JP2000044090A - 検出スイッチ - Google Patents

検出スイッチ

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JP2000044090A JP10212237A JP21223798A JP2000044090A JP 2000044090 A JP2000044090 A JP 2000044090A JP 10212237 A JP10212237 A JP 10212237A JP 21223798 A JP21223798 A JP 21223798A JP 2000044090 A JP2000044090 A JP 2000044090A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置の給紙カセットやバイパス
トレイなどに用いられる用紙検出スイッチであって、異
常な負荷がかかった場合に破壊されることを防止する検
出スイッチを提供する。 【解決手段】 一端が蓋部材82の第2載置板102か
ら出没可能に配置される作動部112を構成し、他端が
検出用開口113を遮蔽・開放可能に配置される検出部
113を構成する用紙検知部材111のうち、作動部1
12が弾性変形可能な軟質合成ゴムで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出スイッチ、特
に、画像形成装置の給紙カセットやバイパストレイなど
に載置される用紙を検出するための検出スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置な
どの画像形成装置は、オフィスの省スペース化を図るた
めに、小型化することが望まれている。例えば、複写機
では、用紙が収納された給紙カセットが使用する用紙の
サイズに応じて複数用意され、各給紙カセットが装置に
対して着脱自在となっている。また、複写機上面には、
原稿が載置される原稿台が設けられている。この原稿台
に載置された用紙に光を照射し、原稿から反射してくる
光をCCDセンサなどで電気的信号に変換して、CCD
センサの信号に基づいて感光体ドラムの表面に静電潜像
を形成し、この静電潜像を現像装置によってトナー画像
に顕像化している。このあと、表面にトナー画像が形成
された用紙を定着装置に搬送し、トナー画像を加熱して
溶融定着している。
【0003】画像形成部に搬送される用紙は、画像形成
装置に着脱自在に設けられた給紙カセットに収納されて
いる。この給紙カセットから引き出された用紙は、給紙
搬送路を介して画像形成部に搬送され、画像形成部で表
面にトナー画像が転写された用紙は、排紙搬送路を介し
て定着装置まで搬送され、排紙トレイに排出される。ま
た、厚紙やOHPシート、表面コート紙などの特殊紙、
いわゆるマテリアル紙に対して画像形成を行う場合に
は、急激な方向転換をしないような用紙搬送路を設定す
る必要がある。このため、マテリアル紙を収納可能なバ
イパストレイを設け、このバイパストレイから画像形成
部まで搬送される用紙が比較的緩やかに方向転換するよ
うにバイパス搬送路を構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような画像形
成装置において、給紙カセットやバイパストレイには、
用紙の有無を検出するためのエンプティ検出スイッチや
用紙サイズを検出するための用紙後端検出スイッチが設
けられている。このようなエンプティ検出スイッチや用
紙後端検出スイッチは、給紙カセットやバイパストレイ
の用紙載置面に一端が突出する作動部を有し、この作動
部が用紙1枚分の重量で変位可能になっている。この作
動部の他端は給紙カセットやバイパストレイの内部に埋
設されており、他端の変位を光学的、磁気的あるいは機
械的に検出することによって、用紙の有無あるいは用紙
サイズを検出するように構成されている。
【0005】このような検出スイッチは、給紙カセット
内部の底面、バイパストレイの用紙載置面に作動部の一
端が突出状態となっているため、装置の搬送時、メンテ
ナンス作業時などにこの作動部に衣服や部品などをひっ
かけて、作動部を損傷するおそれがある。特に、バイパ
ストレイの用紙後端検出スイッチは装置の側方に突出す
るトレイ上に設けられるため、バイパストレイ上に用紙
を載置する通常作業においてもこのような損傷のおそれ
がある。
【0006】ここで用いられる検出スイッチは、載置さ
れる用紙の重量によって作動部の一端が押圧されたと
き、作動部の他端が変位するように、少なくとも用紙か
らの押圧力が働く方向に剛性を維持している必要があ
る。また、用紙1枚でも載置されていればこれを検出す
る必要があるため、用紙からの押圧力が働く方向に作動
部の慣性力を小さくしておかねばならず、作動部を軽量
化する必要がある。したがって、ABSやPOMなどの
硬質合成樹脂を小径の棒状に形成し、これを回転自在に
支持することによって、作動部を構成している場合が通
常である。
【0007】このように、硬質合成樹脂で構成されてい
る作動部は、用紙からの所定方向への押圧力に対しては
剛性を維持するものの、前述したように衣服や部品がひ
っかかるなどして予想以上の大きな負荷がかかると、破
壊されてしまうおそれが大きい。本発明は、画像形成装
置の給紙カセットやバイパストレイなどに用いられる用
紙検出スイッチであって、異常な負荷がかかった場合に
破壊されることを防止する検出スイッチを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る検出スイッ
チは、検知対象物に当接可能に配置され、所定方向から
の押圧力に応じて変位する作動部と、作動部の変位を検
出することによって検知対象物の有無を検出する検出部
とを備える検出スイッチであって、作動部は、少なくと
も所定方向からの押圧力に対しては、予測される検知対
象物の最大押圧力以下で剛性を維持し、外部からの押圧
力に基づいて予測されるよりも大きな負荷が加わった場
合その負荷の方向に弾性変形する材料で構成されてい
る。
【0009】このことにより、作動部に検知対象物から
の通常の押圧力がかかった場合には、作動部の変位が検
出部によって検出され、検知対象物の検出を確実に行う
ことができる。また、如何なる方向からであっても予測
されるよりも大きな負荷が加わった場合には、作動部が
弾性変形することによって破壊されることを回避でき
る。
【0010】ここで、作動部を合成ゴムまたはスポンジ
で構成することができる。また、検知対象物が画像形成
装置に用いられる用紙とすることができ、この場合、作
動部が用紙1枚分の重量で生じる押圧力により変位可能
なものとすることができる。さらに、画像形成装置の給
紙カセットまたはバイパストレイの用紙検出として用い
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態が採用
される複写機の縦断面図を示す。この複写機1は、本体
10と、本体10の上部に開閉自在に装着された原稿押
さえ11とを有している。本体10には、その上部に位
置して、原稿が載置される原稿台15が配置されてい
る。本体10の内部には、正面から見て左側の端部で上
下方向のほぼ中央に画像形成部16が設けられている。
また、下部には、画像形成部16に原稿を供給するため
の給紙部17が設けられている。
【0012】給紙部17には、本体10に着脱自在に取
り付けられ、用紙を収納する給紙カセット18,19
と、その上方に設けられるスタックバイパス20とを備
えている。原稿台15の下方には、原稿台15上に載置
された原稿の画像情報を読み取るための光学系21が設
けられている。光学系21は、原稿台15上に載置され
た原稿表面に光を照射するための光源22と、原稿表面
から反射した光を偏向するためのミラー23,24,2
5と、ミラー25からの光を収束させるためのレンズ2
6と、レンズ26によって収束された光を受光して原稿
画像に対応する画像データ信号を生成するCCDセンサ
などの撮像素子27とを備えている。
【0013】画像形成部16は、表面に静電潜像が形成
される感光体ドラム30を有し、さらに感光体ドラム3
0の周囲に配置された主帯電装置31、現像装置32、
転写ローラ33およびクリーニング装置34を有してい
る。主帯電装置31は、感光体ドラム30の表面を帯電
させるための装置であり、感光体ドラム30の右斜め上
方に配置されている。主帯電装置31から所定の間隙を
あけて感光体ドラム30の右斜め下方に感光体ドラム3
0上にトナー像を形成する現像装置32が配置されてい
る。現像装置32は、内部にトナーを収納し、感光体ド
ラム30に形成されている静電潜像をトナーによって顕
像化するものである。また、転写ローラ33は、感光体
ドラム30上のトナー像を用紙に転写するための装置で
あり、感光体ドラム30の左側方に配置されている。ク
リーニング装置34は、感光体ドラム30表面の残留ト
ナーなどを除去するための装置であり、感光体ドラム3
0の上方に配置されている。
【0014】感光体ドラム30の右側方には、感光体ド
ラム30の周面に静電潜像を形成するためのレーザユニ
ット35が設けられている。レーザユニット35は、撮
像素子27から得られる画像データ信号に基づいて感光
体ドラム30周面に静電潜像を形成する。給紙部17に
は、各給紙カセット18,19から画像形成部16方向
に用紙を搬送するための縦搬送路41と、スタックバイ
パス20から画像形成部16方向に用紙を搬送するバイ
パス搬送路42とが設けられている。各給紙カセット1
8,19およびスタックバイパス20には、収納されて
いる用紙を取り出すためのピックアップローラ43,4
4,45および用紙を1枚ずつ搬送路に送り出すための
給紙ローラ対46,47,48が設けられている。縦搬
送路41には、搬送ローラ対49,50が設けられてお
り、バイパス搬送路42には搬送ローラ対51が設けら
れている。縦搬送路41とバイパス搬送路42は、感光
体ドラム30と転写ローラ33とが対向する転写位置の
下方で合流している。この合流した個所には、搬送され
てくる用紙を所定位置に待機させるためのレジストロー
ラ52が設けられている。
【0015】感光体ドラム30および転写ローラ33の
上方には、用紙上に転写されたトナーを溶融定着するた
めの定着装置53が設けられている。定着装置53は、
ヒータを内蔵する加熱ローラ54と加熱ローラ54に圧
接する加圧ローラ55とが設けられており、両ローラ間
に用紙を挟持して搬送するとともに、用紙表面に形成さ
れたトナー画像を加熱定着するものである。
【0016】定着装置53のさらに上方には、分岐部5
6が設けられている。分岐部56の右側方には、排出ロ
ーラ対60を介して用紙が排出される排出トレイ57
と、排出トレイ57の上方に配置され、排出ローラ対6
1を介して用紙が排出されるサブ排出トレイ58とが配
置されている。また、分岐部56の左下方には両面コピ
ーの際に用紙を反転させるためのスイッチバック部59
が配置されている。分岐部56には、用紙搬送方向を排
出トレイ57方向とスイッチバック部59方向とに切り
換えるための分岐爪62が設けられている。分岐爪62
の左側方には、2つの分岐爪63,64が設けられてい
る。この2つの分岐爪63,64の下方にはスイッチバ
ック部59に用紙を案内するスイッチバック搬送路65
が設けられ、上方にはサブ排出トレイ58へ用紙を案内
するサブトレイ搬送路66が設けられ、また、2つの分
岐爪63,64の中間には図示しないソータやステープ
ルソータなどのフィニッシャに用紙を搬送するフィニッ
シャ搬送路67が設けられている。分岐爪63,64
は、搬送されてくる用紙をスイッチバック搬送路65、
サブトレイ搬送路66またはフィニッシャ搬送路67の
いずれかに案内するように切り換え可能となっている。
〔スタックバイパス〕スタックバイパス20の詳細を図
2、図3に基づいて説明する。
【0017】このスタックバイパス20は、基体81と
基体81に回動可能に支持される蓋部材82とを有して
いる。基体81は、上面に用紙が載置される載置板86
を備えたトレイ形状であり、載置板86の左端部上方に
位置して用紙を引き出すためのピックアップローラ45
と、用紙を1枚ずつ搬送路に送り出すための給紙ローラ
対48とが設けられている。給紙ローラ対48の左側方
には用紙をバイパス搬送路42側に案内する案内面87
が設けられている。また、基体81の両側部(本体10
の前後方向)には、被案内レール84と案内ローラ85
とを備える被案内部83,83を有している。これに対
応して、本体10内部には、被案内レール84の下面を
案内するための案内ローラ73を有する案内レール72
が設けられている。基体81は、この案内レール72に
案内されて、本体10の右側方に設けられた開口71か
ら引き出すことが可能となっている。
【0018】載置板86には、案内溝88が設けられて
おり、この案内溝88に係合して用紙の左右方向の位置
合わせを行う仕切板89,89が取り付けられている。
また、載置板86は支軸90を介して基体81に対して
回動可能となっており、収納される用紙の先端位置を上
方に押し上げる方向に付勢されている。この例では、載
置板86の左端部下面にバネ91が設けられており、載
置板86の左端部を上方に付勢している。
【0019】また、載置板86の上面にはカム部材92
が当接している。このカム部材92は、ピックアップロ
ーラ45の回転軸の両端部に取り付けられており、用紙
搬送方向下流側の端部において載置板86上面に当接し
ている。このカム部材92は、非駆動時には図に示すよ
うにバネ91の付勢力に抗して載置板86の上面をピッ
クアップローラ45から離間させる。また、カム部材9
2は回転に伴ってカム面が上昇する。これに伴って、載
置板86はバネ91の付勢力によりその上面がピックア
ップローラ45に近接あるいは圧接する位置まで移動す
るように構成されている。
【0020】蓋部材82は、基体81の右端部において
回動自在に支持されており、基体81が本体10内の所
定位置に収納されるとき、開口71を閉止可能となって
いる。このスタックバイパス20に収納される用紙は、
急激な方向転換することなく、バイパス搬送路42を介
して画像形成部16に搬送される。したがって、このス
タックバイパス20は、厚紙やOHPシート、表面コー
ト紙などのいわゆるマテリアル紙を画像形成部16に給
紙するのに適している。
【0021】また、このスタックバイパス20は、載置
板86上にA4横サイズの用紙を収納して、蓋部材82
が閉止可能となっている。通常使用する用紙サイズとし
てはA4サイズが多いと考えられるため、このような用
紙を載置板86上に載置して蓋部材82を閉止すれば、
いわゆるバイパストレイに用紙をセットした状態で、本
体10の側方に突出する部分がなくなる。さらにこのス
タックバイパス20は、給紙カセット18,19、排紙
トレイ57、サブトレイ58、原稿台15と平面視重合
する位置に配置されているため、設置面積を極力小さく
することが可能となる。
【0022】さらに、このスタックバイパス20は、本
体10の右側方に設けられた開口71から引き出し可能
にとなっているため、載置板86上に用紙をセットする
作業が容易となり、はがきなどの小型サイズの用紙であ
ってもセッティングが容易となる。スタックバイパス2
0を本体10の側方に引き出す際には、ピックアップロ
ーラ45、給紙ローラ対48、載置板86を上下動させ
る機構などが一体的に引き出されるため、給紙に関わる
各機構の位置決め精度を損なうことがない。 〔用紙検知手段〕蓋部材82は、図4に示すように、支
軸101によって本体10に対して回動自在に支持され
ている。この蓋部材82は、2点鎖線で示すように本体
10に対して閉止することが可能となっており、実線で
示すように開放状態とした場合には、載置板86の延長
上に位置するように係止可能となっている。
【0023】蓋部材82は、開放状態となったとき載置
板86と連続して用紙を載置可能な第2載置板102を
有している。また、蓋部材82は、閉止状態となったと
き本体10の側壁と一体的に装置本体の側壁を構成する
外側板103、閉止状態となったときの上部に位置する
上側板104、下部に位置する下側板105および前後
に位置する前後側板(図示せず)を有している。また、
蓋部材82の内部には、紙面に垂直な方向に設けられ、
中央に検出用開口107を有する仕切板106が設けら
れている。このことにより、蓋部材82は、第2載置板
102、外側板103、上側板104、下側板105お
よび前後側板によって囲まれた内部中空を有しており、
仕切板106によってこの内部中空が仕切られて、第1
中空部108と第2中空部109を構成している。
【0024】第2載置面102のほぼ中央であって、第
1中空部108に位置する部分に作動用開口110が穿
設されている。この作動用開口110には、用紙検知部
材111が設けられている。この用紙検知部材111
は、一端側が作動用開口110から出没可能に配置され
た作動部112であり、多端側が仕切板106の検出用
開口107を遮蔽・開放可能な検出部113を構成して
おり、支軸114を介して蓋部材82に対して回動可能
に取り付けられている。
【0025】上側板104には、第1中空部108に光
を取り入れるための採光用開口115が穿設されてい
る。この採光用開口115から第1中空部108に取り
入れられた光は、用紙検出部材111の検出部113が
検出用開口107を開放しているときには、検出用開口
107を介して第2中空部109に流入することとな
る。下側板105には、第2中空部109に流入した光
を本体10側に通過させる検出用開口116が穿設され
ている。
【0026】本体10側には、検出用開口116に対応
する位置に検出用開口117が設けられている。この検
出用開口117の内方には、光を検出して検出信号を出
力するフォトダイオード、フォトトランジスタなどの光
電変換素子でなる用紙検出センサ118が配置されてい
る。また、ここでは図示しないが、蓋部材82が本体1
0に対して開放状態であるか閉止状態であるかを検出す
るための開閉状態検出センサが設けられている。この開
閉状態検出センサは、たとえば、蓋部材82が閉止状態
のときにアクチュエータが押圧されるように構成された
マイクロスイッチを本体10側に設けることが可能であ
り、蓋部材82の位置を光電変換素子によって検出する
ように構成することも可能である。
【0027】このようにしたスタックバイパス20で
は、蓋部材82を開放した状態で、蓋部材82上に用紙
がない場合には、用紙検出部材111の作動部112
は、第2載置面102上に突出した状態となっており、
検出部113は仕切板106の検出用開口107を遮蔽
している。このことにより、採光用開口115から第1
中空部108に取り入れられた光は、検出用開口107
を通過することなく、用紙検出センサ118は検出信号
を出力しない。
【0028】また、蓋部材82上に用紙が載置されて、
用紙検出部材111の作動部112上に用紙がある場合
には、作動部112が用紙の重量により第2載置面10
2内に没するように押圧される。これに伴って、用紙検
出部材111は支軸114を中心に回動し、検出部11
3が仕切板106の検出用開口107を開放状態とす
る。この場合、採光用開口115より取り入れた光は、
検出用開口107、116,117を介して用紙検出セ
ンサ118に到達する。このことにより、用紙検出セン
サ118は、蓋部材82の第2載置板102上に用紙が
存在する旨の検出信号を出力する。
【0029】さらに、蓋部材82が、開閉状態検出セン
サにより閉止状態であることを検出した場合には、用紙
検出センサ118の検出信号を無視するように構成する
ことができる。以上から、蓋部材82が開放状態である
際に、第2載置面102上に用紙があるか否かを容易に
確実に検出することが可能である。このとき、用紙検出
センサ118は本体10側に設けられており、可動部分
を介して配線を行う必要がなく、断線や機械的故障を極
力少なくすることができる。また、A3サイズの用紙後
端を検出するような位置に、用紙検出部材111の作動
部112を配置すれば、用紙検出センサ118の検出信
号により、スタックバイパス20に載置された用紙サイ
ズがA3サイズかそれ以下のサイズの用紙かを容易に判
別することができる。 〔検出スイッチ〕用紙検出部材111の作動部112
は、載置される用紙の重量による押圧力で剛性を維持す
るとともに、予測されるよりも大きな負荷が加わった場
合にその負荷の方向に弾性変形可能な材質で構成されて
いる。この場合、作動部112を軟質合成ゴムやスポン
ジなどの弾性部材で構成することができる。
【0030】このことにより、用紙が第2載置板102
上に載置されたとき、用紙の重量による押圧力が作動部
112に加わっても、作動部112は剛性を維持して検
出部113を変位させ、用紙後端部の検出を確実に行う
ことが可能となる。また、検出部113の通常の変位位
置を超えて変位させようとする力が、作動部112に加
わった場合には、作動部112が弾性変形して、塑性変
形または折損などによる破壊を防止する。
【0031】さらに、作動部112に図下方向以外の押
圧力が加わった場合には、作動部112は同様にその押
圧力の方向に弾性変形し、塑性変形または折損などによ
って破壊されることを防止する。したがって、作動部1
12を作動用開口110内に押し込むような強い押圧力
が加わった場合や、作動部112が衣服や部品などに引
っかかって変位方向と異なる方向に大きな負荷が加わっ
た場合において、作動部112が弾性変形して破壊され
ることを防止できる。このような負荷が取り除かれた後
は、作動部112は元の状態に復帰し、再度用紙の検出
が可能となる。 〔検出スイッチの他の実施形態〕検出スイッチとして
は、図5に示すような用紙検出部材121を用いること
が可能である。
【0032】この用紙検出部材121は、支持軸122
に固定される略円筒形状の基体123と、基体123の
周面の一方に突出する作動部124と、基体123の周
面の他方に突出する検出部125とを備えている。この
用紙検出部材121は、第2載置板102上に作動部1
24が突出するように配置され、支持軸122を中心に
回動自在に蓋部材82に支持される。蓋部材82の内部
には、発光部と受光部とが検出部125を挟むようにフ
ォトインタラプタなどの光学検出手段が配置される。基
体123、作動部124、検出部125は、軟質合成ゴ
ムやスポンジなどの弾性部材で一体的に形成されてお
り、所定以上の負荷がかかると弾性変形するように構成
されている。また、作動部124上に用紙が載置される
ことにより、用紙検出部材121が回動するように慣性
力が弱く設定されている。
【0033】通常の状態では、フォトインタラプタの発
光部から照射された光は、検出部125に遮断されて受
光部に到達せず、フォトインタラプタの出力はオフ状態
となっている。蓋部材82の第2載置板102上に用紙
が載置されると、作動部124を押圧して用紙検出部材
121を回動させ、これに対応して検出部125も移動
する。このことにより、フォトインタラプタの発光部と
受光部の間が開放状態となり、フォトインタラプタの出
力はオン状態となる。したがって、このフォトインタラ
プタの出力信号により、第2載置板102上の用紙の有
無を検出することが可能となる。
【0034】また、検出部125の通常の変位位置を超
えて変位させようとする力が、作動部124に加わった
場合には、作動部124が弾性変形して、塑性変形また
は折損などによる破壊を防止する。さらに、作動部12
4に図下方向以外の押圧力が加わった場合には、作動部
124は同様にその押圧力の方向に弾性変形し、塑性変
形または折損などによって破壊されることを防止する。
【0035】したがって、作動部124を蓋部材82側
に押し込むような強い押圧力が加わった場合や、作動部
124が衣服や部品などに引っかかって変位方向と異な
る方向に大きな負荷が加わった場合において、作動部1
24が弾性変形して破壊されることを防止できる。この
ような負荷が取り除かれた後は、作動部124は元の状
態に復帰し、再度用紙の検出が可能となる。
【0036】作動部124のみを弾性部材で構成し、そ
の他の部分を硬質合成樹脂で構成することも可能であ
り、検出部125のみを硬質合成樹脂で構成し、その他
の部分を弾性部材で構成することも可能である。スタッ
クバイパス20の載置板86に設けられる用紙の有無を
検出する用紙エンプティ検出スイッチや、給紙カセット
18,19に設けられる用紙エンプティ検出スイッチ、
ソータのビン内の用紙を検出する用紙検出スイッチなど
の作動部を、上述したような用紙検出部材111、12
1の作動部と同様の材質とすることが可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、作動部に対して予測す
る以上の負荷が加わった場合に、作動部が弾性変形する
ため、塑性変形や折損などによる破壊を防止することが
できる検出スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を採用した複写機の縦断面
概略図。
【図2】要部説明図。
【図3】その斜視図。
【図4】要部説明図。
【図5】検出スイッチの他の実施形態の斜視図。
【符号の説明】
10 本体 20 スタックバイパス 82 蓋部材 86 載置板 101 支軸 102 第2載置板 103 外側板 104 上側板 105 下側板 106 仕切板 107 検出用開口 108 第1中空部 109 第2中空部 110 作動用開口 111 用紙検知部材 112 作動部 113 検出部 114 支軸 115 採光用開口 116 検出用開口 117 検出用開口 118 用紙検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 AA12 AA22 JC07 3F048 AA02 AA04 AA05 BA02 BB10 CB01 CB03 DA01 DA02 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 HC11 HC28 KB20 MA02 MA09 MA10 MA23 MB09 MB10 5G019 AA05 SK03 SY15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検知対象物に当接可能に配置され、所定方
    向からの押圧力に応じて変位する作動部と、前記作動部
    の変位を検出することによって前記検知対象物の有無を
    検出する検出部とを備える検出スイッチであって、 前記作動部は、少なくとも前記所定方向からの押圧力に
    対しては、予測される検知対象物の最大押圧力以下で剛
    性を維持し、外部からの押圧力に基づいて予測されるよ
    りも大きな負荷が加わった場合その負荷の方向に弾性変
    形する材料で構成されている検出スイッチ。
  2. 【請求項2】前記作動部は、合成ゴムまたはスポンジで
    構成された、請求項1に記載の検出スイッチ。
  3. 【請求項3】前記検知対象物は、画像形成装置に用いら
    れる用紙である、請求項1または2に記載の検出スイッ
    チ。
  4. 【請求項4】前記作動部は、用紙1枚分の重量で生じる
    押圧力により変位可能である、請求項3に記載の検出ス
    イッチ。
  5. 【請求項5】画像形成装置の給紙カセットまたはバイパ
    ストレイの用紙検出に用いられる、請求後3または4に
    記載の検出スイッチ。
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