JP2000046478A - 水冷構造体 - Google Patents

水冷構造体

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JP2000046478A
JP2000046478A JP10229322A JP22932298A JP2000046478A JP 2000046478 A JP2000046478 A JP 2000046478A JP 10229322 A JP10229322 A JP 10229322A JP 22932298 A JP22932298 A JP 22932298A JP 2000046478 A JP2000046478 A JP 2000046478A
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JP
Japan
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water
cooled
furnace
heated
shell
Prior art date
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Pending
Application number
JP10229322A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Nomura
保 野村
Nagatoshi Hayakawa
長利 早川
Seiji Nonoyama
誠二 野々山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クラックの発生や熱変形を防止できる水冷構造
体を提供する。 【解決手段】中空部に冷却水を通すか或はスプレーして
被熱面を水冷するようにした水冷構造体であって、被熱
面に熱歪吸収部を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水冷構造体に関す
る。例えば金属スクラップを電気炉で溶解する場合、炉
本体の炉殻には水冷炉殻が使用され、該炉本体に被着さ
れた炉蓋には水冷炉蓋が使用される。また炉内に発生し
た排ガスを排出するダクトには水冷ダクトが使用され、
該排ガス中のCOガスを燃焼させる燃焼塔には水冷燃焼
塔が使用される。本発明はかかる水冷炉殻、水冷炉蓋、
水冷ダクト、水冷燃焼塔等に代表される水冷構造体の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような水冷構造体として、
全体を二重構造とし、その中空部に冷却水を通すか或は
スプレーして、被熱面を水冷するようにしたものが使用
されている。例えば水冷炉蓋の場合には、炉内側の内板
と炉外側の外板とで全体を二重構造とし、双方の間の中
空部に冷却水を通すか或はスプレーして、炉内側の内板
を水冷するようにしたものが使用されている(特開平7
−260367、特開平8−159666、特開平9−
61062、特開平9−72664)。ところが、かか
る従来の水冷構造体には、被熱面に熱源側からの加熱と
中空部側(冷却水側)からの冷却とによる熱歪が繰り返
して発生するため、クラックが発生し易く、また熱変形
し易いという問題がある。クラックが発生すると、冷却
水の漏出を防止するため、その都度補修を強いられ、ま
た著しく熱変形すると、使用できなくなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の水冷構造体では、その被熱面に加熱
と冷却とによる熱歪が繰り返して発生し、かかる熱歪に
よりクラックが発生し易く、熱変形し易い点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、中空部に冷却水を通すか或はスプレーして被熱
面を水冷するようにした水冷構造体であって、被熱面に
熱歪吸収部を形成して成ることを特徴とする水冷構造体
に係る。
【0005】本発明に係る水冷構造体でも、全体を二重
構造とし、その中空部に冷却水を通すか或はスプレーし
て、被熱面を水冷するようになっている。例えば水冷炉
蓋の場合には、炉内側の内板と炉外側の外板とで全体を
二重構造とし、双方の間の中空部に冷却水を通すか或は
スプレーして、炉内側の内板を水冷するようになってい
る。
【0006】本発明に係る水冷構造体では、その被熱面
に熱歪吸収部が形成されている。熱源側に面する被熱面
に波形、湾曲形等の熱歪吸収部が形成されているのであ
る。熱歪吸収部の形は、熱源側からの加熱と中空部側
(冷却水側)からの冷却とにより被熱面に発生する熱歪
を吸収し得るものであれば任意であるが、中空部側へ凹
んだ湾曲部とするのが好ましい。例えば水冷炉蓋の場合
には、その被熱面(炉内側面)に、中空部側へ凹んだ断
面円弧状の条溝を中心部から周縁部へ放射状に設け、ま
た水冷炉殻の場合には、その被熱面(炉内側面)に、中
空部側へ凹んだ断面円弧状の条溝を炉高方向へ所定間隔
で設ける。
【0007】本発明によると、熱源側からの加熱と中空
部側(冷却水側)からの冷却とにより被熱面に発生する
熱歪を、該被熱面に形成した熱歪吸収部で吸収するの
で、クラックの発生や熱変形を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る水冷構造体を
例示する縦断面図である。ここでは水冷構造体として水
冷炉殻と水冷炉蓋とを備える電気炉を示している。図2
は図1の水冷炉殻を示す横断面図、図3は図1の水冷炉
蓋を示す横断面図である。炉本体11は水冷炉殻21と
その内周面に取り付けられた耐火物31とを備えてお
り、水冷炉殻21は内板22と外板23とで二重構造に
形成されていて、双方の間の中空部24に冷却水を通す
ようになっている。炉本体11に被着された炉蓋は水冷
炉蓋41であり、水冷炉蓋41は内板42と外板43と
で二重構造に形成されている。内板42と外板43との
間の中空部44にはリング状のヘッダ51が取り付けら
れており、ヘッダ51からは全体として放射状に複数の
供給管52a,52b,・・・が延びていて、各供給管
52a,52b,・・・に3個のノズル53a,53
b,・・・が取り付けられている。水冷炉蓋41は、ヘ
ッダ51に供給した冷却水を、供給管52a,52b,
・・・及びノズル53a,53b,・・・を介し、内板
42にスプレーするようになっている。
【0009】水冷炉殻21の被熱面である内板22に
は、熱歪吸収部として、中空部24側へ凹んだ断面円弧
状の合計4本の条溝61〜64が炉高方向に所定間隔で
設けられている。水冷炉蓋41の被熱面である内板42
には、熱歪吸収部として、中空部44側へ凹んだ断面円
弧状の合計4本の条溝71〜74が放射状に設けられて
いる。水冷炉蓋41には電極挿入口81が開設されてい
るが、電極挿入口81回りの内板にも、熱歪吸収部とし
て、中空部44側へ凹んだ断面円弧状の合計4本の条溝
75〜78が炉高方向に所定間隔で設けられている。
【0010】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、水冷構造体へのクラックの発生や水冷構造体の
熱変形を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水冷構造体として水冷炉殻と水冷
炉蓋とを備える電気炉を例示する縦断面図。
【図2】図1の水冷炉殻を示す横断面図。
【図3】図1の水冷炉蓋を示す横断面図。
【符号の説明】
21・・・水冷炉殻、24,44・・・中空部、41・
・・水冷炉蓋、51・・・ヘッダ、53a,53b・・
・ノズル、61〜64,71〜78・・・条溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K045 AA04 BA01 MA02 MA03 MA06 RA06 4K051 AA05 CA05 HA01 HA03 HA06 HA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部に冷却水を通すか或はスプレーし
    て被熱面を水冷するようにした水冷構造体であって、被
    熱面に熱歪吸収部を形成して成ることを特徴とする水冷
    構造体。
  2. 【請求項2】 熱歪吸収部が中空部側へ凹んだ湾曲部で
    ある請求項1記載の水冷構造体。
  3. 【請求項3】 水冷炉蓋である請求項1又は2記載の水
    冷構造体。
  4. 【請求項4】 水冷炉殻である請求項1又は2記載の水
    冷構造体。
JP10229322A 1998-07-29 1998-07-29 水冷構造体 Pending JP2000046478A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010150860A1 (ja) * 2009-06-26 2010-12-29 Agcセラミックス株式会社 耐火物炉壁の冷却装置及び冷却方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010150860A1 (ja) * 2009-06-26 2010-12-29 Agcセラミックス株式会社 耐火物炉壁の冷却装置及び冷却方法
JP5666440B2 (ja) * 2009-06-26 2015-02-12 Agcセラミックス株式会社 耐火物炉壁の冷却装置及び冷却方法

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