JP2000054522A - 断熱材 - Google Patents
断熱材Info
- Publication number
- JP2000054522A JP2000054522A JP10222846A JP22284698A JP2000054522A JP 2000054522 A JP2000054522 A JP 2000054522A JP 10222846 A JP10222846 A JP 10222846A JP 22284698 A JP22284698 A JP 22284698A JP 2000054522 A JP2000054522 A JP 2000054522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- heat insulation
- foaming
- cell ratio
- insulation material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 独立気泡率が10〜50%である硬質ポ
リウレタンフォームからなる断熱材を提供する。 【効果】 本発明の断熱材は、良好な断熱性能を有し、
しかも軽量で寸法安定性もよく、コスト的に安価に形成
し得る。
リウレタンフォームからなる断熱材を提供する。 【効果】 本発明の断熱材は、良好な断熱性能を有し、
しかも軽量で寸法安定性もよく、コスト的に安価に形成
し得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に戸建て住宅等
の間柱などの間に吹付けることで形成される硬質ポリウ
レタンフォームからなる断熱材に関する。
の間柱などの間に吹付けることで形成される硬質ポリウ
レタンフォームからなる断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、戸建て住宅等の間柱などの間にスプレー発泡により
硬質ポリウレタンフォーム断熱材を形成することが行わ
れている。この従来の断熱材を形成する硬質ポリウレタ
ンフォームは、独立気泡率が80%以上のものであり、
また住宅の構造上50mm以上に厚吹きすることが行わ
れている。この断熱材は断熱性に優れているものである
が、ロス込み密度が高く、施工コストが高くなるという
問題がある。
り、戸建て住宅等の間柱などの間にスプレー発泡により
硬質ポリウレタンフォーム断熱材を形成することが行わ
れている。この従来の断熱材を形成する硬質ポリウレタ
ンフォームは、独立気泡率が80%以上のものであり、
また住宅の構造上50mm以上に厚吹きすることが行わ
れている。この断熱材は断熱性に優れているものである
が、ロス込み密度が高く、施工コストが高くなるという
問題がある。
【0003】また従来、グラスウール、ロックウールな
どを間柱の間に詰める方式もあるが、この方式はそれら
の材料が室内外の水蒸気を吸湿し、断熱性能の低下をき
たし、長期的にはズリ落ちが生じるなどの不都合があ
る。
どを間柱の間に詰める方式もあるが、この方式はそれら
の材料が室内外の水蒸気を吸湿し、断熱性能の低下をき
たし、長期的にはズリ落ちが生じるなどの不都合があ
る。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
良好な断熱性能を発揮し、コスト的に安価な硬質ポリウ
レタンフォームからなる断熱材を提供することを目的と
する。
良好な断熱性能を発揮し、コスト的に安価な硬質ポリウ
レタンフォームからなる断熱材を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を行った結果、硬質ポリウレタン
フォームをスプレー発泡することで断熱材を形成するに
際し、独立気泡率が10〜50%になるように発泡させ
ることにより、十分な断熱性を有している上、ロス込み
密度が低く、しかも低密度でも低独立気泡であるため、
吹付け後のフォームの収縮がなく、更に、従来のように
高独立気泡率にする必要がないので、コスト的に安価に
断熱材形成を行うことができることを知見し、本発明を
なすに至った。
達成するため鋭意検討を行った結果、硬質ポリウレタン
フォームをスプレー発泡することで断熱材を形成するに
際し、独立気泡率が10〜50%になるように発泡させ
ることにより、十分な断熱性を有している上、ロス込み
密度が低く、しかも低密度でも低独立気泡であるため、
吹付け後のフォームの収縮がなく、更に、従来のように
高独立気泡率にする必要がないので、コスト的に安価に
断熱材形成を行うことができることを知見し、本発明を
なすに至った。
【0006】従って、本発明は独立気泡率が10〜50
%である硬質ポリウレタンフォームからなる断熱材を提
供する。
%である硬質ポリウレタンフォームからなる断熱材を提
供する。
【0007】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明の断熱材は、特
に戸建て住宅等の間柱などの間にスプレー発泡によって
形成される断熱材として有効に使用されるもので、独立
気泡率が10〜50%(連通気泡率が90〜50%)で
ある硬質ポリウレタンフォームからなるものである。
に戸建て住宅等の間柱などの間にスプレー発泡によって
形成される断熱材として有効に使用されるもので、独立
気泡率が10〜50%(連通気泡率が90〜50%)で
ある硬質ポリウレタンフォームからなるものである。
【0008】この場合、50%を超える独立気泡率の硬
質ポリウレタンフォームでは、吹付け後、フォームが収
縮しやすいという問題があり、特に80%を超える独立
気泡率ではロス込み密度が高く、高コストになり、また
独立気泡率が10%未満では連通気泡率が高くなりす
ぎ、断熱性能がグラスウール並みになり、しかもスプレ
ー法が採用し難く、注入工法を採用する必要が生じる
が、注入工法はスプレー法に比べ工数を要する。
質ポリウレタンフォームでは、吹付け後、フォームが収
縮しやすいという問題があり、特に80%を超える独立
気泡率ではロス込み密度が高く、高コストになり、また
独立気泡率が10%未満では連通気泡率が高くなりす
ぎ、断熱性能がグラスウール並みになり、しかもスプレ
ー法が採用し難く、注入工法を採用する必要が生じる
が、注入工法はスプレー法に比べ工数を要する。
【0009】これに対し、独立気泡率を10〜50%、
好ましくは20〜40%、更に好ましくは30〜40%
にすることにより、戸建て住宅等の間柱などの間に形成
される断熱材として良好な断熱性能を有し(熱伝導率
0.022〜0.027kcal/m・h・℃、ロス込
み密度が低い(20〜30kg/m3)と共に、低密度
でも低独立気泡率であるため、吹付け後のフォームの収
縮がなく、しかも良好にスプレー発泡でき、厚吹きも可
能であり、施工も容易で、コストも安価なものである。
好ましくは20〜40%、更に好ましくは30〜40%
にすることにより、戸建て住宅等の間柱などの間に形成
される断熱材として良好な断熱性能を有し(熱伝導率
0.022〜0.027kcal/m・h・℃、ロス込
み密度が低い(20〜30kg/m3)と共に、低密度
でも低独立気泡率であるため、吹付け後のフォームの収
縮がなく、しかも良好にスプレー発泡でき、厚吹きも可
能であり、施工も容易で、コストも安価なものである。
【0010】この場合、本発明の断熱材の厚さは適宜選
定されるが、25〜100mm、特に30〜80mmと
することが断熱性、コスト等の点から好ましい。
定されるが、25〜100mm、特に30〜80mmと
することが断熱性、コスト等の点から好ましい。
【0011】本発明の断熱材を形成する方法としては、
通常のスプレー発泡法が採用し得、ポリオールを主成分
とするレジンプリミックス(A液)とイソシアネート液
(B液)を一般的なサーマルエアレススプレー発泡機で
スプレーする方法が採用し得る。この際、発泡時に低沸
点フロン(HFC−134a)等をA液に添加するフロ
ススプレー方式を採用することにより、ロス込み密度を
低下することができ、またA液とB液とを混合した原液
特性として、5℃ハンドミキシングでクリームタイム5
〜12秒、ライズタイム20〜40秒となるように組成
調整することにより、上記独立気泡率の硬質ポリウレタ
ンフォームをスプレー発泡により形成することができ
る。なお、原液組成としては、高独立気泡率を形成し得
るポリウレタン発泡材料と高連通気泡率を形成し得るポ
リウレタン発泡材料とを適宜割合でブレンドすることに
より調製し得る。
通常のスプレー発泡法が採用し得、ポリオールを主成分
とするレジンプリミックス(A液)とイソシアネート液
(B液)を一般的なサーマルエアレススプレー発泡機で
スプレーする方法が採用し得る。この際、発泡時に低沸
点フロン(HFC−134a)等をA液に添加するフロ
ススプレー方式を採用することにより、ロス込み密度を
低下することができ、またA液とB液とを混合した原液
特性として、5℃ハンドミキシングでクリームタイム5
〜12秒、ライズタイム20〜40秒となるように組成
調整することにより、上記独立気泡率の硬質ポリウレタ
ンフォームをスプレー発泡により形成することができ
る。なお、原液組成としては、高独立気泡率を形成し得
るポリウレタン発泡材料と高連通気泡率を形成し得るポ
リウレタン発泡材料とを適宜割合でブレンドすることに
より調製し得る。
【0012】本発明の断熱材は、戸建て住宅等の間柱な
どの間に形成する断熱材として好適に使用される。
どの間に形成する断熱材として好適に使用される。
【0013】〔施工例〕80mmの間隙を有する間柱の
間に、5℃ハンドミキシングでクリームタイム8秒、ラ
イズタイム30秒の発泡原液をサーマルエアレススプレ
ー発泡機によりスプレーし、発泡して、独立気泡率が3
5%の硬質ポリウレタンフォーム断熱材を70mmの厚
さに施工した。この断熱材のロス込み密度は26kg/
m3、熱伝導率は0.024kcal/m・h・℃であ
り、軽量で良好な断熱性能を有し、フォーム収縮はみら
れないものであった。
間に、5℃ハンドミキシングでクリームタイム8秒、ラ
イズタイム30秒の発泡原液をサーマルエアレススプレ
ー発泡機によりスプレーし、発泡して、独立気泡率が3
5%の硬質ポリウレタンフォーム断熱材を70mmの厚
さに施工した。この断熱材のロス込み密度は26kg/
m3、熱伝導率は0.024kcal/m・h・℃であ
り、軽量で良好な断熱性能を有し、フォーム収縮はみら
れないものであった。
【0014】
【発明の効果】本発明の断熱材は、良好な断熱性能を有
し、しかも軽量で寸法安定性もよく、コスト的に安価に
形成し得る。
し、しかも軽量で寸法安定性もよく、コスト的に安価に
形成し得る。
Claims (2)
- 【請求項1】 独立気泡率が10〜50%である硬質ポ
リウレタンフォームからなる断熱材。 - 【請求項2】 スプレー発泡により得られた請求項1記
載の断熱材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10222846A JP2000054522A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10222846A JP2000054522A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 断熱材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000054522A true JP2000054522A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16788829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10222846A Pending JP2000054522A (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 断熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000054522A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006057398A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Kurabo Ind Ltd | 断熱構造 |
CN102430507A (zh) * | 2011-08-08 | 2012-05-02 | 河北昊天管业股份有限公司 | 保温管聚氨酯保温层加工工艺 |
WO2012086954A3 (ko) * | 2010-12-24 | 2012-10-04 | (주)엘지하우시스 | 페놀수지 경화 발포체로 이루어진 진공단열재용 심재와 이를 이용한 진공단열재 및 그 제조 방법 |
JP2016011859A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 東洋ゴム工業株式会社 | 密閉型二次電池の変形検出センサ、密閉型二次電池、及び、密閉型二次電池の変形検出方法 |
JP2021079684A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 積水化学工業株式会社 | 積層構造体及び積層構造体の製造方法 |
-
1998
- 1998-08-06 JP JP10222846A patent/JP2000054522A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006057398A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Kurabo Ind Ltd | 断熱構造 |
WO2012086954A3 (ko) * | 2010-12-24 | 2012-10-04 | (주)엘지하우시스 | 페놀수지 경화 발포체로 이루어진 진공단열재용 심재와 이를 이용한 진공단열재 및 그 제조 방법 |
KR101263577B1 (ko) | 2010-12-24 | 2013-05-13 | (주)엘지하우시스 | 페놀수지 경화 발포체로 이루어진 진공단열재용 심재와 이를 이용한 진공단열재 및 그 제조 방법 |
CN102430507A (zh) * | 2011-08-08 | 2012-05-02 | 河北昊天管业股份有限公司 | 保温管聚氨酯保温层加工工艺 |
JP2016011859A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | 東洋ゴム工業株式会社 | 密閉型二次電池の変形検出センサ、密閉型二次電池、及び、密閉型二次電池の変形検出方法 |
JP2021079684A (ja) * | 2019-11-22 | 2021-05-27 | 積水化学工業株式会社 | 積層構造体及び積層構造体の製造方法 |
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