JP2000043180A - 積層フィルム - Google Patents
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Abstract
し、押出ラミネートにより高い生産性で、かつその蒸着
面と強い層間接着力で積層ができ、透明性、ガスバリヤ
ー性等に優れ、外観の優れた積層フィルムの提供。 【解決手段】 無機酸化物蒸着フィルムの蒸着面側
に、 (A)エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体・
・・60〜99重量部及び(B)(B1)エチレン・(メタ)ア
クリル酸エステル・無水マレイン酸ランダム共重合体又
は(B2)無水マレイン酸でグラフト変性したエチレン・α
−オレフィン共重合体・・・40〜1重量部 からなるエチレン共重合体組成物を積層した積層構造を
有する積層フィルム。
Description
性、ガスバリヤー性等に優れ、外観の優れた製品を生産
性よく製造することが可能な積層フィルムに関する。
に優れた包装材料や、廃棄物処理において有毒ガスを発
生しない、焼却燃焼熱が小さい、焼却後の残留物が少な
い、など、大きな欠点を有しない包装材料が脚光を浴び
るようになってきた。その中でも、酸化珪素や酸化アル
ミニウムを蒸着したフィルムは、透明性、ガスバリヤー
性、耐薬品性など優れた機能を有するとともに、焼却処
理に伴う問題点が少ないところから、従来使用されてき
たガスバリヤー包装材料の一部と代替されるようになっ
てきた。
で用いられることは少なく、通常は他の熱可塑性樹脂と
積層した積層フィルムの形で用いられる。その際問題に
なることは、無機酸化物蒸着フィルムの蒸着面とそれに
積層する熱可塑性樹脂との層間接着性であり、この接着
力が充分でないと優れた包装材料とならない。このため
無機酸化物蒸着フィルムの蒸着面に対し良好な層間接着
性を示す樹脂の探索がなされてきた。例えばカルボキシ
ル基を有するオレフィン重合体が前記目的に有効である
ことは、特開昭58−128852号、特開平2−81
628号、特開平5−330568号などの各公報で知
られている。
の市販品があり、これらは製造方法が異なっていたり、
あるいは印刷性の向上やクラック防止のため表面コート
されているものもあるなど、必ずしも同様の性質を有す
るものではなく、上記公報で紹介されているようなカル
ボキシル基含有オレフィン重合体を用いても、蒸着面に
対して充分な層間接着力を示さないものがあった。
て良好な層間接着性を示すものであっても、工業的に有
利な押出ラミネート法で積層した場合に、外観等の優れ
た積層フィルムを生産性よく製造できるものでなければ
工業的に魅力のあるものとはいえず、カルボキシル基含
有オレフィン重合体のあるものについては、この点に問
題があるものがあった。
り汎用性があり、また良好な品質の積層フィルムを生産
性よく製造することが可能な接着性樹脂を求めて検討を
行った。その結果、後記するような特定のエチレン共重
合体組成物を使用するときにその目的が達成できること
を知るに至った。したがって本発明の目的は、無機酸化
物蒸着フィルムを用いる積層フィルムにおいて、蒸着面
に対する層間接着性が優れ、しかも透明性、ガスバリヤ
ー性等に優れた積層フィルムを提供することにある。本
発明の他の目的は、このような優れた諸性質を有し、か
つ外観が優れ、生産性よく製造することが可能な積層フ
ィルムを提供することにある。
着フィルムの蒸着面側に、エチレン・不飽和カルボン酸
ランダム共重合体(A)60〜99重量部及びエチレン
・(メタ)アクリル酸エステル・無水マレイン酸ランダ
ム共重合体又は無水マレイン酸でグラフト変性したエチ
レン・α−オレフィン共重合体(B)40〜1重量部か
らなるエチレン共重合体組成物を積層した積層構造を有
する積層フィルムに関する。
を構成する無機酸化物としては、酸化珪素、酸化アルミ
ニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化錫、酸化ジ
ルコニウム、酸化チタン、酸化インジウム、酸化鉛など
の1種又は2種以上の組み合わせである。とくに好まし
いのは、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ムなどである。
ては、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコー
ル、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリカーボ
ネート、ポリオレフィンなどを例示することができる。
これらは延伸されたものであってよい。これら基材フィ
ルムは、蒸着強度を高めるような処理、例えばコロナ処
理、プライマー塗布、サンドブラストのような表面処理
などが施されたものであってもよい。
ば10〜200μm程度のものが好適である。また無機
酸化物の蒸着膜は、化学的方法あるいは物理的方法で形
成したものであって、その蒸着厚みとしては、例えば5
0〜2000Å程度のものが好適である。
て、蒸着面が未処理のものを使用してもよいが、低温プ
ラズマ処理のような表面処理をしたものや、印刷性、耐
クラック性等の改良の目的で透明なプライマーを塗布し
たものであってもよい。このようなプライマーを塗布し
たものにおいては、そのコート厚みは、例えば1μm以
下程度のものが望ましい。このような表面コート品の1
例として、特開平7−137192号、特開平7−16
4591号、特開平7−268115号、特開平8−1
56171号、特開平9−85878号、特開平9−1
17986号などの各公報に記載のものを例示すること
ができる。
ィルムの未処理のあるいは表面処理された蒸着面に、エ
チレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体(A)とエ
チレン・(メタ)アクリル酸エステル・無水マレイン酸
共重合体(B1)又は無水マレイン酸でグラフト変性したエ
チレン・α−オレフィン共重合体(B2)(上記(B1)、(B2)
のいずれかを(B)成分として用いる)との組成物を積
層するものである。
ム共重合体(A)としては、エチレンと不飽和カルボン
酸の二元共重合体のみならず、エチレンと不飽和カルボ
ン酸のほかに他の極性モノマーをランダム共重合させた
多元共重合体であってもよい。該共重合体としては、不
飽和カルボン酸含量は、通常3〜25質量%、好ましく
は5〜20質量%、他の極性モノマー含量は、通常0〜
40質量%、好ましくは0〜30質量%のものを使用す
るのが、優れた層間接着性を得るために望ましい。
ては、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン
酸、マレイン酸モノメチルなどを例示することができる
が、とくにアクリル酸又はメタクリル酸の共重合体を使
用するのが好ましい。共重合体中における不飽和カルボ
ン酸成分は部分的に金属イオン等により中和されたもの
であってもよく、例えば、リチウム、ナトリウム、カリ
ウムなどの1価金属、マグネシウム、カルシウム、亜鉛
のような多価金属などが、好適なイオン種として例示す
ることができる。これら金属イオンで部分中和されたア
イオノマーの形で使用するときには、その中和度は80
%以下、とくに50%以下のものを使用するのが好まし
い。
の極性モノマーとしては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニルのようなビニルエステル、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸nブ
チル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メ
チル、マレイン酸ジエチルのような不飽和カルボン酸エ
ステル、一酸化炭素、二酸化硫黄などである。
ム共重合体としては、押出加工性等を考慮すると、19
0℃、2160g荷重におけるメルトフローレートが、
0.1〜1000g/10分、とくに1〜200g/1
0分程度のものを使用するのが望ましい。このような共
重合体は、高温、高圧下のラジカル共重合によって得る
ことができる。またアイオノマーは、高温、高圧下で重
合して得た共重合体を金属化合物で部分中和することに
よって得ることができる。
(A)とともに用いられる(B)成分の一つは、エチレ
ン・(メタ)アクリル酸エステル・無水マレイン酸ラン
ダム共重合体(B1)である。ここに(メタ)アクリル酸エ
ステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸nブチル、アク
リル酸イソオクチル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸イソブチルなどを例示することができる。かかるラン
ダム共重合体としては、(メタ)アクリル酸エステル含
量が1〜30質量%、好ましくは2〜20質量%、無水
マレイン酸含量が0.1〜10質量%、好ましくは0.
5〜5質量%の範囲である。無水マレイン酸含量があま
り少ないものを使用すると、蒸着フィルムとの層間接着
強度の大きい積層フィルムを得ることが難しく、またそ
の含量が多過ぎるとフィルム外観及び無臭性に優れた積
層フィルムを得ることが難しくなる。
工性、接着性等を考慮すると、190℃、2160g荷
重におけるメルトフローレートが0.1〜1000g/
10分、とくに1〜200g/10分の範囲である。こ
のような共重合体は、共重合体(A)と同様に、高温、
高圧下のラジカル共重合によって得ることができる。
無水マレイン酸でグラフト変性されたエチレン・α−オ
レフィン共重合体(B2)を使用することができる。ベース
ポリマーとなるエチレン・α−オレフィン共重合体のα
−オレフィン成分としては、プロピレン、1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル
−1−ペンテンなどを挙げることができ、とくに炭素数
4〜10程度ものを使用するのが好ましい。このような
共重合体としてはまた、非晶性又は低結晶性、とりわけ
低結晶性のものを使用するのが好ましい。エチレンを主
成分として低結晶性又は非晶性となるのは、エチレン共
重合体の密度が900kg/m3 以下のものであり、好
ましくは密度が870〜890kg/m3 のものであ
る。
バナジウムと有機アルミニウム化合物からなる触媒系、
あるいはジルコニウム、ハフニウムなどのメタロセン化
合物とアルモキサンからなるシングルサイト触媒系など
を用いて、共重合させることによって得ることができ
る。
重合体に無水マレイン酸をグラフト重合して得られるグ
ラフト変性体が使用される。無水マレイン酸のグラフト
率としては0.1〜5質量%、好ましくは0.2〜3質
量%の範囲が望ましい。すなわち無水マレイン酸のグラ
フト率が小さ過ぎると接着性に優れたものが得難いが、
一方グラフト率が大きくなりすぎると加工性、フィルム
外観、フィルム臭気等に悪影響を及ぼす恐れがある。
性、強度等を考慮すると、190℃、2160g荷重に
おけるメルトフローレートが0.1〜200g/10
分、とくに0.5〜100g/10分のものである。
ン酸ランダム共重合体(A)とエチレン・(メタ)アク
リル酸エステル・無水マレイン酸共重合体又は無水マレ
イン酸でグラフト変性したエチレン・α−オレフィン共
重合体(B)を重量比で(A)/(B)=60/40〜
99/1、好ましくは70/30〜95/5の範囲で配
合する。すなわちかかる配合割合のエチレン共重合体組
成物を使用することによりフィルムの押出加工性が優
れ、蒸着フィルムとの層間接着性、フィルム外観、臭気
等の優れた積層フィルムを得ることができる。上記範囲
よりも(B)成分が少ない組成物を用いると蒸着フィル
ムとの層間接着性が低下し、また(A)成分が少ない
と、(B)成分の種類によっても異なるが、フィルムの
押出加工性あるいはフィルム外観、臭気が不良となる。
ているかぎり他の層が形成されていても良い。例えば、
蒸着フィルムとエチレン共重合体組成物層とからなる2
層積層フィルム、蒸着フィルムと1層又はそれ以上の熱
可塑性樹脂、紙、不織布などの層とがエチレン共重合体
組成物を介して積層されている多層積層フィルムなどで
ある。
の未処理のまたは表面処理された蒸着面に、エチレン共
重合体組成物が溶融状態で積層する方法によって製造す
ることができる。例えば、蒸着フィルムに前記組成物を
押出ラミネートする方法、蒸着フィルムに前記組成物と
上記熱可塑性樹脂を共押出ラミネートする方法、蒸着フ
ィルムと上記熱可塑性樹脂フィルム等との間に前記組成
物をサンドイッチラミネートする方法などを挙げること
ができる。
融状態の前記組成物層の積層面を予めオゾン処理したの
ちに積層すると、一層優れた層間接着力が得られるので
好ましい。積層フィルムにおける組成物層の厚みは、例
えば5〜200μm、とくに10〜100μm程度が一
般的である。
きる上記熱可塑性樹脂としては、各種密度及び又は各種
製法のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチル
−1−ペンテンのようなポリオレフィン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、エチレン・不飽和カルボン酸エステ
ル共重合体、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体又は
そのアイオノマー、エチレン・不飽和カルボン酸・不飽
和カルボン酸エステル共重合体またはそのアイオノマー
のようなエチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートのようなポリエステ
ル、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロ
ン12のようなポリアミド、エチレン・ビニルアルコー
ル共重合体、ポリビニルアルコールのようなビニルアル
コール重合体、ポリカーボネート、ポリスチレンなどを
例示することができる。
ン共重合体組成物層には、本発明の目的を損なわない範
囲において、任意の添加剤を配合することができる。か
かる添加剤として、各種安定剤、紫外線吸収剤、帯電防
止剤、滑剤、ブロッキング防止剤などを挙げることがで
きる。
ミネートによって、高速でしかも外観等が優れた積層フ
ィルムを得ることができる。また種々のタイプの無機酸
化物蒸着フィルムの蒸着面との層間接着性に優れた積層
フィルムを提供することができる。この様な積層フィル
ムはまた透明性、ガスバリヤー性にも優れているので、
これら特性を生かした用途に使用することができる。勿
論、積層フィルムの1層に紙のような不透明素材を用
い、不透明な包装材料としても使用できる。例えば、食
品の包装フィルム、ラミネートチューブ、ペーパーカー
トン、工業材料の包装フィルム、電子材料の包装フィル
ムなど各種用途に使用することができる。
る。なお実施例および比較例において使用した積層フィ
ルム用原料樹脂の種類、無機酸化物蒸着フィルムの種
類、ラミネート加工条件、オゾン処理条件、積層体の接
着強度測定条件等は以下の通りである。
エチレン・(メタ)アクリル酸エステル・無水マレイン
酸ランダム共重合体(B1)、及び無水マレイン酸でグラフ
ト変性したエチレン・α−オレフィン共重合体(B2)とし
てそれぞれ表1、表2、表3記載の共重合体を、また、
比較のため(C)成分として表4記載の低密度ポリエチ
レンを用いた。
重合体 MAA;メタクリル酸 iBA;アクリル酸イソブチル AA;アクリル酸
ル・無水マレイン酸ランダム共重合体 EA:アクリル酸エチル MAH:無水マレイン酸
チレン・α−オレフィン共重合体
経過時に行った。
有無、発煙現象について判定
量部、(B)成分としてエチレン・(メタ)アクリル酸
エステル・無水マレイン酸ランダム共重合体であるB
20重量部とからなるエチレン共重合体組成物を、アル
ミナ蒸着PETフィルム(凸版印刷製GL−AE)のア
ルミナ蒸着面側に、上記3.のラミネート加工条件で押
出ラミネートし、積層フィルムを得た。なお積層の際、
上記エチレン共重合体組成物の接着面を上記4.の方法
でオゾン処理したものとしないものとの両方について行
った。得られた積層フィルムの層間接着強度、膜外観お
よび臭気の測定により物性を評価した。結果を表5に示
す。
分を用いず、A単体を用いて実施例1と同様にしてラ
ミネートして積層フィルムを作成し、その物性を測定し
た。結果を表5に示す。
共重合体組成物は、無機酸化物蒸着フィルムに対して良
好な層間接着性を示したが、本発明において必須成分で
ある(B)成分を配合しないA単体を用いた比較例1
はこれに比べて層間接着性が劣る。
較例1において、(A)成分としてAの代わりにA
を用いた以外は実施例1および比較例1と同様にして積
層フィルムを作成し、その物性を測定した。結果を表5
に示す。
較例1において、(A)成分としてAの代わりにA
を用いた以外は実施例1および比較例1と同様にして積
層フィルムを作成し、その物性を測定した。結果を表5
に示す。
(B)成分とからなる共重合体組成物を用いた実施例
2、3は、(B)成分を配合せず(A)成分単体を用い
た比較例2、3よりも、無機酸化物蒸着フィルムに対し
て良好な層間接着性を示す。
分を用いず、Aの代わりに低密度ポリエチレン(C
)を用いた以外は実施例1と同様にして積層フィルム
を作成し、その物性を測定した。結果を表5に示す。本
発明における必須成分である(A)成分の代わりに、低
密度ポリエチレンを配合したのでは、A〜を配合し
た実施例1〜3のような無機酸化物蒸着フィルムに対す
る良好な層間接着性が得られない。
分を用いず、B単体を用いて実施例1と同様にしてラ
ミネートして積層フィルムを作成し、その物性を測定し
た。結果を表5に示す。
チレン・(メタ)アクリル酸エステル・無水マレイン酸
ランダム共重合体(B)は、単体でも無機酸化物蒸着
フィルムに対して良好な層間接着性を示すが、これとエ
チレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体(A〜
)とからなる共重合体組成物を用いた実施例1〜3と
比較すると、加工時の膜外観、成形品の臭気が劣るた
め、実用性には劣る。
イン酸でグラフト変性したエチレン・α−オレフィン共
重合体であるBを20重量%と、A80重量%とか
らなるエチレン共重合体組成物を用い、実施例1と同様
にして積層フィルムを作成し、その層間接着強度を測定
した。この結果をB無配合でAのみを用いた比較例
1の結果とともに表6に示す。
重合体組成物は、本発明の必須成分である(B)成分を
配合しないA単体を用いた比較例1に比べ、無機酸化
物蒸着フィルムに対して良好な層間接着性を示す。
わりにAを用いた以外は実施例4と同様にしてラミネ
ートして積層フィルムを作成し、その層間接着強度を測
定した。この結果をB無配合でAのみを用いた比較
例2の結果とともに表6に示す。
BとAとからなる共重合体組成物は、本発明の必須
成分である(B)成分を配合しないA単体を用いた比
較例2に比べて無機酸化物蒸着フィルムに対して良好な
層間接着性を示す。
合せず、B単体を用いて積層フィルムを作成したが、
(A)(B)両成分からなる共重合体組成物を用いた実
施例4、5と異なり、押出ラミネート膜の安定性が劣る
ため加工が出来ない。
組成物使用
Claims (2)
- 【請求項1】 無機酸化物蒸着フィルムの蒸着面側に、
エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体(A)6
0〜99重量部及びエチレン・(メタ)アクリル酸エス
テル・無水マレイン酸ランダム共重合体又は無水マレイ
ン酸でグラフト変性したエチレン・α−オレフィン共重
合体(B)40〜1重量部からなるエチレン共重合体組
成物を積層した積層構造を有する積層フィルム。 - 【請求項2】 無機酸化物蒸着フィルムに対するエチレ
ン共重合体組成物の接着面がオゾン処理されていること
を特徴とする請求項1記載の積層フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21674098A JP4070888B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21674098A JP4070888B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 積層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000043180A true JP2000043180A (ja) | 2000-02-15 |
JP4070888B2 JP4070888B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=16693198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21674098A Expired - Fee Related JP4070888B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 積層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4070888B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169006A (ja) * | 2002-10-29 | 2004-06-17 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 高周波融着性に優れた樹脂組成物及びその積層体 |
WO2017169208A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社クレハ | 熱収縮性フィルム及び熱収縮フィルムの製造方法 |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP21674098A patent/JP4070888B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004169006A (ja) * | 2002-10-29 | 2004-06-17 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 高周波融着性に優れた樹脂組成物及びその積層体 |
WO2017169208A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社クレハ | 熱収縮性フィルム及び熱収縮フィルムの製造方法 |
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---|---|
JP4070888B2 (ja) | 2008-04-02 |
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