JP2000048838A - 燃料電池装置の制御方法 - Google Patents

燃料電池装置の制御方法

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JP2000048838A
JP2000048838A JP10210947A JP21094798A JP2000048838A JP 2000048838 A JP2000048838 A JP 2000048838A JP 10210947 A JP10210947 A JP 10210947A JP 21094798 A JP21094798 A JP 21094798A JP 2000048838 A JP2000048838 A JP 2000048838A
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outside
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JP10210947A
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English (en)
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Kazuhiro Tajima
一弘 田島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置する場所や気象条件に拘らず常に正常な
状態で発電できるようにする。 【解決手段】 燃料電池5のアノード極に供給されてい
る燃料ガス流量に応じた酸素量、具体的には送風ファン
10の回転数を求めるに際し、先ず標準条件、すなわち
101.325kPa(1気圧)、273.15K(0
℃)での送風ファン10の回転数N0 を、制御装置4の
メモリ部などに記憶してある燃料ガス供給量Q1−所要
酸素供給量Q2関係式などに基づいて算出し、続いて、
温度センサ16と圧力センサ17とが計測している現時
点の気圧A(kPa)と温度T(K)に基づいて、送風
ファン10の実際の回転数Nを、N0 ×(101.32
5÷A)×(T÷273.15)として求め、この回転
数で送風ファン10を回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料電池、蓄電池、燃料供給
源、制御器などを備え、燃料電池で発生した電力を外部
負荷に供給した後の余剰電力を蓄電池に蓄え、燃料電池
で発生した電力が不足の場合は蓄電池から電力を補って
外部負荷に供給する燃料電池装置が知られており、土木
建築工事用電源、家庭用非常電源などとして多くの期待
が集められている。
【0003】燃料電池には酸性型燃料電池とアルカリ型
燃料電池とがあるが、酸性型燃料電池の1つである固体
高分子型燃料電池の構成とその作用を以下に説明する。
【0004】固体高分子型燃料電池は、図4に示すよう
に、電解質01に高分子イオン交換膜(例えば、スルホ
ン酸基を持つフッ素樹脂系イオン交換膜)を用い、その
両側に触媒電極(例えば、白金など)02、03および
集電体04、05を備えた電極接合体06の構成からな
っている。なお、この場合は触媒電極02と集電体04
がアノード極、触媒電極03と集電体05がカソード極
として作用する。
【0005】アノード極側に供給された加湿燃料中の水
素は、触媒電極02上で水素イオン化され、この水素イ
オンは電解質01中を水の介在のもとH+ ・xH2 Oと
してカソード極側へ水と共に移動する。この移動した水
素イオンは、触媒電極03上で酸化剤(例えば、空気)
中の酸素と、外部回路07を通ってきた電子と反応して
水を生成する。そして、この生成水は残存酸化剤に搬送
されて燃料電池の外に排出され、外部回路07を通って
流れる電子の流れが、直流の電気エネルギーとして利用
される。
【0006】なお、電解質01となる高分子イオン交換
膜において、前記のような水素イオン透過性を発揮させ
るためには、この高分子イオン交換膜を常に充分な保水
状態に保持しておく必要があり、例えば燃料または酸化
剤に燃料電池の運転温度(常温〜100℃程度)近傍相
当の飽和水蒸気を含ませて、すなわち加湿して燃料およ
び酸化剤を電極接合体06に供給し、膜の保水状態を保
つようにしている。また、燃料電池は運転中に発熱する
ので、図示しない手段によって冷却される。
【0007】一方、アルカリ型燃料電池の場合は、電解
質中を水酸イオンが移動してアノード極上で燃料ガス
(水素ガス)と反応して水を生成する。この生成水はア
ノード極より残存燃料ガスに搬送されて燃料電池の外部
に排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の燃料電池に
おいては、供給される燃料ガスの量が負荷に応じて変化
し、同時に酸化剤として供給する空気の量も送風ファン
の回転数を制御するなどして、常に適正な量の酸素が供
給されるようになっている。
【0009】しかし、燃料電池装置が例えば高地で使用
されるときには、平地での使用と同様に送風ファンを制
御したのでは空気の密度が平地より小さいために、発電
部に供給される酸素の量に不足が生じ、未反応水素量が
増加したり、発電量が不足するなど、発電システムとし
ての安定性および発電効率が低下すると云った問題点が
あった。
【0010】したがって、設置する場所や気象条件に拘
らず常に正常な状態で発電できるようにする必要があ
り、これが解決すべき課題であった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたものであって、燃料
ガスの供給源から供給された燃料ガスと、外部から取り
込んだ空気とを用いて発電を行う燃料電池装置におい
て、燃料ガスの供給量または発電量に基づいて外部から
取り込む空気の量を制御すると共に、外部から取り込ん
だ空気あるいは外部の空気の圧力(以下、気圧と云う)
を計測し、この計測した気圧に基づいて外部から取り込
む空気の量を補正するようにした第1の構成の燃料電池
装置の制御方法と、
【0012】前記第1の構成の燃料電池装置の制御方法
において、気圧がAであるときには、標準気圧Bである
ときに取り込む空気の量にB/Aを乗算して与えられる
量に相当する量の空気を取り込むようにした第2の構成
の燃料電池装置の制御方法と、
【0013】燃料ガスの供給源から供給された燃料ガス
と、外部から取り込んだ空気とを用いて発電を行う燃料
電池装置において、燃料ガスの供給量または発電量に基
づいて予め定められた関係で外部から取り込む空気の量
を制御すると共に、この取り込む空気の量を決める前記
関係を多めまたは少なめに修正させるスイッチを備える
ようにした第3の構成の燃料電池装置の制御方法とを提
供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を、図面に基
づいて説明する。燃料電池装置1においては、ケース2
の内部に燃料ガスボンベ3が起立状態で収納されてい
る。ケース2の後部の上段には図示しない二次電池やD
C/DCコンバータなどを備えた制御装置4などが収納
されており、中段には燃料の水素と酸化剤としての空気
が供給されて電気化学反応させることにより発電する燃
料電池5が収納され、下段にはDC/ACコンバータ6
や貯水タンク7などが収納されている。
【0015】燃料ガスボンベ3からレギュレータ8と流
量調整弁9を経て燃料電池5のアノード極に供給された
水素ガスは、送風ファン10により外部から反応空気取
入口11を経て取り入れて燃料電池5のカソード極に送
られた空気中の酸素と燃料電池5において前記電気化学
反応を行って発電し、発電のために酸素が消費された空
気はケース2の外部に排出される。
【0016】なお、燃料電池5はケース2の反応空気取
入口11近傍に位置されており、外部からの吸気をスム
ースに行うことができるようになっている。
【0017】12は送風ファン10が発電の為に外部か
ら取り入れた空気をケース2外に排出するための排気ダ
クトである。白矢印で示したように流れる高温の空気に
含まれる水分(生成水と循環水の一部を含む)が排気ダ
クト12の内面や邪魔板の表面に結露し、乾燥した空気
がケース2の外に排出される。
【0018】分離された水分は矢印で示したように、排
気ダクト12に設けた勾配により下部の排水タンク13
に集められ、排水管14を介して適宜ケース2外に排出
したり、貯水タンク7に戻すことができるように構成さ
れている。
【0019】15は水ポンプであり、貯水タンク7に溜
っている冷却水を燃料電池5に循環供給することができ
るように図示しない冷却水管が設けられている。
【0020】そして、反応空気取入口11には気温を計
測する温度センサ16と、気圧を計測する圧力センサ1
7とが並設され、これらセンサが計測する気温Tと気圧
Aに基づいて、送風ファン10の回転数が図2のように
して制御される。
【0021】先ず、レギュレータ8によって所定の圧
力、例えば5kPaに降圧調整された燃料ガスボンベ3
内の燃料ガスが、流量調整弁9によって負荷に応じた所
要の流量に制御されて燃料電池5のアノード極に供給さ
れる。
【0022】そして、燃料電池5のアノード極に供給さ
れている燃料ガス流量または発電量に応じた酸素量、具
体的には送風ファン10の回転数が算出される。その場
合、標準条件、すなわち101.325kPa(1気
圧)、273.15K(0℃)での送風ファン10の回
転数N0 が、制御装置4の図示しないメモリ部などに記
憶してある、例えば図3に示したような燃料ガス供給量
Q1−所要酸素供給量Q2関係式などに基づいて先ず算
出される。
【0023】続いて、温度センサ16と圧力センサ17
とが計測している現時点の気圧A(kPa)と温度T
(K)とに基づいて、送風ファン10の実際の回転数N
を、N0 ×(101.325÷A)×(T÷273.1
5)として求め、この回転数で送風ファン10が回転さ
せられる。
【0024】上記のように送風ファン10の回転が制御
されるので、直接的な気圧変動は勿論、気温が高くした
がって空気の密度が小さくなっているときには、その低
密度を考慮して送風ファン10の回転数が増え、気温が
低くしたがって空気の密度が大きくなっているときに
は、その高密度を考慮して送風ファン10の回転数が下
がるので、燃料電池5のアノード極に供給される燃料ガ
スに最適な量の酸素が、外部から取り込まれて燃料電池
5のカソード極に供給される。
【0025】したがって、燃料電池装置1の設置場所や
気象の変動に拘らず、燃料電池5に供給される酸素の量
に過不足が生じて、未反応水素ガスの量が増加したり、
発電量が不足するなどの、発電システムとしての安定性
や発電効率が低下すると云った不都合が起こることはな
く、常に正常な状態で発電できるようになった。
【0026】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0027】例えば、送風ファン10と燃料電池5との
間にダンパーを設け、このダンパーの開度を気圧Aと気
温Tに基づいて調整し、燃料電池5に供給する空気の量
を制御するように構成することも可能である。
【0028】また、温度センサ16と圧力センサ17と
は、送風ファン10と燃料電池5との間に設けるように
構成することも可能である。
【0029】また、ケース2内に収納されているため、
温度センサ16が計測する気温T、すなわち外気の温度
ほどは温度が変化しない燃料ガスボンベ3内の燃料ガス
の燃料電池5への供給も、その温度を計測して温度が高
いときには多く、温度が低い時には少なく燃料電池5に
供給するように構成することも可能である。
【0030】また、燃料ガス流量に対応する送風ファン
10の回転数を求める関係式またはそのデータ、さらに
はその関係を表すテーブルを複数用意してスイッチで切
り換えるようにしても良い。この時は気圧が高いとき、
または低い時に対応するものとすれば、気圧計を用いず
に本発明を実施することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、燃
料電池装置の設置位置や気象条件の変動に拘らず、適正
な量の空気が発電部に供給されるので、未反応水素ガス
の量が増加したり、発電量が不足するなどのシステムと
しての安定性や発電効率が低下すると云った不都合が起
こることはなく、常に正常な状態で発電できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池装置の要部の説明図である。
【図2】制御の流れを示す説明図である。
【図3】所要酸素供給量を求めるための説明図である。
【図4】固体高分子型燃料電池の構成を示す説明図であ
る。
【図5】燃料電池装置の説明図である。
【符号の説明】
1 燃料電池装置 2 ケース 3 燃料ガスボンベ 4 制御装置 5 燃料電池 8 レギュレータ 9 流量調整弁 10 送風ファン 11 反応空気取入口 16 温度センサ 17 圧力センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスの供給源から供給された燃料ガ
    スと、外部から取り込んだ空気とを用いて発電を行う燃
    料電池装置において、燃料ガスの供給量または発電量に
    基づいて外部から取り込む空気の量を制御すると共に、
    外部から取り込んだ空気あるいは外部の空気の圧力(以
    下、気圧と云う)を計測し、この計測した気圧に基づい
    て外部から取り込む空気の量を補正することを特徴とす
    る燃料電池装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 気圧がAであるときには、標準気圧Bで
    あるときに取り込む空気の量にB/Aを乗算して与えら
    れる量に相当する量の空気を取り込むことを特徴とする
    請求項1記載の燃料電池装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 燃料ガスの供給源から供給された燃料ガ
    スと、外部から取り込んだ空気とを用いて発電を行う燃
    料電池装置において、燃料ガスの供給量または発電量に
    基づいて予め定められた関係で外部から取り込む空気の
    量を制御すると共に、この取り込む空気の量を決める前
    記関係を多めまたは少なめに修正させるスイッチを備え
    たことを特徴とする燃料電池装置の制御方法。
JP10210947A 1998-07-27 1998-07-27 燃料電池装置の制御方法 Pending JP2000048838A (ja)

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