JP2000056557A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP2000056557A JP2000056557A JP23637198A JP23637198A JP2000056557A JP 2000056557 A JP2000056557 A JP 2000056557A JP 23637198 A JP23637198 A JP 23637198A JP 23637198 A JP23637198 A JP 23637198A JP 2000056557 A JP2000056557 A JP 2000056557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- toner
- image forming
- forming apparatus
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
を行う場合に、現像スリーブ上のコートすじ及び感光ド
ラム上のかぶりを防止し、常に安定でムラのない画像を
形成することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 一成分現像剤として例えば実質的に球形
の重合トナーを用いる現像装置を備えた画像形成装置に
おいて、現像装置は、現像剤を像担持体上の静電潜像ま
で現像剤を担持搬送するための現像剤担持体(現像スリ
ーブ)と、現像スリーブの表面への現像剤の供給及び現
像スリーブからの現像剤の剥ぎ取りを行うための、現像
スリーブに当接するローラ状の現像剤供給及び剥ぎ取り
手段としてのRSローラ10を有し、RSローラ10は
表面に凹凸を設けた発泡体(ウレタンスポンジローラ)
16を最外層として有し、トナーへの過剰なストレスを
防止しつつ、現像スリーブへのトナーの搬送性を維持
し、且つトナー剥ぎ取り性能を向上する。
Description
式或は静電記録方式を用いて像担持体上に静電潜像を形
成し、この静電潜像を可視画像とするために一成分現像
剤を用いる現像装置を備えた、例えば複写機、プリンタ
などの画像形成装置に関する。
形成装置の一例の概略構成を示す。
担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光
ドラム1が回転可能に支持されており、感光ドラム1の
矢印A方向への回転に伴い、該感光ドラム1の外周面は
帯電ローラ2によって一定電位に帯電される。次に、例
えばレーザスキャナ、LEDなどの露光装置5により画
像信号に対応した露光3を感光ドラム1に照射して、感
光ドラム1の外周面上に静電潜像を形成する。続いて、
現像装置4によりトナー(現像剤)を用いて静電潜像を
現像し、トナー像(可視画像)として可視化する。得ら
れたトナー像は、転写手段である転写ローラ12を用い
て、感光ドラム1上のトナー像形成に同期して搬送され
た記録材13上に転写する。その後、未定着トナー像を
担持した記録材13は定着装置15まで搬送され、そこ
で加圧、加熱されて、未定着トナー像は記録材13上に
融着、固定して永久画像となる。
は、クリーニング手段としてブレード14aを備えたク
リーニングユニット14のにより残留したトナーの除
去、清掃を受けて、次の画像形成に供される。
するための現像装置4には、比較的構成が簡単な一成分
現像方式が知られている。この方式の現像装置4は、現
像容器6内に現像剤として一成分現像剤、即ち、トナー
を収容しており、トナーとしては、通常粉砕法による粒
径5〜8μmの非磁性トナーが用いられる。
回転可能に支持される、現像剤担持体としての現像スリ
ーブ8を有し、該現像スリーブ8は、現像装置4と感光
ドラム1の対向する現像領域において現像容器6に設け
られている開口部6aから一部を現像容器6外に露出す
るようにして配置される。
側の奥には、トナーを攪拌及び搬送する手段としての攪
拌羽根7が矢印方向に回転可能に設けられており、RS
ローラ11、即ち、現像スリーブ8の外周面上へのトナ
ー供給(Supply)及び現像スリーブ8の外周面上
からのトナーの剥ぎ取り(Remove)を行う現像剤
供給及び剥ぎ取り手段へ向けて、トナーを攪拌しながら
搬送する。
1は例えばウレタンなどのスポンジローラであり、現像
スリーブ8とは逆方向(カウンター方向)に、そして現
像スリーブ8に対して一定の周速差にて当接回転してい
る。RSローラ11を現像スリーブ8に対してカウンタ
ー方向に当接回転させるのは、現像スリーブ8からのト
ナーの剥ぎ取り効果が、順方向の当接回転よりも効率的
であるためである。
て搬送されたトナーは、RSローラ11と現像スリーブ
8の接触部(ニップ部)において、両者間の周速差にも
とづく摩擦により予備的に帯電されながら、現像スリー
ブ8上に供給、塗布(コート)される。現像スリーブ8
上のトナーは、現像スリーブ8の回転に伴ってトナーの
層厚を規制するための手段である層厚規制ブレード9の
位置まで搬送され、所定の層厚に規制された後、感光ド
ラム1と対向した現像領域に搬送される。
ブ8の対向する面は同方向、即ち、順方向に移動してお
り、感光ドラム1と現像スリーブ8両方の回転に伴っ
て、感光ドラム1上の静電潜像にトナーが静電的に飛翔
し、トナー像の形成が行われる。
わちトナーの供給(Supply)と剥ぎ取り(Rem
ove)の機能について、更に詳しく説明する。
能については、従来より、ソリッドゴム材、ブラシ材、
発泡ゴム材などを用いた提案が多数なされている。しか
し、ソリッドゴム材は表面が平滑であるために十分なト
ナー搬送性が得られ難い。ブラシ材はトナー供給能は優
れているが、ブラシ繊維の抜けや、切断などの問題があ
る。一方、特開平2−191974号によれば発泡ゴム
材は表面に形成された発泡孔によりトナー搬送性がソリ
ッドゴム材に比べ大幅に向上することを開示している。
更に、搬送力を向上させる技術として、特開平5−61
350号に開示されるトナー供給部材が知られている。
これはトナー供給装置におけるトナーホッパーから現像
装置へのトナー供給部材である発泡弾性体表面に凹凸形
状を持たせるというものである。即ち、熱線カット法に
よりフォーム体を加工し、ロール表面に凹凸形状を持た
せるとされていた。作用としては凹部を形成し、より多
くのトナーを取り込み搬送することを主眼としたもの
で、トナーをとらえ易く、且つ、放ち易いものであれば
形状は特に限定はないとされていた。
り機能については、従来より、発泡弾性体ローラを被当
接部材に当接させて、トナーを力学的に剥ぎ取る方法
や、特開平2−191974号に開示されているよう
に、発泡弾性体ローラにバイアスを印加し、被当接部材
から静電気的な力でトナーを剥ぎ取る方法が知られてい
る。
せて、一般的に一成分現像装置のRSローラ11には、
発泡弾性体ローラ(例えばウレタンスポンジローラ)が
広く用いられている。
粉砕トナーに比べて、粒径が均一で転写効率が非常に高
いという理由から、重合法で製造された重合トナーが使
用されるようになってきたことから以下のような問題点
が出てきた。
ナーに比べて限りなく球形に近く、表面の凹凸がないの
が特徴である。このような重合トナーは、流動性が非常
に良くなるが、表面の凹凸がない分、表面エネルギーが
小さくなり、トナーの流動性向上や電荷付与のためにト
ナー表面に添加される外添剤が、トナー表面から遊離し
易い傾向がある。このため、重合トナーは、現像スリー
ブ8とRSローラ11との摺擦によって、粉砕トナーで
は起こらなかった外添剤の遊離によるトナーの劣化とい
う問題を引き起こしやすい。その結果、重合トナー使用
時は、RSローラ11による現像スリーブ8表面からの
トナーの剥ぎ取り及び供給を、粉砕トナー使用時のよう
にバランス良く行えず、現像スリーブ8にトナーのコー
トムラ(塗布ムラ)やコートすじが発生することがあっ
た。
プしたトナーが現像スリーブ8の表面に付着した場合、
より最密充填に付着して、鏡映力が大きくなり非常に剥
ぎ取りが困難となる。その結果、現象スリーブ8表面が
チャージアップトナーで被覆されてしまい、新たに現像
スリーブ上に供給されるトナーと現像スリーブ8表面と
の接触機会が殆どなくなり、トナー同士の摩擦帯電が増
加して、トリボが小さい、或は本来帯電すべき極性とは
逆極性に帯電したトナーを多く作ってしまい、感光ドラ
ム1上のかぶりが増加することがあった。
ラ11がトナーを剥ぎ取る性能を向上させるために、力
学的な力を利用するならば、例えば現像スリーブ8への
RSローラ11の侵入量を増やす、当接幅(ニップ幅)
を増やす、及びRSローラ11の回転数を増やすなどの
手法がある。しかし、トナーへのストレスが増加してし
まい、トナーの劣化による帯電不良や融着及び固化、或
は、発泡弾性体にて構成されるRSローラ11、及び現
像スリーブ8の劣化及び損傷といった問題を招いてしま
う。上述のように、特に形状が実質的に球形な重合トナ
ーを現像剤として使用する場合は粉砕トナーに比べてさ
らにトナー劣化の度合いが大きい。
決しようとするならば、RSローラ11を構成する発泡
弾性体を導電化しなければならず、導電物の添加により
発泡弾性体の物性が改悪されやすい。又、RSローラ1
1に接続するためのバイアス電源などが必要となり、構
成が複雑、且つ生産費が高くなってしまう。
ーのような実質的に球形な一成分現像剤を使用して現像
を行う場合に、静電的な力を利用せず、又、現像剤劣化
を招くことなく、現像剤担持体への現像剤の搬送性を維
持しながら、現像剤担持体からの現像剤の剥ぎ取りを安
定且つ十分に行うことが可能であり、従って現像剤担持
体上のコートすじ及び像担持体上のかぶりを防止し、常
に安定でムラのない高品質の画像を形成することができ
る画像形成装置を提供することである。
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体上に形成する静電潜像を可視画像とするため
に、一成分現像剤を用いる現像装置を備えた画像形成装
置において、前記現像装置は、前記現像剤を前記像担持
体上の前記静電潜像まで前記現像剤を担持搬送するため
の現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面への前記現
像剤の供給及び前記現像剤担持体表面からの前記現像剤
の剥ぎ取りを行うための、前記現像剤担持体の表面に当
接し、回動する現像剤供給及び剥ぎ取り手段と、を有
し、前記現像剤供給及び剥ぎ取り手段は、表面に凹凸を
設けた発泡体を最外層として有することを特徴とする画
像形成装置である。
は、形状係数SF−1が100〜140であり、実質的
に球形である。
剤は、重合法で製造される重合トナーである。
剤供給及び剥ぎ取り手段の最外層に設けられる凹凸の凸
部は、0.2mm以上、2.0mm以下の高さを有す
る。
剤供給及び剥ぎ取り手段の最外層に設けられる凹凸の繰
り返しピッチは、0.6mm以上、3.0mm以下、凸
部の頂部幅は0.2mm以上、2.4mm以下、凹部の
底部幅は0.1mm以上、2.0mm以下とされる。
剤供給及び剥ぎ取り手段は、最外層に設けられる凹凸の
凸部及び凹部が完全に前記現像剤担持体表面に当接する
ように前記現像剤担持体に押圧して設けられる。
体のセル径は200μm〜600μmである。
記現像剤供給及び剥ぎ取り手段は、ローラ状或はベルト
状の回転体とされる。
を図面に則して更に詳しく説明するが、本発明は図面の
画像形成装置に限定されるものでないことを理解された
い。
ム状の電子写真感光体、即ち感光ドラム1の表面は帯電
ローラ2によって一様にVD=−600Vに帯電され、
次に感光ドラム1の上にはレーザービームを光源とする
露光装置5により画像情報に基づいた露光3が行われ
て、感光ドラム1上にVL=−150Vの静電潜像が形
成される。本実施例によると画像形成装置は、負極性の
非磁性一成分現像剤、即ち、トナーを用いる現像装置4
を備えており、感光ドラム1上に形成した静電潜像はこ
の現像装置4にて反転現像されて、トナー像となる。そ
の後、感光ドラム1上のトナー像は転写ローラ12に至
り、感光ドラム1上のトナー像の形成に同期して搬送さ
れてきた記録材13上に転写される。この未定着トナー
像を担持した記録材13は定着装置15まで搬送され
て、加圧及び加熱されることにより未定着トナー像の定
着を受け、記録材13上には永久画像が形成する。一
方、トナー像の転写の終了した感光ドラム1は、ブレー
ド状のクリーニング手段14aを備えたクリーニングユ
ニット14によって、表面に付着した残留トナーなどの
除去を受けて、続く画像形成に供される。
ドは100mm/secであり、A4サイズの紙を記録
材13とするとき、毎分12枚に画像形成することが可
能である。
現像装置について更に詳しく説明する。
ラム1と対向する部分に開口部6aが設けてあり、開口
部6aから一部現像容器6外に露出するようにして、現
像剤担持体としての現像スリーブ8が回転可能に支持さ
れている。一成分トナーを収容する現像容器6内部に
は、トナーを攪拌及び搬送する手段としての攪拌羽根7
が設けられており、現像スリーブ8の表面へのトナーの
供給(Supply)及び現像スリーブ8の表面からの
トナーの剥ぎ取り(Remove)を行う本実施例では
ローラ状とされる現像剤供給及び剥ぎ取り手段、即ち、
RSローラ10に向けて、トナーを攪拌しながら搬送し
ている。
ナーは、現像スリーブ8に対して相対速度を有するよう
に、又、現像スリーブ8の回転とはカウンター方向に回
転するRSローラ10と現像スリーブ8の接触部(ニッ
プ部)において、両者間の周速差にもとづく摩擦により
予備的に帯電されながら、現像スリーブ8上に供給、塗
布(コート)される。現像スリーブ8の矢印A方向の回
転に伴い、現像スリーブ8上のトナーは、現像スリーブ
8上に塗布されたトナーの層厚を規制するための手段と
しての、リン青銅などの弾性を有する部材にウレタンゴ
ムなどのシート状の部材が張り付けてある層厚規制ブレ
ード9の位置まで搬送され、所定の層厚に規制された
後、感光ドラム1と対向した現像領域に搬送される。
ブ8の対向する面は同方向、即ち、順方向に移動してお
り、感光ドラム1と現像スリーブ8両方の回転に伴っ
て、感光ドラム1上の静電潜像にトナーが静電的に飛翔
し、トナー像の形成が行われる。
は16mmとし、非磁性のアルミニウムに、グラファイ
トを分散させたフェノール樹脂をコートしたスリーブを
用いている。そして、十分な画像形成濃度を達成させる
べく、感光ドラム1の周速に対して約180%の周速で
回転するように、現像スリーブ8の回転数は毎分250
回転とした。
いて詳しく説明する。
磁性一成分トナーを用いている。このトナーは懸濁重合
法により製造され、且つ重合時に極性樹脂及び重量性単
量体に対して5〜30重量%の低軟化添物質を添加して
重合されたものであり、形状係数SF−1は、100〜
140、より好ましくは100〜125とした球形トナ
ーである。
3にて理解されるように、球状物質の形状の丸さの割合
を示す数値であり、球状物質を2次元平面上に投影して
できる楕円状図形の最大長さMXLNGの二乗を図形面
積AREAで除して、これに100π/4を乗じた値で
表現される。即ち、形状係数SF−1は次式、 SF−1={(MAXLNG)2 /AREA}×(10
0π/4) にて定義されるものである。
(S−800)を用いて、トナー像を100回無作為に
サンプリングし、その画像情報をインターフェースを介
して、ニコレ社製画像解析装置(LUSEX3)に導入
して解析し、前述の式により形状係数SF−1を算出し
た。
更に詳しく説明する。図1は本実施例のRSローラ10
を示す。
離型性を有する型に芯金17とウレタンの原料を入れ発
泡後、除膜処理を行い、外周面のセルに開孔を持たせた
ウレタンスポンジローラ(スポンジローラ)16を含
む。
16のセル径は約200μm〜600μmが適当であ
り、又、RSローラ10の外径(D)は17mmとし、
芯金17の直径(d)は5mmとした。スポンジローラ
16外周表面に周方向に交互に凸部21と、凹部22と
を形成した。凸部21の高さ(H)は0.5mm、凸部
21の頂部の幅(W1)は0.5mm、凹部22の底部
の幅(W2)は0.5mmとし、又、凹凸の繰り返しピ
ッチ(P)、即ち、凸部21の高さの1/2位置(H/
2)を通る円直径で計ったピッチは1.5mmとした。
ここで、RSローラの外径(D)とは凸部21の頂上部
を外插した円の径である。
ンジローラ16が侵入量1.5mmとなるように当接さ
れている。即ち、当接部において、凸部21のみならず
凹部22も完全に現像スリーブ8に当接している。トナ
ーを現像スリーブ8の表面から十分に剥ぎ取るために
は、凹部22の底部も完全に現像スリーブ8の表面に当
接させることが望ましいからである。又、凸部21の高
さ(H)は、十分な剥ぎ取り性能を得るためには、0.
2mm以上の高さを持つことが望ましい。しかし、この
凸部21は、機械的強度、ねじれ強度の観点から、2.
0mm以下であることが望ましい。又、凸部21の頂部
幅(W1)、凹部22の底部幅(W2)、更にはピッチ
(P)は、上記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、W1=0.2mm〜2.4mm、W2=0.1mm
〜2.0mm、P=0.6mm〜3.0mmにて好結果
を得ることができた。
時に型に予め凹凸を持たせておき、それをスポンジ表面
に転写することにより、図1に示すような表面に凹凸の
ある複雑な形状であっても、高精度で表面にウレタンの
溶融物などもないスポンジローラ16を製造することが
可能である。
する趣旨で、上記の表層に凹凸が設けられたスポンジロ
ーラ16を有するRSローラ10を備えた現像装置の他
に、該スポンジローラ16と外径が同じ17mmで、表
層が滑らかな、ウレタンスポンジローラを有し、現像ス
リーブ8に対する侵入量を変化させた、従来用いられて
いるような3種類のRSローラX、Y及びZを備えた現
像装置を用意して、それぞれ画像耐久試験を行った。画
像耐久試験では、現像スリーブ8上のトナーの塗布(コ
ート)状態、感光ドラム1状のかぶりの違いを比較し、
表1に示す結果を得た。
は、温度30℃、湿度80%の環境で、500枚程度画
像形成した時点での現像スリーブ8上のコート状態を示
したものであり、耐久かぶりは、温度23℃、湿度60
%の環境で5000枚程度画像形成を行った結果の感光
ドラム1上のかぶりである。
ーラ10、X、Y及びZは全て同じ硬度及びセル数のウ
レタンスポンジを材料としたウレタンスポンジローラを
有しており、RSローラの芯金17も同じものでありそ
の直径は5mmである。又、トナー、現像スリーブ8及
び層厚規制ブレード9の材料及び設定も等しくした。こ
こで、凹凸を設けたスポンジローラ16を有するRSロ
ーラ10の外径とは、前述のように、凸部21を外插し
た円の径であり、従って、凹部22の底部を結んだ円の
径は16mmである。
量を0.5mmと少なくしたものであるが、現像スリー
ブ8上のトナーの剥ぎ取り能力が不足して、コートすじ
が発生した。
量を1.0mmと、RSローラXより大きく設定した
が、それでも現像スリーブ8上のトナーの剥ぎ取り能力
が不足して、コートすじが発生した。
への侵入量を1.5mmに設定したところ、トナーの剥
ぎ取り能力が十分であり、コートすじは発生しなかっ
た。しかしながら、画像耐久試験を継続するうちに徐々
に感光ドラム1上のかぶりが増加し、トナーの飛散が多
くなり、記録材13上のかぶりも許容できないレベルに
増加してしまった。
大してみると、試験前のトナーに比べて外添剤がトナー
表面に殆ど無い、或は表面に埋め込まれた形態でしか存
在していないことが確認された。これは、RSローラZ
使用時に、トナーへのダメージが大きかった結果である
考えられる。
ち、スポンジローラ16の表面に凹凸を設けたもので
は、この凹凸を設けたことによって見かけ上RSローラ
10の硬度が低下しているにも拘わらず、現像ローラ8
への侵入量をRSローラZの場合と同じに設定しても十
分なトナーの剥ぎ取りが可能である。従って、コートす
じは発生しない。更に、見かけ上RSローラ10の硬度
は下がっているので、トナーに与えるダメージも少な
く、外添剤の遊離も発生し難い。従って、耐久かぶりも
悪化せずに良好な画像を長期に亙って形成することが可
能となった。
成装置によれば、現像スリーブ8上のコートすじ及び感
光ドラム1上のかぶりを防止することができる。
り手段はRSローラとし、トナーは重合法で作成した非
磁性一成分現像剤であるとして説明しているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、RSローラの代わり
にベルト状回転体とすることもでき、又、現像剤は粉砕
法で作製したトナーを熱や機械的な力で後処理して球形
とし、形状係数SF−1が100〜140であるように
したトナーを用いても、本発明は同様の効果を発し得
る。
れるものではなく、磁性一成分現像剤についても適用可
能であることも理解されたい。
形成装置は、像担持体上に形成する静電潜像を可視画像
とするために、一成分現像剤を用いる現像装置を備えた
画像形成装置において、現像装置は、現像剤を像担持体
上の静電潜像まで現像剤を担持搬送するための現像剤担
持体と、現像剤担持体の表面への現像剤の供給及び現像
剤担持体表面からの現像剤の剥ぎ取りを行うための、現
像剤担持体の表面に当接し、回動する現像剤供給及び剥
ぎ取り手段と、を有し、現像剤供給及び剥ぎ取り手段は
表面に凹凸を設けた発泡体を最外層として有する構成と
されるので、例えば重合トナーのような実質的に球形な
一成分現像剤を使用して現像を行う場合に、静電的な力
を利用せず、又、現像剤劣化を招くことなく、現像剤担
持体への現像剤の搬送性を維持しながら、現像剤担持体
からの現像剤の剥ぎ取りを安定且つ十分に行うことが可
能であり、従って現像剤担持体上のコートすじ及び像担
持体上のかぶりを防止し、常に安定でムラのない高品質
の画像を形成することができる画像形成装置を提供する
ことが可能となった。
ーラの一実施例を示す斜視図である。
略構成図である。
るための図である。
り手段) 12 転写ローラ 13 記録材 14 クリーニングユニット 15 定着装置 16 ウレタンスポンジローラ 17 芯金 21 凸部 22 凹部
Claims (8)
- 【請求項1】 像担持体上に形成する静電潜像を可視画
像とするために、一成分現像剤を用いる現像装置を備え
た画像形成装置において、前記現像装置は、 前記現像剤を前記像担持体上の前記静電潜像まで前記現
像剤を担持搬送するための現像剤担持体と、 前記現像剤担持体の表面への前記現像剤の供給及び前記
現像剤担持体表面からの前記現像剤の剥ぎ取りを行うた
めの、前記現像剤担持体の表面に当接し、回動する現像
剤供給及び剥ぎ取り手段と、を有し、前記現像剤供給及
び剥ぎ取り手段は、表面に凹凸を設けた発泡体を最外層
として有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記現像剤は、形状係数SF−1が10
0〜140であり、実質的に球形であることを特徴とす
る請求項1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記現像剤は、重合法で製造される重合
トナーであることを特徴とする請求項2の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記現像剤供給及び剥ぎ取り手段の最外
層に設けられる凹凸の凸部は、0.2mm以上、2.0
mm以下の高さを有することを特徴とする請求項1〜3
のいずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記現像剤供給及び剥ぎ取り手段の最外
層に設けられる凹凸の繰り返しピッチは、0.6mm以
上、3.0mm以下、凸部の頂部幅は0.2mm以上、
2.4mm以下、凹部の底部幅は0.1mm以上、2.
0mm以下とされることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記現像剤供給及び剥ぎ取り手段は、最
外層に設けられる凹凸の凸部及び凹部が完全に前記現像
剤担持体表面に当接するように前記現像剤担持体に押圧
して設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
かの項に記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記発泡体のセル径は200μm〜60
0μmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
の項に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 前記現像剤供給及び剥ぎ取り手段は、ロ
ーラ状或はベルト状の回転体とされることを特徴とする
請求項1〜7のいずれかの項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23637198A JP3706747B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23637198A JP3706747B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000056557A true JP2000056557A (ja) | 2000-02-25 |
JP3706747B2 JP3706747B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=16999812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23637198A Expired - Lifetime JP3706747B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3706747B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007080416A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Polymatech Co Ltd | ローディングローラ |
JP2012078765A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-04-19 | Ricoh Co Ltd | 保護剤供給部材、並びに、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
CN103984217A (zh) * | 2013-02-08 | 2014-08-13 | 三星电子株式会社 | 显影辊、其制造方法以及包括该显影辊的成像装置 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP23637198A patent/JP3706747B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007080416A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Polymatech Co Ltd | ローディングローラ |
JP2012078765A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-04-19 | Ricoh Co Ltd | 保護剤供給部材、並びに、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
CN103984217A (zh) * | 2013-02-08 | 2014-08-13 | 三星电子株式会社 | 显影辊、其制造方法以及包括该显影辊的成像装置 |
EP2778791A1 (en) * | 2013-02-08 | 2014-09-17 | Samsung Electronics Co., Ltd | Developer roller, method of manufacturing the same, and image forming apparatus including the developer roller |
US9244377B2 (en) | 2013-02-08 | 2016-01-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Developer roller, and image forming apparatus including the developer roller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3706747B2 (ja) | 2005-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019003058A (ja) | 画像形成装置及びカートリッジ | |
JP4402391B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2000056557A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3483439B2 (ja) | 現像装置及びプロセスカートリッジ | |
KR101811101B1 (ko) | 화상 형성 장치 | |
JP3335817B2 (ja) | 電子写真装置における像担持体への潤滑剤供給装置 | |
JPH0384570A (ja) | 現像装置 | |
JPH09114342A (ja) | 画像形成装置用のクリーニング装置 | |
JP3184625B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2001042646A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2504977B2 (ja) | トナ−担持体 | |
JP2504978B2 (ja) | トナ−担持体 | |
JP2002108058A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002031997A (ja) | クリーニング装置及び画像形成装置 | |
JP3380087B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004085800A (ja) | 画像形成方法 | |
JP3637199B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11231609A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH08190275A (ja) | 現像装置 | |
JPH1152709A (ja) | トナー搬送ローラ | |
JP3059653B2 (ja) | 現像装置 | |
JP2000315010A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2504979B2 (ja) | トナ−担持体 | |
JP2004101821A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0744023A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041005 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |