JP2000046363A - ドレン排水ポンプ - Google Patents

ドレン排水ポンプ

Info

Publication number
JP2000046363A
JP2000046363A JP10333385A JP33338598A JP2000046363A JP 2000046363 A JP2000046363 A JP 2000046363A JP 10333385 A JP10333385 A JP 10333385A JP 33338598 A JP33338598 A JP 33338598A JP 2000046363 A JP2000046363 A JP 2000046363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
drain water
pump
impeller
water guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10333385A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Taguchi
勝也 田口
Akira Kasuya
晃 粕谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP10333385A priority Critical patent/JP2000046363A/ja
Publication of JP2000046363A publication Critical patent/JP2000046363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低負荷、低揚程運転時の吸い込み量と吐出量
とをバランスさせ、騒音の発生を抑制する。 【解決手段】 ポンプ本体1の内周面と間隙を有して回
転軸11から放射状に主羽根9を形成するとともに、回
転軸11下方に略三角形の補助羽根17を設け、主羽根
9の外周と補助羽根17に連接して回転軸と空隙を隔て
て均一な高さの円筒状外周面を有するドレン水ガイド部
18を設け、ドレン水ガイド部18の下面には逆円錐面
部19を形成するとともに、上面には主羽根の外周上面
と連接し、回転軸との間に開口を有するリング状円周板
21を形成したインペラ10を備える。また、補助羽根
は、略三角形部と平行部とからなり、ドレン水ガイド部
は、インペラの回転方向に対して連続的に下方に傾斜す
るガイド面を複数個設け、逆円錐面部は、補助羽根側に
複数の凹部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の室内
ユニットのドレンパンに溜まるドレンを外部に排出する
ためのドレン排水ポンプにおいて、ドレン排水ポンプ運
転時に発生する騒音を低減するようにした空気調和機用
ドレン排水ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】空調機の室内ユニットにおいては、蒸発
用熱交換器の表面で凝縮した水分が滴下するため、この
水滴をドレンパンに受け、ドレンポンプで外部に排出す
ることが行われている。ドレンポンプはモータで駆動さ
れ、このドレンポンプユニツトは室内ユニットのケーシ
ング内の空所に配置される。
【0003】上記ドレンポンプにおいては、ドレンパン
に対向して下方に向けて吸込口を開口しているポンプ本
体内に羽根を配置し、この羽根の上部においてポンプ本
体に固定したモータの回転軸を連結し、モータを駆動し
て羽根を回転することによりドレンパン内のドレンを吸
引し、ポンプ本体内の吐出口からドレンパイプを通して
外部に排出している。
【0004】このようなドレンポンプにおいては、ポン
プ本体内で羽根を高速回転し、ドレンを攪拌し、その遠
心力によってドレンはポンプ本体の内周面に押しつけら
れた状態で羽根とともに回転し、遠心力によって上昇す
る。この時、ポンプ本体の蓋の空気導入口から中心部に
空気を導入することにより、回転するドレン水の中心側
表面に自由表面を形成し、吐出口部分でこの速度エネル
ギーを圧力エネルギーに変換し、吐出管からドレンホー
スに排出している。
【0005】上記のような作用を行うドレン排水ポンプ
に用いるインペラとして、本願出願人により図11に示
すようなものを提案している。即ち、ポンプ本体の内周
面と間隙を有して回転軸51から放射状に主羽根52を
形成すると共に回転軸51下方に略三角形の補助羽根5
3を設けており、主羽根52の外周と補助羽根53に連
接して回転軸51と空隙54を隔ててドレン水ガイド部
55を設け、ドレン水ガイド部55は下面には逆円錐面
56を形成すると共に、上面には羽根の回転方向に向け
て下方に傾斜したガイド面部57を円周方向に複数個設
け、主羽根52の垂直面58に連接することによりイン
ペラ50を構成したものである。
【0006】このようなインペラーを用いたドレン排水
ポンプにおいて、その作動に際しては、インペラ50が
ポンプ室内で回転するとき、ポンプ室の下端の吸入口よ
りドレンパンのドレン水が上方まで溜まっていると、そ
のドレンはインペラ50の補助羽根53の回転によって
掻き回され、遠心力を付与されてポンプ室の逆円錐形内
面に沿って上昇する。このとき、ポンプ室内には、蓋の
中心部上方の開口から大気圧が導入されるので、ポンプ
室内のドレン水はその中心が略放物面をなす自由表面が
形成される。
【0007】この補助羽根53によって掻き回されポン
プ室の内面に沿って上昇するドレン水は、補助羽根53
の上方に形成されたドレン水ガイド部55の下面の逆円
錐面に案内され更にポンプ室の内面に沿って上昇し、ド
レン水ガイド部55とポンプ室内壁との間を上昇する。
それによりこのドレン水は主羽根52によって高速で掻
き回されるに至り、ドレン水には大きな速度エネルギー
が与えられる。それによりドレン水は上記略放物面をな
す自由表面を確実に形成し、その速度エネルギーはポン
プ室内壁面を押圧する圧力エネルギーに変換され、ドレ
ン水は、上方側面の排出口から排出管を経て機外に排出
される。このとき、ドレン水は、更に、ドレン水ガイド
部55の上面に形成された下方に傾斜するガイド面57
によりドレン水を主羽根52へ案内する作用をし、ポン
プ室内において形成される自由表面を安定させ、更に起
動時にドレン水ガイド部55の外周面で発生する気泡を
ドレン水ガイド部55により主羽根52内に案内する作
用もするので、ドレン水ガイド部55の外周面での気泡
の発生と崩壊を抑制することができ、ポンプ起動時の騒
音を減少させることができる、という作用を行うもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなドレン排
水ポンプにおいて、図6に示すようなインペラー50を
用いた際には、特にこのインペラー50にドレン水ガイ
ド部55の上面にガイド面57を形成しており、このガ
イド面57により上記のようにドレン水を主羽根52へ
案内する作用をなし、ポンプ室内において形成される自
由表面を安定させる作用をなし、揚程を高めるものであ
るが、このインペラーを用いた多くの実験の結果、低負
荷運転である低揚程運転時においては、吸い込み量に比
べて吐出量が多くなり、自由表面が通常時の主羽根内周
位置の形成状態から主羽根外周付近に形成されこととな
るため、主羽根の外周部分によりドレン水に大きな速度
エネルギーが与えられ、圧力変動が起こり気泡が発生
し、この気泡が崩壊することを繰り返すことにより騒音
が大きくなるという問題点のあることが発見された。
【0009】したがって、本発明は、特に低負荷、低揚
程運転時の吸い込み量と吐出量がバランスし、騒音の発
生が減少し、しかも構造が簡単な空気調和機のドレン排
水ポンプを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ポンプ本体の内周面と間隙を有して回転軸
から放射状に主羽根を形成するとともに、前記回転軸下
方に略三角形の補助羽根を設け、前記主羽根の外周と前
記補助羽根に連接して回転軸と空隙を隔てて均一な高さ
の円筒状外周面を有するドレン水ガイド部を設け、該ド
レン水ガイド部の下面には逆円錐面部を形成するととも
に、上面には主羽根の外周上面と連接し、回転軸との間
に開口を有するリング状円周板を形成したインペラを備
えた空気調和機用ドレン排水ポンプを構成するものであ
る。また、補助羽根は、略三角形部と平行部とからな
り、ドレン水ガイド部は、インペラの回転方向に対して
連続的に下方に傾斜するガイド面を複数個設け、逆円錐
面部は、補助羽根側に複数の凹部を設けてなるドレン排
水ポンプ又はドレン水ガイド部は、インペラの回転方向
に対して下方に傾斜するガイド面を円周方向に複数個設
け、前記主羽根のドレン水ガイド部側に間隙を設けたド
レン排水ポンプに構成してもよい。
【0011】本発明は、上記のように構成したので、イ
ンペラの補助羽根によって掻き回されポンプ室の内面に
沿って上昇するドレン水は、補助羽根の上方に形成され
たドレン水ガイド部の下面に設けた逆円錐面部に案内さ
れ更にポンプ室の内面に沿って上昇して、ドレン水ガイ
ド部とポンプ室内壁との間を上昇する。それによりこの
ドレン水は主羽根によって高速で掻き回されるに至り、
ドレン水には大きな速度エネルギーが与えられ、その速
度エネルギーはポンプ室内壁面を押圧する圧力エネルギ
ーに変換され、ドレン水は、上方側面の排出口から排出
管を経て機外に排出される。このとき、ドレン水は略放
物面をなす自由表面を形成するが、この自由表面部分の
ドレン水は、ドレン水ガイド部の上方に設けたリング状
円周板によって押さえられ、その自由表面部分は主羽根
の内周部分、あるいはその上方に形成されるため、自由
表面が主羽根によって強く掻き回されることがなくな
り、騒音の発生が防止される。補助羽根の上方の幅を狭
くし、開口を広くすることにより、補助羽根によるドレ
ン水の撹拌を抑制して撹拌音を減少させることができ
る。そして、逆円錐面部の開口が大きいため、ドレン水
が上昇中に主羽根により撹拌される。更に、ドレン水ガ
イド部の上面に形成されたガイド面によりドレン水を主
羽根へ案内する作用をし、ポンプ室内において形成され
る自由表面を安定させ、更に起動時にドレン水ガイド部
の外周面で発生する気泡をドレン水ガイド部により主羽
根内に案内する作用もするので、ドレン水ガイド部の外
周面での気泡の発生と崩壊を抑制することができ、ポン
プ起動時の騒音を減少させることができる。また、ドレ
ン水ガイド部により、主羽根で大きな遠心力を与えられ
ることによりポンプ室内で上方に移動しようとするドレ
ン水を円滑に排水し、充分なポンプ能力を確保すること
が可能となる。更に、このドレン排水ポンプの作動が円
滑になるので、揚水作動中における吐出圧力の脈動が減
少し、その脈動による振動も減少させる。また、逆円錐
面部と補助羽根との境界部に複数の凹部を設けたことに
より、更に低騒音化を付勢することができる。更に、ド
レン水ガイド部には、インペラの回転方向に対して下方
に傾斜するガイド面を円周方向に複数個設けるととも
に、前記主羽根のドレン水ガイド部側に間隙を設けてる
ことにより、主羽根の遠心力を減衰させ、ドレン水ガイ
ド部のガイド面により、ドレン水の流れは中心方向に替
えられるため、自由表面が小さくなり、撹拌音を減少さ
せることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に沿って説
明する。図1は本発明の第1実施例のインペラーを装着
したドレンポンプの断面図を示し、ポンプ本体1の内周
面2は逆円錐形をなし、下端に吸込口3を、上方側部に
吐出口4を備えている。ポンプ本体1の上方の開口には
Oリング5を介してねじにより固定される蓋7を備え、
蓋7の中心立ち上がり部8の上端には、インペラ10を
下端に固定する回転軸11が配置されると共に、ポンプ
室12と大気と連通する開口13を形成している。イン
ペラ10の主羽根9の外周はポンプ本体1の内周面2と
間隙を有して配置され、インペラ10を固定する回転軸
11の上部には、蓋7の開口13の上方に水切り板14
を設けている。蓋7の上面から延びる支持軸15にはモ
ータ16が固定され、モータ16から伸びる駆動軸と支
持軸15とは連結している。
【0013】インペラ10は、図3乃至図5から明らか
なように、インペラ10の下端には逆三角形状の補助羽
根17を備え、この補助羽根17の上端部は主羽根9の
下端縁と一体的に連結し、主羽根9の外周には均一な高
さの円筒状のドレン水ガイド部18を備えている。ドレ
ン水ガイド部18の下端と補助羽根17の上端部間には
逆円錐面部19が形成され、この逆円錐面19の中央に
は開口20が形成されている。また、ドレン水ガイド部
18の上端には、内周方向に向けて水平なリング状円周
板21が形成されており、リング状円周板21の中央に
は開口22が形成され、この開口22は、上記逆円錐面
部19の開口20よりも大きい。
【0014】上記構成からなるインペラーを備えた空気
調和機用ドレン水は、ドレンポンプの作動時には、図示
されないドレンパン内にドレンが貯留した状態において
モータ16が駆動されると、回転軸11を介してインペ
ラー10が回転し、ドレンパン内のドレン水は補助羽根
17で掻き回されて、ポンプ本体内摺面に押しつけられ
る状態で回転し、遠心力によって上昇する。そのドレン
水は、一方では逆円錐面部19の外周とポンプ本体の内
周面の間隙を通って上昇し、主羽根9の外周部分に入
り、この主羽根9の外周部分で高速で掻き回され、強い
遠心力が与えられ、そのエネルギーは圧力エネルギーに
変換されて、ドレン水は吐出口4から機外に吐出され
る。
【0015】このとき、蓋7の開口13から中心部に空
気が導入されているので、回転するドレン水の中心側表
面は自由表面が形成されるが、主羽根9の外周部分に導
入されたドレン水は、その上方に形成されているリング
状円周板21の下面によってその上昇が抑えられ、下方
または中心方向に方向を変えられるので、自由表面は少
なくともリング状円周板21の中央の開口22よりも内
側に形成されることとなる。それにより、この自由表面
は高速で回転する主翼の外周面によっては掻き回される
ことはなく、気泡の発生及び崩壊が生じることがなくな
り、騒音の発生が防止される。
【0016】なお、上記のように騒音の発生を防止する
リング状円周板21の内周の開口側には、下方に垂下す
る円筒部分を形成することなく単に円盤状であるので、
円筒部分を形成したものよりも射出成形の型どりが容易
であり、製作が容易となる。
【0017】図2に示すドレン排水ポンプに用いるイン
ペラの上側平面図と図3に示す同側面図において、リン
グ状円周板の内径d1 を30mm、逆円錐面部の開口径
2を15mm、主翼を4枚としたインペラーと、図6
に示すガイド面部57の高さh3 を7mm、厚さw4
1mm、傾斜角αを10度とし、その他のインペラの直
径D、長さL、主翼の長さl1 、高さh1 、補助羽根の
長さl2 、幅w1 、開き角度、リング状円周板の内径d
1 、逆円錐面部の開口径d2 、主翼の枚数を実施例と同
一とした比較例のインペラを用いた空気調和機用ドレン
排水ポンプの揚程と騒音の関係の実験データを図5に示
す。この図から明らかなように、本願出願人が提案した
従来のものと比較して、全ての状態で騒音が減少してい
ることが明らかである。このように、d1 ≧d2 であ
り、ドレン水ガイド部が主翼に対して閉空間を形成して
いるので、比較例のものに比べて、実施例のものは騒音
は小さくなる。なお、主翼の枚数は必要揚程により2〜
8の間で適宜選定することができる。
【0018】上記実施例においては、ドレン水ガイド部
においてガイド面を一端から他端まで円滑な面に形成し
た例を示したが、第2実施例として、このガイド面は、
たとえば図6に示すように、回転方向側に連続的な傾斜
面31を複数個設けても良い。そして、補助羽根32は
略三角形部321と平行部322とからなり、逆円錐面
部33は、補助羽根側に複数の凹部34を設けてもよ
い。その他の部材は第1実施例と同様である。
【0019】上記のように構成することにより、補助羽
根32の上方の幅を狭くし、開口20を広くすることに
より、補助羽根32によるドレン水の撹拌を抑制して撹
拌音を減少させることができる。そして、逆円錐面部3
3の開口20が大きいため、ドレン水が上昇中に主羽根
により撹拌される。更に、ドレン水ガイド部18の上面
に形成されたガイド面31によりドレン水を主羽根9へ
案内する作用をし、ポンプ室内において形成される自由
表面を安定させ、更に起動時にドレン水ガイド部18の
外周面で発生する気泡をドレン水ガイド部18により主
羽根9内に案内する作用もするので、ドレン水ガイド部
18の外周面での気泡の発生と崩壊を抑制することがで
き、ポンプ起動時の騒音を減少させることができる。
【0020】また、ドレン水ガイド部18により、主羽
根9で大きな遠心力を与えられることによりポンプ室内
で上方に移動しようとするドレン水を円滑に排水し、充
分なポンプ能力を確保することが可能となる。更に、こ
のドレン排水ポンプの作動が円滑になるので、揚水作動
中における吐出圧力の脈動が減少し、その脈動による振
動も減少させる。また、逆円錐面部33と補助羽根32
との境界部に複数の凹部34を設けたことにより、更に
低騒音化を付勢することができる。
【0021】更に、第3実施例として、図7に示すよう
に、ドレン水ガイド部18には、インペラの回転方向に
対して下方に傾斜するガイド面31を円周方向に複数個
設けるとともに、主羽根9のドレン水ガイド部側に間隙
35を設けてもよい。
【0022】上記のように構成することにより、主羽根
の遠心力を減衰させ、ドレン水ガイド部18のガイド面
31により、ドレン水の流れは中心方向に替えられるた
め、自由表面が小さくなり、撹拌音を減少させることが
できる。
【0023】上記各実施例の騒音特性を揚程別、モータ
の周波数別、回転数別に測定した結果、下記のような表
が得られた。ここでは、上記第1実施例のドレン排水
ポンプ騒音値、は、第2実施例、は、第3実施例の
ドレン排水ポンプの騒音値である。
【0024】
【表1】
【0025】また、その実験成績データを図8、図9及
び図10に示す。
【0026】表2に示すものは、従来の機種(PJV−
10)のドレン排水ポンプの騒音特性を揚程別、モータ
の周波数別、回転数別に測定したものである。
【0027】
【表2】
【0028】表1、表2及び図8、図9、図10に示す
ように、本発明のドレン排水ポンプは、従来のものに比
べて騒音が著しく改善された。特に低揚程のとき振動が
著しく改善された。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、特
に低負荷、低揚程運転時の吸い込み量と吐出量がバラン
スし、騒音の発生が減少し、しかも構造が簡単な空気調
和機のドレン排水ポンプとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図である。
【図2】本発明のドレン排水ポンプに用いるインペラの
上側平面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同下側平面図である。
【図5】本発明の第1実施例のドレン排水ポンプと従来
のものとの揚程−騒音の性能比較グラフである。
【図6】本発明の第2実施例のドレン排水ポンプに用い
るインペラにおいて、(イ)は断面図、(ロ)は正面
図、(ハ)は平面図、(ニ)は底面図である。
【図7】本発明の第3実施例のドレン排水ポンプに用い
るインペラにおいて、(イ)は断面図、(ロ)は正面
図、(ハ)は平面図、(ニ)は底面図である。
【図8】本発明の第1実施例のドレン排水ポンプの騒音
特性を示すグラフである。
【図9】第2実施例のドレン排水ポンプの騒音特性を示
すグラフである。
【図10】第3実施例のドレン排水ポンプの騒音特性を
示すグラフである。
【図11】従来例のドレン排水ポンプの斜視図である。
【符号の説明】
1 ポンプ本体 2 内周面 3 吸込口 4 吐出口 5 Oリング 7 蓋 8 中心立ち上がり部 9 主羽根 10 インペラ 11 回転軸 12 ポンプ室 13 開口 14 水切り板 15 支持軸 16 モータ 17 補助羽根 18 ドレン水ガイド部 19 逆円錐面部 20 開口 21 リング状円周板 22 開口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ本体の内周面と間隙を有して回転
    軸心から放射状に主羽根を形成するとともに、前記回転
    軸下方に略三角形の補助羽根を設け、前記主羽根の外周
    と前記補助羽根に連接して前記回転軸と空隙を隔てて均
    一な高さの円筒状外周面を有するドレン水ガイド部を設
    け、該ドレン水ガイド部の下面には逆円錐面部を形成す
    るとともに、上面には前記主羽根の外周上面と連接し、
    前記回転軸との間に開口を有するリング状円周板を形成
    したインペラを備えたことを特徴とする空気調和機用ド
    レン排水ポンプ。
  2. 【請求項2】 ドレン水ガイド部の高さはリング状円周
    板の厚さより大である請求項1記載の空気調和機用ドレ
    ン排水ポンプ。
  3. 【請求項3】 リング状円周板の内径d1 は逆円錐面部
    の開口径d2 に対してd1 ≧d2 であり、ドレン水ガイ
    ド部が主翼に対して閉空間を形成してなる請求項1記載
    の空気調和機用ドレン排水ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記補助羽根は、略三角形部と平行部と
    からなり、ドレン水ガイド部は、インペラの回転方向に
    対して連続的に下方に傾斜するガイド面を複数個設け、
    逆円錐面部は、補助羽根側に複数の凹部を設けてなる請
    求項1記載のドレン排水ポンプ。
  5. 【請求項5】 ドレン水ガイド部は、インペラの回転方
    向に対して下方に傾斜するガイド面を円周方向に複数個
    設け、前記主羽根のドレン水ガイド部側に間隙を設けた
    請求項1記載のドレン排水ポンプ。
JP10333385A 1998-05-25 1998-11-10 ドレン排水ポンプ Pending JP2000046363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10333385A JP2000046363A (ja) 1998-05-25 1998-11-10 ドレン排水ポンプ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-158651 1998-05-25
JP15865198 1998-05-25
JP10333385A JP2000046363A (ja) 1998-05-25 1998-11-10 ドレン排水ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000046363A true JP2000046363A (ja) 2000-02-18

Family

ID=26485698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10333385A Pending JP2000046363A (ja) 1998-05-25 1998-11-10 ドレン排水ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000046363A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005083A (ja) * 2000-06-21 2002-01-09 Saginomiya Seisakusho Inc ドレン排水ポンプ
US7670105B2 (en) 2003-12-05 2010-03-02 Daikin Industries, Ltd. Drain pump, and air conditioner provided therewith
CN106382687A (zh) * 2016-10-31 2017-02-08 广东美的制冷设备有限公司 窗式空调器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005083A (ja) * 2000-06-21 2002-01-09 Saginomiya Seisakusho Inc ドレン排水ポンプ
US7670105B2 (en) 2003-12-05 2010-03-02 Daikin Industries, Ltd. Drain pump, and air conditioner provided therewith
CN106382687A (zh) * 2016-10-31 2017-02-08 广东美的制冷设备有限公司 窗式空调器
CN106382687B (zh) * 2016-10-31 2021-10-26 广东美的制冷设备有限公司 窗式空调器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015100704A1 (zh) 一种开放式水泵的叶轮
JP3580329B2 (ja) 排水ポンプ
JPH0886299A (ja) 遠心式送風機
US4355954A (en) Pump impeller
JP3511044B2 (ja) ドレン排水ポンプ
KR100970822B1 (ko) 입축형 원심펌프 및 그 로터 및 공기 조화 장치
JP2001123977A (ja) ドレン排水ポンプ
EP1024297A2 (en) Drain pump
JP2000046363A (ja) ドレン排水ポンプ
JP3348226B2 (ja) ドレン排水ポンプ
JP3910665B2 (ja) 排水ポンプ
JP3647939B2 (ja) 排水ポンプ
JP3996121B2 (ja) 排水ポンプ
JP3864271B2 (ja) ドレン排水ポンプ
JP3410406B2 (ja) 液体排水ポンプ
JP5227370B2 (ja) ドレンポンプ
CN113090576A (zh) 具有环状槽的排水叶轮
WO2021241341A1 (ja) 排水ポンプ
JP4459706B2 (ja) 排水ポンプ
JPH08144996A (ja) 排水ポンプ
KR200332249Y1 (ko) 소음이 줄어드는 고효율 원심송풍기
JPH08285307A (ja) ドレン水排水ポンプ
JP2024048922A (ja) ポンプケーシング及び自吸式ポンプ
JPH08296864A (ja) ドレン水排水ポンプ
JPH063200Y2 (ja) 天井埋込型空調装置のドレーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061010