JP2000053503A - フェニルアセチレン誘導体及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents

フェニルアセチレン誘導体及び農園芸用殺菌剤

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JP2000053503A
JP2000053503A JP11156173A JP15617399A JP2000053503A JP 2000053503 A JP2000053503 A JP 2000053503A JP 11156173 A JP11156173 A JP 11156173A JP 15617399 A JP15617399 A JP 15617399A JP 2000053503 A JP2000053503 A JP 2000053503A
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Japan
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compound
methyl
alkyl group
alkyl
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JP11156173A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Iketani
和弘 池谷
Shunichiro Fukumoto
俊一郎 福本
Masami Ozaki
正美 尾崎
Takahiro Kawashima
隆弘 川島
Harutomo Sekido
治知 関戸
Norimichi Muramatsu
憲通 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作物に悪影響を及ぼすことなく、植物病害、特
にキュウリべと病、リンゴ黒星病、コムギうどんこ病、
イネいもち病、キュウリ灰色かび病及びイネ紋枯病等に
対して高い防除効果を有する新規殺菌剤を提供する。 【解決手段】一般式[I] {式中、Xハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6
ルコキシ基、C2〜C6ハロアルキル基等を表し、nは0又
は1〜4の整数を表わし、R1はC1〜C6アルキル基を表わ
し、R2は水素原子、C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルキニ
ル基、C2〜C6アルキニル基、C1〜C6アルコキシ基等を表
し、Aは分岐してもよいC1〜C6アルキレン基を表し、Gは
酸素原子、硫黄原子又は−NR3−基[R3は水素原子、も
しくはC1〜C6アルキル基を表す。]を表し、Yは水素原
子、C1〜C10アルキル基[該基はハロゲン原子、水酸基
もしくはC1〜C6アルコキシ基で置換されてもよい。]、
C2〜C6アルケニル基等を表す}で示されるフェニルアセ
チレン誘導体及びこれらを有効成分とする農園芸用殺菌
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なフェニルア
セチレン誘導体及び該誘導体を有効成分とする農園芸用
殺菌剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から多くのカルバミン酸誘導体が報
告されているが、本発明化合物のフェニルアセチレン基
を有するカルバミン酸誘導体が優れた殺菌作用を有する
ことは知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
なフェニルアセチレン誘導体及びそれを有効成分とする
農園芸用殺菌剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは新規な農園
芸用殺菌剤を創出すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明
のフェニルアセチレン誘導体(以下、本発明化合物とい
う)が文献未記載の新規化合物であり、且つ農園芸用殺
菌剤として顕著な効果を示すことを見いだし、本発明を
完成するに至った。即ち、本発明は、一般式[I]
【0005】
【化2】
【0006】{式中、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキ
ル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基又は
C1〜C6ハロアルコキシ基を表し、nは0又は1から4の整数
を表し、R1はC1〜C6アルキル基を表し、R2は水素原子、
C1〜C6アルキル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキ
ニル基、C1〜C6アルコキシ基、C1〜C6アルコキシC1〜C6
アルキル基、C1〜C6アルキルカルボニル基又はC1〜C6
ルコキシカルボニル基を表し、Aは分岐していてもよいC
1〜C6アルキレン基を表し、Gは酸素原子、硫黄原子又は
−NR3−基[R3は水素原子もしくはC1〜C6アルキル基を表
す。]を表し、Yは水素原子、C1〜C10アルキル基[該基は
ハロゲン原子、水酸基、もしくはC1〜C6アルコキシ基で
置換されていてもよい。]、C2〜C10アルケニル基、C2
C10アルキニル基、C3〜C6シクロアルキル基[該基はハロ
ゲン原子、水酸基、もしくはC1〜C 6アルコキシ基で置換
されていてもよい。]、C3〜C6シクロアルケニル基、C3
〜C6シクロアルキル−C1〜C6アルキル基、アリール−C1
〜C6アルキル基[該基はハロゲン原子、C1〜C6アルキル
基、もしくはC1〜C6アルコキシ基で置換されていてもよ
い。]、C(O)R4、COOR5、SiR6R7R8−C1〜C6アルキル基又
又はSiR6R7R8基[R4〜R 8は同一又は相異なり、水素原子
もしくはC1〜C6アルキル基を表す]を表す}で示される
フェニルアセチレン誘導体、これらを有効成分として含
有する農園芸用殺菌剤及び殺菌有効量を使用する農園芸
用病害の防除方法である。
【0007】本明細書に記載された記号及び用語につい
て説明する。
【0008】ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、
臭素原子又はヨウ素原子である。
【0009】C1〜C10等の表記は、これに続く置換基の
炭素数が、この場合では1〜10であることを示してい
る。
【0010】C1〜C6アルキル基とは、直鎖又は分岐鎖状
のアルキル基を示し、例えばメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネ
オペンチル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,
1−ジメチルブチル等の基を挙げることができる。
【0011】C1〜C10アルキル基とは、例えば前記のア
ルキル基、ヘプチル、オクチル、1,1−ジエチルブチ
ル、ノニル、デシル等の基を挙げることができる。
【0012】C3〜C6シクロアルキル基とは、例えばシク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル等の基を挙げることができる。
【0013】C3〜C6シクロアルケニル基とは、例えば1
−シクロペンテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−
イル、1−シクロヘキセン−1−イル、2−シクロヘキセ
ン−1−イル等の基を挙げることができる。
【0014】C1〜C6ハロアルキル基とは、ハロゲン原子
によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を
示し、例えばフルオロメチル、クロロメチル、ジフルオ
ロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、ペン
タフルオロエチル等の基を挙げることができる。
【0015】C2〜C10アルケニル基とは、直鎖又は分岐
鎖状のアルケニル基を示し、例えばビニル、1−プロペ
ニル、2−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、
2−ブテニル、1−ヘキセニル、1−オクテニル等の基を
挙げることができる。
【0016】C2〜C10アルキニル基とは、直鎖又は分岐
鎖状のアルキニル基を示し、例えばエチニル、1−プロ
ピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3
−ブチニル、4−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−1
−ペンチニル等の基を挙げることができる。
【0017】C1〜C6アルコキシ基とは、アルキル部分が
前記の意味を有するアルキルオキシ基を示す。
【0018】C1〜C6ハロアルコキシ基とは、ハロアルキ
ル部分が前記の意味を有するハロアルキルオキシ基を示
す。
【0019】C1〜C6アルキルカルボニル基とはアルキル
部分が前記の意味を有するアルキルカルボニル基を示
す。
【0020】C1〜C6アルコキシカルボニル基とはアルコ
キシ部分が前記の意味を有するアルコキシカルボニル基
を示す。
【0021】分岐していてもよいC1〜C6アルキレン基と
は、例えば−CH2−、−CH(CH3)−、−C(CH3) 2−、−CH
2CH2−、−CH2CH2CH2−等の基を挙げることができる。
【0022】アリールC1〜C6アルキル基とは例えばベン
ジル等の基を示す。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、一般式[I]で示される本発
明化合物の具体例を表1〜表52に記載する。しかしなが
ら、本発明化合物はこれらの化合物に限定されるもので
はない。なお、化合物番号は以後の記載において参照さ
れる。
【0024】表中の記号はそれぞれ以下の意味を示す。
Meとはメチル基を示し、Etとはエチル基を示し、Prとは
n−プロピル基を示し、Pr−iとはイソプロピル基を示
し、Buとはn−ブチル基を示し、Bu−iとはイソブチル基
を示し、Bu−sとはsec−ブチル基を示し、Bu−tとはter
t−ブチル基を示し、C3H5−cとはシクロプロピル基を示
し、C5H9−cとはシクロペンチル基を示し、C6H11−cと
はシクロへキシル基を示し、Phとはフェニル基を示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】
【表7】
【0032】
【表8】
【0033】
【表9】
【0034】
【表10】
【0035】
【表11】
【0036】
【表12】
【0037】
【表13】
【0038】
【表14】
【0039】
【表15】
【0040】
【表16】
【0041】
【表17】
【0042】
【表18】
【0043】
【表19】
【0044】
【表20】
【0045】
【表21】
【0046】
【表22】
【0047】
【表23】
【0048】
【表24】
【0049】
【表25】
【0050】
【表26】
【0051】
【表27】
【0052】
【表28】
【0053】
【表29】
【0054】
【表30】
【0055】
【表31】
【0056】
【表32】
【0057】
【表33】
【0058】
【表34】
【0059】
【表35】
【0060】
【表36】
【0061】
【表37】
【0062】
【表38】
【0063】
【表39】
【0064】
【表40】
【0065】
【表41】
【0066】
【表42】
【0067】
【表43】
【0068】
【表44】
【0069】
【表45】
【0070】
【表46】
【0071】
【表47】
【0072】
【表48】
【0073】
【表49】
【0074】
【表50】
【0075】
【表51】
【0076】
【表52】 本発明化合物である一般式[I]で示されるフェニルアセ
チレン誘導体の代表的な製造方法を以下に例示するがこ
れらに限られるものではない。
【0077】製造方法1
【化3】
【0078】(式中、A、G、R1、R2、X、Y及びnはそれぞ
れ前記と同じ意味を表し、Lは臭素原子、ヨウ素原子、
またはOSO2CF3基を表し、L'はハロゲン原子を表し、Qは
C1〜C6アルキル基を表す。)
【0079】化合物[II]と化合物[III−a]とをPd錯体と
塩基の存在下、反応させる公知の方法(例えばテトラヘ
ドロン レタ−ズ(Tetrahedron Letters)、第50巻、4467
頁(1975年)、テトラヘドロン レタ−ズ(Tetrahedron Le
tters)、第34巻、6403頁(1993年)、テトラヘドロン レ
タ−ズ(Tetrahedron Letters)、第37巻、5527頁(1996
年)など)、化合物[II]と化合物[III−b]とをPd錯体存在
下、反応させる公知の方法(ザ ジャ−ナル オブ オ−ガ
ニック ケミストリ−(The Journal of Organic Chemist
ry)、第43巻、258頁(1978年)など)、又は化合物[II]と
化合物[III−c]とをPd錯体の存在下、反応させる公知の
方法(ザ ジャ−ナル オブ オ−ガニック ケミストリ−
(The Journal of Organic Chemistry)、第54巻、5856頁
(1989年)など)により本発明化合物[I]を製造することが
できる。
【0080】本反応で使用する原料化合物の使用量は、
化合物[II]に対して化合物[III−a]または化合物[III−
b]または化合物[III−c]が1.0〜10.0当量の範囲から適
宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.0当量である。
【0081】本製造法は場合によって溶媒を使用でき
る。溶媒としては、本反応の進行を阻害しないものであ
ればよく、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチル
エーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等の
エステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、クロロベンゼ
ン、ニトロベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、
アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリノン、ジメチルスルホキシド、水等を使
用することができ、これらの不活性溶媒は単独でもしく
は混合して使用することができる。
【0082】本製造法の化合物[III−a]を用いる反応で
使用する塩基としては例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム等の無機塩基類、プロピルアミン、ブチルアミン、
ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリエチルア
ミン、トリブチルアミン、ピロリジン、ピペリジン等の
有機アミン類を使用することができ、塩基の使用量は、
化合物[II]に対して1.0〜20.0当量の範囲から適宜選択
すればよく、好ましくは1.0〜3.0当量である。
【0083】本製造法で使用するパラジウム錯体として
はテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム、ジク
ロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、酢酸パ
ラジウム−トリフェニルホスフィン等を使用することが
でき、その使用量は化合物[II]に対して0.001〜0.1当量
の範囲から適宜選択すればよい。パラジウム錯体を用い
る場合、トリフェニルホスフィンやトリ−(o−トリル)
ホスフィン等の第3級ホスフィン類を共存させても良
く、その使用量は化合物[II]に対して0.001〜0.2当量の
範囲から適宜選択すればよい。
【0084】本製造方法では触媒を使用してもよく、使
用する触媒としてはヨウ化銅(I)などのハロゲン化銅、
テトラブチルアンモニウムブロミド、硫酸水素テトラブ
チルアンモニウム等のアンモニウム塩類等を使用するこ
とができ、その使用量は化合物[II]に対して0.001〜0.1
当量の範囲から適宜選択すればよい。
【0085】反応温度は、−70℃〜使用する不活性溶媒
の沸点域であり、好ましくは0℃〜使用する不活性溶媒
の沸点域がよい。反応時間は反応温度、反応量等により
一定しないが、一般的には1時間〜72時間の範囲から選
択すればよい。反応終了後、常法により反応系から目的
物を単離し、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、
再結晶等で精製する。
【0086】製造方法2
【化4】
【0087】(式中、A、G、R1、X、Y及びnはそれぞれ前
記と同じ意味を表し、WはC1〜C6アルキル基、C2〜C6
ルケニル基、C2〜C6アルキニル基、C1〜C6アルコキシ
基、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基、C1〜C6アルキ
ルカルボニル基又はC1〜C6アルコキシカルボニル基を表
し、Zはハロゲン原子、トシルオキシ基又はメシルオキ
シ基を表す。)
【0088】不活性溶媒中で本発明化合物[I−a]と化合
物[IV]とを塩基の存在下、反応させることにより本発明
化合物[I]を製造することができる。
【0089】本製造法で使用する原料化合物の使用量
は、本発明化合物[I−a]に対して化合物[IV]が1当量〜
過剰当量の範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.
0〜3.0当量である。
【0090】本製造法で使用できる不活性溶媒として
は、製造方法1に例示した溶媒を使用することができ
る。
【0091】本製造法で使用する塩基としては無機塩基
又は有機塩基を使用することができ、無機塩基としては
例えば炭酸ナトリウムもしくは炭酸カリウム等のアルカ
リ金属原子の炭酸塩、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ
金属原子の炭酸水素塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土
類金属原子の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属原子水酸化物、水酸化カルシウム等
のアルカリ土類金属原子の水酸化物、水素化リチウム、
水素化ナトリウム等のアルカリ金属原子の水素化物を使
用することができ、有機塩基としては、例えばトリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のアミン類、
ピリジン、ジメチルアミノピリジン等のピリジン類等を
使用することができ、これらの塩基は単独で若しくは混
合して使用することもでき、塩基の使用量は化合物[I−
a]に対して0.5〜3.0当量の範囲から適宜選択すれば良
く、好ましくは0.8〜2.0当量が良い。
【0092】反応温度は−70℃から使用する不活性溶媒
の沸点域であり、好ましくは−20℃〜使用する不活性溶
媒の沸点である。反応時間は反応温度、反応量等により
一定しないが、一般的には数分〜48時間の範囲から選択
すればよい。反応終了後、常法により反応系から目的物
を単離し、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再
結晶等で精製する。
【0093】製造方法3
【化5】
【0094】(式中、A、G、L'、R1、R2、X及びnはそれ
ぞれ前記と同じ意味を表し、Y'はC1〜C 10アルキル基、
またはC3〜C6シクロアルキル基を表す。)
【0095】本製造法は、一般式[I]においてYが水酸基
で置換されたアルキル基または水酸基で置換されたシク
ロアルキル基である本発明化合物[I−b]から、一般式
[I]においてYがハロアルキル基またはハロシクロアルキ
ル基である本発明化合物[I−c]を製造する方法である。
【0096】本発明化合物[I−b]を公知の方法(例えば
ザ ジャ−ナル オブ オ−ガニックケミストリ−(The Jo
urnal of Organic Chemistry)、第54巻、5856頁(1989
年)など)でハロゲン化することにより本発明化合物[I−
c]を製造することができる。ハロゲン化剤としては塩化
水素、塩化チオニル、三臭化リン等を使用することがで
きる。
【0097】本製造法で使用できる溶媒としては、本製
造法の進行を阻害しないものであればよく、例えば、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、ジ
クロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロ
ロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、クロロ
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類等を使用する
ことができ、これらの不活性溶媒は単独でもしくは混合
して使用することができる。
【0098】反応温度は−70℃〜使用する不活性溶媒の
沸点域であり、好ましくは−20℃〜使用する不活性溶媒
の沸点である。
【0099】反応終了後、常法により反応系から目的物
を単離し、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再
結晶等で精製する。
【0100】製造方法4
【化6】
【0101】{式中、A、G、R1、R2、X、Y'、L'及びnは
それぞれ前記と同じ意味を表し、R9はC1〜C6アルキル基
を表し、Mはカリウムやナトリウム等のアルカリ金属を
表す。}
【0102】本製造法は一般式[I]においてYがハロアル
キル基またはハロシクロアルキル基である本発明化合物
[I−c]から、一般式[I]においてYがアルコキシアルキル
基またはアルコキシシクロアルキル基である本発明化合
物[I−d]を製造する方法である。
【0103】本発明化合物[I−c]をアルカリ金属アルコ
ラート[XIV]と反応させることにより本発明化合物[I−
d]を製造することができる。
【0104】本製造法で使用できる溶媒としては、本製
造法の進行を阻害しないものであればよく、例えば、ア
セトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグ
ライム等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエ
ステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、クロロベンゼ
ン、ニトロベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、
アセトニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノー
ル、ブタノール等のアルコール類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル
−2−イミダゾリノン、ジメチルスルホキシド等を使用
することができ、これらの不活性溶媒は単独でもしくは
混合して使用することができる。
【0105】反応温度は−70℃〜使用する不活性溶媒の
沸点域であり、好ましくは−10〜使用する不活性溶媒の
沸点である。反応時間は反応温度、反応量等により一定
しないが、一般的には数分〜48時間の範囲から選択すれ
ばよい。反応終了後、常法により反応系から目的物を単
離し、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶
等で精製する。
【0106】本発明化合物[I]の中間体である化合物[I
I]は例えば次に示す公知の方法により製造できるが、こ
こに示した限りではない。
【0107】
【化7】
【0108】(式中A、L、X、R1、G及びnはそれぞれ前記
と同じ意味を表し、Z'はハロゲン原子を表す。)
【0109】化合物[V]と化合物[VI]とを塩基の存在
下、不活性溶媒中で反応させることにより化合物[II−
a]を製造することができる。
【0110】また、化合物[V]から公知の方法(例えば新
実験化学講座、第14巻、1490頁、丸善)により製造でき
る化合物[VII]と化合物[VIII]とを不活性溶媒中で反応
させることにより化合物[II−a]を製造することができ
る。
【0111】
【化8】
【0112】(式中L、X、R1、R2、G、Z'及びnはそれぞ
れ前記と同じ意味を表し、R'は水素原子又はC1〜C5アル
キル基、R''は水素原子又はC1〜C6アルキル基を表す。)
【0113】化合物[IX]をハロゲン化するか又は化合物
[XI]を還元した化合物[XII]をハロゲン化することによ
り得られた化合物[X]をシアン酸カリウムあるいはシア
ン酸ナトリウムと化合物[VIII]とを不活性溶媒中、反応
させることにより、化合物[II−b]を製造することがで
きる。
【0114】また、化合物[X]を塩基の存在下、不活性
溶媒中で化合物[XIII]と反応させることにより化合物[I
I−c]を製造することができる。
【0115】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明化合物の製造
法、製剤法並びに用途を具体的に説明する。
【0116】製造例1 N−[2−フルオロ−5−(3−ヒドロキシ−1−ブチニル)ベ
ンジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−64)の製造 N−(5−ブロモ−2−フルオロベンジル)カルバミン酸メ
チル1.60g、1−ブチン−3−オール1.40g、ジクロロビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.20g、ヨウ化銅
(I)0.10g、トリエチルアミン10mlの混合物をオートクレ
ーブ中、100℃で48時間撹拌した。反応液を飽和食塩水
中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、水洗、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、N−[2
−フルオロ−5−(3−ヒドロキシ−1−ブチニル)ベンジ
ル]カルバミン酸メチル0.63gを褐色粘稠液体として得
た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.54(d,3H)、3.70(s,3
h)、4.38(d,2H)、4.72−4.75(m,1H)、5.11(br,1H)、6.9
8(dd,1H)、7.30−7.44(m,2H)
【0117】製造例2 N−[2−フルオロ−5−(トリメチルシリルエチニル)ベン
ジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−105)の製造 N−(5−ブロモ−2−フルオロベンジル)カルバミン酸メ
チル8.00g、トリメチルシリルアセチレン4.50g、ジクロ
ロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.96g、ヨ
ウ化銅(I)0.47g、トリエチルアミン30mlの混合物をオー
トクレーブ中、90℃で48時間撹拌した。この反応液を飽
和食塩水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、N−
[2−フルオロ−5−(トリメチルシリルエチニル)ベンジ
ル]カルバミン酸メチル7.09gを褐色粘稠液体として得
た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))0.24(s,9H)、3.70(s,3
H)、4.38(d,2H)、5.08(br,1H)、6.97(dd,1H)、7.34−7.
48(m,2H)
【0118】製造例3 N−[5−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)−2−フルオロベ
ンジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−43)の製造 N−(5−ブロモ−2−フルオロベンジル)カルバミン酸メ
チル1.00g、3,3−ジメチル−1−ブチン0.75g、ジクロロ
ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.06g、ヨウ
化銅(I)0.02g、トリエチルアミン1.29g、N,N−ジメチル
ホルムアミド2.7mlの混合物を窒素雰囲気下、室温で48
時間撹拌した。この反応液を、飽和食塩水中に注ぎ、酢
酸エチルで抽出して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーによって精製し、N−[5−(3,3−ジメチル−
1−ブチニル)−2−フルオロベンジル]カルバミン酸メチ
ル0.40gを褐色結晶として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.30(s,9H)、3.70(s,3
H)、4.37(d,2H)、5.08(br,1H)、6.94(dd,1H)、7.24−7.
39(m,2H)
【0119】 製造例4N−[5−(3−クロロ−1−ブチニル)−2−フルオ
ロベンジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−77)の製
造 N−[2−フルオロ−5−(3−ヒドロキシ−1−ブチニル)ベ
ンジル]カルバミン酸メチル0.53gをトルエン10mlに溶解
した。この溶液を塩化カルシウム0.11g、ヨウ化銅(I)0.
08g、銅0.01g、濃塩酸10mlの混合物に0℃で添加した。0
℃で5時間撹拌し、反応液を飽和食塩水中に注ぎ、酢酸
エチルで抽出して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーによって精製し、N−[5−(3−クロロ−1−ブチ
ニル)−2−フルオロベンジル]カルバミン酸メチル0.25g
を白色結晶として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.83(d,3H)、3.70(s,3
H)、4.38(d,2H)、4.86(q,1H),5.13(br,1H)、6.88(dd,1
H)、7.35−7.47(m,2H)
【0120】製造例5 N−[2−クロロ−5−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)ベン
ジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−121)の製造 窒素雰囲気下、N−(5−ブロモ−2−クロロベンジル)カ
ルバミン酸メチル1.00g、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム0.20g、ヨウ化銅(I)0.07g、ピペリジ
ン10mlをトルエン40mlに加えた。この混合溶液に3,3−
ジメチル−1−ブチン0.60gを90℃で添加し、90℃で1時
間撹拌した。反応液を飽和食塩水中に注ぎ、酢酸エチル
で抽出して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーによって精製し、N−[2−クロロ−5−(3,3−ジメチル
−1−ブチニル)ベンジル]カルバミン酸メチルを無色結
晶として0.80g得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.30(s,9H)、3.70(s,3
H)、4.41(d,2H)、5.10(br,1H)、7.23−7.41(m,3H)
【0121】製造例6 N−[5−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)−2−フルオロベ
ンジル]−N−メトキシメチルカルバミン酸メチル(化合
物番号1−694)の製造 N−[5−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)−2−フルオロベ
ンジル]カルバミン酸メチル0.20gをN,N−ジメチルホル
ムアミド(5ml)に溶解した。この溶液に室温で水素化ナ
トリウム(60wt%)0.10gを添加し、30分間撹拌した後、
ブロモメチルメチルエーテル0.14gを室温で添加し、3時
間撹拌した。反応液を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
って精製しN−[5−(3,3−ジメチル−1−ブチニル)−2−
フルオロベンジル]−N−メトキシメチルカルバミン酸メ
チル0.13gを無色粘稠液体として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.31(s,9H)、3.32(d,3
H)、3.77(s,3H)、4.56(d,2H)、4.73(d,2H)、6.94(dd,1
H)、7.24−7.36(m,2H)
【0122】製造例7 N−[2−クロロ−5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブ
チニル)ベンジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−14
7)の製造 N−(5−ブロモ−2−クロロベンジル)カルバミン酸メチ
ル3.50g、2−メチル−3−ブチン−2−オール2.11g、ジ
クロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム0.79
g、ヨウ化銅(I)0.38g、トリエチルアミン40mlの混合物
をオートクレーブ中、90℃で30時間撹拌した。この反応
液を飽和食塩水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製
し、N−[2−クロロ−5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1
−ブチニル)ベンジル]カルバミン酸メチル3.03gを褐色
粘稠液体として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.61(s,6H)、2.08(s,1
H)、3.70(s,3H)、4.42(d,2H)、5.18(br,1H)、7.26−7.4
9(m,3H)
【0123】製造例8 N−[2−クロロ−5−(3−クロロ−3−メチル−1−ブチニ
ル)ベンジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−160)の
製造 N−[2−クロロ−5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブ
チニル)ベンジル]カルバミン酸メチル0.50gをトルエン1
0mlに溶解した。この溶液を塩化カルシウム0.15g、ヨウ
化銅(I)0.11g、銅0.01g、濃塩酸10mlの混合物へ0℃で添
加し、0℃で5時間撹拌した。この反応液を水中に注ぎ、
酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーによって精製し、N−[2−クロロ−5−(3
−クロロ−3−メチル−1−ブチニル)ベンジル]カルバミ
ン酸メチル0.54gを褐色粘稠液体として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.94(s,6H)、3.71(s,3
H)、4.42(d,2H)、5.18(br,1H)、7.26−7.48(m,3H)
【0124】製造例9 N−[2−クロロ−5−(3−メトキシ−3−メチル−1−ブチ
ニル)ベンジル]カルバミン酸メチル(化合物番号1−174)
の製造 N−[2−クロロ−5−(3−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブ
チニル)ベンジル]カルバミン酸メチル0.60gをトルエン1
0mlに溶解した。この溶液を塩化カルシウム0.12g、ヨウ
化銅(I)0.08g、銅0.01g、濃塩酸10mlの混合物へ0℃で添
加し、0℃で5時間撹拌した。この反応液を水中に注ぎ、
酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下留去し、得られた粗生成物を10mlのメ
タノールに溶解した。この溶液に、ナトリウムメチラー
ト(28wt%メタノール溶液)0.50gを室温で加え、室温で2
4時間撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチル
で抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減
圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーによって精製し、N−[2−クロロ−5−(3−メトキシ−
3−メチル−1−ブチニル)ベンジル]カルバミン酸メチル
0.52gを褐色粘稠液体として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.54(s,6H)、3.42(s,3
H)、3.71(s,3H)、4.43(d,2H)、5.17(br,1H)、7.26−7.4
6(m,3H)
【0125】次に、本発明化合物の例のうちいくつかの
1H−NMR(CDCl3/TMS,δ(ppm))データを表53〜表56に示
す。
【0126】
【表53】
【0127】
【表54】
【0128】
【表55】
【0129】
【表56】 次に本発明化合物合成中間体の製造例を参考例として示
す。
【0130】参考例1 N−(3−ブロモベンジル)カルバミン酸メチルの製造(化
合物II−a) 3−ブロモベンジルアミン塩酸塩10.0gのクロロホルム(1
00ml)懸濁液に室温でトリエチルアミン9.55gを加えた。
この溶液に氷冷下、クロロギ酸メチル4.67gを滴下し、
室温で2時間撹拌した。反応液を飽和食塩水中に注ぎ、
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧
下、留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーによって精製し、N−(3−ブロモベンジル)カルバミ
ン酸メチル9.54gを白色結晶として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))3.69(s,3H)、4.33(d,2
H)、5.17(br,1H)、7.16−7.42(m,4H)
【0131】参考例2 5−ブロモ−2−クロロベンジルアルコールの製造(化合
物XII) 5−ブロモ−2−クロロ安息香酸メチル25.0gをジクロロ
メタン130mlに溶解した。この溶液に窒素雰囲気下、0.9
6M DIBAL (水素化ジイソブチルアルミニウム)ヘキサン
溶液230mlを−40℃で添加し、室温で4時間撹拌した。こ
の反応液に10%塩酸を冷却しながら注意深く加え、酢酸
エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下留去し、得られた粗結晶をヘキサンで洗浄
し、5−ブロモ−2−クロロベンジルアルコール20.8gを
白色結晶として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))2.18(t,1H)、4.74(d,2
H)、7.19−7.65(m,3H)
【0132】参考例3 5−ブロモ−2−クロロベンジルブロミドの製造(化合物
X) 5−ブロモ−2−クロロベンジルアルコール20.0gをエチ
レングリコールジメチルエーテル100mlに溶解した。こ
の溶液に三臭化リン9.4gを−20℃で添加し、室温で1時
間撹拌した。反応液に水を加えトルエンで抽出し、炭酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄し、有機層を無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、5−ブロモ
−2−クロロベンジルブロミド24.9gの粗生成物を白色結
晶として得た。
【0133】参考例4 N−(5−ブロモ−2−クロロベンジル)カルバミン酸メチ
ルの製造(化合物II−b) 参考例3で得られた5−ブロモ−2−クロロベンジルブロ
ミド24.9gの粗生成物、シアン酸カリウム12.2g,メタノ
ール18.0g、N,N−ジメチルホルムアミド100mlの混合物
を100℃で2時間撹拌した。この反応混合物に水を加え、
酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた粗結晶をイソ
プロパノールで洗浄し、N−(5−ブロモ−2−クロロベン
ジル)カルバミン酸メチル19.0gを白色結晶として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))3.71(s,3H)、4.41(d,2
H)、5.23(br,1H)、7.23−7.52(m,3H)
【0134】参考例5 N−(5−ブロモ−2−クロロベンジル)カルバミン酸メチ
ルの製造(化合物II−b) 5−ブロモ−2−クロロトルエン10.0g、N−ブロモこはく
酸イミド8.7g、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル0.3
g,四塩化炭素60mlの混合物を3時間加熱環流し、室温冷
却後、濾過し濃縮した。得られた粗生成物と、シアン酸
カリウム5.9g,メタノール10ml、N,N−ジメチルホルムア
ミド50mlの混合物を100℃で2時間撹拌した。この反応混
合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得ら
れた粗結晶をイソプロパノールで洗浄し、N−(5−ブロ
モ−2−クロロベンジル)カルバミン酸メチル6.8gを白色
結晶として得た。
【0135】参考例6 N−[1−(3−ブロモフェニル)エチル]カルバミン酸メチ
ルの製造(化合物II−a) 3−ブロモ−α−メチルベンジルアミン23.8gのトルエン
(120ml)溶液に室温でピリジン14.1gを加えた。この溶液
に氷冷下、クロロギ酸メチル18.6gを滴下し、室温で2時
間撹拌した。反応液をクエン酸水溶液中に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出し、有機層をクエン酸水溶液で洗浄してか
ら、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下、留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
よって精製し、N−[1−(3−ブロモフェニル)エチル]カ
ルバミン酸メチル10.5gを無色透明粘稠液体として得
た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))1.46(d,3H)、3.65(s,3
H)、4.78(br,1H)、5.14(br,1H)、7.16−7.42(m,4H)
【0136】参考例7 N−メトキシ−N−(3−ブロモベンジル)カルバミン酸メ
チルの製造(化合物II−c) N−メトキシカルバミン酸メチル2.52gのN,N−ジメチル
ホルムアミド(30ml)溶液に室温下で60%水素化ナトリウ
ム1.15gを添加し、30分間撹拌した。この溶液に室温で3
−ブロモベンジルブロミド1.00gを滴下し、3時間撹拌し
た。反応終了後、反応液を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽
出して有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーによって精製し、N−メトキシ−
N−(3−ブロモベンジル)カルバミン酸メチル4.99gを透
明粘稠液体として得た。1 H−NMR:(CDCl3/TMS,δ(ppm))3.62(s,3H)、3.81(s,3
H)、4.61(s,2H)、7.0−7.6(m,4H)
【0137】本発明の農園芸用殺菌剤は一般式〔I〕で
示されるフェニルアセチレン誘導体を有効成分として含
有してなる。本発明化合物を農園芸用殺菌剤として使用
する場合には、その目的に応じて有効成分を適当な剤型
で用いることができる。通常は有効成分を不活性な液体
または固体の担体で希釈し、必要に応じて界面活性剤、
その他をこれに加え、粉剤、水和剤、乳剤、粒剤等の製
剤形態で使用できる。
【0138】好適な担体としては、例えばタルク、ベン
トナイト、クレー、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボ
ン、バーミキュライト、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の
固体担体、イソプロピルアルコール、キシレン、シクロ
ヘキサノン、メチルナフタレン等の液体担体等があげら
れる。界面活性剤及び分散剤としては、例えばジナフチ
ルメタンスルホン酸塩、アルコール硫酸エステル塩、ア
ルキルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノアルキレート等があげられる。補助剤と
してはカルボキシメチルセルロース等があげられる。こ
れらの製剤を適宜な濃度に希釈して散布するか、または
直接施用する。
【0139】本発明の農園芸用殺菌剤は茎葉散布、土壌
施用または水面施用等により使用することができる。有
効成分の配合割合は必要に応じ適宜選ばれるが、粉剤及
び粒剤とする場合は0.1〜20%(重量)、また乳剤
及び水和剤とする場合は5〜80%(重量)が適当であ
る。
【0140】本発明の農園芸用殺菌剤の施用量は、使用
される化合物の種類、対象病害、発生傾向、被害の程
度、環境条件、使用する剤型などによって変動する。例
えば粉剤及び粒剤のようにそのまま使用する場合には、
有効成分で10アール当り0.1g〜5kg、好ましく
は1g〜1kgの範囲から適宜選ぶのがよい。また、乳
剤及び水和剤のように液状で使用する場合には、0.1
ppm〜10,000ppm、好ましくは10〜3,0
00ppmの範囲から適宜選ぶのがよい。
【0141】本発明による化合物は上記の施用形態によ
り、藻菌類(Oomycetes)、子嚢菌類(Asc
omycetes)、不完全菌類(Deuteromy
cetes)、及び担子菌類(Basidiomyce
tes)に属する菌に起因する植物の病害を防除でき
る。次に具体的な菌名を非限定例としてあげる。シュウ
ドペロノスポラ(Pseudoperonospor
a)属、例えばキュウリべと病菌(Pseudoper
onospora cubensis)、エリシフェ
(Erysiphe)属、例えばコムギうどんこ病菌
(Erysiphe graminis)、ベンチュリ
ア(Venturia)属、例えばリンゴ黒星病菌(V
enturia inaequalis)、ピリキュラ
リア(Pyricularia)属、例えばイネいもち
病菌(Pyricularia oryzae)、ボト
リチス(Botrytis)属、例えばキュウリ灰色か
び病菌(Botrytis cinerea)、リゾク
トニア(Rhizoctonia)属、例えばイネ紋枯
病菌(Rhizoctonia solani)。
【0142】さらに、本発明の化合物は必要に応じて殺
虫剤、他の殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料等と
混合してもよい。次に本発明の農園芸用殺菌剤の代表的
な製剤例をあげて製剤方法を具体的に説明する。以下の
説明において「%」は重量百分率を示す。
【0143】製剤例1 粉剤 化合物(1−115)2%、珪藻土5%及びクレ−93
%を均一に混合粉砕して粉剤とした。
【0144】製剤例2 水和剤 化合物(1−105)50%、珪藻土45%、ジナフチ
ルメタンジスルホン酸ナトリウム2%及びリグニンスル
ホン酸ナトリウム3%を均一に混合粉砕して水和剤とし
た。
【0145】製剤例3 乳剤 化合物(1−184)30%、シクロヘキサノン20
%、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル11
%、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム4%及びメ
チルナフタリン35%を均一に溶解して乳剤とした。
【0146】製剤例4 粒剤 化合物(1−132)5%、ラウリルアルコール硫酸エ
ステルのナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリ
ウム5%、カルボキシメチルセルロース2%及びクレー
86%を均一に混合粉砕する。この混合物に水20%を
加えて練合し、押出式造粒機を用いて14〜32メッシ
ュの粒状に加工したのち、乾燥して粒剤とした。
【0147】次に本発明の農園芸用殺菌剤の奏する効果
を試験例をあげて具体的に説明する。
【0148】試験例1 キュウリべと病予防効果試験 9cm×9cmの塩ビ製鉢各々にキュウリ種子(品種:
相模半白)を9粒づつ播種し、温室内で7日間育成させ
た。子葉が展開したキュウリ幼苗に製剤例2に準じて調
製した水和剤を有効成分で500ppmになるように水
で希釈し、1鉢当たり10mlを散布した。風乾後、キ
ュウリべと病菌(Pseudoperonospora
cubensis)の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種し、
直ちに22℃の湿室内に24時間入れた。その後温室内
に移し、接種7日後に鉢全体の発病面積を調査し、表5
7の基準により評価した。結果を表58に示した。
【0149】
【表57】
【0150】
【表58】
【0151】試験例2 リンゴ黒星病予防効果試験 9cm×9cmの塩ビ製鉢にリンゴ種子(品種:紅玉)
を5粒づつ播種し、温室内で20日間育成させた。本葉
が4枚展開した実生苗に、製剤例2に準じて調製した水
和剤を有効成分濃度が500ppmになるように水で希
釈し、1鉢当たり20ml散布した。風乾後、リンゴ黒
星病菌(Venturia inaequalis)の
胞子懸濁液を噴霧接種し、直ちに22℃の湿室内に48
時間入れた。その後、リンゴ苗を温室内に移し発病さ
せ、接種14日後に接種時の上位2葉の発病面積を調査
し、表57の基準により評価した。結果を表59に示し
た。
【0152】
【表59】
【0153】試験例3 コムギうどんこ病予防効果試験 9cm×9cmの塩ビ製鉢に小麦種子(品種:農林61
号)を9粒づつ播種し、温室内で8日間育成させ、製剤
例2に準じて調製した水和剤を有効成分濃度が500p
pmになるように水で希釈し、1鉢当たり10ml散布
した。風乾後、コムギうどんこ病菌(Erysiphe
graminis)の胞子を接種し、温室で管理し
た。接種10日後に鉢全体の第1葉の発病面積を調査
し、表57の基準により評価した。結果を表60に示し
た。
【0154】
【表60】
【0155】試験例4 イネいもち病予防効果試験 直径7cmの素焼鉢に水稲種子(品種:愛知旭)を15
粒ずつ播種し、温室内で2〜3週間育成した。第4葉が
完全に展開したイネ苗に製剤例2に準じて調製した水和
剤を有効成分濃度が500ppmになるように水で希釈
し、1鉢当り10ml散布した。風乾後、イネいもち病
菌(Pyricularia oryzae)の分生胞
子懸濁液を噴霧接種し、直ちに25℃の湿室内に24時
間入れた。その後温室内に移し、接種5日後に第4葉の
病斑数を調査した。数1により防除価を求め、表61の
基準により評価した。結果を表62に示した。
【0156】
【数1】
【0157】
【表61】
【0158】
【表62】
【0159】試験例5 キュウリ灰色かび病予防効果試
験 9cm×9cmの塩ビ製鉢各々にキュウリ種子(品種:
相模半白)を9粒づつ播種し、温室内で7日間育成させ
た。子葉が展開したキュウリ幼苗に製剤例2に準じて調
製した水和剤を有効成分で500ppmになるよう水で
希釈し、1鉢当たり10mlを散布した。風乾後、キュ
ウリ灰色かび病菌(Botrytiscinerea)
の菌糸磨砕液を噴霧接種し、直ちに22℃湿室内に入れ
た。接種3日後に鉢全体の発病面積を調査し、表57の
基準により評価した。結果を表63に示した。
【0160】
【表63】
【0161】試験例6 イネ紋枯病予防効果試験 直径7cmの素焼鉢に水稲種子(品種:金南風)を15
粒ずつ播種し、温室内で4〜5週間育成した。第5葉が
展開したイネ苗に製剤例2に準じて調製した水和剤を有
効成分濃度が500ppmになるように水で希釈し、1
鉢当り10ml散布した。風乾後、籾がらフスマ培地で
培養したイネ紋枯病菌(Rhizoctonia so
lani)を株元に接種し、直ちに28℃の湿室内に入
れた。接種6日後にイネ葉鞘部分に形成された病斑の高
さを測定し、数2に従い防除価を算出し、表61の基準
により評価した。結果を表64に示した。
【0162】
【数2】
【0163】
【表64】
【0164】
【発明の効果】本発明の農園芸用殺菌剤はキュウリべと
病、リンゴ黒星病、コムギうどんこ病、イネいもち病、
キュウリ灰色かび病及びイネ紋枯病等に対して高い防除
効果を有し、しかも、作物に薬害を生ずることなく、残
効性、耐雨性に優れるという特徴をも併せ持っているた
め、農園芸用殺菌剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 271/14 C07C 271/14 271/16 271/16 C07F 7/10 C07F 7/10 L M 7/12 7/12 T (72)発明者 尾崎 正美 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 川島 隆弘 静岡県小笠郡菊川町加茂1809 (72)発明者 関戸 治知 静岡県小笠郡菊川町加茂1809 (72)発明者 村松 憲通 静岡県掛川市葛ヶ丘3丁目15番地の11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 {式中、Xはハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6
    アルコキシ基、C1〜C6ハロアルキル基又はC1〜C6ハロア
    ルコキシ基を表し、nは0又は1から4の整数を表し、R1
    C1〜C6アルキル基を表し、R2は水素原子、C1〜C6アルキ
    ル基、C2〜C6アルケニル基、C2〜C6アルキニル基、C1
    C6アルコキシ基、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基、
    C1〜C6アルキルカルボニル基又はC1〜C6アルコキシカル
    ボニル基を表し、Aは分岐していてもよいC1〜C6アルキ
    レン基を表し、Gは酸素原子、硫黄原子又は−NR3−基[R
    3は水素原子もしくはC1〜C6アルキル基を表す。]を表
    し、Yは水素原子、C1〜C10アルキル基[該基はハロゲン
    原子、水酸基、もしくはC1〜C6アルコキシ基で置換され
    ていてもよい。]、C2〜C10アルケニル基、C2〜C10アル
    キニル基、C3〜C6シクロアルキル基[該基はハロゲン原
    子、水酸基、もしくはC1〜C6アルコキシ基で置換されて
    いてもよい。]、C3〜C6シクロアルケニル基、C3〜C6
    クロアルキル−C1〜C6アルキル基、アリール−C1〜C6
    ルキル基[該基はハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、も
    しくはC1〜C6アルコキシ基で置換されていてもよ
    い。]、C(O)R4、COOR5、SiR6R7R8−C1〜C6アルキル基又
    はSiR6R7R8基[R4〜R8は同一又は相異なり、水素原子も
    しくはC1〜C6アルキル基を表す]を表す}で示されるフ
    ェニルアセチレン誘導体。
  2. 【請求項2】Gが酸素原子である請求項1記載のフェニル
    アセチレン誘導体。
  3. 【請求項3】R1がメチルである請求項1記載のフェニルア
    セチレン誘導体。
  4. 【請求項4】請求項1,2,3のいずれか一項記載のフェニル
    アセチレン誘導体を有効成分として含有する農園芸用殺
    菌剤。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3のいずれか一項記載のフェニル
    アセチレン誘導体の殺菌有効量を使用する農園芸用作物
    病害の防除方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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