JP2000056631A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000056631A
JP2000056631A JP11236044A JP23604499A JP2000056631A JP 2000056631 A JP2000056631 A JP 2000056631A JP 11236044 A JP11236044 A JP 11236044A JP 23604499 A JP23604499 A JP 23604499A JP 2000056631 A JP2000056631 A JP 2000056631A
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image
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developing
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JP11236044A
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English (en)
Inventor
Seiji Oka
誠二 岡
Tomoji Ishikawa
知司 石川
So Kai
創 甲斐
Takashi Ishijima
尚 石島
Makoto Kobu
真 小夫
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なる現像剤を備えた現像器と交換し
た場合にも、適正な画像を得られる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 像担持体と、該像担持体上に画像を形成
する画像形成手段とを有し、前記画像形成手段を装置本
体に着脱可能に構成した画像形成装置において、装置本
体における前記画像形成手段の被装着部に、前記像担持
体または前記画像形成手段の特性を変化させる手段を装
着可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機、ファク
シミリ、プリンタなどの画像形成装置に係り、特に像担
持手段、像形成手段および転写手段のうちの少なくとも
一部が交換可能な部材で構成されている画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術−1】例えば電子写真複写機などの画像形
成装置においては、感光体ドラム、露光走査系、帯電
器、現像器などの画像形成手段の一部を交換する度に、
露光量、帯電量、現像バイアス値などの画像形成条件を
単独あるいは相互に調整する必要があり、その調整作業
が非常に手間が掛かっていた。またこの調整が必ずしも
適正に行われず、そのために画像品質の低下を招くこと
もある。
【0003】このような欠点を解決するため、従来例え
ば、特開昭58−132758号公報(従来例1)に記
載されているような画像形成装置が提案されている。
【0004】すなわちこの発明は、画像形成装置本体に
対して交換可能なプロセスキット(例えば帯電器、現像
器、転写器、クリーニング器の中の少なくとも1つまた
はその一部と感光体ドラムが一体になって、プロセスキ
ットを構成している)に、像形成部材の特性に応じて装
置本体側の最適像形成条件を設定する、例えばROMな
どの記憶素子を設けた画像形成装置が提案されている。
【0005】このような構成をとることにより、プロセ
スキットを交換しても、そのプロセスキットに関係する
各部の適正画像形成条件が自動的に調整されるようにな
り、前述した従来の欠点を解決することができた。
【0006】また従来、特開平2−16578号公報
(従来例2)に記載されているような画像記録装置が提
案されている。この装置は、装置の交換部品にその部品
の制御に必要な各種情報を表すバーコードを付してお
く。そしてこの部品を新しく装置内にセットするとき、
前記バーコードをバーコードリーダで読み取り、そのデ
ータに基づいて装置の制御値または初期設定値を調整す
る構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題−1】ところで前述の従
来例1,2の発明は、適正画像形成条件の設定指令がプ
ロセスキットまたは交換部品から画像形成装置本体へ一
方的に伝達されるシステムになっている。そのため画像
形成装置本体との信号のやり取りがほとんどなく、ユー
ザ好みの画像モード(例えばベタ画像重視モード、写真
画像重視モード、ライン画像重視モード、カラー画像重
視モードなど)の選択ができない。
【0008】このような好みの画像モードを備えるため
には、例えば従来技術1では、1つのAプロセスキット
においても、例えばベタ画像重視モード用Aプロセスキ
ット、写真画像重視モード用Aプロセスキット、ライン
画像重視モード用Aプロセスキット、カラー画像重視モ
ード用Aプロセスキットなどのように、1つのプロセス
キットでモード別にそれぞれ記憶内容の異なるプロセス
ユニットを準備しなければならない。そのため画像形成
装置全体としては、準備するプロセスユニットの数が膨
大になり、交換時の管理が煩雑であるばかりでなく、コ
スト高を招来する。
【0009】また、ベタ画像重視モード用のAプロセス
キットと、ライン画像重視モード用のBプロセスキット
とを1つの画像形成装置に誤ってセットすると、希望す
る画像が得られないかあるいは画像が形成されないなど
の諸問題がある。
【0010】また従来例2においては、交換部品には単
にバーコードが付されているだけで、実際の各交換部品
に適合した情報は装置内の制御部に格納されることにな
る。それぞれすこしずつ特性の異なる各交換部品に適合
したすべての情報を1つの装置内に格納するのは、容量
的に限度があり実際的ではないか、あるいはコスト高を
招くことになる。
【0011】またこの発明のものにおいても従来例1の
ものにおいても、交換部品の自らの寿命検知については
配慮されておらず、他の手段を用いて交換部品の寿命検
知を行わなければならない。
【0012】
【従来技術−2】従来の画像形成装置において、トナー
を内蔵したカートリッジを装置本体に着脱可能に設けた
ものがある。
【0013】このカートリッジはトナーの容量により予
め寿命が設定されており、カートリッジを定期的に交換
する。この交換は、予め定められた画像形成動作を行っ
た後にする必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題−2】上記従来技術にお
いて、前記現像装置のカートリッジ(以下デベロッパ・
トナー・マガジン:DTMという)にはベタ専用、写真
専用、カラー専用など好みに合わせたものがあり、ユー
ザの使用目的に合わせて選択することができるが、DT
Mが交換されると、各DTMの寿命が分からなくなると
いう問題があった。
【0015】
【従来技術−3】また従来、感光体等の像担持体や帯電
器等の画像形成手段は、経時的にトナーや紙粉等が付着
することにより、異常画像(白スジ、モヤムラ等のある
画像)が発生していた。そこで、異常画像発生時に、ユ
ーザまたはサービスマンが手で感光体や帯電チャージワ
イヤ等の清掃を行っていた。また、感光体の清掃を自動
的に行うものとして、比較的除去が容易な紙粉等を除去
するクリーニングブレードの他に、これでは除去困難な
トナーフィルミングや紙のタルクを除去すべく感光体表
面を微小量削りとるスイパーローラをクリーニング部内
に設け、感光体が回転するごとにこのスイパーローラを
回転駆動するものがある。
【0016】さらに、帯電チャージワイヤの清掃を自動
的に行うものとして、所定画像形成枚数ごとにチャージ
ワイヤを自動クリーニングする機構を駆動するものがあ
る。
【発明が解決しようとする課題−3】しかし、ユーザま
たはサービスマンが手で感光体や帯電チャージワイヤ等
の清掃を行う場合には、感光体や帯電チャージワイヤ等
の脱着時に感光体や帯電チャージワイヤ等を破損してし
まうという欠点があった。
【0017】また、スイパーローラをクリーニング部内
に設けるものでは、感光体が回転するごとにこのスイパ
ーローラを回転駆動するため、感光体膜が徐々にではあ
るが薄くなり、感光体の寿命を短くするという欠点があ
った。
【0018】さらに、所定画像形成枚数ごとにチャージ
ワイヤを自動クリーニングする機構を駆動するもので
は、種類の異なる現像剤を備えた現像器と交換した場合
に、適正な一様帯電電位が得られないという欠点があっ
た。即ち、現像剤の特性から黒トナーと赤トナーとでは
適正帯電電位の上限は略一致するが、その下限は赤トナ
ーの方が高電位側にあるため、黒トナーを備えた現像器
に対しては、設定した上記所定画像形成枚数内であり適
正帯電電位のときであっても、赤トナーを備えた現像器
を交換装着すると適正帯電電位以下であるという事態が
生じる場合がある。
【0019】
【従来技術−4】従来、黒現像剤を備えた現像器とカラ
ー現像剤を備えた現像器とを選択的に本体に装着可能な
構造にした画像形成装置が知られている。この種の画像
形成装置では、使用する現像剤によって最適な現像バイ
アス等の画像形成条件が異なるため、装着され得る現像
器ごとの画像形成条件を装置本体内の記憶部に記憶して
おき、装着された現像器に応じて画像形成条件を切り替
えている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題−4】しかし、実際には
装着されていない現像器用の画像形成条件まで装置本体
内の記憶部に記憶しておくため、記憶部が大型化、コス
ト高になってしまうという問題がある。この問題は、自
動用紙選択、ページ連社、画像合成等の画像形成装置の
多機能化に伴い、記憶すべき情報量が膨大になるにつれ
深刻なものになっている。
【0021】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、機能性ならびに信頼性に優れた画像形成装
置を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、画像形成装置本体に設けられた例えば感
光体ドラムや感光体ベルトなどの像担持手段と、その像
担持手段の周囲に配設され、その像担持手段の表面に所
望の像を形成するための帯電装置や現像装置などの像形
成手段と、その像形成手段によって前記像担持手段上に
形成された顕像を転写紙上に転写する転写手段と、前記
像形成手段ならびに転写手段のうちの少なくとも一部の
動作を制御する本体制御手段とを備えた画像形成装置を
対象とするものである。
【0023】そして、前記像担持手段、像形成手段およ
び転写手段の少なくとも一部、例えば現像部が画像形成
装置本体に対して交換可能な部材からなり、その交換可
能な部材に例えばRAMなどの記憶手段が設けられてお
り、例えば階調性重視画像モード(ベタ現像重視モー
ド)、写真画像重視モード、ライン重視画像モード(細
線重視モード)などの複数の画像モードのうちから任意
の画像モードが選択できるモード選択手段が設置され、
そのモード選択手段からのモード信号に基づいて前記記
憶手段にそのモードに適した像形成条件を記憶し、その
記憶した条件によって前記制御手段の制御条件を設定す
ることを特徴とするものである。
【0024】
【作用−1】本発明は前述したように、像担持手段、像
形成手段および転写手段の少なくとも一部が交換可能な
部材からなり、その交換可能な部材に記憶手段が設けら
れており、例えば階調性重視画像モード、写真画像重視
モード、ライン重視画像モードなどの複数の画像モード
のうちから任意の画像モードが選択できるモード選択手
段が設置されている。
【0025】そしてモード選択手段からのモード信号に
基づいて前記記憶手段にそのモードに適した像形成条件
を記憶し、その記憶した条件によって画像形成プロセス
などの制御条件を設定するようになっている。
【0026】従って交換ユニット(部品)と画像形成装
置本体との間で情報の授与ができ、希望する画像モード
は画像形成装置本体側から選択できるため、ユーザの好
みに合った画像を形成することができるとともに、画像
形成装置としての機能性も向上することができる。
【0027】
【課題を解決するための手段−2】前記目的を達成する
ため、本発明は、画像形成装置本体に対して着脱自在で
あり、かつ画像形成装置本体からの複写モードに関する
情報を記憶するメモリを備えた画像形成に関係する構成
部材と、前記メモリに記憶された情報に基づいて画像形
成プロセス条件を制御する制御手段と、前記複写モード
に関する情報に応じて予め決められた寿命に関する情報
を記憶する寿命メモリと、画像形成動作回数に対応した
情報をカウントするカウント手段と、前記寿命に関する
情報と前記画像形成動作回数に対応した情報とを比較す
る比較手段とを有することを特徴とするものである。
【0028】
【作用−2】複写モードに関する情報に応じた予め決め
られた寿命に関する情報を寿命メモリにて記憶し、画像
形成動作回数に対応した情報をカウントし、寿命に関す
る情報と前記カウントした値とを比較し、寿命に達した
か否かを比較手段にて検知することができる。また寿命
メモリが、交換可能な構成部材に対し、その構成部材が
交換されても寿命に関する情報を記憶することになる。
【0029】
【課題を解決するための手段−3】前記目的を達成する
ため、本発明は、画像形成装置本体に対して着脱自在で
あり、かつ画像形成装置本体からの複写モードに関する
情報を記憶するメモリを備えたDTMと、前記メモリに
記憶された情報に基づいて画像形成プロセス条件を制御
する制御手段と、前記複写モードに関する情報に応じて
予め決められた寿命に関する情報を記憶する寿命メモリ
と、画像形成動作回数に対応した情報をカウントするカ
ウント手段と、前記寿命に関する情報と前記画像形成動
作回数に対応した情報とを比較する比較手段とを有する
ことを特徴とするものである。
【0030】
【作用−3】複写モードに関する情報に応じた予め決め
られた寿命に関する情報を寿命メモリにて記憶し、画像
形成動作回数に対応した情報をカウントし、寿命に関す
る情報と前記カウントした値とを比較し、寿命に達した
か否かを比較手段にて検知することができる。また寿命
メモリが、交換可能なDTMに対し、そのDTMが交換
されても寿命に関する情報を記憶することになる。
【0031】
【課題を解決するための手段−4】前記目的を達成する
ため、さらに本発明は、画像形成装置本体に対して着脱
自在であり、かつ画像形成装置本体からの複写モードに
関する情報を記憶するメモリを備えた現像装置と、前記
メモリに記憶された情報に基づいて画像形成プロセス条
件を制御する制御手段と、前記複写モードに関する情報
に応じて予め決められた寿命に対応する画像信号の黒レ
ベルの期間に関する情報を記憶する寿命メモリと、画像
形成動作回数に対応した画像信号の黒レベルの期間をカ
ウントするカウント手段と、前記寿命メモリからの情報
と前記カウント手段からの情報とを比較する比較手段と
を有することを特徴とするものである。
【0032】
【作用−4】複写モードに関する情報に応じて予め決め
られた寿命に対応する画像信号の黒レベルの期間の情報
を寿命メモリに記憶し、画像形成動作回数に対応した前
記黒レベルの期間をカウントして比較手段で寿命に達し
たか否かを正確に検知することができる。また寿命メモ
リが、交換可能なDTMに対し、そのDTMが交換され
ても寿命に関する情報を記憶することになる。
【0033】
【課題を解決するための手段−5】前記目的を達成する
ため、さらに本発明は、像担持体と、該像担持体上に画
像を形成する画像形成手段とを有し、前記画像形成手段
を装置本体に着脱可能に構成した画像形成装置におい
て、装置本体における前記画像形成手段の被装着部に、
前記像担持体または前記画像形成手段の特性を変化させ
る手段を装着可能に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0034】
【作用−5】画像形成手段の装置本体への着脱時に、こ
の画像形成手段の被装着部に像担持体または前記画像形
成手段の特性を変化させる手段を装着し、像担持体また
は前記画像形成手段の特性を変化させることができる。
【0035】そのため、清掃を要する像担持体や帯電器
等の画像形成手段を損傷することなく、または感光体の
寿命を短くすることなく、さらには種類の異なる現像剤
を備えた現像器と交換した場合にも、適正な画像形成を
行うことができる。
【0036】
【課題を解決するための手段−6】前記の目的を達成す
るため、さらに本発明は、潜像担持体と、該潜像担持体
上の潜像を顕像化する現像手段と、該現像手段に着脱可
能な現像剤供給手段と、画像形成動作を制御する装着本
体内制御手段とを有する画像形成装置において、上記現
像剤供給手段に画像形成条件を記憶する記憶手段を設け
たものである。
【作用−6】装置本体内制御手段は、画像形成装置に装
着された現像剤供給手段の記憶部に記憶されている画像
形成条件に基づき画像形成動作を制御する。現像剤供給
手段ごとの画像形成条件は現像剤供給手段に設けた記憶
手段に記憶するので、画像形成装置本体内の記憶部の余
裕度を確保できる。
【0037】
【実施例】次に本発明の実施例を図面とともに説明す
る。
【0038】
【第1実施例】図1は画像形成装置の全体の概略構成
図、図2はその画像形成装置に用いられる現像装置の断
面図、図3はその現像装置に用いられる現像剤掻く落と
し体の一部斜視図、図4は装置本体側と交換ユニット側
との制御系統を説明するためのブロック図、図5は現像
装置における磁石ローラの回転数とI,D画像濃度との
関係を示す特性図、図6は表示・操作入力部の拡大平面
図、図7はベタ重視画像モードのフローチャートであ
る。
【0039】まず、図1を用いて、画像形成装置の概略
構成について説明する。図中1はコンタクトガラス、2
は光源、3はミラー、4は感光体ドラム、5は帯電チャ
ージャ、6は現像部、7はレジストローラ、8は分離チ
ャージャ、9はクリーニング部、10は搬送ローラ、1
1は定着部、12はコピー受け、13は給紙カセット、
14は給紙ローラ、15は転写紙である。
【0040】同図に示すように、前記感光体ドラム4は
矢印の方向に回転し、その表面がチャージャ5によって
帯電される。その後、光学系16(光源2、ミラー3な
どで構成)によって露光されて潜像形成され、現像部6
でトナーによる顕像化がなされる。この複写プロセスの
タイミングに合わせて転写紙15がカセット13から供
給され、トナー像が転写紙15に転写されて、定着部1
1において画像の定着がなされる。
【0041】このように像を転写した後、感光体ドラム
4は回転を続け、クリーニング部9により感光体ドラム
4上に残存するトナーが除去される。
【0042】以上の構成において、前記感光体ドラム
4、光学系16、現像部6、クリーニング部9ならびに
定着部11は、装置本体17に対して交換可能になって
いる。説明を省略化するためこの実施例では現像部6の
交換の場合について説明するが、以下に説明するような
任意に選択された画像モードに対応する画像条件設定の
制御は、他の交換ユニット(部品)においても同様に実
施することが可能である。
【0043】図2ならびに図3は、現像部6の構成を説
明するための図である。現像ケーシング18内には、現
像剤担持体としての現像スリーブ19が設けられてお
り、この現像スリーブ19の一部は、現像ケーシング1
8に設けられた開口から感光体ドラム4側に向けて露出
している。現像スリーブ19は、矢印に示すように反時
計回り方向に回転駆動され、感光体ドラム4との対向部
に現像領域が形成されている。
【0044】前記現像スリーブ19の内部には、複数の
異なる磁極が交互に配置された現像磁石ローラ20が配
置されている。この磁石ローラ20から生じる磁石によ
り、前記現像スリーブ19の表面上に、磁性のキャリア
とトナーとからなる磁気ブラシ21が穂立ちされるよう
になっている。前記現像磁石ローラ20ならびに現像ス
リーブ19の回転より、磁気ブラシ21の現像剤穂が磁
気スピン運動を行いながら、反時計回りの方向に移動さ
れるようになっている。
【0045】前記現像領域の反対側の領域、即ち、現像
スリーブ19の後方側には、現像剤掻き落とし体22が
設けられている。この現像剤掻き落とし体22には図3
に示されているように、現像後に現像スリーブ19上に
残留している現像剤を除去するスクレーバ23と、この
スクレーバ23によって現像スリーブ19から剥離され
た現像剤を新規トナーと混合・攪拌して、再び現像スリ
ーブ19側に汲み上げる現像剤補給部材24と、現像剤
補給部材24によって現像スリーブ19上に補給され付
着された現像剤の量を規制する規制ブレード25が備え
られている。
【0046】図2に示すように、現像ケーシング18の
後端部には新規なトナーを備えているトナーホッパー2
6が設けられている。このトナーホッパー26内には、
内部トナーを掻き回すアジテータ27が設けられている
とともに、トナーホッパー26の出口部分には、トナー
補給ローラ28が設けられている。前記磁気ブラシ21
における現像剤の穂の高さを規制するためのドクターブ
レード29が、現像スリーブ19の表面に対して一定の
ギャップを形成するように配置されている。このドクタ
ーブレード29の上流側には、それによって掻き落とさ
れた余剰現像剤の所謂、剤溜まりが形成されるようにな
っている。
【0047】このように構成された現像剤においては、
まずトナーホッパー26内のトナーがアジテータ27の
回転によってトナー補給ローラ28に供給され、このト
ナー補給ローラ28から一定量ずつの新規なトナーが現
像ケーシング18内に補給される。この補給トナーは、
後述するように現像剤掻き落とし体22によって現像後
の残留現像剤およびドクターブレード29によって掻き
落とされた余剰現像剤と混合・攪拌された上で、現像ス
リーブ19上に汲み上げられ穂立ちされて、磁気ブラシ
21が形成される。
【0048】このようにして形成された磁気ブラシ21
は現像領域に向かって搬送されるが、このとき磁気ブラ
シ21の現像剤穂は、現像磁石ローラ20の回転によっ
て現像スリーブ19上を自転スピン運動を行い、これに
より攪拌、帯電されながら移動されていく。また、前記
磁気ブラシ21における現像剤穂の穂端部は、現像剤掻
き落とし体22の規制ブレード25およびドクターブレ
ード29により掻き落とされて、現像剤の量規制が行わ
れる。現像領域内に搬送された磁気ブラシ21の現像剤
穂は、感光体ドラム4の表面に形成されている静電潜像
に接触して現像が行われる。
【0049】現像が完了した後、現像スリーブ19上の
現像剤は、現像剤掻き落とし体22のスクレーバ23に
よって現像スリーブ19から剥離される。剥離された現
像剤は、現像剤補給部材24の回転作用によって前記新
規補給トナーと十分に混合・攪拌されながら現像スリー
ブ19に汲み上げられるようになっている。
【0050】この現像剤には、図2に示すようにコピー
プロセス条件を予め記憶させた記憶部(マイクロコンピ
ューター)30が設けられている。このプロセス条件と
しては、例えば、ベタ画像を重視するユーザに対して
は、ベタ画像を強調するためのプロセス条件(例えば後
述するように、現像磁石ローラ20の回転数をどこまで
増加させるかなど)を記憶させておく。このようにして
おけば、ユーザの好み(前述の場合は、ベタ画像を強調
したいという希望)に合わせた画像を得ることができ
る。このことについては、後で詳細に説明する。
【0051】図4は、装置本体側と交換可能なユニット
(または部品)側との制御系統を説明するためのブロッ
ク図である。同図に示すように、画像形成装置の本体側
と交換可能なユニット(本実施例では現像部)側とはI
/Oポート41a,41bによって接続されている。交
換ユニット側には、CPU42、ROM43、RAM4
4、NVRAM45等を有し、バス46によって互いに
信号の授受を行うようになっている。
【0052】一方、本体側は、前記交換ユニット(また
は部品)以外のユニットまたは部品などを制御するCP
U47を有し、それらの情報を記憶するROM48、R
AM49等を有している。ユニット側から入力された情
報は前記CPU47により処理され、関係するそれぞれ
のドライバ50,51等を制御する。また、これと同時
に表示及び操作入力部52の作動を行う。
【0053】交換ユニット(または部品)側の記憶装置
(ROM43、RAM44、NVRAM45)内には、
この交換ユニット(または部品)のコピープロセス条
件、種々の検知、cpmの変化を活かすための諸種の情
報が予め記憶されている。この記憶された情報に基づき
交換ユニット(または部品)内のCPU42によって、
本体側のCPU47に命令し、本体側のCPU47によ
り各ドライバ50,51の動作を制御する。本体側の記
憶装置(ROM48、RAM49)内には、前記コピー
プロセス条件、種々の検知、cpmの変化させる情報等
は記憶されておらず、交換ユニット(または部品)側か
らの情報をうけることによって初めて命令(制御)され
るようになっている。
【0054】図4に示す操作入力部52においてベタ重
視モードをキー(図示せず)で選択すると、ベタ重視を
示す信号がCPU47に入力され、この信号がI/Oポ
ート41a,41bを介してCPU42に送られ、記憶
部(ROM43、RAM44、あるいはNVRAM4
5)にベタ重視モード選択信号が記憶される。
【0055】なお、ベタ重視を示すモード信号がROM
43に記憶されるようにした場合には、交換ユニット
(または部品)はベタ重視専用の交換ユニット(または
部品)として永久的に使用される。また、ベタ重視を示
すモード信号がRAM44に記憶されるようにした場合
は、電源がオフされるとベタ重視モードが自動的に消去
される。さらにベタ重視を示す信号モードがNVRAM
45(P−ROMでも可能)に記憶されるようにした場
合は、ユーザが操作パネル上の所定のキーを操作するこ
とにより、ベタ重視モードが解除されて、別のモード
(例えば写真重視モード、細線重視モードなど)が設定
可能となる。
【0056】CPU42に送られた信号は、所定の演算
処理がなされた後、ドライバ50(あるいはドライバ5
1)へ制御信号が送られて、現像部の現像磁石ローラ2
0(図2参照)の回転数を他のモード(例えば写真重視
モード、細線重視モード)よりも増加させ、トナーの補
給量が増してベタ重視の画像が得られる。
【0057】図5は、現像部における磁石ローラの回転
数とI.D画像濃度との関係を示す特性図である。この
図から明らかなように、ベタ重視モードのようにI.D
画像濃度が高い場合、それに応じて磁石ローラの回転数
を増加させれば所望の画像を得ることができる。このよ
うに各モード(I.D画像濃度)と磁石ローラの回転数
との関係は予め測定され、その特性が記憶されている。
【0058】最近の画像形成装置は多機能化の傾向にあ
るため、本体側の記憶装置にかなりの負担が掛かってお
り、更に他の機能等を付加することは、記憶量も膨大な
量になっていることから非常に難しくなってきている。
従って本発明のように、記憶すべき情報を分散すること
により、本体側の制御に必要な情報のみ記憶させておけ
ば良いことになり、プログラム設計に裕度が出てくる。
【0059】この実施例では、特定モードの現像部をセ
ットすることにより、現像部内の条件を変化させる場合
について説明したが、特定モードを有する現像部のセッ
トにより、帯電条件、露光条件、定着条件など画像形成
装置本体の各ユニット(または部品)のプロセス条件が
変化するように設定することも可能である。このように
することにより、ライン重視画像、写真重視モード画
像、階調性重視画像等、種々のモードなどに対応したコ
ピープロセス条件の設定された記憶装置を作り、ユーザ
の好みに合わせた画像を得ることができる。
【0060】また、交換可能なユニット(または部品)
に記憶手段、制御手段を備えることにより、以上説明し
たユーザの好みの画像提供だけでなく、その交換ユニッ
ト(または部品)の寿命検知、機能検知、トナーエンド
検知、カラー検知、互換性防止検知など多種にわたる検
知手段を有することが可能である。
【0061】さらにcpmを変化させる制御も可能であ
る。
【0062】図6は、この実施例に係る表示・操作入力
部52の平面図である。
【0063】なお、図中の71はとじ代調整キー、72
はセンタリングキー、73は寸法変倍キー、74はソー
ターキー、75は両面キー、76はページ連写キー、7
7は消去キー、78は用紙指定変倍キー、79はズーム
変倍ダウンキー、80はズーム変倍アップキー、81は
ガイダンス表示部、82は各種表示パネル部、83は縮
小キー、84は拡大キー、85は等倍キー、86は用紙
選択キー、87は用紙自動選択キー、88はDTM選択
キー、89は濃度調整キー、91は自動濃度キー、92
はガイダンスキー、93はエンターキー、94はテンキ
ー、95はプログラムキー、96はタイマーキー、79
は割り込みキー、89はスタートキー、99はモードク
リア/予熱キーである。
【0064】図7は、ベタ重視画像の制御フローチャー
トである。この制御フローは、下記の通りである。
【0065】S1:交換用現像部のセット(DTMセッ
ト)がなされる。
【0066】S2:交換現像ユニットが新品か否かの判
定がなされる。ユニットが新品であればS3に進み、旧
品であればS4に進む。
【0067】S3:希望する画像モード(この実施例で
は、ベタ重視画像モード)を選択して入力する。
【0068】S4:ベタ重視画像モードか否かの判定が
なされる。ベタ重視画像モードであればS6の前段に進
み、ベタ重視画像モードでなければ他のフローへ進む。
【0069】S5:S3で希望の画像モードの指定がな
されれば、そのモードに対応したプロセス条件(例えば
磁石ローラの回転数、感光体ドラムの電位、感光体ドラ
ムのγ特性など)が設定されて、通常のコピーサイクル
に入る。
【0070】S6:転写紙の通紙枚数と転写紙サイズの
検知がなされる。
【0071】S7:通紙枚数×転写紙サイズ=通紙距離
nが演算される。
【0072】S8:交換ユニット(この実施例では、現
像部)の寿命が予めトータル通紙距離Nとして設定され
ており、前記S7で演算され現在の通紙距離nがトータ
ル通紙距離Nに達したか否か判断される。nが達してい
なければS6の前段に戻り、nがN以上になれば交換ユ
ニットの寿命と判断して、寿命信号を出力して画像形成
装置の稼働を停止する(寿命の監視)。
【0073】
【実施例2】図8に、装置本体側と交換ユニット側の制
御ブロックを示す。この実施例の場合、交換ユニット
(または部品)側には記憶装置であるROM43、RA
M44ならびにNVRAM45等が設けられている。ま
た、本体側には上記交換ユニット(または部品)以外の
交換ユニット(または部品)を制御するためのCPU4
7を有し、それらの情報を記憶するROM48、RAM
49等が設けられている。交換ユニット(または部品)
側からの情報はCPU47により処理されて、それぞれ
関係するドライバ50,51等を制御する。またそれと
同時に表示も行う。なお、本体側と交換ユニット(また
は部品)はコネクタ(図示せず)等で連結されている。
【0074】この実施例においては、交換ユニット(ま
たは部品)側からCPU等を省略することにより、コス
トダウンを図っている。
【0075】
【実施例3】前述の実施例の場合、交換ユニット(また
は部品)の記憶装置内にその交換ユニット(または部
品)のプロセス条件、種々の検知、cpmの変化を活か
すための情報等が予め記憶されていた。しかし本発明は
必ずしもこれに限定されるものではなく、交換ユニット
(または部品)側の記憶装置にはその交換ユニットのプ
ロセス条件、種々の検知、cpmの変化を活かすための
情報などは予め記憶されていないものを使用する。
【0076】そして、その代わり交換ユニット(または
部品)を活かすための各種の情報は装置本体側の記憶装
置に予め記憶されており、ユーザが必要と思われる情報
を操作パネルより選択し、それによって交換ユニット
(または部品)の使用条件などを決める。このようにし
て決められた使用条件が、自動的に交換ユニット(また
は部品)内の記憶装置に記憶される。このとき一時的に
交換ユニット(または部品)に情報を記憶してもよい
し、半永久的に記憶させる手段をとってもよい。
【0077】本体側の記憶装置内にはプロセス条件、種
々の検知、cpmの変化させる情報などが色々なパター
ンに別れて記憶されている。ユーザはこれら情報から必
要な条件を選択することによって、交換ユニット(また
は部品)の使用条件などを設定することができる。交換
ユニット(または部品)は、装置本体側からのこの情報
を受けることによって初めて作動(機能)することがで
きる。
【0078】
【実施例4】図9は、本発明の実施例4に係る画像形成
装置の斜視図である。同図において55は自動原稿送り
装置、56はソータ、57は表示および操作入力部、5
8は画像形成装置本体、59はコピー受け、60は自動
両面ユニット、61はカセット、62はトレイ、63は
装置本体58内にセットされる交換ユニットを覆うユニ
ットカバー、64はそのユニットカバー58に設けられ
た挿入口である。
【0079】この実施例の場合、交換ユニットには記憶
装置が内蔵されておらず、コピープロセス条件などの情
報の記憶は、例えば、磁気カード、ICカード、光カー
ドなどの適宜な外部記憶装置(図示せず)によって行っ
ている。前記挿入口64は、この外部記憶装置を交換ユ
ニットにセットするための口で、交換ユニットと外部記
憶装置とは互いにコネクタ(図示せず)によって接続さ
れるようになっている。
【0080】前記実施例では現像部が交換可能になって
おり、選択されるモードに応じて現像部中の磁石ローラ
の回転数を調整する場合について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば、次のような交
換ユニットまたは部品があり、その場合の調整すべきフ
ァクターを併記する。なお、調整すべきファクターは1
種類でもよいし、関係する複数のファクターを調整して
より希望にかなった画像を得ることもできる。
【0081】(a)現像部交換の場合、 1.現像部における磁気ローラの回転数の調整。
【0082】2.感光体ドラム表面電位の制御。
【0083】3.現像部におけるトナー補給量の調整。
【0084】4.現像部における濃度センサーのしきい
値の調整。
【0085】5.現像バイアスの制御。
【0086】6.露光光量の調整。
【0087】7.現像部の装置本体へのマッチング度。
【0088】(b)クリーニング部交換の場合、 1.ブラシ回転数の調整。
【0089】2.帯電器の電圧制御。
【0090】3.ブレード圧の調整。
【0091】4.前クリーニング電圧の制御。
【0092】5.クリーニング部の寿命。
【0093】6.クリーニング部の互換性の有無。
【0094】7.クリーニング部の装置本体へのマッチ
ング度。
【0095】(c)感光体ドラム交換の場合、 1.感光体ドラムにおける諸特性の調整。
【0096】2.感光体ドラムの装置本体へのマッチン
グ度。
【0097】3.感光体ドラムの寿命。
【0098】(d)定着部交換の場合、 1.トナーの種類など現像条件に対応した温度調整。
【0099】2.定着部の寿命。
【0100】3.定着部の装置本体へのマッチング度。
【0101】(e)トナーカートリッジ交換の場合、 1.トナーの種類選定。
【0102】2.トナーの残量の調整。
【0103】3.トナーカートリッジの寿命。
【0104】4.トナーカートリッジの装置本体へのマ
ッチング度。
【0105】
【実施例5】画像形成装置の全体の概略構成、現像装置
の構造、機能ならびに装置本体と交換ユニットの制御系
統などは前記実施例1で示した図1ないし図4と同様で
ある。
【0106】図10はクリーニング部の概略構成図、図
11はクリーニング部の分解斜視図、図12はトナー回
収ボトルの断面図である。これらの図において、図中の
100は感光体ドラム、101はファーブラシ、102
はクリーニングブレード、103は入口シール、104
はブレードクリーナ、105はトナー回収コイル、10
6は分離爪、107はトナー回収ボトル、108は重量
センサ、109は固定ネジである。
【0107】図10、図11において、転写工程後の感
光体ドラム100上のトナーはファーブラシ101とク
リーニングブレード102により掻き落とされる。クリ
ーニングブレード102は左右の圧力が均一になるよう
に中央1点支持となっており、ファーブラシ101は感
光体ドラム100と同一方向に回転し、クリーニングブ
レード102では除去しにくい紙片などの異物を除去し
ている。
【0108】前記ファーブラシ101とクリーニングブ
レード102により掻き落とされたトナーは、トナー回
収コイル105によりクリーニング部外に排出され、ト
ナー回収ボトル107に回収される。
【0109】図12において、トナー回収ボトル107
の底部には重量を検知する重量センサ108が設けられ
ており、トナー回収量を記憶させておく。なお、最初に
ベタ用DTMを使用して、途中からライン用DTMに交
換されたとしても、ベタ用DTMで排出した総廃トナー
量は記憶されており、再びベタ用DTMを装置本体に装
着しても前回の総廃トナー量に加算されていく。
【0110】装置本体側の記憶装置内には、種々の情報
が入っており、ユーザが必要な条件を選択することによ
ってDTMの機能を作製するようになっている。DTM
は装置本体側から情報を受けることによって初めて作動
する。
【0111】本実施例はDTMの寿命の検知を行うもの
であり、下記の表1に示すように、ベタ用DTMとライ
ン用DTMがあったとすると、ベタ用DTMはベタ画像
部が多く、ライン用DTMはライン画像が多いので、ク
リーニング部の廃トナー量が異なり、それぞれベタ用D
TMの寿命になるときの総廃トナー量をW1 、ライン用
DTMの寿命になるときの総廃トナー量をW2 とする。
この情報を装置本体側の記憶装置(寿命メモリ)に記憶
させる。
【0112】
【表1】 図13は本実施例の寿命検出作動のフローチャートであ
って、DTMがセットされると(S21)、そのDTM
が初期状態なのか、1度使用したかを判断し、初期状態
であると(S22の新)、DTMのモードを入力する
(例えばベタ画像用DTM:S23)。そしてDTM内
にプロセス条件を設定する(S24、例えば、スリーブ
回転数,マグネット回転数など)。
【0113】ここで入力されたDTMの寿命の総廃トナ
ー量を設定する(S25,W0 :寿命に関する情報およ
び画像形成動作回数に対応)。そして、その入力された
DTMのその時点での総廃トナー量wを重量センサ10
7とCPU内のカウンタ手段などにて算出し(S2
6)、前記W0 とwとをCPUの比較手段にて比較し、
W0 ≦wならば(S27のY)、このDTMは寿命とい
うことで機械作動をストップする(S28)。
【0114】またDTMが1度使用した状態であると
(S22の旧)、DTMの種類を判定して同じモードの
DTMであれば(S29のY)、S25へ続き、異なる
モードのDTMであれば(S29のN)、他のフローへ
続く(例えば、ライン画像用DTMの場合など)。
【0115】
【実施例6】次に、寿命に関する情報および画像形成動
作回数に対応する情報をDTM内の回転部材、またはD
TM以外の回転部材の回転数とした実施例6を説明す
る。
【0116】下記の表2に示すように、ベタ画像用DT
Mとライン画像用DTMとがあったとすると、ベタ画像
用DTMはA4,25%原稿ではa枚の寿命があり、ラ
イン画像用のDTMはA4,7%原稿ではb枚の寿命が
あるということが予め分かっているので、この情報を装
置本体側の記憶装置(寿命メモリ)に記憶させる。ユー
ザが例えば、ベタ画像用DTMを装置本体に装着し、操
作パネルでベタ画像用DTMの入力を行うと、そのDT
Mのメモリには本体側の寿命メモリからベタ画像用DT
Mの寿命an=N1 が記憶される。
【0117】
【表2】 (但し、コピー1枚当たり現像スリーブn回転) 図14は実施例6のセンサ部分を示す斜視図であって、
110は現像スリーブ、111は現像スリーブ110と
ともに回転するパルスジェネレータ、112は回転セン
サである。
【0118】同図において、寿命枚数カウントは現像ス
リーブ110のn回転がコピー1枚に相当するから、回
転センサ112にてパルスジェネレータ111が何回転
したかを検知することによって、枚数カウントが行われ
る。
【0119】なお、最初にベタ画像用DTMを使用し
て、途中からライン画像用DTMに交換されたとして
も、ベタ画像用DTMで何枚使用したかは記憶されてお
り、再びベタ画像用DTMを装置本体に装着しても、前
回の枚数分から加算される。
【0120】この実施例では、現像スリーブ110の回
転数を検出したが、現像スリーブ以外のDTM内の回転
部材である例えば、トナー補給ローラ、あるいはアジテ
ータの回転数を検出するようにしてもよく、またDTM
以外の装置本体側の回転部材、例えば、定着部のロー
ラ、感光体ドラムの回転を検出するようにしてもよい。
また回転数は、画像部に対応した時間内での回転数と
し、例えば、現像バイアスが現像部に印加される動作タ
イミングを利用する。
【0121】図15は、この実施例の寿命検出作動のフ
ローチャートである。DTMがセットされると(S3
1)、そのDTMが初期状態なのか、1度使用したかを
判断し、初期状態であると(S32の新)、DTMのモ
ードの入力をする(例えばベタ画像用DTM:S3
3)。そしてDTM内にプロセス条件を設定する(S3
4、例えばスリーブ回転数、マグネット回転数など)。
【0122】ここで各モードの寿命枚数X、回転数の条
件設定を行い(S35)、今まで何回転xしたか(何枚
コピーをとったか)をカウント演算し(S36)、予め
記憶してある寿命の総回転数Nと、今まで何回転xした
かとの比較をし、N≦xならば(S37のY)、このD
TMが寿命ということで機械作動をストップする(S3
8)。
【0123】またDTMが1度使用した状態であると
(S32の旧)、DTMの種類を判定して同じモードの
DTMならば(S39のY)、S35へ続き、異なるモ
ードのDTMであれば(S39のN)、他のフローへ続
く(例えば、ライン画像用DTMの場合など)。
【0124】
【実施例7】次に、寿命に関する情報および画像形成動
作回転数に対応する情報を光学系のスキャナの移動距離
とした実施例7を説明する。
【0125】表3に示すように、例えばベタ用DTMと
ライン用DTMとではトナー消費量、つまり寿命が異な
り、ベタ用DTMの寿命の総トータルスキャン距離がL
1 、ライン用DTMの寿命の総トータルスキャンがL2
となる。この情報は装置本体側の寿命メモリに記憶され
る。
【0126】そしてユーザがベタ用DTMを装置本体に
装着し、操作パネルでベタ用DTMの入力を行うと、D
TMのメモリには装置本体側の寿命メモリの情報からベ
タ用DTMの寿命であるスキャンL1 が記憶される。
【0127】
【表3】 図16はスキャナホームポジション(H.P.) センサ部分の斜視図であり、120はスキャナ、121
はスキャナモータ、122はスキャナワイヤ、123は
スキャナH.P.センサである。
【0128】同図において、DTM側のスキャン距離の
カウントは、まず原稿サイズの検知を行い、スキャン速
度がA3サイズ用なのか、A4サイズ用なのかをチェッ
クして、スキャン速度を設定し、次にスキャンH.P.
センサ123を出発して戻ってくるまでの時間tを検出
し、スキャン速度×時間tでスキャン距離を演算して、
このスキャン距離を前回のスキャン距離に加えることに
よって行う。
【0129】前記スキャン時間は、画像部に対応した部
分での時間とし、例えば、現像バイアスが印加されてい
る動作タイミングと同期したスキャン時間である。
【0130】図17は、実施例7の寿命検出作動のフロ
ーチャートである。DTMがセットされると(S4
1)、そのDTMが初期状態なのか1度使用されたかを
判断し、初期状態であると(S42)、DTMのモード
を入力し(S43)、DTM内にプロセス条件を設定す
る(S44)。
【0131】ここでスキャン速度,スキャン時間,サイ
ズ検知の条件設定を行う(S45)、スキャン速度×ス
キャン時間の合成の演算を行い、それまでの演算スキャ
ン距離lをカウントして算出する(S46)。予め設定
してある寿命のスキャントータル距離Lと前記演算スキ
ャン距離lとの比較を行い、L≦lならば(S47の
Y)、このDTMが寿命ということで機械作動をストッ
プする(S48)。
【0132】またDTMが1度使用した状態であると
(S42の旧)、DTMの種類を判定して同じモードの
DTMならば(S49のY)、S45へ続き、異なるモ
ードのDTMであれば(S49のN)、他のフローへ続
く。
【0133】
【実施例8】この実施例もDTMの寿命を検知するもの
であるか、デジタル複写機の全体の概略構成は図1と同
様である。
【0134】図18は画像信号の波形を示す説明図であ
って、130は顕像化された画像、131は画像信号、
132は基本パルス、133は積算パルスであり、矢印
134は主走査方向を示す。
【0135】同図において、画像130は主走査方向に
走査するのに対し、画像信号131は主走査を数回繰り
返し得ることができる。また画像130は、LD(半導
体レーザ)を画像信号131で変調し、適当な副走査時
間分だけ画像信号131を繰り返し出力することによっ
て得ることができる。
【0136】ところで、トナーが実際に消費されるとこ
ろは画像130における黒部分、すなわち、画像信号1
31がハイ(H)レベルになる部分である。従って、画
像信号131のHレベル部分を積算することにより、ト
ナーの消耗状態(複写モードによって決められた画像形
成動作回数に対応する)を間接的に知ることができる。
【0137】図18の基本パルス132には、画像信号
131よりも速いパルスが発せられるクロックが必要で
ある。画像信号131と基本パルス132の論理積を行
い、積算パルス133を求める。この積算パルス133
をカウントすることにより、画像信号131のHレベル
部分を積算することができる。
【0138】ここで、画像信号Sは下式で求められる。
【0139】S=v×t 但し、vはポリゴンミラーによる感光体ドラム面上の走
査速度、tは基本パルス132の周期である。
【0140】Hレベル時のパルスは、ポリゴンミラーの
回転速度に関係なく、感光体ドラム上に走査される面積
と等しくなる。言い換えれば、画像130として描かれ
た黒線の合計の面積となる。
【0141】安定した基本パルス132の周期を得るこ
とによって、ポリゴンミラーによる感光体ドラム面上の
走査速度vに影響されない基本パルス132のカウント
数を得ることができる。
【0142】以上のことは、基本パルス132が速い周
波数であれば問題なく行われる。
【0143】図19は、有効画像領域を示す説明図であ
って、135は有効画像領域、136は縦有効画像幅、
137は横有効画像幅であり、矢印138は主走査方向
を、139は幅方向を示している。
【0144】有効画像領域135は紙サイズ、ユーザの
希望する有効画像領域によって大きさが変化する。有効
画像領域135内ではハイ(H)レベルであり、それ以
外の部分はロウ(L)レベルであって、トナー消費が少
ない部分とする。
【0145】そして、縦有効画像幅136と横有効画像
幅137との論理積で、有効画像領域135が表され
る。また有効画像領域135外の部分では、何らかの方
法によりトナーが付着しない工夫をする。
【0146】すると、縦有効画像幅136と横有効画像
幅137とを用いることによって、有効画像領域135
外において、画像信号131によってトナーが消費され
ない。このことから正確にトナー消費を確認することが
できる。
【0147】上述したように、画像信号131と基本パ
ルス132の論理積により積算パルス133を作り、こ
の積算パルス133のHレベル時にLDがオンとなり、
また現像作動により感光体ドラムにトナーが付着する
(また反対にLDがオフの間にトナーが付着する型式の
装置にも適用できる)。
【0148】図20は寿命検出作動のフローチャートで
あって、DTMがセットされると(S51)、そのDT
Mが初期状態か1度使用したかを判断し、初期状態であ
ると(S52の新)、DTMのモードを入力する(例え
ば、ベタ画像用DTM:S53)。そしてDTM内にプ
ロセス条件が設定され(S54、例えばスリーブ回転
数、マグネット回転数)、メモリに記憶される。
【0149】ここで、入力されたDTMの寿命に関する
今までの総パルス数Nが設定され(S55)、また前記
画像信号131、基本パルス132、紙サイズによる縦
・横有効画像幅136,137のデータが装置本体のC
PU内のアンドゲート(図示せず)で論理積が取られ、
積算クロックを形成することにより、この積算クロック
を電気式カウンタ内に取り込みカウントし(S56)、
DTMのメモリに格納する(S57)。
【0150】そして、予め定められている総パルス数
(寿命パルス数)Nと、DTMの総パルス数nとをCP
U内の比較手段にて比較し、N≦nならば(S58の
Y)、このDTMは寿命ということで機械作動をストッ
プし(S59)、このことをディスプレイ上に表示する
(S60)。
【0151】また、DTMが1度使用された状態である
と(S52の旧)、DTMの種類を判定して同じモード
のDTMであれば(S61のY)、S55へ続き、異な
るモードのDTMであれば(S61のN)、他のサブル
ーチン(例えば、ライン画像モード、写真原稿モードな
ど)へ続く。
【0152】また、寿命に関する情報としての画像信号
の黒レベルの期間を、前記の式で求められる画像面積S
とし、寿命検知のデータ基準としてもよい。
【0153】図21はLDの駆動用の制御系を示すブロ
ック図であって、LD駆動板において、前記画像信号1
31を変調器140が変調し、LD141で感光体ドラ
ム上に潜像を書き込む。このときに変調器140に入力
された信号時間(通電時間)をタイマ(カウンタ)14
2でカウントし、このときの通電時間をDTMのメモリ
143へ記憶させる。前記通電時間は画像信号の黒レベ
ルの期間に対応する。そして、前記総通電時間を寿命検
知の基準とすることも考えられる。すなわち、DTMの
プロセス条件によって予め決められた総通電時間と、D
TMの実使用時の総通電時間とを比較して、そのDTM
の寿命を検知するのである。
【0154】またアナログ複写機のように、画像信号が
電気的に読み込めない型式のものでは、図22に示すよ
うに、レジストローラドライブ信号144が装置本体か
ら入力されると、レジストローラのクラッチまたはモー
タ145のスイッチがオンとなり、転写紙がレジストロ
ーラ間を通過することになる。従ってレジストローラド
ライブ信号144の通電時間をタイマ(カウンタ)14
2によってカウントし、このときの通電時間をDTMの
メモリ143へ記憶させ、この総通電時間を寿命検知の
基準とすることも考えられる。
【0155】図23は、感光体ドラム146の周辺部の
斜視図である。図中の147は帯電チャージャ、148
はイレーサ、149はエンドブロック、L0 は原稿の幅
寸法、Bはサイドイレースの幅寸法であり、L0 +2B
が帯電幅寸法となる。
【0156】図24は原稿サイズ検知部の斜視図、図2
5は原稿サイズの検知の説明図である。
【0157】これらの図において、150は自動濃度調
整システム、151は原稿幅検知センサ、152は原稿
長さ検知センサ、153はハロゲンランプ、154は第
1スキャナである。スタートキーがオンされた後、プレ
スキャンを行い、前記センサ151,152の検知信号
によって原稿サイズを検出している。
【0158】原稿サイズの検知方法としては、光学エン
コーダを設け、この光学エンコーダからのパルス数より
原稿長さを算出し、原稿サイズを算出する方法もある。
【0159】
【実施例9】次に紙サイズの通過積算距離を、寿命に関
する情報および画像形成動作回数に対応する情報とした
実施例を説明する。
【0160】すなわち、原稿サイズあるいは転写紙サイ
ズを上記の方法などで検知するとともに通紙枚数を検知
し、DTMのCPUにデータを送信し、紙サイズ×通紙
枚数を演算し、この総通紙距離をDTMの寿命の基準と
する。
【0161】通紙距離に基づく寿命検知作動は前記図7
のフローと同様であるので、その説明は省略する。
【0162】図26は画像の総面積を寿命の基準とする
実施例の寿命検知作動のフローチャートである。例え
ば、図24,図25の構成によって原稿サイズの幅wを
検知し、さらにサイドイレースのオン時間tを検知し
(S75)、サイドイレース・オン時間(t)×感光体
ドラムの速度(V)×原稿サイズ幅(w)=画像面積
(s)を演算する(S76)。そして各モードのDTM
によって、異なる予め設定された寿命の画像総面積Sと
前記画像面積sを比較し、S≦sであると(S77の
Y)、このDTMは寿命であると判定する。
【0163】
【実施例10】この実施例におけるデジタル複写機の全
体構成は、前記図1と同様である。
【0164】図1に示す構成において、感光体ドラム
4、光源2、光学系3、現像部6、クリーニング部9な
らびに定着部11は、装置本体17に対して交換可能に
なっている。特に現像部6は、写真モード用、カラート
ナー用等が用意されている。
【0165】なお、コンタクトガラス1の下面原稿載置
範囲外に所定濃度の基準パターン(図示せず)を設け、
この基準パターンの現像像の反射光量を光電素子(図示
せず)で検出し、その検出値が所定の基準値よりも大き
い値(反射光量が多い)のとき、トナー補給ローラを一
定時間駆動するというフオセンサートナー濃度制御方式
を採用している。使用する現像剤は、乾式現像剤(一成
分、二成分)、湿式現像剤のいずれでもよい。
【0166】現像部6を交換した場合に、自動的に帯電
チャージワイヤの清掃を行う実施例を図27に基づいて
説明する。
【0167】同図は現像部装着検出に基づく帯電チャー
ジワイヤ清掃用電圧印加制御のフローチャートである。
【0168】ユーザが好みの現像部6を装置本体に装着
すると、装置本体の被装着部に設けられた検出手段(図
示せず)により現像部6の装着が検出される(S8
1)。装着検出後、帯電チャージワイヤに清掃用電圧が
ONされる(S82)。この清掃用電圧は、帯電チャー
ジワイヤ近傍に正負交互に変化する振動電界を生じさせ
るものである。所定のt秒後に、上記清掃用電圧をOF
Fし(S83,S84)、引き続き現像部6が装着状態
か否かを上記検出手段により検出し、装着状態を検出し
た場合(S85のY)は、上記清掃用電圧のOFF状態
を維持する。
【0169】上記t秒後の上記清掃用電圧をOFF後に
現像部6の非装着状態(装置本体から取り外されている
状態)を検出した場合(S85のY)は、引き続いて現
像部の装着を検出する(S86のY)まで上記清掃用電
圧のOFFを維持する。上記現像部6の非装着を検出後
に現像部6の装着を検出した場合(S86のN)は、上
述の現像部6の装着検出時と同様に、帯電チャージワイ
ヤに清掃用電圧をt秒間印加する(s82,83,8
4)。
【0170】以上のごとく、帯電チャージワイヤに清掃
用電圧を印加し振動電界を生ぜしめると、これに付着し
ている異物(上記一様帯電と逆極性の物質が付着したも
の)が振動電界の異物と同極性の電界成分により反発力
を受け除去される。また、感光体や帯電チャージワイヤ
が装置本体に配置したまま帯電チャージワイヤの清掃が
できるので、帯電器の脱着にともなう感光体や帯電チャ
ージワイヤの破損も生じない。
【0171】さらに、この清掃用電圧が現像部6の装着
ごとに印加されるので、装着ごとに帯電チャージワイヤ
を初期状態に復帰させ、何れのタイプの現像部6が装着
されても、適正な一様帯電電位を得ることができる。
【0172】なお、上記実施例では清掃を要する画像形
成手段の例として、一様帯電用の帯電器を帯電チャージ
ワイヤを取り上げたが、転写・分離チャージャーの帯電
チャージワイヤにも適用でき、またクリーニング部9内
のクリーニング部材等にも適用できる。
【0173】
【実施例11】次に図28に基づいて、装置本体から現
像部6を取り外し、開き空間となった被装着部分に、像
担持体である感光体表面の清掃する像担持体清掃手段を
装着する本発明の実施例11を説明する。
【0174】図28は、本発明の実施例11に係る像担
持体清掃手段を装着した状態の画像形成装置の全体を示
す概略図である。
【0175】上記像担持体清掃手段160は、上記被装
着部分に装着可能な形状(好ましくは上記現像手段のケ
ーシングと同形状)のケーシング内に、スイパーローラ
161およびスイパーローラ清掃部材162が設けられ
ている。
【0176】上記スイパーローラ161の材質は、トナ
ーフィルミングや紙のタルクを除去すべく感光体表面を
微小量削り取る従来のスイパーローラと同様のものを用
いることができるが、特に感光体がOPCの場合は、ポ
リエステルが適している。上記スイパーローラ清掃部材
162は、上記ケーシングに一体的に設けてもよいし、
別部材としてケーシングに取り付けてもよい。
【0177】ユーザが画像の状況から感光体の清掃が必
要と判断したときに、現像部6を装置本体から取り外
し、開き空間となった被装着部分に、像担持体である感
光体表面を清掃する像担持体清掃手段160を装着する
と、装置本体の被装着部に設けられた検出手段(図示せ
ず)により、像担持体清掃手段160の装着が検出され
る。
【0178】装着検出後、所定のt’秒間スイパーロー
ラ161を回転駆動した後、回転を停止させる。このス
イパーローラ161の回転により、感光体表面のトナー
フィルミングや紙のタルクを削り取ることで除去する。
なお、上記スイパーローラ161の回転駆動制御には、
上述の実施例10に係る現像部装着検出に基づく帯電チ
ャージワイヤ清掃用電圧印加制御と同様のものを採用す
ることができる。
【0179】以上のごとく、画像の状況から感光体の清
掃が必要と判断したときのみ、上記像担持体清掃手段を
装置本体に装着して感光体表面の清掃をすることから、
感光体の寿命を短くするという欠点もない。また、感光
体を装置本体に配置したまま感光体の清掃ができるの
で、帯電器の脱着にともなう感光体や帯電チャージワイ
ヤの破損も生じない。
【0180】
【実施例12】ユーザ側で写真モードやカラーモードの
複写を行うときなどは、これらのモードを実行するのに
適合した現像ユニットが、画像形成装置本体にそれぞれ
装填されることになる。
【0181】ここで、帯電チャージャ170は画像形成
プロセス手段の1つを構成するものであるが、これはよ
く知られているようにチャージワイヤ171とシールド
枠体172とから主に構成されている。チャージワイヤ
171には、画像形成に必要な極性の直流電圧、例え
ば、感光体173が正極性に帯電する特性のものであれ
ば正極性の直流電圧が印加される。この印加によって帯
電チャージャ170はコロナ放電を行い、感光体173
の表面一様に正極性の電荷をもって帯電する。そして露
光が行われ、現像ユニット174で電荷の残った部位
(画像部)に負極性のトナーΤが静電付着して、静電潜
像がトナー像として顕像化されるのである。
【0182】ここで、従来より帯電チャージャ170の
ようなコロナ放電器を使用する場合、チャージワイヤ1
71に転写紙などの紙タルクやトナーや塵埃などの異物
が付着するという問題がある。このような付着を生じた
状態でコロナ放電を行ってしまうと、画像に白スジなど
を生じ、画質が悪化したりする。
【0183】この実施例では、このような問題の解消を
図るようにしたものである。
【0184】先にも述べたように、現像ユニット174
は画像形成装置本体に対して着脱自在となっている。こ
の現像ユニット174が画像形成装置本体から取り出さ
れているものとして、これを画像形成装置本体内に挿入
装填すると、あるいは現像ユニット174の交換を行う
べく別の現像ユニットを挿入装填すると、内部の装填検
出スイッチ(図示せず)がオンするようになる。これと
ともに画像形成装置の電源スイッチを入れると、帯電チ
ャージャ170のチャージワイヤ171に、前述した極
性と反対の極性(本例では負極性)の直流電圧が一定時
間印加され、これによって負極性のコロナ放電が行われ
る。
【0185】この種のチャージワイヤ171には、感光
体173を帯電させるために非常に高い電圧を印加する
必要があるが、この場合、チャージワイヤ171に印加
する電圧の極性と反対極性の電荷を帯びた異物がチャー
ジワイヤ171に付着しやすくなる。チャージワイヤ1
71にそれと同じ反対極性の電圧を印加することで、同
極反発作用によりチャージワイヤ171に付着した異物
を取り除くことができるのである。
【0186】前述した一定時間というのは、かような異
物を除去するに足る時間である。
【0187】図30はこの実施例に対応した制御フロー
チャートである。このフロー中のt秒(S93)という
のは、そのような異物を除去するに足る時間のことであ
る。そして、この時間t秒が経過したとき(S93の
Y)、帯電チャージャへの逆極性電圧印加をオフにする
(S94)。このあと、現像ユニット174のセット状
態が確認され、セット状態がオンの場合(S95のY)
は、現像ユニット174がセットされたままの状態であ
るので、上述の逆極性電圧印加のオフを継続する。そし
て、そのセット状態がオンでない場合(S95のN)、
すなわち、現像ユニットが再度画像形成装置本体から外
され、現像ユニット占有空間が空である場合には、次の
S96で現像ユニットが再びセットされたかが判断され
る。セットされれば、上述のごとき逆極性の電圧が帯電
チャージャに印加されるのである(S92)。
【0188】このように、本実施例は現像ユニットを装
填セットするときを利用して、チャージワイヤに付着し
た異物を除去するようにしたものであり、結局、自動的
にチャージワイヤの清掃が行われる。
【0189】本実施例では、異物除去のきっかけを作る
ものとして、現像ユニットを利用したが、他の画像形成
プロセス手段、例えば、クリーニング装置175などを
利用し、これを装填セットしたとき、異物除去のために
コロナ放電を帯電チャージャに対して行わせるようにし
てもよい。結局、画像形成装置本体に対して着脱される
ものであれば何でもよく、他の画像形成プロセス手段の
みならず、感光体173をその利用対象としてもよい。
結局、頻繁に着脱されるものが一番効果的であり、この
ような点から言えば、現像仕様を変えるべく、頻繁に交
換の行われる現像ユニットは一段と有効的なものであ
る。さらに、本例では直流電圧の印加されるコロナ放電
器として、転写チャージャ176なども用いられてお
り、このようなチャージャにおいても、同様にして異物
の除去が可能である。
【0190】なお、現像ユニットがクリーニング装置を
取り出したあと、この画像形成装置本体の占有空間に、
リフレッシュマガジン(トナーを吸引するようなバキュ
ームユニットや感光体上のトナーフィルミングを除去す
るユニットなど)を装填したりして、クリーニング装置
周りの部位や感光体表面を清浄状態にすることも可能で
ある。このようなリフレッシュマガジンも画像形成プロ
セス手段の1つをなすものであり、かかるマガジンを画
像形成装置本体にセットしたとき、コロナ放電器に反対
極性の直流電圧を印加するように構成することもでき
る。
【0191】
【実施例13】画像形成装置の全体の概略構成ならびに
装置本体側と交換ユニット側との制御系統などは、前述
した図1ならびに図8と同様であるので、それらの説明
は省略する。
【0192】この実施例においても感光体ドラム、光学
系、現像手段、クリーニング部ならびに定着部は、装置
本体に対して交換可能になっている。
【0193】図31は、現像装置の構成を説明するため
の図である。現像ケーシング180内には、現像剤担持
体としての現像スリーブ181が設けられており、この
現像スリーブ181の一部は現像ケーシング180に設
けられた開口から感光体ドラム182側に向けて露出し
ている。現像スリーブ181はアルミニウムなどの非磁
性体を中空円筒状に形成したものであり、矢印に示すよ
うに反時計回り方向に回転駆動され、感光体ドラム18
2との対向部に現像領域が形成されている。
【0194】前記現像スリーブ181の内部には、複数
の異なる磁極が交互に配置された現像磁石ローラ183
が配置されている。この磁石ローラ183から生じる磁
力により、前記現像スリーブ181の表面上に、磁性の
キャリアとトナーとからなる磁気ブラシが穂立ちされる
ようになっている。前記現像磁石ローラ183ならびに
現像スリーブ181の回転により、磁気ブラシの現像剤
穂が磁気スピン運動を行いながら反時計回りの方向に移
動されるようになっている。また、現像スリーブ181
と磁石ローラ183の間隙内であって前記現像領域の後
方の領域には、現像後に現像スリーブ181上に残留し
ている現像剤を自重により落下させるための磁気シール
ド板184が設けられている。
【0195】現像スリーブ181の上方には、前記磁気
ブラシにおける現像剤の穂の高さを規制するためのドク
ターブレード185が、現像スリーブ181の表面に対
して一定のギャップを形成するように配置されている。
このドクターブレード185の後方には、それによって
掻き落とされた余剰現像剤を現像ケーシング180の下
部に搬送、攪拌する搬送スクリュウ186及び攪拌スク
レーパが設けられている。また、現像ケーシング180
内の下方には、攪拌ローラ187が備えられている。
【0196】また、現像ケーシング180の後端部に
は、トナー供給手段としてのトナーホッパ188と、新
規トナーを蓄えているトナーカートリッジ189が設け
られている。このトナーホッパ188の出口部分には、
現像ケーシング180内に新規トナーを補給するトナー
補給ローラ190が設けられているとともに、上記トナ
ーカートリッジ189内には内部トナーを掻き回すアジ
テータ191が設けられている。トナーホッパ188及
びトナーカートリッジ189は一体的に現像ケーシング
180後部に形成された案内部192に規制されながら
着脱可能になっている。
【0197】このように構成された現像部においては、
まずトナーカートリッジ189内のトナーがアジテータ
191の回転によってホッパ188内のトナー補給ロー
ラ190に供給され、このトナー補給ローラ190から
一定量ずつの新規のトナーが現像ケーシング180内に
補給される。この補給トナーは、後述するように攪拌ロ
ーラ187によって現像後の残留現像剤及びドクターブ
レード185によって掻き落とされた余剰現像剤と混
合、攪拌された上で、現像スリーブ181上に汲み上げ
られ、穂立ちされて磁気ブラシが形成される。
【0198】このようにして形成された磁気ブラシは現
像領域に向かって搬送されるが、このとき磁気ブラシの
現像剤穂は磁石ローラ183の回転によって現像スリー
ブ181上を自転スピン運動を行い、これにより攪拌、
帯電されながら移動されていく。また、前記磁気ブラシ
における現像剤穂の穂端部はドクターブレード185に
より掻き落とされて、現像剤の量規制が行われる。現像
領域内に搬送された磁気ブラシの現像剤穂は、感光体ド
ラム182の表面に形成されている静電潜像に接触して
現像が行われる。
【0199】現像が完了した後、現像スリーブ181上
の現像剤は磁気シールド板184に対向する領域で現像
スリーブ181上から落下する。落下した現像剤は、攪
拌ローラ187の回転作用によってトナー補給ローラ1
90から落下する新規補給トナーと十分に混合、攪拌さ
れて、再び現像スリーブ181側に汲み上げられるよう
になっている。
【0200】前記トナーホッパ188には、同図に示す
ように画像形成条件を予め記憶させた記憶手段(マイク
ロコンピュータ)193が設けられている。この画像形
成条件には、トナー供給手段のプロセス条件と装置動作
の条件になる種々の検知情報が含まれる。
【0201】上記プロセス条件の例としては、トナー補
給ローラ190を駆動する条件、トナー補給ローラ19
0の回転数に関する条件、cpm変化を活かすための情
報等が挙げられる。上記検知情報としては、トナー供給
手段の寿命検知情報、トナーの残量検知情報、トナー色
情報、機能検知情報、トナーエンド検知情報、トナー供
給手段互換性防止検知情報等が挙げられる。
【0202】ここで、トナー補給ローラ190の駆動す
る条件の具体例を挙げると、黒トナーを使用する場合に
は、コンタクトガラスの下面原稿載置範囲外に所定濃度
の基準パターンを設け、この基準パターンの現像像の反
射光量を光電素子で検出し、その検出値が黒トナー用基
準値よりも大きい値(反射光量が多い)のとき、トナー
補給ローラ190を一定時間駆動するというフォトセン
サトナー濃度制御方式を採用する。カラートナーを使用
する場合には、上記光電素子の検出値がカラートナー用
基準値よりも小さい(反射光量が少ない)ことを条件と
して所定コピー枚数ごとに一定時間トナー補給ローラ1
90を駆動するという定量補給方式を採用するものとす
る。
【0203】黒トナーを備えたトナー供給手段の記憶手
段193には上記フォトセンサトナー濃度制御方式に関
する上記黒トナー用基準値等を記憶させておき、カラー
トナーを備えたトナー供給手段には上記定量補給方式の
カラートナー用基準値(カラートナーの色ごとに定めら
れる)等を記憶させておく。このようにしておけば、装
置本体にセットするトナー供給手段の種類に応じたトナ
ー補給ローラの駆動条件で画像形成が行われる。
【0204】トナー供給手段の画像形成条件に加え、装
置本体の帯電条件、露光条件、定着条件等の画像形成条
件を記憶させておいてもよい。
【0205】装置本体が、操作入力部上のモード選択キ
ー(図示せず)によりベタ重視モード、ライン重視モー
ド、写真モード、階調性重視モード等の種々のモードを
選択でき、それぞれのモードに応じて画像形成条件(ト
ナー供給手段の画像形成条件のみならず、帯電条件、露
光条件、定着条件等の画像形成条件を含んでもよい)を
切り替えるものであるときは、それぞれのモードごとの
画像形成条件を各トナー供給手段に記録させておくこと
により、トナー供給手段を装置本体にセット後、上記モ
ード選択キーにより選択したモードに応じた画像形成条
件で画像形成することができる。
【0206】装置本体が、以上のごときモード選択機能
を有しないものであるときは、上記各モードごとに、そ
れに応じた画像形成条件を記憶した専用のトナー供給手
段(ベタ重視モード用、ライン重視モード用、写真モー
ド用、階調性重視モード用等)を用意することにより、
どのトナー供給手段を装置本体にセットするかによっ
て、好みのモードに応じた画像形成条件で画像形成する
ことができる。
【0207】ここで、ベタ重視モードの画像形成条件の
具体例を挙げると、ベタ画像を強調するため、現像磁石
ローラ183の回転数として他のモードよりも大きな値
を記憶させておく。このようにしておけば、ユーザの好
み(前述の場合はベタ画像を強調したいという希望)に
合わせた画像を得ることができる。
【0208】
【発明の効果】本発明は前述したように、像担持手段、
像形成手段および転写手段の少なくとも一部が交換可能
な部材からなり、その交換可能な部材に記憶手段が設け
られており、例えば、階調性重視画像モード、写真画像
重視モード、ライン重視画像モードなどの複数の画像モ
ードのうちから任意の画像モードが選択できるモード選
択手段が設置されている。
【0209】そしてモード選択手段からのモード信号に
基づいて前記記憶手段にそのモードに適した像形成条件
を記憶し、その記憶した条件によってコピープロセスな
どの制御条件を設定するようになっている。
【0210】従って交換ユニット(または部品)と画像
形成装置本体との間で情報の授与ができ、希望する画像
モードは画像形成装置本体側から選択できるため、ユー
ザの好みに合った画像を形成することができるととも
に、画像形成装置としての機能性も向上することができ
る。
【0211】また本発明によれば、画像形成装置本体に
対して着脱自在な構成部材に対する装置本体に対して着
脱自在な構成部材に対する寿命に関する情報を記憶する
寿命メモリを設けることにより、各種構成部材が交換さ
れても使用した分の寿命情報は記憶され、信頼性の高い
寿命検知が可能な画像形成装置を提供できる。
【0212】さらに本発明によれば、清掃を要する像担
持体や帯電器等の画像形成手段を損傷することなく、ま
た感光体の寿命を短くすることなく、さらには種類の異
なる現像剤を備えた現像部と交換した場合にも、適正な
画像を得られる画像形成装置を提供することができる。
【0213】さらに本発明によれば、現像手段に着脱可
能なトナー供給手段に画像形成条件を記憶する記憶手段
を設けたので、現像剤供給手段ごとの画像形成条件は現
像剤供給手段に設けた記憶手段に記憶することができ
る。したがって、装置本体内の記憶部を大型化すること
なく、使用する現像剤ごとに画像形成条件を設定し得る
画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る画像形成装置の全体の
概略構成図である。
【図2】その画像形成装置に用いられる現像部の断面図
である。
【図3】その現像部に用いられる現像剤掻き落とし体の
一部斜視図である。
【図4】装置本体側と交換ユニット側との制御系統を説
明するためのブロック図である。
【図5】現像部における磁石ローラの回転数とI.D画
像濃度との関係を示す特性図である。
【図6】表示・操作入力部の拡大平面図である。
【図7】ベタ重視画像モードのフローチャートである。
【図8】本発明の実施例2に係る画像形成装置における
装置本体側と交換ユニット側との制御系統を説明するた
めのブロック図である。
【図9】本発明の実施例4に係る画像形成装置の斜視図
である。
【図10】クリーニング部の概略構成図である。
【図11】クリーニング部の分解斜視図である。
【図12】トナーボトルの断面図である。
【図13】廃トナーに基づく寿命検出作動のフローチャ
ートである。
【図14】センサ部分を示す斜視図である。
【図15】回転数に基づく寿命検出作動のフローチャー
トである。
【図16】スキャナホームポジションセンサ部分の斜視
図である。
【図17】スキャン距離に基づく寿命検出作動のフロー
チャートである。
【図18】画像信号の波形を示す説明図である。
【図19】有効画像領域の説明図である。
【図20】画像の黒部分に基づく寿命検出作動のフロー
チャートである。
【図21】LD駆動用の制御系のブロック図である。
【図22】アナログ複写機の信号検出系のブロック図で
ある。
【図23】感光体ドラム周辺の斜視図である。
【図24】原稿サイズ検知部の斜視図である。
【図25】原稿サイズの検知の説明図である。
【図26】画像の総面積に基づく寿命検出作動のフロー
チャートである。
【図27】現像手段装着検出に基づく帯電チャージワイ
ヤ清掃用電圧印加制御のフローチャートである。
【図28】像担持体清掃手段を装着した状態の画像形成
装置の全体を示す概略構成図である。
【図29】他の実施例の画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図30】その実施例に対応した制御フローチャートで
ある。
【図31】他の実施例に係るトナー供給手段がセットさ
れた現像手段の断面図である。
【符号の説明】
4 感光体ドラム 5 帯電チャージャ 6 現像部 9 クリーニング部 11 定着部 15 転写紙 16 光学系 17 装置本体 20 現像磁石ローラ 30 記憶部 42 CPU 43 ROM 44 RAM 45 NVRAM 47 CPU 48 ROM 49 RAM 50 ドライバー 51 ドライバー 52 表示および操作入力部 58 画像形成装置本体 54 外部記憶装置の挿入口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月22日(1999.9.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 像担持体と、該像担持体上に画像を形成
する画像形成手段とを有し、前記画像形成手段を装置本
体に着脱可能に構成した画像形成装置において、 装置本体における前記画像形成手段の被装着部に、前記
像担持体または前記画像形成手段の特性を変化させる手
段を装着可能としたことを特徴とする画像形成装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【従来技術】また従来、感光体等の像担持体や帯電器等
の画像形成手段は、経時的にトナーや紙粉等が付着する
ことにより、異常画像(白スジ、モヤムラ等のある画
像)が発生していた。そこで、異常画像発生時に、ユー
ザまたはサービスマンが手で感光体や帯電チャージワイ
ヤ等の清掃を行っていた。また、感光体の清掃を自動的
に行うものとして、比較的除去が容易な紙粉等を除去す
るクリーニングブレードの他に、これでは除去困難なト
ナーフィルミングや紙のタルクを除去すべく感光体表面
を微小量削りとるスイパーローラをクリーニング部内に
設け、感光体が回転するごとにこのスイパーローラを回
転駆動するものがある。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】さらに、帯電チャージワイヤの清掃を自動
的に行うものとして、所定画像形成枚数ごとにチャージ
ワイヤを自動クリーニングする機構を駆動するものがあ
る。
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザまたは
サービスマンが手で感光体や帯電チャージワイヤ等の清
掃を行う場合には、感光体や帯電チャージワイヤ等の脱
着時に感光体や帯電チャージワイヤ等を破損してしまう
という欠点があった。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】削除
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】削除
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、さらに本発明は、像担持体と、該像担持体上に画像
を形成する画像形成手段とを有し、前記画像形成手段を
装置本体に着脱可能に構成した画像形成装置において
置本体における前記画像形成手段の被装着部に、前記
像担持体または前記画像形成手段の特性を変化させる手
段を装着可能に設けたことを特徴とするものである。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【作用】 画像形成手段の装置本体への着脱時に、この画
像形成手段の被装着部に像担持体または前記画像形成手
段の特性を変化させる手段を装着し、像担持体または前
記画像形成手段の特性を変化させることができる。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】削除
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0208
【補正方法】削除
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0209
【補正方法】削除
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0210
【補正方法】削除
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0211
【補正方法】削除
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0212
【補正方法】変更
【補正内容】
【0212】
【発明の効果】発明によれば、清掃を要する像担持体
や帯電器等の画像形成手段を損傷することなく、また感
光体の寿命を短くすることなく、さらには種類の異なる
現像剤を備えた現像部と交換した場合にも、適正な画像
を得られる画像形成装置を提供することができる。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0213
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平1−232844 (32)優先日 平成1年9月11日(1989.9.11) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−266279 (32)優先日 平成1年10月16日(1989.10.16) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−266280 (32)優先日 平成1年10月16日(1989.10.16) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平2−64363 (32)優先日 平成2年3月16日(1990.3.16) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 甲斐 創 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石島 尚 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小夫 真 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 矢野 英俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に設けられた像担持手
    段と、 その像担持手段の周囲に配置されて、その像担持手段の
    表面に所望の像を形成する像形成手段と、 その像形成手段によって前記像担持手段上に形成された
    顕像を転写紙上に転写する転写手段と、 前記像形成手段ならびに転写手段のうちの少なくとも一
    部の動作を制御する本体制御手段とを備えた画像形成装
    置において、 前記像担持手段、像形成手段および転写手段のうちの少
    なくとも一部が画像形成装置本体に対して交換可能な部
    材からなり、 その交換可能な部材に記憶手段が設けられ、 複数の画像モードのうちから任意の画像モードを選択す
    ることのできるモード選択手段を設置し、 そのモード選択手段からのモード選択信号に基づいて前
    記記憶手段にそのモードに適した画像形成条件を記憶
    し、 その記憶した条件に基づいて前記制御手段の制御条件を
    設定するように構成されていることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に対して着脱自在であ
    り、かつ画像形成装置本体からの複写モードに関する情
    報を記憶するメモリを備えた画像形成に関係する構成部
    材と、 前記メモリに記憶された情報に基づいて画像形成プロセ
    ス条件を制御する制御手段と、 前記複写モードに関する情報に応じて予め決められた寿
    命に関する情報を記憶する寿命メモリと、 画像形成動作回数に対応した情報をカウントするカウン
    ト手段と、 前記寿命に関する情報と前記画像形成動作回数に対応し
    た情報とを比較する比較手段とを有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、前記構成部材が
    現像手段であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置本体に対して着脱自在であ
    り、かつ画像形成装置本体からの複写モードに関する情
    報を記憶するメモリを備えた現像装置と、 前記メモリに記憶された情報に基づいて画像形成プロセ
    ス条件を制御する制御手段と、 前記複写モードに関する情報に応じて予め決められた寿
    命に対応する画像信号の黒レベルの期間に関する情報を
    記憶する寿命メモリと、 画像形成動作回数に対応した画像信号の黒レベルの期間
    をカウントするカウント手段と、 前記寿命メモリからの情報と前記カウント手段からの情
    報とを比較する比較手段とを有することを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と、該像担持体上に画像を形成
    する画像形成手段とを有し、前記画像形成手段を装置本
    体に着脱可能に構成した画像形成装置において、 装置本体における前記画像形成手段の被装着部に、前記
    像担持体または前記画像形成手段の特性を変化させる手
    段を装着可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を
    顕像化する現像手段と、該現像手段に着脱可能な現像剤
    供給手段と、画像形成動作を制御する装置本体内制御手
    段とを有する画像形成装置において、 上記現像剤供給手段に画像形成条件を記憶する記憶手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、上記現像剤供給
    手段に、さらに上記画像形成情報に基づいて上記装置本
    体内制御手段に命令を出すトナー供給手段内制御手段を
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
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JP1-266279 1990-03-16
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