JP2004054828A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像を鑑賞するなどのユーザに対して、より多くの鑑賞用画像を提示する。
【解決手段】背景画像処理部は、視線方向指示の場合に指示部302で視線方向を定め、構築部304で構築された基本仮想空間内に設定部306により画像対象物の掲示領域を定め、配置部308で掲示領域に画像対象物を配置し構築部310で仮想空間の構築後、生成部312で視線方向による背景画像を生成する。切換指示の場合に領域指示では切換指示部314を介して導出部316で切換領域を導出し、設定部318で画像対象物を導出し、設定部320で画像対象物を切換可能状態に設定し、導出部322で表示形態を導出する。切換指示では特定部324で切換指示の方向による画像対象物を切り換える切換指示データを出力する出力部326,328のデータにより、導出部330で画像を導出する。
【選択図】 図5
【解決手段】背景画像処理部は、視線方向指示の場合に指示部302で視線方向を定め、構築部304で構築された基本仮想空間内に設定部306により画像対象物の掲示領域を定め、配置部308で掲示領域に画像対象物を配置し構築部310で仮想空間の構築後、生成部312で視線方向による背景画像を生成する。切換指示の場合に領域指示では切換指示部314を介して導出部316で切換領域を導出し、設定部318で画像対象物を導出し、設定部320で画像対象物を切換可能状態に設定し、導出部322で表示形態を導出する。切換指示では特定部324で切換指示の方向による画像対象物を切り換える切換指示データを出力する出力部326,328のデータにより、導出部330で画像を導出する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置にかかり、特に、インターネット等の通信回線を介して仮想空間内の画像を表示するための画像データを処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザは、写真や絵画などの物品を参照する場合、美術館や催事場に設けられたギャラリに展示された写真や絵画などの展示品を実際に見ることで、鑑賞している。このため、遠隔地であったり開催時間に都合がつかなくなったりする場合は、その展示を鑑賞することができない。
【0003】
近年の情報通信インフラの発展に伴って、コンピュータ(PC)を情報端末としてネットワークに参加して、各種情報を入手することが可能になってきている。最近では、平易に利用可能になったネットワークのインターネットを利用して美術館などを仮想的に開催しているサイト(ホームページ)も知られており、通信装置を含むPCを用意するのみで手軽に鑑賞が可能になった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、写真や絵画などの画像を掲示する領域は、予め定めた数量に限られており、その数量を越える画像の掲示は困難であった。すなわち、多数の画像から予め定めた数量に絞った画像を掲示することしかできなかった。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、画像を鑑賞するなどのユーザに対して、より多くの鑑賞用画像を提示することができる画像処理装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、通信回線に接続された情報端末側で、仮想空間内の画像を表示するための画像データを処理する画像処理装置であって、予め定めた物品が配置された3次元の仮想空間を構成する構造データ、及び前記仮想空間内に設置すべき観賞用画像の画像データに基づいて、前記観賞用画像が設置された仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像を構築する構築手段と、前記観賞用画像を掲示するための前記仮想空間内の掲示領域の位置情報、及び前記掲示領域に掲示可能な観賞用画像の画像データを前記位置情報に対応づけて記憶した記憶手段と、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データを入力する入力手段と、前記切換指示データが入力されたときに、切換指示に該当する前記掲示領域を特定すると共に、特定された前記掲示領域に属する観賞用画像の何れか1つの観賞用画像の画像データを設定する設定手段と、設定された観賞用画像の画像データを含む前記仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像の画像データを通信回線を介して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の画像処理装置は、インターネット等の通信回線に接続された一般ユーザなどが所持する情報端末によって要請された画像表示のための処理をする、すなわち情報端末側でユーザが希望する画像として仮想空間内の画像を表示するための画像データを処理する。この処理は、所謂サーバで行うことができる。画像処理装置は、構築手段を備えており、構築手段は、仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像を構築する。この仮想空間は予め定めた物品が配置された3次元の仮想空間を構成する構造データにより構築される。また、この仮想空間内には観賞用画像が設置可能であり、鑑賞用画像の画像データにも基づいて、観賞用画像が設置された仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像を構築する。
【0008】
従って、撮像画像の表示領域は、少なくとも仮想空間内に鑑賞用画像が位置した環境を撮像した仮想的な撮像画像を表示するための領域であり、所謂パノラマ画像のように奥行き感を有する画像として撮像画像が表示されるものである。
【0009】
前記観賞用画像の画像データは記憶手段に記憶される。この記憶手段は、観賞用画像を掲示するための仮想空間内の掲示領域の位置情報、及び掲示領域に掲示可能な観賞用画像の画像データを位置情報に対応づけて記憶する。この掲示領域に掲示される観賞用画像は、切換が可能であり、その観賞用画像の切換指示を表す切換指示データは入力手段により入力される。すなわち、入力手段は、掲示領域に属する観賞用画像を他の画像に交換することの指示を入力するためのものであり、この入力手段による指示で、鑑賞用画像の交換が指示される。
【0010】
鑑賞用画像の交換が指示されたとき、すなわち切換指示データが入力されたときに、設定手段は、切換指示に該当する掲示領域を特定すると共に、特定された掲示領域に属する観賞用画像の何れか1つの観賞用画像の画像データを設定する。送信手段は、設定された観賞用画像の画像データを含む仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像の画像データを通信回線を介して送信する。これによって、情報端末側では仮想空間内の指示した掲示領域について掲示画像が交換された状態で表示されるので、ユーザは、仮想空間内において任意の掲示画像を同一領域内で参照することができる。
【0011】
前記設定手段は、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データが入力されたときに、当該切換指示に該当する前記掲示領域を、観賞用画像を切換可能であることを表す切換可能状態に設定することを特徴とする。
【0012】
ユーザ側では単一の掲示画像の表示か交換可能な掲示画像の表示かを判別できることが要求される場合がある。そこで、掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データが入力されたときに、設定手段において、当該切換指示に該当する掲示領域を、観賞用画像を切換可能であることを表す切換可能状態に設定する。この時点で、ユーザ側へ向けて、仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像の画像データを通信回線を介して送信することにより、ユーザは容易に単一の掲示画像の表示か交換可能な掲示画像の表示かを判別することができる。
【0013】
前記記憶手段は、観賞用画像の画像データを予め定めた順序で記憶し、前記設定手段は、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データとして前記順序の順方向または逆方向の切換指示を表すことを特徴とする。
【0014】
複数の鑑賞用画像の中から掲示画像を設定するためには、記憶した鑑賞用画像をランダムに設定するのでは、その設定に煩雑さが伴う。そこで、観賞用画像の画像データを予め定めた順序で記憶し、切換指示データとして順序の順方向または逆方向の切換指示を表すようにすれば、記憶順または記憶逆順で設定することができ、簡便な処理を達成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、コンピュータやPDA等の情報端末を無線または有線でネットワーク接続可能なコンピュータ・ネットワーク・システムに、本発明を適用したものである。
【0016】
図1には、本発明の実施の形態が適用可能なネットワークシステムの概略構成が示されている。本実施の形態では、サーバ側で写真画像関連情報提示サイト(以下、写真情報サイト)を構築して運用し、ユーザ側でその写真情報サイトへアクセスするものである。ネットワークシステム80は、各々同一または異なるユーザが画像参照などを希望するユーザ側の複数のコンピュータ84、及び画像データ授受のための同一または異なる複数のコンピュータ81,83,85が、それぞれモデム、ルータ、TA(ターミナル・アダプタ:Terminal Adapter)等の接続装置86を介して、インターネットやその他の小規模ネットワークとしてのLAN(Local Area Network)で代表されるネットワーク(例えば、インターネット)88に接続されて構成されている。これら複数のコンピュータは、ネットワーク88を介して、相互通信により情報授受が可能である。なお、ゲートウェイ・システム89は、ネットワーク88と他のネットワークや独立したコンピュータと接続するためのシステムである。
【0017】
また、以下の説明では、複数のコンピュータ81,83,85の各々はサーバ・コンピュータとして機能し、複数のコンピュータ84の各々はクライアント・コンピュータとして機能する。コンピュータ81はギャラリに関連するデータを蓄積するコンピュータ(以下、「蓄積サーバ81」という)として機能し、コンピュータ83はユーザからの提示要請に対応する処理を実行するコンピュータ(以下、「処理サ−バ」)83として機能し、コンピュータ85は本サイトのギャラリに画像データを掲載することを承認処理するコンピュータ(以下、「承認サ−バ」)85として機能する構成を一例として説明する。
【0018】
なお、これらのサーバは上記のように分離構成してもよく、また1つのサーバ内で稼働させてもよい。また、本実施の形態では、上記のコンピュータは各々1台ずつとして説明するが、複数台でもよい。
【0019】
本実施の形態では、ネットワークとしてインターネットを適用した場合を説明する。この場合、少なくとも1つのコンピュータは、WWW(World Wide Web)サーバとして機能させることができ、また他のマシンはWWWクライアントとして機能させることもできる。また、アクセス時には、アクセス位置(アクセス先のコンピュータの位置、及びコンピュータ内の情報の位置で構成されるデータ)は、URL(Uniform Resource Locator)で指定することができる。この場合のデータは、一般に、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に従って転送される。また、コンピュータの識別にはIP(Internet Protocol)アドレスなどの識別データを用いることができ、コンピュータを操作する操作者の識別にユーザ自身の入力や予め定められているコード等のユーザIDを用いることができる。
【0020】
図2には、本実施の形態における情報の授受に関係する主要な部分の処理サーバ83の構成を含めブロック図で示した。処理サーバ83は、ユーザから要求された画像表示の要求などに該当する処理をするための主処理装置である。
【0021】
〔処理サーバ〕
処理サーバ83は、CPU12A、ROM12B、RAM12C、及びI/O12Dがコマンドやデータの授受をすることが可能に接続されたマイクロコンピュータを含んで構成されている。I/O12Dは、フレキシブルディスク装置などのリードライト装置12E、及び処理プログラムなどが記憶された各種メモリが接続されている。なお、図示は省略したが、I/O12Dには、キーボードなどの操作装置やディスプレイなどの表示装置を接続することができる。
【0022】
リードライト装置12Eは、記憶媒体46が挿抜可能に構成されている。記憶媒体46にはフレキスブルディスクなどがある。なお、後述する処理ルーチン等は、リードライト装置12Eを用いて記憶媒体46から実行可能である。従って、後述する処理ルーチンは、本体内のメモリなどに記憶することなく、予め記憶媒体46に記録しておき、リードライト装置12Eを介して記憶媒体に記録された処理プログラムを実行してもよい。なお、ハードディスク装置等の大容量記憶装置を備えて、記憶媒体に記録された処理プログラムを格納(インストール)して該当する処理を実行してもよい。なお、記録媒体としては、CD−ROM,MD,MO,DVD等のディスクやDAT等の磁気テープがあり、これらを用いるときには、上記リードライト装置12EにはCD−ROM装置、MD装置、MO装置、DVD装置、DAT装置等を用いればよい。
【0023】
また、I/O12Dには、通信装置14、及び画像処理装置16が接続されている。通信装置14は、ネットワーク88に接続するための図1の通信装置86を含むものであり、処理サーバ83と外部装置との間で通信を実行するための装置である。画像処理装置16は、処理サーバ83に接続された外部装置(例えば、ユーザ・コンピュータ84)と画像データ授受のための各種処理を行うための装置である(詳細は後述)。
【0024】
上記I/O12Dには、各種メモリ18A、18Bが接続されている。これら各種メモリには、仮想空間に関係する各種データが格納されている。メモリ18Aには、処理サーバ83で実行される処理プログラムが記憶され、メモリ18Bには、仮想空何を表現するための画像データなどが記憶されている。なお、メモリ18Aは、処理プログラムがROM12BやRAM12Cに記憶される場合には不要である。
【0025】
処理サーバ83では、上記構成以外にも各種電気機器やソフトウェアが可動可能であるが、汎用的かつ一般的なハードウェア構成であるため、詳細な説明を省略する。
【0026】
〔蓄積サーバ〕
蓄積サーバ81は、CPU22A、ROM22B、RAM22C、及びI/O22Dがコマンドやデータの授受をすることが可能に接続されたマイクロコンピュータを含んで構成されている。I/O22Dは、リードライト装置22E、及び処理プログラムなどが記憶された各種メモリが接続されている。また、I/O22Dには、通信装置24が接続されている。
【0027】
上記I/O22Dには、各種メモリ28A、28Bが接続されている。メモリ28Aには、蓄積サーバ81で実行される処理プログラムが記憶されている。なお、メモリ28Aは、処理プログラムがROM22BやRAM22Cに記憶される場合には不要である。メモリ28Bには、蓄積サーバ81で蓄積する各種データが記憶されている。この各種データの一例としては、仮想空間を構成するための構造データや装飾データ、3次元キャラクタの構造データや装飾データ、写真画像などの画像対象物の画像データがある。
【0028】
なお、蓄積サーバ81は、本実施の形態の写真情報サイトを構成する上で、必須の構成ではない。すなわち、蓄積サーバ81に蓄積する各種データを処理サーバ83に格納することで、実施は容易である。なお、この蓄積サーバ81を設けることにより、扱うデータが膨大になる場合、そのデータ量増大による処理サーバ83の処理負荷が増大することを抑制することができるという利点がある。
【0029】
〔ユーザ・コンピュータ〕
ユーザ・コンピュータ84は、CPU32A、ROM32B、RAM32C、及びI/O32Dがコマンドやデータの授受をすることが可能に接続されたマイクロコンピュータを含んで構成されている。I/O32Dには、通信装置34、フレキシブルディスク装置などのリードライト装置32E、キーボードなどの操作装置32F、ディスプレイなどの表示装置32G、及び処理プログラムなどが記憶された各種メモリが接続されている。
【0030】
上記I/O32Dには、各種メモリ38A、38Bが接続されている。メモリ38Aには、ユーザ・コンピュータ84で実行される処理プログラムが記憶されており、メモリ38Bにはユーザ・コンピュータ84で利用する各種データが記憶される。
【0031】
〔承認サーバ〕
なお、承認サーバ85は、上記コンピュータ(例えば蓄積サーバ81)と同様の構成のため詳細な説明を省略する。
【0032】
このようなコンピュータ・ネットワーク・システム80を利用することで、後述するように、ユーザは、本写真情報サイトとの間で煩雑な操作を行うことなく、希望する画像の提示を得ることが可能になる。
【0033】
〔処理サーバの画像処理装置〕
次の、処理サーバ83の画像処理装置16について説明する。まず、画像処理装置16において想定する画像の扱いを説明する。
【0034】
図3に示すように、画像として提示する対象空間は、仮想的な3次元空間(以下、仮想空間という)Wを想定する。なお、以下の説明では、仮想空間W内の仮想的な構造物について「仮想的な」という表現を用いずに単に構造物として表現する。仮想空間Wは、壁面44に画像対象物40が掲示されると共に、出入りのための扉42が設けられている。これら画像対象物40、扉42、及び壁面44などの3次元の構造物データを予め用意し、この構造物データを用いて仮想空間Wを構築する。この仮想空間W内は、ユーザを模した3次元キャラクタ78が移動可能であり、さらに、カメラ76による撮影が可能である。このカメラ76による仮想空間W内の撮影画像を、画像処理装置16において想定する画像とする。
【0035】
3次元キャラクタ78の仮想空間W内の移動は、3次元キャラクタ78が前方へ向かう方向をCF、後方へ向かう方向をCB、右回転する方向をCR、左回転する方向をCLとする。一方、カメラ76は、仮想空間Wの上方より仮想空間Wのほぼ中心付近へ向かう方向KCを撮影方向として、仮想空間Wのほぼ中心付近を定点中心とする円弧上を回転移動可能とし、カメラ76の位置が右回転する方向をKRとし、左回転する方向をKLとする。
【0036】
以上のことにより、3次元キャラクタ78の移動した位置でかつカメラ76が移動した位置において撮影された画像が、仮想空間Wの撮像画像となる。この撮像画像が画像処理装置16において生成される。なお、詳細は後述するが、仮想空間Wの画像として提示する画像(画像処理装置16において生成される画像)は、3次元キャラクタ78の視線方向の画像を採用することもできる。この場合、カメラ76による撮像画像に代えて3次元キャラクタ78の視線または視線近傍を光軸とする視界の画像が得られる。
【0037】
図4に示すように、上記画像の生成を可能とするために、画像処理装置16は、3次元キャラクタ78の移動指示またはカメラ76の移動指示を表す指示信号を受け取る受取部50を備えており、受取部50は見方指示部52,視線指示部54,及びキャラクタ指示部56からなる画像状態設定部に接続される。
【0038】
キャラクタ指示部56は、仮想空間Wにおける3次元キャラクタ78の移動指示を判別するものである。キャラクタ指示部56は、移動指示として3次元キャラクタ78の前後及び左右回転の何れであるかを指示信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部56A,56B,56C、56Dに接続されている。データ出力部56A〜56Dは、3次元キャラクタ78の移動量または回転角度を導出する導出部60に接続されている。導出部60は、この移動量または回転角度による3次元キャラクタ78の最終的な位置及び方向を設定するための設定部64を介してキャラクタ画像処理部68に接続されている。キャラクタ画像処理部68は、3次元キャラクタ78の提示画像を生成する処理部である。
【0039】
視線指示部54は、仮想空間Wにおける視線方向指示を判別するものである。視線指示部54は、方向指示として左右回転の何れであるかを指示信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部54A,54Bに接続されている。データ出力部54A、54Bは、提示する画像の光軸角度を導出する導出部58に接続されている。導出部58は、この光軸角度によるカメラ76の最終的な光軸(方向KC)を設定するための設定部62を介して背景画像処理部66に接続されている。背景画像処理部66は、仮想空間Wの背景を提示画像として生成する処理部である。この背景画像処理部66には、後述する掲示領域Rに掲示する画像対象物40を切り換える入力信号が入力されるように受取部51が接続されている。また、設定部62はキャラクタ画像処理部68にも接続されている。
【0040】
これら、背景画像処理部66及びキャラクタ画像処理部68では、蓄積サーバ81に対して画像処理のための画像データを授受することを可能とする構成である。すなわち、背景画像処理部66及びキャラクタ画像処理部68では、蓄積サーバ81に蓄積された仮想空間を構成するための構造データや装飾データ、3次元キャラクタの構造データや装飾データ、写真画像などの画像対象物の画像データを用いて、仮想空間W内の撮像画像を生成することができる。
【0041】
背景画像処理部66及びキャラクタ画像処理部68の出力側は、合成部72の入力側に接続され、合成部72出力側は、出力部74に接続される。背景画像処理部66で生成された背景画像と、キャラクタ画像処理部68で生成されたキャラクタ画像は72で合成されて表示画像データが生成され、表示画像データは出力部74で出力される。なお、設定部62、設定部64、及び背景画像処理部66には基準部70が接続され、基準部70ら基準データが入力可能に構成されている。
【0042】
一方、見方指示部52は、仮想空間Wを参照する対象の見方指示を判別するものである。見方指示部52は、仮想空間Wを参照する対象として3次元キャラクタ78の視軸、カメラ76の光軸、画像対象物40のみの参照光軸の何れであるかを指示信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部52A,52,52Cに接続されている。データ出力部52A〜52Cは、導出部58に接続されている。
【0043】
画像処理装置16の具体的な動作は、キャラクタ右回転の指示信号を受取部50で受け取ると、キャラクタ指示部56による判別結果でデータ出力部56Cからデータが出力され、導出部60において3次元キャラクタ78の移動量または回転角度が導出される。次に、設定部64において最終的な位置及び方向が設定され、これらの位置及び方向に対応する画像がキャラクタ画像処理部68で生成される。このキャラクタ画像処理部68では、3次元キャラクタ78の画像として設定部62からのカメラ光軸に対応する画像に調整される。この場合、視線指示部54には指示がないため、基準のまたは前回の提示光軸が導出部58で導出され、設定部62で生成され、背景画像処理部66において背景画像が生成され、これとキャラクタが合成された表示画像が生成される。同様に、キャラクタ左回転の指示によりキャラクタ指示部56及びデータ出力部56Dを経て、キャラクタ前進の指示によりデータ出力部56Aを経て、キャラクタ後進の指示によりデータ出力部56Bを経て、3次元キャラクタ78の移動量または回転角度が導出部60で導出される。
【0044】
また、視線右回転の指示信号を受取部50で受け取ると、視線指示部54による判別結果でデータ出力部54Aからデータが出力され、導出部58において画像提示光軸が導出され、設定部62において最終的にカメラ光軸が設定され、この方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。この場合、画像提示光軸が変更になるので、キャラクタ画像処理部68では、3次元キャラクタ78の画像として設定部62からのカメラ光軸に対応する画像に調整され、合成された表示画像が生成される。同様に、視線左回転の指示により視線指示部54、データ出力部54B、導出部58、及び設定部62を経て、対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。
【0045】
さらに、仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、導出部58に対して、仮想空間Wを参照する対象として3次元キャラクタ78の視軸、カメラ76の光軸、画像対象物40のみの参照光軸の何れかの光軸に設定され、対応する表示画像が生成される。
【0046】
すなわち、3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向を視軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、見方指示部52による判別結果でデータ出力部54Aからデータが出力され、導出部58において画像提示光軸が3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向に設定され、設定部62において最終的に3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向がカメラ光軸に設定され、この方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。この場合には、3次元キャラクタ78が視界に存在しないかその一部(例えば頭部)のみ存在するかであるため、設定部62ではキャラクタ画像処理部68では3次元キャラクタ78の画像出力を禁止するか一部画像を出力するかを行う。同様に、カメラ光軸の指示では、見方指示部52及びデータ出力部54Bを経て、導出部58で画像提示光軸が上記説明したカメラ光軸(方向KC)に設定され、設定部62において最終的に設定される。
【0047】
また、画像対象物40の指示では、見方指示部52及びデータ出力部54Cを経て、導出部58で画像提示光軸が、対象となる画像対象物40のみ(周辺領域を含む)の参照方向に設定され、設定部62において最終的に対象となる画像対象物40のみ(周辺領域を含む)を参照(提示)する方向がカメラ光軸に設定され、この方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。この場合には、背景画像、特に、対象となる画像対象物40のみ存在するかであるため、設定部62ではキャラクタ画像処理部68では3次元キャラクタ78の画像出力を禁止する。
【0048】
次に、上記画像処理装置16に含まれる背景画像処理部66について詳細に説明する。背景画像処理部66は、仮想空間Wの背景を提示画像として生成する処理部であるが、この背景には複数の画像対象物40が含まれている。本実施の形態では、仮想空間W内に位置する画像対象物40について、同一領域において複数掲示可能としている。
【0049】
図5に示すように、背景画像の生成を可能とするために、背景画像処理部66は、仮想空間Wの画像を提示するための視線方向を表すデータや画像対象物40を切換指示を表すデータの入力信号を入力する入力部300を備えており、入力部300は視線方向指示部302,及び切換指示部314からなる背景画像状態設定部に接続される。
【0050】
視線方向指示部302は、設定部62から入力される視線方向のデータを設定するものである。視線方向指示部302は、基本仮想空間構築部304,画像対象物領域設定部306,画像対象物配置部308,仮想空間構築部310,及び背景画像生成部312を介して合成部72に接続される。基本仮想空間構築部304は、3次元キャラクタの構造データや装飾データなどから基準となる仮想空間Wを構築する処理部であり、画像対象物領域設定部306は基本仮想空間構築部304において構築された仮想空間W内に画像対象物40を掲示する掲示領域を設定する処理部である。画像対象物配置部308は、画像対象物領域設定部306で設定された掲示領域に画像対象物40を配置する処理部であり、仮想空間構築部310は画像対象物40が掲示領域に配置された仮想空間Wを再構築する処理部である。背景画像生成部312は、視線方向指示部302で設定された視線方向による仮想空間Wの撮像画像を背景画像として生成する処理部である。
【0051】
切換指示部314は、仮想空間Wに掲示された画像対象物40についてその掲示領域内の画像対象物40の切換指示を判別するものである。切換指示部314は、切換指示として切換指示の要求及び実際の切換指示を入力信号から判別するもので、切換領域導出部316及び対象領域特定部324に接続されている。切換領域導出部316は、切換領域表示画像設定部318を介して切換可能状態設定部320に接続されている。切換可能状態設定部320は表示形態導出部322を介して画像対象物配置部308に接続されている。
【0052】
一方、対象領域特定部324は、仮想空間W内の切換に該当する掲示領域を特定すると共に、その掲示領域における画像対象物40の切換指示を判別するものである。対象領域特定部324の掲示領域の特定は、掲示領域の指示によってなされる。対象領域特定部324の切換指示の判別は、切換指示として掲示領域に属する画像対象物40の記憶順序で順送り方向に画像対象物40を切り換えるか戻り方向に画像対象物40を切り換えるかを入力信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部326,328に接続されている。データ出力部326,328は、掲示領域において画像対象物40を切り換えたときの画像対象物40を導出する導出部330に接続されている。導出部330は、切換可能状態設定部320に接続されている。
【0053】
上記構成の背景画像処理部66における動作は、設定部62から出力される視線方向の入力信号を入力部300で受け取ると、まず、基本仮想空間構築部304において本実施の形態における仮想空間Wの初期データによる基本仮想空間を構築する処理を実施する。すなわち基本仮想空間構築部304では、3次元キャラクタの構造データや装飾データなどから基準となる仮想空間Wを構築する。
【0054】
基本仮想空間構築部304から出力されたデータにより、画像対象物領域設定部306において基本仮想空間へ画像対象物40を掲示する掲示領域Rを設定する。この掲示領域Rの設定は、仮想空間W内に画像対象物40を掲示することを想定した予め定めたデータに基づいて設定される。
【0055】
画像対象物領域設定部306における領域設定のデータにより、画像対象物配置部308では、設定された各掲示領域Rに掲示可能な画像対象物40を対応づけることで画像対象物40を配置する処理を実行する。これにより、仮想空間W内に掲示領域Rが定まると共に、その掲示領域Rに属する画像対象物40の画像データが設定される。そして、仮想空間構築部310において、画像対象物40が掲示領域Rに配置された仮想空間Wを再構築した後に、その再構築データと、入力信号による視線方向のデータとにより、背景画像生成部312では、その視線方向による仮想空間Wの撮像画像を背景画像として生成する。
一方、受取部51から出力される切換信号を入力部300で受け取ると、切換指示部314において切換指示を判断する。この切換指示部314は、掲示領域Rに掲示する画像対象物40の切換指示を判別するものである。すなわち切換指示部314は、切換指示として掲示領域Rの指示であるのか掲示領域R内に掲示する画像対象物40の切換指示であるかを入力信号から判別するもので、切換領域導出部316及び対象領域特定部324に接続されている。
【0056】
切換領域導出部316は、仮想空間W上の掲示領域Rや掲示領域R近傍が指示入力されたときの指示信号により、画像対象物40を切換る対象となる切換領域Gを導出する。なお、切換領域G内に掲示領域Rが複数含まれる場合があるが、本実施の形態では、複数の掲示領域Rから予め定めた規則により何れか1つの掲示領域Rを切換領域Gと導出するものとする。この場合の予め定めた規則には、切換領域G内の中心の掲示領域R、右端の掲示領域Rなど何れか定めた方向の掲示領域R、及びユーザにより指定された掲示領域Rを規則として定めることができる。
【0057】
図10には、切換指示として掲示領域Rの指示による作動過程をユーザ・コンピュータ84側で表示される画像をイメージ的に示した。ユーザ・コンピュータ84側において表示される仮想空間Wのフロア画面230でマウスなどのポインティングディバイスの指示で位置を示すカーソルCLを移動させ、ユーザが指示入力をすることでそのカーソルCLを中心として所定範囲を切換領域Gと定める。図10では2つの画像対象物40を掲示した掲示領域Rが含まれた場合の例であるが、本実施の形態では、切換領域Gに含まれる最左端の掲示領域Rを切換指示の対象である掲示領域Rと設定する。
【0058】
切換領域Gすなわち掲示領域Rが導出されると、切換領域表示画像設定部318において、その掲示領域Rへ掲示する画像対象物40を導出し、その画像対象物40を示すデータを切換可能状態設定部320へ出力する。切換可能状態設定部320では、切換領域表示画像設定部318からのデータにより画像対象物40を切換可能状態に設定し、表示形態導出部322において、切換可能状態に設定された画像対象物40について表示形態を導出する。この表示形態とは、掲示領域Rに画像対象物40を掲示して表示させることについて他の画像対象物40に切換可能であることを画像対象物40に対応させて表示させることである。例えば、複数の画像対象物40を重ねた形式で表示させたり、表示可能なマークを画像対象物40近傍に表示させることがある。
【0059】
この後、画像対象物配置部308で、上記切換可能であることを画像対象物40に属する掲示領域Rを含む各掲示領域Rに掲示可能な画像対象物40を対応づけて配置する処理を実行して、仮想空間構築部310で仮想空間Wを再構築した後に、背景画像生成部312で視線方向による仮想空間Wの撮像画像を背景画像として生成する。
【0060】
図11には、掲示領域Rの切換指示可能な状態をユーザ・コンピュータ84側で表示される画像として示した。図11の例では、掲示領域Rを切換指示可能な状態として複数の画像対象物40を重ねた形式で隣り合う画像を僅かにずらして表示させている。
【0061】
対象領域特定部324では、掲示領域R内に掲示する画像対象物40の切換指示の方向性を判別するもので、画像対象物40が重ねられた順序に従って画像対象物40を送る切換指示データを出力する送りデータ出力部326,及び画像対象物40が重ねられた順序の逆順に従って画像対象物40を送る切換指示データを出力する戻りデータ出力部328に接続されている。送りデータ出力部326、戻りデータ出力部328は、切換指示データにより指示された掲示すべき画像対象物40を導出する導出部330に接続されている。導出部330は、切換可能状態設定部320へ接続されており、切換可能状態設定部320において、上記指示された画像対象物40を切換可能状態に設定し、表示形態導出部322において、切換可能状態に設定された画像対象物40について表示形態を導出する。
【0062】
これにより、図11の例では、複数の画像対象物40を重ねた形式で隣り合う画像が僅かにずれたまま、掲示領域Rに帰属する画像対象物40が順方向にまたは逆方向に切り替わり表示される。
【0063】
〔実施の形態の作用〕
次に、本実施形態の作用を説明する。なお、本実施の形態では、処理サーバ83がWWW(World Wide Web)サーバとして機能し、ユーザ・コンピュータ84がクライアントとして機能する場合を説明する。この場合、ユーザ・コンピュータ84には、ネットワークアクセス可能なプログラム(所謂携帯端末用のブラウザ)がインストールされており、この携帯端末用のブラウザを起動することにより、ネットワーク88を介して処理サーバ83(写真情報サイト)にアクセス可能となる。この写真情報サイトへのアクセスには、アクセスを識別するための識別データ(会員IDなど)が予め登録されているものとする。
【0064】
処理サーバ83では、図6に示す処理ルーチンが実行される。ステップ100では、他のコンピュータから処理サーバ83に対してアクセス要求がなされるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ102へ進む。ステップ102では、初期情報として写真情報サイトの初期画面(図7参照)の画像データが出力される。
【0065】
図7には、ユーザ・コンピュータ84で実行される処理の過程において、処理サーバ83からの送信データによりユーザ・コンピュータ84に表示される初期画面200の一例を示した。画面200は、本写真情報サイトの全貌を3次元イメージで表現した場202の画像を含んでいる。この場202上には写真ギャラリ館204が設けられている。画面200を表示するための初期情報(画像データ)は、その写真ギャラリ館204の画像の周囲の所定範囲の領域206について、写真ギャラリ館204への処理へと移行指示するときに押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされている。
【0066】
ユーザによるユーザ・コンピュータ84の操作により指示領域206内が押圧され、移行指示がなされると、ユーザ・コンピュータ84から移行指示データが処理サーバ83へ向けて送信される。この移行指示データを処理サーバ83が受信することで、図6のステップ104は肯定され、ステップ106へ進む。ステップ106では、写真ギャラリ館204についての概要情報を送信してステップ108へ進む。一方、ステップ104で否定されると、写真ギャラリ館204以外の移行指示がなされたものであるため、ステップ122へ進み、移行指示に対応する他処理を実施した後に本ルーチンを終了する。
【0067】
図8には、処理サーバ83からの送信データ(ステップ106)によりユーザ・コンピュータ84に表示される概要画面210の一例を示した。概要画面210は、写真ギャラリ館204の案内を示し、写真ギャラリ館204の案内表示領域220と、写真ギャラリ館204へ展示されている展示画像の概要の表示領域222とから構成されている。また、図の例では、写真ギャラリ館204は3フロアから構成され、各フロアは3つの展示領域が円形展示領域に連通された構成に設定されている。この概要画面210を表示するための概要情報(画像データ)は、各フロアの表示領域212,214,216の所定範囲の領域が写真ギャラリ館204の対応するフロアについての画像表示処理へと移行指示するときに押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされている。
【0068】
図6のステップ108はフロア指示データが受信されるまで否定される。ユーザによるユーザ・コンピュータ84の操作により指示領域212,214,216内が押圧され、移行指示がなされると、ユーザ・コンピュータ84からフロア指示データが処理サーバ83へ向けて送信される。このフロア指示データを処理サーバ83が受信することで、ステップ108は肯定され、ステップ110へ進む。ステップ110では、写真ギャラリ館204のフロア情報を送信してステップ112へ進む。
【0069】
図9には、処理サーバ83からの送信データ(ステップ110)によりユーザ・コンピュータ84に表示されるフロア画面230の一例を示した。フロア画面230は、写真ギャラリ館204の1つのフロアを上述のカメラ76で撮像した画像を示すものである。フロア画面230は、写真ギャラリ館204へ展示されている展示画像(掲示画像)の見た目すなわちカメラ76の撮像画像の表示領域232と、視線方向などの指示部の表示領域234とを含んで構成されている。また、フロア画面230は、写真ギャラリ館204内における現在位置の表示領域236,画像の見方を指示するための表示領域238、及び写真ギャラリ館204へ展示されている展示画像の概要の表示領域240を含んでいる。
【0070】
また、図の例では、このフロア画面230を表示するためのフロア情報(画像データ)は、表示領域234,238の領域は、写真ギャラリ館204の画像の見方を指示するときに押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされている。
【0071】
また、表示領域238は、画像の見方を指示するための表示領域であり、画像対象物40の選択指示のための指示表示領域238Aと、カメラ光軸の選択指示のための指示表示領域238Bとを含んで構成される。指示表示領域238Aには、現在のフロアに掲示されている画像対象物40のサムネイル画像が選択指示可能に複数(本実施の形態では10個)配置され、指示表示領域238Bには、仮想空間Wを参照する対象の見方指示を表す指示画像が選択指示可能に複数(本実施の形態では、カメラ76の光軸、3次元キャラクタ78の視軸、3次元キャラクタ78の頭部からの方向の3個)配置される。
【0072】
指示表示領域238Aの指示により、上述の画像処理装置16では、見方指示部52によるデータ出力部52Cによるデータ出力がなされる。一方、指示表示領域238Bの指示により、上述の画像処理装置16では、見方指示部52によるデータ出力部52A、または52Bによるデータ出力がなされる。すなわち、3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向を視軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、データ出力部54Aからデータが出力され、3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向に決定され、背景画像が背景画像処理部66で生成される。同様に、カメラ光軸を軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、データ出力部54Bからデータが出力され、上記説明したカメラ光軸(方向KC)に設定された背景画像が背景画像処理部66で生成される。また、画像対象物40の参照方向を視軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、データ出力部54Cからデータが出力され、対象となる画像対象物40のみ(周辺領域を含む)の参照方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。
【0073】
なお、仮想空間の参照視軸として、カメラ光軸が設定されると、キャラクタの移動指示により、出力部74の画像は背景が静止した状態で3次元キャラクタ78が移動してゆく画像で、カメラ光軸の回転指示により、出力部74の画像は仮想空間W内に3次元キャラクタ78が位置する状態で撮像方向を移動してゆく画像である。また、3次元キャラクタ78の視軸が設定されると、キャラクタの移動指示により、出力部74の画像はキャラクタの視界が移動するかのように背景が移動してゆく画像になる。
【0074】
表示領域234内には、3次元キャラクタ78の移動指示、及びカメラ76の光軸の回転指示のための指示表示領域241が設けられている。指示表示領域241は、キャラクタ移動指示ボタンであることを表すイメージ、3次元キャラクタ78の前方及び後方への移動指示ボタン、3次元キャラクタ78の右方及び左方への回転指示ボタン、カメラ76の光軸(方向KC)についての右回りと左回りの回転指示ボタンなどを含んでいる。これらの領域は、ユーザ・コンピュータ84側で押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされており、これら指示ボタンの指示により、上述の画像処理装置16では、キャラクタ指示部56によるデータ出力部56A、56B,56C、56Dのデータ出力がなされ、視線指示部54によるデータ出力部54A(右回り)、56B(左回り)のデータ出力がなされる。
【0075】
なお、上述のように提示する画像は、カメラ76による撮像画像を前提としているが、3次元キャラクタ78の視軸に変更可能であるため、この3次元キャラクタ78の視軸に変更されたときは、3次元キャラクタ78の視線方向がカメラの光軸となる。この場合には、指示表示領域244は機能しない。
【0076】
また、表示領域232内は、画像対象物40の切換指示のための指示表示領域として機能する。すなわち、表示領域232は、ユーザ・コンピュータ84側でマウスなどのポインティングディバイスで押圧される指示により、ユーザ・コンピュータ84側からデータ出力がなされ、画像処理装置16の受取部51で受け取り背景画像処理部66にデータ出力がなされる。
【0077】
これらのイメージやボタンを表示するためのフォーマットデータは、予め処理サーバ83のメモリ18Bに記憶されている。また、フロア情報としてユーザ側へ提供される、フォーマットデータは、撮像画像の表示領域232の位置を規定するフォーマットデータと、表示領域232近傍に位置して視線方向などの指示部の表示領域234の位置を規定するフォーマットデータとを少なくとも含むが、これらのデータを別々に記憶して生成することもできる。
【0078】
図6のステップ112では、上述の表示領域234、236や238の指示表示領域241が押圧されたことによる指示データまたは表示領域232の画像対象物40の切換指示の入力データを、ユーザ・コンピュータ84から受信したか否かを判断し、肯定されると、ステップ114へ進み、否定されるとステップ118へ進む。ステップ112で肯定されると、受信した指示データを指示信号としてまたは入力データを入力信号として画像処理装置16へ出力する。次のステップ114では、上述のようにして画像処理装置16によって画像処理がなされ、仮想空間W内を撮像した画像が生成された後、次のステップ116において、その画像データすなわち、ユーザ・コンピュータ84によりキャラクタ位置や方向、そして視線方向の変更がなされた後により撮像したことに相当する画像の画像データが、フロア画面230の表示領域232内に収納されるべく送信してステップ118へ進む。
【0079】
なお、上記ステップ112で指示データを受信することは、本発明の入力手段の作用に相当し、ステップ114における画像処理のうち画像対象物を切換可能に表示したり切り替えたりする処理は本発明の設定手段の作用に相当し、ステップ116の変更後の画像データを送信することは本発明の送信手段の作用に相当する。また、背景画像処理部66において背景画像生成部312で背景画像を生成するまでの処理は、本発明の構築手段の作用に相当し、切換可能な画像対象物をその掲示領域Rに対応させて記憶することは、本発明の記憶手段の作用に相当する。
【0080】
次のステップ118では、フロア画面230内に含まれる終了ボタンの押圧がなされたことを表すデータを受信したか否かを判断することによって、終了指示であるか否かを判断し、否定されると、ステップ112へ戻り、肯定されると、次のステップ120において終了後に移行する予め定めた規定の処理画面情報を、ユーザ・コンピュータ84へ向けて送信して本ルーチンを終了する。
【0081】
このように、本実施の形態では、仮想空間Wを撮像した画像をユーザ側へ提供するときに、仮想空間W内の限られた掲示領域Rに複数の画像対象物40を帰属させ、ユーザに選択させることができるので、仮想空間W内で多数の画像対象物40をユーザ側へ提供することができる。
【0082】
また、画像対象物40の選択にあたっては、ユーザ側からの指示により掲示領域Rを選択可能に表示しているので、ユーザは画像対象物40を切換指示の対象となる掲示領域Rを容易に把握することが可能となる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、観賞用画像が設置された仮想空間内の画像を表示するとき、観賞用画像を掲示するための仮想空間内の掲示領域において、掲示される観賞用画像を切換可能にして、切換指示データの入力により他の画像に交換することができるので、ユーザは、仮想空間内においてより多くの任意の掲示画像を同一領域内で参照することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの概略構成を示すブロック図ある。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークシステムにおける情報の授受についての機能的なブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態で扱う仮想空間の撮像画像を得るための説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像処理装置における背景画像処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図6】処理サーバにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態にかかる写真情報サイトの初期表示画面を示したイメージ図である。
【図8】写真情報サイトに含まれる写真ギャラリ館の概要を表す表示画面を示したイメージ図である。
【図9】ユーザ・コンピュータにおいて表示される写真ギャラリ館のフロア画面を示し、仮想空間の撮像画像を含む画面の一例を示したイメージ図である。
【図10】ユーザ・コンピュータにおいて表示されるフロア画面において切換領域Gを説明するための説明図である。
【図11】ユーザ・コンピュータにおいて表示されるフロア画面において掲示領域Rが切換可能な状態に表示されたことを説明するための説明図である。
【符号の説明】
CL…カーソル
G…切換領域
R…掲示領域
W…仮想空間
16…画像処理装置
40…画像対象物
51…受取部
66…背景画像処理部
81…蓄積サーバ
83…処理サーバ
84…ユーザ・コンピュータ
230…フロア画面
232…表示領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置にかかり、特に、インターネット等の通信回線を介して仮想空間内の画像を表示するための画像データを処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザは、写真や絵画などの物品を参照する場合、美術館や催事場に設けられたギャラリに展示された写真や絵画などの展示品を実際に見ることで、鑑賞している。このため、遠隔地であったり開催時間に都合がつかなくなったりする場合は、その展示を鑑賞することができない。
【0003】
近年の情報通信インフラの発展に伴って、コンピュータ(PC)を情報端末としてネットワークに参加して、各種情報を入手することが可能になってきている。最近では、平易に利用可能になったネットワークのインターネットを利用して美術館などを仮想的に開催しているサイト(ホームページ)も知られており、通信装置を含むPCを用意するのみで手軽に鑑賞が可能になった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、写真や絵画などの画像を掲示する領域は、予め定めた数量に限られており、その数量を越える画像の掲示は困難であった。すなわち、多数の画像から予め定めた数量に絞った画像を掲示することしかできなかった。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、画像を鑑賞するなどのユーザに対して、より多くの鑑賞用画像を提示することができる画像処理装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、通信回線に接続された情報端末側で、仮想空間内の画像を表示するための画像データを処理する画像処理装置であって、予め定めた物品が配置された3次元の仮想空間を構成する構造データ、及び前記仮想空間内に設置すべき観賞用画像の画像データに基づいて、前記観賞用画像が設置された仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像を構築する構築手段と、前記観賞用画像を掲示するための前記仮想空間内の掲示領域の位置情報、及び前記掲示領域に掲示可能な観賞用画像の画像データを前記位置情報に対応づけて記憶した記憶手段と、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データを入力する入力手段と、前記切換指示データが入力されたときに、切換指示に該当する前記掲示領域を特定すると共に、特定された前記掲示領域に属する観賞用画像の何れか1つの観賞用画像の画像データを設定する設定手段と、設定された観賞用画像の画像データを含む前記仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像の画像データを通信回線を介して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明の画像処理装置は、インターネット等の通信回線に接続された一般ユーザなどが所持する情報端末によって要請された画像表示のための処理をする、すなわち情報端末側でユーザが希望する画像として仮想空間内の画像を表示するための画像データを処理する。この処理は、所謂サーバで行うことができる。画像処理装置は、構築手段を備えており、構築手段は、仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像を構築する。この仮想空間は予め定めた物品が配置された3次元の仮想空間を構成する構造データにより構築される。また、この仮想空間内には観賞用画像が設置可能であり、鑑賞用画像の画像データにも基づいて、観賞用画像が設置された仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像を構築する。
【0008】
従って、撮像画像の表示領域は、少なくとも仮想空間内に鑑賞用画像が位置した環境を撮像した仮想的な撮像画像を表示するための領域であり、所謂パノラマ画像のように奥行き感を有する画像として撮像画像が表示されるものである。
【0009】
前記観賞用画像の画像データは記憶手段に記憶される。この記憶手段は、観賞用画像を掲示するための仮想空間内の掲示領域の位置情報、及び掲示領域に掲示可能な観賞用画像の画像データを位置情報に対応づけて記憶する。この掲示領域に掲示される観賞用画像は、切換が可能であり、その観賞用画像の切換指示を表す切換指示データは入力手段により入力される。すなわち、入力手段は、掲示領域に属する観賞用画像を他の画像に交換することの指示を入力するためのものであり、この入力手段による指示で、鑑賞用画像の交換が指示される。
【0010】
鑑賞用画像の交換が指示されたとき、すなわち切換指示データが入力されたときに、設定手段は、切換指示に該当する掲示領域を特定すると共に、特定された掲示領域に属する観賞用画像の何れか1つの観賞用画像の画像データを設定する。送信手段は、設定された観賞用画像の画像データを含む仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像の画像データを通信回線を介して送信する。これによって、情報端末側では仮想空間内の指示した掲示領域について掲示画像が交換された状態で表示されるので、ユーザは、仮想空間内において任意の掲示画像を同一領域内で参照することができる。
【0011】
前記設定手段は、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データが入力されたときに、当該切換指示に該当する前記掲示領域を、観賞用画像を切換可能であることを表す切換可能状態に設定することを特徴とする。
【0012】
ユーザ側では単一の掲示画像の表示か交換可能な掲示画像の表示かを判別できることが要求される場合がある。そこで、掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データが入力されたときに、設定手段において、当該切換指示に該当する掲示領域を、観賞用画像を切換可能であることを表す切換可能状態に設定する。この時点で、ユーザ側へ向けて、仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像の画像データを通信回線を介して送信することにより、ユーザは容易に単一の掲示画像の表示か交換可能な掲示画像の表示かを判別することができる。
【0013】
前記記憶手段は、観賞用画像の画像データを予め定めた順序で記憶し、前記設定手段は、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データとして前記順序の順方向または逆方向の切換指示を表すことを特徴とする。
【0014】
複数の鑑賞用画像の中から掲示画像を設定するためには、記憶した鑑賞用画像をランダムに設定するのでは、その設定に煩雑さが伴う。そこで、観賞用画像の画像データを予め定めた順序で記憶し、切換指示データとして順序の順方向または逆方向の切換指示を表すようにすれば、記憶順または記憶逆順で設定することができ、簡便な処理を達成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、コンピュータやPDA等の情報端末を無線または有線でネットワーク接続可能なコンピュータ・ネットワーク・システムに、本発明を適用したものである。
【0016】
図1には、本発明の実施の形態が適用可能なネットワークシステムの概略構成が示されている。本実施の形態では、サーバ側で写真画像関連情報提示サイト(以下、写真情報サイト)を構築して運用し、ユーザ側でその写真情報サイトへアクセスするものである。ネットワークシステム80は、各々同一または異なるユーザが画像参照などを希望するユーザ側の複数のコンピュータ84、及び画像データ授受のための同一または異なる複数のコンピュータ81,83,85が、それぞれモデム、ルータ、TA(ターミナル・アダプタ:Terminal Adapter)等の接続装置86を介して、インターネットやその他の小規模ネットワークとしてのLAN(Local Area Network)で代表されるネットワーク(例えば、インターネット)88に接続されて構成されている。これら複数のコンピュータは、ネットワーク88を介して、相互通信により情報授受が可能である。なお、ゲートウェイ・システム89は、ネットワーク88と他のネットワークや独立したコンピュータと接続するためのシステムである。
【0017】
また、以下の説明では、複数のコンピュータ81,83,85の各々はサーバ・コンピュータとして機能し、複数のコンピュータ84の各々はクライアント・コンピュータとして機能する。コンピュータ81はギャラリに関連するデータを蓄積するコンピュータ(以下、「蓄積サーバ81」という)として機能し、コンピュータ83はユーザからの提示要請に対応する処理を実行するコンピュータ(以下、「処理サ−バ」)83として機能し、コンピュータ85は本サイトのギャラリに画像データを掲載することを承認処理するコンピュータ(以下、「承認サ−バ」)85として機能する構成を一例として説明する。
【0018】
なお、これらのサーバは上記のように分離構成してもよく、また1つのサーバ内で稼働させてもよい。また、本実施の形態では、上記のコンピュータは各々1台ずつとして説明するが、複数台でもよい。
【0019】
本実施の形態では、ネットワークとしてインターネットを適用した場合を説明する。この場合、少なくとも1つのコンピュータは、WWW(World Wide Web)サーバとして機能させることができ、また他のマシンはWWWクライアントとして機能させることもできる。また、アクセス時には、アクセス位置(アクセス先のコンピュータの位置、及びコンピュータ内の情報の位置で構成されるデータ)は、URL(Uniform Resource Locator)で指定することができる。この場合のデータは、一般に、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に従って転送される。また、コンピュータの識別にはIP(Internet Protocol)アドレスなどの識別データを用いることができ、コンピュータを操作する操作者の識別にユーザ自身の入力や予め定められているコード等のユーザIDを用いることができる。
【0020】
図2には、本実施の形態における情報の授受に関係する主要な部分の処理サーバ83の構成を含めブロック図で示した。処理サーバ83は、ユーザから要求された画像表示の要求などに該当する処理をするための主処理装置である。
【0021】
〔処理サーバ〕
処理サーバ83は、CPU12A、ROM12B、RAM12C、及びI/O12Dがコマンドやデータの授受をすることが可能に接続されたマイクロコンピュータを含んで構成されている。I/O12Dは、フレキシブルディスク装置などのリードライト装置12E、及び処理プログラムなどが記憶された各種メモリが接続されている。なお、図示は省略したが、I/O12Dには、キーボードなどの操作装置やディスプレイなどの表示装置を接続することができる。
【0022】
リードライト装置12Eは、記憶媒体46が挿抜可能に構成されている。記憶媒体46にはフレキスブルディスクなどがある。なお、後述する処理ルーチン等は、リードライト装置12Eを用いて記憶媒体46から実行可能である。従って、後述する処理ルーチンは、本体内のメモリなどに記憶することなく、予め記憶媒体46に記録しておき、リードライト装置12Eを介して記憶媒体に記録された処理プログラムを実行してもよい。なお、ハードディスク装置等の大容量記憶装置を備えて、記憶媒体に記録された処理プログラムを格納(インストール)して該当する処理を実行してもよい。なお、記録媒体としては、CD−ROM,MD,MO,DVD等のディスクやDAT等の磁気テープがあり、これらを用いるときには、上記リードライト装置12EにはCD−ROM装置、MD装置、MO装置、DVD装置、DAT装置等を用いればよい。
【0023】
また、I/O12Dには、通信装置14、及び画像処理装置16が接続されている。通信装置14は、ネットワーク88に接続するための図1の通信装置86を含むものであり、処理サーバ83と外部装置との間で通信を実行するための装置である。画像処理装置16は、処理サーバ83に接続された外部装置(例えば、ユーザ・コンピュータ84)と画像データ授受のための各種処理を行うための装置である(詳細は後述)。
【0024】
上記I/O12Dには、各種メモリ18A、18Bが接続されている。これら各種メモリには、仮想空間に関係する各種データが格納されている。メモリ18Aには、処理サーバ83で実行される処理プログラムが記憶され、メモリ18Bには、仮想空何を表現するための画像データなどが記憶されている。なお、メモリ18Aは、処理プログラムがROM12BやRAM12Cに記憶される場合には不要である。
【0025】
処理サーバ83では、上記構成以外にも各種電気機器やソフトウェアが可動可能であるが、汎用的かつ一般的なハードウェア構成であるため、詳細な説明を省略する。
【0026】
〔蓄積サーバ〕
蓄積サーバ81は、CPU22A、ROM22B、RAM22C、及びI/O22Dがコマンドやデータの授受をすることが可能に接続されたマイクロコンピュータを含んで構成されている。I/O22Dは、リードライト装置22E、及び処理プログラムなどが記憶された各種メモリが接続されている。また、I/O22Dには、通信装置24が接続されている。
【0027】
上記I/O22Dには、各種メモリ28A、28Bが接続されている。メモリ28Aには、蓄積サーバ81で実行される処理プログラムが記憶されている。なお、メモリ28Aは、処理プログラムがROM22BやRAM22Cに記憶される場合には不要である。メモリ28Bには、蓄積サーバ81で蓄積する各種データが記憶されている。この各種データの一例としては、仮想空間を構成するための構造データや装飾データ、3次元キャラクタの構造データや装飾データ、写真画像などの画像対象物の画像データがある。
【0028】
なお、蓄積サーバ81は、本実施の形態の写真情報サイトを構成する上で、必須の構成ではない。すなわち、蓄積サーバ81に蓄積する各種データを処理サーバ83に格納することで、実施は容易である。なお、この蓄積サーバ81を設けることにより、扱うデータが膨大になる場合、そのデータ量増大による処理サーバ83の処理負荷が増大することを抑制することができるという利点がある。
【0029】
〔ユーザ・コンピュータ〕
ユーザ・コンピュータ84は、CPU32A、ROM32B、RAM32C、及びI/O32Dがコマンドやデータの授受をすることが可能に接続されたマイクロコンピュータを含んで構成されている。I/O32Dには、通信装置34、フレキシブルディスク装置などのリードライト装置32E、キーボードなどの操作装置32F、ディスプレイなどの表示装置32G、及び処理プログラムなどが記憶された各種メモリが接続されている。
【0030】
上記I/O32Dには、各種メモリ38A、38Bが接続されている。メモリ38Aには、ユーザ・コンピュータ84で実行される処理プログラムが記憶されており、メモリ38Bにはユーザ・コンピュータ84で利用する各種データが記憶される。
【0031】
〔承認サーバ〕
なお、承認サーバ85は、上記コンピュータ(例えば蓄積サーバ81)と同様の構成のため詳細な説明を省略する。
【0032】
このようなコンピュータ・ネットワーク・システム80を利用することで、後述するように、ユーザは、本写真情報サイトとの間で煩雑な操作を行うことなく、希望する画像の提示を得ることが可能になる。
【0033】
〔処理サーバの画像処理装置〕
次の、処理サーバ83の画像処理装置16について説明する。まず、画像処理装置16において想定する画像の扱いを説明する。
【0034】
図3に示すように、画像として提示する対象空間は、仮想的な3次元空間(以下、仮想空間という)Wを想定する。なお、以下の説明では、仮想空間W内の仮想的な構造物について「仮想的な」という表現を用いずに単に構造物として表現する。仮想空間Wは、壁面44に画像対象物40が掲示されると共に、出入りのための扉42が設けられている。これら画像対象物40、扉42、及び壁面44などの3次元の構造物データを予め用意し、この構造物データを用いて仮想空間Wを構築する。この仮想空間W内は、ユーザを模した3次元キャラクタ78が移動可能であり、さらに、カメラ76による撮影が可能である。このカメラ76による仮想空間W内の撮影画像を、画像処理装置16において想定する画像とする。
【0035】
3次元キャラクタ78の仮想空間W内の移動は、3次元キャラクタ78が前方へ向かう方向をCF、後方へ向かう方向をCB、右回転する方向をCR、左回転する方向をCLとする。一方、カメラ76は、仮想空間Wの上方より仮想空間Wのほぼ中心付近へ向かう方向KCを撮影方向として、仮想空間Wのほぼ中心付近を定点中心とする円弧上を回転移動可能とし、カメラ76の位置が右回転する方向をKRとし、左回転する方向をKLとする。
【0036】
以上のことにより、3次元キャラクタ78の移動した位置でかつカメラ76が移動した位置において撮影された画像が、仮想空間Wの撮像画像となる。この撮像画像が画像処理装置16において生成される。なお、詳細は後述するが、仮想空間Wの画像として提示する画像(画像処理装置16において生成される画像)は、3次元キャラクタ78の視線方向の画像を採用することもできる。この場合、カメラ76による撮像画像に代えて3次元キャラクタ78の視線または視線近傍を光軸とする視界の画像が得られる。
【0037】
図4に示すように、上記画像の生成を可能とするために、画像処理装置16は、3次元キャラクタ78の移動指示またはカメラ76の移動指示を表す指示信号を受け取る受取部50を備えており、受取部50は見方指示部52,視線指示部54,及びキャラクタ指示部56からなる画像状態設定部に接続される。
【0038】
キャラクタ指示部56は、仮想空間Wにおける3次元キャラクタ78の移動指示を判別するものである。キャラクタ指示部56は、移動指示として3次元キャラクタ78の前後及び左右回転の何れであるかを指示信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部56A,56B,56C、56Dに接続されている。データ出力部56A〜56Dは、3次元キャラクタ78の移動量または回転角度を導出する導出部60に接続されている。導出部60は、この移動量または回転角度による3次元キャラクタ78の最終的な位置及び方向を設定するための設定部64を介してキャラクタ画像処理部68に接続されている。キャラクタ画像処理部68は、3次元キャラクタ78の提示画像を生成する処理部である。
【0039】
視線指示部54は、仮想空間Wにおける視線方向指示を判別するものである。視線指示部54は、方向指示として左右回転の何れであるかを指示信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部54A,54Bに接続されている。データ出力部54A、54Bは、提示する画像の光軸角度を導出する導出部58に接続されている。導出部58は、この光軸角度によるカメラ76の最終的な光軸(方向KC)を設定するための設定部62を介して背景画像処理部66に接続されている。背景画像処理部66は、仮想空間Wの背景を提示画像として生成する処理部である。この背景画像処理部66には、後述する掲示領域Rに掲示する画像対象物40を切り換える入力信号が入力されるように受取部51が接続されている。また、設定部62はキャラクタ画像処理部68にも接続されている。
【0040】
これら、背景画像処理部66及びキャラクタ画像処理部68では、蓄積サーバ81に対して画像処理のための画像データを授受することを可能とする構成である。すなわち、背景画像処理部66及びキャラクタ画像処理部68では、蓄積サーバ81に蓄積された仮想空間を構成するための構造データや装飾データ、3次元キャラクタの構造データや装飾データ、写真画像などの画像対象物の画像データを用いて、仮想空間W内の撮像画像を生成することができる。
【0041】
背景画像処理部66及びキャラクタ画像処理部68の出力側は、合成部72の入力側に接続され、合成部72出力側は、出力部74に接続される。背景画像処理部66で生成された背景画像と、キャラクタ画像処理部68で生成されたキャラクタ画像は72で合成されて表示画像データが生成され、表示画像データは出力部74で出力される。なお、設定部62、設定部64、及び背景画像処理部66には基準部70が接続され、基準部70ら基準データが入力可能に構成されている。
【0042】
一方、見方指示部52は、仮想空間Wを参照する対象の見方指示を判別するものである。見方指示部52は、仮想空間Wを参照する対象として3次元キャラクタ78の視軸、カメラ76の光軸、画像対象物40のみの参照光軸の何れであるかを指示信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部52A,52,52Cに接続されている。データ出力部52A〜52Cは、導出部58に接続されている。
【0043】
画像処理装置16の具体的な動作は、キャラクタ右回転の指示信号を受取部50で受け取ると、キャラクタ指示部56による判別結果でデータ出力部56Cからデータが出力され、導出部60において3次元キャラクタ78の移動量または回転角度が導出される。次に、設定部64において最終的な位置及び方向が設定され、これらの位置及び方向に対応する画像がキャラクタ画像処理部68で生成される。このキャラクタ画像処理部68では、3次元キャラクタ78の画像として設定部62からのカメラ光軸に対応する画像に調整される。この場合、視線指示部54には指示がないため、基準のまたは前回の提示光軸が導出部58で導出され、設定部62で生成され、背景画像処理部66において背景画像が生成され、これとキャラクタが合成された表示画像が生成される。同様に、キャラクタ左回転の指示によりキャラクタ指示部56及びデータ出力部56Dを経て、キャラクタ前進の指示によりデータ出力部56Aを経て、キャラクタ後進の指示によりデータ出力部56Bを経て、3次元キャラクタ78の移動量または回転角度が導出部60で導出される。
【0044】
また、視線右回転の指示信号を受取部50で受け取ると、視線指示部54による判別結果でデータ出力部54Aからデータが出力され、導出部58において画像提示光軸が導出され、設定部62において最終的にカメラ光軸が設定され、この方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。この場合、画像提示光軸が変更になるので、キャラクタ画像処理部68では、3次元キャラクタ78の画像として設定部62からのカメラ光軸に対応する画像に調整され、合成された表示画像が生成される。同様に、視線左回転の指示により視線指示部54、データ出力部54B、導出部58、及び設定部62を経て、対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。
【0045】
さらに、仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、導出部58に対して、仮想空間Wを参照する対象として3次元キャラクタ78の視軸、カメラ76の光軸、画像対象物40のみの参照光軸の何れかの光軸に設定され、対応する表示画像が生成される。
【0046】
すなわち、3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向を視軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、見方指示部52による判別結果でデータ出力部54Aからデータが出力され、導出部58において画像提示光軸が3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向に設定され、設定部62において最終的に3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向がカメラ光軸に設定され、この方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。この場合には、3次元キャラクタ78が視界に存在しないかその一部(例えば頭部)のみ存在するかであるため、設定部62ではキャラクタ画像処理部68では3次元キャラクタ78の画像出力を禁止するか一部画像を出力するかを行う。同様に、カメラ光軸の指示では、見方指示部52及びデータ出力部54Bを経て、導出部58で画像提示光軸が上記説明したカメラ光軸(方向KC)に設定され、設定部62において最終的に設定される。
【0047】
また、画像対象物40の指示では、見方指示部52及びデータ出力部54Cを経て、導出部58で画像提示光軸が、対象となる画像対象物40のみ(周辺領域を含む)の参照方向に設定され、設定部62において最終的に対象となる画像対象物40のみ(周辺領域を含む)を参照(提示)する方向がカメラ光軸に設定され、この方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。この場合には、背景画像、特に、対象となる画像対象物40のみ存在するかであるため、設定部62ではキャラクタ画像処理部68では3次元キャラクタ78の画像出力を禁止する。
【0048】
次に、上記画像処理装置16に含まれる背景画像処理部66について詳細に説明する。背景画像処理部66は、仮想空間Wの背景を提示画像として生成する処理部であるが、この背景には複数の画像対象物40が含まれている。本実施の形態では、仮想空間W内に位置する画像対象物40について、同一領域において複数掲示可能としている。
【0049】
図5に示すように、背景画像の生成を可能とするために、背景画像処理部66は、仮想空間Wの画像を提示するための視線方向を表すデータや画像対象物40を切換指示を表すデータの入力信号を入力する入力部300を備えており、入力部300は視線方向指示部302,及び切換指示部314からなる背景画像状態設定部に接続される。
【0050】
視線方向指示部302は、設定部62から入力される視線方向のデータを設定するものである。視線方向指示部302は、基本仮想空間構築部304,画像対象物領域設定部306,画像対象物配置部308,仮想空間構築部310,及び背景画像生成部312を介して合成部72に接続される。基本仮想空間構築部304は、3次元キャラクタの構造データや装飾データなどから基準となる仮想空間Wを構築する処理部であり、画像対象物領域設定部306は基本仮想空間構築部304において構築された仮想空間W内に画像対象物40を掲示する掲示領域を設定する処理部である。画像対象物配置部308は、画像対象物領域設定部306で設定された掲示領域に画像対象物40を配置する処理部であり、仮想空間構築部310は画像対象物40が掲示領域に配置された仮想空間Wを再構築する処理部である。背景画像生成部312は、視線方向指示部302で設定された視線方向による仮想空間Wの撮像画像を背景画像として生成する処理部である。
【0051】
切換指示部314は、仮想空間Wに掲示された画像対象物40についてその掲示領域内の画像対象物40の切換指示を判別するものである。切換指示部314は、切換指示として切換指示の要求及び実際の切換指示を入力信号から判別するもので、切換領域導出部316及び対象領域特定部324に接続されている。切換領域導出部316は、切換領域表示画像設定部318を介して切換可能状態設定部320に接続されている。切換可能状態設定部320は表示形態導出部322を介して画像対象物配置部308に接続されている。
【0052】
一方、対象領域特定部324は、仮想空間W内の切換に該当する掲示領域を特定すると共に、その掲示領域における画像対象物40の切換指示を判別するものである。対象領域特定部324の掲示領域の特定は、掲示領域の指示によってなされる。対象領域特定部324の切換指示の判別は、切換指示として掲示領域に属する画像対象物40の記憶順序で順送り方向に画像対象物40を切り換えるか戻り方向に画像対象物40を切り換えるかを入力信号から判別するもので、対応するデータを出力するデータ出力部326,328に接続されている。データ出力部326,328は、掲示領域において画像対象物40を切り換えたときの画像対象物40を導出する導出部330に接続されている。導出部330は、切換可能状態設定部320に接続されている。
【0053】
上記構成の背景画像処理部66における動作は、設定部62から出力される視線方向の入力信号を入力部300で受け取ると、まず、基本仮想空間構築部304において本実施の形態における仮想空間Wの初期データによる基本仮想空間を構築する処理を実施する。すなわち基本仮想空間構築部304では、3次元キャラクタの構造データや装飾データなどから基準となる仮想空間Wを構築する。
【0054】
基本仮想空間構築部304から出力されたデータにより、画像対象物領域設定部306において基本仮想空間へ画像対象物40を掲示する掲示領域Rを設定する。この掲示領域Rの設定は、仮想空間W内に画像対象物40を掲示することを想定した予め定めたデータに基づいて設定される。
【0055】
画像対象物領域設定部306における領域設定のデータにより、画像対象物配置部308では、設定された各掲示領域Rに掲示可能な画像対象物40を対応づけることで画像対象物40を配置する処理を実行する。これにより、仮想空間W内に掲示領域Rが定まると共に、その掲示領域Rに属する画像対象物40の画像データが設定される。そして、仮想空間構築部310において、画像対象物40が掲示領域Rに配置された仮想空間Wを再構築した後に、その再構築データと、入力信号による視線方向のデータとにより、背景画像生成部312では、その視線方向による仮想空間Wの撮像画像を背景画像として生成する。
一方、受取部51から出力される切換信号を入力部300で受け取ると、切換指示部314において切換指示を判断する。この切換指示部314は、掲示領域Rに掲示する画像対象物40の切換指示を判別するものである。すなわち切換指示部314は、切換指示として掲示領域Rの指示であるのか掲示領域R内に掲示する画像対象物40の切換指示であるかを入力信号から判別するもので、切換領域導出部316及び対象領域特定部324に接続されている。
【0056】
切換領域導出部316は、仮想空間W上の掲示領域Rや掲示領域R近傍が指示入力されたときの指示信号により、画像対象物40を切換る対象となる切換領域Gを導出する。なお、切換領域G内に掲示領域Rが複数含まれる場合があるが、本実施の形態では、複数の掲示領域Rから予め定めた規則により何れか1つの掲示領域Rを切換領域Gと導出するものとする。この場合の予め定めた規則には、切換領域G内の中心の掲示領域R、右端の掲示領域Rなど何れか定めた方向の掲示領域R、及びユーザにより指定された掲示領域Rを規則として定めることができる。
【0057】
図10には、切換指示として掲示領域Rの指示による作動過程をユーザ・コンピュータ84側で表示される画像をイメージ的に示した。ユーザ・コンピュータ84側において表示される仮想空間Wのフロア画面230でマウスなどのポインティングディバイスの指示で位置を示すカーソルCLを移動させ、ユーザが指示入力をすることでそのカーソルCLを中心として所定範囲を切換領域Gと定める。図10では2つの画像対象物40を掲示した掲示領域Rが含まれた場合の例であるが、本実施の形態では、切換領域Gに含まれる最左端の掲示領域Rを切換指示の対象である掲示領域Rと設定する。
【0058】
切換領域Gすなわち掲示領域Rが導出されると、切換領域表示画像設定部318において、その掲示領域Rへ掲示する画像対象物40を導出し、その画像対象物40を示すデータを切換可能状態設定部320へ出力する。切換可能状態設定部320では、切換領域表示画像設定部318からのデータにより画像対象物40を切換可能状態に設定し、表示形態導出部322において、切換可能状態に設定された画像対象物40について表示形態を導出する。この表示形態とは、掲示領域Rに画像対象物40を掲示して表示させることについて他の画像対象物40に切換可能であることを画像対象物40に対応させて表示させることである。例えば、複数の画像対象物40を重ねた形式で表示させたり、表示可能なマークを画像対象物40近傍に表示させることがある。
【0059】
この後、画像対象物配置部308で、上記切換可能であることを画像対象物40に属する掲示領域Rを含む各掲示領域Rに掲示可能な画像対象物40を対応づけて配置する処理を実行して、仮想空間構築部310で仮想空間Wを再構築した後に、背景画像生成部312で視線方向による仮想空間Wの撮像画像を背景画像として生成する。
【0060】
図11には、掲示領域Rの切換指示可能な状態をユーザ・コンピュータ84側で表示される画像として示した。図11の例では、掲示領域Rを切換指示可能な状態として複数の画像対象物40を重ねた形式で隣り合う画像を僅かにずらして表示させている。
【0061】
対象領域特定部324では、掲示領域R内に掲示する画像対象物40の切換指示の方向性を判別するもので、画像対象物40が重ねられた順序に従って画像対象物40を送る切換指示データを出力する送りデータ出力部326,及び画像対象物40が重ねられた順序の逆順に従って画像対象物40を送る切換指示データを出力する戻りデータ出力部328に接続されている。送りデータ出力部326、戻りデータ出力部328は、切換指示データにより指示された掲示すべき画像対象物40を導出する導出部330に接続されている。導出部330は、切換可能状態設定部320へ接続されており、切換可能状態設定部320において、上記指示された画像対象物40を切換可能状態に設定し、表示形態導出部322において、切換可能状態に設定された画像対象物40について表示形態を導出する。
【0062】
これにより、図11の例では、複数の画像対象物40を重ねた形式で隣り合う画像が僅かにずれたまま、掲示領域Rに帰属する画像対象物40が順方向にまたは逆方向に切り替わり表示される。
【0063】
〔実施の形態の作用〕
次に、本実施形態の作用を説明する。なお、本実施の形態では、処理サーバ83がWWW(World Wide Web)サーバとして機能し、ユーザ・コンピュータ84がクライアントとして機能する場合を説明する。この場合、ユーザ・コンピュータ84には、ネットワークアクセス可能なプログラム(所謂携帯端末用のブラウザ)がインストールされており、この携帯端末用のブラウザを起動することにより、ネットワーク88を介して処理サーバ83(写真情報サイト)にアクセス可能となる。この写真情報サイトへのアクセスには、アクセスを識別するための識別データ(会員IDなど)が予め登録されているものとする。
【0064】
処理サーバ83では、図6に示す処理ルーチンが実行される。ステップ100では、他のコンピュータから処理サーバ83に対してアクセス要求がなされるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ102へ進む。ステップ102では、初期情報として写真情報サイトの初期画面(図7参照)の画像データが出力される。
【0065】
図7には、ユーザ・コンピュータ84で実行される処理の過程において、処理サーバ83からの送信データによりユーザ・コンピュータ84に表示される初期画面200の一例を示した。画面200は、本写真情報サイトの全貌を3次元イメージで表現した場202の画像を含んでいる。この場202上には写真ギャラリ館204が設けられている。画面200を表示するための初期情報(画像データ)は、その写真ギャラリ館204の画像の周囲の所定範囲の領域206について、写真ギャラリ館204への処理へと移行指示するときに押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされている。
【0066】
ユーザによるユーザ・コンピュータ84の操作により指示領域206内が押圧され、移行指示がなされると、ユーザ・コンピュータ84から移行指示データが処理サーバ83へ向けて送信される。この移行指示データを処理サーバ83が受信することで、図6のステップ104は肯定され、ステップ106へ進む。ステップ106では、写真ギャラリ館204についての概要情報を送信してステップ108へ進む。一方、ステップ104で否定されると、写真ギャラリ館204以外の移行指示がなされたものであるため、ステップ122へ進み、移行指示に対応する他処理を実施した後に本ルーチンを終了する。
【0067】
図8には、処理サーバ83からの送信データ(ステップ106)によりユーザ・コンピュータ84に表示される概要画面210の一例を示した。概要画面210は、写真ギャラリ館204の案内を示し、写真ギャラリ館204の案内表示領域220と、写真ギャラリ館204へ展示されている展示画像の概要の表示領域222とから構成されている。また、図の例では、写真ギャラリ館204は3フロアから構成され、各フロアは3つの展示領域が円形展示領域に連通された構成に設定されている。この概要画面210を表示するための概要情報(画像データ)は、各フロアの表示領域212,214,216の所定範囲の領域が写真ギャラリ館204の対応するフロアについての画像表示処理へと移行指示するときに押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされている。
【0068】
図6のステップ108はフロア指示データが受信されるまで否定される。ユーザによるユーザ・コンピュータ84の操作により指示領域212,214,216内が押圧され、移行指示がなされると、ユーザ・コンピュータ84からフロア指示データが処理サーバ83へ向けて送信される。このフロア指示データを処理サーバ83が受信することで、ステップ108は肯定され、ステップ110へ進む。ステップ110では、写真ギャラリ館204のフロア情報を送信してステップ112へ進む。
【0069】
図9には、処理サーバ83からの送信データ(ステップ110)によりユーザ・コンピュータ84に表示されるフロア画面230の一例を示した。フロア画面230は、写真ギャラリ館204の1つのフロアを上述のカメラ76で撮像した画像を示すものである。フロア画面230は、写真ギャラリ館204へ展示されている展示画像(掲示画像)の見た目すなわちカメラ76の撮像画像の表示領域232と、視線方向などの指示部の表示領域234とを含んで構成されている。また、フロア画面230は、写真ギャラリ館204内における現在位置の表示領域236,画像の見方を指示するための表示領域238、及び写真ギャラリ館204へ展示されている展示画像の概要の表示領域240を含んでいる。
【0070】
また、図の例では、このフロア画面230を表示するためのフロア情報(画像データ)は、表示領域234,238の領域は、写真ギャラリ館204の画像の見方を指示するときに押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされている。
【0071】
また、表示領域238は、画像の見方を指示するための表示領域であり、画像対象物40の選択指示のための指示表示領域238Aと、カメラ光軸の選択指示のための指示表示領域238Bとを含んで構成される。指示表示領域238Aには、現在のフロアに掲示されている画像対象物40のサムネイル画像が選択指示可能に複数(本実施の形態では10個)配置され、指示表示領域238Bには、仮想空間Wを参照する対象の見方指示を表す指示画像が選択指示可能に複数(本実施の形態では、カメラ76の光軸、3次元キャラクタ78の視軸、3次元キャラクタ78の頭部からの方向の3個)配置される。
【0072】
指示表示領域238Aの指示により、上述の画像処理装置16では、見方指示部52によるデータ出力部52Cによるデータ出力がなされる。一方、指示表示領域238Bの指示により、上述の画像処理装置16では、見方指示部52によるデータ出力部52A、または52Bによるデータ出力がなされる。すなわち、3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向を視軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、データ出力部54Aからデータが出力され、3次元キャラクタ78の視線方向または近傍の方向に決定され、背景画像が背景画像処理部66で生成される。同様に、カメラ光軸を軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、データ出力部54Bからデータが出力され、上記説明したカメラ光軸(方向KC)に設定された背景画像が背景画像処理部66で生成される。また、画像対象物40の参照方向を視軸として仮想空間Wを参照する対象の見方指示がなされると、データ出力部54Cからデータが出力され、対象となる画像対象物40のみ(周辺領域を含む)の参照方向に対応する背景画像が背景画像処理部66で生成される。
【0073】
なお、仮想空間の参照視軸として、カメラ光軸が設定されると、キャラクタの移動指示により、出力部74の画像は背景が静止した状態で3次元キャラクタ78が移動してゆく画像で、カメラ光軸の回転指示により、出力部74の画像は仮想空間W内に3次元キャラクタ78が位置する状態で撮像方向を移動してゆく画像である。また、3次元キャラクタ78の視軸が設定されると、キャラクタの移動指示により、出力部74の画像はキャラクタの視界が移動するかのように背景が移動してゆく画像になる。
【0074】
表示領域234内には、3次元キャラクタ78の移動指示、及びカメラ76の光軸の回転指示のための指示表示領域241が設けられている。指示表示領域241は、キャラクタ移動指示ボタンであることを表すイメージ、3次元キャラクタ78の前方及び後方への移動指示ボタン、3次元キャラクタ78の右方及び左方への回転指示ボタン、カメラ76の光軸(方向KC)についての右回りと左回りの回転指示ボタンなどを含んでいる。これらの領域は、ユーザ・コンピュータ84側で押圧されるべきボタン領域として機能するデータ構成とされており、これら指示ボタンの指示により、上述の画像処理装置16では、キャラクタ指示部56によるデータ出力部56A、56B,56C、56Dのデータ出力がなされ、視線指示部54によるデータ出力部54A(右回り)、56B(左回り)のデータ出力がなされる。
【0075】
なお、上述のように提示する画像は、カメラ76による撮像画像を前提としているが、3次元キャラクタ78の視軸に変更可能であるため、この3次元キャラクタ78の視軸に変更されたときは、3次元キャラクタ78の視線方向がカメラの光軸となる。この場合には、指示表示領域244は機能しない。
【0076】
また、表示領域232内は、画像対象物40の切換指示のための指示表示領域として機能する。すなわち、表示領域232は、ユーザ・コンピュータ84側でマウスなどのポインティングディバイスで押圧される指示により、ユーザ・コンピュータ84側からデータ出力がなされ、画像処理装置16の受取部51で受け取り背景画像処理部66にデータ出力がなされる。
【0077】
これらのイメージやボタンを表示するためのフォーマットデータは、予め処理サーバ83のメモリ18Bに記憶されている。また、フロア情報としてユーザ側へ提供される、フォーマットデータは、撮像画像の表示領域232の位置を規定するフォーマットデータと、表示領域232近傍に位置して視線方向などの指示部の表示領域234の位置を規定するフォーマットデータとを少なくとも含むが、これらのデータを別々に記憶して生成することもできる。
【0078】
図6のステップ112では、上述の表示領域234、236や238の指示表示領域241が押圧されたことによる指示データまたは表示領域232の画像対象物40の切換指示の入力データを、ユーザ・コンピュータ84から受信したか否かを判断し、肯定されると、ステップ114へ進み、否定されるとステップ118へ進む。ステップ112で肯定されると、受信した指示データを指示信号としてまたは入力データを入力信号として画像処理装置16へ出力する。次のステップ114では、上述のようにして画像処理装置16によって画像処理がなされ、仮想空間W内を撮像した画像が生成された後、次のステップ116において、その画像データすなわち、ユーザ・コンピュータ84によりキャラクタ位置や方向、そして視線方向の変更がなされた後により撮像したことに相当する画像の画像データが、フロア画面230の表示領域232内に収納されるべく送信してステップ118へ進む。
【0079】
なお、上記ステップ112で指示データを受信することは、本発明の入力手段の作用に相当し、ステップ114における画像処理のうち画像対象物を切換可能に表示したり切り替えたりする処理は本発明の設定手段の作用に相当し、ステップ116の変更後の画像データを送信することは本発明の送信手段の作用に相当する。また、背景画像処理部66において背景画像生成部312で背景画像を生成するまでの処理は、本発明の構築手段の作用に相当し、切換可能な画像対象物をその掲示領域Rに対応させて記憶することは、本発明の記憶手段の作用に相当する。
【0080】
次のステップ118では、フロア画面230内に含まれる終了ボタンの押圧がなされたことを表すデータを受信したか否かを判断することによって、終了指示であるか否かを判断し、否定されると、ステップ112へ戻り、肯定されると、次のステップ120において終了後に移行する予め定めた規定の処理画面情報を、ユーザ・コンピュータ84へ向けて送信して本ルーチンを終了する。
【0081】
このように、本実施の形態では、仮想空間Wを撮像した画像をユーザ側へ提供するときに、仮想空間W内の限られた掲示領域Rに複数の画像対象物40を帰属させ、ユーザに選択させることができるので、仮想空間W内で多数の画像対象物40をユーザ側へ提供することができる。
【0082】
また、画像対象物40の選択にあたっては、ユーザ側からの指示により掲示領域Rを選択可能に表示しているので、ユーザは画像対象物40を切換指示の対象となる掲示領域Rを容易に把握することが可能となる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、観賞用画像が設置された仮想空間内の画像を表示するとき、観賞用画像を掲示するための仮想空間内の掲示領域において、掲示される観賞用画像を切換可能にして、切換指示データの入力により他の画像に交換することができるので、ユーザは、仮想空間内においてより多くの任意の掲示画像を同一領域内で参照することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの概略構成を示すブロック図ある。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークシステムにおける情報の授受についての機能的なブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態で扱う仮想空間の撮像画像を得るための説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像処理装置における背景画像処理部の概略構成を示すブロック図である。
【図6】処理サーバにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態にかかる写真情報サイトの初期表示画面を示したイメージ図である。
【図8】写真情報サイトに含まれる写真ギャラリ館の概要を表す表示画面を示したイメージ図である。
【図9】ユーザ・コンピュータにおいて表示される写真ギャラリ館のフロア画面を示し、仮想空間の撮像画像を含む画面の一例を示したイメージ図である。
【図10】ユーザ・コンピュータにおいて表示されるフロア画面において切換領域Gを説明するための説明図である。
【図11】ユーザ・コンピュータにおいて表示されるフロア画面において掲示領域Rが切換可能な状態に表示されたことを説明するための説明図である。
【符号の説明】
CL…カーソル
G…切換領域
R…掲示領域
W…仮想空間
16…画像処理装置
40…画像対象物
51…受取部
66…背景画像処理部
81…蓄積サーバ
83…処理サーバ
84…ユーザ・コンピュータ
230…フロア画面
232…表示領域
Claims (3)
- 通信回線に接続された情報端末側で、仮想空間内の画像を表示するための画像データを処理する画像処理装置であって、
予め定めた物品が配置された3次元の仮想空間を構成する構造データ、及び前記仮想空間内に設置すべき観賞用画像の画像データに基づいて、前記観賞用画像が設置された仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像を構築する構築手段と、
前記観賞用画像を掲示するための前記仮想空間内の掲示領域の位置情報、及び前記掲示領域に掲示可能な観賞用画像の画像データを前記位置情報に対応づけて記憶した記憶手段と、
前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データを入力する入力手段と、
前記切換指示データが入力されたときに、切換指示に該当する前記掲示領域を特定すると共に、特定された前記掲示領域に属する観賞用画像の何れか1つの観賞用画像の画像データを設定する設定手段と、
設定された観賞用画像の画像データを含む前記仮想空間を撮像した仮想的な撮像画像の画像データを通信回線を介して送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記設定手段は、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データが入力されたときに、当該切換指示に該当する前記掲示領域を、観賞用画像を切換可能であることを表す切換可能状態に設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記記憶手段は、観賞用画像の画像データを予め定めた順序で記憶し、前記設定手段は、前記掲示領域に掲示される観賞用画像の切換指示を表す切換指示データとして前記順序の順方向または逆方向の切換指示を表すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002215019A JP2004054828A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002215019A JP2004054828A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 画像処理装置 |
Publications (1)
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JP2004054828A true JP2004054828A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31937154
Family Applications (1)
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JP2002215019A Pending JP2004054828A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 画像処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004054828A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122903A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Olympus Imaging Corp | 画像鑑賞システムおよび画像鑑賞方法 |
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-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215019A patent/JP2004054828A/ja active Pending
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