JP2000056067A - 燃料集合体の曲り検査装置 - Google Patents
燃料集合体の曲り検査装置Info
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- JP2000056067A JP2000056067A JP10228309A JP22830998A JP2000056067A JP 2000056067 A JP2000056067 A JP 2000056067A JP 10228309 A JP10228309 A JP 10228309A JP 22830998 A JP22830998 A JP 22830998A JP 2000056067 A JP2000056067 A JP 2000056067A
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- JP
- Japan
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- fuel assembly
- display
- imaging device
- television camera
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間で燃料集合体の曲りを測定できる曲り
検査装置を提供する。 【解決手段】 曲り検査装置は、検査すべき燃料集合体
１８に対して平行に設けられた細長い架台２と、この架
台の一端に設置され、光軸を架台の他端側に向けるよう
に方向付けられた検査用テレビカメラ１と、燃料集合体
の長さに沿った複数のグリッド３〜５に対応した架台の
所定位置に該架台に対して斜めに傾けて設けられた複数
の鏡６〜８と、テレビカメラに接続され、該テレビカメ
ラにより撮影された画像を表示するディスプレイとを備
える。 鏡６〜８は、全鏡がテレビカメラの視野に入る
ように、該テレビカメラの光軸に関し互いに横方向に偏
心して位置決めされている。また、ディスプレイは、表
示された画像に基準線を有し、燃料集合体のグリッドの
各々に予め設定したマーク点の相対位置をディスプレイ
の画面から求めて、燃料集合体全体の曲りを測定する。
検査装置を提供する。 【解決手段】 曲り検査装置は、検査すべき燃料集合体
１８に対して平行に設けられた細長い架台２と、この架
台の一端に設置され、光軸を架台の他端側に向けるよう
に方向付けられた検査用テレビカメラ１と、燃料集合体
の長さに沿った複数のグリッド３〜５に対応した架台の
所定位置に該架台に対して斜めに傾けて設けられた複数
の鏡６〜８と、テレビカメラに接続され、該テレビカメ
ラにより撮影された画像を表示するディスプレイとを備
える。 鏡６〜８は、全鏡がテレビカメラの視野に入る
ように、該テレビカメラの光軸に関し互いに横方向に偏
心して位置決めされている。また、ディスプレイは、表
示された画像に基準線を有し、燃料集合体のグリッドの
各々に予め設定したマーク点の相対位置をディスプレイ
の画面から求めて、燃料集合体全体の曲りを測定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば加圧水型原
子炉のような原子炉における使用済みの燃料集合体の外
観検査において曲りを検査するための装置に関するもの
である。
子炉のような原子炉における使用済みの燃料集合体の外
観検査において曲りを検査するための装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】加圧水型原子炉においては、多数の細長
い燃料集合体により炉心が構成されるが、該燃料集合体
は非常に密集して配設しなければならず、また、燃料集
合体と燃料集合体との間も冷却材が上方に流れなければ
ならないので、燃料集合体は、炉心内に局所的なホット
スポットが生じたり、炉心に対する燃料集合体の装荷時
等に該燃料集合体が損傷したりしないように、製造時は
勿論のこと、定期検査時にも曲がりについて外観検査を
行う必要がある。
い燃料集合体により炉心が構成されるが、該燃料集合体
は非常に密集して配設しなければならず、また、燃料集
合体と燃料集合体との間も冷却材が上方に流れなければ
ならないので、燃料集合体は、炉心内に局所的なホット
スポットが生じたり、炉心に対する燃料集合体の装荷時
等に該燃料集合体が損傷したりしないように、製造時は
勿論のこと、定期検査時にも曲がりについて外観検査を
行う必要がある。
【０００３】図３は、従来使用されていた燃料集合体の
外観検査装置の概念図を示す。図３において、燃料集合
体１８は、検査ピット３０内に搬入され、該検査ピット
３０の床面３０ａ上に垂直に配設された支柱１６に設け
られた昇降装置１７により、検査用テレビカメラ１５を
昇降して、垂直に配置された燃料集合体１８の全長にわ
たりスキャンし、燃料集合体１８の画像をビデオテープ
に集録すると共に、検査用テレビカメラ１５の位置をエ
ンコーダ２３により検出し、同燃料集合体１８を構成す
る各グリッド１９の横方向の位置ずれ量を求め、燃料集
合体１８全体の曲りを計測していた。
外観検査装置の概念図を示す。図３において、燃料集合
体１８は、検査ピット３０内に搬入され、該検査ピット
３０の床面３０ａ上に垂直に配設された支柱１６に設け
られた昇降装置１７により、検査用テレビカメラ１５を
昇降して、垂直に配置された燃料集合体１８の全長にわ
たりスキャンし、燃料集合体１８の画像をビデオテープ
に集録すると共に、検査用テレビカメラ１５の位置をエ
ンコーダ２３により検出し、同燃料集合体１８を構成す
る各グリッド１９の横方向の位置ずれ量を求め、燃料集
合体１８全体の曲りを計測していた。
【０００４】燃料集合体１８は、制御棒案内管２１によ
り接続された上部ノズル１８ａ及び下部ノズル１８ｂ
と、長さ方向に複数（この例の場合、９個）配設された
上述のグリッド（支持格子）１９とを備え、燃料棒２０
及び制御棒案内管２１は、これらのグリッド１９のセル
を貫通して格子状に配列・保持されている。
り接続された上部ノズル１８ａ及び下部ノズル１８ｂ
と、長さ方向に複数（この例の場合、９個）配設された
上述のグリッド（支持格子）１９とを備え、燃料棒２０
及び制御棒案内管２１は、これらのグリッド１９のセル
を貫通して格子状に配列・保持されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図４に示すように、テ
レビカメラ１５からの画像信号２２とエンコーダ２３に
より得たカメラ位置信号２４とをコントローラ２５ａに
入れ、ディスプレイ２５ｂに表示する。ディスプレイ２
５ｂのＹ軸は予め基準線として定めておき、グリッド像
２６の左端との距離Ｘをイメージスケール２７で求め
て、各グリッド１９の画像を得るため、検査時間がかか
ってしまう。従って、本発明は、短時間で燃料集合体の
曲りを測定できる装置を提供することを目的とするもの
である。
レビカメラ１５からの画像信号２２とエンコーダ２３に
より得たカメラ位置信号２４とをコントローラ２５ａに
入れ、ディスプレイ２５ｂに表示する。ディスプレイ２
５ｂのＹ軸は予め基準線として定めておき、グリッド像
２６の左端との距離Ｘをイメージスケール２７で求め
て、各グリッド１９の画像を得るため、検査時間がかか
ってしまう。従って、本発明は、短時間で燃料集合体の
曲りを測定できる装置を提供することを目的とするもの
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項１に係る本発明によると、燃料集合体の曲
りを検査するための装置は、検査すべき燃料集合体に対
してほぼ平行に設けられた細長い架台と、前記架台の一
端に設置され、光軸を前記架台の他端側に向けるように
方向付けられた検査用の撮像装置と、前記燃料集合体の
長さに沿った複数の所定部分に対応した前記架台の所定
位置に該架台に対して斜めに傾けて設けられた複数の光
反射手段と、前記撮像装置に接続され、該撮像装置によ
り撮影された画像を表示するディスプレイとを備え、前
記複数の光反射手段は、全光反射手段が前記撮像装置の
視野に入るように、該撮像装置の前記光軸に関して互い
に横方向に偏心して位置決めされており、前記ディスプ
レイは、前記表示された画像に基準線を有し、前記燃料
集合体の前記所定部分の各々に予め設定したマーク点の
相対位置を前記ディスプレイの画面から求めて、燃料集
合体全体の曲りを測定する。この曲り検査装置におい
て、前記光反射手段は、実質的に４５度の角度で前記架
台に取り付けられた鏡であることが好ましい。
ため、請求項１に係る本発明によると、燃料集合体の曲
りを検査するための装置は、検査すべき燃料集合体に対
してほぼ平行に設けられた細長い架台と、前記架台の一
端に設置され、光軸を前記架台の他端側に向けるように
方向付けられた検査用の撮像装置と、前記燃料集合体の
長さに沿った複数の所定部分に対応した前記架台の所定
位置に該架台に対して斜めに傾けて設けられた複数の光
反射手段と、前記撮像装置に接続され、該撮像装置によ
り撮影された画像を表示するディスプレイとを備え、前
記複数の光反射手段は、全光反射手段が前記撮像装置の
視野に入るように、該撮像装置の前記光軸に関して互い
に横方向に偏心して位置決めされており、前記ディスプ
レイは、前記表示された画像に基準線を有し、前記燃料
集合体の前記所定部分の各々に予め設定したマーク点の
相対位置を前記ディスプレイの画面から求めて、燃料集
合体全体の曲りを測定する。この曲り検査装置におい
て、前記光反射手段は、実質的に４５度の角度で前記架
台に取り付けられた鏡であることが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明の好適な実施の形態について説明するが、図中、同一
符号は同一又は対応部分を示すものとする。また、本発
明は、以下の説明から分かるように、この実施形態に限
定されるものではなく、種々の改変が可能である。
明の好適な実施の形態について説明するが、図中、同一
符号は同一又は対応部分を示すものとする。また、本発
明は、以下の説明から分かるように、この実施形態に限
定されるものではなく、種々の改変が可能である。
【０００８】図１は、本発明による燃料集合体の曲がり
検査装置の正面図と側面図、図２は、本発明の曲がり検
査装置における撮像装置のディスプレイに表れたグリッ
ド像の説明図を示している。なお、実施形態においては
撮像装置としてテレビカメラを用いた場合について説明
するが、テレビカメラは監視対象の撮影に用いられるも
のであり、ディスプレイには後述するように画像処理装
置を介して基準線、イメージスケール等を表示させるの
で、テレビカメラの代わりにデジタルカメラを用いても
よい。
検査装置の正面図と側面図、図２は、本発明の曲がり検
査装置における撮像装置のディスプレイに表れたグリッ
ド像の説明図を示している。なお、実施形態においては
撮像装置としてテレビカメラを用いた場合について説明
するが、テレビカメラは監視対象の撮影に用いられるも
のであり、ディスプレイには後述するように画像処理装
置を介して基準線、イメージスケール等を表示させるの
で、テレビカメラの代わりにデジタルカメラを用いても
よい。
【０００９】図１の（ａ）及び（ｂ）に示す曲がり検査
装置において、検査用テレビカメラ１は、例えば９つの
グリッドを有する燃料集合体１８に対して平行に設置し
た支柱もしくは架台２の頂部にほぼ垂直下向きに固定す
る。テレビカメラ１が装着されるこの頂部の高さは、少
なくとも燃料集合体１８の最上部のグリッド３の高さよ
りも上方にある。架台２には、燃料集合体１８の所定部
分、即ちこの実施形態では検査すべき最上部グリッド
３、中間グリッド４、最下部グリッド５にそれぞれ相当
する位置に、斜めに約４５度の角度でそれぞれ鏡（光反
射手段）６，７，８をブラケット６ａ，７ａ，８ａによ
り固定する。周知のように、グリッドは照射による変形
がなく、また、グリッドには燃料棒を弾性的に支持すべ
くスリットが形成されているので、このスリット部分に
イメージスケールを合わせ易く、従って、画像が見やす
く、正確にデータを測定できるので、グリッドを監視対
象として選択することが好適である。
装置において、検査用テレビカメラ１は、例えば９つの
グリッドを有する燃料集合体１８に対して平行に設置し
た支柱もしくは架台２の頂部にほぼ垂直下向きに固定す
る。テレビカメラ１が装着されるこの頂部の高さは、少
なくとも燃料集合体１８の最上部のグリッド３の高さよ
りも上方にある。架台２には、燃料集合体１８の所定部
分、即ちこの実施形態では検査すべき最上部グリッド
３、中間グリッド４、最下部グリッド５にそれぞれ相当
する位置に、斜めに約４５度の角度でそれぞれ鏡（光反
射手段）６，７，８をブラケット６ａ，７ａ，８ａによ
り固定する。周知のように、グリッドは照射による変形
がなく、また、グリッドには燃料棒を弾性的に支持すべ
くスリットが形成されているので、このスリット部分に
イメージスケールを合わせ易く、従って、画像が見やす
く、正確にデータを測定できるので、グリッドを監視対
象として選択することが好適である。
【００１０】鏡６，７，８の横方向の位置は、頂部に配
置した１台のテレビカメラ１で３枚の鏡６，７，８の全
てが見通せるように、互いにテレビカメラ１の光軸（図
示せず）に関しずらして設定する。また、各鏡の角度
は、それぞれ対応するグリッドの画像がちょうどテレビ
カメラ１に接続されたディスプレイ９（図２）の画面に
同時に入るように設置する。従って、テレビカメラ１の
下向き角度及び各鏡の傾斜角度は、前述した垂直下向き
及び４５度に厳密に限定されるのではなく、ディスプレ
イ９（図２）に同時に各鏡の像が得られればよい。
置した１台のテレビカメラ１で３枚の鏡６，７，８の全
てが見通せるように、互いにテレビカメラ１の光軸（図
示せず）に関しずらして設定する。また、各鏡の角度
は、それぞれ対応するグリッドの画像がちょうどテレビ
カメラ１に接続されたディスプレイ９（図２）の画面に
同時に入るように設置する。従って、テレビカメラ１の
下向き角度及び各鏡の傾斜角度は、前述した垂直下向き
及び４５度に厳密に限定されるのではなく、ディスプレ
イ９（図２）に同時に各鏡の像が得られればよい。
【００１１】図２は、テレビカメラ１に接続されるディ
スプレイ９に得られたグリッドの画像の一例を示す。こ
のグリッド画像から燃料集合体１８の曲りを検出するに
は、次のようにすればよい。 １．画像上に縦方向の基準線Ｙを設定する。 ２．最下部のグリッド５に対応する鏡にテレビカメラ１
の焦点を合わせ、イメージスケールで予め設定しておい
たＡ点と基準線Ｙとの距離Ｘ１を設定する。なお、イメ
ージスケールとはディスプレイ上の画像から距離を測定
することが可能なマーカであり、テレビカメラ１とディ
スプレイとの間に画像処理装置を介することにより、図
示のようにディスプレイ上にイメージスケールを表示す
ることができる。 ３．中間グリッド４に対応する鏡７についても、また、
最上部グリッド３に対応する鏡６についても、それぞれ
テレビカメラ１の焦点を合わせ、同様に、前記Ａ点に対
応するＢ点及びＣ点の基準線Ｙからの距離Ｘ２，Ｘ３を
設定する。 ４．基準線Ｙ，Ｘ１，Ｘ２，Ｘ３の各相対位置のずれ量
から燃料集合体全体の曲りを求める。
スプレイ９に得られたグリッドの画像の一例を示す。こ
のグリッド画像から燃料集合体１８の曲りを検出するに
は、次のようにすればよい。 １．画像上に縦方向の基準線Ｙを設定する。 ２．最下部のグリッド５に対応する鏡にテレビカメラ１
の焦点を合わせ、イメージスケールで予め設定しておい
たＡ点と基準線Ｙとの距離Ｘ１を設定する。なお、イメ
ージスケールとはディスプレイ上の画像から距離を測定
することが可能なマーカであり、テレビカメラ１とディ
スプレイとの間に画像処理装置を介することにより、図
示のようにディスプレイ上にイメージスケールを表示す
ることができる。 ３．中間グリッド４に対応する鏡７についても、また、
最上部グリッド３に対応する鏡６についても、それぞれ
テレビカメラ１の焦点を合わせ、同様に、前記Ａ点に対
応するＢ点及びＣ点の基準線Ｙからの距離Ｘ２，Ｘ３を
設定する。 ４．基準線Ｙ，Ｘ１，Ｘ２，Ｘ３の各相対位置のずれ量
から燃料集合体全体の曲りを求める。
【００１２】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば、下記に列挙するような形態でその様々な改変が可
能である。 （１）実施形態では、検査すべき燃料集合体が垂直に立
設されているため、本発明の曲り検査装置の架台も垂直
に配設されているが、この架台は燃料集合体に沿ってほ
ぼ平行に配設されていればよい。 （２）テレビカメラにより監視される部分は、グリッド
である必要はなく、イメージスケールにより予め設定さ
れる点が同一であれば、例えば制御棒案内管のような特
定の部分であってもよい。 （３）また、監視される部分は、最上部、中間及び最下
部のグリッドの３個所としたが、曲りを検出できれば、
これより多くても少なくてもよい。
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば、下記に列挙するような形態でその様々な改変が可
能である。 （１）実施形態では、検査すべき燃料集合体が垂直に立
設されているため、本発明の曲り検査装置の架台も垂直
に配設されているが、この架台は燃料集合体に沿ってほ
ぼ平行に配設されていればよい。 （２）テレビカメラにより監視される部分は、グリッド
である必要はなく、イメージスケールにより予め設定さ
れる点が同一であれば、例えば制御棒案内管のような特
定の部分であってもよい。 （３）また、監視される部分は、最上部、中間及び最下
部のグリッドの３個所としたが、曲りを検出できれば、
これより多くても少なくてもよい。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
本発明によれば、燃料集合体の曲り検査装置は、検査す
べき燃料集合体に対してほぼ平行に設けられた細長い架
台と、前記架台の一端に設置され、光軸を前記架台の他
端側に向けるように方向付けられた検査用の撮像装置
と、前記燃料集合体の長さに沿った複数の所定部分に対
応した前記架台の所定位置に該架台に対して斜めに傾け
て設けられた複数の光反射手段と、前記撮像装置に接続
され、該撮像装置により撮影された画像を表示するディ
スプレイとを備え、前記複数の光反射手段は、全光反射
手段が前記撮像装置の視野に入るように、該撮像装置の
前記光軸に関して互いに横方向に偏心して位置決めされ
ており、前記ディスプレイは、前記表示された画像に基
準線を有し、前記燃料集合体の前記所定部分の各々に予
め設定したマーク点の相対位置を前記ディスプレイの画
面から求めて、燃料集合体全体の曲りを測定するように
なっているので、１画面上の複数の画像から燃料集合体
の曲りを求めるため、従来のスキャン方式よりも検査時
間が短縮できる。また、この曲り検査装置は、従来のよ
うに撮像装置を昇降する必要がないので、昇降装置が不
要のため設備費が節約できることは勿論のこと、延いて
は可動部分がなく、故障の少ない曲り検出装置を提供す
ることができる また、請求項２に記載の本発明のように、実質的に４５
度の角度で前記架台に取り付けられた鏡により前記光反
射手段が構成されていれば、撮像装置は真下に指向する
ように方向付ければよく、光反射手段も含めて、正しい
方向に容易に指向させることができる。
本発明によれば、燃料集合体の曲り検査装置は、検査す
べき燃料集合体に対してほぼ平行に設けられた細長い架
台と、前記架台の一端に設置され、光軸を前記架台の他
端側に向けるように方向付けられた検査用の撮像装置
と、前記燃料集合体の長さに沿った複数の所定部分に対
応した前記架台の所定位置に該架台に対して斜めに傾け
て設けられた複数の光反射手段と、前記撮像装置に接続
され、該撮像装置により撮影された画像を表示するディ
スプレイとを備え、前記複数の光反射手段は、全光反射
手段が前記撮像装置の視野に入るように、該撮像装置の
前記光軸に関して互いに横方向に偏心して位置決めされ
ており、前記ディスプレイは、前記表示された画像に基
準線を有し、前記燃料集合体の前記所定部分の各々に予
め設定したマーク点の相対位置を前記ディスプレイの画
面から求めて、燃料集合体全体の曲りを測定するように
なっているので、１画面上の複数の画像から燃料集合体
の曲りを求めるため、従来のスキャン方式よりも検査時
間が短縮できる。また、この曲り検査装置は、従来のよ
うに撮像装置を昇降する必要がないので、昇降装置が不
要のため設備費が節約できることは勿論のこと、延いて
は可動部分がなく、故障の少ない曲り検出装置を提供す
ることができる また、請求項２に記載の本発明のように、実質的に４５
度の角度で前記架台に取り付けられた鏡により前記光反
射手段が構成されていれば、撮像装置は真下に指向する
ように方向付ければよく、光反射手段も含めて、正しい
方向に容易に指向させることができる。
【図１】 （ａ）は本発明による曲り検査装置の側面
図、（ｂ）は図１の（ａ）の１ｂ−１ｂ線に沿って見た
正面図で、鏡と燃料集合体のグリッドとの位置的関係を
明瞭にするため、燃料集合体も点線で示されている。
図、（ｂ）は図１の（ａ）の１ｂ−１ｂ線に沿って見た
正面図で、鏡と燃料集合体のグリッドとの位置的関係を
明瞭にするため、燃料集合体も点線で示されている。
【図２】 図１に示した曲り検査装置のテレビカメラに
より撮像された画像を表示するディスプレイの説明図で
ある。
より撮像された画像を表示するディスプレイの説明図で
ある。
【図３】 従来の曲り検査装置の、図１の（ａ）に相当
する側面図である。
する側面図である。
【図４】 図３に示したテレビカメラ及びエンコーダか
ら信号を受けるディスプレイの説明図である。
ら信号を受けるディスプレイの説明図である。
１…検査用のテレビカメラ（撮像装置）、２…架台、３
…最上部のグリッド（所定部分）、４…中間のグリッド
（所定部分）、５…最下部のグリッド（所定部分）、
６，７，８…鏡（光反射手段）、９…ディスプレイ、１
８…燃料集合体、Ａ，Ｂ，Ｃ…マーク点、Ｙ…基準線。
…最上部のグリッド（所定部分）、４…中間のグリッド
（所定部分）、５…最下部のグリッド（所定部分）、
６，７，８…鏡（光反射手段）、９…ディスプレイ、１
８…燃料集合体、Ａ，Ｂ，Ｃ…マーク点、Ｙ…基準線。
Claims (2)
- 【請求項１】 燃料集合体の曲りを検査するための装置
であって、 検査すべき燃料集合体に対してほぼ平行に設けられた細
長い架台と、 前記架台の一端に設置され、光軸を前記架台の他端側に
向けるように方向付けられた検査用の撮像装置と、 前記燃料集合体の長さに沿った複数の所定部分に対応し
た前記架台の所定位置に該架台に対して斜めに傾けて設
けられた複数の光反射手段と、 前記撮像装置に接続され、該撮像装置により撮影された
画像を表示するディスプレイとを備え、 前記複数の光反射手段は、全光反射手段が前記撮像装置
の視野に入るように、該撮像装置の前記光軸に関して互
いに横方向に偏心して位置決めされており、前記ディス
プレイは、前記表示された画像に基準線を有し、前記燃
料集合体の前記所定部分の各々に予め設定したマーク点
の相対位置を前記ディスプレイの画面から求めて、燃料
集合体全体の曲りを測定する、燃料集合体の曲り検査装
置。 - 【請求項２】 前記光反射手段は、実質的に４５度の角
度で前記架台に取り付けられた鏡である請求項１に記載
の曲り検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10228309A JP2000056067A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 燃料集合体の曲り検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10228309A JP2000056067A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 燃料集合体の曲り検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000056067A true JP2000056067A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16874431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10228309A Withdrawn JP2000056067A (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 燃料集合体の曲り検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000056067A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005265771A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd | 棒状体の曲がり測定方法及び測定装置 |
| JP2012132940A (ja) * | 2012-04-09 | 2012-07-12 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 燃料集合体の外観検査装置 |
| JP2015531867A (ja) * | 2012-08-20 | 2015-11-05 | アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＡｒｅｖａ ＧｍｂＨ | 沸騰水型原子炉の燃料要素のための燃料要素缶の撓みを測定する方法 |
-
1998
- 1998-08-12 JP JP10228309A patent/JP2000056067A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005265771A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd | 棒状体の曲がり測定方法及び測定装置 |
| JP4515125B2 (ja) * | 2004-03-22 | 2010-07-28 | 三菱原子燃料株式会社 | 燃料棒の曲がり測定方法及び測定装置 |
| JP2012132940A (ja) * | 2012-04-09 | 2012-07-12 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 燃料集合体の外観検査装置 |
| JP2015531867A (ja) * | 2012-08-20 | 2015-11-05 | アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングＡｒｅｖａ ＧｍｂＨ | 沸騰水型原子炉の燃料要素のための燃料要素缶の撓みを測定する方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |