JP2000053549A - 歯牙エナメル質の再石灰化促進剤及び口腔用組成物並びに飲食物 - Google Patents

歯牙エナメル質の再石灰化促進剤及び口腔用組成物並びに飲食物

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JP2000053549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】口腔用組成物や飲食物に使用しても安全性にお
いて問題がなく、脱灰した歯牙エナメル質の再石灰化を
効果的に促進し、それにより齲蝕を積極的に抑制すると
ができる再石灰化促進剤の提供。 【解決手段】本発明歯牙エナメル質の再石灰化促進剤
は、海藻類及び/又はその抽出物を有効成分とするも
の、あるいはまた、海藻類及び/又はその抽出物と糖ア
ルコールを有効成分とするものであり、海藻類としては
フノリが、また、糖アルコールとしてはキシリトールが
好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯牙エナメル質の
再石灰化促進剤及びそれを含有する口腔用組成物並びに
飲食物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、齲蝕は、ストレプトコッカス・
ミュータンス(Streptococcus mutans)やストレプトコッ
カス・ソブリナス(Streptococcus sobrinus)等の口腔内
レンサ球菌(虫歯菌)が歯牙表面に付着し、これらの細
菌が持っているグルコシルトランスフェラーゼ酵素の働
きでグルカンを産生し、プラーク(歯垢)を形成するこ
とから始まる。そのプラーク中で、上記細菌が食物残渣
中の砂糖やデンプン等を代謝することにより生成される
酸が、歯牙エナメル質を脱灰し、いわゆる初期の齲蝕状
態とする。
【0003】唾液にはカルシウムとりん酸塩が存在し、
これらが、上記脱灰部分を修復すなわち再石灰化するこ
とによって、歯を元の状態に戻す作用をしている。つま
り、歯牙表面では、脱灰と再石灰化という相反する現象
が常に生起し、通常は所要のバランスを保っている。し
かし、そのバランスはプラークが増大すると脱灰の方に
傾き、齲蝕が進行する。
【0004】歯牙表面のエナメル質を構成する結晶は、
六方晶系のハイドロキシアパタイトCa10(PO
OHで、りん酸カルシウムから構成されている。初
期の齲蝕で認められる脱灰は歯牙エナメル質無機成分の
溶解であり、再石灰化は溶け残った既存のりん酸カルシ
ウム結晶の修復と再成長であるということができる。
【0005】従来、齲蝕予防のために、虫歯菌に対する
歯牙付着阻害剤、抗菌剤、あるいはまた、虫歯菌のグル
カン形成を抑制するグルコシルトランスフェラーゼ酵素
阻害剤等が開発されている。しかし、たとえば抗菌剤は
虫歯菌のみに抗菌作用を示す特異的な素材ではなく、安
全性に問題があり、グルコシルトランスフェラーゼ酵素
阻害剤は唾液による影響を受けやすいという問題があ
る。
【0006】また、歯牙の無機成分と類似の結晶構造を
有するハイドロキシアパタイトとフッ化物を配合し、歯
表層部に吸着したハイドロキシアパタイトを再石灰化す
る虫歯予防組成物が知られているが(特公平2−310
49号公報)、フッ化ナトリウム,モノフルオロリン酸
ナトリウムまたはフッ化第一スズ等のフッ化物を口腔用
組成物や飲食物に配合することは、安全性の点から問題
がある。
【0007】さらに、ハイドロキシアパタイトとキシリ
トールを組み合せ使用することによって、脱灰した歯牙
エナメル質を再石灰化することが知られているが(特開
平9−175963号公報)、工業的に製造されたハイ
ドロキシアパタイトは、化学的に安定な化合物で反応性
に乏しく、厳密には生体における歯牙を構成するハイド
ロキシアパタイトとはその結晶構造が異なるため、再石
灰化の効果が十分でない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記に鑑み、本発明
は、口腔用組成物や飲食物に使用しても安全性において
問題がなく、しかも、脱灰した歯牙エナメル質の再石灰
化を効果的に促進するとともに、それによって齲蝕を積
極的に抑制することができる再石灰化促進剤及びそれを
含有した口腔用組成物並びに飲食物の提供を目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究を
重ねた結果、海藻類及び/又はその抽出物が、上記目的
を達成するとの知見を得て本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明歯牙エナメル質の再石灰
化促進剤は、海藻類及び/又はその抽出物を有効成分と
するもの、あるいはまた、海藻類及び/又はその抽出物
と糖アルコールを有効成分とするものである。上記海藻
類としてはフノリが、また、糖アルコールとしてはキシ
リトールが顕著な効果を奏し好適である。
【0011】本発明口腔用組成物及び飲食物は、上記再
石灰化促進剤を含有してなるものである。
【0012】さらに詳しくいうと、本発明の海藻類とし
ては、紅藻類のウシケノリ目、チノリモ目、ベニミドロ
目、オオイシソウ目、ウミゾウメン目、テングサ目、カ
クレイト目、スギノリ目、ダルス目またはイギス目等か
ら、褐藻類のシオミドロ目、クロガシラ目、ムチモ目、
アミジグサ目、ナガマツモ目、ケヤリモ目、ウルシグサ
目、ハバモドキ目、ウイキョウモ目、コンブ目またはハ
バマタ目等から、緑藻類のヨツメモ目、ヒビミドロ目、
アオサ目、ミドリゲ目、カサノリ目またはミル目等から
適宜選択して使用することができるものであり、特に、
紅藻類のカクレイト目のフノリが顕著な効果を奏し好ま
しい。
【0013】このフノリは、カクレイト目(Cryptonemia
les)フノリ科(Endocladiaceae)フノリ属(Gloiopeltis)
に属するもので、北太平洋を中心とした地域に分布する
海藻であり、日本周辺では、フクロフノリ(G.furcata)
、マフノリ(G.tenax) 、ハナフノリ(G.complanata)等
が採取されている。フノリは昔から、味噌汁の具,刺し
身のつま,そばのつなぎ剤または海藻サラダ具材等とし
て食用に供されている。また、そのフノリは、「本草綱
目」に「鹿角菜」と称され、解熱作用があり、胆石等の
結石をとかす等と記載されているところであり、安全性
に問題はない。
【0014】上記した海藻類は、所要の乾燥処理をした
後、刻んだものあるいは粉末化したもの、一旦抽出物を
得て、それを粒状化または粉末化したもの等を、単独使
用することができるのはもちろん、それらを併用しても
よい。
【0015】海藻類の抽出物を得る方法については、特
に限定しないが、たとえば水もしくは有機溶剤、特に水
と相溶性のある有機溶剤を用いて抽出する。その抽出物
は、これをさらに有機溶剤、カラムクロマトグラフィー
等により分画し精製して使用に供することができる。
【0016】さらに、上記海藻類やその抽出物は、適当
な液体担体に溶解するか若しくは分散させ、あるいは、
適当な粉末担体と混合するか若しくはこれに吸着させ、
場合によっては、乳化剤,分散剤,懸濁剤,展着剤,浸
透剤,湿潤剤又は安定剤等を添加し、乳剤,水和剤,粉
剤又は錠剤等に製剤化して使用に供することも可能であ
る。
【0017】上記海藻類及び/又はその抽出物は、それ
だけを口腔用組成物あるいは飲食物に使用しても、歯牙
エナメル質の再石灰化を十分に促進させることができる
が、さらに糖アルコールを併用することにより、その再
石灰化を著しく促進させることができる。
【0018】その糖アルコールとしては、キシリトー
ル、ソルビトール、マンニトール、アラビトール、エリ
スリトール、ラクチトール、マルチトール又はパラチニ
ット等を挙げることができるが、特にキシリトールが好
適である。
【0019】キシリトールは、5つの炭素をもった糖ア
ルコールで、植物の特定成分や人間の代謝系の中に広く
認められている。また、キシリトールは、プラーク内p
Hを全く低下させない非酸産生の甘味料であり、キシリ
トールの習慣的な摂取は、虫歯菌であるストレプトコッ
カス・ミュータンス(Streptococcus mutans)やストレプ
トコッカス・ソブリナス(Streptococcus sobrinus)等の
口腔内レンサ球菌数を口腔内から減少させていることも
報告されている。
【0020】キシリトールは、唾液分泌量を増加させ、
また、カルシウムのキャリヤーとして働き、pHの低下
をきたさないことにより、所要の再石灰化促進作用があ
ることは、既に知られている。しかし、キシリトール
が、海藻類及び/又はその抽出物との併用により歯牙エ
ナメル質の再石灰化を著しく促進させることを見出した
のは、本発明者が最初である。
【0021】上記再石灰化促進剤、すなわち海藻類及び
/又はその抽出物あるいはさらに糖アルコールを含有す
る口腔用組成物としては、練り歯磨,粉歯磨又は液状歯
磨き等の歯磨類、洗口剤、歯肉マッサージクリーム、う
がい用錠剤又はトローチ等があげられる。また、飲食物
としては、チューインガム,キャンディ,錠菓,グミゼ
リー,チョコレート,ビスケット又はスナック等の菓
子、アイスクリーム,シャーベット又は氷菓等の冷菓、
飲料、パン、ホットケーキ、乳製品、ハム,ソーセージ
等の畜肉製品類、カマボコ,チクワ等の魚肉製品、惣菜
類、プリン、スープ又はジャム等が挙げられる。
【0022】口腔用組成物あるいは飲食物への海藻類及
び/又はその抽出物の添加量としては、0.01〜1
0.0重量%が好適である。また、海藻類及び/又はそ
の抽出物と併用するキシリトール等の糖アルコールの添
加量は、利用する口腔用組成物あるいは飲食物の種類や
形態等により一概に決めることは困難であるが、1〜9
5重量%が好ましい。
【0023】本発明において、海藻類及び/又はその抽
出物や糖アルコールを口腔用組成物あるいは飲食物に添
加せしめる方法としては、当該製品の製造過程のいかな
る時に添加し、また、残余の原料と混合してもよい。ま
た、海藻類及び/又はその抽出物と糖アルコールを併用
する場合には、これらを予め混合して、当該口腔用組成
物あるいは飲食物に添加してもよいし、別々に添加して
もよい。以下に本発明実施例と試験例について説明する
が、本発明の範囲がこれらによって限定されるものでは
ない。
【0024】
【発明の実施の形態】実施例1(フノリ抽出物) 50gのフクロフノリを水洗いし、1リットルの熱水で
2時間抽出した後、濾過し、不純物を取り除き、その精
製濾液を6リットルのメタノール中に入れて抽出物を沈
殿させ、遠心分離した後、乾燥、粉砕し、粉末フノリ抽
出物8gを得た。
【0025】実施例2(フノリ抽出物) 50gのフクロフノリを水洗いし、水1リットルに一昼
夜浸漬し、濾過し、不純物を取り除き、その濾液を濃縮
した後、凍結乾燥、粉砕し、粉末フノリ抽出物5gを得
た。
【0026】実施例3〜6 実施例1と同じ方法により、粉末テングサ抽出物3.5
g(実施例3)、粉末オゴノリ抽出物2g(実施例
4)、粉末ワカメ抽出物0.5g(実施例5)、粉末コ
ンブ抽出物7g(実施例6)を得た。
【0027】再石灰化促進効果試験1 歯科学報 Vol.89,No.9,1441〜145
5(1989).に記載されているヒト抜去歯を用いる
再石灰化促進効果確認試験による方法を参考に次のとお
り行った。ヒト抜去歯エナメル質ブロックの表面を、3
×4mmの窓を残して、全体をスティッキーワックスで
被覆し、これを、50℃に加温した0.01M酢酸・酢
酸ナトリウム緩衝液(pH4.0)に2日間浸漬し、脱
灰層を形成させた(図1参照)。その後、窓の半分をワ
ックスで被覆し試験用歯牙エナメル質ブロックを調製し
た。
【0028】再石灰化処理は、1mMCaCl、0.
6mMKHPO、100mMNaClを含み、50
mMKOH溶液で、pH7.3に調製した再石灰化溶液
を用いて次の〜の4種類の溶液を用意し、それを3
7℃とし、かつ、その各々に試験用歯牙エナメル質ブロ
ック各1個を2週間浸漬した。ただし、各溶液は2日置
きに新しい溶液に交換した。
【0029】 再石灰化溶液 キシリトールを20重量%含んだ再石灰化溶液 実施例1の粉末フノリ抽出物を0.05重量%含ん
だ再石灰化溶液 実施例1の粉末フノリ抽出物を0.05重量%、キ
シリトールを20重量%含んだ再石灰化溶液
【0030】再石灰化処理後、各試験用歯牙エナメル質
ブロックのワックスを除去、ポリエステル樹脂(Regolac
樹脂) で包埋し、100μmの研磨切片を作製し、コン
タクトマイクロラジオグラム(CMR)を撮影した。撮
影条件は10kV、3mA、照射時間30分間とし、基
準としてアルミ箔ステップウェッジと同時に撮影した。
現像は通法に準じ行った。
【0031】また、マイクロラジオグラフィー(MR)
による結果の再石灰化度を、視覚的に、次の5段階で評
価することとした。 再石灰化度0 エナメル質脱灰層に再石灰化が認められ
ない。 再石灰化度1 エナメル質脱灰表層で、かすかに再石灰
化が認められる。 再石灰化度2 エナメル質脱灰表層で、比較的強い再石
灰化が認められる。又はエナメル質脱灰表層及び深層で
再石灰化が認められる。 再石灰化度3 エナメル質脱灰表層から深層にかけて全
体的に再石灰化が認められる。 再石灰化度4 エナメル質脱灰表層から深層にかけて全
体的に強い再石灰化が認められる。
【0032】試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層を
形成させた直後のマイクロラジオグラフィー(MR)の
結果と、同ブロックを再石灰化処理後のマイクロラジオ
グラフィー(MR)の結果を図1〜5に示す。
【0033】図1は脱灰処理直後のMRで、再石灰化が
認められない(再石灰化度0)。図2はの再石灰化溶
液による処理後のMRで、脱灰面全体に、ゆるやかな再
石灰化が認められる(再石灰化度1)。図3はの再石
灰化溶液による処理後のMRで、エナメル質脱灰表層だ
けでなく、深層にも再石灰化が認められる(再石灰化度
2)。図4はの再石灰化溶液による処理後のMRで、
エナメル質脱灰表層に強い再石灰化が認められる(再石
灰化度2)。図5はの再石灰化溶液による処理後のM
Rで、エナメル質脱灰表層および深層の全体に強い再石
灰化が認められる(再石灰化度4)。
【0034】以上によれば、フノリ抽出物に再石灰化促
進効果があることが確認され、しかも、それにキシリト
ールを併用することにより、その再石灰化促進効果が顕
著に高まることが認めらる。
【0035】実施例7〜9(チューインガム) 実施例1の粉末フノリ抽出物と糖アルコールを使用し、
表1の配合による実施例7〜9及び比較例1のチューイ
ンガムを作製した。
【0036】
【表1】
【0037】再石灰化促進効果試験2 実施例7〜9及び比較例1のチューインガムの再石灰化
促進効果を、次の手法により評価した。チューインガム
の有効成分の抽出操作は、「食品および代用糖の齲蝕誘
発性を総合的に評価するための基礎的研究(課題番号0
4304045)平成5年度科学研究費補助金研究成果
報告書(研究代表者 山田 正);p86〜89」を参
考にして行った。
【0038】上記実施例7〜9及び比較例1の各チュー
インガムについて、それを細片化して10gを秤量す
る。その各々に、再石灰化促進効果試験1の場合と同じ
組成の再石灰化溶液(60℃)50mlを加え、ガラス
棒でよく擂り潰して含有成分を溶出し、それに、さらに
上記再石灰化溶液(60℃)50mlを加えて再び溶出
操作を行った後、遠心分離により細かいガムベースを取
り除くことにより、実施例7〜9及び比較例1の各チュ
ーインガムに対応する4種類のチューインガム抽出液を
得た。
【0039】この4種類のチューインガム抽出液の各々
に、試験用歯牙エナメル質ブロック3個ずつを37℃で
2週間浸漬した。この間、2日置きに新しい再石灰化溶
液に交換した。そして、各試験用歯牙エナメル質ブロッ
クのマイクロラジオグラフィー(MR)による結果を、
再石灰化促進効果試験1におけると同様に再石灰化度を
視覚的に5段階で評価し、上記実施例7〜9及び比較例
1による再石灰化度を、各3個の試験用歯牙エナメル質
ブロックの平均値として算出し、図6にグラフ化して示
した。
【0040】比較例1のチューインガム(フノリ抽出物
無添加)では再石灰化度1.67であるのに対し、実施
例7のチューインガム(フノリ抽出物を0.5%添加)
は再石灰化度2.67、実施例8のチューインガム(同
0.1%添加)は再石灰化度2.33、実施例9のチュ
ーインガム(同0.05%添加)は再石灰化度2.00
で、フノリ抽出物の濃度依存的に再石灰化促進効果を示
した。
【0041】実施例10〜12(錠菓) 実施例1の粉末フノリ抽出物と糖アルコールとしてキシ
リトールを使用し、表2の配合による実施例10〜12
及び比較例2の錠菓を作製した。
【0042】
【表2】
【0043】再石灰化促進効果試験3 実施例10〜12及び比較例2の錠菓の再石灰化促進効
果を、次の手法により評価した。錠菓の有効成分の抽出
操作は、「食品および代用糖の齲蝕誘発性を総合的に評
価するための基礎的研究(課題番号04304045)
平成5年度科学研究費補助金研究成果報告書(研究代表
者 山田 正);p86〜89」を参考にして行った。
【0044】上記実施例10〜12及び比較例2の各錠
菓について、それを細片化して10gを秤量する。その
各々に、再石灰化促進効果試験1の場合と同じ組成の再
石灰化溶液(60℃)100mlを加え溶解し、実施例
10〜12及び比較例2の各錠菓に対応する4種類の錠
菓抽出液を得た。
【0045】上記再石灰化促進効果試験2の場合と同じ
ように、この4種類の錠菓抽出液の各々に、試験用歯牙
エナメル質ブロック3個ずつを37℃で2週間浸漬し
た。この間、2日置きに新しい再石灰化溶液に交換し
た。そして、各試験用歯牙エナメル質ブロックのマイク
ロラジオグラフィー(MR)による結果を、再石灰化促
進効果試験1におけると同様に、再石灰化度を視覚的に
5段階で評価し、上記実施例10〜12及び比較例2に
よる再石灰化度を、各3個の試験用歯牙エナメル質ブロ
ックの平均値として算出し、図7にグラフ化して示し
た。
【0046】比較例2の錠菓(フノリ抽出物無添加)で
は再石灰化度1.67であるのに対して、実施例10の
錠菓(フノリ抽出物0.5%添加)は再石灰化度3.3
3、実施例11の錠菓(フノリ抽出物0.1%添加)は
再石灰化度2.67、実施例12の錠菓(フノリ抽出物
0.05%添加)は再石灰化度2.33で、フノリ抽出
物の濃度依存的に再石灰化促進効果を示した。
【0047】以下には実施例13〜30(数字は重量
%)の配合割合を示す。 実施例13(チューインガム) ガムべース 20.0 パラチノース 55.0 パラチニット 23.5 軟化剤 1.0 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.5
【0048】実施例14(チューインガム) ガムベース 20.0 ソルビトール 55.0 マルチトール 23.95 軟化剤 1.0 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.05
【0049】実施例15(チューインガム) ガムベース 20.0 キシリトール 55.2 パラチノース 23.7 軟化剤 1.0 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.1
【0050】実施例16(チューインガム) ガムベース 20.0 キシリトール 75.0 還元麦芽糖 3.7 軟化剤 1.0 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.3
【0051】実施例17(チューインガム) ガムベース 20.0 キシリトール 55.0 マルチトール 23.5 軟化剤 1.0 実施例3の粉末テングサ抽出物 0.5
【0052】実施例18(チューインガム) ガムベース 20.0 キシリトール 55.0 エリスリトール 23.8 軟化剤 1.0 実施例4の粉末オゴノリ抽出物 0.2
【0053】実施例19(キャンディ) キシリトール 48.0 還元麦芽糖水飴 36.0 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.5 香料 0.5 精製水 15.0
【0054】実施例20(キャンディ) パラチニット 48.2 還元麦芽糖水飴 36.22 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.08 香料 0.5 精製水 15.0
【0055】実施例21(錠菓) キシリトール 75.0 乳糖 20.0 グリセリン脂肪酸エステル 0.2 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.5 精製水 4.3
【0056】実施例22(錠菓) キシリトール 75.0 パラチニット 20.3 グリセリン脂肪酸エステル 0.3 実施例5の粉末ワカメ抽出物 0.1 精製水 4.3
【0057】実施例23(チョコレート) カカオマス 15.0 全脂粉乳 25.0 キシリトール 41.2 ココアバター 18.0 乳化剤 0.3 香料 0.2 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.3
【0058】実施例24(チョコレート) カカオマス 15.0 全脂粉乳 25.0 キシリトール 41.0 ココアバター 18.0 乳化剤 0.3 香料 0.2 実施例6の粉末コンブ抽出物 0.5
【0059】実施例25(アイスクリーム) クリーム(脂肪率45%) 25.0 牛乳(脂肪率3.7%) 35.0 脱脂粉乳(無糖) 24.3 キシリトール 10.2 コーンシロップ 4.7 安定剤 0.3 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.5
【0060】実施例26(飲料) 加糖ブドウ糖液糖 0.3 キシリトール 8.7 酸味料 1.2 香料 0.3 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.5 精製水 89.0
【0061】実施例27(歯磨) 水酸化アルミニウム 35.0 無水ケイ酸 15.0 キシリトール 10.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 香料 0.7 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.3 精製水 38.0
【0062】実施例28(洗口剤) キシリトール 20.0 グリセリン 10.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 香料 0.3 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.05 精製水 68.15
【0063】実施例29(洗口剤) キシリトール 7.4 グリセリン 10.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 香料 0.6 実施例2の粉末フノリ抽出物 0.5 精製水 80.0
【0064】実施例30(洗口剤) ソルビトール 7.6 グリセリン 10.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 香料 0.8 実施例1の粉末フノリ抽出物 0.1 精製水 80.0
【0065】
【発明の効果】本発明歯牙エナメル質の再石灰化促進剤
は、海藻類及び/又はその抽出物を有効成分とするも
の、あるいはまた、海藻類及び/又はその抽出物と糖ア
ルコールを有効成分とするものであって、口腔用組成物
や飲食物に使用しても安全性において問題がなく、しか
も、脱灰した歯牙エナメル質の再石灰化を効果的に促進
するとともに、それによって齲蝕を積極的に抑制すると
ができる。
【0066】特に、上記海藻類としてフノリを、糖アル
コールとしてキシリトールを併用した場合の効果は極め
て顕著である。すなわち、フノリによる表層からの強い
再石灰化とキシリトールによる深層からの再石灰化とが
相俟って、歯牙エナメル質の再石灰化促進効果が一層促
進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層を形成
させた直後のマイクロラジオグラフィー(MR)の結果
を示す図である。
【図2】試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層を形成
させた後、再石灰化溶液による処理後のMRの結果を示
す図である。
【図3】同じく試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層
を形成させた後、キシリトールを20重量%含んだ再石
灰化溶液による処理後のMRの結果を示す図である。
【図4】同じく試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層
を形成させた後、実施例1の粉末フノリ抽出物を0.0
5重量%含んだ再石灰化溶液による処理後のMRの結果
を示す図である。
【図5】同じく試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層
を形成させた後、実施例1の粉末フノリ抽出物を0.0
5重量%,キシリトールを20重量%含んだ再石灰化溶
液による処理後のMRの結果を示す図である。
【図6】同じく試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層
を形成させた後、再石灰化溶液で抽出した各チューイン
ガム抽出液による処理後のMRの結果を示すグラフであ
る。
【図7】同じく試験用歯牙エナメル質ブロックに脱灰層
を形成させた後、再石灰化溶液で抽出した各錠菓抽出液
による処理後のMRの結果を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月14日(1998.10.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 歯牙エナメル質の再石灰化促進剤
び口腔用組成物並びに飲食物
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯牙エナメル質の
再石灰化促進剤、その再石灰化促進剤を添加して、ある
いは、海藻類及び/又はその抽出物、糖アルコールを各
別に添加して製造した口腔用組成物及びに飲食物に関す
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明口腔用組成物及び飲食物は、上記再
石灰化促進剤を添加して、あるいは海藻類及び/又はそ
の抽出物、糖アルコールを各別に添加して製造してなる
ものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】上記海藻類及び/又はその抽出物は、それ
だけを口腔用組成物あるいは飲食物に使用しても、歯牙
エナメル質の再石灰化を十分に促進させることができる
が、さらに糖アルコールを併用することにより、その再
石灰化を著しく促進させることができるとの知見も得
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】この4種類のチューインガム抽出液の各々
に、試験用歯牙エナメル質ブロック3個ずつを37℃で
2週間浸漬した。この間、2日置きに新しいチューイン
ガム抽出液に交換した。そして、各試験用歯牙エナメル
質ブロックのマイクロラジオグラフィー(MR)による
結果を、再石灰化促進効果試験1におけると同様に再石
灰化度を視覚的に5段階で評価し、上記実施例7〜9及
び比較例1による再石灰化度を、各3個の試験用歯牙エ
ナメル質ブロックの平均値として算出し、図6にグラフ
化して示した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】上記再石灰化促進効果試験2の場合と同じ
ように、この4種類の錠菓抽出液の各々に、試験用歯牙
エナメル質ブロック3個ずつを37℃で2週間浸漬し
た。この間、2日置きに新しい錠菓抽出液に交換した。
そして、各試験用歯牙エナメル質ブロックのマイクロラ
ジオグラフィー(MR)による結果を、再石灰化促進効
果試験1におけると同様に、再石灰化度を視覚的に5段
階で評価し、上記実施例10〜12及び比較例2による
再石灰化度を、各3個の試験用歯牙エナメル質ブロック
の平均値として算出し、図7にグラフ化して示した。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 2/52 A23L 2/38 F 2/38 2/00 F Fターム(参考) 4B014 GB01 GB06 GB07 GB08 GB13 GB18 GG17 GK12 GL10 4B017 LC04 LG18 4C083 AA111 AA112 AB172 AB222 AC122 AC131 AC132 AC782 CC41 EE32 FF01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海藻類及び/又はその抽出物を有効成分と
    することを特徴とする歯牙エナメル質の再石灰化促進
    剤。
  2. 【請求項2】海藻類及び/又はその抽出物と糖アルコー
    ルを有効成分とすることを特徴とする歯牙エナメル質の
    再石灰化促進剤。
  3. 【請求項3】海藻類がフノリであることを特徴とする請
    求項1又は2記載の歯牙エナメル質の再石灰化促進剤。
  4. 【請求項4】糖アルコールがキシリトールであることを
    特徴とする請求項2又は3記載の歯牙エナメル質の再石
    灰化促進剤。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3又は4記載の歯牙エナメ
    ル質の再石化促進剤を含有することを特徴とする口腔用
    組成物。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3又は4記載の歯牙エナメ
    ル質の再石化促進剤を含有することを特徴とする飲食
    物。
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