JP2000046902A - Ic試験装置 - Google Patents
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Abstract
験装置を提供する。 【解決手段】被試験ICに少なくとも低温熱ストレスを
印加してテストを行うIC試験装置1であり、少なくと
も圧縮機211、凝縮器212、膨張弁214および蒸
発器215がこの順で冷媒配管216により接続された
冷凍サイクル210と、蒸発器215により熱交換され
た冷風をテスト前の被試験ICに供給する送風ファン2
23を有する冷風供給系220とを備える。
Description
子などの各種電子部品(以下、代表的にICと称す
る。)をテストするためのIC試験装置に関し、特に低
温印加装置を備えたIC試験装置に関する。
装置では、トレイに収納された多数のICを試験装置内
に搬送し、各ICをテストヘッドに電気的に接触させ、
IC試験装置本体(以下、テスタともいう。)に試験を
行わせる。そして、試験を終了すると各ICをテストヘ
ッドから搬出し、試験結果に応じたトレイに載せ替える
ことで、良品や不良品といったカテゴリへの仕分けが行
われる。
と、テストトレイと呼ばれる専用トレイに被試験ICを
載せ替え、これを温度印加用チャンバ内に搬入して被試
験ICを所定の温度にしたのち、テストトレイに搭載さ
れた状態で被試験ICをテストヘッドに押し付けるチャ
ンバ方式のハンドラと、被試験ICをヒートプレート
(ホットプレートともいう。)に載せて高温の温度スト
レスを印加し、これを吸着ヘッドで一度に数個ずつ吸着
搬送してテストヘッドに押し付けるヒートプレート方式
のものがある。
行う場合には、主としてチャンバ方式のハンドラが用い
られ、チャンバ内に液体窒素を導入することで、ICに
たとえば−30℃程度の低温熱ストレスが印加される。
て低温熱ストレスを印加する場合には、上述したように
液体窒素の供給源が必要とされ、従来では別設された液
体窒素貯留庫から工場配管を用いてハンドラまで引き込
むか、あるいは、ハンドラの近くに液体窒素ボンベを設
置し、ここから配管等によってハンドラに供給されてい
た。
工場配管によって液体窒素を圧送すると、その工場配管
を取り廻すためのスペースに制約が生じたり、保温その
他の設備上のコストが高くなるといった問題があった。
また、ハンドラの近くに液体窒素ボンベを設置するとこ
の問題は解消されるが、液体窒素ボンベの交換作業が煩
わしいといった新たな問題が生じる。
な物質であるため不用意に使用できず、そのための対策
にも充分に留意する必要があって、その意味においても
コスト高となっていた。
鑑みてなされたものであり、液体窒素に代わる低温印加
装置を備えたIC試験装置を提供することを目的とす
る。
するために、本発明のIC試験装置は、被試験ICに少
なくとも低温熱ストレスを印加してテストを行うIC試
験装置において、少なくとも圧縮機、凝縮器、膨張弁お
よび蒸発器がこの順で冷媒配管により接続された冷凍サ
イクルと、前記蒸発器により熱交換された気体を前記テ
スト前の被試験ICに供給する送風ファンを有する冷風
供給系とを備えたことを特徴とする。
により冷風を生成することで被試験ICに低温熱ストレ
スを印加するので、液体窒素を用いるのに比べて工場配
管の取り廻しスペースの問題、設備費用の問題および安
全性の問題等が全て解消される。
いが、請求項2記載のIC試験装置では、前記冷風供給
系は、前記被試験ICを昇降温させるソークチャンバま
たは前記被試験ICをテストするテストチャンバの何れ
か一方へ前記冷風を供給し、何れか他方から排気するこ
とを特徴とする。
よる冷風をソークチャンバからテストチャンバへ流して
も良いし、逆にテストチャンバからソークチャンバへ流
しても良い。
供給してテストチャンバから排気することで、ソークチ
ャンバにおける被試験ICの昇降温効率が向上する。ま
た、ソークチャンバに供給された冷風をテストチャンバ
に導くことでテストチャンバにおける温度維持にも寄与
することができる。
ンバへ供給してソークチャンバから排気することで、最
も温度管理が必要とされるテストチャンバに適温化され
た冷風が供給されることになるので被試験ICの温度精
度が向上する。また、テストチャンバに供給された冷風
をソークチャンバに導いてここから排気することで、ソ
ークチャンバにおける昇降温制御にも寄与することとな
る。
いが、請求項3記載のIC試験装置は、前記冷風供給系
は、前記蒸発器により熱交換された気体を加熱する加熱
器をさらに有することを特徴とする。
トロールするには、蒸発器を循環する冷媒量や送風ファ
ンの回転数等々を制御すればよいが、本発明のIC試験
装置では加熱器を有しているので、蒸発器を通過した冷
気を所望の温度だけ上昇させるように加熱すれば足り
る。したがって、冷風温度を正確に制御しやすい。
いが、請求項4記載のIC試験装置は、設定温度を入力
する入力手段と、前記テストチャンバまたは前記ソーク
チャンバの少なくとも何れかに設けられた温度センサ
と、前記温度センサにより検出された実温度と前記入力
手段に入力された設定温度とに基づいて前記冷風供給系
から供給される冷風温度を制御する制御手段とをさらに
有することを特徴とする。
れるチャンバの実温度を検出して設定温度と比較し、こ
れによって冷風供給系から供給される冷風温度を制御す
るので、正確な温度管理を行うことができ、IC試験の
信頼性が向上する。
いが、請求項5記載のIC試験装置は、前記制御手段
は、前記送風ファンおよび/または前記加熱器を制御す
ることにより前記冷風供給系から供給される冷風温度を
制御することを特徴とする。
冷風温度は、送風ファンによる冷風供給量、または加熱
器による冷風加熱およびこれらの組み合わせによって適
宜調節することができる。
いが、請求項6記載のIC試験装置は、前記冷凍サイク
ルまたは前記冷風供給系の少なくとも何れかの動作状態
を検出する動作状態検出手段と、前記動作状態検出手段
により検出された動作状態に基づいて前記冷凍サイクル
または前記冷風供給系の作動または停止を制御すること
を特徴とする。
手段によって冷凍サイクルまたは冷風供給系の少なくと
も何れかの動作状態を検出し、異常を検出したらその冷
凍サイクルまたは冷風供給系を停止させる。このとき、
操作者にその旨を喚起することが望ましい。これによ
り、不適温状況下で被試験ICがテストされることが防
止でき、テストの信頼性が向上することともに、IC試
験装置の歩留まりも向上することになる。
基づいて説明する。図1は本発明のIC試験装置の実施
形態を示す斜視図、図2は図1の冷凍サイクルおよび冷
風供給系を示す回路図、図3は図1のIC試験装置にお
ける被試験ICの取り廻し方法を示すトレイのフローチ
ャートである。
ラ10における被試験ICの取り廻しについて説明す
る。なお、図3は被試験ICの取り廻し方法を理解する
ための図であり、実際のハンドラ10では上下方向(Z
軸方向)に並んで配置されている部材を平面的に示した
部分もある。
に高温または低温の温度ストレスを与えた状態でICが
適切に動作するかどうかを試験(検査)し、当該試験結
果に応じてICを分類する装置であって、こうした温度
ストレスを与えた状態での動作テストは、試験対象とな
る被試験ICが多数搭載されたトレイ(以下、カスタマ
トレイKTともいう。)から当該IC試験装置1内を搬
送されるテストトレイTTに被試験ICを載せ替えて実
施される。
に示すように、これから試験を行なう被試験ICを格納
し、また試験済のICを分類して格納するIC格納部1
00と、IC格納部100から送られる被試験ICをチ
ャンバ部300に送り込むローダ部200と、テストヘ
ッドを含むチャンバ部300と、チャンバ部300で試
験が行なわれた試験済のICを分類して取り出すアンロ
ーダ部400とから構成されている。
Cを格納する試験前ICストッカと試験の結果に応じて
分類された被試験ICを格納する試験済ICストッカと
(これらを総称して単にストッカ101という。)が設
けられている。図3にはこれらのストッカ101を引き
出した状態を点線で示している。
Cストッカ101は、枠状のトレイ支持枠102と、こ
のトレイ支持枠102の下部から侵入して上部に向って
昇降可能とするエレベータ103とから構成され、トレ
イ支持枠102には、カスタマトレイKT(同図に一点
鎖線で示す。)が複数積み重ねられて支持され、この積
み重ねられたカスタマトレイKTのみがエレベータ10
3によって上下に移動される。
ICストッカとは同じ構造のストッカ101とされてい
るので、試験前ICストッカと試験済ICストッカとの
それぞれの数を必要に応じて適宜数に設定することがで
きる。たとえば、図3に示す例では、試験前ストッカと
して1個のストッカSTK−Bを割り当て、またその隣
にアンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−E
を1個割り当てるとともに、試験済ICストッカとして
5個のストッカSTK−1,STK−2,…,STK−
5を割り当てて試験結果に応じて最大5つの分類に仕分
けして格納できるように構成されている。つまり、良品
と不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のも
の、中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再
試験が必要なもの等に仕分けされる。
部100と装置基板105との間に設けられたトレイ移
送アーム104によってローダ部200の窓部201に
装置基板105の下側から運ばれる。そして、このロー
ダ部200において、カスタマトレイKTに積み込まれ
た被試験ICをX−Y搬送装置202によって一旦プリ
サイサ(preciser)204に移送し、ここで被試験IC
の相互の位置を修正したのち、さらにこのプリサイサ2
04に移送された被試験ICを再びX−Y搬送装置20
2を用いて、ローダ部200に停止しているテストトレ
イTTに積み替える。
へ被試験ICを積み替えるX−Y搬送装置202には、
図示するX−Y方向に移動可能な可動ヘッド203が設
けられ、この可動ヘッド203には吸着ヘッドが下向に
装着されている(図示は省略する。)。この吸着ヘッド
が空気を吸引しながら移動することで、カスタマトレイ
KTから被試験ICを吸着し、その被試験ICをテスト
トレイTTに積み替える。こうした吸着ヘッドは、可動
ヘッド203に対して例えば8個程度装着されており、
これにより一度の動作で8個の被試験ICをテストトレ
イTTに積み替えることができる。
テストトレイTTとの間に設けられたプリサイサ204
は、被試験ICの位置修正手段であり、カスタマトレイ
KTに搭載された被試験ICを一旦プリサイサ204の
凹部へ落とし込むことで、被試験ICの相互の位置が正
確に定まり、位置が修正された被試験ICを再び吸着ヘ
ッドで吸着してテストトレイTTに積み替えることで、
テストトレイTTに形成されたIC収納凹部に精度良く
被試験ICを積み替えることができる。
00で被試験ICが積み込まれたのちチャンバ部300
に送り込まれ、当該テストトレイTTに搭載された状態
で各被試験ICがテストされる。
積み込まれた被試験ICに目的とする高温又は低温の熱
ストレスを与えるソークチャンバ(恒温槽)301と、
このソークチャンバ301で熱ストレスが与えられた状
態にある被試験ICをテストヘッド304に接触させる
テストチャンバ302と、テストチャンバ302で試験
された被試験ICから、与えられた熱ストレスを除去す
るイグジットチャンバ(除熱槽)303とで構成されて
いる。
送装置が設けられており、テストチャンバ302が空く
までの間、複数枚のテストトレイTTがこの垂直搬送装
置に支持されながら待機する。主として、この待機中に
おいて、被試験ICに高温又は低温の熱ストレスが印加
される。
ストヘッド304が配置され、テストヘッド304の上
にテストトレイTTが運ばれて、被試験ICの入出力端
子をテストヘッド304のコンタクトピンに電気的に接
触させることによりテストが行われる。
ャンバ301で高温を印加した場合は被試験ICを送風
により冷却して室温に戻し、またソークチャンバ301
で例えば−30℃程度の低温を印加した場合は、被試験
ICを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じない程
度の温度まで戻したのち、アンローダ部400に排出さ
れる。
に設けられたX−Y搬送装置202とほぼ同じ構造のX
−Y搬送装置402が設けられ、このX−Y搬送装置4
02に設けられた可動ヘッド403によって、アンロー
ダ部400に運び出されたテストトレイTTから試験済
のICがカスタマトレイKTに積み替えられる。
は、当該アンローダ部400へ運ばれたカスタマトレイ
KTが装置基板105の上面に臨むように4つの窓部4
01が設けられている。また、図示は省略するが、それ
ぞれの窓部401の下側には、カスタマトレイKTを昇
降させるための昇降テーブルが設けられており、ここで
は試験済の被試験ICが積み替えられて満杯になったカ
スタマトレイKTを載せて下降し、この満杯トレイをト
レイ移送アーム104に受け渡す。
は、仕分け可能なカテゴリーの最大が5種類であるもの
の、アンローダ部400の窓部401には最大4枚のカ
スタマトレイKTしか配置することができない。したが
って、リアルタイムに仕分けできるカテゴリは4分類に
制限される。このため、本実施形態のハンドラ10で
は、アンローダ部400のテストトレイTTと窓部40
1との間にバッファ部404を設け、このバッファ部4
04に希にしか発生しないカテゴリの被試験ICを一時
的に預かるようにしている。
のソークチャンバ301およびテストチャンバ302に
冷風を供給するための冷凍装置20を備えている。この
冷凍装置20は、被試験ICに低温の熱ストレスを印加
する際に使用され、内部に冷凍サイクル210と、冷風
供給系220とが設けられている。
ータにより駆動されて冷媒を高温高圧ガスに吸入および
圧縮するコンプレッサ211と、この高温高圧ガスを外
気と熱交換させることで凝縮液化させ、低温高圧の気液
混合ガスとするコンデンサ(凝縮器)212と、この気
液混合ガスを分離し、液状冷媒のみを取り出すためのレ
シーバタンク213と、この高圧液冷媒を急激に膨張さ
せて低温低圧の霧状冷媒とする膨張弁214と、この低
温低圧霧状冷媒を用いて空気を冷却するためのエバポレ
ータ(蒸発器)215とが、冷媒配管216により閉ル
ープ回路を構成するように接続されている。
されるようにケーシング201の外部(天井)から空気
を吸い込んで高温冷媒を冷却するファン217を備えて
いる。また、膨張弁214は、エバポレータ215の出
口側の冷媒温度を検出する感温筒218を備え、この感
温筒218で検出された温度が高いとき(つまり、エバ
ポレータ215の熱負荷が大きいとき)は膨張弁214
の開度を大きくしてエバポレータ215への冷媒供給量
を高める。逆に、エバポレータ215の出口側の冷媒温
度が低いときは、エバポレータ215の熱負荷がさほど
大きくないので、膨張弁214の開度を小さくすること
でエバポレータ215への冷媒供給量を抑制する。
サイクル210のエバポレータ215に空気を供給して
冷却し、こうして冷却された空気をハンドラ10のソー
クチャンバ301に供給するとともに、この冷気をテス
トチャンバ302から再び冷凍装置20へ戻す閉ループ
回路を構成する。
ン223を有するダクト222,224が設けられ、送
風ファン223を作動させると、吸入空気が内部ダクト
222を介してエバポレータ215に送られ、熱交換に
より冷却される。送風ファン223の出口側とハンドラ
10のソークチャンバ301とは外部ダクト224で接
続されており、さらにテストチャンバ302とエバポレ
ータ215の入口側とは外部ダクト224で接続されて
いる。そして、エバポレータ215で冷却された冷風
は、内部ダクト222および外部ダクト224を介して
ソークチャンバ301に供給されたのち、テストチャン
バ302から外部ダクト224および内部ダクト222
を介して再びエバポレータに供給される。
ては、冷風供給系220を上述した閉ループとすること
によって冷風を循環させるが、被試験ICのテストを終
了してチャンバ部300内を常温に復帰させる場合に
は、ケーシング201の側面に設けられた室内空気を取
り入れるための導入口221若しくは工場内の圧縮空気
配管が接続される導入口225から常温の空気を取り込
み、同じくケーシング201の側面に設けられた排出口
226から冷風供給系220の冷風を室内に排気する。
こうした空気経路の切り替えを行うために、冷風循環系
220には切替弁227a〜227dが設けられてい
る。
バポレータ215で冷却された空気の温度を微調整する
ための電気ヒータ(本発明にいう加熱器に相当する。)
228が、エバポレータ215の下流側のダクト222
に設けられている。これは、エバポレータ215のみに
よる冷風温度の制御が困難な場合に使用されるもので、
必ずしも常時使用する必要はない。たとえば、低温熱ス
トレスといっても−30℃のような極低温条件で実施さ
れるテストもあれば、−10℃〜0℃程度の低温条件で
実施されるテストもある。
却能力は−30℃の極低温条件が実現できるものである
ことが必要とされるものの、この冷凍サイクルを−10
℃程度の低温条件に使用すると冷却能力が大きすぎるこ
とになる。こうしたときに電気ヒータ228を用いて、
エバポレータ215にて過冷却となった空気を目的とす
る温度まで加熱してソークチャンバ301へ供給する。
1内の温度を検出する温度センサ229が設けられ、こ
の温度センサ229により計測された実温度に基づいて
主として電気ヒータ228が制御される。
インバータ制御が可能であるため、ソークチャンバ30
1へ供給される冷風量を調節することで、ある程度の温
度制御は可能である。
ハンドラ10と冷凍装置20との間で制御信号の交信を
行い、主としてハンドラ10側で冷凍装置20の設定や
監視を行うこととされている。すなわち、冷凍装置20
による印加温度の入力手段がハンドラ10に設けられ、
この設定温度と、上述した温度センサ229による実温
度データが冷凍装置の制御部に送出される。また、ハン
ドラ10から冷凍装置20へ動作指令信号および停止指
令信号も送出され、冷凍装置20の作動開始および停止
はハンドラ10側にて操作される。一方、冷凍装置20
側からハンドラ10側へは、当該冷凍装置20の動作状
態を示す信号が送出され、冷凍装置20に異常が発生し
た場合はハンドラ10から停止指令信号が送出される。
ストレスを印加して動作テストを行う場合は、まずハン
ドラ10側で冷凍装置20を使用する旨の設定を行った
のち、印加温度を設定するとともに冷凍装置20の起動
ボタンを入力する。これにより、ハンドラ10から冷凍
装置20側へ動作開始信号とともに設定温度が送出され
る。
と、コンプレッサ211およびコンデンサファン217
が起動して冷凍サイクル210が作動するとともに、送
風ファン223も起動して空気の循環が行われる。
ンプレッサ211に吸入された冷媒は圧縮されて高温高
圧ガスになり、コンデンサ212にて冷却されて低温高
圧の気液混合ガスとされる。この気液混合ガスは、レシ
ーバタンク213にて液状冷媒のみが抽出され、膨張弁
214に送られる。膨張弁214では、高圧液状冷媒を
急激に膨張させることで低温低圧の霧状冷媒とし、これ
をエバポレータ215に送る。
冷風の供給は、切替弁227cを開、切替弁227a,
227b,227dを閉とした上で(切替弁227bは
開でも良い。)行われ、低温低圧霧状冷媒が流されるエ
バポレータ215に空気を通過させることで熱交換が行
われ、たとえば−30℃の冷風がソークチャンバ301
に供給される。ソークチャンバ301とテストチャンバ
302とは連通しているので、ソークチャンバ301に
供給された冷風は当該ソークチャンバ301内に搬送さ
れてきた被試験IC(テストトレイTTに搭載されてい
る。)を冷却しながらテストチャンバ302に流れ込
み、さらに外部ダクト224を介してエバポレータ21
5に戻され再度冷却される。
られた温度センサ229によって当該ソークチャンバ3
01内の実温度が測定され、これがハンドラ10から冷
凍装置20へ送出されて電気ヒータ228の動作にフィ
ードバックされる。たとえば、ソークチャンバ301の
実温度が設定温度(基準温度)よりも低すぎるときは電
気ヒータ228を作動して過冷却となった冷風を加熱し
てソークチャンバ301に供給する。こうした実温度デ
ータは、ハンドラ10から冷凍装置20へ一定間隔で送
出され、その度に上述した電気ヒータ228の制御が実
行される。
バ302の実温度が条件に達したら被試験ICのテスト
を開始するが、テスト中において、冷凍装置20からは
当該冷凍装置自体の動作状態、たとえばコンプレッサ2
11、コンデンサファン217、送風ファン223、電
気ヒータ228その他の構成部品が正常に動作している
かどうかをハンドラ10側へ送出する。そしてもし異常
が生じたら、ハンドラ10から冷凍装置20へ動作停止
指令信号を送出して冷凍装置20を止めるとともに、ア
ラームを発して作業者にその旨を喚起する。このアラー
ムが解除されたら、ハンドラ10から冷凍装置20へ再
び動作開始指令信号を送出し、テストを再開する。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
は、上述したタイプのものに何ら限定されることはなく
その他のハンドラも本発明の範囲内である。また、図2
に示す冷凍サイクル210や冷風供給系220の具体的
構成は特に限定されることなく適宜変更することができ
る。
サイクルにより冷風を生成することで被試験ICに低温
熱ストレスを印加するので、液体窒素を用いるのに比べ
て工場配管の取り廻しスペースの問題、設備費用の問題
および安全性の問題等が全て解消される。
である。
路図である。
廻し方法を示すトレイのフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】被試験ICに少なくとも低温熱ストレスを
印加してテストを行うIC試験装置において、 少なくとも圧縮機、凝縮器、膨張弁および蒸発器がこの
順で冷媒配管により接続された冷凍サイクルと、前記蒸
発器により熱交換された気体を前記テスト前の被試験I
Cに供給する送風ファンを有する冷風供給系とを備えた
ことを特徴とするIC試験装置。 - 【請求項2】前記冷風供給系は、前記被試験ICを昇降
温させるソークチャンバまたは前記被試験ICをテスト
するテストチャンバの何れか一方へ前記冷風を供給し、
何れか他方から排気することを特徴とする請求項1記載
のIC試験装置。 - 【請求項3】前記冷風供給系は、前記蒸発器により熱交
換された気体を加熱する加熱器をさらに有することを特
徴とする請求項1または2記載のIC試験装置。 - 【請求項4】設定温度を入力する入力手段と、前記テス
トチャンバまたは前記ソークチャンバの少なくとも何れ
かに設けられた温度センサと、前記温度センサにより検
出された実温度と前記入力手段に入力された設定温度と
に基づいて前記冷風供給系から供給される冷風温度を制
御する制御手段とをさらに有することを特徴とする請求
項2または3記載のIC試験装置。 - 【請求項5】前記制御手段は、前記送風ファンおよび/
または前記加熱器を制御することにより前記冷風供給系
から供給される冷風温度を制御することを特徴とする請
求項4記載のIC試験装置。 - 【請求項6】前記冷凍サイクルまたは前記冷風供給系の
少なくとも何れかの動作状態を検出する動作状態検出手
段と、前記動作状態検出手段により検出された動作状態
に基づいて前記冷凍サイクルまたは前記冷風供給系の作
動または停止を制御することを特徴とする請求項2〜5
の何れかに記載のIC試験装置。
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100428031B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2004-04-28 | 미래산업 주식회사 | 반도체 소자 테스트 핸들러 |
| KR101004541B1 (ko) | 2008-08-05 | 2011-01-03 | 양성철 | 에너지 절약이 가능한 반도체 테스트 핸들러 |
| KR20150111286A (ko) | 2014-03-25 | 2015-10-05 | 가부시키가이샤 어드밴티스트 | 핸들러 장치, 디바이스 유지기 및 시험 장치 |
| US9285393B2 (en) | 2012-01-13 | 2016-03-15 | Advantest Corporation | Handler apparatus and test method |
-
1998
- 1998-07-24 JP JP20963198A patent/JP4072250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100428031B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2004-04-28 | 미래산업 주식회사 | 반도체 소자 테스트 핸들러 |
| KR101004541B1 (ko) | 2008-08-05 | 2011-01-03 | 양성철 | 에너지 절약이 가능한 반도체 테스트 핸들러 |
| US9285393B2 (en) | 2012-01-13 | 2016-03-15 | Advantest Corporation | Handler apparatus and test method |
| KR20150111286A (ko) | 2014-03-25 | 2015-10-05 | 가부시키가이샤 어드밴티스트 | 핸들러 장치, 디바이스 유지기 및 시험 장치 |
| US9874605B2 (en) | 2014-03-25 | 2018-01-23 | Advantest Corporation | Device holder, inner unit, outer unit, and tray |
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|---|---|
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