JP2000050917A - 装飾具用掛止め機構 - Google Patents
装飾具用掛止め機構Info
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- JP2000050917A JP2000050917A JP10233547A JP23354798A JP2000050917A JP 2000050917 A JP2000050917 A JP 2000050917A JP 10233547 A JP10233547 A JP 10233547A JP 23354798 A JP23354798 A JP 23354798A JP 2000050917 A JP2000050917 A JP 2000050917A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で、芯材が必要以上に挿入される
のを防ぐことができる装飾具用掛止め機構を提供するこ
とである。 【解決手段】 芯材3の太さのうち、凹部5を挟んで先
端側の最大の太さBを挿入孔4の径Aより小さくし、か
つ、凹部5を挟んで第1本体1側の太さCを挿入孔4の
径Aより大きくしている。
のを防ぐことができる装飾具用掛止め機構を提供するこ
とである。 【解決手段】 芯材3の太さのうち、凹部5を挟んで先
端側の最大の太さBを挿入孔4の径Aより小さくし、か
つ、凹部5を挟んで第1本体1側の太さCを挿入孔4の
径Aより大きくしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、リング
形状のピアスを掛け止めるための装飾具用掛止め機構に
関する。
形状のピアスを掛け止めるための装飾具用掛止め機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】ピアスとしては、例えば、図5〜図8に
示すようなものがあった。図5、図6に示すように、ピ
アスは、湾曲させた棒材からなる第1本体1と、同じく
湾曲させた棒材からなる第2本体2とを備え、両本体
1、2を、例えばK18製としている。そして、これら
第1、2本体1、2の端部同士を、回動自在に連結して
いる。さらに、上記第1本体1の一端面からは、第1、
2本体1、2に比べて細くした芯材3を突出させてい
る。そして、この芯材3を、第1本体1の曲率に合わせ
て曲げている。
示すようなものがあった。図5、図6に示すように、ピ
アスは、湾曲させた棒材からなる第1本体1と、同じく
湾曲させた棒材からなる第2本体2とを備え、両本体
1、2を、例えばK18製としている。そして、これら
第1、2本体1、2の端部同士を、回動自在に連結して
いる。さらに、上記第1本体1の一端面からは、第1、
2本体1、2に比べて細くした芯材3を突出させてい
る。そして、この芯材3を、第1本体1の曲率に合わせ
て曲げている。
【0003】このようにしたピアスを耳に飾るときは、
図5に示すように、第1、2本体1、2を広げた状態
で、芯材3を、図示しない耳のピアス孔に貫通させる。
そして、芯材3を耳のピアス孔に貫通させたら、図6に
示すように、第1、2本体1、2を閉じるとともに、次
に述べるようにして、芯材3を第2本体2側に掛け止め
る。なお、芯材3を第2本体2側に掛け止めると、これ
ら第1、2本体1、2及び芯材3とが相まって、上記第
1、2本体1、2の湾曲とほぼ同じ曲率を有するリング
形状を構成することになる。
図5に示すように、第1、2本体1、2を広げた状態
で、芯材3を、図示しない耳のピアス孔に貫通させる。
そして、芯材3を耳のピアス孔に貫通させたら、図6に
示すように、第1、2本体1、2を閉じるとともに、次
に述べるようにして、芯材3を第2本体2側に掛け止め
る。なお、芯材3を第2本体2側に掛け止めると、これ
ら第1、2本体1、2及び芯材3とが相まって、上記第
1、2本体1、2の湾曲とほぼ同じ曲率を有するリング
形状を構成することになる。
【0004】以下では、第1本体1に設けた芯材3を、
どのようにして第2本体2側に掛け止めるかについて説
明する。図7、図8に示すように、第2本体2は、その
内部のすべて、あるいは、端部付近が中空となってい
る。そして、この第2本体2の一端面に挿入孔4を形成
するが、この挿入孔4の径を上記芯材3の太さより大き
くしている。一方、第1本体1に設けた芯材3の先端付
近には傾斜部3aを形成し、この芯材3の内側を、先端
に向かって徐々に細くなるようにしている。さらに、こ
の芯材3の内側には、傾斜部3aに連続させて凹部5を
形成している。
どのようにして第2本体2側に掛け止めるかについて説
明する。図7、図8に示すように、第2本体2は、その
内部のすべて、あるいは、端部付近が中空となってい
る。そして、この第2本体2の一端面に挿入孔4を形成
するが、この挿入孔4の径を上記芯材3の太さより大き
くしている。一方、第1本体1に設けた芯材3の先端付
近には傾斜部3aを形成し、この芯材3の内側を、先端
に向かって徐々に細くなるようにしている。さらに、こ
の芯材3の内側には、傾斜部3aに連続させて凹部5を
形成している。
【0005】第1、2本体1、2を閉じると、両本体
1、2の一端面が近づくとともに、第1本体1に設けた
芯材3が、第2本体2の挿入孔4に挿入される。このと
き、芯材3の傾斜部3aが、挿入孔4内周面の内側部分
4aにちょうど当接するようにしている。そして、その
まま第1、2本体1、2を閉じていくと、芯材3は、そ
の傾斜部3aを挿入孔4内周面の内側部分4aに沿わせ
て移動していく。このとき、芯材3は、その傾斜部3a
に合わせるように弾性変形する。なお、挿入孔4の径を
芯材3の太さより大きくしたので、芯材3の外側と挿入
孔4内周面の外側部分とに距離が確保され、芯材3が弾
性変形するのを許容することになる。このようにして芯
材3を所定の長さだけ挿入すると、芯材3の凹部5に、
挿入孔4内周面の内側部分4aがはまり込んで、第1本
体1に設けた芯材3を第2本体2側に掛け止めることが
できる。
1、2の一端面が近づくとともに、第1本体1に設けた
芯材3が、第2本体2の挿入孔4に挿入される。このと
き、芯材3の傾斜部3aが、挿入孔4内周面の内側部分
4aにちょうど当接するようにしている。そして、その
まま第1、2本体1、2を閉じていくと、芯材3は、そ
の傾斜部3aを挿入孔4内周面の内側部分4aに沿わせ
て移動していく。このとき、芯材3は、その傾斜部3a
に合わせるように弾性変形する。なお、挿入孔4の径を
芯材3の太さより大きくしたので、芯材3の外側と挿入
孔4内周面の外側部分とに距離が確保され、芯材3が弾
性変形するのを許容することになる。このようにして芯
材3を所定の長さだけ挿入すると、芯材3の凹部5に、
挿入孔4内周面の内側部分4aがはまり込んで、第1本
体1に設けた芯材3を第2本体2側に掛け止めることが
できる。
【0006】以上述べたピアスでは、第1、2本体1、
2を閉じるときに、力を入れ過ぎると、芯材3の凹部5
が挿入孔4内周面の内側部分4aを乗り越えて、さらに
芯材3が挿入されるおそれがある。そして、芯材3が必
要以上に挿入されると、第1、2本体1、2の一端面間
に挟まれて耳が圧迫されてしまうことがある。また、芯
材3が挿入孔4内周面の内側部分4aから大きな力を受
けて、変形してしまうおそれもある。そこで、第2本体
2の内部に、ストッパ壁6を一体に形成している。そし
て、芯材3の凹部5に挿入孔4内周面の内側部分4aが
はまり込んだとき、図8に示すように、芯材3の先端が
ちょうどストッパ壁6に当接するようにしている。した
がって、力を入れ過ぎたときでも、このストッパ壁6に
規制されて、芯材3が必要以上に挿入されることがなく
なる。
2を閉じるときに、力を入れ過ぎると、芯材3の凹部5
が挿入孔4内周面の内側部分4aを乗り越えて、さらに
芯材3が挿入されるおそれがある。そして、芯材3が必
要以上に挿入されると、第1、2本体1、2の一端面間
に挟まれて耳が圧迫されてしまうことがある。また、芯
材3が挿入孔4内周面の内側部分4aから大きな力を受
けて、変形してしまうおそれもある。そこで、第2本体
2の内部に、ストッパ壁6を一体に形成している。そし
て、芯材3の凹部5に挿入孔4内周面の内側部分4aが
はまり込んだとき、図8に示すように、芯材3の先端が
ちょうどストッパ壁6に当接するようにしている。した
がって、力を入れ過ぎたときでも、このストッパ壁6に
規制されて、芯材3が必要以上に挿入されることがなく
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
ように、第2本体2の内部にストッパ壁6を設けるので
は、その構造が複雑になってしまう。そして、構造が複
雑になれば、それだけ材料コストや加工コストも高くな
ってしまう。特に、ピアスのように比較的に小さな装飾
具では、できるだけ簡単な構造の掛止め機構が望まれ
る。この発明の目的は、簡単な構造で、芯材が必要以上
に挿入されるのを防ぐことができる装飾具用掛止め機構
を提供することである。
ように、第2本体2の内部にストッパ壁6を設けるので
は、その構造が複雑になってしまう。そして、構造が複
雑になれば、それだけ材料コストや加工コストも高くな
ってしまう。特に、ピアスのように比較的に小さな装飾
具では、できるだけ簡単な構造の掛止め機構が望まれ
る。この発明の目的は、簡単な構造で、芯材が必要以上
に挿入されるのを防ぐことができる装飾具用掛止め機構
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
一端面付近を湾曲させた棒材からなる第1本体と、少な
くとも一端面付近を湾曲させた棒材からなる第2本体
と、第1本体の一端面から突出させた芯材と、第2本体
の内部に形成した中空部と、第2本体の一端面に形成し
た挿入孔とを備え、第1本体の一端面と第2本体の一端
面とを近づけたり、離したりできる構成にし、両本体の
一端面を近づけたとき、上記芯材が挿入孔に挿入して掛
け止められるとともに、これら第1、2本体の端面付近
及び芯材が相まって、上記第1、2本体の端面付近の湾
曲とほぼ同じ曲率を有する湾曲が形成される構成にした
装飾具用掛止め機構を前提とする。
一端面付近を湾曲させた棒材からなる第1本体と、少な
くとも一端面付近を湾曲させた棒材からなる第2本体
と、第1本体の一端面から突出させた芯材と、第2本体
の内部に形成した中空部と、第2本体の一端面に形成し
た挿入孔とを備え、第1本体の一端面と第2本体の一端
面とを近づけたり、離したりできる構成にし、両本体の
一端面を近づけたとき、上記芯材が挿入孔に挿入して掛
け止められるとともに、これら第1、2本体の端面付近
及び芯材が相まって、上記第1、2本体の端面付近の湾
曲とほぼ同じ曲率を有する湾曲が形成される構成にした
装飾具用掛止め機構を前提とする。
【0009】そして、第1の発明は、芯材を先端に向か
って徐々に細くするために芯材の内側あるいは外側に形
成した傾斜部と、芯材の内側あるいは外側に傾斜部に連
続させて形成した凹部とを備え、両本体の一端面を近づ
けたとき、芯材の傾斜部が挿入孔内周面の内側部分ある
いは外側部分にちょうど当接するとともに、そのまま両
本体の一端面を近づけていくと、芯材は、その傾斜部を
挿入孔内周面の内側部分あるいは外側部分に沿わせて移
動していき、芯材に形成した凹部に挿入孔内周面の内側
部分あるいは外側部分がはまり込んで、芯材が挿入孔に
掛け止められる構成にし、しかも、芯材の太さのうち、
凹部を挟んで先端側の最大の太さを挿入孔の径より小さ
くし、かつ、凹部を挟んで第1本体側の太さを挿入孔の
径より大きくした点に特徴を有する。
って徐々に細くするために芯材の内側あるいは外側に形
成した傾斜部と、芯材の内側あるいは外側に傾斜部に連
続させて形成した凹部とを備え、両本体の一端面を近づ
けたとき、芯材の傾斜部が挿入孔内周面の内側部分ある
いは外側部分にちょうど当接するとともに、そのまま両
本体の一端面を近づけていくと、芯材は、その傾斜部を
挿入孔内周面の内側部分あるいは外側部分に沿わせて移
動していき、芯材に形成した凹部に挿入孔内周面の内側
部分あるいは外側部分がはまり込んで、芯材が挿入孔に
掛け止められる構成にし、しかも、芯材の太さのうち、
凹部を挟んで先端側の最大の太さを挿入孔の径より小さ
くし、かつ、凹部を挟んで第1本体側の太さを挿入孔の
径より大きくした点に特徴を有する。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、第
1、2本体の一端面とは逆側の端部同士を回動自在に連
結して、第1本体の一端面と第2本体の一端面とを近づ
けたり、離したりできる構成にした点に特徴を有する。
1、2本体の一端面とは逆側の端部同士を回動自在に連
結して、第1本体の一端面と第2本体の一端面とを近づ
けたり、離したりできる構成にした点に特徴を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の装飾具用掛
止め機構の一実施例として、上記従来例と同じくリング
形状のピアスを説明する。この実施例のピアスは、芯材
3と挿入孔4との関係を改善したものであり、以下で
は、上記従来例のピアスと同一の構成要素には同一の符
号を付し、その詳細な説明を省略する。図1は、リング
形状のピアスのうち、芯材3と第2本体2との掛止め部
分を拡大した図である。上記従来例でも説明したが、第
1本体1に設けた芯材3の先端付近には傾斜部3aを形
成し、この芯材3の内側を、先端に向かって徐々に細く
なるようにしている。さらに、この芯材3の内側には、
傾斜部3aに連続させて凹部5を形成している。
止め機構の一実施例として、上記従来例と同じくリング
形状のピアスを説明する。この実施例のピアスは、芯材
3と挿入孔4との関係を改善したものであり、以下で
は、上記従来例のピアスと同一の構成要素には同一の符
号を付し、その詳細な説明を省略する。図1は、リング
形状のピアスのうち、芯材3と第2本体2との掛止め部
分を拡大した図である。上記従来例でも説明したが、第
1本体1に設けた芯材3の先端付近には傾斜部3aを形
成し、この芯材3の内側を、先端に向かって徐々に細く
なるようにしている。さらに、この芯材3の内側には、
傾斜部3aに連続させて凹部5を形成している。
【0012】ここで、図1に示すように、芯材3の太さ
のうち、凹部5を挟んで先端側の太さBと第1本体1側
の太さCとに差を持たせている。つまり、芯材3の先端
を徐々に細くしているが、その最大の太さ、言い換えれ
ば、凹部5に隣り合う部分の太さBを、挿入孔4の径A
より小さくしている。それに対して、芯材3自体の太
さ、言い換えれば、凹部5から第1本体1側の範囲での
太さCを、挿入孔4の径Aより大きくしている。
のうち、凹部5を挟んで先端側の太さBと第1本体1側
の太さCとに差を持たせている。つまり、芯材3の先端
を徐々に細くしているが、その最大の太さ、言い換えれ
ば、凹部5に隣り合う部分の太さBを、挿入孔4の径A
より小さくしている。それに対して、芯材3自体の太
さ、言い換えれば、凹部5から第1本体1側の範囲での
太さCを、挿入孔4の径Aより大きくしている。
【0013】次に、この実施例のピアスの作用について
説明する。第1、2本体1、2を閉じると、両本体1、
2の一端面が互いに近づくとともに、第1本体1に設け
た芯材3が、第2本体2の端面の挿入孔4に挿入され
る。このとき、芯材3の傾斜部3aが、挿入孔4内周面
の内側部分4aにちょうど当接するようにしている。
説明する。第1、2本体1、2を閉じると、両本体1、
2の一端面が互いに近づくとともに、第1本体1に設け
た芯材3が、第2本体2の端面の挿入孔4に挿入され
る。このとき、芯材3の傾斜部3aが、挿入孔4内周面
の内側部分4aにちょうど当接するようにしている。
【0014】そして、そのまま第1、2本体1、2を閉
じていくと、芯材3は、傾斜部3aを挿入孔4内周面の
内側部分4aに沿わせて移動していく。なお、図1に示
すように、内側部分4aを球面状に加工しておけば、芯
材3を滑らかに移動させることが可能となる。芯材3が
挿入孔4内周面の内側部分4aに沿って移動するとき、
この芯材3は、その傾斜部3aに合わせるように弾性変
形する。なお、挿入孔4の径Aが芯材3の太さCより大
きいので、芯材3の外側と挿入孔4内周面の外側部分と
には距離が保たれ、芯材3が弾性変形するのを許容する
ことになる。
じていくと、芯材3は、傾斜部3aを挿入孔4内周面の
内側部分4aに沿わせて移動していく。なお、図1に示
すように、内側部分4aを球面状に加工しておけば、芯
材3を滑らかに移動させることが可能となる。芯材3が
挿入孔4内周面の内側部分4aに沿って移動するとき、
この芯材3は、その傾斜部3aに合わせるように弾性変
形する。なお、挿入孔4の径Aが芯材3の太さCより大
きいので、芯材3の外側と挿入孔4内周面の外側部分と
には距離が保たれ、芯材3が弾性変形するのを許容する
ことになる。
【0015】このようにして芯材3を所定の長さだけ挿
入すると、芯材3の内側に形成した凹部5に、挿入孔4
内周面の内側部分4aがはまり込んで、第1本体1に設
けた芯材3を第2本体2側に掛け止めることができる。
入すると、芯材3の内側に形成した凹部5に、挿入孔4
内周面の内側部分4aがはまり込んで、第1本体1に設
けた芯材3を第2本体2側に掛け止めることができる。
【0016】ここで、上記のように、凹部5を挟んで第
1本体1側では、芯材3の太さCを挿入孔4の径Aより
大きくしたので、その部分を挿入孔4に挿入することは
できない。したがって、第1、2本体1、2を閉じると
きに力を入れ過ぎたとしても、芯材3が必要以上に挿入
されることはなく、芯材3の凹部5が挿入孔4内周面の
内側部分4aを乗り越えることができない。そして、芯
材3が必要以上に挿入されなければ、第1、2本体1、
2の一端面間に挟まれて耳が圧迫されてしまうことがな
く、また、芯材3が変形してしまうおそれもなくなる。
1本体1側では、芯材3の太さCを挿入孔4の径Aより
大きくしたので、その部分を挿入孔4に挿入することは
できない。したがって、第1、2本体1、2を閉じると
きに力を入れ過ぎたとしても、芯材3が必要以上に挿入
されることはなく、芯材3の凹部5が挿入孔4内周面の
内側部分4aを乗り越えることができない。そして、芯
材3が必要以上に挿入されなければ、第1、2本体1、
2の一端面間に挟まれて耳が圧迫されてしまうことがな
く、また、芯材3が変形してしまうおそれもなくなる。
【0017】以上述べた実施例によれば、芯材3が必要
以上に挿入されるのを防ぐのに、上記従来例のように第
2本体2の内部にストッパ壁6を設ける必要はなく、芯
材3及び挿入孔4の寸法を管理するだけでよい。したが
って、なんら構造が複雑になることはなく、材料コスト
や加工コストが高くなることもない。
以上に挿入されるのを防ぐのに、上記従来例のように第
2本体2の内部にストッパ壁6を設ける必要はなく、芯
材3及び挿入孔4の寸法を管理するだけでよい。したが
って、なんら構造が複雑になることはなく、材料コスト
や加工コストが高くなることもない。
【0018】なお、図2に示すように、挿入孔4内周面
の内側部分4aに弾性を持たせ、芯材3を内側部分4a
に沿わせて移動させるときに、この内側部分4aが、矢
印k方向に弾性変形するようにしてもよい。なお、各部
の寸法A、B、Cの関係については、上記実施例で述べ
たものと同じである。このようにしておけば、芯材3の
弾性だけでなく、挿入孔4内周面の内側部分4aの弾性
も相まって、芯材3の凹部5に内側部分4aをはめ込む
ことができ、より大きなクリック感をだすことができ
る。なお、図2では、挿入孔4内周面の内側部分4aに
弾性を持たせるために、第2本体2に板バネ部7を形成
している。ただし、それ以外にも、具体的には図示しな
いが、内側部分4aを第2本体2と別部材として、この
内側部分4aの下方に、弾性体を組み込む等してもかま
わない。
の内側部分4aに弾性を持たせ、芯材3を内側部分4a
に沿わせて移動させるときに、この内側部分4aが、矢
印k方向に弾性変形するようにしてもよい。なお、各部
の寸法A、B、Cの関係については、上記実施例で述べ
たものと同じである。このようにしておけば、芯材3の
弾性だけでなく、挿入孔4内周面の内側部分4aの弾性
も相まって、芯材3の凹部5に内側部分4aをはめ込む
ことができ、より大きなクリック感をだすことができ
る。なお、図2では、挿入孔4内周面の内側部分4aに
弾性を持たせるために、第2本体2に板バネ部7を形成
している。ただし、それ以外にも、具体的には図示しな
いが、内側部分4aを第2本体2と別部材として、この
内側部分4aの下方に、弾性体を組み込む等してもかま
わない。
【0019】上記実施例では、ピアスについて説明した
が、それ以外の装飾具、例えば、ブレスレットやネック
レスを掛け止めるのに利用してもよい。また、上記実施
例では、真円のリング形状を構成するピアスについて説
明したが、その形状に変化を与えてもよい。例えば、図
3に示すピアスでは、第1、2本体1、2の一端面付近
のみを湾曲させて、それ以外の部分を直線的に成形して
いる。そして、芯材3が第2本体2側に掛け止められた
状態で、第1、2本体1、2の一端面付近及び芯材3が
相まって、第1、2本体1、2の端面付近の湾曲とほぼ
同じ曲率を有する湾曲が形成されるようにしている。
が、それ以外の装飾具、例えば、ブレスレットやネック
レスを掛け止めるのに利用してもよい。また、上記実施
例では、真円のリング形状を構成するピアスについて説
明したが、その形状に変化を与えてもよい。例えば、図
3に示すピアスでは、第1、2本体1、2の一端面付近
のみを湾曲させて、それ以外の部分を直線的に成形して
いる。そして、芯材3が第2本体2側に掛け止められた
状態で、第1、2本体1、2の一端面付近及び芯材3が
相まって、第1、2本体1、2の端面付近の湾曲とほぼ
同じ曲率を有する湾曲が形成されるようにしている。
【0020】さらに、上記実施例では、第1、2本体
1、2の端部同士を回動自在に連結したが、必ずそうし
なければならないわけではない。例えば、図4に示すよ
うに、装飾具本体8に第1、2本体1、2を設けるとと
もに、その両方あるいはいずれか一方、ここでは、第2
本体2を、装飾具本体8に対して回動自在に連結させて
いる。さらにまた、上記実施例では、芯材3の内側に傾
斜部3a及び凹部5を形成したが、これら傾斜部3a及
び凹部5を、芯材3の外側に形成してもかまわない。こ
の場合、第1、2本体1、2を閉じたときに、芯材3の
傾斜部3aを挿入孔4内周面の外側部分4aに沿わせて
移動させるようにすればよい。
1、2の端部同士を回動自在に連結したが、必ずそうし
なければならないわけではない。例えば、図4に示すよ
うに、装飾具本体8に第1、2本体1、2を設けるとと
もに、その両方あるいはいずれか一方、ここでは、第2
本体2を、装飾具本体8に対して回動自在に連結させて
いる。さらにまた、上記実施例では、芯材3の内側に傾
斜部3a及び凹部5を形成したが、これら傾斜部3a及
び凹部5を、芯材3の外側に形成してもかまわない。こ
の場合、第1、2本体1、2を閉じたときに、芯材3の
傾斜部3aを挿入孔4内周面の外側部分4aに沿わせて
移動させるようにすればよい。
【0021】
【発明の効果】第1の発明によれば、凹部を挟んで第1
本体側では、芯材の太さを挿入孔の径より大きくしたの
で、その部分を挿入孔に挿入することはできない。した
がって、第1、2本体の一端面を近づけるときに力を入
れ過ぎたとしても、芯材が必要以上に挿入されることは
なく、芯材の凹部が挿入孔内周面の内側部分あるいは外
側部分を乗り越えることができない。そして、芯材が必
要以上に挿入されなければ、第1、2本体の一端面間に
挟まれて耳が圧迫されてしまうことがなく、また、芯材
が変形してしまうおそれもなくなる。そして、芯材が必
要以上に挿入されるのを防ぐのに、なんらかのストッパ
を設けるのではなく、芯材及び挿入孔の寸法を管理する
だけでよい。したがって、構造が複雑になることはな
く、材料コストや加工コストが高くなることがない。
本体側では、芯材の太さを挿入孔の径より大きくしたの
で、その部分を挿入孔に挿入することはできない。した
がって、第1、2本体の一端面を近づけるときに力を入
れ過ぎたとしても、芯材が必要以上に挿入されることは
なく、芯材の凹部が挿入孔内周面の内側部分あるいは外
側部分を乗り越えることができない。そして、芯材が必
要以上に挿入されなければ、第1、2本体の一端面間に
挟まれて耳が圧迫されてしまうことがなく、また、芯材
が変形してしまうおそれもなくなる。そして、芯材が必
要以上に挿入されるのを防ぐのに、なんらかのストッパ
を設けるのではなく、芯材及び挿入孔の寸法を管理する
だけでよい。したがって、構造が複雑になることはな
く、材料コストや加工コストが高くなることがない。
【0022】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、第1、2本体の端部同士を回動自在に連結したの
で、これら第1、2本体及び芯材とが相まって、略リン
グ形状を構成する。したがって、そのままピアス等の装
飾具として使用することが可能となる。
て、第1、2本体の端部同士を回動自在に連結したの
で、これら第1、2本体及び芯材とが相まって、略リン
グ形状を構成する。したがって、そのままピアス等の装
飾具として使用することが可能となる。
【図1】この発明の装飾具用掛止め機構の一実施例を示
し、ピアスのうち芯材3と第2本体2との部分を拡大し
た図である。
し、ピアスのうち芯材3と第2本体2との部分を拡大し
た図である。
【図2】図1と同じ部分の図であり、挿入孔4内周面の
内側部分4aに弾性を持たせた例を示す。
内側部分4aに弾性を持たせた例を示す。
【図3】他の例のピアスの開いた状態を示す図である。
【図4】他の例のピアスの閉じた状態を示す図である。
【図5】従来例のピアスの開いた状態を示す図である。
【図6】従来例のピアスの閉じた状態を示す図である。
【図7】図6の一部をカットした図である。
【図8】従来例のピアスのうち芯材3と第2本体2との
部分を拡大した図である。
部分を拡大した図である。
1 第1本体 2 第2本体 3 芯材 3a 傾斜部 4 挿入孔 4a 内側部分 5 凹部 A (挿入孔4の)径 B、C (芯材3の)太さ
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも一端面付近を湾曲させた棒材
からなる第1本体と、少なくとも一端面付近を湾曲させ
た棒材からなる第2本体と、第1本体の一端面から突出
させた芯材と、第2本体の内部に形成した中空部と、第
2本体の一端面に形成した挿入孔とを備え、第1本体の
一端面と第2本体の一端面とを近づけたり、離したりで
きる構成にし、両本体の一端面を近づけたとき、上記芯
材が挿入孔に挿入して掛け止められるとともに、これら
第1、2本体の端面付近及び芯材が相まって、上記第
1、2本体の端面付近の湾曲とほぼ同じ曲率を有する湾
曲が形成される構成にした装飾具用掛止め機構におい
て、芯材を先端に向かって徐々に細くするために芯材の
内側あるいは外側に形成した傾斜部と、芯材の内側ある
いは外側に傾斜部に連続させて形成した凹部とを備え、
両本体の一端面を近づけたとき、芯材の傾斜部が挿入孔
内周面の内側部分あるいは外側部分にちょうど当接する
とともに、そのまま両本体の一端面を近づけていくと、
芯材は、その傾斜部を挿入孔内周面の内側部分あるいは
外側部分に沿わせて移動していき、芯材に形成した凹部
に挿入孔内周面の内側部分あるいは外側部分がはまり込
んで、芯材が挿入孔に掛け止められる構成にし、しか
も、芯材の太さのうち、凹部を挟んで先端側の最大の太
さを挿入孔の径より小さくし、かつ、凹部を挟んで第1
本体側の太さを挿入孔の径より大きくしたことを特徴と
する装飾具用掛止め機構。 - 【請求項2】 第1、2本体の一端面とは逆側の端部同
士を回動自在に連結して、第1本体の一端面と第2本体
の一端面とを近づけたり、離したりできる構成にしたこ
とを特徴とする請求項1記載の装飾具用掛止め機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233547A JP2000050917A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 装飾具用掛止め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233547A JP2000050917A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 装飾具用掛止め機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050917A true JP2000050917A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16956778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10233547A Pending JP2000050917A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 装飾具用掛止め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000050917A (ja) |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP10233547A patent/JP2000050917A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010306 |