JP2000056547A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2000056547A
JP2000056547A JP10225081A JP22508198A JP2000056547A JP 2000056547 A JP2000056547 A JP 2000056547A JP 10225081 A JP10225081 A JP 10225081A JP 22508198 A JP22508198 A JP 22508198A JP 2000056547 A JP2000056547 A JP 2000056547A
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JP10225081A
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English (en)
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Tetsumaru Fujita
哲丸 藤田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体に交流電圧を印加させて像担持
体に形成された静電潜像を現像するにあたり、十分な画
像濃度を有すると共にキメの良い画像が得られ、画像濃
度の制御も適切に行えるようにする。 【解決手段】 現像剤担持体11の表面に現像剤2を保持
させて、現像剤を像担持体1と対向する現像領域に搬送
し、現像剤担持体に交流電圧を印加して現像を行う現像
装置において、交流電圧が現像剤を現像剤担持体に戻す
回収側のピークの電圧から現像剤を像担持体に供給する
現像側のピークの電圧に移行する間や、回収側のピーク
の電圧から現像側のピークの電圧に移行する間に、電圧
変化の傾きが異なる少なくとも2つの電圧変化部A1,A2;
B1,B2 を設け、先の電圧変化部A1,B1 における電圧変化
の傾きよりも、後の電圧変化部A2,B2 における電圧変化
の傾きを緩やかにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
静電潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特
に、現像剤担持体の表面に保持された現像剤を像担持体
と対向する現像領域に搬送させると共に、この現像剤担
持体に交流電圧を印加させて現像を行う現像装置におい
て、十分な画像濃度を有すると共に、キメの良好な画像
が得られるようにし、また画像濃度の制御も適切に行え
るようにした点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像を
現像するのに様々な現像装置が使用されていた。
【0003】そして、このような現像装置の1つとし
て、図1に示すような現像装置が知られていた。
【0004】ここで、同図に示す現像装置においては、
像担持体1と対向するようにして設けられた円筒状の現
像剤担持体11の内周側に複数の磁極N,S,…を有す
るマグネット部材12を設け、装置本体10内に収容さ
れたトナーとキャリアを含む現像剤2を現像剤攪拌部材
13により混合攪拌させると共に、この現像剤攪拌部材
13によってこの現像剤2を上記の現像剤担持体11に
供給し、上記のマグネット部材12の磁気力によりこの
現像剤2を現像剤担持体11の表面に保持させるように
する。
【0005】そして、この現像剤担持体11を回転させ
て現像剤2を搬送させると共に、このように搬送される
現像剤2の量を規制部材14によって調整し、適当量の
現像剤2を現像剤担持体11によって像担持体1と対向
する現像領域に搬送させ、この現像剤担持体11に直流
電源15から直流電圧を印加すると共に交流電源16か
ら交流電圧を印加して、現像剤担持体11と像担持体1
とが対向する現像領域に直流電界に交流電界が重畳され
た電界を作用させ、現像剤担持体11から現像剤2中に
おけるトナーを像担持体1に形成された静電潜像部に供
給して現像を行うようにしている。
【0006】しかし、このように現像剤担持体11に直
流電源15から直流電圧を印加すると共に交流電源16
から交流電圧を印加して、現像剤2中におけるトナーを
像担持体1に形成された静電潜像部に供給して現像を行
う場合に、現像剤2中におけるトナーが像担持体1に形
成された静電潜像部の表面電位に対応して適切に供給さ
れず、十分な画像濃度を有する画像が得られなくなった
り、形成される画像のキメが悪くなったり、画像濃度を
適切に制御することができなくなる等の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、現像剤担
持体の表面に保持された現像剤を像担持体と対向する現
像領域に搬送させると共に、この現像剤担持体と像担持
体との間に交流電圧を印加させて現像を行なうようにし
た現像装置における上記のような様々な問題を解決する
ことを課題とするものである。
【0008】すなわち、この発明においては、上記のよ
うに現像剤担持体に交流電圧を印加し、現像剤担持体と
像担持体とが対向する現像領域に交流電界を作用させて
現像を行なうにあたり、像担持体に形成された静電潜像
部の表面電位に対応して、現像剤担持体から像担持体の
静電潜像部に適切な量の現像剤が供給され、十分な画像
濃度を有すると共に、キメの良好な画像が得られるよう
にし、また画像濃度の制御も適切に行えるようにするこ
とを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
ける現像装置においては、上記のような課題を解決する
ため、現像剤担持体の表面に現像剤を保持させ、この現
像剤担持体によって現像剤を像担持体と対向する現像領
域に搬送させると共に、この現像剤担持体に交流電圧を
印加させて現像を行う現像装置において、上記の現像剤
担持体に印加させる交流電圧が現像剤を像担持体に供給
する現像側のピークの電圧から現像剤を現像剤担持体に
戻す回収側のピークの電圧に移行する間に、電圧変化の
傾きが異なる少なくとも2つの電圧変化部を設け、先の
電圧変化部における電圧変化の傾きよりも、後の電圧変
化部における電圧変化の傾きが緩やかになるようにした
のである。
【0010】また、この発明の請求項2における現像装
置においては、上記のような課題を解決するため、現像
剤担持体の表面に現像剤を保持させ、この現像剤担持体
によって現像剤を像担持体と対向する現像領域に搬送さ
せると共に、この現像剤担持体に交流電圧を印加させて
現像を行う現像装置において、上記の現像剤担持体に印
加させる交流電圧が現像剤を現像剤担持体に戻す回収側
のピークの電圧から現像剤を像担持体に供給する現像側
のピークの電圧に移行する間に、電圧変化の傾きが異な
る少なくとも2つの電圧変化部を設け、先の電圧変化部
における電圧変化の傾きよりも、後の電圧変化部におけ
る電圧変化の傾きが緩やかになるようにしたのである。
【0011】また、この発明の請求項3における現像装
置においては、上記のような課題を解決するため、現像
剤担持体の表面に現像剤を保持させ、この現像剤担持体
によって現像剤を像担持体と対向する現像領域に搬送さ
せると共に、この現像剤担持体に交流電圧を印加させて
現像を行う現像装置において、上記の現像剤担持体に印
加させる交流電圧が現像剤を現像剤担持体に戻す回収側
のピークの電圧から現像剤を像担持体に供給する現像側
のピークの電圧に移行する間と、現像剤を現像剤担持体
に戻す回収側のピークの電圧から現像剤を像担持体に供
給する現像側のピークの電圧に移行する間とに、それぞ
れ電圧変化の傾きが異なる少なくとも2つの電圧変化部
を設け、先の電圧変化部における電圧変化の傾きより
も、後の電圧変化部における電圧変化の傾きが緩やかに
なるようにしたのである。
【0012】そして、この発明における現像装置のよう
に、現像剤担持体に印加させる交流電圧が現像剤を現像
剤担持体に戻す回収側のピークの電圧から現像剤を像担
持体に供給する現像側のピークの電圧に移行する間や、
現像剤を現像剤担持体に戻す回収側のピークの電圧から
現像剤を像担持体に供給する現像側のピークの電圧に移
行する間において、電圧変化の傾きが異なる少なくとも
2つの電圧変化部を設け、先の電圧変化部における電圧
変化の傾きよりも、後の電圧変化部における電圧変化の
傾きを緩やかにすると、現像剤担持体と像担持体との間
における現像剤の移動が上手く制御されて、現像特性が
向上し、十分な画像濃度を有すると共に、キメの良好な
画像が得られ、また像担持体に形成された静電潜像部に
おける表面電位に対応した適切な量の現像剤が上手く供
給されて、画像濃度の制御も適切に行えるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0014】ここで、この実施形態における現像装置
も、図1に示した従来の現像装置と同様に、トナーとキ
ャリアを含む現像剤2を使用し、この現像剤2を装置本
体10内に設けられた現像剤攪拌部材13により混合攪
拌させると共に、像担持体1と対向するようにして設け
られた円筒状の現像剤担持体11の表面に供給し、この
現像剤担持体11の内周側に設けられた複数の磁極N,
S,…を有するマグネット部材12の磁気力により現像
剤2を現像剤担持体11の表面に保持させるようにす
る。
【0015】そして、この現像剤担持体11を回転させ
て現像剤2を搬送させると共に、このように搬送される
現像剤2の量を規制部材14によって調整して、適当量
の現像剤2を現像剤担持体11によって像担持体1と対
向する現像領域に搬送させ、この現像剤担持体11に直
流電源15から直流電圧を印加すると共に交流電源16
から交流電圧を印加して、現像剤担持体11と像担持体
1とが対向する現像領域に直流電界に交流電界が重畳さ
れた電界を作用させ、現像剤担持体11から現像剤2中
におけるトナーを像担持体1に形成された静電潜像部に
供給して現像を行うようにしている。
【0016】ここで、この実施形態における現像装置に
おいては、上記の現像剤担持体11に交流電源16から
交流電圧を印加させるにあたり、図2〜図4に示すよう
に、現像剤2を像担持体1に供給する現像側のピークの
電圧から現像剤2を現像剤担持体11に戻す回収側のピ
ークの電圧に変化する電圧変化部Aや、現像剤2を現像
剤担持体11に戻す回収側のピークの電圧から現像剤2
を像担持体1に供給する現像側のピークの電圧に変化す
る電圧変化部Bにおいて、電圧の変化の傾きが異なる2
つの電圧変化部A1,A2;B1,B2を設け、先の電
圧変化部A1,B1における電圧変化の傾きよりも、後
の電圧変化部A2,B2における電圧変化の傾きが緩や
かになるようにする。
【0017】そして、このような交流電圧を現像剤担持
体11に印加させて、像担持体1に形成された静電潜像
部に現像剤2中におけるトナーを供給すると、現像剤担
持体11から像担持体1の静電潜像部にトナーが充分に
供給されて、十分な画像濃度を有すると共にキメの良好
な画像が得られ、また像担持体1に形成された静電潜像
部における表面電位に対応した適切な量のトナーが上手
く供給されて、画像濃度の制御も適切に行えるようにな
る。
【0018】ここで、この実施形態における現像装置に
おいて、上記の現像剤担持体11によって像担持体1と
対向する現像領域に搬送させる現像剤2の量が少なすぎ
ると、充分な画像濃度を有する画像が得られなくなる一
方、現像領域に搬送させる現像剤2の量が多くなりすぎ
ると、現像剤2中におけるトナーが外部に飛散したりす
るため、現像領域に搬送させる現像剤2の量を1〜12
mg/cm2 の範囲、より好ましくは5〜10mg/c
2 の範囲になるようにする。
【0019】また、上記の交流電源16から現像剤担持
体11に交流電圧を印加させるにあたり、この交流電圧
のピークピーク値Vppが高すぎると、現像剤担持体1
1と像担持体1との間でリークが発生しやすくなる一
方、ピークピーク値Vppが低すぎると、充分な画像濃
度を有する画像が得られなくなるため、交流電圧のピー
クピーク値Vppを0.6〜2.5kVの範囲、より好
ましくは1.0〜1.8kVの範囲になるようにする。
【0020】また、交流電源16から現像剤担持体11
に印加させる交流電圧の周波数が適切な範囲でないと、
キメが良好で、充分な画像濃度を有する画像が得られな
くなるため、この交流電圧の周波数を1〜9kHzの範
囲、より好ましくは2〜7kHzの範囲になるようにす
る。
【0021】また、この実施形態における現像装置にお
いては、現像剤担持体11に交流電源16から交流電圧
を印加させるにあたり、現像剤2を像担持体1に供給す
る現像側のピークの電圧から現像剤2を現像剤担持体1
1に戻す回収側のピークの電圧に変化する電圧変化部A
や、現像剤2を現像剤担持体11に戻す回収側のピーク
の電圧から現像剤2を像担持体1に供給する現像側のピ
ークの電圧に変化する電圧変化部Bにおいて、電圧の変
化の傾きが異なる2つの電圧変化部A1,A2;B1,
B2を有する交流電圧を連続して印加させるようにした
が、2つの電圧変化部A1,A2;B1,B2を有する
交流電圧の間に、通常の矩形波になった交流電圧を作用
させたり、交流電圧を作用させない休止期間を設けるよ
うにしてもよい。
【0022】また、この実施形態においては、トナーと
キャリアとを含む現像剤2を用いた2成分現像方式の現
像装置について説明したが、現像剤にトナーだけを用い
た1成分現像方式の現像装置であってもよい。
【0023】
【実施例】次に、前記の図1に示した現像装置を市販の
複写機(ミノルタ社製:CF900)を改造したものに
搭載して、上記の交流電源16から現像剤担持体11に
印加させる交流電圧の種類を変化させた実験を行い、こ
の発明の条件を満たす実施例の現像装置においては、現
像剤担持体11から像担持体1の静電潜像部に現像剤2
が充分に供給されて、十分な画像濃度を有すると共にキ
メの良好な画像が得られ、また像担持体1に形成された
静電潜像部における表面電位に対応した量の現像剤2が
上手く供給されて、画像濃度の制御も適切に行えること
を比較例を挙げて明らかにする。
【0024】ここで、この実験においては、現像剤2と
して、平均粒径が約35μmのバインダー型キャリアと
平均粒径が約8μmの負帯電性のトナーとをトナー濃度
が10重量%になるように混合させたものを用いるよう
にした。なお、現像剤2に使用するキャリアとしては、
一般にその平均粒径が20〜50μmの範囲になったも
のを、またトナーとしては、一般にその平均粒径が3〜
12μmの範囲になったものを用いるようにする。
【0025】そして、上記の複写機のシステムスピード
を120mm/秒、像担持体1の回転速度v1に対する
現像剤担持体11の回転速度v2の比θ(=v2/v
1)を2、現像剤担持体11と像担持体1との間隔Ds
を0.3mm、上記の現像剤担持体11により現像領域
に搬送される現像剤2の量を8mg/cm2 、上記の像
担持体1の初期表面電位Voを−500Vにした。
【0026】また、上記の直流電源15から現像剤担持
体11に直流電圧を印加させると共に、上記の交流電源
16から交流電圧を現像剤担持体11に印加させるにあ
たっては、現像剤担持体11に対して直流電源15から
印加される直流電圧と交流電源16から印加される交流
電圧との面積平均電圧値Vbが−450Vになるように
した。
【0027】そして、実施例1〜3及び比較例1〜3の
各現像装置において、上記の交流電源16から交流電圧
を現像剤担持体11に印加させるにあたり、図2〜図7
に示す波形になった交流電圧を印加させるようにした。
【0028】ここで、実施例1においては、図2に示す
ように、現像剤2を像担持体1に供給する現像側のピー
クの電圧(−700V)から現像剤2を現像剤担持体1
1に戻す回収側のピークの電圧(+700V)に変化す
る電圧変化部Aにおいて、現像側のピークの電圧から0
Vに変化するまでの第1電圧変化部A1と、0Vから回
収側のピークの電圧に変化する第2電圧変化部A2とを
設け、第1電圧変化部A1においては、現像側のピーク
の電圧から直ぐに0Vになるようにする一方、第2電圧
変化部A2においては、0Vから回収側のピークの電圧
になるまでの時間を0.166m秒にした。そして、回
収側のピークの電圧を0.166m秒間作用させた後、
回収側のピークの電圧から現像側のピークの電圧に変化
する電圧変化部Bにおいては、回収側のピークの電圧か
ら0Vに変化するまでの第1電圧変化部B1と、0Vか
ら現像側のピークの電圧に変化する第2電圧変化部B2
とを設け、第1電圧変化部B1においては、回収側のピ
ークの電圧から直ぐに0Vになるようにする一方、第2
電圧変化部B2においては、0Vから現像側のピークの
電圧になるまでの時間を0.166m秒にし、その後、
現像側のピークの電圧を0.166m秒間作用させ、こ
れを繰り返すようにした。
【0029】また、実施例2においては、図3に示すよ
うに、回収側のピークの電圧から現像側のピークの電圧
に変化する電圧変化部Bにおいて、上記の実施例1の場
合と同様に、回収側のピークの電圧から0Vに変化する
までの第1電圧変化部B1と、0Vから現像側のピーク
の電圧に変化する第2電圧変化部B2とを設ける一方、
現像側のピークの電圧から回収側のピークの電圧に変化
する電圧変化部Aにおいては、現像側のピークの電圧か
ら直ぐに回収側のピークの電圧に変化するようにした。
【0030】また、実施例3においては、図4に示すよ
うに、現像側のピークの電圧から回収側のピークの電圧
に変化する電圧変化部Aにおいて、上記の実施例1の場
合と同様に、現像側のピークの電圧から0Vに変化する
までの第1電圧変化部A1と、0Vから回収側のピーク
の電圧に変化する第2電圧変化部A2とを設ける一方、
回収側のピークの電圧から現像側のピークの電圧に変化
する電圧変化部Bにおいては、回収側のピークの電圧か
ら直ぐに現像側のピークの電圧に変化するようにした。
【0031】また、比較例1においては、図5に示すよ
うに、現像側のピークの電圧から回収側のピークの電圧
に変化する電圧変化部A及び回収側のピークの電圧から
現像側のピークの電圧に変化する電圧変化部Bにおい
て、それぞれのピークの電圧から直ぐに他方のピークの
電圧に変化する矩形波になった交流電圧を印加させるよ
うにした。
【0032】また、比較例2においては、図6に示すよ
うに、現像側のピークの電圧から回収側のピークの電圧
に変化する電圧変化部Aにおいて、現像側のピークの電
圧から直ぐに回収側のピークの電圧に変化する一方、回
収側のピークの電圧から現像側のピークの電圧に変化す
る電圧変化部Bにおいては、0.166m秒の間に一定
の傾きで回収側のピークの電圧から現像側のピークの電
圧に変化するようにした。
【0033】また、比較例3においては、図7に示すよ
うに、現像側のピークの電圧から回収側のピークの電圧
に変化する電圧変化部Aにおいて、0.166m秒の間
に一定の傾きで現像側のピークの電圧から回収側のピー
クの電圧に変化する一方、回収側のピークの電圧から現
像側のピークの電圧に変化する電圧変化部Bにおいて
は、回収側のピークの電圧から直ぐに現像側のピークの
電圧に変化するようにした。
【0034】そして、上記の現像剤担持体11に対して
直流電源15から印加される直流電圧と交流電源16か
ら印加される交流電圧との面積平均電圧値Vbと、上記
の像担持体1における静電潜像部の表面電位Viとの差
ΔV(=Vi−Vb)を変化させて、反転現像により像
担持体1に形成された静電潜像部にトナーを供給し、像
担持体1の静電潜像部に付着された単位面積当たりのト
ナーの付着量を測定した。
【0035】そして、トナーの付着量が0.1〜0.9
mg/cm2 の範囲内におけるn個の点において、ΔV
の値xと単位面積当たりのトナーの付着量yとを求め、
下記の数1に基づいて、ΔVの変化に対するトナーの付
着量の変化を示す近似直線の傾き、すなわち現像性を示
すγを求めると共に、下記の数2に基づいて、上記のγ
の傾きの近似直線からの標準誤差αを求め、このαをγ
で割って近似直線からのバラツキを示す非線形性を求
め、これらの結果を下記の表1に示した。なお、上記の
現像性を示すγの値が大きい程、ΔVの増加によるトナ
ーの付着量の増加が大きくなり、一般にはγの値が0.
2以上であることが好ましく、また非線形性の値が小さ
くなる程、近似直線からのトナーの付着量のバラツキが
少なくなり、一般にはこの非線形性の値が30.0以下
であることが好ましい。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】さらに、前記のΔVの値を300Vにし
て、実施例1〜3及び比較例1〜3の各現像装置によ
り、像担持体1に形成された静電潜像を現像し、形成さ
れた画像のキメを目視により評価し、その結果を下記の
表1に合わせて示した。なお、キメについては、非常に
キメが良い場合を5、キメが良好な場合を4、キメが実
用上問題がない場合を3、キメが悪い場合を2、キメが
非常に悪い場合を1の基準で評価した。
【0039】
【表1】
【0040】この結果、上記の実施例1〜3の各現像装
置においては、比較例1〜3の各現像装置を用いた場合
に比べて、現像性を示すγの値が少し大きくなっている
と共にキメも評価も高くなっており、十分な画像濃度を
有すると共にキメの良好な画像が得られ、また非線形性
の値は比較例1〜3の各現像装置を用いた場合に比べて
低くなって、画像濃度の調整も適切に行えるようになっ
ていた。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、現像剤担持体に交流電圧を印加さ
せて、像担持体に形成された静電潜像を現像するにあた
り、現像剤担持体に印加させる交流電圧が現像剤を現像
剤担持体に戻す回収側のピークの電圧から現像剤を像担
持体に供給する現像側のピークの電圧に移行する間や、
現像剤を現像剤担持体に戻す回収側のピークの電圧から
現像剤を像担持体に供給する現像側のピークの電圧に移
行する間に、電圧変化の傾きが異なる少なくとも2つの
電圧変化部を設け、先の電圧変化部における電圧変化の
傾きよりも、後の電圧変化部における電圧変化の傾きを
緩やかにしたため、現像剤担持体と像担持体との間にお
ける現像剤の移動が上手く制御されて、現像特性が向上
し、十分な画像濃度を有すると共に、キメの良好な画像
が得られ、また像担持体に形成された静電潜像部におけ
る表面電位に対応した適切な量の現像剤が上手く供給さ
れて、画像濃度の制御も適切に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像装置の概略説明図である。
【図2】実施例1の現像装置において、交流電源から現
像剤担持体に印加させた交流電圧の波形を示した図であ
る。
【図3】実施例2の現像装置において、交流電源から現
像剤担持体に印加させた交流電圧の波形を示した図であ
る。
【図4】実施例3の現像装置において、交流電源から現
像剤担持体に印加させた交流電圧の波形を示した図であ
る。
【図5】比較例1の現像装置において、交流電源から現
像剤担持体に印加させた交流電圧の波形を示した図であ
る。
【図6】比較例2の現像装置において、交流電源から現
像剤担持体に印加させた交流電圧の波形を示した図であ
る。
【図7】比較例3の現像装置において、交流電源から現
像剤担持体に印加させた交流電圧の波形を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 像担持体 2 現像剤 11 現像剤担持体 16 交流電源 A,B 電圧変化部 A1,B1 先の電圧変化部 A2,B2 後の電圧変化部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体の表面に現像剤を保持さ
    せ、この現像剤担持体によって現像剤を像担持体と対向
    する現像領域に搬送させると共に、この現像剤担持体に
    交流電圧を印加させて現像を行う現像装置において、上
    記の現像剤担持体に印加させる交流電圧が現像剤を像担
    持体に供給する現像側のピークの電圧から現像剤を現像
    剤担持体に戻す回収側のピークの電圧に移行する間に、
    電圧変化の傾きが異なる少なくとも2つの電圧変化部を
    設け、先の電圧変化部における電圧変化の傾きよりも、
    後の電圧変化部における電圧変化の傾きが緩やかになる
    ようにしたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤担持体の表面に現像剤を保持さ
    せ、この現像剤担持体によって現像剤を像担持体と対向
    する現像領域に搬送させると共に、この現像剤担持体に
    交流電圧を印加させて現像を行う現像装置において、上
    記の現像剤担持体に印加させる交流電圧が現像剤を現像
    剤担持体に戻す回収側のピークの電圧から現像剤を像担
    持体に供給する現像側のピークの電圧に移行する間に、
    電圧変化の傾きが異なる少なくとも2つの電圧変化部を
    設け、先の電圧変化部における電圧変化の傾きよりも、
    後の電圧変化部における電圧変化の傾きが緩やかになる
    ようにしたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤担持体の表面に現像剤を保持さ
    せ、この現像剤担持体によって現像剤を像担持体と対向
    する現像領域に搬送させると共に、この現像剤担持体に
    交流電圧を印加させて現像を行う現像装置において、上
    記の現像剤担持体に印加させる交流電圧が現像剤を現像
    剤担持体に戻す回収側のピークの電圧から現像剤を像担
    持体に供給する現像側のピークの電圧に移行する間と、
    現像剤を現像剤担持体に戻す回収側のピークの電圧から
    現像剤を像担持体に供給する現像側のピークの電圧に移
    行する間とに、それぞれ電圧変化の傾きが異なる少なく
    とも2つの電圧変化部を設け、先の電圧変化部における
    電圧変化の傾きよりも、後の電圧変化部における電圧変
    化の傾きが緩やかになるようにしたことを特徴とする現
    像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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