JP2000046093A - 減衰力可変ショックアブソーバ - Google Patents

減衰力可変ショックアブソーバ

Info

Publication number
JP2000046093A
JP2000046093A JP10211084A JP21108498A JP2000046093A JP 2000046093 A JP2000046093 A JP 2000046093A JP 10211084 A JP10211084 A JP 10211084A JP 21108498 A JP21108498 A JP 21108498A JP 2000046093 A JP2000046093 A JP 2000046093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston rod
damping force
shock absorber
actuator
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10211084A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumichi Okada
一路 岡田
Yoshimasa Okada
義正 岡田
Kenji Mori
賢二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10211084A priority Critical patent/JP2000046093A/ja
Publication of JP2000046093A publication Critical patent/JP2000046093A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータの変形による作動不良や破損
を回避し、かつ減衰力の可変幅の大きい減衰力可変ショ
ックアブソーバを提供する。 【解決手段】 減衰力可変ショックアブソーバは、シリ
ンダの内周面に液密的かつ軸線方向に摺動可能に組み付
けられたピストン20と、ピストン20を下端部にて固
定したピストンロッド30とを備えている。ピストンロ
ッド30は、円筒状の本体部31と、内部にスプール3
4を組み込んだスリーブ部32により構成されている。
ピストンロッド30の本体部31内には、円筒状のケー
シング41を有してなりスプール34を駆動するアクチ
ュエータ40が同軸的に収容されている。ケーシング4
1の外周面とピストンロッド30の本体部31の内周面
との間には例えば0.15mm以上の間隙Sが設けられ
ており、ケーシング41の上端部外周面上には弾性部材
により形成した環状のバンド42が巻かれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車輪と車体
との間に設けられて車体の振動を抑制するための減衰力
を発生するなど、支持体に弾性的に支持された物体の振
動を抑制するための減衰力を発生するショックアブソー
バに係り、特に前記減衰力を可変にした減衰力可変ショ
ックアブソーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開平7
−228114号公報に示されているように、作動液を
封入したシリンダと、シリンダに軸線方向に摺動可能に
組み付けられて同シリンダの内部を2室に区画するピス
トンと、ピストンを一端部にて固定した円筒状のピスト
ンロッドと、ピストンロッドのピストン側端部に設けら
れシリンダの上下室間の連通路の開度を変更するバルブ
機構と、ピストンロッド内に同ピストンロッドと同軸的
に収容されてバルブ機構を駆動するアクチュエータとを
備え、アクチュエータの外周面はピストンロッドの内周
面に密接固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
においては、アクチュエータの外周面とピストンロッド
の内周面とが密着しているため、ピストンロッドを小径
化したようなときにはピストンロッドの撓みによってア
クチュエータが変形して作動不良や破損を起こすという
問題が生じる可能性がある。一方、これを回避するため
にピストンロッドを大径に撓みにくく形成した場合に
は、シリンダの2室間を移動する作動液の流量が小さく
なるため、この減衰力可変ショックアブソーバによって
発生される減衰力の可変幅が小さくなるという問題があ
った。
【0004】
【発明の概要】本発明は上記問題に対処するためになさ
れたものであり、その目的は、アクチュエータの変形に
よる作動不良や破損を回避し、かつ減衰力の可変幅の大
きい減衰力可変ショックアブソーバを提供することにあ
る。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、前記シリンダ、ピストンロッド及びバルブ
機構と、円筒状のケーシングを有してなりピストンロッ
ド内に同ピストンロッドと同軸的に収容されてバルブ機
構を駆動するアクチュエータとを備えた減衰力可変ショ
ックアブソーバにおいて、アクチュエータのケーシング
外周面と前記ピストンロッドの内周面との間に間隙を設
けたことにある。この場合、前記間隙は例えば0.15
mm以上に設定するとよい。これによれば、ピストンロ
ッドが撓んでもその撓みはアクチュエータには伝わりに
くく、アクチュエータが変形しにくくなるため、ピスト
ンロッドを小径に形成してシリンダの2室間を移動する
作動液の流量を大きくすることにより、この減衰力可変
ショックアブソーバの発生する減衰力の可変幅を大きく
維持した上で、アクチュエータの変形による作動不良や
破損を回避することができる。
【0006】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
特徴を有する減衰力可変ショックアブソーバにおいて、
前記アクチュエータのピストン側の端部をピストンロッ
ドに固定するとともに、前記間隙に環状の弾性部材を介
装したことにある。これによれば、簡単な構成で前記間
隙を形成できるとともに、ピストンロッド内におけるア
クチュエータの径方向の振動が弾性部材によって弾性的
に規制されるため、アクチュエータがピストンロッドの
側壁に当たって異音が発生することを回避できる。
【0007】また、本発明の他の構成上の特徴は、前記
特徴を有する減衰力可変ショックアブソーバにおいて、
前記アクチュエータを超音波モータにより構成し、同超
音波モータを駆動する駆動信号を出力する駆動回路をピ
ストンロッド内に収容したことにある。これによれば、
超音波モータ及び駆動回路が共にピストンロッド内に収
容されるため、同超音波モータ及び駆動回路を近接させ
て駆動回路から超音波モータへの駆動信号の経路を短く
し、同駆動信号から発生する雑音を抑制することが可能
となるとともに、発生した雑音をピストンロッドの外壁
により減衰させることができる。したがって、アクチュ
エータとして超音波モータを採用した減衰力可変ショッ
クアブソーバが、同超音波モータの駆動信号から発生す
る雑音によって他の電気機器へ悪影響を及ぼさないよう
になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、車両に適用した同実施形態
に係る減衰力可変ショックアブソーバの全体を表す断面
図である。このショックアブソーバは、シリンダ10
と、シリンダ10の内周面に液密的かつ軸線方向に摺動
可能に組み付けられたピストン20と、ピストン20を
下端部にて固定したピストンロッド30とを備えてい
る。
【0009】シリンダ10は、共に円筒状に形成されて
同軸的に配置したアウタシリンダ11及びインナシリン
ダ12を備えている。アウタシリンダ11は、その下端
にてブラケット13を介してばね下部材としてのロアア
ームに組み付けられるようになっている。インナシリン
ダ12は、その上端にて環状の支持プレート14を介し
てアウタシリンダ11の上端部外周面上に液密的に支持
されているとともに、その下端にて環状の支持プレート
15を介してアウタシリンダ11の下端部内周面上に支
持されている。
【0010】インナシリンダ12内は、ピストン20に
より上下室R1,R2に区画されている。上下室R1,
R2はそれぞれ作動油(作動液)で満たされており、下
室R2はアウタシリンダ11とインナシリンダ12との
間に形成された環状室R3にインナシリンダ12の下端
にて連通している。環状室R3は気体を封入しており、
ピストンロッド30の進退に伴う上下室R1,R2内に
おける作動油の体積変化を吸収する。
【0011】ピストン20は、図2に詳細に示すよう
に、それぞれピストンロッド30の外周面上に固定され
たカップ状部材21及び環状部材22により構成され、
同ピストンロッド30の外周面上に油室R4を形成して
いる。カップ状部材21及び環状部材22にはそれぞれ
上下室R1,R2と油室R4とを連通させる油路21
a,22aが設けられており、各油路21a,22aの
一端には作動油の両方向への移動を許容する環状のリー
フバルブ23,24がそれぞれ組み付けられている。
【0012】ピストンロッド30は、円筒状かつ長尺状
の本体部31、及び円筒状のスリーブ部32により構成
されている。本体部31は、上端部をシリンダ10の上
端面から進退可能に突出させて、上端にてばね上部材と
しての車体に組み付けられるようになっている。スリー
ブ部32は、上端部にて細径部32aを形成していると
ともに同細径部32aの下方位置にて大径部32bを形
成しており、同大径部32bの外周面上にて本体部31
の下端部内周面上に液密的に固着されている。スリーブ
部32は、下端部外周面上に螺着したナット33によっ
てピストン20を中間部外周面上に固定するとともに、
下端を下室R2内に開口させている。スリーブ部32の
側壁には、下室R2を同スリーブ部32の内部を介して
それぞれ上室R1及び油室R4に連通させる油路32
c,32dが形成されている。
【0013】スリーブ部32内には、同スリーブ部32
と共にバルブ機構を構成するスプール34が同軸的かつ
軸線回りに回転可能に組み込まれている。スプール34
は、下端を開口した円筒状に形成されて、スリーブ部3
2の各油路32c,32dに対向する位置にて側壁に絞
り孔34a,34bをそれぞれ形成している。各絞り孔
34a,34bは、スプール34のスリーブ部32に対
する回転位置に応じて各油路32c,32dの開度を変
更する。スプール34の下面であって同スプール34の
軸線に対して対称の位置には、一対のピン34c,34
cがそれぞれ下方に向けて突設されている。ピン34
c,34cは、スプール34の回転時に同スプール34
と一体的に回転し、スリーブ部32内にて径方向に延設
されたバー32eとの当接によりスプール34の回転角
を規制する。スプール34は、その上面に形成したシャ
フト部34fを介してピストンロッド30の本体部31
内に収容されたアクチュエータ40に連結されている。
【0014】アクチュエータ40は超音波モータであ
り、ピストンロッド30と同軸的に配設された円筒状の
ケーシング41を備えている。ケーシング41の外周面
とピストンロッド30の本体部31の内周面との間には
0.15mm以上の間隙Sが設けられており、ケーシン
グ41の上端部外周面上には例えば樹脂などの弾性部材
により形成した環状のバンド42が巻かれている。ケー
シング41の内周面には、図3にて詳細に示すように、
段差41aを境に上部にて小径部41bが形成されてい
るとともに下部にて大径部41cが形成されており、ケ
ーシング41は同大径部41cの下端部にてピストンロ
ッド30のスリーブ部32の細径部32a外周面上に固
着されている。
【0015】ケーシング41内には、同ケーシング41
と同軸的なシャフト43が収容されている。シャフト4
3は上下両端部にてベアリング44,45によりケーシ
ング41に対して軸線回りに回転可能に支持され、下端
にてスプール34のシャフト部34fと回転不能に連結
しているとともに、中間部にて同シャフト43と同軸的
な円柱状の振動体50を貫通している。シャフト43の
外周面上であって振動体50の上下位置には、ロータ4
6,47が固定されている。ロータ46,47は、シャ
フト43を貫通させるとともにケーシング41、シャフ
ト43及び振動体50と同軸的な環状に形成されてな
り、皿ばね48,49によってそれぞれベアリング4
4,45に対し内側に向けて付勢されて、振動体50の
上下端面に向けてその内側端面を押圧している。
【0016】振動体50は、シャフト43を軸線回りに
回転可能に挿通させた円管状のボルト51と、同ボルト
51の軸方向中央部に配設された上下一対の円筒状の励
振部52,53と、励振部52,53の各外側に配設さ
れた上下一対のカップ状の駆動部54,55とを備えて
いる。励振部52,53は、例えばPZTなどの圧電素
子と、ケーシング41の内周面上の溝41dに沿って導
かれたハーネス56を介して外部の駆動回路60に接続
された電極板とを軸方向に交互に積層したものであり、
駆動回路60による駆動信号としての交流電気信号の付
与に応じて、屈曲振動するとともに同屈曲の方向を軸線
回りに回転させ、上下端面に周方向の進行波を発生する
ものである。駆動回路60は、図示しない外部から入力
された目標回転位置を表す指令信号、及び後述する位置
検出センサ70から入力された検出信号に応じて上記駆
動信号を出力するものである。
【0017】駆動部54,55は、底板にてシャフト4
3を軸周りに回転可能に貫通させるとともに内周面上に
てボルト51の上下端部外周面上にそれぞれ螺合して、
各内側の端面上にて励振部52,53を挟持するととも
に、励振部52,53によって励振されるものである。
これにより、振動体50は、上記駆動回路60による励
振部52,53への駆動信号の付与に応じて、同振動体
50全体で両励振部52,53の間を節として屈曲振動
するとともに同屈曲の方向を軸線回りに回転させ、駆動
部54,55の各外側端面にて摩擦により各ロータ4
6,47を互いに同一方向に回転駆動するようになって
いる。そして、アクチュエータ40は、上記各ロータ4
6,47の回転駆動によって同各ロータ46,47、シ
ャフト43、皿ばね48,49を一体的に回転させ、ス
プール34をピストンロッド30のスリーブ部32に対
して回転駆動する。なお、このスプール34の回転駆動
は、上記駆動回路60の駆動信号に応じて、両方向に対
して可能となっている。
【0018】両励振部52,53の間には、円環状の平
板57が配設されている。平板57は、図4にて詳細に
示すように、ボルト51を貫通させるとともに両励振部
52,53に挟持された中央部57aと外周端部57b
との間に複数の円弧状の貫通孔57cを形成しており、
同中央部57aの外周端部57bに対する若干の変位を
許容するように、すなわち可撓に構成されている。な
お、貫通孔57cの数量及び形状は必要に応じて適当に
設定されるものであり、図4の(a),(b)はそれぞ
れ同貫通孔57cの数量及び形状の異なった採用例を示
したものである。平板57の外周端部57bは、ケーシ
ング41の内周面上の段差41aと、同内周面上の大径
部41b内に嵌入された円筒状の内部ケーシング41e
の上端とにより上下方向から挟持されている。
【0019】また、ピストンロッド30内には、位置検
出センサ70も収容されている。位置検出センサ70
は、アクチュエータ40のケーシング41の上面上に固
定されるとともにシャフト43の上端部に接続されてお
り、シャフト43のピストンロッド30に対する回転位
置を検出して同回転位置を表す検出信号をハーネス71
を介し駆動回路60に出力するものである。
【0020】上述のように構成した減衰力可変ショック
アブソーバにおいては、ばね上部材がばね下部材に対し
て上下動すると、ピストン20及びピストンロッド30
がシリンダ10に対して上下動する。この場合、ピスト
ン20及びピストンロッド30が上側に変位するとき
は、上室R1内の作動油が、リーフバルブ23及び油路
21aを介して油室R4内に流れ込み、同油室R4か
ら、リーフバルブ24及び油路22aと、スリーブ部3
2の油路32d及びスプール34の絞り孔34bとを介
して下室R2内に流れ込む。また、スリーブ部32の油
路32c及びスプール34の絞り孔34aを介して下室
R2内に流れ込む。一方、ピストン20及びピストンロ
ッド30が下側に変位するときは、下室R2内の作動油
が、油路22a及びリーフバルブ24と、スプール34
の絞り孔34b及びスリーブ部32の油路32dとを介
して油室R4内に流れ込み、同油室R4から油路21a
及びリーフバルブ23を介して上室R1内に流れ込む。
また、スプール34の絞り孔34a及びスリーブ部32
の油路32cを介して上室R1内に流れ込む。これら各
場合において、上記作動油の通過する各油路がそれぞれ
同作動油の流れに対し抵抗として作用し、上記ピストン
20及びピストンロッド30の上下動に対し減衰力を付
与する。
【0021】また、上記動作中、上記減衰力は随時変更
制御される。この場合、まず、外部からの目標回転位置
の入力に応じて駆動回路60が駆動信号を出力し、同駆
動信号に応じて、アクチュエータ40が、振動子50に
よりロータ46,47を回転駆動して同各ロータ46,
47、シャフト43、皿ばね48,49を一体的に回転
させ、スプール34を回転駆動する。これにより、スリ
ーブ部32の各油路32c,32dの開度が変更され
て、上記減衰力が変更される。そして、位置検出センサ
70による検出に基づき、駆動回路60は上記駆動信号
の出力を停止して、上記減衰力の変更を停止する。この
一連の動作が繰り返されて、上記減衰力が制御されるよ
うになっている。
【0022】上述のように、上記実施形態においては、
アクチュエータ40によって減衰力を変更制御するよう
にしているが、この場合、アクチュエータ40のケーシ
ング41の外周面とピストンロッド30の本体部31の
内周面との間に間隙Sが設けられているため、上記ばね
上部材のばね下部材に対する上下動に伴いピストンロッ
ド30の本体部31が撓んだ場合であっても、アクチュ
エータ40が変形しにくいようになっている。これによ
り、上記本体部31を小径に形成してシリンダ10の上
下室R1,R2間を移動する作動液の流量を大きくする
ことにより、この減衰力可変ショックアブソーバの発生
する減衰力の可変幅を大きく維持した上で、アクチュエ
ータ40の変形による作動不良や破損を回避することが
できる。
【0023】また、アクチュエータ40が下端部にてピ
ストンロッド30に固定されているとともに、アクチュ
エータ40のケーシング41の上端部外周面上に弾性部
材により形成されたバンド42が巻かれているため、簡
単な構成で間隙Sが形成されているとともに、ピストン
ロッド30の本体部31内におけるアクチュエータ40
の径方向の振動が弾性的に規制されて、アクチュエータ
40が同本体部31の側壁に当たって異音が発生するこ
とが回避される。
【0024】なお、上記実施形態においてはアクチュエ
ータ40として超音波モータを採用したが、ケーシング
41を備えたアクチュエータ40として、例えばステッ
プモータなど他のモータを採用した場合であっても、上
記効果を期待することができる。
【0025】次に、上記実施形態の変形例を図面を用い
て説明する。図5は、車両に適用した同変形例に係る減
衰力可変ショックアブソーバの全体を表す断面図であ
る。この変形例は、上記実施形態において、前記駆動回
路60をピストンロッド30の本体部31内に収容した
ものである。これにより、ハーネス56が短く形成され
ているため駆動回路60の駆動信号から発生する雑音が
抑制されるとともに、発生した雑音がピストンロッド3
0の本体部31の外壁により減衰するようになってい
る。したがって、アクチュエータ40として超音波モー
タを採用した上で、同アクチュエータ40の駆動信号か
ら発生する雑音によって他の電気機器に影響を及ぼさな
いようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両の減衰力可変シ
ョックアブソーバの全体縦断面図である。
【図2】図1のピストン及びピストンロッドの拡大縦断
面図である。
【図3】図1,2のアクチュエータの拡大縦断面図であ
る。
【図4】(a),(b)はそれぞれ図3の平板の一採用
例の平面図である。
【図5】前記減衰力可変ショックアブソーバの変形例の
全体縦断面図である。
【符号の説明】
10…シリンダ、20…ピストン、30…ピストンロッ
ド、32…スリーブ部、34…スプール、40…アクチ
ュエータ、41…ケーシング、42…バンド、50…振
動子、60…駆動回路、70…位置検出センサ、R1…
上室、R2…下室、S…間隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 賢二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J069 AA50 EE37

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動液を封入したシリンダと、 前記シリンダに軸線方向に摺動可能に組み付けられて同
    シリンダの内部を2室に区画するピストンと、 前記ピストンを一端部にて固定した円筒状のピストンロ
    ッドと、 前記ピストンロッドの前記ピストン側端部に設けられ前
    記シリンダの上下室間の連通路の開度を変更するバルブ
    機構と、 円筒状のケーシングを有してなり前記ピストンロッド内
    に同ピストンロッドと同軸的に収容されて前記バルブ機
    構を駆動するアクチュエータとを備えた減衰力可変ショ
    ックアブソーバにおいて、 前記アクチュエータのケーシング外周面と前記ピストン
    ロッドの内周面との間に間隙を設けたことを特徴とする
    減衰力可変ショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の減衰力可変ショック
    アブソーバにおいて、 前記間隙を0.15mm以上に設定したことを特徴とす
    る減衰力可変ショックアブソーバ。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は請求項2に記載の減衰力
    可変ショックアブソーバにおいて、 前記アクチュエータの前記ピストン側の端部を前記ピス
    トンロッドに固定するとともに、 前記間隙に環状の弾性部材を介装したことを特徴とする
    減衰力可変ショックアブソーバ。
  4. 【請求項4】前記請求項1乃至請求項3のうちのいずれ
    か一つに記載の減衰力可変ショックアブソーバにおい
    て、 前記アクチュエータを超音波モータにより構成し、 前記超音波モータを駆動する駆動信号を出力する駆動回
    路を前記ピストンロッド内に収容したことを特徴とする
    減衰力可変ショックアブソーバ。
JP10211084A 1998-07-27 1998-07-27 減衰力可変ショックアブソーバ Pending JP2000046093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10211084A JP2000046093A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 減衰力可変ショックアブソーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10211084A JP2000046093A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 減衰力可変ショックアブソーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000046093A true JP2000046093A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16600161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10211084A Pending JP2000046093A (ja) 1998-07-27 1998-07-27 減衰力可変ショックアブソーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000046093A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406964A (en) * 2003-10-09 2005-04-13 Bosch Gmbh Robert Fuel cell device
JP2019116940A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 緩衝器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406964A (en) * 2003-10-09 2005-04-13 Bosch Gmbh Robert Fuel cell device
GB2406964B (en) * 2003-10-09 2005-11-23 Bosch Gmbh Robert Fuel cell device
JP2019116940A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 日立オートモティブシステムズ株式会社 緩衝器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5568472B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP2902834B2 (ja) 自己伸縮型マウント
US20100038195A1 (en) Vibration damper
JPS62292940A (ja) 流体封入型防振装置
CN111623075B (zh) 变刚度减振装置
US7862056B2 (en) Steering gear inertia damper
JP5027008B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP2005147390A (ja) 制御式振動ダンパ
JP2000046093A (ja) 減衰力可変ショックアブソーバ
JP3082206B2 (ja) 減衰力可変シヨツクアブソーバ
US5676353A (en) Hydraulic lever actuator
JPH08247217A (ja) 制御式防振マウント
JP2008249030A (ja) 可変減衰力ダンパー
JP2000050658A (ja) 超音波モータ
JP2000156986A (ja) 車両に搭載された超音波モータのための電気制御装置
JP3690220B2 (ja) 能動型制振器
JP2000152673A (ja) 超音波モータ
WO2015016284A1 (ja) リニアアクチュエータ及び防振装置
JP5758193B2 (ja) 防振装置
JPH0880751A (ja) 電子制御エンジンマウント
JP2002013584A (ja) 防振装置
JP3541870B2 (ja) 電子制御式液体封入マウント
JPH1137213A (ja) 制振器
JPH106733A (ja) 車両の振動減衰装置
JP3541871B2 (ja) 電子制御式液体封入マウント

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051206