット数が所定値か否かを判別するス
    テップを有し、このステップで割当てビット数が所定値
    であると判断されたときは、元のディジタルデータのビ
    ット数の大きさを有し、全てのビットが上記連続数と同
    値であるビットを作成し、該生成ビットを元のディジタ
    ルデータとして復元するようにすることを特徴とする復
    号化方法。
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