JP2000052836A - 裁断屑再生材を使用した自動車用カーペット裏打ち材組成物並びに自動車用カーペット及びその製造方法 - Google Patents

裁断屑再生材を使用した自動車用カーペット裏打ち材組成物並びに自動車用カーペット及びその製造方法

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JP2000052836A
JP2000052836A JP10233658A JP23365898A JP2000052836A JP 2000052836 A JP2000052836 A JP 2000052836A JP 10233658 A JP10233658 A JP 10233658A JP 23365898 A JP23365898 A JP 23365898A JP 2000052836 A JP2000052836 A JP 2000052836A
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carpet
weight
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melt flow
vinyl acetate
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JP10233658A
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English (en)
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Kazuo Arinaga
一雄 有長
Takashi Furukawa
孝 古川
Shinichi Nakama
信一 中間
Akio Goto
昭雄 後藤
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NUC Corp
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Nippon Unicar Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 流動性、加工性、機械的強度に優れ、かつ耐
熱性、耐寒性、接着性を良好とする。 【解決手段】 自動車用カーペット裁断屑再生材15〜
30重量%に対して、組成物全量基準で、エチレン−酢
酸ビニル共重合体20〜30重量%と、高圧法低密度ポ
リエチレン5〜15重量%と、無機充填剤マスターバッ
チ30〜50重量%を配合してなる、裁断屑再生材を使
用したカーペット裏打ち材組成物、ならびに該裏打ち材
組成物をカーペット基材に裏打ちし、クッション材に融
着した後、所望の形状に成形加工した自動車用カーペッ
ト、および該裏打ち材組成物をカーペット基材に目付け
量400〜1200g/m2で裏打ちし、次いで裏打ち
されたカーペット基材を110〜145℃の温度に加熱
したのち、クッション材に融着し、その後、所望の形状
に成形加工。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裁断屑再生材を使
用した自動車用カーペット裏打ち材組成物並びに自動車
用カーペット及びその製造方法に関し、さらに詳しく
は、流動性、加工性、機械的強度に優れ、かつ耐熱性、
耐寒性、接着性が良好である、裁断屑再生材を使用した
自動車用カーペット裏打ち材組成物並びに自動車用カー
ペット及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の床上に敷設されるカーペット
には、一般にパイル表皮の裏面にバッキング材として、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレン、
ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂に炭酸カルシウムな
どの無機充填材を配合した裏打ち材組成物が使用されて
いる。かかる裏打ち材組成物で裏打ちされたカーペット
は、自動車のボディ形状や寸法に合わせ裁断加工され
る。この裁断加工の際に発生する裁断屑は、カーペット
使用量の15〜35%に当たり、通常、これらは、産業
廃棄物として埋め立てられたり、焼却されたりして処分
しているのが現状であった。しかし、近年は、地球環境
の保護と資源の効率的活用といった社会的ニーズが高ま
り、これらの社会的ニーズに応えるべく、カーペット裁
断屑を再利用する方策が検討されるようになった。その
ため、例えば、特開昭61−28061公報、特開平−
24139号公報、特開平9−56567号公報等に示
すように、パイル表皮層と裏打ち層を分離したり、高温
度で均一に分散させたりすることにより、裁断屑を再利
用するための種々の方法が提案されてきたが、いずれの
方法も未だ充分満足のいくものではなく、例えば、パイ
ル表皮層と裏打ち層を分離する方法では、両層を完全に
分離することが困難であったり、高温度で均一に分散さ
せる方法では、高温度で均一に分散した状態でも架橋反
応などにより流動性の低下が生じて物性が低下したり、
或いは裏打ち層が固くなることからフィット感が悪化し
たりクラックが発生したりするなどといった問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような開発状況に鑑み、流動性、加工性、機械的強度
に優れ、かつ耐熱性、耐寒性、接着性が良好である、裁
断屑再生材を使用した自動車用カーペット裏打ち材組成
物並びに自動車用カーペット及びその製造方法を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究した結果、自動車用カーペット
裁断屑再生材に特定の高流動性を有する高圧法低密度ポ
リエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体と無機充填
剤マスターバッチを特定の割合で配合してなる裏打ち材
組成物でもってカーペット基材を裏打ちしたのち、該裏
打ちされたカーペット基材をクッション材に融着し、所
望の形状に成形加工することにより、従来問題となって
いた架橋反応等による流動性の低下が改善されるばかり
でなく、加工性、機械的強度に優れ、かつ耐熱性、耐寒
性、接着性が良好である自動車用カーペットが得られる
ことを見出した。そして、本発明は、これらの知見に基
づいて完成に至ったものである。
【0005】すなわち、本発明によれば、(A)メルト
フローレートが10〜20g/10分の自動車用カーペ
ット裁断屑再生材15〜30重量%に対して、組成物全
量基準で、(B)メルトフローレートが20〜35g/
10分、酢酸ビニル含有量が20〜35重量%のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体20〜30重量%と、(C)メ
ルトフローレートが30〜80g/10分、密度が0.
914〜0.926g/m3の高圧法低密度ポリエチレ
ン5〜15重量%と、(D)無機充填剤マスターバッチ
30〜50重量%を配合することを特徴とする裁断屑再
生材を使用した自動車用カーペット裏打ち材組成物、さ
らには、該自動車用カーペット裁断屑再生材が、ポリエ
ステル基布5〜10重量%と、ポリプロピレン表地層1
0〜20重量%と、裏打ち材70〜85重量%とから構
成される自動車用カーペット裁断屑を粉砕した後、26
0〜300℃の温度で混練され調製された再生ペレット
であることを特徴とする前記自動車用カーペット裏打ち
材組成物が提供される。また、本発明によれば、前記裏
打ち材組成物をカーペット基材に裏打ちし、クッション
材に融着した後、成形加工することを特徴とする自動車
用カーペットが提供される。さらにまた、本発明によれ
ば、前記裏打ち材組成物をカーペット基材に目付け量4
00〜1200g/m2で裏打ちし、次いで裏打ちされ
たカーペット基材を100〜145℃の温度に加熱した
のち、クッション材に融着し、その後、自動車の床面に
合わせた型により成形加工することを特徴とする自動車
用カーペットの製造方法が提供される。
【0006】本発明は、上記した如く、裁断屑再生材を
使用した自動車用カーペット裏打ち材組成物並びに自動
車用カーペット及びその製造方法に係わるものである
が、その好ましい態様としては、次のものが包含され
る。 (1)自動車用カーペット裁断屑再生材に用いられる裁
断屑は、エチレン−酢酸ビニル共重合体10〜40重量
%とポリエチレン1〜20重量%と無機充填剤マスター
バッチ55〜75重量%から裏打ち材を有することを特
徴とする前記自動車用カーペット裏打ち材組成物。 (2)自動車用カーペット裁断屑再生材に用いられる裁
断屑は、粉砕時に予め基布層に用いられるポリエステル
とパイル層に用いられるポリプロピレンを分離・除去し
ておくことを特徴とする前記自動車用カーペット裏打ち
材組成物。 (3)エチレン−酢酸ビニル共重合体は、メルトフロー
レートが25〜35g/10分であることを特徴とする
前記自動車用カーペット裏打ち材組成物。 (4)高圧法低密度ポリエチレンは、メルトフローレー
トが30〜60g/10分、密度が0.914〜0.9
16g/m3であることを特徴とする前記自動車用カー
ペット裏打ち材組成物。 (5)無機充填剤マスターバッチは、70〜95重量%
の無機充填剤と30〜5重量%の分散剤を混練したもの
であることを特徴とする前記自動車用カーペット裏打ち
材組成物。 (6)カーペット裏打ち材組成物の目付け量は、400
〜800g/m2であることを特徴とする前記自動車用
カーペットの製造方法。 (7)クッション材は、ポリエチレンテレフタレートを
主体とする高融点繊維からなる芯成分と低融点共重合ポ
リエステル鞘成分からなる芯鞘複合繊維によって作られ
た不織布であることを特徴とする前記自動車用カーペッ
ト及びその製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0008】1.エチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン−酢酸ビニル共重合体は、一般に、高圧ラジカ
ル重合法と呼ばれる重合方法で製造される。この方法
は、例えばモノマーであるエチレンと酢酸ビニルとを高
圧ポンプを使用して反応器に圧送し、反応温度150〜
350℃、反応圧力100〜300MPaの条件下で有
機過酸化物等のラジカル発生触媒を用いて行われ得る。
本発明に使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体は、メ
ルトフローレート(JIS K7210に準拠して測定
される)が20〜35g/10分、加工性や機械的特性
の点から、好ましくは25〜35g/10分で、かつ酢
酸ビニル含有量(JIS K6730に準拠して測定さ
れる)が20〜35重量%であることが重要である。メ
ルトフローレートが20g/10分未満であると、加工
性が悪化し、一方35g/10分を越えると、耐熱性お
よび機械的特性が悪化するので望ましくない。また、酢
酸ビニル含有量が20重量%未満であると、耐寒性が改
善されず、一方35重量%を越えると、耐熱性が悪化す
るので望ましくない。
【0009】2.高圧法低密度ポリエチレン 本発明に使用する高圧法低密度ポリエチレンは、一般
に、酸素、過酸化物、アゾ化合物などの反応開始剤を用
いた高圧ラジカル重合反応によって得られる。反応開始
剤としては、酸素;イソプロピルパーオキシジカーボネ
ート、tert−ブチルネオデカーボネート、tert
−ブチルパーピバレート、ジラウリルパーオキサイド、
ジベンゾイルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパ
ーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキソネート、tert−ブチルパーイソブチレー
ト、tert−ブチルパーアセテート、tert−ブチ
ルパーベンゾエート、tert−ブチルハイドロパーオ
キサイドなどの有機過酸化物;或いは、アゾビスイソブ
チロニトリル、アゾビス−2,2−ジフェニルアセトニ
トリルなどのアゾ化合物から選ばれる1種または2種以
上の混合物が使用される。反応開始剤の全濃度は、使用
される反応開始剤の種類や使用量、或いは反応温度によ
り異なる。また、高圧ラジカル重合時には、エタン、ブ
タン、ヘキサンのようなパラフィン系炭化水素類;シク
ロペンタン、シクロヘキサンなどの環状パラフィン系炭
化水素類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類;メタノール、エタノール、プロパノールなどのアル
コール類;トルエン、ジエチルベンゼン、キシレンなど
の芳香族化合物;硫黄化合物;ハロゲン化物;アルデヒ
ド類;アルキルカルボン酸類;水素などから選ばれる化
合物を連鎖移動剤として適宜添加することができる。高
圧法低密度ポリエチレンを製造する際には、例えば、管
状反応器や撹拌オートクレーブ反応器のいずれかまたは
これらを組み合わせたものが用いられるが、この反応
は、通常、上記反応開始剤、連鎖移動剤の存在下、10
0〜400MPaの反応圧力、100〜400℃の反応
温度下で、エチレンモノマーを重合させることにより行
われる。本発明に使用する高圧法低密度ポリエチレン
は、メルトフローレート(JISK7210に準拠して
測定される)が30〜80g/10分、加工性や機械的
特性の点から、好ましくは30〜60g/10分で、か
つ密度(JIS K7112に準拠して測定される)が
0.914〜0.926g/cm3、加工性や機械的特
性の点から、好ましくは0.914〜0.916g/c
3であることが重要である。メルトフローレートが3
0g/10分未満であると、加工性が悪化し、一方80
g/10分を越えると、耐熱性および機械的特性が悪化
するので望ましくない。また、密度が0.914g/c
3未満であると、製造が困難であり、一方0.926
g/cm3を越えると、硬くなり、その結果、加工性お
よび接着強度が劣るので望ましくない。
【0010】3.カーペット裁断屑再生材 自動車用カーペット裁断屑再生材は、カーペットを自動
車のボディ形状や寸法に合わせた形に裁断加工する際に
発生する自動車用カーペット裁断屑を再利用したもので
あるが、カーペット裁断屑は、通常、例えば、ポリエス
テル、ポリプロピレン、高密度ポリエチレンのフラット
ヤーンの織布からなるカーペット基布と、ナイロン、ポ
リエステル、ポリプロピレンの繊維が起毛状に形成され
た表地層と、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体などの軟質の低融点熱可塑性樹脂に必要に応じて添
加した充填剤やゴムラテックス等を配合してなる裏打ち
材層とから構成されている。本発明に使用される裁断屑
としては、ポリエステル基布5〜10重量%とポリプロ
ピレン表地層10〜20重量%と裏打ち材70〜85重
量%とから構成されるものが好ましい。また、裏打ち材
としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体10〜40重
量%とポリエチレン1〜20重量%と無機充填剤マスタ
ーバッチ55〜75重量%からなるものが好ましい。本
発明に使用される裁断屑再生材は、通常、自動車用カー
ペット裁断屑を4〜5mm程度に粉砕したのち、260
〜300℃の温度で混練し、再生ペレットの形状にして
使用されるが、その際、粉砕時に予め基布層に用いられ
るポリエステルとパイル層に用いられるポリプロピレン
を分離・除去しておくことがより好ましい。そして、裁
断屑再生材のメルトフローレートは、10〜20g/1
0分であることが重要である。
【0011】4.無機充填剤 本発明に使用される無機充填剤マスターバッチは、70
〜95重量%の無機充填剤と30〜5重量%の分散剤を
ミキサーや押出機等を用いて混練したものである。無機
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、クレー、タ
ルク、シリカ、ウォラストナイト、ゼオライト、珪藻
土、珪砂、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カル
シウム、酸化マグネシウム、二硫化モリブデン、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム等が挙げられ、これ
らは、単独あるいは2種以上を混合して用いられる。ま
た、分散剤としては、例えば、アタックチックポリプロ
ピレン、低分子量ポリエチレン、ポリブテン、可塑剤、
ワックス類、ロジン類、テルペン系樹脂、石油樹脂、ア
スファルト、鉱油、植物油などが挙げられ、これらは、
単独あるいは2種以上を混合して用いられる。
【0012】5.裏打ち材組成物 本発明のカーペット裏打ち材組成物は、組成物全量基準
で、(A)15〜30重量%の上記特定のメルトフロー
レートを有する自動車用カーペット裁断屑再生材に対し
て、(B)20〜30重量%の上記特定のメルトフロー
レートと酢酸ビニル含有量を有するエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体と、(C)5〜15重量%の上記特定のメル
トフローレートと密度を有する高圧法低密度ポリエチレ
ンと、(D)30〜50重量%の無機充填剤マスターバ
ッチを配合することにより調製される。エチレン−酢酸
ビニル共重合体が30重量%を越えると、耐熱性が悪化
し、一方20重量%未満であると、耐寒性および接着性
が劣り、パイル抜けも生じるので望ましくない。高圧法
低密度ポリエチレンが15重量%を越えると、耐寒性が
劣り、一方5重量%未満であると、耐熱性が劣るので望
ましくない。また、自動車用カーペット裁断屑再生材が
30重量%を越えると、耐寒性、耐熱性、接着性が劣る
ので望ましくないし、無機充填剤が50重量%を越える
と、加工性、耐寒性、接着性が劣るので望ましくない。
本発明のカーペット裏打ち材組成物には、必要に応じて
各種添加剤、例えば酸化防止剤、滑剤、紫外線吸収剤、
光安定剤、帯電防止剤、粘着性付与剤、加工助剤、可塑
剤、顔料またはカーボンブラック等を配合することがで
きる。
【0013】4.カーペット及びその製造方法 本発明のカーペットは、タフテッドカーペット、ニード
ルカーペット等のカーペット基材の裏面に上記の本発明
の裏打ち材組成物を裏打ちしたのち、裏打ちしたカーペ
ット基材を通常の工程で加工することにより製造され
る。カーペット基材に裏打ちする方法は、一般的には、
カーペット基材を裏面を上向に走行させながら、押出機
によって裏打ち材組成物をシート状に押出し、押出され
た軟化溶融状態にある樹脂シートをカーペット基布の裏
面に積層し、冷却して巻き取ることにより行われる。本
発明においては、本発明の裏打ち材組成物をカーペット
基材へ裏打ちする目付け量は、400〜2000g/m
2であることが好ましい。さらに、重量等の点からは、
目付け量が400〜800g/m2であることがより好
ましい。目付け量が400g/m2未満であると、パイ
ルが抜けたり、加工性が悪化したりする等の問題が生
じ、一方2000g/m2を越えると、出来上がったカ
ーペットの重量が重くなり作業性が悪化し、さらに−3
0℃以下で亀裂が入るので望ましくない。
【0014】このように裏打ち材でもって裏打ちされた
カーペット基材は、通常110〜145℃に加熱された
のち、クッション材に融着させ、その後、例えば自動車
の床形状に応じた型等で所望とする形状に圧縮冷却され
ることにより、カーペットとして成形される。使用する
クッション材としては、フェルト、ウレタン発泡体、ポ
リエステル不織布などが挙げられるが、ポリエチレンテ
レフタレートを主体とする高融点繊維からなる芯成分と
低融点共重合ポリエステル鞘成分からなる芯鞘複合繊維
によって作られた不織布がより望ましい。そして、本発
明の裁断屑再生材を使用したカーペット裏打ち材組成物
を用いると、流動性、加工性、機械的強度に優れ、かつ
耐熱性、耐寒性、接着性が良好な自動車用カーペットが
得られる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明について実施例及び比較例を
挙げてさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実
施例に特に限定されるものではない。なお、実施例及び
比較例における各物性は、以下に示す評価方法でもって
評価した。
【0016】評価方法 1.メルトフローレート:JIS K7210に準拠
し、温度190℃,荷重2.16kgの条件下で測定す
る。 2.脆化温度:JIS K7216に準拠し、10個の
試験片が50%破壊される温度を測定する。 3.引張破壊応力:JIS K7113に準拠する。 4.加工性:裏打ち材組成物をカーペット基材に裏打す
る際に、裏打ちが問題なくでき、しかも、裏打したカー
ペットを成形加工する際に、出来上がった製品が少しも
収縮せずに規定内の寸法におさまた場合は、加工性のよ
いものとして合格(○)とし、一方、いずれかの点で問
題があった場合は、加工性の悪いものとして不合格
(×)とする。 5.耐寒性:裏打した後、自動車の床形状に成形加工し
たカーペットを自動車床に設置し、温度を−30℃に保
ちながら、体重60kgの人が革靴を履き、自動車内を
歩いたとき、カーペットに割れが発生しなかった場合
は、耐寒性のよいものとして合格(○)とし、一方、割
れが発生した場合は、耐寒性の悪いものとして不合格
(×)とする。 6.耐熱性:裏打した後、成形加工したカーペットを温
度80℃の鉄板上に置き、255g/cm2の荷重をか
けて4時間放置したのち、カーペット表面のべとつき具
合を確認した際、べとつき等のないものを合格(○)と
し、完全にさらっとしているものを(◎)とし、べとつ
き等があるものを不合格(×)とする。 7.接着強度:裏打ち材組成物を裏打ちしたカーペット
を110℃に加熱し、ポリエステルフリース緩衝材層を
融着した後、冷却し、その剥離強度(JIS K685
4に準拠)を測定する。 8.抜糸強度:JIS L1021に準拠し、パイル糸
の抜糸強度(kgf/本)を測定する。 9.加熱収縮率:成形加工したカーペットを10×10
cmに切りだし、この試験片を80℃で4時間放置した
後の収縮率を測定する。
【0017】実施例1 以下に示す原材料の中から、高圧法低密度ポリエチレン
−1、エチレン−酢酸ビニル共重合体−1、裁断屑再生
材、及び無機充填剤マスターバッチを選び、それらの混
合物から調製された裏打ち材組成物をシート押出機にて
200℃でシート状に押出し、軟化溶融状態にある樹脂
シートをタフテッドカーペット基材の裏面に目付け量6
00g/m2で積層し冷却して巻き取った。次ぎに、該
裏打ち組成物でもって裏打ちしたカーペットを110℃
に加熱し、ポリエステルフリース緩衝材層に融着した
後、自動車床面に応じた型により圧縮冷却して成形加工
した。このようにして成型加工したカーペットと裏打ち
材組成物のシートを前記した評価方法でもって評価し、
その評価結果を表1に記載した。原材料 〔高圧法低密度ポリエチレン成分〕 高圧法低密度ポリエチレン−1:メルトフローレート6
0g/10分、密度0.915g/cm3 高圧法低密度ポリエチレン−2:メルトフローレート3
3g/10分、密度0.914g/cm3 高圧法低密度ポリエチレン−3:メルトフローレート1
00g/10分、密度0.925g/cm3 高圧法低密度ポリエチレン−4:メルトフローレート2
5g/10分、密度0.915g/cm3 高圧法低密度ポリエチレン−5:メルトフローレート3
0g/10分、密度0.930g/cm3 〔エチレン−酢酸ビニル共重合体成分〕 エチレン−酢酸ビニル共重合体−1:メルトフローレー
ト23g/10分、酢酸ビニル含有量28重量% エチレン−酢酸ビニル共重合体−2:メルトフローレー
ト30g/10分、酢酸ビニル含有量20重量% エチレン−酢酸ビニル共重合体−3:メルトフローレー
ト4g/10分、酢酸ビニル含有量25重量% エチレン−酢酸ビニル共重合体−4:メルトフローレー
ト40g/10分、酢酸ビニル含有量25重量% エチレン−酢酸ビニル共重合体−5:メルトフローレー
ト20g/10分、酢酸ビニル含有量10重量% エチレン−酢酸ビニル共重合体−6:メルトフローレー
ト35g/10分、酢酸ビニル含有量40重量% 〔裁断屑成分〕 カーペット裁断屑再生材:ポリエステル基布6重量%
と、ポリプロピレン表地層16重量%と、エチレン−酢
酸ビニル共重合体23重量%/ポリエチレン4重量%/
アタクチックポリプロピレン8重量%/炭酸カルシウム
65重量%の裏打ち材78重量%から構成、メルトフロ
ーレート16g/10分 〔無機充填剤成分〕 無機充填剤マスターバッチ:炭酸カルシウム80重量%
とアタックチックポリプロピレン20重量%から構成、
比重1.9g/cc
【0018】実施例2〜7、比較例1〜14 前記した原材料の中から各成分を選び、実施例1と同様
に、裏打ち材組成物をシート押出機にてカーペット基材
の裏面に積層したのち、緩衝材層に融着し、その後、自
動車床面に応じた型により成形加工した。得られたカー
ペットと裏打ち材組成物のシートは、実施例1と同様に
評価し、その評価結果を表1から表3に記載した。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】以上の評価結果から明らかなように、実施
例1〜7では、再生材を使用しない従来品(比較例1)
より評価結果のほとんどがすぐれていた。一方、比較例
2〜14では、評価結果は、いずれかの項目で不合格と
なり、何らかの問題があった。すなわち、比較例2は、
再生材の配合割合が本発明の範囲より多いものである
が、耐寒性、耐熱性が不合格であり、接着強度、抜糸強
度も低かった。比較例3は、エチレン−酢酸ビニル共重
合体の配合割合が本発明の範囲より少ないものである
が、耐寒性が不合格であり、接着強度、抜糸強度も低か
った。比較例4は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の配
合割合が本発明の範囲より多いものであるが、耐熱性が
不合格であり、加熱収縮率も大きかった。比較例5は、
高圧法低密度ポリエチレンの配合割合が本発明の範囲よ
り少ないものであるが、耐熱性が不合格であった。比較
例6は、高圧法低密度ポリエチレンの配合割合が本発明
の範囲より多いものであるが、耐寒性が不合格であっ
た。比較例7は、無機充填剤マスターバッチの配合割合
が本発明の範囲より多いものであるが、加工性、耐寒性
が不合格であり、接着強度、抜糸強度も低かった。比較
例8は、高圧法低密度ポリエチレンのメルトフローレー
トが本発明の範囲より大きいものであるが、加工性、耐
熱性が不合格であり、接着強度、抜糸強度も低く、かつ
加熱収縮率も大きかった。比較例9は、高圧法低密度ポ
リエチレンのメルトフローレートが本発明の範囲より小
さいものであるが、加工性が接着強度、抜糸強度も低
く、加熱収縮率も大きかった。比較例10は、高圧法低
密度ポリエチレンの密度が本発明の範囲より大きいもの
であるが、加工性、耐寒性が不合格であり、接着強度、
抜糸強度も低かった。比較例11は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体のメルトフローレートが本発明の範囲より
小さいものであるが、加工性、耐寒性が不合格であっ
た。比較例12は、エチレン−酢酸ビニル共重合体のメ
ルトフローレートが本発明の範囲より大きいものである
が、耐熱性が不合格であり、加熱収縮率も大きかった。
比較例13は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビ
ニル含有量が本発明の範囲より小さいものであるが、耐
寒性が不合格であった。比較例14は、エチレン−酢酸
ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が本発明の範囲より
多いものであるが、耐熱性が不合格であり、加熱収縮率
も大きかった。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、自動車用カーペット裁
断屑再生材に特定の高流動性を有する高圧法低密度ポリ
エチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体と無機充填剤
マスターバッチを特定の割合で配合してなる裏打ち材組
成物でもってカーペット基材を裏打ちしたのち、該裏打
ちされたカーペット基材をクッション材に融着し、所望
の形状に成形加工することにより、従来問題となってい
た架橋反応等による流動性の低下が改善されるばかりで
なく、加工性、機械的強度に優れ、かつ耐熱性、耐寒
性、接着性が良好な自動車用カーペットを得ることがで
き、その上、地球環境の保護と資源の効率的活用といっ
た社会的ニーズにも大いに貢献できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/333 D06M 15/333 A47G 27/02 101 A47G 27/02 101C B60N 3/04 B60N 3/04 C C08L 23/06 C08L 23/06 D06M 17/00 D06M 17/00 C (72)発明者 中間 信一 神奈川県横浜市磯子区岡村4−16−24 434号 (72)発明者 後藤 昭雄 神奈川県横須賀市ハイランド4−21−17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)メルトフローレートが10〜20
    g/10分の自動車用カーペット裁断屑再生材15〜3
    0重量%に対して、組成物全量基準で、(B)メルトフ
    ローレートが20〜35g/10分、酢酸ビニル含有量
    が20〜35重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体2
    0〜30重量%と、(C)メルトフローレートが30〜
    80g/10分、密度が0.914〜0.926g/m
    3の高圧法低密度ポリエチレン5〜15重量%と、
    (D)無機充填剤マスターバッチ30〜50重量%を配
    合することを特徴とする、裁断屑再生材を使用した自動
    車用カーペット裏打ち材組成物。
  2. 【請求項2】 前記自動車用カーペット裁断屑再生材
    は、ポリエステル基布5〜10重量%と、ポリプロピレ
    ン表地層10〜20重量%と、裏打ち材70〜85重量
    %とから構成される自動車用カーペット裁断屑を粉砕し
    た後、260〜300℃の温度で混練され調製された再
    生ペレットであることを特徴とする、請求項1記載の自
    動車用カーペット裏打ち材組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の裏打ち材組成物をカーペ
    ット基材に裏打ちし、クッション材に融着した後、成形
    加工することを特徴とする自動車用カーペット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の裏打ち材組成物をカーペ
    ット基材に目付け量400〜1200g/m2で裏打ち
    し、次いで裏打ちされたカーペット基材を100〜14
    5℃の温度に加熱したのち、クッション材に融着し、そ
    の後、自動車の床面に合わせた型により成形加工するこ
    とを特徴とする自動車用カーペットの製造方法。
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