JP2000043827A - 連続包装袋のバラ切り装置 - Google Patents

連続包装袋のバラ切り装置

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JP2000043827A
JP2000043827A JP10230103A JP23010398A JP2000043827A JP 2000043827 A JP2000043827 A JP 2000043827A JP 10230103 A JP10230103 A JP 10230103A JP 23010398 A JP23010398 A JP 23010398A JP 2000043827 A JP2000043827 A JP 2000043827A
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packaging bag
continuous packaging
slit
belt
cutting
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Masaji Ogura
正司 小倉
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Ogura Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続包装袋の形態に拘わらず、また連続包装
袋に折れ癖があっても支障なく連続カットできるバラ切
り装置を提供する。 【解決手段】 連続包装袋Rの導入経路に設けた加熱ヒ
ータ10と、該連続包装袋Rの移動位置を検出するセン
サ40と、前記加熱ヒータ10によって加熱した連続包
装袋Rをプーリに巻回された帯状無端ベルト24,28
により両側から挟着し前記センサ40による検出に従い
該連続包装袋Rを間欠的に移送させるベルト搬送機構2
0と、連続包装袋Rの帯幅より大なるスリット61を形
成した基板60の前方側に刃材66を進退動し得るよう
に設けた切断機構50とを具備し、前記ベルト搬送機構
20によって連続包装袋Rを前記基板60の前面側に垂
下状に垂下させ、前記刃材66をスリット61内に進入
させることにより該連続包装袋Rのシール部Sを切断す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は割箸等の物品を合成
樹脂製の帯状フイルム中に定間隔で封入した連続包装袋
を切断し個々の包装袋に分離させるバラ切り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、合成樹脂製の帯状フイルム
によって割箸等の物品を図12,図13に示したような
連続状の形態に包装し得る割箸自動包装装置を既に特許
出願(特開平8−48308号公報)している。即ち、
一方の帯状フイルムF1 を長手方向に定間隔を置いて凸
形状に付形して小袋部Kを形成し、該小袋部K内に割箸
Wおよび爪楊枝Y等の物品を収納すると共に、該帯状フ
イルムF1 に他方の平面状の帯状フイルムF2 を重合し
て小袋部Kの周囲を熱シールすることにより該物品を封
入する装置である。本装置で造られる連続包装袋Rは、
例えば弁当工場に置ける自動機械によって弁当箱に割箸
を一本ずつ添付させるに際して、そのシール部Sにて切
断しバラす必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、連続包装袋
Rが基板gで単に受け支えられるようにして、カッター
でシール部Sを切断したときに、シール部Sはカッター
mの進行方向に押されてカットされるため、図14のご
とく小袋部K1に係るシール部の切断縁S1が基板gのス
リット溝g1に引っ掛ってしまい、切り離された小袋部
K1が落下しないケースがでてきた。斯る場合、上流側
の位置決めローラから連続包装袋Rを垂下動させられな
くなり、次の小袋部Kをカットできなくなる。その結
果、装置の運転を停止しなければならないことがあっ
た。
【0004】また、図10,図11に示したように、一
対の帯状フイルムF1,F2を重合し周囲をシールする
ことにより長手方向に定間隔を置いて物品が封入される
小袋部Kを形成した形態の連続包装袋では、上記問題に
加え図12,図13に示した連続包装袋のように子袋部
が一方の帯状フイルムのみに大きく凸形状に突出した形
態ではないので、前記位置決めローラの凹所への合致に
よる位置決めがルーズにならざるを得ない。このため搬
送にずれが生じ、カッターmによる切断がシール部の適
当な位置で行われなくなるという問題があった。
【0005】さらに、連続包装袋が輸送や保管等のため
に折り畳まれていると、帯状フイルムに折れ癖が付いて
しまうが、そうすると従来のバラ切り装置では癖が付い
たままカッター部に搬入されることとなり、そのために
切断位置がずれたり、切り離された小袋部に折れ癖、即
ち皺が残ったりするおそれがあるので商品価値を損なう
などの問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するもので、連
続包装袋の形態に拘わらず、またその連続包装袋に折れ
癖が付いていても支障なく、カッターでカットされた小
袋部を確実に解き放して落下させ、常に円滑な連続運転
を遂行できるバラ切り装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に係る発明の要旨は、一対の帯状フイルムを重
合し周囲をシールすることにより長手方向に定間隔を置
いて物品が封入される小袋部を形成した連続包装袋に係
るバラ切り装置であって、該連続包装袋の導入経路に設
けた加熱ヒータと、該連続包装袋の移動位置を検出する
センサと、前記加熱ヒータによって加熱した連続包装袋
をプーリに巻回された帯状無端ベルトにより両側から挟
着し前記センサによる検出に従い該連続包装袋を間欠的
に移送させるベルト搬送機構と、連続包装袋の帯幅より
大なるスリットを形成した基板の前方側に刃材を進退動
し得るように設けた切断機構とを具備し、前記ベルト搬
送機構によって連続包装袋を前記基板の前面側に垂下状
に垂下させ、前記刃材をスリット内に進入させることに
より該連続包装袋のシール部を切断するようにしたこと
を特徴とする連続包装袋のバラ切り装置にある。請求項
2に係る発明の要旨は、一対の帯状フイルムを重合し周
囲をシールすることにより長手方向に定間隔を置いて物
品が封入される小袋部を形成した連続包装袋に係るバラ
切り装置であって、該連続包装袋の導入経路に設けた加
熱ヒータと、該連続包装袋の移動位置を検出するセンサ
と、前記加熱ヒータによって加熱した連続包装袋をプー
リに巻回された帯状無端ベルトにより両側から挟着し前
記センサによる検出に従い該連続包装袋を間欠的に移送
させるベルト搬送機構と、連続包装袋の帯幅より大なる
スリットを形成した基板の前方側に刃材を進退動し得る
ように設けるとともに該基板の後方側に掻出体を該スリ
ット内へ進退動し得るように設けた切断機構とを具備
し、前記ベルト搬送機構によって連続包装袋を前記基板
の前面側に垂下状に垂下させ、前記刃材をスリット内に
進入させることにより該連続包装袋のシール部を切断
し、前記掻出体を前記基板の後方側からスリット内に進
入させることにより該スリット内へ入り込んだ該シール
部の切断縁が掻き出されるようにしたことを特徴とする
連続包装袋のバラ切り装置にある。請求項3に係る発明
たる連続包装袋のバラ切り装置は、請求項又は2で、ス
リットは細長孔の一部に出張状の突孔部が形成され、掻
出体はそのスリットの形状に合致する細長板の一部に出
張状の突起部が形成されたものであることを特徴とす
る。
【0008】請求項1の発明のごとく、加熱ヒータによ
って加熱した後の連続包装袋をベルト搬送機構で移送さ
せることで、連続包装袋の折り癖,皺を直してから切断
機構に搬送させることができる。そして、該連続包装袋
をベルト搬送機構の帯状無端ベルトにより両側から挟着
し移送させることで、連続包装袋の形態を問わずに切断
機構に順次搬送させることができる。請求項2の発明に
よれば、掻出体の進入によりスリット内へ入り込んだシ
ール部の切断縁が掻き出されるので、切断された製品が
スリットに引っ掛かることがなく円滑な連続操業を可能
にし生産性を向上させる。請求項3の発明のごとく、ス
リットは細長孔の一部に出張状の突孔部が形成され、掻
出体はそのスリットの形状に合致する細長板の一部に出
張状の突起部が形成されたものとすれば、スリット内へ
入り込んだシール部の切断縁をより確実に掻き出し得
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る連続包装袋の
バラ切り装置の一実施形態を図10,図11に示した連
続包装袋Rを切断するものについて説明する。同図に示
した連続包装袋Rは一対の帯状フイルムF1,F2を重
合し長手方向に定間隔を置いて形成される小袋部Kの周
囲がシールされ各子袋部間にシール部Sを形成し、この
小袋部内に割箸W及び爪楊枝Yの物品を封入したもので
ある。
【0010】図1にこの装置の側面図、図2に縦断面
図、図3にその平面図、図4,図5に要部の水平断面図
を示す。この装置は所定間隔を置いて平行に垂設された
一対の取付板からなるフレーム1に組み付けられる。符
号2,符号3は該フレームの一側に設けられたガイド
軸、符号4は該フレーム1の上部一側から上面にわたり
固設された平板状のガイド板で、連続包装袋Rのベルト
搬送機構20への導入経路となっている。符号5は該ガ
イド板4の表面上にある連続包装袋Rに先端部8aが当
たるようにレバー8を支軸6に枢支するとともに該レバ
ー8の傾きを検知するリミットスイッチ7を設けてなる
空袋検知機構である。空袋検知機構5は、連続包装袋R
の小袋部内に割箸Wがある場合には図2で該レバー8が
支軸を中心に右肩下がりに傾くことから空袋を検知で
き、そのとき搬送を自動停止させる。
【0011】ガイド板4の裏面にはプレート式の加熱ヒ
ータ10を設けてプレートヒータを形成する。該ガイド
板4上を図2の矢印方向に向けて移動する連続包装袋R
を該加熱ヒータにより加熱できるようにしている。加熱
ヒータ10は、連続包装袋Rの帯幅より幅広にしてフレ
ーム1の上部一側からベルト搬送機構20の手前までの
長さを有してガイド板4全体をほぼ一定温度に加熱可能
とする。加熱ヒータ10は図示しない温度調節器により
所定温度(例えば100℃)に温度調整できる。
【0012】符号20はベルト搬送機構、符号21は該
ベルト搬送機構を作動させるためフレーム1に固設され
たクラッチブレーキ付きモータである。該ベルト搬送機
構20はフレーム1に所定間隔を置いて軸支された回転
軸22,23に夫々プーリ22a,23aを2個ずつ固
設し該プーリ22a,23aに2条の帯状無端ベルト2
4を巻回する(図3)。そして、フレーム1に軸支され
た回転軸25に機枠26の基端部を回転自在に枢支とと
もに、該機枠26の先端部に回転軸27を回転自在に軸
支し、回転軸25に固設した2個のプーリ25aと回転
軸27に固設した2個のプーリ27aに夫々帯状無端ベ
ルト28を巻回し、回転軸22と回転軸25の一端に伝
動プーリ29,30を固設し前記モータ21に設けた伝
動プーリ31と該各伝動プーリ29,30間にタイミン
グベルト32を張設してなる。このため、モータ21の
回転により回転軸22,25が回転駆動されると、前記
加熱ヒータ10によって加熱された連続包装袋Rは両側
から帯状無端ベルト24と帯状無端ベルト28に挟着さ
れ搬送される。また、図2,図3のごとくフレーム1の
回転軸25の下部位置に回転軸32が軸支され、該回転
軸32と前記プーリ25aの両側寄りに一体に形成され
た周溝33との間に紐状の転向用無端ベルト34(計4
本)が巻回されている。該転向用無端ベルト34は、帯
状無端ベルト24,28の排出側でフレーム1に垂直方
向に配したガイド板35の前側に近接配置される。この
ため、帯状無端ベルト24と帯状無端ベルト28に挟着
され搬送されてきた連続包装袋Rは、該転向用無端ベル
ト34によって下向きに転向し、ガイド板35に沿って
垂下動する。なお、図3で符号36は機枠26の一側に
突設されたハンドルを示す。該ハンドルを持ち上げるこ
とで、機枠26は図2の破断線で示したように回転軸2
5を支点にして持ち上げて、運転開始時に連続包装袋R
を該帯状無端ベルト24と帯状無端ベルト28の間に挟
着する。
【0013】符号40は該連続包装袋Rの移動位置を検
出するため回転軸32付近に設けられた投光器41と受
光器42とからなる光学式のセンサであり(図2)、ベ
ルト搬送機構20により搬送されてきた連続包装袋Rに
その光を透過させ明度差により小袋部内の割箸Wの存在
を検出する。帯状フィルムF1,F2が不透明でも、割箸
Wが在る所とそうでない所の透過量の差異で割箸Wの存
在は検出できる。移送されてきた割箸Wの検出でクラッ
チブレーキ付きモータ21を止め、ベルト搬送機構20
は間欠的に駆動され連続包装袋Rを1ピッチずつ間欠的
に移送させる。
【0014】次に、切断機構50の構造を説明する。符
号51は該切断機構を作動させるためフレーム1に固設
されたクラッチブレーキ付きモータ、符号52はその出
力軸に止着された歯車、符号53は該歯車52と噛合す
る歯車54が固着された第一伝動軸、符号55はさらに
該歯車54と噛合する歯車56が固着された第二伝動軸
で、該第二伝動軸55にはカム57が固着されている
(図1,図2)。符号60は両端をフレーム1に固着し
て前記ガイド板35下に立設させた基板で、該基板60
はベルト搬送機構20から移送されてきた連続包装袋R
をその前面側に垂下状に垂下させるよう配する。基板6
0には連続包装袋Rの帯幅より大なるスリット61が形
成されている。また該スリット61は図6に示したよう
に水平に配した細長孔62の一部に出張状の突孔部63
が上下方向に複数形成されたものである。
【0015】符号64は前記基板60の両端部より前方
(図4では上方)に水平に突設された一対の平行な支持
軸で、該支持軸に沿って取付部材65が進退動自在なる
ように設けられる。該取付部材65の前記基板60との
対向面には前記スリット61の細長孔62と合致する細
長状断面形状を持つ刃材66がビス73により固着され
る。符号67は該取付部材65の両端部に支軸68を貫
挿しバネ69を支軸68に嵌挿して基板60側へ付勢さ
せた状態で該刃材66を出没自在に収容している鞘体で
ある。該鞘体には刃材66が貫通し得る孔を形成する。
そして、該取付部材65の両端部に突設したピン72と
前記第一伝動軸53の両端部の偏心位置に突設されたピ
ン70とをコンロッド71を介して連結することにより
該第一伝動軸53が1回転すると、該取付部材65が支
持軸64に沿って一往復動するように構成される。この
一往復動で、刃材66が進出する時は、進出に伴ってバ
ネ69を圧縮しながら鞘体67が基板60に当接停止す
る結果、その後、刃材66だけがスリット61へ進入す
ることになる。なお、図7では切断状況を判り易くする
ため、鞘体67が基板60から離れた状態で描いている
が、実際は鞘体67が連続包装袋Rを介在してバネ69
の付勢に抗ながらスリット61周りの基板60を押圧す
る。鞘体67でスリット近傍のシール部Sを押えなが
ら、刃材66でシール部を切断するので、シール部の切
断縁S1がスリット66内へズルズルと入り込んでいく
のを阻止し、シール部Sをきれいにカットできる。
【0016】また、符号80は基板60の後方側に前記
スリット61内へ進退動し得るように設けられた掻出体
で、図6のごとく掻出体80は細長板81の一部に出張
状の突起部82を上下に複数形成し、スリット61の形
状に合致させたものである。該掻出体80を進退動させ
る機構は、基板60の上部に後方側へ延びる支軸86を
固着し、該支軸に取付部材87をバネ88によって前方
(図4の上方側)に付勢して該取付部材87を進退動可
能に装着するとともに、フレーム1の一部にピン83に
よって揺動軸84の下端部を枢支し該揺動軸84の上端
部をピン85によって取付部材87に連結し、該揺動軸
84の中間部に設けられたカムフォロア90に前記カム
57を当接させてなる(図2)。そして、該取付部材8
7にビス89により掻出体80を固着している。このた
め、前記第二伝動軸55が1回転すると、カム57が揺
動軸84を揺動させ、取付部材87が1往復動して掻出
体80をスリット61中へ基板の後方側から挿入させ
る。
【0017】符号91は基板60の下部に延設された前
傾折曲状のガイド板で、該ガイド板91の前方にさらに
回転軸92を軸支する。該回転軸92にはスポンジ製の
ローラ97が固着され、前記回転軸92の一端に止着し
たプーリ93と前記第二伝動軸55の一端に止着したプ
ーリ94との間に伝動用無端ベルト96を巻回する(図
5)。符号98は第二伝動軸55の回転を検出するため
のリミットスイッチで、該リミットスイッチは該第二伝
動軸55の他端に固着されたカム片99により作動す
る。ベルト搬送機構20で移送されてきた割箸Wを前記
センサ40で検出して、クラッチブレーキ付きモータ2
1を止めると同時に、切断機構50のクラッチブレーキ
付きモータ51を起動させて刃材66,掻出体80が進
退動するが、第二伝動軸55が一回転したところでカム
片99はリミットスイッチ98を働かせクラッチブレー
キ付きモータ51を間欠停止させることになる。そし
て、この間欠停止中にクラッチブレーキ付きモータ21
が起動してベルト搬送機構20が連続包装袋Rを再び移
送させることになり、連続包装袋Rが順次切断カットさ
れる構成である。符号100はガイド板91の下部に設
けられた製品搬送用ベルトコンベアである(図1)。
【0018】次に、このバラ切り装置の動作を説明す
る。連続包装袋Rはガイド軸2,3間を経てガイド板4
上に導かれ加熱ヒータ10により加熱され、折り癖,皺
等が直される。続いて、連続包装袋Rはベルト搬送機構
20の帯状無端ベルト24と帯状無端ベルト28によっ
て両側から挟着され進行し、その後、転向用無端ベルト
34によって下向きに転向しガイド板35に沿って垂下
動する。そして、センサ40による割箸Wの検出によっ
て該ベルト搬送機構20は間欠的に駆動して連続包装袋
Rを1ピッチずつ間欠的に基板の前面に垂下し、該連続
包装袋Rのシール部Sが常にスリット61に合致して停
止するように該連続包装袋が送られる。
【0019】こうして、シール部Sをスリット61に合
致させて連続包装袋が停止した時、モータ51の作動で
第一伝動軸52,第二伝動軸55が1回転する。そし
て、その半回転のうちに、図7に示したように先ず鞘体
67の先端がバネ69の付勢に抗して連続包装袋Rに圧
着しその後に刃材66が進出しスリット61の細長孔6
2中に進入することによりシール部Sが切断される。こ
の操作段階で、図8に示したように該シール部Sの切断
縁S1が該スリット61内へ入り込むことがある。しか
るに、伝動軸55がさらに半回転するうちに、図9に示
すように該刃材66がスリット61から抜け出るととも
に、掻出体80が該基板の後方より該スリット61中へ
進入して、切断縁S1を掻き出す。該掻出体80はスリ
ット61の形状に合致する細長板81の一部に出張状の
突起部82が形成されたものであるので、切断縁S1を
掻き出し得る。切断縁S1とクロスするように上下方向
に出っ張る突起部82は、スリット61内に入り込んだ
切断縁S1を補足してスリット61外へ確実に掻き出
す。
【0020】かくのごとく、バラ切りされた製品は、ガ
イド板91とスポンジ製のローラ97で一旦受け止めら
れ落下速度を弱め(図7)、その後、これに挟まれて強
制的に下降されベルトコンベア100上に確実に払い落
とされ(図2)、後工程で弁当箱等へ貼着される。
【0021】尚、本発明はこの実施形態に限らず目的,
用途に応じて種々変更でき、例えば割箸を連続包装した
ものに限らず、スプーン、その他物品の連続包装袋をバ
ラすものにも適用できる。加熱ヒータ10,ベルト搬送
機構20,切断機構50,センサ40等の形状,大き
さ,個数等は用途にあわせて適宜選択できる。割箸Wに
関しては図12,図13の形態のものも当然バラ切り対
応できる。実施形態では、センサ40に光センサを用い
たが、これに代えマイクロスイッチ,リミットスイッ
チ,近接スイッチ等を使用できる。また、ベルト搬送機
構20や切断機構50を間欠的に作動させるのにクラッ
チブレーキ付きモータを用いたが、勿論これに限定され
ず、例えばサーボモータやブレーキリザーブパック(OR
IENTAL MOTORCO.LTD製)等を用いることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る連続
包装袋のバラ切り装置は、加熱ヒータによって加熱した
連続包装袋をベルト搬送機構へ送り込むので、連続包装
袋の折り癖,皺を直してから切断機構に搬送させること
ができる。切断位置がずれたり、製品に折れ癖や皺が残
るおそれがない。そして、帯状無端ベルトにより両側か
ら挟着し移送させるので、連続包装袋の形態に左右され
ずに搬送できる。また、掻出体を基板の後方側からスリ
ット内に進入させスリット内へ入り込んだシール部の切
断縁が掻き出されるようにしたので、円滑な連続操業を
可能にし生産性を向上させるなど優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続包装袋のバラ切り装置の一実
施形態を示す側面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の要部の水平断面図である。
【図5】図1の要部の水平断面図である。
【図6】図1の切断機構の斜視図である。
【図7】切断機構の作動状態を示す縦断面図である。
【図8】刃材と掻出体の動作説明用断面図である。
【図9】図8の作動状態図である。
【図10】連続包装袋の部分斜視図である。
【図11】連続包装袋の部分断面図である。
【図12】連続包装袋の部分斜視図である。
【図13】連続包装袋の部分断面図である。
【図14】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 プレヒータ 20 ベルト搬送機構 22a,23a プーリ 24 帯状無端ベルト(無端ベルト) 25a,27a プーリ 28 帯状無端ベルト(無端ベルト) 40 センサ 41 投光器(センサ) 42 受光器(センサ) 50 切断機構 60 基板 61 スリット 62 細長孔 63 突孔部 66 刃材 80 掻出体 81 細長板 82 突起部 R 連続包装袋 F1,F2 帯状フイルム S シール部 S1 切断縁 W 割箸(物品) Y 爪楊枝(物品)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の帯状フイルムを重合し周囲をシー
    ルすることにより長手方向に定間隔を置いて物品が封入
    される小袋部を形成した連続包装袋に係るバラ切り装置
    であって、該連続包装袋の導入経路に設けた加熱ヒータ
    (10)と、該連続包装袋の移動位置を検出するセンサ
    (40)と、前記加熱ヒータによって加熱した連続包装
    袋をプーリに巻回された帯状無端ベルトにより両側から
    挟着し前記センサによる検出に従い該連続包装袋を間欠
    的に移送させるベルト搬送機構(20)と、連続包装袋
    の帯幅より大なるスリットを形成した基板の前方側に刃
    材を進退動し得るように設けた切断機構(50)と、を
    具備し、前記ベルト搬送機構によって連続包装袋を前記
    基板の前面側に垂下状に垂下させ、前記刃材をスリット
    内に進入させることにより該連続包装袋のシール部を切
    断するようにしたことを特徴とする連続包装袋のバラ切
    り装置。
  2. 【請求項2】 一対の帯状フイルムを重合し周囲をシー
    ルすることにより長手方向に定間隔を置いて物品が封入
    される小袋部を形成した連続包装袋に係るバラ切り装置
    であって、該連続包装袋の導入経路に設けた加熱ヒータ
    (10)と、該連続包装袋の移動位置を検出するセンサ
    (40)と、前記加熱ヒータによって加熱した連続包装
    袋をプーリに巻回された帯状無端ベルトにより両側から
    挟着し前記センサによる検出に従い該連続包装袋を間欠
    的に移送させるベルト搬送機構(20)と、連続包装袋
    の帯幅より大なるスリットを形成した基板の前方側に刃
    材を進退動し得るように設けるとともに該基板の後方側
    に掻出体を該スリット内へ進退動し得るように設けた切
    断機構(50)とを具備し、前記ベルト搬送機構によっ
    て連続包装袋を前記基板の前面側に垂下状に垂下させ、
    前記刃材をスリット内に進入させることにより該連続包
    装袋のシール部を切断し、前記掻出体を前記基板の後方
    側からスリット内に進入させることにより該スリット内
    へ入り込んだ該シール部の切断縁が掻き出されるように
    したことを特徴とする連続包装袋のバラ切り装置。
  3. 【請求項3】 スリットは細長孔の一部に出張状の突孔
    部が形成され、掻出体はそのスリットの形状に合致する
    細長板の一部に出張状の突起部が形成されたものである
    請求項1または2に記載の連続包装袋のバラ切り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2005012103A1 (ja) * 2003-08-05 2007-09-27 株式会社クレハ 包装装置、計量包装装置及び包装物の製造方法
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