JP2000057320A - 位置データにリンクさせた画像データの管理システム及びこのシステムを用いた画像管理方法並びにその表示方法 - Google Patents

位置データにリンクさせた画像データの管理システム及びこのシステムを用いた画像管理方法並びにその表示方法

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JP2000057320A
JP2000057320A JP10224873A JP22487398A JP2000057320A JP 2000057320 A JP2000057320 A JP 2000057320A JP 10224873 A JP10224873 A JP 10224873A JP 22487398 A JP22487398 A JP 22487398A JP 2000057320 A JP2000057320 A JP 2000057320A
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Shinji Oki
信二 大木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図又は図面上でその存在位置を特定した対
象物の詳細内容を表示する画像データの管理手法におい
て、より安価にシステムを構築できるととともに、その
装置構成も簡易で操作手順の習熟も容易な画像管理シス
テム及び画像管理方法を提供せんとするものであり、ま
た、より一層の臨場感をもって現場状況の把握が可能な
表示方法をも合わせて提供せんとするものである。 【解決手段】 デジタルカメラ等と、携帯型又は固定設
置型コンピュータと、前記デジタルカメラ等で撮像され
た実写画像のデータを前記コンピュータに伝達する画像
データ伝達手段とを備えた画像管理システムであって、
前記コンピュータ内で管理される地図又は図形情報等の
位置データにデジタルカメラ等によって撮像した実写画
像を一義的にリンクさせて管理し、前記地図又は図形情
報上で対象物を特定することで、該当する対象物の実写
画像を登録したり呼び出したりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図又は図面上の
位置データにリンクして画像データを管理するシステム
とその方法、並びにこの管理方法に適した画像の表示方
法に関し、更に詳しくは詳細内容を知りたい対象物の画
像を含む情報群を、効率的且つ体系的に管理することが
できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】「位置データにリンクさせて画像データ
を管理する」という画像データの管理手法を、本出願人
は特公平8−23870号として既に提案している。こ
の「位置データにリンクさせて画像データを管理する」
という映像管理手法は、様々な分野に応用できる。例え
ばその応用例としては、地図と現場の実写画像とをリ
ンクさせておき、地図上の各部を選択すると該当個所の
現場映像を表示するもの。住宅の施工図面と住宅各部
の実写画像とをリンクさせておき、施工図面上の各部を
選択すると住宅各部の実写画像が表示されるもの。装
置等の設計図面と装置各部の実写画像とをリンクさせて
おき、設計図面上の装置各部を選択すると装置各部の実
写画像を表示するもの、等が考えられる。これらは、具
体的には携帯端末やコンピュータディスプレイ上に表示
した地図、施工図面、設計図面等を表示し、表示画面上
でこれら2次元位置データの各部にカーソルを移動させ
てクリック等を行うことにより、これら選択した各部に
対応する実写画像を画面の一部に表示したりあるいは画
面を切り替え表示するというものである。
【0003】そして、このような管理手法を可能にする
システムとして、デジタルカメラ搭載ハンディーコンピ
ュータと固定基地に設置されるメインコンピュータ並び
にこれら両装置間でデータを媒介する手段とよりなるシ
ステムを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記方法及びシステム
によれば、現場における対象箇所の詳細を、それら対象
箇所相互の位置関係を関連づけて体系的に管理でき、し
かも画像データの呼び出し操作も、画面に表示されてい
る地図、施工図面、設計図面等のなかから、現場風景を
見たい思う箇所を、ポインティングデバイスやカーソル
キーを操作して特定するだけで、該当箇所の実写画像を
呼び出すことが可能であり、扱いやすい情報端末機器が
提供できたものの、その後の適用範囲の広がりに伴っ
て、各種改善要望も出されるようになった
【0005】例えば、その要望には、装置コストの低廉
化や、表示方法に関するものがある。先ず装置コストの
低廉化については、前記発明システムでは、固定設置さ
れるメインコンピュータには汎用のパーソナルコンピュ
ータを用いているものの、実写画像収集用にはデジタル
カメラ搭載ハンディーコンピュータという専用機を使用
していたため、コスト低減に限界があった。即ち、デジ
タルカメラ搭載ハンディーコンピュータはデジタルカメ
ラ機能に加えて、撮像現場を含む広域エリアの地図又は
図面情報を搭載し、これを参照する機能や、実写画像と
関連づけて記録する機能をも有しており、このためコス
ト低減に限界があった。
【0006】また、表示方法に対する改善要望もあっ
た。前記発明は現場状況をより実感的に把握することも
目的の1つとしていることから、現場状況をより臨場感
をもって把握できる表現方法も求められていた。本発明
は、かかる現況に鑑みてなされたものであり、地図又は
図面上でその存在位置を特定した対象物の詳細内容を表
示する画像データの管理手法において、より安価にシス
テムを構築できるとともに、その装置構成も簡易で操作
手順の習熟も容易な画像管理システム及び画像管理方法
を提供せんとするものであり、また、より一層の臨場感
をもって現場状況の把握が可能な表示方法をも併せて提
供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記解決すべ
き課題のうち、第1の課題に対しては、専用機であるデ
ジタルカメラ搭載ハンディーコンピュータに代えて近年
普及の著しいデジタルカメラ又はデジタルビデオカメラ
を用いることを着想した。デジタルカメラとは、前記デ
ジタルカメラ搭載ハンディーコンピュータからコンピュ
ータ機能を除外したもので、撮像した画像は画像ファイ
ル化したうえ順次記録し、その後、これら画像ファイル
をフラッシュメモリーや2インチフロッピーディスク等
の着脱可能な小型記録媒体や、又は赤外線通信機能を使
用してパソコンに送り込んだうえ、パソコン上で編集加
工するという使用形態を取るものであって基本的に加工
編集機能を具備しない撮像機器を指している。デジタル
カメラは電子スチルカメラとも称される。デジタルカメ
ラは静止画が対象であるが、これに対して動画を対象と
したものは一般にデジタルビデオカメラと称されてい
る。本願発明ではデジタルカメラ及びデジタルビデオカ
メラの両方が対象となる。そして、本発明ではデジタル
カメラ搭載ハンディーコンピュータが具備していたコン
ピュータ機能はパソコンによって全面的に担わせること
になる。パソコンは携帯型及び設置型のいずれもが対象
となる。
【0008】このような着想に基づいてなされた請求項
1記載の発明である位置データにリンクさせた画像デー
タの管理システムは次の内容を有する。
【0009】即ち、撮像素子と結像用レンズ及び撮像し
た実写画像を一時的に記録する記録手段とを備えた携帯
可能なデジタルカメラ又はデジタルビデオカメラと、画
像編集機能を有する携帯型又は固定設置型コンピュータ
と、前記デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで撮
像された実写画像のデータを前記コンピュータに伝達す
る画像データ伝達手段とを備えた画像管理システムであ
って、コンピュータには、詳細内容を知ろうとする対象
物の存在位置を含む広域エリアの地図又は図面情報を対
象物の位置データとともに格納する記憶手段と、前記地
図又は図面情報の表示と、画像データ伝達手段を介して
デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラから受け取っ
た実写画像を切替え又は分割表示できる表示手段と、コ
ンピュータ本体の内部処理と前記受け取った実写画像の
データを前記地図又は図面情報とリンクさせてデータ処
理するマイクロプロセッサと、前記マイクロプロセッサ
に対し各種指令を与えたりデータ入力をする入力操作手
段と、前記記憶手段に格納された詳細内容を知ろうとす
る対象物の存在位置を含む広域エリアの地図又は図面情
報から、その一部又は全部を拡大あるいは縮小して前記
表示手段上に選択的に呼び出して図形表示する手段と、
表示手段上に図形表示された地図又は図面情報のなかに
おいて、詳細内容を知ろうとする対象物を表示手段上で
特定指示する手段と、表示手段上で特定指示された箇所
の図面又は地図情報上の位置データを算出する手段と、
デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラから受け取っ
た実写画像データを前記位置データとを関連づけるリン
ク情報を伴って記憶する手段と、前記表示手段上に地図
又は図面情報を表示するとともに、この表示された地図
又は図面情報のなかから詳細内容を知りたい対象物を特
定指示すると、前記位置データを算出する手段によっ
て、その地図又は図面上での位置データが算出され、リ
ンク情報を参照して対象物の実写画像を表示手段上に表
示する処理を行う手段と、を備えさせたことを特徴とす
る位置データにリンクさせた画像データの管理システム
である。
【0010】また、請求項2記載の発明である位置デー
タにリンクさせた画像データの管理方法は次の内容を有
する。即ち、実写画像を記録する作業と記録した実写画
像を呼び出す作業とよりなる画像管理方法であって、実
写画像を記録する作業手順が、詳細内容を記録しようと
する対象物が存在する現場にデジタルカメラ又はデジタ
ルビデオカメラを持参して対象物の実写画像を撮像して
これらカメラ内の記録媒体に画像データを蓄積する工程
と、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラの記録媒
体に蓄積した画像データを情報伝達媒体を介して固定設
置型あるいは携帯型のコンピュータに転送する工程と、
コンピュータ内に格納された、地図又は図面のライブラ
リから詳細内容を知ろうとする対象物の存在位置を含む
広域エリアの地図又は図面を表示手段上に呼び出す工程
と、表示手段上に呼び出した前記広域エリアの地図又は
図面の全体情報から詳細内容を知ろうとする対象物の存
在位置を含む狭小エリアの図面又は地図情報を表示手段
上に選択的に呼び出して画像表示する工程と、表示手段
上に画像表示された狭小エリアの地図又は図面情報のな
かにおいて、詳細内容を知ろうとする対象物の存在位置
を表示手段上で特定指示する工程と、表示手段上で特定
された地図又は図面上の位置データを算出する工程と、
デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラから受け取っ
た対象物の実写画像のデータを前記位置データにリンク
させて記録する工程と、よりなり、一方、前記記録され
た実写画像の呼び出し作業手順が、コンピュータ内に格
納された、地図又は図面のライブラリから詳細内容を知
ろうとする対象物の存在位置を含む広域エリアの地図又
は図面を表示手段上に呼び出す工程と、表示手段上に呼
び出した前記広域エリアの地図又は図面の全体情報から
詳細内容を知ろうとする対象物の存在位置を含む狭小エ
リアの図面又は地図情報を表示手段上に選択的に呼び出
して画像表示する工程と、表示手段上に画像表示された
狭小エリアの地図又は図面情報のなかにおいて、詳細内
容を知ろうとする対象物の存在位置を表示手段上で特定
指示する工程と、表示手段上で特定指示された対象物の
地図又は図面上での位置データにリンクされた実写画像
を呼び出して表示手段上に表示する工程と、よりなる位
置データにリンクさせた画像データの管理方法である。
【0011】実写画像をリンクさせる地図又は図面情報
は、任意の手段で供給できる。例えば、CD−ROMや
インターネット経由で供給することが考えられる。
【0012】位置データにリンクさせて記録するデータ
は実写画像だけであってもよいが、音データ、文書デー
タ、プログラムデータ等を付加してもよい。
【0013】前記第2の課題である表示をよりリアルな
ものとすることについては、次のように考える。表示画
像に臨場感を与える方法としては、画像を3次元表示、
即ち、遠近感のある立体表示とすることが有効であるこ
とはいうまでもない。しかしながら、3次元表示を行う
には、乗り越えるべき課題がある。
【0014】あらゆる角度から見たときにも3次元表示
ができるようにするためには、対象物を多方向から見た
ときの画像データが必要となる。このことは両側に建物
が林立する道路を進行する場合の風景を描写する場合を
考えるとよくわかる。例えば図10に示すように道路W
の左側にビルq,rが道路進行方向に沿って並んでお
り、ビルqの向こう側に建っているビルrの方が高い場
合、観察者の位置からは、ビルrの側面が見えるため、
この風景を再現するためにはビルrの側面のデータが必
要となる。ビルrがビルqよりも低く、ビルrの側面r
1が見えない場合も想定されるが、それであっても、ビ
ルrに接近した場合にはビルqとビルrとの隙間からビ
ルrの側面r2が見える筈である。このため観察者の任
意位置への移動を想定した場合、ビルrの側面r2の画
像データが必要となる。このことは道路Wを反対側に進
行する場合にも同じであるから、結局、全ての建物に関
して、正面と両側面の画像データは欠くことはできない
ことになる。
【0015】このように、3次元表示を行おうとする
と、膨大な量の画像データが必要となる。これは、半導
体メモリやハードディスク等の記憶媒体の記憶領域の大
量消費を意味するばかりか、その処理に高速演算機能を
有するCPUが必要であることを意味し、装置の大型化
や高コスト化が避けられず、実用的な装置を提供するこ
とは不可能である。また何よりも収集しなければならな
い画像データが膨大であり、画像データ収集に要する人
件費は莫大なものとなる。本発明者は、この問題を回避
すべく検討し、前述のような3次元表示に代えて、全く
新しい考えに基づいた擬似3次元表示を行うことを提案
する。この方法は、図1に示すように地図又は図面等を
台紙に見立て、この台紙のうえに台紙面mに対して直交
して立ち上がる起立面tをあたかも看板を立てるように
設定し、その看板の描画面に該当個所の実写画像を、そ
の地図又は図面上での存在位置に合わせて貼りつけ、こ
の描画面に厚み方向の情報を持たない平面画の連続画像
uを形成したうえ、この平面画の連続画像uを遠近処理
することによって観察者から眺めた前方風景を表現する
という方法である。
【0016】このような着想に基づいて完成された本発
明は、つぎの内容を有する。対象物の2次元位置データ
を集積格納した地図又は図面等の位置データファイル
と、前記各対象物を対面位置から撮像した2次元実写画
像を格納した実写画像データファイルを集積した実写画
像ライブラリと、前記実写画像ライブラリの各画像を、
前記位置データファイル上で特定される該当対象物の位
置データと対応させて管理するリンク手段と、を少なく
とも備え、前記位置データファイルに記録された対象物
の2次元位置データがその2次元XY平面に割り付けら
れた状態となった3次元XYZ空間を想定するととも
に、この3次元XYZ空間内において前記2次元XY平
面上から周囲を眺める視点を設定し、この視点を挟んで
両側あるいは片側に設定した前記2次元XY平面に対し
て直交する起立面の面内に、その起立位置に存在する対
象物の実写画像を前記位置データファイル、実写画像ラ
イブラリ及びリンク手段の支援を受けて順次貼りつけて
厚み方向の情報を持たない平面画の連続画像を形成し、
この平面画の連続画像を観察者の視点を中心に遠近処理
することにより、当該観察者が眺める3次元XYZ空間
内の風景を表現することを特徴とする位置データにリン
クした画像データの表示方法である。
【0017】2次元位置データが地図である場合、実写
画像を貼りつける起立面は、地図上における主要道路を
挟んで道路の両側に対面配置させることが考慮される。
【0018】台紙ともいうべき2次元位置データ、特に
そのデータが地図である場合には、そのデータ内容は街
の変化に応じて更新することが好ましい。更新の手段と
してはCD−ROMやフロッピーあるいはネットワーク
経由、更にはインターネット経由によるものが提案され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示した実
施例に基づき説明する。図2は本発明の位置データにリ
ンクさせた画像データの管理システムの全体構成を示し
ている。本管理システムは、デジタルカメラ又はデジタ
ルビデオカメラ等の画像収集機器A、パーソナルコンピ
ュータB(以下、パソコンBと称す)、前記画像収集機
器Aによって収集された画像データをパソコンBに伝達
するための情報伝達手段Cとより構成される。デジタル
カメラは静止画像を、またデジタルビデオカメラは動画
像を撮像する機能を有する。いずれもCCD(電荷結合
素子)によって撮像した対象物の画像を画像ファイルの
形式で出力する点で共通している。本発明は静止画、動
画像のいずれをも対象としている。パソコンBとしては
表示手段としてのディスプレイ、入力操作手段としての
キーボード、記録手段としてのハードディスクを備えた
ものであればよく、特別高性能なものを必要としない。
パソコンBはノートパソコンやラップトップパソコン等
の携帯型パソコンであっても、ディスクトップパソコン
等の設置型パソコンのいずれであってもよい。画像デー
タ伝達手段としては種々のものがある。例えばケーブル
を用いて直接接続したり、あるいはフラッシュメモリや
2インチフロッピーディスク等の着脱自在な小型記録媒
体を用いること、更には赤外線通信機能を使用すること
などが考えられる。小型記録媒体として無接点方式のI
Cカード(メモリカード)を用いることも考慮される。
本願発明の基本構成はこのようなものであるが、例え
ば、実写画像に関連づけて音情報等も記録する場合に
は、サウンド関連の周辺機器を追加する。
【0020】本願発明では、デジタルカメラ又はデジタ
ルビデオカメラによって対象物の実写画像が撮像され、
この実写画像のデータがファイル化されてデジタルカメ
ラ又はデジタルビデオカメラ内のフラッシュメモリ等の
記録手段に記録され、この画像ファイルが前記伝達手段
を介してパソコンBに伝達され、パソコンB内部で他全
ての処理がなされる。パソコンBにはこの処理を行う為
の機能がハードウェア及びソフトウェアによって構築さ
れている。これらハードウェア及びソフトウェアによっ
て実現される機能を列記すると次のようなものである。
【0021】(1)詳細内容を知ろうとする対象物の存
在位置を含む広域エリアの地図又は図面情報を対象物の
位置データとともに格納する記憶手段。この記憶手段と
してはHDD、CD−ROM、CD−R、DVD、MO
等が使用できる。ここで対象物の詳細とは、主として実
写画像を指すが、これに加えて音データ、文書データ、
プログラムデータなどを付加しても良い。特に対象物に
画像だけでは表現しきれない情報が含まれている場合や
画像で表現するよりも効率的に表現できる場合などに
は、実写画像以外のもので表現する。例えば対象物が料
理店である場合には料理のメニュー等がその一例であ
る。
【0022】(2)前記図面又は地図情報の表示と、画
像データ伝達手段を介してデジタルカメラ又はデジタル
ビデオカメラから受け取った実写画像を切替え又は分割
表示できる表示手段。この表示手段は、パソコンのディ
スプレイを指している。ディスプレイはドットによるグ
ラフィック表示が可能なものであれば液晶ディスプレイ
やプラズマディスプレイに代表される薄型且つ消費電力
の少ない表示装置や、CRTなどが対象となる。精細な
画像表示を行う観点からは、解像度の高いものを用いる
ことが好ましい。
【0023】(3)コンピュータ本体の内部処理と前記
受け取った実写画像のデータを前記図面又は地図情報と
リンクさせてデータ処理するマイクロプロセッサ。マイ
クロプロセッサの種類は特に制限をうけないが、実写画
像を扱う関係上、高速処理できるものが好ましいことは
いうまでもない。
【0024】(4)前記マイクロプロセッサに対し各種
指令を与えたりデータ入力をする入力操作手段。入力操
作手段としてはキーボードやマウス、更にはペン入力装
置等が使用できる。更にはこれらを併用してもよい。キ
ーボード入力とペン入力を併用することもできる。
【0025】(5)前記記憶手段に格納された詳細内容
を知ろうとする対象物の存在位置を含む広域エリアの地
図又は図面情報から、その一部又は全部を拡大あるいは
縮小して前記表示手段上に選択的に呼び出して図形表示
する手段。この手段は、対象物の位置データをより精
密、且つ容易に特定するための手段である。拡大及び縮
小は、既に主メモリ上にローディングした広域エリアの
地図情報の一部を情報内容を変えることなく表示画面上
でのみ拡大・縮小するものであってもよいが、既にロー
ディングした広域エリアの情報とは別にこの広域エリア
を複数に分割する領域内について、より詳細な情報を別
地図の形で用意しておき、この詳細地図の内容に切り換
え表示することで、拡大表示するものも含む。
【0026】(6)表示手段上に図形表示された地図又
は図面情報のなかにおいて、詳細内容を知ろうとする対
象物を表示手段上で特定指示する手段。この手段として
はマウスやペン入力装置のようなポインティングデバイ
スやキーボード上のカーソルキーが利用できる。通常、
この手段は前記入力操作手段と共用される。
【0027】(7)表示手段上で特定指示された箇所の
図面又は地図情報上の位置データを算出する手段。この
手段は、パソコンのマイクロプロセッサが担う。
【0028】(8)デジタルカメラ又はデジタルビデオ
カメラから受け取った実写画像データを前記位置データ
とを関連づけるリンク情報を伴って記憶する手段。
【0029】(9)前記表示手段上に地図又は図面情報
を表示するとともに、この表示された地図又は図面情報
のなかから詳細内容を知りたい対象物を特定指示する
と、前記位置データを算出する手段によって、その地図
又は図面上での位置データが算出され、リンク情報を参
照して対象物の実写画像を表示手段上に表示する処理を
行う手段。
【0030】このような機能群より構成されるパソコン
Bと、デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラ等の画
像収集機器並びにA及び情報伝達媒体Cとより構成され
る本画像管理システムの使用態様の一例を図2を参照し
ながら説明する。デジタルカメラとデジタルビデオカメ
ラとの差異はその取り扱い対象となる画像が静止画であ
るか動画像であるかの相違である。以下の説明では静止
画を対象とし、機器としてデジタルカメラを対象として
説明するが、デジタルビデオカメラを対象とし、動画像
を対象としてもよいことはいうまでもない。また、位置
データとしてここでは地図情報を対象とするが設計図面
や施工図面等を対象とすることもできる。位置データが
地図情報である場合は、これに対応させて撮像される実
写画像は、現場における対象物の実写画像となるが、他
のものへの応用を除外するものではない。例えば間取り
図や建築設計図面等を位置データファイルとすることも
できる。
【0031】本管理システムの運用は、実写画像を地図
情報上の位置データにリンクさせて登録する作業と、位
置データにリンクされて登録された実写画像の読み出し
作業とに区別できる。読み出し作業は利用者が行う作業
であるが、登録作業は必ずしも利用者自身が行う必要は
なく、地図情報を供給する業者が行い、地図情報とこれ
にリンクされた実写画像の両方を業者から供給を受けて
もよい。
【0032】先ず、実写画像の登録作業から述べる。実
写画像の登録は、先ずデジタルカメラを対象物が存在す
る現場に持参して撮像するところから始まり、次いでこ
の撮像された実写画像をパソコンに転送し、地図情報に
リンクさせるという作業手順をとる。デジタルカメラに
よる対象物の撮像は通常のデジタルカメラの使用態様と
変わらないが、デジタルカメラによっては画像ファイル
に簡単なメモを付すことができる機種もある。このよう
な機種の場合、この機能を利用して撮影位置に関する情
報を記録することが考えられる。対象物の撮像に関して
は、各画像を撮像する都度、その撮影位置(x1,y
1)、及び撮影方向の角度(θ)を記録しておく。撮像
された画像のデータは順次、フラッシュメモリ等の記録
媒体に画像ファイルとして記録される。
【0033】次いで撮像を終えたデジタルカメラからパ
ソコンに対して画像ファイルを転送する。ノートパソコ
ン等の携帯型パソコンを用いる場合、この作業は勿論の
こと、以後の作業も撮像現場で行うことができる。一
方、パソコンがディスクトップ等の設置型パソコンであ
る場合、これら作業はパソコンが設置された場所での屋
内作業となる。デジタルカメラからパソコンへの画像デ
ータの転送には、フラッシュメモリーや2インチフロッ
ピーディスク等の着脱可能な記録媒体が使用できる他、
赤外線通信手段が使用できる。画像データがデジタルカ
メラからパソコンに移された以降の処理は全てパソコン
側で行われることとなる。以下、パソコン側での処理に
ついて述べる。
【0034】パソコンには平面的な地図情報がハードデ
ィスクやCD−ROMに格納された状態で多数枚用意さ
れている。これら多数枚の地図情報はライブラリを構成
している。地図情報は、CD−ROMやフロッピーディ
スク更にはネットワークを経由して供給される。初期導
入時の地図容量が大きい場合、この供給には、CD−R
OMが便利である。一方、行政区画の変更や大規模開発
の結果、地図データが現実と相違するようになった場合
にはこれを修正するための差分データを提供する。この
提供方法としては、CD−ROMやフロッピーディスク
の形態でオフライン供給しても良いが、現在多くの人が
利用し、万人に開かれた通信媒体であるインターネット
経由で供給することが特に好ましい。
【0035】パソコンに格納される地図情報のなかか
ら、登録すべき対象物の存在位置が含まれている地図が
選択される。ここでは、「つるや」なる店名の料理店の
実写画像を登録する場合について述べる。地図情報上の
位置データにリンクさせて登録する場合について述べ
る。「つるや」の存在位置の特定手順は通常、先ず「つ
るや」が含まれる広域エリアの地図が選択され、次いで
この広域エリアの地図のなかから、より拡大表示が可能
な狭域エリアの地図を選択し、徐々にその領域を狭めて
いって、地図情報上での位置データをより精密に特定す
るという手法をとる。しかしながら、なんらかの形で最
初から「つるや」の位置データが特定されているのであ
れば、前述のように徐々にその対象範囲を徐々に狭めて
いくという手法を採らずに最初から一挙に「つるや」の
存在位置が拡大表示される狭小エリアの地図を選択する
ことも除外するものではない。ここでは徐々に狭めてい
くという手法にそって説明する。
【0036】先ず、記憶手段に格納された多数枚の地図
情報のなかから「つるや」の存在位置が含まれる地図情
報<a>(即ち、広域エリアの地図情報<a>)を選択
し、次いでこの地図情報<a>から具体的撮影位置を含
む狭小エリアの地図情報<a1>を表示装置上に選択的
に呼び出して図形表示する。表示装置上での具体的撮影
位置の特定指示は選択表示手段によってなされる。例え
ば選択表示手段による「つるや」の存在位置の特定指示
の手順は次のようにして行う。
【0037】先ず狭小エリアの地図情報<a1>の抽出
は、先ず表示装置上に広域エリアの地図情報<a>を表
示しておき、この表示画面上でマウスを操作して、表示
画面上での撮影位置の近設位置にカーソルを移動させた
うえ、エリア切替えファンクションキー(図示せず)を
押下させることで行ったり、あるいはペン入力装置によ
り該当箇所の近設位置を直接指示することで行うことが
できる。また、表示画面を直接的に座標指示できる感圧
式タッチパネルを表示画面前面に積層配置し、該当箇所
を指で押すことも考慮される。また、表示装置に狭小エ
リアの地図情報<a1>のみ表示させるようにして、画
面をスクロール或いは切換え表示させるようにしてもよ
い。勿論、カーソル移動キーを用いる方法も除外するも
のではない。
【0038】このようにして撮影位置の特定がなされる
が、同時に観察者の視点がどこにあるのかを指示するこ
とも重要である。この視点の指示は必須ではないが、指
示することが好ましい。視点を指示しておくことで、立
体地図内を移動する仮想的風景を表示することもできる
ようになる。視点の指示は撮影方向の入力によって行う
ことができる。例えば現場においてデジタルカメラで撮
像した際、同時に筆記等の手段によって記録しておいた
撮影角度(θ)を入力することで行う。撮影角度(θ)
の入力は数字キーを用いて直接キー入力してもよいが、
他の方法もとりうる。一例をあげれば、今立っている位
置から、反対側の町並みを撮影する場合には、画面上に
表示されている狭小エリアの地図情報<a1>のなかに
おいて、今立っている位置へカーソルを移動させ、撮影
方向を指示して「確定キー」等を押す。ここでもぺン入
力装置や感圧式タッチパネルが利用できることは前記と
同様である。尚、携帯パソコン等を使用している場合
で、デジタルカメラとの間をケーブルで直結させたり、
あるいは赤外線通信等のリアルタイム通信が可能な場合
には、この撮影方向の入力作業も、筆記等に頼ることな
く、撮像と同時にパソコンに入力することができる。ま
た、パソコンにGPSアダプタを装備させる場合には、
GPSアダプタから送出される位置データに基づいて、
表示装置上に現在位置を表示させることが可能となるの
で、この場合は撮影位置へ移動して撮影方向を指示した
後「確定キー」を操作することによって簡易且つ自動的
に撮影方向の入力を済ますことができるし、またGPS
の機能を更に利用して、狭小エリアの地図情報<a1>
も自動的に表示させることすら可能となる。このように
GPS装置やその他方位のわかる装置、例えばジャイロ
スコープを具備させた携帯型パソコンを用い、方位を自
動的に検出させることが便利である。勿論、これら自動
入力に依らずに、方位計等を用いて測定し、これを直接
キー入力する方法も除外するものではない。
【0039】このようにして表示装置上で特定指示され
た箇所の該当地図上の位置データx1,y1が位置デー
タ算出手段によって算出される。この実作業はパソコン
に装備されたマイクロプロセッサによって担われる。
【0040】以上の手順によりデジタルカメラから受け
取った実写画像データ<b>と前記位置データx1,y
1及び角度データθとが揃い、これらが一括してあるい
は関連ファイルとして記録される。ここでこれらファイ
ルを一括関係として規定したりあるいは関連ファイルと
して規定する手段がリンク手段であり、その具体的内容
がリンク情報である。
【0041】リンク手段はファイル相互を関連づけて記
憶させるもので、関連記憶手段と表現することもでき、
実写画像データ<b>と位置データx1,y1及び角度
データθとを相互に関連づけて記憶する。実写画像デー
タ<b>と位置データx1,y1及び角度データθとは
一括記憶させてもよいが、それぞれ別のメモリエリアに
記憶して両データを紐付けしておいてもよい。このよう
に実写画像データ<b>に位置データx1,y1が対応
していることにより、各実写画像データ<b>が地図情
報<a>におけるどの部分に該当しているかが常に管理
される。但し、位置データに代えて、実際の住所やメイ
ンコンピュータのメモリ上のアドレス等と関連付けて記
憶させることも可能である。
【0042】以上が、実写画像の登録作業であり、この
登録作業が完了した後は、これら登録した実写画像を自
由に呼び出して表示画面上に表示させることができる。
実写画像の呼び出し手順は前記登録作業と共通の手順が
採用できる他、他の手順を採用することも考えられる。
また表示方法も様々である。最も代表的なのは、地図情
報上で点滅表示された画像入力済み箇所を選択すると、
その箇所に関連づけて登録された実写画像が表示される
という例である。この場合、表示される画像は平面的で
あっても立体的であってもよい。特に実写画像を登録す
る際、撮影方向(θ)の入力も行った場合、立体表示す
ることが容易となる。また、後述するように、本発明者
が提案する擬似3次元画像を表示する方法によれば、全
ての実写画像をほぼ正面位置から撮像して撮影方向
(θ)等の関連情報の削減をはかり、その取り扱い情報
量の削減をはかりながらも、臨場感溢れる表示を行うこ
とができる。ここでは、撮影方向(θ)を伴う場合であ
って、撮像した実写画像をそのまま表示する事例につい
て述べる。
【0043】実写画像の呼び出しは、先ず広域エリアの
地図情報を表示画面上に表示し、この広域エリアの地図
情報上で実写画像が登録されている箇所を明示させるこ
とから始まる。勿論、登録されている実写画像のリスト
を広域エリアの地図情報とは無関係に一覧表示させるこ
ともできるが、表示画面上で実写画像が登録されている
箇所を明示させる方が操作性の点で好ましい。呼び出し
操作並びに表示態様としては次の例等が挙げられる。
【0044】先ず、図4(a)に示すように、パソコン
1で、この立体地図の制御プログラムを起動させること
で、画面2上に広域の地図を表示させ、実写画像を見る
ことができる位置に、(b)に示すように、例えば
「●」のマークを、広域エリアの地図情報3の上に表示
させる。そして、所望の位置における「●」のマークに
カーソル等を合わせてクリックすると、(c)に示すよ
うに、その位置における実写画像4が全面表示或いは分
割表示されることになる。また、実写画像4の拡大した
い部分にカーソルを合わせてその部分を拡大表示させた
りすることもできる。更に、画面をスクロールさせるこ
とで実写画像を順次移動させて、あたかも撮影位置にお
てい視点を移動させるが如く、画面上に実写画像を表示
させるようにしてもよいし、通りに沿って実写画像を連
続的に移動させ、あたかもその通りを歩いているが如
く、画面上に実写画像を表示させることも可能である。
また、反対に実写画像から平面的な地図上の位置を確認
できるように構成することも可能である。尚、実写画像
とともに、それに写っている商店等の営業時間や取り扱
っている商品等を文章や実写画像で表示させるようにし
てもよい。
【0045】図5として示すものは地図情報上の位置デ
ータにリンクさせる実写画像を階層化する例である。こ
の例では、広域エリアの地図情報から選択した狭域エリ
ア内において道路の特定位置を選択し、道路の左右の風
景を眺めた様子を示している。そして、この例では表示
画面に表示されたビルの実写画像上の窓を更に特定指示
することで、このビルの全体を捉えた実写画像が格納さ
れたファイルに対して下位の階層関係で格納された
「窓」に関する実写画像を呼び出すことができるように
している。
【0046】次に、表示される実写画像をよりリアルな
ものにする表示方法について説明する。これは、請求項
5として記述した内容であり、その内容は疑似3次元表
示に関するものである。これは、地図データの上に起立
させた平面に建物等の実写画像を、その位置を合わせて
貼りつけるという考え方に立っている。図6において図
中Pは観察者が位置するポイントであり、視点を表して
いる。視点Pに描かれた略三角形状のマークは、道路に
沿って収斂する方向が観察方向であることを示してい
る。図6において、その台紙面Mとなるのは、図7に示
すように2次元XY座標系上に想定した2次元XY平面
m1であり、この2次元XY平面m1上には地図データ
m2が割り付けられ、地図上における2次元XY平面に
は主たる建築物等の存在位置が記録されている。即ち、
この台紙面とは地図情報そのものである。存在位置の記
録方法は通常は絶対位置によって行うが、相対位置で表
現する場合もある。
【0047】このような位置データが割り付けられた台
紙面Mには図7に示すように、この台紙面Mに直交す
る、即ちZ方向に立ち上がった起立面n1、n2が設け
られる。図7では起立面n1、n2相互は90度の角度
で交叉しているが、これは地図上での交差点が90度の
角度で交叉していることを想定したためである。したが
って、道路が他の角度で交叉している場合等であれば、
その角度に合わせて起立面相互を交叉させる。
【0048】起立面nには実写画像が貼りつけられる。
この実写画像としては通常、建物に対して対面する位
置、即ち、正面位置から撮像したものが用いられる。対
象物の正面画像は図6、7に模式的に示すように起立面
n1、n2のそそれぞれに隙間なく順次貼りつけてい
く。ここで「貼りつける」とは比喩的表現であり、実際
の作業はメモリ上での作業となる。そしてこのような作
業が繰り返された結果、起立面nの面内に平面画像の連
続画が得られる。この平面画像の連続画は厚み方向(対
象物の正面位置から見た場合には奥行き方向)のデータ
を有していず、そのデータサイズは小さい。このように
起立面nに貼りつけ状態となった結果、2次元XY平面
m1に対して鉛直方向に立ち上がった起立面の面内に前
記平面画の連続画像が形成されるわけであるが、前述し
たように地図データ上における起立面n1の立て方は様
々である。道路内を前進する観測者の視点から前方風景
を眺める場合には、図8に示すように、道路Wの両側に
互いにほぼ平行となる起立面n3、n4を設定すること
が好ましい。図示するように、この平行な一対の起立面
は道路Wの両側に設定される。したがって道路の途中に
十字路交差点Tがある場合には図6に示すように十字路
交差点Tを超えて前方には一対の起立面n5、n6が延
び、他方、十字路交差点Tを右へ折れ曲がったその先に
は起立面n7、n8が、十字路交差点Tを左へ折れ曲が
ったその先には起立面n9、n10が設定されることに
なる。
【0049】図6では、複数の交差点を含む広範囲なエ
リアが鳥瞰図的に描かれているが、このような全体図は
必ずしも必要ではない。本願発明において重要なのは、
図6においてサブ画面Sとして表示されている風景であ
る。この風景は観察者の視点Pから見た前方風景であ
り、起立面n3、n4に貼りつけ表示された、厚み方向
の情報を持たない平面画の連続画像を観察者の視点Pを
中心にして、この中心から遠ざかるほど小さく表示され
るように遠近処理したものである。遠近処理の具体的作
業としては、公知の手法が利用できる。立体画像(3次
元表示された画像)の遠近処理は通常、膨大な計算量が
必要となるが、本発明においては遠近処理の対象となる
画像は単なる平面画の連続画であって厚み方向(対象物
の正面から見たときには奥行き方向)の情報、即ち側面
情報を伴っていないから、その計算量は少ない。従って
その処理に長時間を要しないし、高速処理可能な高価な
CPUも必要としない。
【0050】尚、図8では、道路W内に位置する観察者
から眺めた風景のみを対象としたため、起立面n3、n
4の内側面のみに描画したが、道路W外から眺める視点
も考慮するならば図9に示すように、起立面n3、n4
の外側面にも実写画像を貼りつけて平面画の連続画像を
描画する必要がある。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の画像管理システム及び請
求項2記載の画像管理方法によれば、実写画像を地図デ
ータにリンクさせて管理できるので、実写画像の体系的
且つ有機的な管理が可能となり、画面に表示された地図
のなかから詳細を知りたいと思う箇所(あるいは対象
物)を特定指示するだけで、その詳細が表示させること
ができるので操作性にも優れ、習熟が容易な画像管理シ
ステム及び方法が提供できる。しかもこのシステムは、
このような有益な画像管理システム及び方法を、比較的
安価に販売され、入手も容易で、且つその操作手順につ
いても多くの人が習熟している汎用のデジタルカメラ等
と汎用パソコンとの組み合わせによって実現したもので
あるから、システム価格が低く、導入が容易である。
【0052】請求項3記載の技術において、地図又は図
面情報の入手をCD−ROMで行うようにした場合、大
量のデータを安価な媒体価格で提供することができる。
また地図又は図面情報の入手をインターネット経由で行
うこととした場合には、プロバイダーへのアクセスによ
って、全世界と交信できるから、日本全国、あるいは世
界中から情報を簡単に入手できるようになる。したがっ
て特に地図情報や図面情報の一部が更新されるような場
合にも、この更新部分を差分データとして、容易に提供
できるのでデータ更新が頻繁なものについてはとくに適
している。
【0053】請求項4記載のように位置データにリンク
させて記録される実写画像に加えて音データ、文書デー
タ、プログラムデータの1つ又は複数を関連づけて記録
する場合、画像でのみでは表現できない内容も表現で
き、取り扱う情報の多様化が可能となる。
【0054】請求項5記載のように、観察者から見た前
方風景を、地図や図面等の上にこれらの面に対して直交
する起立面を設定し、この起立面の表面に実写画像を貼
りつけて形成した平面画像の連続画を遠近処理すること
によって描くことにした場合は、画像に厚み方向のデー
タ、即ち側面部分に関するデータは存在しないので、遠
近処理を高速に行うことができる。そして、処理後に表
示される画像は厚み情報をもたないから、やや平坦な印
象は受けるものの、それでも遠近処理されていることか
ら、臨場感を醸し出すには十分である。このように請求
項5記載の擬似3次元画像表示の手法を採用すれば、取
り扱い情報量の激増を伴うことなく臨場感のある表示が
可能となり、例えば地図のうえを歩き回ったときの周辺
風景の変化をリアルタイムに表示できるソフトウェア等
も提供できる。そして何よりも少ないデータ収集量で臨
場感溢れる擬似3次元画像が得られるため、費やす労力
の飛躍的削減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項5記載の表示方法における擬似3次元
画像表示の考え方を示す説明図
【図2】 請求項1記載の画像管理システムにおいてデ
ジタルカメラとパソコンと情報伝達手段とよりなる一実
施例を示す説明図
【図3】 請求項2記載の画像管理方法における実写画
像の登録手順を示す説明図
【図4】 請求項2記載の画像管理方法における実写画
像の呼び出手順を示す説明図
【図5】 請求項2記載の画像管理方法において、登録
された実写画像に従属する下位の階層に、前記実写画像
の更なる詳細情報が登録されている状態を示す説明図
【図6】 請求項5記載の表示方法の概要を示す説明図
【図7】 請求項5記載の表示方法の基本的な考え方を
示す説明図
【図8】 請求項5記載の表示方法の概要を示す説明図
【図9】 請求項5記載の表示方法の概要を示す説明図
【図10】 3次元表示する場合の問題点を示す説明図
【符号の説明】
1 パソコン 2 画面 3 広域エリアの地図情報 4 実写画像 A 画像収集機器 B パソコン C 情報伝達手段 M 台紙面 P 視点 S サブ画面 T 十字路交差点 W 道路 r ビル r1 側面 q ビル m 台紙面 m1 平面 m2 地図データ n,n1〜n9 起立面 t 起立面 u 連続画像 x1,y1 位置データ θ 角度データ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と結像用レンズ及び撮像した実
    写画像を一時的に記録する記録手段とを備え携帯可能な
    デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラと、画像編集
    機能を有する携帯型又は固定設置型コンピュータと、前
    記デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラで撮像され
    た実写画像のデータを前記コンピュータに伝達する画像
    データ伝達手段とを備えた画像管理システムであって、 コンピュータには、 詳細内容を知ろうとする対象物の存在位置を含む広域エ
    リアの地図又は図面情報を対象物の位置データとともに
    格納する記憶手段と、 前記地図又は図面情報の表示と、画像データ伝達手段を
    介してデジタルカメラ又はデジタルビデオカメラから受
    け取った実写画像を切替え又は分割表示できる表示手段
    と、 コンピュータ本体の内部処理と前記受け取った実写画像
    のデータを前記地図又は図面とリンクさせてデータ処理
    するマイクロプロセッサと、 前記マイクロプロセッサに対し各種指令を与えたりデー
    タ入力をする入力操作手段と、 前記記憶手段に格納された詳細内容を知ろうとする対象
    物の存在位置を含む広域エリアの地図又は図面情報か
    ら、その一部又は全部を拡大あるいは縮小して前記表示
    手段上に選択的に呼び出して図形表示する手段と、 表示手段上に図形表示された地図又は図面情報のなかに
    おいて、詳細内容を知ろうとする対象物を表示手段上で
    特定指示する手段と、 表示手段上で特定指示された箇所の地図又は図面情報上
    の位置データを算出する手段と、 デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラから受け取っ
    た実写画像データを前記位置データとを関連づけるリン
    ク情報を伴って記憶する手段と、 前記表示手段上に地図又は図面情報を表示するととも
    に、この表示された地図又は図面情報のなかから詳細内
    容を知りたい対象物を特定指示すると、前記位置データ
    を算出する手段によって、その地図又は図面上での位置
    データが算出され、リンク情報を参照して対象物の実写
    画像を表示手段上に表示する処理を行う手段と、 を備えさせたことを特徴とする位置データにリンクさせ
    た画像データの管理システム。
  2. 【請求項2】 実写画像を記録する作業と記録した実写
    画像を呼び出す作業とよりなる画像管理方法であって、 実写画像を記録する作業手順が、 詳細内容を記録しようとする対象物が存在する現場にデ
    ジタルカメラ又はデジタルビデオカメラを持参して対象
    物の実写画像を撮像してこれらカメラ内の記録媒体に画
    像データを蓄積する工程と、 デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラの記録媒体に
    蓄積した画像データを情報伝達媒体を介して固定設置型
    あるいは携帯型のコンピュータに転送する工程と、 コンピュータ内に格納された、地図又は図面のライブラ
    リから詳細内容を知ろうとする対象物の存在位置を含む
    広域エリアの地図又は図面を表示手段上に呼び出す工程
    と、 表示手段上に呼び出した前記広域エリアの地図又は図面
    の全体情報から詳細内容を知ろうとする対象物の存在位
    置を含む狭小エリアの図面又は地図情報を表示手段上に
    選択的に呼び出して画像表示する工程と、 表示手段上に画像表示された狭小エリアの地図又は図面
    情報のなかにおいて、詳細内容を知ろうとする対象物の
    存在位置を表示手段上で特定指示する工程と、 表示手段上で特定された地図又は図面上の位置データを
    算出する工程と、 デジタルカメラ又はデジタルビデオカメラから受け取っ
    た対象物の実写画像のデータを前記位置データにリンク
    させて記録する工程と、 よりなり、一方、前記記録された実写画像の呼び出し作
    業手順が、 コンピュータ内に格納された、地図又は図面のライブラ
    リから詳細内容を知ろうとする対象物の存在位置を含む
    広域エリアの地図又は図面を表示手段上に呼び出す工程
    と、 表示手段上に呼び出した前記広域エリアの地図又は図面
    の全体情報から詳細内容を知ろうとする対象物の存在位
    置を含む狭小エリアの図面又は地図情報を表示手段上に
    選択的に呼び出して画像表示する工程と、 表示手段上に画像表示された狭小エリアの地図又は図面
    情報のなかにおいて、詳細内容を知ろうとする対象物の
    存在位置を表示手段上で特定指示する工程と、 表示手段上で特定指示された対象物の地図又は図面上で
    の位置データにリンクされた実写画像を、実写画像が集
    積格納された実写画像のライブラリから呼び出して表示
    手段上に表示する工程と、 よりなる位置データにリンクさせた画像データの管理方
    法。
  3. 【請求項3】 地図又は図面情報がCD−ROM又はイ
    ンターネット経由で供給される請求項2記載の位置デー
    タにリンクさせた画像データの管理方法。
  4. 【請求項4】 音データ、文書データ、プログラムデー
    タの1つ又は複数が実写画像に関連づけて記録される請
    求項2又は3記載の位置データにリンクさせた画像デー
    タの管理方法。
  5. 【請求項5】 対象物の2次元位置データを集積格納し
    た地図又は図面等の位置データファイルのライブラリ
    と、 前記各対象物を対面位置から撮像した2次元実写画像を
    格納した実写画像データファイルを集積した実写画像ラ
    イブラリと、 前記実写画像ライブラリの各画像を、前記位置データフ
    ァイル上で特定される該当対象物の位置データと対応さ
    せて管理するリンク手段と、 を少なくとも備え、 前記位置データファイルに記録された対象物の2次元位
    置データをその2次元XY平面に割り付けた3次元XY
    Z空間を想定するとともに、この3次元XYZ空間内に
    おいて前記2次元XY平面上から周囲を眺める視点を設
    定し、この視点を挟んで両側あるいは片側に設定した前
    記2次元XY平面に対して直交する起立面の面内に、そ
    の起立位置に対応する対象物の実写画像を前記位置デー
    タファイル、実写画像ライブラリ及びリンク手段の支援
    を受けて順次貼りつけて厚み方向の情報を持たない平面
    画の連続画像を形成し、この平面画の連続画像を観察者
    の視点を中心に遠近処理することにより、当該観察者が
    眺める3次元XYZ空間内の風景を表現することを特徴
    とする位置データにリンクした画像データの表示方法。
  6. 【請求項6】 2次元位置データが地図であり、実写画
    像を貼りつける起立面を、主要道路を挟んで対面させた
    請求項5記載の画像データの表示方法。
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