JP2000051256A - 脇アーム付牽引用ベッド - Google Patents

脇アーム付牽引用ベッド

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JP2000051256A
JP2000051256A JP10233558A JP23355898A JP2000051256A JP 2000051256 A JP2000051256 A JP 2000051256A JP 10233558 A JP10233558 A JP 10233558A JP 23355898 A JP23355898 A JP 23355898A JP 2000051256 A JP2000051256 A JP 2000051256A
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成雄 安斎
Kazuo Munetomo
和男 宗友
Takeshi Ohashi
毅 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脇ア−ムの構成が簡素で、脇当のフィッティ
ングに自由度が高い脇ア−ム付牽引用ベッドを提供する
こと。 【構成】 ベッド(1)の表側又は裏側に左右一対の脇
アーム(6)が設けられるものであって、軸受連結体
(18)を縦方向に旋回可能に支持する横軸着部(1
2)をベッド(1)のフレ−ム(2)に設け、該横軸着
部(12)に、縦方向に旋回する軸受連結体(18)の
基端を連結し、軸受連結体(18)の他端に縦軸着部
(15)を設け、該縦軸着部(15)に脇アーム(6)
を横方向に旋回可能に支持することを特徴とする脇アー
ム付牽引用ベッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腰椎症の牽引治療や訓
練に用いる牽引用ベッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として特開平3−16563号
公報に開示される技術がある。この技術における牽引治
療用ベッドは、ベッドフレームと、脇用ア−ムとからな
り、該脇用ア−ムは、ベッドフレームに設けた左右の二
つの第1の軸(=縦軸)と、第1の軸に取付けた横旋回
する長軸の第1ア−ムと、第1ア−ムの長軸(=横軸)
に縦回転可能に取付けた第2ア−ムと、第2ア−ムの先
端の脇当とから構成される。
【0003】更に、二つの第1の軸の間隔がベッドに仰
臥した被牽引治療者(以下患者という)の両脇間隔より
も狭いことを特徴としたものであり、特に、第1の軸
(=縦軸)をベッド面より低く設けることを適切とする
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置に係る脇
当8は、患者に付与される牽引力で締め付けるものであ
るが、この脇当を支持する脇用ア−ムの構成が複雑で邪
魔であり、又、脇当側方からの締付けが、長軸の第1ア
−ムから第2のア−ムを経由して作動する為左右のズレ
やガタなどが出易く動きにも斑のあるものである。又、
第2ア−ムが縦回転する軸心の横軸Qは横旋回する長軸
に設けられている為、患者や治療位置によって旋回角度
や軸心Qが変わり、脇ア−ムの作動状況が変わり、上半
身へのフィッティングが変わるという問題があった。
【0005】又、一方第1ア−ムの軸心位置は固定であ
り横幅の作動しかできない為、患者の体格や脇部の形態
特徴等の個人差に合わせた治療が出来ず脇締力が強くな
り過ぎ、脇部が痛くなり患者脇部へのフィッティングが
悪くなるといった不都合があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決したもので、脇
ア−ムの構成が適切で、脇当のフィッティングの自由度
が高い脇ア−ム付牽引用ベッドを提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、ベッド
(1)の表側又は裏側に左右一対の脇アーム(6)が設
けられるものであって、軸受連結体(18)を縦方向に
旋回可能に支持する横軸着部(12)をベッド(1)の
フレ−ム(2)に設け、該横軸着部(12)に、縦方向
に旋回する軸受連結体(18)の基端を連結し、軸受連
結体(18)の他端に縦軸着部(15)を設け、該縦軸
着部(15)に脇アーム(6)を横方向に旋回可能に支
持することを特徴とする脇アーム付牽引用ベッドであ
る。
【0008】又、前記横軸着部(12)は左・右横軸着
部(12a)・(12b)でなり、左横軸着部(12
a)と右横軸着部(12b)とはほぼ同一軸心にフレ−
ム(2)に設けられる。
【0009】ベッド(1)の表側又は裏側に左右一対の
脇アーム(6)が設けられるものであって、脇アーム
(6)のア−ム(7)先に設けられる脇当(8)は、そ
の延長方向に少なくとも一端に湾曲形状に又は端方に向
かって漸増径形状の凹曲面形状に形成され、牽引治療中
に、脇当(8)の凹曲面形状の部分が患者脇部に当接す
る。
【0010】ベッド(1)の表側又は裏側に左右一対の
脇アーム(6)が設けられるものであって、脇ア−ム
(6)のア−ム(7)先の芯(27)に取着される脇当
(8)が、牽引治療中に、患者脇部に対して、脇部圧接
面のフィッティングを向上するよう前記ア−ム(7)先
で可動調整構造(45)とされる。
【0011】牽引治療中、脇当(8)を患者の脇部に当
てがい上半身を保持する脇ア−ム(6)付の牽引用ベッ
ドであって、前記脇ア−ム(6)は、牽引作用によって
脇当(8)に患者の両脇部を外側及び/又は上側から締
付ける脇締力を発生させ、上半身保持を補助するもので
あり、間隔調節機構(21)又はスイング調節機構(3
3)で、前記脇ア−ム(6)のベッド(1)への取着位
置関係を変更調節して脇締力を調節可能としている。
【0012】
【作用】本発明は、牽引用のベッド1のフレーム2に脇
ア−ム6を設けたものであって、腰椎牽引治療に供す
る。
【0013】即ち、ベッド1の一端に牽引機(図示省
略)を設置し、患者をベッド1に仰臥させ、該患者の両
脇に、脇ア−ム6の脇当8を動かして当てがう。患者の
腰部に腰装具25を装着し、前記牽引機でワイヤー(図
示省略)を介して前記腰装具25を牽引し、患者の腰椎
部に適宜な牽引力を付与する。
【0014】脇ア−ム6に患者足方向に前述の牽引力が
掛ると、脇ア−ム6が、牽引用のベッド1のフレーム2
に設けられた縦軸着部15を中心に適宜横回動し、更
に、縦軸着部15を支持する軸受連結体18は横軸着部
12に支持されており、横軸着部12に繋がる脇ア−ム
6を末端とし適宜縦回動可能である。
【0015】前記脇当8を患者に装着した治療形態にお
いて、脇ア−ム6は縦軸着部15を中心に患者両脇部で
横方向に自在に回動し、脇ア−ム6付の軸受連結体18
部は縦方向に自在に可動し、脇当8を患者脇部に着脱可
能である。
【0016】脇ア−ム6は、患者脇部に当接し、牽引治
療中、患者脇部を締め付けつつ、患者の足方向の移動を
阻止する。ア−ム7の先端に装着された脇当8は、患者
脇部に当接する。
【0017】ベッド1表に脇ア−ム6を取着しており、
牽引治療時には、該脇ア−ム6を下方向へ動かし、脇当
8を患者脇部へ当てる。又は、ベッド1裏に脇ア−ム6
を取着しており、牽引治療時には、該脇ア−ム6を上方
向へ動かし、脇当8を貫通スペ−ス26に通過させベッ
ド1上面に突出させて患者脇部へ当てる。
【0018】横軸着部12は、軸受連結体18及びそれ
に接続されている縦軸着部15と脇ア−ム6を縦振り旋
回可能に支持する。左・右横軸着部12a・12bの各
旋回に係る中心は好ましくはほぼ同一軸心である。従っ
て、脇ア−ム6を作動させる装置はコンパクトな構造で
簡単な作動となり、一体化も出来左右のバランスもとれ
て、縦軸着部15の軸間隔の調整も容易となる。
【0019】延長方向に湾曲形状に又は端方に向かって
漸増径形状の凹曲面に、形成される脇当8は、その脇当
8の凹曲面側部を患者脇部に当接し、その丸味により患
者脇部との当接フィット性を良くし、又、牽引作用によ
り患者脇部が上方へ浮上したりズレたりする作動を防
ぎ、ベッド1との密着性を良くし、着用感を向上させる
ものである。
【0020】ア−ム7先の芯27と脇当8の間に設けら
れる可動調整構造45は、ア−ム7が脇当8を回動可能
に保持する。人体の脇下部にあって、ア−ム7先の芯2
7に回動可能に取着される脇当8は、患者の脇下への牽
引力の作用点で所定角度だけ回動可能であり、牽引治療
中、脇当8が負荷方向へ自動調整して回動し患者の脇に
脇当圧力のバランスの良い状態にフィッティングする。
【0021】間隔調整機構21で、患者の個体差や治療
条件に合わせて、脇ア−ム6のベッド1への取着位置関
係を変更調節して、牽引力の作用によって生ずる脇締力
の程度等調整してフィティング性を向上させ快適な治療
を可能にする。又、スイング調整機構33で、患者の個
体差や治療条件に合わせて、脇ア−ム6のベッド1への
取着位置関係を変更調節して、牽引力の作用によって生
ずる脇締力の程度等調整してフィティング性を向上させ
快適な治療を可能にする。
【0022】
【実施例】図1に示す本発明の第1実施例に係る、仰臥
した患者を載せるベッド1は、通常、矩形枠体等でなる
フレーム2と、フレーム2を支持する脚3と、フレーム
2にスライド可能に載設される上半身載台5及び下半身
載台4と、フレーム2の被着部2aに取着される脇ア−
ム装着部10と、脇ア−ム装着部10に基端が止着され
る脇ア−ム6とからなる。
【0023】前記ベッド1の上半身載台5における上方
部には、通常患者の頭部を乗せる枕部9が形成される。
【0024】前記脇ア−ム6は、牽引治療中に、患者の
両脇部に挾んで患者上半身が足側方向へ移動することを
阻止して上半身を把持するものである。脇ア−ム6は、
その基部が脇ア−ム装着部10に取着され、関節様の動
きが可能なものである。
【0025】脇ア−ム6は、脇ア−ム装着部10の縦軸
着部15を基端にして脇ア−ム装着部10の位置からベ
ッド1の患者足方向に向かって、ベッド1裏面下方をベ
ッド1に添って延設される。
【0026】脇ア−ム6は、先部をベッド1面上方向へ
屈曲してなるア−ム7と、該ア−ム7の先部を芯27と
しこれに適宜な緩衝材28を装着して略円柱形状等に形
成される脇当8とから構成される。前記ア−ム7は縦軸
着部15により適宜な角度で横振り旋回可能に取着され
る。
【0027】脇当8は通常ア−ム7の芯27材の周囲に
スポンジ等緩衝材28を配し、更に、ソフトな表皮材等
で被覆したものが用いられる。
【0028】脇当8は、脇下部へのフィッティング性を
良くし、上半身の把持性を良くする為、好ましくは芯2
7の延長方向に湾曲形状に形成され、牽引治療中に、脇
当8の湾曲形状における凹曲面部側が患者の脇下部に当
接するものである。
【0029】図示を省略するが、脇当8の他の形状は、
脇当8の延長方向に向かって漸増径形状(=ラッパ形状
又は鼓形状等)に形成され、牽引治療中に、脇当8の凹
曲面曲面側部が患者脇部に当接するものである。
【0030】漸増径形状部分の凹曲面部が、牽引治療中
患者脇部をベッド1面に適度に抑える作用と脇下への滑
らかなフィッティング性向上の作用とを有することによ
り、人体脇部に掛かる牽引力が分散し痛みを改善すると
同時に、外れにくく作用する。
【0031】脇ア−ム装着部10は、脇ア−ム6を、縦
・横方向へ旋回可能で、脇ア−ム6を患者の治療位置に
セットし、牽引治療中には脇当8を患者の適切な位置に
保持するものである。
【0032】前記脇ア−ム装着部10は、被着部2aに
取着される軸支持部11とそれに支持され固定的軸心と
なる横向軸13及び横向軸受14とからなる横軸着部1
2と、該横軸着部12に取着される軸受連結体18と、
軸受連結体18の他端に設けられる縦軸着部15とから
なる。更に、軸受連結体18の縦軸着部15の左右軸心
間の間隔を調整する間隔調整機21を付随するものであ
る。尚、横軸着部12の軸心が固定的である点は先に挙
げた従来技術と大きく異なっている。
【0033】前記ア−ム7は、横軸着部12により横振
り旋回可能に取着・延設され、脇ア−ム6の患者装着と
牽引作用による締付力付加の為の横振り旋回ができる。
前記縦軸着部15は、軸受連結体18を介して固定的軸
心である横軸着部12に延設されており確実な縦振り旋
回も可能に取着される。
【0034】従って、ア−ム7は、脇ア−ム装着部10
で、フレ−ム2に取り付けられた縦振り部材に横振り可
能に装着されている。
【0035】横軸着部12を構成する横向軸受14は左
右脇ア−ム6に対応して左・右横向軸受14a・14b
を有し、更に、縦向軸受17は左・右縦向軸受17a・
17bを有する。縦軸着部15を構成する縦向軸16は
左右脇ア−ム6に対応して左・右縦向軸16a・16b
を有する。従って、脇ア−ム6は左右各々別個に横振り
旋回自在、及び、縦振り旋回自在である。
【0036】左・右横軸着部12a・12bに設けられ
る装着機構部19は、詳細機構を省略するが、脇当8を
ベッド1上面より下の非突出の待機位置と、脇当8を上
方へ動かして、ベッド1の貫通スペ−ス26を貫通し、
ベッド1面より上方に突出した牽引治療中の使用位置と
に、適宜移動させ、及び、移動させた位置に停止させる
ものであり、具体例では、装着取手20を操作すること
によって着脱できるものである。
【0037】装着取手20を延出方向を軸心にして正・
反回動させれば、装着取手20は進退する。即ち、装着
取手20を退入させておいて装着取手20を正回動させ
た後、装着取手20を進出させれば左・右横向軸受14
a・14bを横向軸13に掛止することができる。
【0038】待機位置又は使用位置に移動し停止させら
れた脇当8は、ベッド1面又は横軸着部12の中心から
の立位角度を所定の位置にセットされ保持される。通常
好ましい脇当8のベッド1面との立位角度θは60度乃
至95度であり、更に、好適には70乃至90度である
(図5参照)。図5中、Lは牽引力負荷位置である。
又、脇当8の横軸着部12の軸心とのなす旋回立位角度
αは好ましくは85度乃至130度であり、更に、好適
には90度乃至120度である。
【0039】ベッド1面との立位角度θが60乃至95
度である脇当8が、牽引治療中に、患者と共に牽引方向
に引かれると、脇当8のクッションと摩擦効果も加わり
患者の脇部をベッド1面へ保持する作用が発生し脇ア−
ム6による上半身保持性が良く、身体へのフィット性も
向上するように作用し、更に、牽引力作用により脇ア−
ム6は自動的に左・右脇当8a・8bが縦軸着部15の
軸心からの横振り旋回作用で患者脇部に好適に添う様
に、且つ、脇を締めるように動き患者上半身を保持す
る。
【0040】即ち、脇当8のベッド1面立位角度θが9
5度を超えると牽引作用で患者脇部に持ち上げる力が増
大し不安定となり、又、60度以下では脇当8が患者の
脇部前面のみに当たり脇痛が大きくなり、又、脇ア−ム
6を押し上げることになるので、脇当8が脇下部からズ
レ易く外れ、具合が悪い。そして、より好適なベッド1
面立位角度θは、70乃至90度である。
【0041】次に、脇当8の立位向きが横軸着部12の
軸心となす旋回立位角度αは、ア−ム機能上重要な要因
で、好ましくは85度乃至130度である。
【0042】即ち、旋回立位角度αが85度未満では牽
引力による患者脇部の作用で脇当8に上方への力が発生
し脇ア−ム6を上方に浮き上がらせることになり脇当8
が患者脇部から外れズレてしまう為、具合が悪い。又、
130度を超えると、脇当8を下方に押し、脇部が浮き
脇アーム6を下方旋回させる力が過大になり、脇ア−ム
6をベッド1上面に配置する場合等ベッド1面と脇当8
のコスレ等不具合が発生し、又構造上横軸着部12がベ
ッド1下面の奥に来る為、ア−ム構造も複雑になり具合
悪い。そして、更に、より好適な旋回立位角度αは90
度乃至120度である。
【0043】脇当8は、ベッド1の治療位置高さの近辺
で、脇ア−ム6等の位置がセットされるセッティング機
構(図示省略)が付随している。セッティング機構は、
牽引治療中に脇当8が脱落せず余分な外力を付加しない
よう、脇ア−ム6に均衡するものである。
【0044】前記軸受連結体18の相互間隔は、間隔調
節機構21により変更調節が可能である。間隔調節機構
21は、左・右軸受連結体18a・18bから突出され
る左・右間隔ガイダ−23と、該間隔ガイダ−23のそ
れぞれに貫通しねじ方向を変えたねじ軸22と、ねじ軸
22を回動させる調整ハンドル24とからなる。
【0045】調整ハンドル24を回動させると左・右軸
受連結体18a・18bの相互間隔が変わり、脇ア−ム
6の横振り旋回の中心である縦軸着部15の位置を調整
できる。
【0046】即ち、脇ア−ム6を取り付ける縦軸着部1
5の取り付け位置及び間隔は変更調節可能で、牽引力等
の治療条件や患者の体格等の差異に対応して患者脇部の
痛みの少ない適切なフィッティングが可能である。
【0047】左・右縦軸着部15a・15bの両者間の
間隔(=幅)は好ましくは患者の両脇の幅より狭い位置
であり、治療位置での脇当8の中心位置と縦軸着部15
の軸心のなす開き角度(=左右の脇ア−ム6のハの字の
拡がり角度)が、通常20度乃至60度が好適であり、
より好適には、患者の身体的状況や治療条件に合わせて
フィット性の良い痛みの少ない開き角度に調節すること
である。上述の好ましい態様ならば脇当8の身体への把
持性がよく、好適な治療が可能である。
【0048】左・右縦軸着部15a・15bの軸心間の
間隔が狭すぎる(=脇ア−ム6の作用角度が大きくなり
すぎる)場合、牽引力が大きくなると脇締力が過大とな
り脇が痛くなる。脇痛は牽引力や体格等個人差について
適正条件が変わる。それ故に、前述の中心のなす角度
は、調節が出来ることが好ましいのである。又、脇ア−
ム6は縦軸着部15の軸心にア−ム7が直結している構
造の為、脇締作用が的確に働きガタつきもなく好適に作
動できる。
【0049】牽引治療中に、脇当8が牽引方向に引かれ
ると、左・右脇当8a・8bはその両部材間の幅が狭く
なる方向に力が作用し移動する。
【0050】尚、図1中、3は脚、4は下半身載台、2
5は腰装具である。
【0051】牽引治療に際し、患者に腰装具25を装着
し、脇ア−ム6及び脇当8を下げておく。次に、ベッド
1に患者を仰臥させ、しかる後に前記装着取手20を掴
んで脇当8を上方へ回動させるよう操作する。
【0052】脇ア−ム6は、装着機構部19の作用によ
り脇ア−ム76が不要な位置まで動かず、脇ア−ム6を
必要作動範囲で動かすことができる。
【0053】脇当8を仰臥患者の両脇部に当てがい、患
者脇部を把持する。第1実施例は、脇ア−ム6を上方向
へ動かし、脇当8を、貫通スペ−ス26を貫通させて患
者脇部へ当てるものであるから、脇ア−ム6が患者の上
方に存在せず、ベッド1下に存在するので、患者が脇ア
−ム6へぶつかることがなく安全であり、脇ア−ム6が
ベッド1上に空間を占有せず邪魔にならず外観的、デザ
イン的にもスッキリしている。
【0054】次に、牽引機(図示省略)でワイヤー等
(図示省略)を介して腰装具25を引っ張り、患者の腰
部をその足方向へ引っ張る。牽引機に引っ張られて患者
は自身の足方向へ徐々に移動するがその際、患者の両脇
下に脇当8が当たる。
【0055】脇当8に、患者を介して患者足方向の牽引
力が掛かる。脇当8にこの牽引力が掛ると、脇当8を擁
する脇ア−ム6も患者足方向に引っ張られる。脇ア−ム
6は患者の脇部の作用力によって回動モ−メントが発生
し、縦軸着部15を中心軸にして作動し、左・右脇当8
a・8bが患者を締めるようトルクが発生する。
【0056】縦軸着部15と脇当8との間のア−ム7
は、軸受連結体18に直結して固定された縦向軸受17
を中心に旋回作動するシンプルな形状であり、邪魔にな
らず左右のズレやガタも生じず、バランス良く好適に作
動する。
【0057】即ち、脇ア−ム装着部10特に軸受連結体
18が、フレ−ム2の被着部2aに固定された軸支持部
11と横軸着部12に確実に設けられているので、前記
牽引機の張力によりア−ム7及び脇当8はベッド1の短
手方向中央へ向かって左右バランス良くスム−ズに回動
し、左右の脇当8の相互間隔は適切に自動調整される。
【0058】脇ア−ム6の調整は、患者や治療条件に合
わせて変更調節出来るので、脇当8は患者脇部に痛みが
少なく、把持性の良い適正状態にフィットし、快適な治
療が可能となる。
【0059】左・右脇当8a・8bは、治療中、患者の
両脇部を痛くないように確実に把持し、患者の疲れも少
ない。上述のようにして牽引治療中に脇当8は、治療に
掛る牽引力や体格等に併せて患者の両脇部を適度な力で
押圧することが出来るので、脇部の痛みもなく脇当8が
患者から外れず、把持性がよい。
【0060】間隔調節機構21で、左・右横軸着部12
a・12bの位置及び間隔を変更調節し、患者の体格の
差異や治療条件に対応して脇当8を好適にフィッティン
グさせる。
【0061】更に、患者の両脇部の締め付け力を好適に
調節し、牽引治療中、脇当8が患者の両脇部に、牽引力
に対応した好適な圧力をもって当たる様にする。脇当8
は、湾曲や鼓形の凹曲面で、患者の脇下に当たるので脇
部への添いも良く自動バランス作用により確実に把持さ
れる為、脇部の痛みも少なくリラックス出来るので治療
の上でも効果的である。
【0062】従って、どの患者にも対応した治療態が可
能となり、従来のような、脇を過剰に締めるといった装
着はしなくてよくなる。
【0063】図2に示す第2実施例は、脇ア−ム6の延
設側は第1実施例とは異なりベッド1の表側に取着した
ものである。機構的には第1実施例と同様で、横軸着部
12は、軸支持部11により、フレ−ム2に固定される
が、固定した軸心の向きをベッド1方向に対し若干八の
字形状に軸方向を変えたものである点、横軸着部12を
同一軸心とした第1実施例とは異なる。横軸着部12に
は、第1実施例と同様、先方に向かって軸受連結体18
が接続され先端には縦軸着部15が構成され、脇ア−ム
6に直結する構造である。
【0064】脇ア−ム6はア−ム7とア−ム7先に形成
される脇当8とからなり、脇当8の先部には、ベッド1
と接触時の摩擦を軽減する脇当ガイド39が取着され、
該ガイド39は、脇当8がベッド1面を摩擦する時、脇
当8とベッド1の摩擦抵抗を軽減する。
【0065】使用の際は、先ず、脇ア−ム6を上げ、脇
ア−ム6は横軸着部12の方向にならって、若干外方に
開き気味に上方に旋回開放される。脇ア−ム6が外方に
旋回するので邪魔にならず好都合である。
【0066】次に、患者をベッド1に仰臥させる。次
に、脇ア−ム6を下げ、脇当8を、患者脇部へ当て上半
身載台5に載せる。縦軸着部15の軸心間隔は通常狭く
する為ア−ム7が接近するので大きく外回りに湾曲させ
なくても邪魔にならず好都合である。
【0067】脇当8はベッド1面より若干浮かし気味に
セットされ、治療牽引力が付加されると、機構的には第
1実施例と同様であり、脇当8のベッド1面立位角度θ
は60乃至95度が好ましく、脇当8の横軸着部12の
軸心となす立位角度αは85乃至130度が好ましい。
又牽引作動中、下部に設けられたローラーでなる脇当ガ
イド39が上半身載台5の上面に当接する機能も付加し
ている。
【0068】脇当ガイド39により脇当8と上半身載台
5とのスベリをよくし、スム−ズな牽引の繰り返しを可
能にし、微妙なコスレや軋みを無くし、ベッド1が脇当
8に対して摺動しても牽引作動中のひっかりやベッド1
の表面の損傷が頗る軽減でき、スム−ズな治療が可能と
なり、ベッド1や脇当8の損傷も解決できる。
【0069】患者を介して脇当8に牽引力が働くと、左
・右脇当8a・8bはその間隔が狭まる方向に動き、脇
部で牽引力を負担しつつ患者の両脇を締め上半身を保持
する。
【0070】ア−ム7と脇当8の接合部即ち牽引力が作
用する中心には枢着軸受29が設けられており、脇当8
は枢着着軸受29で所定の微小角度(=一例では立位方
向ではベッド左右に±10度)の回動が可能である。脇
当8は、ア−ム7端に適当な隙間又は軟質材芯で構成し
微小角度回動可能としており、脇当8に掛かる力の方向
に自動調整し、この回動が脇当8の脇部へのフィット性
を向上させている。脇部の痛み問題解消やフィット性が
改良される。図2中、40は自動調整スペ−スである。
【0071】図3に示す第3実施例は、第2実施例にお
ける横軸着部12を左右同一軸心の構成とし、左・右縦
軸着部15a・15bを接近させて(左右軸支持部11
の間に挟み込んで収納的に)コンパクトに設けたもので
あり、機構的には第2実施例と同様である。第3実施例
は、実質的に、脇ア−ム6の支持部より左右各1本のア
−ムで脇当8の自在回動が可能となる為、ア−ム7の撓
みやガタつきが無く、左右の動作斑も無い為、極めて動
きがスム−ズである。更に、脇当8には、脇部へのフィ
ッティング性を改良する偏心31を内蔵し首振り構造3
2である偏心脇当30が設けられている。
【0072】偏心脇当30は、硬性な偏心31を偏心状
に屈曲させて緩衝材28で包んで円柱形状に形成され
る。
【0073】ア−ム7は、偏心脇当30の基端面(図3
では上端面)において一方側へ偏心した位置に首振り構
造32を介して回動可能に取着される。前記偏心31は
脇当8の若干偏心した位置に設けられる。
【0074】牽引治療中、患者を介して偏心脇当30に
牽引力が働くと、脇ア−ム6は狭くなるように横から挟
み込む力が働くが、左右の偏心脇当30はその間隔が狭
まる方向と下方に引く牽引力とのバランスする方向に自
動的に偏心して動き、患者の両脇を牽引力にバランスし
て締める効果が得られ良いフィッティング効果が得られ
る。
【0075】即ち、患者の脇幅が大きく、牽引時の脇ア
−ム6の左右への開き角度が大きくなり脇締力が過大と
なると、偏心脇当30は偏心構造により自動調心して外
方へ旋回し、実質患者脇幅が狭くなったと同様の作用力
状態となり、過剰な締付は緩和され、脇痛の無い快適な
フィッティングが実現できる。
【0076】又、偏心脇当30が患者に押し圧されて
も、緩衝材28の厚みの厚い側が患者の脇部に当接し、
押し圧に係る痛みを軽減できる。第3実施例において、
縦軸着部15の構成を、第2実施例と同様に、軸受連結
体18のア−ム側端を縦向軸16とし、脇ア−ム6の基
端を縦向軸17として連結してもよい。この様にすれば
ア−ム7の曲げも少なくなり、旋回時の作動スペ−スも
狭くでき一層好都合である。
【0077】図4に示す第4実施例は、第1実施例の間
隔調節機構21と同様の目的で、牽引力で脇締力を発生
させ上半身の把持を補助する脇当8のフィッティング機
構を患者や治療条件に応じて調整可能とするスイング調
節機構33に関するものである。
【0078】ベッド1の上半身載台5の下方にスライド
ガイド35を取着し、ベッド1に貫通スペ−ス26を設
けそこからスライドガイド35にスライダ−43を介し
て脇ア−ム6を立てて設け、脇当8をベッド1面に突出
させたものである。
【0079】尚、図示を省略するが、従来公知の実開平
6−58926号と類似して、ア−ム7をベッド側方よ
り回してスライドガイド35に設けてもよい。実開平6
−58926号では、スライドガイド35は一定の角度
に固定されており、牽引力に作用で生ずる患者への脇締
力は、スライドガイド35の開き角度(成分)に応じた
一定の比率で、牽引力に比例的に生ずる。
【0080】図1乃至図3のア−ムスイング式のよう
に、患者の脇幅即ち脇ア−ム6の開き幅によって脇締力
は変わることはないが、牽引力に一定の比例的である
為、脇締力が過少、過大となることがあり、角度調整化
されることによって、フィット性、更に、把持性は改善
される。
【0081】以下本発明実施例の詳細は省くが、脇当8
は、ベッド1面より上に突出した治療位置からベッド1
面のおよそ面一まで降下した位置の間を出し入れし、出
し入れをロックボタン34により操作して止めるもので
ある。
【0082】上記実施例では脇当8、脇ア−ム6を保持
して自在に摺動させるスライドガイド35の開き角度β
を患者や牽引治療状況に合わせて調整するもので、スラ
イドガイド35のスイングゾ−ンをスイング調節機構3
3で調節し、更に、バネテンションを利用して自動微調
整するものである。
【0083】スライドガイド35は一端を縦軸44でフ
レ−ム2に取着し他端は所定の角度で横スイングする構
造になっている。ベッドセンタ−(=ベッド中心線方
向)からのスイング角度(=開き角度)βは通常110
乃至160度である。
【0084】スライドガイド35の他端は引きバネ36
に連結されており、上方(=患者頭方向)に所定のバネ
力で引っ張られている。更に、他端には、一定の幅で牽
引作用中に幅調整できる調整ガイド37に装着されてお
り、牽引力とバネ力のバランスによりスライドガイド3
5の開き角度(=スイング角度)βが自在調節できるも
のである。
【0085】患者がベッド1上に乗り腰装具25を装着
し、脇当8を治療牽引位置にセットした後、牽引力を増
してゆくと、牽引力に応じて、所定の開き角度βで発生
する分力で、脇当8の締付けが得られ、脇当8に上半身
が把持される。
【0086】牽引力が一定の値より大きくなると引きバ
ネ36の引力に抗してスライドガイド35を開くように
なり、調整ガイド37の溝を移動して外方に動き開き角
度βが大きくなり、次第にスイング角度は最大に開いた
ガイド状態となり、脇締力は過剰に増大せず、牽引力は
大きくなって脇部が過剰に痛くなる問題は解消される。
又、ネジハンドル38の操作によってネジシャフト41
を回し左右のネジホルダ−42の間隔を調整しスライド
ガイド35のスイング角度を略適正ゾ−ンにセットでき
る。
【0087】即ち、患者の体格、脇幅によってスイング
角度の大まかな調整を行ない、更に、牽引力にバランス
して脇締め力を自動調整が出来るので、牽引力が大きい
場合でもフィット性の良い脇部の痛みが少ない治療が可
能となる。
【0088】
【発明の効果】本発明における脇ア−ム6の基端は、先
ず、ベッド1のフレーム2に横軸着部12を設けそれに
軸受連結体18を連結し、更に、その他端に縦軸着部1
5を設けて接続されるものであるから、脇ア−ム装着部
10に係る構成を簡素にでき、特に、スム−ズで的確な
作動が要求される脇ア−ム6の縦スイング横スイング動
作部をシンプルに出来て、好都合である。
【0089】又従来技術のものはフレ−ム2に取付けた
第1の軸(=縦軸)に設けた横向きの長軸の第1ア−ム
端を横軸にして第2ア−ムを連結してなる為、第2ア−
ムの縦旋回の中心位置と角度が患者体格等によって変わ
るが、本発明における脇ア−ム6は、先ず、横軸着部1
2をフレ−ム2に設け、更に、縦軸着部15を軸受連結
体18で直結した脇ア−ム装着部10に設けたア−ム7
のみで確実に構成される為、脇ア−ム6の縦旋回の中心
位置と角度が患者体格等によって変わることは無く、牽
引治療中に脇ア−ム6がグラグラして撓んで脇当8が、
左右アンバランスになったり、意図しない方向に動いた
り意図しない位置を呈するといった不都合な事態も生じ
ず、患者の脇部に確実に装着でき確実に締付力を確保で
き、好都合である。
【0090】本発明に係る横軸着部12は左・右横軸着
部12a・12bでなり、左横向軸受14aと右横向軸
受14bとはほぼ同一軸心にフレ−ム2に設けられる。
横軸着部12は短寸軸でコンパクトで、然も、横軸着部
12に縦軸着部15が一体的に取着されているので、牽
引治療中に軸部分及び脇ア−ム6が撓んで左右のズレが
出たり脇当8が意図しない方向に動くといった不都合な
事態は生じず、左右バランス良く、患者の脇に確実に添
った状態に装着でき、好都合である。
【0091】本発明においては、牽引治療中に、脇当8
の湾曲形状における凹曲面側又は漸増径形状の凹側部が
仰臥患者の脇部に嵌まって当接するので、脇当8が、患
者脇部への添いが良く、又、上方向へ又は下方向へズレ
にくく患者脇部から外れにくく、又、患者脇部の押え効
果もあり、好都合である。
【0092】本発明は、脇ア−ム6のア−ム7先に取着
される脇当8が、牽引治療中に、患者脇部に対して、脇
部圧接面のフィティングを向上するよう枢着軸受29構
造や首振り構造32の自動的可動調整構造45とされる
ので、脇当8が、脇部近辺の不適当な位置に留ることな
く、適宜な角度に動きながら患者脇部の脇部に掛かる作
用力を受ける好適位置に至り、脇部に適切に添い、上半
身保持性が良く脇痛も少なく、好都合である。
【0093】本発明に係る間隔調節機構21は、軸受連
結体18のセット幅を調節して縦軸着部15の軸心幅を
調節するもので、患者の脇幅や治療条件によって縦向軸
16の幅を変えることで牽引作用での脇ア−ム6の作用
角度を調節し脇締力の程度を調整することができ脇痛が
少なく上半身保持性の良い治療が可能となる。
【0094】又、スライドガイド35は、ベッド1に取
着位置可変に取着され、脇当8は、牽引治療中、患者脇
部を締め付ける作用の程度を、スライドガイド35の取
着位置変更により調節できるものである。
【0095】先ず、患者の体格や治療条件により脇部痛
の少なく上半身保持性の良いスイング角度調整の幅決め
となる調整ガイド37の幅位置を調節してセットする。
次に、牽引作用に対してスイング調節機構33は牽引力
が、一定の値より大きくなると引きバネ36の引力に抗
してスライドガイド35を開くようになり、スライドガ
イド35の前記スイング角度が次第に最大度のガイド状
態となり、牽引力にバランスして脇締め力を自動調整が
出来るので、脇締め力は軽減し、牽引力が大きい場合で
も脇部の痛みが少ない治療が可能となり、脇部の横が痛
くなる問題は解消され、好都合である。
【0096】即ち、上述の間隔調整機構21及びスイン
グ調節機構33は、共に、牽引作用力に応じて、直接的
相関によって、脇締力が発生するが患者の体格、脇幅、
或いは治療条件によって発生する脇締力が過少、過大と
なることへの対応を可能とするもので、スイング角度
(=開き角度)を事前調整可能とすることによって、適
切なバランスの取れた作用をなすように調整可能なもの
であり、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の部分斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例の部分斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例の部分斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例の部分斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例の脇当の立位角度をしめす
部分図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 フレ−ム 6 脇ア−ム 7 ア−ム 8 脇当 12 横軸着部 12a 左横軸着部 12b 右横軸着部 15 縦軸着部 18 軸受連結体 21 間隔調整機構 27 芯 33 スイング調節機構 45 可動調整構造

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド(1)の表側又は裏側に左右一対
    の脇アーム(6)が設けられるものであって、 軸受連結体(18)を縦方向に旋回可能に支持する横軸
    着部(12)をベッド(1)のフレ−ム(2)に設け、
    該横軸着部(12)に、縦方向に旋回する軸受連結体
    (18)の基端を連結し、軸受連結体(18)の他端に
    縦軸着部(15)を設け、該縦軸着部(15)に脇アー
    ム(6)を横方向に旋回可能に支持することを特徴とす
    る脇アーム付牽引用ベッド。
  2. 【請求項2】 横軸着部(12)は左・右横軸着部(1
    2a)・(12b)でなり、左横軸着部(12a)と右
    横軸着部(12b)とはほぼ同一軸心にフレ−ム(2)
    に設けられることを特徴とする請求項1記載の脇アーム
    付牽引用ベッド。
  3. 【請求項3】 ベッド(1)の表側又は裏側に左右一対
    の脇アーム(6)が設けられるものであって、 脇アーム(6)のア−ム(7)先に設けられる脇当
    (8)は、その延長方向の少なくとも一端に湾曲形状に
    又は端方に向かって漸増径形状の凹曲面形状に形成さ
    れ、 牽引治療中に、脇当(8)の凹曲面形状の部分が患者脇
    部に当接することを特徴とする脇ア−ム付牽引用ベッ
    ド。
  4. 【請求項4】 ベッド(1)の表側又は裏側に左右一対
    の脇アーム(6)が設けられるものであって、 脇ア−ム(6)のア−ム(7)先の芯(27)に取着さ
    れる脇当(8)が、牽引治療中に、患者脇部に対して、
    脇部圧接面のフィッティングを向上するよう前記ア−ム
    (7)先で可動調整構造(45)とされることを特徴と
    する脇ア−ム付牽引用ベッド。
  5. 【請求項5】 牽引治療中、脇当(8)を患者の脇部に
    当てがい上半身を保持する脇ア−ム(6)付の牽引用ベ
    ッドであって、 前記脇ア−ム(6)は、牽引作用によって脇当(8)に
    患者の両脇部を外側及び/又は上側から締付ける脇締力
    を発生させ、上半身保持を補助するものであり、間隔調
    節機構(21)又はスイング調節機構(33)又はその
    他の横・縦軸着部(12)・(15)の軸位置の調節機
    構によって、前記脇ア−ム(6)のベッド(1)への取
    着位置関係を変更調節して、脇締力を調節可能としたこ
    とを特徴とする脇ア−ム付牽引用ベッド。
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