JP2000056114A - 回折光学素子の製造方法及び製造装置 - Google Patents

回折光学素子の製造方法及び製造装置

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JP2000056114A
JP2000056114A JP10234929A JP23492998A JP2000056114A JP 2000056114 A JP2000056114 A JP 2000056114A JP 10234929 A JP10234929 A JP 10234929A JP 23492998 A JP23492998 A JP 23492998A JP 2000056114 A JP2000056114 A JP 2000056114A
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JP
Japan
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optical element
diffractive optical
manufacturing
diffraction grating
jig
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JP10234929A
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English (en)
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Makoto Ogusu
誠 小楠
Keiko Chiba
啓子 千葉
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合面に気泡等が残存することなく他の部材
を接着して高剛性及び高精度の回折光学素子を製造す
る。 【解決手段】 回折光学素子をチャック12に載せ、排
気口17から空気を排出して固定する。治具11を所定
角度回転してマーク位置をマークスコープ18で計測
し、回折光学素子16と治具11の偏心を除去して回転
中心を一致させる。屈折レンズ19をレンズホルダ13
に載せ、異なる2点においてレーザー測長機20により
表裏2面までの距離を計測し、屈折レンズ19の光軸と
治具11の偏心を除去して回転中心を一致させる。レン
ズホルダ13を下降して回折光学素子16を屈折レンズ
19に中心位置から接触させ、吸着している排気口17
の負圧を大気圧に戻すことにより、中心位置から徐々に
周辺部へ接合部を拡げて両者を直接接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体露光装置、
カメラ、望遠鏡、顕微鏡等の光学系に使用する回折光学
素子の製造方法及び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から回折光学素子は、図18に示す
ようなブレーズド形状Bの断面を有する回折光学素子1
が理想的とされ、設計波長に対する回折光率は100%
にすることが可能とされている。しかし、現実には完全
なブレーズド形状Bを加工することは困難であるため
に、通常はブレーズド形状Bを量子化して近似し、図1
9に示すような階段形状Sの断面を有するバイナリオプ
ティクスと呼ばれる回折光学素子2が利用されている。
この回折光学素子2は回折光学素子1を近似したもので
あり、一次回折光の回折効率は図19の4レベルのバイ
ナリオプティクスで80%以上を確保することができ
る。
【0003】ここで、近似の度合いを高めたり、回折光
学素子2に大きなパワーを持たせるためには、回折光学
素子2の周期構造のピッチを可能な限り小さくする必要
があり、このような高性能な回折光学素子2を得るため
に、半導体製造で培われたリソグラフィ技術が用いられ
ている。
【0004】現状使用されているリソグラフィ工程用の
装置は、厚さが1mm未満のウエハを扱うことを前提と
して設計されているために、リソグラフィ工程により作
成される回折光学素子3は、図20に示すように薄い円
板形状に形成されている。
【0005】図21は従来の露光装置の構成図を示し、
上方から光源4、レチクルRを保持する保持台5、レン
ズ6や回折光学素子3を含む投影光学系7が配置されて
おり、投影光学系7の下方にウエハWを載置するウエハ
ステージ8が配置されている。
【0006】ウエハステージ8によってウエハWを所望
の位置に位置決めし、図示しないフォーカス検出手段に
よりウエハ高さをフォーカス位置に調整する。図示しな
いシャッタを開き、光源4からの照明光によってレチク
ルRを照明し、レチクルR上の回路パターンを投影光学
系7によりウエハW上に投影する。また、レンズ6はウ
エハWの熱歪み等による伸縮に対応するために、微小に
上下動可能とされており、これによって投影光学系7の
倍率補正や収差補正が行われる。
【0007】半導体露光装置の投影レンズ系は要求精度
が厳しいために、重力を考慮すると鉛直方向に光軸を設
定するのが一般的である。即ち、回折光学素子3はレン
ズとして投影光学系7中に横置き状態で配置されてい
る。ここで、回折光学素子3は直径に対して非常に薄い
ので、ウエハ形状のままでは自重によっても変形し、収
差の発生原因となる。また、保持や表裏面での圧力差に
よる外力によっても変形する虞れがあり、所望の光学性
能を得るためには、このような変形を抑えることが望ま
しく、従って回折光学素子3には十分な強度が要求され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例において、回折光学素子3をリソグラフィ工程を介
して作製する際の半導体製造装置は、Siウエハの規格
の範囲内で最も精度が保たれるように設計されている。
即ち、Siウエハは形状として外径が150mm( 6イ
ンチ)、200mm(8インチ)、300mm(12イ
ンチ)などに定められており、そのサイズ毎に厚さ範囲
も決まっている。その厚さは1mm以下とされ、通常の
光学素子に比べて非常に薄い基板となる。この半導体製
造装置をSiウエハの規格の範囲外で使用するように改
造すると、基板の精度を保持することが困難になる。
【0009】更に、リソグラフィ工程にはレジストパタ
ーン形成とエッチング工程などが含まれ、レジストパタ
ーン形成では有機物であるレジストを塗布し、加工すべ
き面形状が形成されているレチクルを介して、光を用い
て露光、ベーク、現像工程を行い、所望の面形状を有す
るレジストパターンを形成する。このときのレジストの
塗布には、高速で基板を回転させてレジストを均一な膜
厚に塗布するスピンナと呼ばれる装置が使用されるの
で、基板の重量が重くなることにより、回転の負荷が大
きくなって制御が難しくなる。
【0010】また、ベーク工程には温度制御性の高いホ
ットプレートが使用されて、秒単位の管理が行われてい
るが、石英のように熱伝導率の悪い材料でかつ厚い基板
で温度制御を行うことは非常に難しい。また、エッチン
グ工程では、レジストパターンをマスクとして薬品を用
いてエッチングを行ったり、プラズマなどを用いるドラ
イエッチング装置を用いて加工するが、主として使用さ
れる精度の高いドライエッチング方式では、基板の冷却
等が必要となり、レジストのベークと同様に熱伝導率の
悪い材料でかつ厚い基板での温度制御は困難である。
【0011】このような薄板基板を使用して作製された
回折光学素子3を横置きに投影光学系7に搭載する場合
には、従来の保持方法で鏡筒に保持すると、レンズの自
重変形や、鏡筒の加工精度による接触部位の不均一、固
定時に加わる力等による取付時の歪み、気圧や温度変動
による変形により、回折光学素子3に面変形が発生し
て、設計時の性能が発揮できずに像性能が劣化する。ま
た、基板は外径が150mm( 6インチ)、200mm
(8インチ)、300mm(12インチ)のように定ま
った値のものしかないので、光学系に使用する場合に
は、作製した後に回折光学素子3の外径寸法を修正する
ための加工を行う必要が生ずる。この外径加工において
は、基板の周辺部のガラスを削るために、微細なパター
ンを作製した回折光学素子3に削り屑が付着し、またパ
ターン間に入り込んだ塵埃が洗浄によっても完全には除
去できず、光学性能を劣化させる原因となる。
【0012】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
自重及び/又は保持部材の圧力及び/又は気圧により変
形しない剛性を有する回折光学素子の製造方法及び製造
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る回折光学素子の製造方法は、単体では自
重及び/又は保持部材の圧力及び/又は気圧によって変
形する回折格子を他の部材に1つの接触点において接触
する工程と、前記接触点から全体に接触面を拡げるこれ
により両者を接合する工程とを有することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明に係る回折光学素子の製造装
置は、単体では自重及び/又は保持部材の圧力及び/又
は気圧によって変形する回折格子の中心位置を計測する
第1の計測手段と、前記回折格子を所定位置に位置調整
する第1の調整手段と、他の部材の中心位置を計測する
第2の計測手段と、前記他の部材を所定位置に位置調整
する第2の調整手段と、前記回折格子を前記他の部材か
ら見て凸形状に変形する変形手段と、前記回折格子及び
他の部材を接合して一体化する接合手段とを有すること
を特徴とする。
【0015】本発明に係る回折光学素子の製造装置は、
回折機能を有する回折格子の中心位置を計測する第1の
計測手段と、他の部材の中心位置を計測する第2の計測
手段と、前記回折格子と前記他の部材を対向して平行に
近接配置する保持手段と、前記回折格子と前記他の部材
を周辺部において接触した後に前面において平行に接触
するまで連続的に駆動する可動手段とを有することを特
徴とする。
【0016】本発明に係る製造装置の好適な実施例は、
第1の計測手段により回折格子の所定測定に設けたマー
クを観察する。
【0017】また、本発明の好適な実施例は、第2の計
測手段により他の部材表面の任意の位置のうねりを検出
する。
【0018】更に、本発明の好適な実施例は、変形手段
により回折格子を周辺部にモーメントを発生して凸状に
変形する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図17に図示の実
施例に基づいて詳細に説明する。図1、図2は第1の実
施例の断面図を示し、エアベアリングを使用して回転軸
10がぶれずに回転可能な治具11上には、回折光学素
子チャック12が搭載され、治具11の側面には略円筒
上のレンズホルダ13が外接されている。チャック12
の表面には半径が異なる大小2つの円環状の突起14、
15が上方に向けて突設されており、突起14、15の
間には、石英基板上に回折格子が形成された回折光学素
子16を吸着するための排気口17が設けられている。
また、突起14、15は共に回折光学素子16の最外周
パターンよりも小さな直径を有し、直径が小さい方の突
起15は大きい方の突起14よりも高さが50μm高く
形成されている。
【0020】チャック12及びレンズホルダ13の上方
には、回折光学素子16の中心を特定するための観察系
が回転軸10に対し偏心して設けられており、本実施例
では、観察系として位置合わせ用マークを読み取るマー
クスコープ18が配置されている。更に、レンズホルダ
13にセットする屈折レンズ19の位置合わせのため
に、屈折レンズ19の表裏2面までの距離を測定可能な
レーザー測長機20とミラー21が配置されている。
【0021】図3は工程のフローチャート図を示し、回
折光学素子16をチャック12に載せ、排気口17から
空気を排出して吸着により固定する。このとき、2つの
突起14、15の間が負圧となるために、回折光学素子
16は負圧となる部分がチャック12側に落ち込むよう
に変形する。その結果、回折光学素子16の外周部にモ
ーメントが発生し、突起15との接点を支点として回折
光学素子16の中央部が極く僅かに隆起する。
【0022】次に、回折光学素子16の位置調整のため
に、所定角度だけ治具11を回転して回折光学素子16
の向きを変え、回折光学素子16上の図4に示すような
マークMをマークスコープ18で計測して、回折光学素
子16の中心と治具11の回転軸10の中心を一致させ
る作業を行う。
【0023】先ず、回折光学素子16を角度90度毎に
回転して、直交する方向のマークMの偏心量を算出す
る。マークMは回折光学素子16の中心から等距離に形
成されているので、マークスコープ18の位置を固定し
て計測した両マークMの位置差の半分が偏心量となる。
治具11に対してチャック12を相対的に移動すること
により、回折光学素子16と治具11の回転軸10との
偏心を除去する。
【0024】ここでは、回折光学素子16の中心を特定
するために専用のマークMを使用しているが、このマー
クMは本実施例のように回折光学素子16の中心を計測
する目的のために用意したものでもよいし、回折光学素
子16を加工する際に使用したパターニング用のマーク
を兼用してもよい。更に、回折光学素子16の外周付近
のパターン、例えば図5に円で示した領域AをマークM
の代りに計測してもよい。また、マークMは回折光学素
子16の有効径外にあってもよく、有効径内例えば中心
に形成してもよい。
【0025】回折光学素子16の中心を特定するための
観察系は、予めその位置を校正して複数設けておき、同
時又は一部が重なるタイミングで使用して、観察工程の
時間を短縮するようにしてもよい。また、予め治具11
の回転軸10との位置校正を行った1つの観察系を、治
具11の回転軸10の中心に配置して測定を行ってもよ
い。
【0026】回折光学素子16を位置合わせした後に、
石英の屈折レンズ19をレンズホルダ13に載せて位置
合わせ及び接着作業を行う。先ず、屈折レンズ19を所
望の位置に位置合わせする。屈折レンズ19の偏心測定
は初めに光軸に対し偏心する異なる2点で、レーザー測
長機20により表裏2面までの距離を測定する。測定す
る2点については、治具11の回転軸10との相対的な
位置合わせを作業前に行っているので、屈折レンズ19
の光軸中心と治具11の回転軸10との偏心及び傾き
は、屈折レンズ19の表面までの距離の差として現れ
る。治具11を回転すると、屈折レンズ19の回転に同
期した振幅信号となるので、表裏2面について偏心を除
去すれば、屈折レンズ19の光軸と治具11の回転軸1
0を一致させることができる。
【0027】使用する光学素子の接着する面の平滑度又
は粗さは、空間周波数において1×104 本/mm程度
の範囲では平方二乗平均で0.8〜0.9nm、2〜3
本/mmの範囲では平方二乗平均で0.2〜0.3nm
である。
【0028】回折光学素子16、屈折レンズ19の偏心
を除去した後に、レンズホルダ13を降下してこれらを
接触させる。このとき、最初に接触する中心位置から水
素結合による接着現象が起こり、接着部の境界には隙間
による干渉縞が観察される。中心が接触した後に、回折
光学素子16を吸着している負圧を排気口17を介して
徐々に大気圧に戻すことにより、回折光学素子16が解
放されて変形が除去される。変形が無くなるに従って、
水素結合の部位が徐々に周辺へ拡がり、最終的には回折
光学素子16の全面に渡って屈折レンズ19と接着され
る。
【0029】回折光学素子16の接着面はパーティクル
などの汚染が無い状態でなければならない。汚染がある
とボイドと呼ぶ接着不良の原因となるために、洗浄を行
う必要がある。また、水素結合に関係する石英の表面の
吸着水分量は、洗浄方法によらず保管時の環境に注意す
ればよく、通常では約1013分子/cm2 なのでレベル
的に問題はない。
【0030】このように、回折光学素子16は治具11
に対して周辺部だけで接触するので、回折面でない裏面
で接着する場合、即ち微細加工が施された面をチャック
12側にする場合でも、微細加工された回折面とチャッ
ク12が接触することはなく、良好な接着を実施するこ
とができる。
【0031】このように接着されたレンズを使用する場
合には、水素結合の状態で使用してもよいし、加熱処理
をして結合力を強めてもよい。SOI(Silicon on Ins
ulator)技術として報告されている中に貼合わせSOI
技術があり、一般的には水素結合の状態から加熱処理す
ると結合状態が共有結合に変化する。完全に共有結合に
移行するまでの間は、水素結合と共有結合が共存する状
態と考えられ、加熱処理温度の上昇に伴って接着強度も
増加する。なお、一般的なSiO2 を主成分とする光学
ガラスでも、同様の手法により良好な接着を実施するこ
とができる。
【0032】図6は第2の実施例の断面図を示し、回折
光学素子チャック22は治具23にピエゾ素子24を介
して固定されており、チャック22には円環状の突起2
5が上方に向けて設けられ、治具23の上端には押さえ
用部材26が取り外し自在に設けられている。
【0033】回折光学素子16はチャック22に固定さ
れる場合に、先ず他の面よりも一段高い円環状の突起2
5に接触する。その後に、押さえ用部材26を回折光学
素子16の上から図示しない固定用ねじにより治具23
に固定する。そして、ピエゾ素子24に電圧を印加して
チャック22を治具23に対して相対的に押し上げる。
本実施例では回折光学素子16を変形するために、チャ
ック22と治具23が相対的に移動し、円環状の突起2
5と押さえ用部材26により接触する回折光学素子16
の円周部に、モーメントを発生させて図示を省略した屈
折レンズなどと良好な接着を実現している。
【0034】更に、チャック22と治具23を一体化し
てピエゾ素子24を省略し、押さえ用部材26の固定用
ねじの締め込みだけで、回折光学素子16に変形を発生
させることも可能である。ただし、ピエゾ素子24を使
用して変形した方がより作業が安定し、均一な変形を与
えること及び作業者の技量によらないことなどの点で好
適である。
【0035】また、本実施例は回折光学素子16と治具
23が回折光学素子16の周辺部だけで接触するので、
回折面でない裏面で接着する場合、即ち微細加工が施さ
れた面をチャック22側にする場合にも、微細加工した
回折面にチャック22が接触することなく、良好な接着
を実施することができる。
【0036】図7は第3の実施例の断面図を示し、治具
27上の略中央部にピエゾ素子28を介してピン29が
立設されており、治具27の側部上面には吸着溝30が
円環状に設けられ、吸着溝30には排気口31が連結し
ている。
【0037】治具27に載置された回折光学素子16
は、排気口31による排気により負圧とされた吸着溝3
0に吸着される。位置調整を実施した後に、図示しない
接触面が図示しない屈折レンズの平面と接触する工程で
は、ピエゾ素子28に電圧を印加してピン29を吸着溝
30のレベルよりも上方に突出させると、吸着溝30と
ピン29の相対的なレベル差によって、回折光学素子1
6は中央部が凸状態に変形し、中央部から屈折レンズに
接触する。
【0038】本実施例では、回折光学素子16と治具2
7が回折光学素子16の周辺部だけで接触するので、回
折面でない裏面で接着する場合、即ち微細加工が施され
た面を治具27側にする場合でも、微細加工した回折面
と接触する面積はピン29の部分に限定され、良好な接
着を実現することができる。
【0039】図8は第4の実施例の断面図を示し、回折
光学素子16は屈折レンズではなく平行平板32と接合
する。第1の実施例の治具11の側面に、平行平板32
を位置決めするための3点の当接部33を有する平行平
板ホルダ34が外接されている。そして、石英ウエハか
ら成る回折光学素子16には、位置測定用マークが形成
されている。
【0040】回折光学素子16をチャック12上に載置
し、マークスコープ18により回折光学素子16の中心
とチャック12の中心が一致するように調整する。回折
光学素子16は負圧により突起14、15間でチャック
12に吸着され、突起14、15のために回折光学素子
16は中央部が凸状に極く僅かに変形する。なお、回折
光学素子16の中心出しは、回折光学素子16のパター
ンそのものを使用して行ってもよい。測定後に、マーク
スコープ18は接合装置から接合に邪魔にならない場所
に移動する。
【0041】平行平板ホルダ34の3点の当接部33に
平行平板32を載せると、チャック12の中心と平行平
板32の中心が一致する。回折光学素子16と平行平板
32の中心を位置合せした後に、平行平板32は先ず回
折光学素子16の中心に接触する。突起14、15間の
負圧を徐々に大気に戻すことにより回折光学素子16の
変形が開放され、回折光学素子16と平行平板32は徐
々に接触し直接接合される。当接部33を有する平行平
板ホルダ34を採用することにより、形状から中心位置
を計測することが困難な平行平板32と良好な接着を実
施することができる。
【0042】図9、図10は第5の実施例の断面図を示
し、回転軸40を中心に回転可能な治具41上には周囲
に円筒部を有するホルダ42が載置されており、治具4
1の側面には治具43が取り外し自在に外接されてい
る。治具43の上面には円環状平板44が移動自在に取
り付けられ、円環状平板44には円環状の吸着溝45が
下向きに形成されている。ホルダ42には例えば平凸レ
ンズ46が支持されており、円環状平板44の吸着溝4
5に回折光学素子16が吸着保持されるようになってい
る。回折光学素子16及び平凸レンズ46の上方の周辺
位置には、マークスコープ47及びマイクロメータ48
が配置され、略中央位置には加圧ピン49がバー50に
よって支持されている。
【0043】図9においては、治具41上のホルダ42
に平凸レンズ46が凸部を下に向けて載置され、平凸レ
ンズ46の上側の平面にはマイクロメータ48の触針が
接触している。治具41の回転軸40に対して平凸レン
ズ46の光軸が偏心している場合には、マイクロメータ
48が示す値は治具41全体を回転軸40を中心に回転
させたときに変動する。従って、マイクロメータ48の
指示値が治具41全体を回転しても安定するように、平
凸レンズ46の位置を修正することにより、回転軸40
と平凸レンズ46の光軸を一致させることができる。
【0044】次に、図10に示すように回折光学素子1
6を吸着溝46により吸着したホルダ43を治具41に
装着して、回折光学素子16を平凸レンズ46の平面側
に対向させる。また、回折光学素子16は平凸レンズ4
6の平面と数10μm程度の距離に制御され、この状態
で特定の角度だけ治具41全体を回転して回折光学素子
16の向きを変更し、回折光学素子16上のマークをマ
ークスコープ47により計測する。そして、第1の実施
例と同様に、回折光学素子16を90度の角度毎に回転
して、直交する方向の偏心量を算出する。マークが回折
光学素子16の中心から等距離に形成されていれば、固
定された観察系によって観察される両者の位置差の半分
が偏心量となる。治具41に対して円環状平板44を相
対的に移動することによって、回折光学素子16と治具
41の回転軸40との偏心を除去する。
【0045】その後に、回折光学素子16の中央付近を
加圧ピン49により上方に押圧し、最初にこの中央部を
平凸レンズ46に対して接触させる。続いて、円環状平
板44の吸着溝45に吸着された回折光学素子16を徐
々に解放して接着面全体を接触することによって、良好
な接着を実施することができる。
【0046】図11は第6の実施例の断面図を示し、第
1〜第5の実施例により回折光学素子16と別の光学素
子を一体化した後に、更に別の光学素子を一体化する。
上下のフレーム51a、51bは蝶番52により可動状
態に連結されており、上下フレーム51a、51bには
それぞれ弾性体53a、53bを介して治具54a、、
54bが固定され、治具54a、54bにはそれぞれ吸
着溝55a、55bが設けられている。
【0047】このような構成により、図12に示すよう
な平凸レンズ46と回折光学素子16を一体化した後
に、更に別の平凸レンズ46を一体化した部材や、図1
3に示すような平凸レンズ46と回折光学素子16を一
体化した後に、更に平凹レンズ56を一体化した部材を
製造することができる。なお、同じ構成における一体化
する順序は何れが先でも問題はない。
【0048】第1〜第5の実施例によって一体化した平
凸レンズ46と回折光学素子16とを、吸着溝55a又
は55bを負圧にすることによって治具54a又は54
bに保持する。治具54a、54bへの各素子の位置合
わせは、第1〜第5の実施例の何れの方法でもよい。例
えば、回折光学素子16が一体化されているものであれ
ば、回折光学素子16の中心を特定するための各マーク
又は素子の外周部のパターン等を使用してもよく、また
レンズ46の形状を使用して位置合わせを行ってもよ
い。例えば、側面を計測して側面や外径を基準に作業を
行ってもよく、また表裏面を使用して作業をしてもよ
い。
【0049】治具54a、54bによりレンズ46を保
持する際に、治具54a、54bの吸着溝55a、55
bを有する吸着部の内側平面と、レンズ46の2つの表
面を使って位置調整を行う。レーザー干渉計により吸着
部の内側平面とレンズ46の表面の距離をそれぞれ測定
する。治具54a、54bの内側平面からレンズ46の
治具54a、54b側の面積との距離が等しい位置を測
定点とし、この位置でレンズ46の表裏面間の距離即ち
レンズ厚みが等しくなるように、レンズ46の保持位置
を調整する。これによって、治具54a、54bの吸着
溝55a、55bを有する円環状の支持部の中心同士が
一致し、組み立てたときの光学素子同士の中心が一致す
る。
【0050】更に、フレーム51a、51bを蝶番52
を支点として動かして、光学素子同士を接触させる。こ
のとき、治具54a、54bの光学素子を支持する仮想
平面同士が平行になった状態で、この仮想平面間の距離
を一体化したレンズ46の厚み未満とすることにより、
光学素子同士は蝶番52に近い部位から接触を開始す
る。なお、不均一な接触を開始しても、弾性体53a、
53bが変形することによって幾何学的配置の矛盾を吸
収することができる。
【0051】本実施例によれば、図14に示すように平
凸レンズ46と平凹レンズ56の組み合わせや、図示し
ない平凸レンズ46同士又は平凹レンズ56同士の一体
化も実施することができ、図15に示すような球面レン
ズ57、58同士の同じ曲率面を接触させる一体化も可
能である。なお、本実施例では3番目に接合する部材を
非平行状態から平行状態へ全面接触する手法を述べた
が、同様の手法を回折光学素子16と他の部材の一体化
に使用してもよく、この手法によれば厚板基板同士の一
体化も可能である。
【0052】図16、図17は第7の実施例の断面図を
示し、図9、図10と同様の構成であり、回折光学素子
16を平凸レンズ46ではなく平行平板32と接合す
る。図16では、治具41上のホルダ42に平行平板3
2が載置されており、平行平板32の側面にマイクロメ
ータ48の触針が接触している。治具41の回転軸40
と平行平板32の中心がずれている場合には、マイクロ
メータ48が示す値は治具41全体を回転したときに変
動するので、マイクロメータ48の指示値が治具41全
体を回転しても安定するように、平行平板32の位置を
修正することによって、治具41の回転軸40と平行平
板32の中心を一致させる。
【0053】次に、図17に示すように回折光学素子1
6を平行平板32に対向させて、吸着溝45により回折
光学素子16を保持する。また、回折光学素子16は平
行平板32と数10μm程度の距離に制御されており、
この状態で特定の角度だけ治具41全体を回転して回折
光学素子16の向きを変更し、回折光学素子16上のマ
ークをマークスコープ47により計測する。そして、第
1の実施例と同様に、回折光学素子16を90度の角度
毎に回転し、直交する方向の偏心量を算出する。位置を
固定したマークスコープ47により、回折光学素子16
の中心から等距離の直交する2つのマークを計測すれ
ば、両者の位置差の半分が偏心量となる。治具41に対
して円環状平板44を相対的に移動することにより、回
折光学素子16と回転軸40との偏心を除去する。
【0054】その後に、回折光学素子16の中央付近を
加圧ピン49により圧力を加えて、平行平板32に対し
て接触させ、吸着溝45から回折光学素子16を徐々に
解放することによって、接触は徐々に接着面全体に及
び、良好な接着を実施することができる。
【0055】接着対象として、石英と蛍石などの弗化物
(弗化リチウム、弗化バリウム、弗化マグネシウム、弗
化ストロンチウム)を使用できる。この場合に、石英を
変形して接着する場合は問題はなく、石英に近いヤング
率を示す蛍石を変形する場合には、第1〜7の実施例と
同様の手法を用いて良好な水素結合による接着を実施す
る。
【0056】また、蛍石などの弗化物(弗化リチウム、
弗化バリウム、弗化マグネシウム、弗化ストロンチウ
ム)同士を接着対象とすることもできる。この場合に
は、第2の実施例で行ったように、蛍石においても第1
〜5の実施例と同じ手法によって変形させることがで
き、更に第1〜7の実施例と同じ手法によって良好な水
素結合による接着を実施することができる。
【0057】また、接着すべき面に超純水を0.05c
c程滴下し、屈折レンズと接触させることもできる。こ
の状態では、接着すべき光学素子同士が動いてしまうの
で、治具に保持したまま乾燥雰囲気中に保管する。保管
する雰囲気により異なるが、数時間〜数10時間後には
余分な水が除去された水素結合により、光学素子同士が
動かない接着を達成することができる。なお、発明者ら
の実験によれば、乾燥雰囲気中に保管するだけではなく
加熱処理を行えば、より一層短時間で余分な水を除去で
きることを確認している。
【0058】前述の実施例において、水素結合状態にな
った光学素子を、窒素雰囲気の密閉容器に入れて加圧処
理をすることによって、更に接着強度を向上することが
できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る回折光
学素子の製造方法は、単体では自重や保持や気圧により
変形する回折格子と他の部材を1点において接触し、接
触点から全体に接触面を拡げて接合することにより、高
剛性かつ高精度の回折光学素子を効率良く安定して製造
することができる。
【0060】また、本発明に係る回折光学素子の製造装
置は、単体では自重や保持や気圧により変形する回折格
子と他の部材それぞれの中心位置を計測し、正確に位置
調整を行って両者を接合することにより、気泡などが残
存しない良好な接着を実施することができ、光利用効率
の良好な高精度の素子を得ることができる。
【0061】更に、本発明に係る回折光学素子の製造装
置は、回折格子と他の部材を周辺部において接触させて
平行になるまで連続的に接合することにより、両面から
複数の光学素子を高精度に接着することもでき、半導体
デバイスなどに使用可能な傷や塵埃等の不良がない良好
な素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の断面図である。
【図2】接合作業の断面図である。
【図3】フローチャート図である。
【図4】位置合わせのマークの説明図である。
【図5】位置合わせのマークの説明図である。
【図6】第2の実施例の断面図である。
【図7】第3の実施例の断面図である。
【図8】第4の実施例の断面図である。
【図9】第5の実施例の断面図である。
【図10】接合作業の断面図である。
【図11】第6の実施例の断面図である。
【図12】複合光学素子の側面図である。
【図13】複合光学素子の側面図である。
【図14】複合光学素子の側面図である。
【図15】複合光学素子の側面図である。
【図16】第6の実施例の断面図である。
【図17】接合作業の断面図である。
【図18】従来例のフレネルレンズの断面図である。
【図19】バイナリオプティクスの断面図である。
【図20】回折光学素子の斜視図である。
【図21】露光装置の構成図である。
【符号の説明】
11、23、27、41、43、54a、54b 治具 12、22 回折光学素子チャック 13、34、42 レンズ又は平行平板ホルダ 14、15、25 円環状突起 16 回折光学素子 17、31 排気口 18、47 マークスコープ 19、46、56、57、58 屈折レンズ 20 レーザー測長機 24、28 ピエゾ素子 26 押さえ用部品 29、49 ピン 30、45、55a、55b 吸着溝 32 平行平板 33 当接部 34 平行平板ホルダ 48 マイクロメータ 51a、51b フレーム 53a、53b 弾性体

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単体では自重及び/又は保持部材の圧力
    及び/又は気圧によって変形する回折格子を他の部材に
    1つの接触点において接触する工程と、前記接触点から
    全体に接触面を拡げるこれにより両者を接合する工程と
    を有することを特徴とする回折光学素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 単体では自重及び/又は保持部材の圧力
    及び/又は気圧によって変形する回折格子の中心位置を
    計測する第1の計測手段と、前記回折格子を所定位置に
    位置調整する第1の調整手段と、他の部材の中心位置を
    計測する第2の計測手段と、前記他の部材を所定位置に
    位置調整する第2の調整手段と、前記回折格子を前記他
    の部材から見て凸形状に変形する変形手段と、前記回折
    格子及び他の部材を接合して一体化する接合手段とを有
    することを特徴とする回折光学素子の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の計測手段は1つ以上の観察系
    を有し、該観察系によって所定の位置を指示するマーク
    を観察する請求項2に記載の回折光学素子の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の計測手段は、前記他の部材及
    び該他の部材を搭載する治具を一体的に回転して、前記
    他の部材表面の任意の位置のうねりを検出する検出手段
    を備えた請求項2に記載の回折光学素子の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記他の部材は光学素子とし、前記検出
    手段はレーザー干渉計とした請求項4に記載の回折光学
    素子の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段はマイクロメータとした請
    求項4に記載の回折光学素子の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の計測手段は前記回折格子の有
    効径外に配置する請求項2に記載の回折光学素子の製造
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の計測手段は前記回折格子の中
    心に配置する請求項2に記載の回折光学素子の製造装
    置。
  9. 【請求項9】 前記マークはパターニング工程のマーク
    を兼用する請求項3に記載の回折光学素子の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記観察系により前記回折格子の回折
    パターンを観察する請求項3に記載の回折光学素子の製
    造装置。
  11. 【請求項11】 前記変形手段は周辺部のみで前記光学
    素子を保持する請求項2に記載の回折光学素子の製造装
    置。
  12. 【請求項12】 前記変形手段は前記回折格子を周辺部
    にモーメントを発生させて凸状に変形するモーメント発
    生手段とした請求項2に記載の回折光学素子の製造装
    置。
  13. 【請求項13】 前記モーメント発生手段は、異なる半
    径の2つのエッジで前記回折格子と接触し、前記2つの
    エッジに囲まれた領域を負圧にすることにより、前記回
    折格子を吸着して前記領域内を変形する請求項12に記
    載の回折光学素子の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記モーメント発生手段は、異なる半
    径の2つの作用点で前記回折格子と接触し、これらの接
    触面は互いに表裏の関係を有し、前記2つの作用点を押
    圧して前記回折格子を変形する請求項12に記載の回折
    光学素子の製造装置。
  15. 【請求項15】 前記変形手段は、前記回折格子を周辺
    部において吸着する吸着手段と、中心部において制御可
    能な力によって前記周辺部の吸着面と同一又は低い位置
    から該吸着面より隆起することを可能とする駆動手段と
    を有し、前記周辺吸着部の円と前記駆動手段により隆起
    した前記中心部の点とにより前記光学素子が球面形状と
    なる請求項2に記載の回折光学素子の製造装置。
  16. 【請求項16】 前記他の部材を側面を基準として位置
    決めする位置決め手段を有する請求項2に記載の回折光
    学素子の製造装置。
  17. 【請求項17】 前記位置決め手段は治具への当接とし
    た請求項16に記載の回折光学素子の製造装置。
  18. 【請求項18】 前記位置決め手段は、前記他の部材及
    び前記他の部材を搭載する治具を一体的に回転し、前記
    基準とする側面位置をマイクロメータで検出して前記治
    具の回転中心からの偏心を除去する請求項16に記載の
    回折光学素子の製造装置。
  19. 【請求項19】 回折機能を有する回折格子の中心位置
    を計測する第1の計測手段と、他の部材の中心位置を計
    測する第2の計測手段と、前記回折格子と前記他の部材
    を対向して平行に近接配置する保持手段と、前記回折格
    子と前記他の部材を周辺部において接触した後に前面に
    おいて平行に接触するまで連続的に駆動する可動手段と
    を有することを特徴とする回折光学素子の製造装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の計測手段は1つ以上の観察
    系を有し、該観察系によって所定の位置を指示するマー
    クを観察する請求項19に記載の回折光学素子の製造装
    置。
  21. 【請求項21】 前記第2の計測手段は、前記他の部材
    及び前記他の部材を搭載する治具を一体的に回転して、
    前記他の部材の表面の任意の位置のうねりを検出する検
    出手段を備えた請求項19に記載の回折光学素子の製造
    装置。
  22. 【請求項22】 前記他の部材は光学素子とし、前記検
    出手段はレーザー干渉計とした請求項21に記載の回折
    光学素子の製造装置。
  23. 【請求項23】 前記検出手段はマイクロメータとした
    請求項21に記載の回折光学素子の製造装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の計測手段は前記回折格子の
    有効径外に配置する請求項19に記載の回折光学素子の
    製造装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の計測手段は前記回折格子の
    中心に配置する請求項19に記載の回折光学素子の製造
    装置。
  26. 【請求項26】 前記マークはパターニング工程のマー
    クを兼用する請求項20に記載の回折光学素子の製造装
    置。
  27. 【請求項27】 前記観察系により前記回折格子の回折
    パターンを観察する請求項20に記載の回折光学素子の
    製造装置。
  28. 【請求項28】 前記他の部材を側面を基準として位置
    決めする位置決め手段を有する請求項19に記載の回折
    光学素子の製造装置。
  29. 【請求項29】 前記位置決め手段は治具への当接とし
    た請求項28に記載の回折光学素子の製造装置。
  30. 【請求項30】 前記位置決め手段は、前記他の部材及
    び前記他の部材を搭載する治具を一体的に回転し、前記
    基準とする側面位置をマイクロメータで検出して前記治
    具の回転中心からの偏心を除去する請求項28に記載の
    回折光学素子の製造装置。
  31. 【請求項31】 前記保持手段の一部を変形可能な弾性
    体とした請求項19に記載の回折光学素子の製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009050929A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Ricoh Co Ltd 光学素子の成形金型、成形金型の加工方法、光学素子、光学装置、光走査装置、画像表示装置、光ピックアップ装置

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