JP2000046945A - 超音波センサ装置 - Google Patents

超音波センサ装置

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JP2000046945A
JP2000046945A JP21128198A JP21128198A JP2000046945A JP 2000046945 A JP2000046945 A JP 2000046945A JP 21128198 A JP21128198 A JP 21128198A JP 21128198 A JP21128198 A JP 21128198A JP 2000046945 A JP2000046945 A JP 2000046945A
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真武 宇野
Toshimasa Takagi
俊昌 高木
Goro Oda
悟朗 小田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近距離の障害物であっても検出できるものに
する。 【解決手段】 超音波パルス波を間欠的に空間へ送波し
て障害物Aからの反射波を受波する送受波器4と、送受
波器から送波された超音波パルス波の障害物からの反射
波を受波するのみの受波器41と、必要な反射波のみを
取り出す検知ゲート回路5b,51bとを備え、送受波
器から送波された超音波パルス波の反射波の時間遅れに
基づいて障害物の有無を検出するようにした超音波セン
サ装置1であって、障害物の存在を検出する送受波器側
の閾値レベルを、障害物の存在を検出する受波器側の閾
値レベルよりも、低く設定した検知回路5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波パルス波を送
波するとともに障害物からの反射波を受波して障害物の
有無を検出する超音波センサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の超音波センサ装置を示すブ
ロック図である。図7は従来の超音波センサ装置の動作
を説明するタイミングチャートであり、図7(a)は送
波信号、図7(b)は受波信号、図7(c)は検波信
号、図7(d)は検知ゲート信号、図7(e)は検波信
号と検知ゲート信号との論理積信号、図7(f)は時間
軸である。図8は超音波センサ装置の検知エリアを示す
説明図である。
【0003】従来の超音波センサ装置1は、図6に示す
ように、基準信号発生回路2と、発振回路3と、送受波
器4と、検知回路5と、信号処理部6と、表示部7とを
備える。基準信号発生回路2は、パルス状の超音波の送
波間隔を設定するための基準信号を発生する。発振回路
3は、前記基準信号に基づいた送波間隔で所定周波数の
電気振動を間欠的に発生する。送受波器4は、発振回路
3の出力を超音波に変換して空中へ送波するとともに、
障害物Aからの反射波を受波する。検知回路5は、送受
波器4の出力から障害物Aからの反射波による信号成分
を取り出し、障害物Aの反射波が予め設定された所定時
間範囲Tc 内で、且つ予め設定された閾値レベルTh0
り大きいか否か検出する。信号処理部6は、検知回路5
の出力から検知エリア内に障害物Aが存在するか否かを
判断する。表示部7は、信号処理部6が検知エリア内に
障害物Aが存在すると判断したときにその旨の表示を行
う。
【0004】検知回路5は受波回路5aと検知ゲート回
路5bとゲート制御回路5cとを備える。受波回路5a
は、送受波器4の出力する受波信号が閾値レベルTh0
り大きい場合にのみHighになる検波信号を出力する。検
知ゲート回路5bは、受波回路5aの出力する検波信号
のうち、所定時間範囲Tc 内の検波信号のみを通過させ
る。ゲート制御回路5cは、基準信号発生回路2の出力
に基づいて、検知ゲート回路5bを開放する時間範囲T
c を制御する。
【0005】上述のような従来の超音波センサ装置1に
あっては、発振回路3は図7(a)に示すようにバース
ト信号を時刻t0 から時刻t1 まで送受波器4へ入力す
る。すると、送受波器4の超音波振動子は時刻t0 から
振動を開始するものの、図7(b)に示すように、時刻
1 が過ぎてからも送受波器4の超音波振動子の残響振
動が残り、送受波器4の受波信号Ws が閾値レベルTh0
を下回るには時間がかかり、受波回路5aは図7(c)
に示すような検波信号Ks を出力する。そのため、検知
ゲート回路5bは、図7(d)に示すように、前記残響
振動による受波信号Ws が閾値レベルTh0を下回って以
降の、時刻t2 にしか検知ゲートを開くことができな
い。
【0006】いま、超音波センサ装置1の送受波器4と
障害物Aとの距離をL、音速をCとした場合、送波した
超音波は障害物Aに反射して2L/C秒後に反射波とし
て返ってきて、図7(b)に示す受波信号Wa として送
受波器4に受波される。そして、この障害物Aからの反
射波の受波信号Wa は、受波回路5aから図7(c)に
示すように検波信号Ka として出力され、この検波信号
a が図7(d)に示すように検知ゲート回路5bの開
いている時刻t2 から時刻t3 までの間にあれば、検知
ゲート回路5bは、図7(e)に示すように、受波回路
5aの検波信号と検知ゲート回路5bの検知ゲート信号
との論理積信号Pa を、信号処理部6へ出力する。そし
て、信号処理部6は障害物Aを検出した旨の表示信号を
表示部7へ出力し、表示部7はその旨を表示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送受波
器4と障害物Aとの距離Lが短くなればなるほど、障害
物Aからの反射波の受波信号Wa と残響振動による受波
信号Ws とが近接してくる。しかし、検知ゲートは、残
響振動による受波信号Ws のために、時刻t2 より後に
しか開くことができないため、送受波器4と障害物Aと
の距離LがC・(t2 −t0 )/2よりも近いところ
は、図8に示すように死角Dになってしまい、検知エリ
アBは制限され、現在のところ約20cm以下に接近す
る障害物Aは検出できないという問題点があった。
【0008】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、近距離の障害
物であっても検出できる近距離障害物検出能力を向上せ
しめた、優れる超音波センサ装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、超音波
パルス波を間欠的に空間へ送波して障害物からの反射波
を受波する送受波器と、該送受波器から送波された超音
波パルス波の障害物からの反射波を受波するのみの受波
器と、必要な反射波のみを取り出す検知ゲート回路とを
備え、前記送受波器から送波された超音波パルス波の反
射波の時間遅れに基づいて障害物の有無を検出するよう
にした超音波センサ装置であって、障害物の存在を検出
する送受波器側の閾値レベルを、障害物の存在を検出す
る受波器側の閾値レベルよりも、低く設定した検知回路
を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明にあっては、前記検知
ゲート回路は前記送受波器の検知ゲートと前記受波器の
検知ゲートとで重ならないように設定されており、前記
送受波器の検知ゲートで取り出される検波信号と前記受
波器の検知ゲートで取り出される検波信号とを識別処理
する信号処理部を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る超音波センサ
装置の一実施の形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明
する。図1は超音波センサ装置を示すブロック図であ
る。図2は超音波センサ装置の障害物が比較的遠方にあ
る場合の動作を説明するタイミングチャートであり、図
2(a)は送波信号、図2(b)は送受波器の受波信
号、図2(c)は送受波器の受波信号の検波信号、図2
(d)は送受波器側の検知ゲート信号、図2(e)は送
受波器の受波信号の検波信号と送受波器側の検知ゲート
信号との論理積信号、図2(f)は受波器の受波信号、
図2(g)は受波器の受波信号の検波信号、図2(h)
は受波器側の検知ゲート信号、図2(i)は受波器の受
波信号の検波信号と受波器側の検知ゲート信号との論理
積信号、図2(j)は時間軸である。図3は超音波セン
サ装置の障害物が近距離にある場合の動作を説明するタ
イミングチャートであり、図3(a)は送波信号、図3
(b)は送受波器の受波信号、図3(c)は送受波器の
受波信号の検波信号、図3(d)は送受波器側の検知ゲ
ート信号、図3(e)は送受波器の受波信号の検波信号
と送受波器側の検知ゲート信号との論理積信号、図3
(f)は受波器の受波信号、図3(g)は受波器の受波
信号の検波信号、図3(h)は受波器側の検知ゲート信
号、図3(i)は受波器の受波信号の検波信号と受波器
側の検知ゲート信号との論理積信号、図3(j)は時間
軸である。図4は超音波センサ装置の検知エリアを示す
説明図、図5は超音波センサ装置の受波器側の閾値レベ
ルを高くした場合の検知エリアを示す説明図である。な
お、図1に示す超音波センサ装置にあっては、従来の技
術で図6を用いて説明した超音波センサ装置と同等な個
所には、同じ符号を付してある。
【0012】この超音波センサ装置1は、図1に示すよ
うに、基準信号発生回路2と、発振回路3と、送受波器
4と、受波器41と、検知回路5と、信号処理部6と、
表示部7とを備える。基準信号発生回路2は、パルス状
の超音波の送波間隔を設定するための基準信号を発生す
る。発振回路3は、前記基準信号に基づいた送波間隔で
所定周波数の電気振動を間欠的に発生する。送受波器4
は、発振回路3の出力を超音波に変換して空中へ送波す
るとともに、障害物Aからの反射波を受波する。受波器
41は、受波専用のもので、送受波器4と並べて配設さ
れて、障害物Aからの反射波を受波する。
【0013】検知回路5は、受波回路5a,51aと、
検知ゲート回路5b,51bと、ゲート制御回路5cと
を備える。受波回路5aは、送受波器4の出力する受波
信号が閾値レベルTh0より大きい場合にのみHighになる
検波信号を出力する。受波回路51aは、受波器41の
出力する受波信号が閾値レベルTh1より大きい場合にの
みHighになる検波信号を出力する。なお、閾値レベルT
h0,Th1の関係は、T h1>Th0とされている。
【0014】検知ゲート回路5bは、受波回路5aの出
力する検波信号のうち、送受波器側の検知ゲートに相当
する所定時間範囲Tc 内の、検波信号のみを通過させ
る。検知ゲート回路51bは、受波回路51aの出力す
る検波信号のうち、受波器側の検知ゲートに相当する所
定時間範囲Tb 内の、検波信号のみを通過させる。ゲー
ト制御回路5cは、基準信号発生回路2の出力に基づい
て、検知ゲート回路5bを開放する時間範囲Tc と検知
ゲート回路51bを開放する時間範囲Tb とを制御す
る。
【0015】上述のような従来の超音波センサ装置にあ
っては、発振回路3は図2(a)に示すようにバースト
信号を時刻t0 から時刻t1 まで送受波器4へ入力す
る。すると、送受波器4の超音波振動子は時刻t0 から
振動を開始するものの、図2(b)に示すように、時刻
1 が過ぎてからも送受波器4の超音波振動子の残響振
動が残り、送受波器4の受波信号Ws が閾値レベルTh0
を下回るには時間がかかり、受波回路5aは図2(c)
に示すような検波信号Ks を出力する。そのため、検知
ゲート回路5bは、図2(d)に示すように、前記残響
振動による受波信号Ws が閾値レベルTh0を下回って以
降の、時刻t3 にしか検知ゲートを開くことができな
い。
【0016】また、受波器41にあっては、近接して並
べて配設されている送受波器4の影響を受けて、送受波
器4の送波する超音波の中の回り込み成分を図2(f)
に示すように受波信号Wd として受波し、この受波器4
1の受波した受波信号Wd は、受波回路51aから図2
(g)に示すように検波信号Kd として出力される。そ
のため、検知ゲート回路51bは、図2(h)に示すよ
うに、前記受波信号W d が閾値レベルTh1を下回って以
降の、時刻t2 にしか検知ゲートを開くことができな
い。
【0017】しかしながら、受波器41の受波する受波
信号Wd は、送受波器4の送波する超音波の中の回り込
み成分であり、受波レベルはそれほど強くなく残響振動
も殆ど生じないので、仮に閾値レベルTh1=Th0であっ
たとしても、送受波器4の残響振動による受波信号Ws
が閾値レベルTh0を下回るよりも速やかに閾値レベルT
h1を下回ることができる。従って、障害物Aからの反射
波を受波することをもって近距離に位置する障害物Aを
検出することに対しては、送受波器4よりも受波器41
の方が適しているということができる。
【0018】しかも、障害物Aからの反射波の音圧レベ
ルは、障害物Aが近距離にあればあるほど強くなること
から、閾値レベルTh1を高めることによって感度を鈍ら
せても障害物Aの反射波の検出は充分可能であって、閾
値レベルTh0,Th1の関係をTh1>Th0とすることによ
って、検知ゲート回路51bの検知ゲートを開く時刻t
2 を早めることが可能で、更に近距離の障害物Aを検出
可能にできる。
【0019】なお、この超音波センサ装置1のゲート制
御回路5cは、基準信号発生回路2の出力に基づいて、
時刻t2 から時刻t3 までのTb 期間のみ検知ゲート回
路51bの検知ゲートを開放するとともに、時刻t3
ら時刻t4 までのTc 期間のみ検知ゲート回路5bの検
知ゲートを開放するようにされている。このときの超音
波センサ装置1の検知エリアBは図4に示すようにな
り、死角Dの領域が狭まり検知エリアB2 だけ広がるの
であり、検知エリアB1 を送受波器4と受波回路5aと
検知ゲート回路5bとが受け持ち、検知エリアB2 を受
波器41と受波回路51aと検知ゲート回路51bとが
受け持つことになる。
【0020】いま、超音波センサ装置の送受波器4と障
害物Aとの距離をL、音速をCとした場合、送波した超
音波は障害物Aに反射して2L/C秒後に反射波として
返ってきて、距離Lが比較的遠方であるとすると、図2
(b)に示すように送受波器4に受波信号Wa として受
波されるとともに、図2(f)に示すように受波器41
にも受波信号Wa として受波される。
【0021】そして、送受波器4に受波された障害物A
からの反射波の受波信号Wa は、受波回路5aから図2
(c)に示すように検波信号Ka として出力され、この
検波信号Ka が図2(d)に示すように検知ゲート回路
5bの開いている時刻t3 から時刻t4 までの間にある
ので、検知ゲート回路5bは、図2(e)に示すよう
に、受波回路5aの検波信号と検知ゲート回路5bの検
知ゲート信号との論理積信号Pa を、信号処理部6へ出
力できる。
【0022】一方、受波器41に受波された障害物Aか
らの反射波の受波信号Wa は、受波回路51aから図2
(g)に示すように検波信号Ka として出力されるもの
の、この検波信号Ka が図2(h)に示すように検知ゲ
ート回路51bの開いている時刻t2 から時刻t3 まで
の間にないので、検知ゲート回路51bは、図2(i)
に示すように、受波回路51aの検波信号と検知ゲート
回路51bの検知ゲート信号との論理積信号を、信号処
理部6へ出力できない。
【0023】そして、信号処理部6は、検知ゲート回路
51bからではなく検知ゲート回路5bから、障害物A
を検出した旨の論理積信号Pa を受けたことに基づい
て、表示信号を表示部7へ出力し、表示部7は遠方側の
検知エリアB1 に障害物Aのある旨を表示できる。
【0024】また、超音波センサ装置の送受波器4と障
害物Aとの距離をL、音速をCとした場合、送波した超
音波は障害物Aに反射して2L/C秒後に反射波として
返ってきて、距離Lが近距離であるとすると、図3
(b)に示すように送受波器4に受波信号Wsaとして受
波されるとともに、図3(g)に示すように受波器41
に受波信号Wa として受波される。
【0025】そして、送受波器4に受波された障害物A
からの反射波の受波信号Wsaは、受波回路5aから図3
(c)に示すように検波信号Ksaとして出力されるもの
の、この検波信号Ksaは図3(d)に示すように検知ゲ
ート回路5bの開いている時刻t3 から時刻t4 までの
間にない。従って、検知ゲート回路5bは、図3(e)
に示すように、受波回路5aの検波信号と検知ゲート回
路5bの検知ゲート信号との論理積信号を、信号処理部
6へ出力できない。
【0026】一方、受波器41に受波された障害物Aか
らの反射波の受波信号Wa は、受波回路51aから図3
(g)に示すように検波信号Ka として出力されるもの
の、この検波信号Ka が図3(h)に示すように検知ゲ
ート回路51bの開いている時刻t2 から時刻t3 まで
の間にある。従って、検知ゲート回路51bは、図3
(i)に示すように、受波回路51aの検波信号と検知
ゲート回路51bの検知ゲート信号との論理積信号Pa
を、信号処理部6へ出力できる。
【0027】そして、信号処理部6は、検知ゲート回路
5bからではなく検知ゲート回路51bから、障害物A
を検出した旨の論理積信号Pa を受けたことに基づい
て、表示信号を表示部7へ出力し、表示部7は近傍側の
検知エリアB2 に障害物Aのある旨を表示できる。
【0028】上述のような超音波センサ装置1にあって
は、従来のものは20cm以内が死角Dになり障害物A
の識別が充分でなかったのが、死角Dが7〜10cmに
改善された。
【0029】なお、上述の実施の形態にあっては、閾値
レベルTh0,Th1の関係をTh1>T h0とすることによっ
て、検知ゲート回路51bの検知ゲートを開く時刻t2
を早めて近距離の障害物Aの識別を可能にしているが、
受波回路51aの内蔵する増幅器(図示せず)の増幅率
を、受波回路5aの内蔵する増幅器(図示せず)の増幅
率より低くして、閾値レベルTh0,Th1の関係はTh1
h0にしても原理上同じことになり、同様の作用効果を
得ることが可能である。
【0030】つまり、閾値レベルTh0,Th1を高めるこ
とと、受波回路5a,51aの内蔵する増幅器の増幅率
を低めることとは同義であり、感度を鈍らせることであ
り、本発明は、受波回路51aの経路の感度を、受波回
路5aの経路の感度よりも鈍らせることをも含むもので
ある。
【0031】また、上述のような超音波センサ装置1に
あっては、閾値レベルTh0,Th1を異ならしめたり、受
波回路5a,51aの内蔵する増幅器の増幅率を異なら
しめたりすることによって、図5に示すように近距離の
検知エリアB2 のみを小さくするというような検知エリ
ア制御を行なうことも可能である。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、超音波セ
ンサ装置の送受波器の送波時の残響振動の影響を受ける
ことがなくなり、且つ、従来の遠距離の検知性能を損な
うことなく、障害物の近距離識別能力の向上した、優れ
る超音波センサ装置を提供できるという効果を奏する。
【0033】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて更に、障害物の存在が検知エリ
アの中の遠方領域に位置するかそれとも近距離領域に位
置するかを識別できて使い勝手の良い、優れる超音波セ
ンサ装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態の超音波センサ装置
を示すブロック図である。
【図2】上記超音波センサ装置の障害物が比較的遠方に
ある場合の動作を説明するタイミングチャートである。
【図3】上記超音波センサ装置の障害物が近距離にある
場合の動作を説明するタイミングチャートである。
【図4】上記超音波センサ装置の検知エリアを示す説明
図である。
【図5】上記超音波センサ装置の受波器側の閾値レベル
を高くした場合の検知エリアを示す説明図である。
【図6】従来の超音波センサ装置を示すブロック図であ
る。
【図7】上記超音波センサ装置の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図8】上記超音波センサ装置の検知エリアを示す説明
図である。
【符号の説明】
1 超音波センサ装置 4 送受波器 41 受波器 5 検知回路 5a 検知ゲート回路 51a 検知ゲート回路 A 障害物 Tb 受波器側の検知ゲート Tc 送受波器側の検知ゲート Th0 送受波器側の閾値レベル Th1 受波器側の閾値レベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 悟朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G005 AA04 5J083 AA02 AC05 AD01 BA01 BE19 CA01 CA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波パルス波を間欠的に空間へ送波し
    て障害物からの反射波を受波する送受波器と、該送受波
    器から送波された超音波パルス波の障害物からの反射波
    を受波するのみの受波器と、必要な反射波のみを取り出
    す検知ゲート回路とを備え、前記送受波器から送波され
    た超音波パルス波の反射波の時間遅れに基づいて障害物
    の有無を検出するようにした超音波センサ装置であっ
    て、障害物の存在を検出する送受波器側の閾値レベル
    を、障害物の存在を検出する受波器側の閾値レベルより
    も、低く設定した検知回路を設けたことを特徴とする超
    音波センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記検知ゲート回路は前記送受波器の検
    知ゲートと前記受波器の検知ゲートとで重ならないよう
    に設定されており、前記送受波器の検知ゲートで取り出
    される検波信号と前記受波器の検知ゲートで取り出され
    る検波信号とを識別処理する信号処理部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の超音波センサ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212349A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Nippon Soken Inc 障害物検出装置
JP2013108857A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Panasonic Corp 車両用障害物検知装置

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