JP2000047134A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ

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JP2000047134A
JP2000047134A JP21469298A JP21469298A JP2000047134A JP 2000047134 A JP2000047134 A JP 2000047134A JP 21469298 A JP21469298 A JP 21469298A JP 21469298 A JP21469298 A JP 21469298A JP 2000047134 A JP2000047134 A JP 2000047134A
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JP
Japan
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display
light source
liquid crystal
light
combiner
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Application number
JP21469298A
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Inventor
Toshihiko Sugibuchi
俊彦 杉渕
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源発熱の心配のない新規なヘッドアップディ
スプレイを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明では、光源4の光は散乱板5で散乱
され、散乱光を反射型液晶3で反射することにより画像
が生成され、画像表示光は全反射ミラー2で反射され、
さらにコンバイナ1で反射されて、表示像として観察者
(運転手)の瞳Eに至る。反射型液晶3がカラーの反射
型液晶である場合、反射率は30〜100%であるた
め、光源4は強力なものを必要とせず、他の構成品に対
する熱影響が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前方視野に各種情
報を重畳して視認できるヘッドアップディスプレイに関
する。特に車両や船舶等の乗物に搭載するのに適したヘ
ッドアップディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ナビゲーション情報を車両のド
ライバーに提供するヘッドアップディスプレイとして、
運転者の前方に配置されるコンバイナと、画像表示光を
画像表示面から出射する表示器とを備えたものが用いら
れている。ここで、表示器としては、透過型液晶とハロ
ゲンランプまたは冷陰極管の組み合わせまたは蛍光表示
管が使われ、この表示器から出射された表示光はミラー
やレンズなどの光学系を介して、コンバイナに導かれ
る。
【0003】例えば、図3に示すように従来のヘッドア
ップディスプレイは、光源31から出射された光は散乱
板32で散乱され、輝度むらが防止される。散乱された
光は透過型液晶33を透過し画像が生成され、光学系3
4で反射され、コンバイナ(ハーフミラー)35で反射
されて表示像として運転者の目に至る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置に
おいて、精細な画像を表示する場合、TFT液晶やNT
液晶を使用する必要があるが、例えばカラー表示に関し
ては、液晶に偏光板およびカラーフィルタが必要とさ
れ、光源光の透過率が低くなる(3〜5%程度)。この
ため、充分な表示像の輝度を得るには、強力な光源を必
要としたり、反射率の高いハーフミラーを必要とし、光
源の発熱による液晶の機能低下やドライバ回路の破壊、
周辺機器への影響が懸念される。
【0005】この場合、光源を液晶より遠ざけることに
より、液晶への熱影響は少なくなるが、反面輝度の低
下、構成部品の配置スペースが大きくなるなどの問題が
ある。また、ハーフミラーの反射率が高くなると、透過
率は低くなり、運転者の前方視野を妨げる。なお、光源
に蛍光表示管を使用した場合の発熱による影響は、上述
の構成よりは少ないが、表示は固定パターンかまたは粗
いものであり、表示内容の表現に制約がある。
【0006】そこで、本発明は、光源発熱の心配のない
新規なヘッドアップディスプレイを提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため観察者の前方に配置されるコンバイナと、画
像表示光を画像表示面から出射する表示器とを備え、そ
の画像表示光をコンバイナにより偏光することで、その
コンバイナの前方に観察対象の虚像を形成可能なヘッド
アップディスプレイにおいて、前記表示器が反射型表示
素子と光源とからなることを特徴とする。ここで、反射
型表示素子としては、例えば反射型液晶を用いることが
できる。反射型液晶は、透過型液晶に比較して偏光板の
数を減らすか、または無くすことができると共に、カラ
ー表示に対してもカラーフィルタの透過率を大きくする
か廃止することができ、全体として透過型液晶の透過率
に相当する反射率を大きく取れる(反射率30〜100
%)。
【0007】光源は反射型表示素子を照射する位置に配
置され、例えば、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、LED、冷陰極管を用いることができるが、これら
に限定されない。光源と反射型表示素子の間には、光源
の輝度むらを防止するために散乱板を配置してもよい。
また、光源は、反射型表示素子に対し光軸上に配置して
も、光軸からはずれた位置に配置してもよい。ただし、
光源を反射型表示素子に対し、光軸からはずれた位置に
配置することにより、反射された光源点を直視すること
無く、輝度むらの少ない表示像を得られる。
【0008】コンバイナは、外界からの光線を透過させ
るとともに、表示器から投光された画像表示光を観察者
が視認できる方向に偏光させるものならば何でもよく、
例えば、ハーフミラー、ホログラム素子、プリズム等を
用いることができる。また、フロントガラスの反射を直
接用いてもよい。ハーフミラーを用いる場合は反射によ
り画像表示光を偏光し、ホログラム素子を用いる場合は
回折により画像表示光を偏光し、プリズムを用いる場合
はプリズムの入射面での屈折と、その入射面に対向する
プリズムの内部面での反射とにより画像表示光を偏光す
る。
【0009】また、コンバイナと表示器との間には、光
学素子を配置し、表示器からの画像表示光を光学素子で
光路変更して、コンバイナに照射しても良い。光学素子
としては、例えば全反射凹面ミラー、全反射平面ミラ
ー、ホログラム素子、プリズム等を用いることができ
る。光学素子を用いることにより、装置を大型化するこ
となく、光路長を長くすることができる。光学素子の形
状と相対配置は、例えば、コンバイナの反射点における
法線と、光学素子の反射面の法線とが非平行となるよう
に定められる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明に係るヘッドアップディ
スプレイ(以下HUDという)の光学系の概略図を示し
ており、例えば車両用HUDとして用いる場合について
説明する。1はコンバイナであり、例えばダッシュボー
ド上に取り付けられたり、フロントガラスに貼り付けら
れることで観察者(ドライバー)の前方に配置される。
コンバイナ1は、例えば凹面形状の反射面を有するハー
フミラーにより構成される。
【0011】2は、コンバイナ1側に反射面を有する全
反射ミラーで、例えばダッシュボード上に取り付けられ
たり、ダッシュボードに内蔵されることで、観察者の前
方においてコンバイナ1よりも観察者に近接した位置に
配置される。なお、全反射ミラー2をダッシュボードに
内蔵する場合、コンバイナ1と全反射ミラー2との間に
おいてダッシュボードに形成された開口を透明部材によ
り覆うようにすればよい。
【0012】3は反射型液晶で、コンバイナ1の下方に
おいて、例えば、ダッシュボード上に取り付けられた
り、ダッシュボードに内蔵されることで、全反射ミラー
2よりも観察者から前方に離れた位置において、コンバ
イナ1に可及的に近接して配置される。また、反射型液
晶の前方下方には光源4が配置されており、この光源4
は、光学系で定まる光軸6上に配置され、光源4の出射
方向7と光軸6は一致する。光源4としては、例えばハ
ロゲンランプが用いられる。なお、光源4と反射型液晶
3の間には、散乱板5を配置し、光源4の輝度むらを防
止する。したがって、反射型液晶3には、散乱板5で散
乱された光が照射され、反射型液晶3で反射されること
により画像が生成される。
【0013】反射型液晶3の一点から出射した画像表示
光が観察者の瞳Eに至るまでの光路は一義的に定まり、
その反射型液晶3の一点から出射した画像表示光の全反
射ミラー2からコンバイナ1までの光路は、その画像表
示光の出射点から全反射ミラー2までの光路よりも上
方、且つその画像表示光のコンバイナから観察者の瞳E
までの光路よりも下方に位置する。
【0014】上記構成により、光源4の光は散乱板5で
散乱され、散乱光を反射型液晶3で反射することにより
画像が生成され、画像表示光は全反射ミラー2で反射さ
れ、さらにコンバイナ1で反射されて表示像として観察
者(運転手)の瞳Eに至る。反射型液晶3がカラーの反
射型液晶である場合、反射率は30〜100%であるた
め光源4は強力なものを必要とせず、他の構成品に対す
る熱影響が少ない。また、同等の光源では、透過型液晶
に比較して反射型液晶を使う方が表示輝度を高くでき
る。
【0015】なお、本発明の構成は上記のものに限定さ
れず、図2のものでも良い。図2中図1と同じものには
同じ番号が付してある。この図2の変形例は、光源4
は、光学系で決まる光軸6上から外された位置に配置さ
れ、光源4の出射方向8も光軸6から外される。これに
より、光源4を直接観察者(運転者)が視認することは
無くなるため、散乱板を廃止しても、観察者が輝度むら
を感じることは無くなる。さらに、散乱板を廃止できる
ことから、表示輝度を低下させること無く、コストダウ
ンが可能となる。また、光学系の配置も上述のものに限
定されない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、光源輝度は透過型液晶
に比較して低く押さえられるため、光源発熱による液晶
その他への熱影響は少なくなる。また、同等の光源では
透過型液晶に比較して表示輝度を高くできることから、
コンバイナの透過率を大きくでき、例えばフロントガラ
スに特殊なコーティングをすること無く、充分な表示輝
度が得られる。また、液晶と光源の距離も小さく取れる
ことから、構成部品配置スペースをコンパクトにでき
る。さらに、反射型液晶は、透過型と同等の精細化が可
能であるから、表示内容の表現に自由度がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るHUDの光学系の概略図
【図2】本発明に係るHUDの光学系の他の概略図
【図3】従来のHUDの光学系の概略図
【符号の説明】
1:コンバイナ 2:全反射ミラー 3:反射型液晶 4:光源 5:散乱板 6:光軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察者の前方に配置されるコンバイナ
    と、画像表示光を画像表示面から出射する表示器とを備
    え、その画像表示光をコンバイナにより偏光することに
    より、そのコンバイナの前方に観察対象の虚像を表示す
    るヘッドアップディスプレイにおいて、前記表示器が反
    射型表示素子と光源とからなることを特徴とするヘッド
    アップディスプレイ。
JP21469298A 1998-07-30 1998-07-30 ヘッドアップディスプレイ Pending JP2000047134A (ja)

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JP21469298A JP2000047134A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 ヘッドアップディスプレイ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1262741A1 (de) * 2001-05-30 2002-12-04 Robert Bosch Gmbh Anzeigevorrichtung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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