JP2000043163A - ヒンジリッド型パックの包装機 - Google Patents

ヒンジリッド型パックの包装機

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JP2000043163A
JP2000043163A JP10212692A JP21269298A JP2000043163A JP 2000043163 A JP2000043163 A JP 2000043163A JP 10212692 A JP10212692 A JP 10212692A JP 21269298 A JP21269298 A JP 21269298A JP 2000043163 A JP2000043163 A JP 2000043163A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な改作を伴うことなく、係止機構(舌片
及び係合エッジ)を備えたヒンジリッド型シガレットパ
ックを製造するための包装機を提供する。 【解決手段】 包装機は、一対のブランクカッタローラ
30,32の下流に一対の舌片起こしローラ34,36
を備えており、一方のローラ34には折り込み穴46が
形成され、そして、他方のローラ36には折り込み突起
48が形成されている。折り込み突起48は折り込み穴
46と協働してブランクBL2に形成した舌片予定部T
yを折り込み、舌片Tを突き起こして形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に、シガレット又
はフィルタシガレットの包装に好適したヒンジリッドパ
ックの包装機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近年、フィルタシガレットのパッ
クにはソフトパックに代えてハードパック、即ち、ヒン
ジリッド型パックが多く採用されている。ソフトパック
に比べ、ヒンジリッド型パックはその内部のフィルタシ
ガレットを外力から良好に保護でき、また、リッドが閉
じていれば、パック内に刻みたばこが脱落していても、
その刻みたばこがパック外に排出されることはない。
【0003】それ故、この種のヒンジリッド型パックに
あってはそのリッドの不用意な開きを防止する上で、リ
ッドの係止機構を備えているのが望ましい。例えば係止
機構としてはパックのインナフレームから切り起こした
舌片と、リッドのインナフラップに開口縁などにより形
成した係合エッジとにより実現することができる。この
場合、リッドは舌片と係合エッジとの係合に打ち勝って
開かれることになり、その不用意な開きが確実に防止さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した係
止機構付きのヒンジリッド型パックを包装機にて製造す
る場合、係合エッジに関してはパック本体の本体ブラン
クに係合エッジのための開口を予め形成しておけば、包
装機に何ら改作を加えることなく係合エッジを得ること
ができる。しかしながら、インナフレームの一部を切り
起こしからなる舌片の場合、そのブランクに切り込み線
及び折り込み線により区画した舌片予定部を形成しただ
けでは、舌片を得ることはできず、その包装機にブラン
クに対し舌片予定部を折り込んで起こすための機構が更
に必要となる。
【0005】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは包装機の改作を必要最少
限度に抑え、なお且つ、係合エッジと協働する舌片を確
実に形成することができるヒンジリッド型パックの包装
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるヒンジリ
ッド型パックの包装機(請求項1)は、ウエブ材料から
インナフレームのブランクを形成する一対のブランクカ
ッタローラ自体に、切り込み線及び折り込み線からなる
舌片予定部の形成機能を付加する一方、これらブランク
カッタローラの下流にブランクの舌片予定部を折り込ん
で起こすための一対の舌片起こしローラを回転可能に配
置して実現される。具体的には、一対の舌片起こしロー
ラのうち、その一方の外周面に折り込み穴が形成され、
そして、他方のローラの外周面には折り込み穴内に舌片
予定部を伴い侵入する折り込み突起が形成される。
【0007】上述の包装機によれば、一対のブランクカ
ッタローラから送出されたブランクが一対の舌片起こし
ローラ間を通過する際、その折り込み突起はブランクの
舌片予定部を伴って折り込み穴内に侵入し、舌片予定部
をその折り込み線から折り込む。従って、ブランクが一
対の舌片起こしローラを通過した後、ブランクは切り起
こされた舌片を有するものとなる。
【0008】この後、包装機は公知の如くインナフラッ
プ及びパック本体のためのブランクをシガレット又はフ
ィルタシガレットの内包束の回りに順次折り込みなが
ら、ヒンジリッド型パックを製造する。
【0009】好ましくは、少なくとも一方の舌片起こし
ローラにはその外周面に、ブランクの先頭部分の挟み込
みを回避する逃げを有している(請求項2)。この場
合、ブランクは一対の舌片起こしローラ間に円滑に導か
れ、これら舌片起こしローラの回転に対するブランク、
即ち、その舌片予定部の進入位相が正確に維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、ヒンジリッド
型シガレットパックPはそのリッドLのための係止機構
を備え、この係止機構はパック本体B側の舌片Tと、リ
ッドL側の開口Aとを有する。舌片Tはインナフレーム
Fから切り起こされたものであり、そして、開口Aはリ
ッドLのフロントパネルの内面に重ね合わしたインナフ
ラップに形成されている。開口Aは略3角形状をなし、
リッドLのフロント開口縁と平行な辺、即ち、係合エッ
ジEを有している。係合エッジEの両端は開口Aの他の
二辺に傾斜縁を介して接続されている。従って、図1か
ら明らかなように開口Aは実際には5角形であり、そし
て、係合エッジEとリッドLのフロント開口縁との間に
は所定の係合片領域Rが残されている。
【0011】上述のシガレットパックPによれば、図1
の状態からリッドLが閉じられると、リッドLの係合片
領域Rは舌片Tに当たり、舌片Tを更に折り込みながら
乗り越える。この乗り越えの際、舌片Tは自身の復元力
により、その先端にてリッドLの係合エッジEを弾き、
明瞭なクリック音を発生させる。このクリック音はリッ
ドLが完全に閉じられたことを示す。この後、舌片Tは
リッドLの開口A内にて、その先端が係合エッジEと突
き合った状態に維持される。
【0012】逆に、リッドLが開かれるとき、係合エッ
ジEと舌片Tとは互いに突き合う状態にあるから、これ
らの係合はリッドLの開作動にとって抵抗となり、リッ
ドLの不用意な開きが確実に防止される。リッドLが係
合エッジEと舌片Tとの係合に打ち勝って開かれると、
係合エッジEは舌片Tを折り返し、この際、これらの係
合が外れるとき、舌片Tは同様にして係合エッジEを弾
き、明瞭なクリック音を発生させる。この場合のクリッ
ク音はリッドLが開かれたことを示す。
【0013】図1のシガレットパックPは、パック本体
B及びリッドLのためのブランクBL1、そして、イン
ナフレームFのためのブランクBL2を後述するシガレ
ット束の内包体の回りに折り込むことで成形され、これ
らブランクBL1,BL2は図2に示されている。ブラン
クBL1,BL2への折り込み線の形成自体は公知であ
り、その説明は省略する。
【0014】図1のシガレットパックPは、図3に示す
包装機により製造される。この包装機はインナフラップ
FのためのブランクBL2の供給系を除き公知である
が、包装機全体の構成を以下に簡単に説明する。
【0015】包装機は1点鎖線で示すシガレットターレ
ット2を備え、シガレットターレット2の近傍には多数
のフィルタシガレットを蓄えたホッパ4が配置されてい
る。シガレットターレット2の各バケット6はホッパ4
から20本のフィルタシガレットを3段の俵積み状態に
して受取り、この後、シガレットターレット2の回転に
伴いシガレット束とともに、移送ライン8に向けて移送
される。移送ライン8にて、バケット6内のシガレット
束はマウスピース10内に移し換えられ、この後、マウ
スピース10とともに移送ライン8上を移送される。
【0016】移送ライン8の終端にて、内包材としての
アルミ箔ウエブAWが上方から供給され、このアルミ箔
ウエブAWはアルミ箔ロールARから繰り出される。な
お、アルミ箔ロールARの近傍には1点鎖線で示す同様
なアルミ箔ロールAR1が配置されており、このアルミ
箔ロールAR1は待機ロールである。
【0017】アルミ箔ウエブAWからは所定長さのアル
ミ箔シートSが切断により形成され、アルミ箔シートS
は移送ライン8の終端を横切って垂下される。
【0018】マウスピース10内のシガレット束は、マ
ウスピース10からアルミ箔シートSとともに内包ライ
ン12内に押し込まれ、これにより、アルミ箔シートS
はシガレット束の回り胴折りされる。この後、シガレッ
ト束は内包ライン12上を更に移送される過程にて、胴
折り後のアルミ箔シートにおける耳折りやサイドフラッ
プの折り込みが順次行われ、シガレット束の内包体IS
が形成される。
【0019】内包ライン12上にて、内包体ISは、イ
ンナフレームFのためのブランクBL2の供給を受け
る。ブランクBL2は内包体IS上に重ねて接着される
と同時に、その両側のサイドフラップが内包体ISの両
側面に沿って折り込まれ、この時点で、ブランクBL2
の折り込みが完了し、インナフラップFが形成される。
ブランクBL2の供給系に関しては後述する。
【0020】内包ライン12の終端には1点鎖線で示す
折り込みターレット14が配置されている。折り込みタ
ーレット14はブランクホッパからパック本体B及びリ
ッドLのためのブランクBL1の供給を受け、その回転
に伴いブランクBL1の折り込みを順次実施する。ここ
で、ブランクBL1には前述した係合エッジEのための
開口Aが既に形成されている。
【0021】ブランクBL1の折り込みが所定のステッ
プまで進み、ブランクBL1が内包ライン12の終端に
位置付けられると、そのブランクBL1の受取り部に内
包ライン12からインナフラップFとともに内包体IS
が供給され、この際、内包体ISはブランクBL1に接
着される。
【0022】この後、折り込みターレット14内ではそ
の回転に伴いブランクBL1の折り込みが最後の折り込
みステップを残し,継続して実施される。つまり、折り
込みターレット14内にて内包体ISの包装はほぼ完了
し、パック半製品IPが得られる。ここで、パック半製
品IPとは、シガレットパックPにおけるフロントパネ
ルの左右のアウタサイドフラップが未だ折り込まれてい
ない状態のものを指す。
【0023】パック半製品IPは折り込みターレット1
4から移送ライン16に送出され、この移送ライン16
上を1点鎖線で示す第1乾燥ドラム18に向けて移送さ
れる。移送ライン16の終端には同じく1点鎖線で示す
移送ターレット20が配置されており、移送ターレット
20は移送ライン16からパック半製品IPを受け取
り、第1乾燥ドラム18に乗り移させる。この際、パッ
ク半製品IPの両アウタサイドフラップはその対応した
側のインナサイドフラップに沿って折り込まれ、そして
相互に接着されることで、ブランクBL1の折り込みが
完了し、シガレットパックPが得られる。
【0024】この後、シガレットパックPは第1乾燥ド
ラム18の回転に伴い移送される過程にて、その糊付け
部が乾燥され、そして、第1乾燥ドラム18から移送経
路22を介して1点鎖線で示す第2乾燥ドラム24に乗
り移り、第2乾燥ドラム24上にて更に乾燥処理を受け
た後、第2乾燥ドラム24から外包機に向けて送出され
る。外包機にて、シガレットパックPはフィルムシート
により更に包装される。
【0025】次に、前述したインナフレームFのための
ブランクBL2の供給系26に関して説明する。
【0026】図3に示されているように供給系26はブ
ランクロールBRを備えており、ブランクロールBR
は、内包ライン12と平行な供給経路28に沿い、ブラ
ンクBL2の材料であるブランクウエブBWを繰り出
す。なお、ブランクロールBRの近傍にもその待機ロー
ルBR1が準備されている。
【0027】図4に示されているように供給経路28の
終端部には、上下一対のブランクカッタローラ30,3
2が回転可能に配置されている。これらブランクカッタ
ローラ30,32間にブランクウエブBWが導かれる
と、図5を参照すればより明らかなようにブランクカッ
タローラ30,32はその回転に伴い、ブランクウエブ
BWの両側部にそのサイドフラップを区画する折り込み
線FLを形成しながら、ブランクウエブBWを所定の間
隔毎に裁断し、インナフラップFのためのブランクBL
2を連続的に切り出す。ブランクBL2は全体として矩形
形状であるが、その切り出し方向でみて前端中央部が突
出する一方、その後端中央部は逆に凹んでいる。なお、
折り込み線FLはミシン目であるが、その一部は所定の
間隔を存して切り込み線CLに置換されている。切り込
み線CLはブランクBL2のサイドフラップが前述した
ように内包体IS上にて折り込まれたとき、インナフラ
ップFの両側縁にリッドLの内面と係合する係止片を形
成する。
【0028】一対のブランクカッタローラ30,32に
は上述したブランクBL2の形成機能に加え、前述した
舌片Tとなるべき舌片予定部Tyの形成機能をも有して
いる。舌片予定部Tyは舌片Tの輪郭に対応した切り込
み線Cxと、その根元のミシン目つまり折り込み線Fx
とにより区画されており、このため、一対のブランクカ
ッタ30,32の外周面には、切り込み線Cx及び折り
込み線Fxを形成するための裁断刃が更に付加されてい
る。
【0029】ブランクウエブBWの供給方向でみて、一
対のブランクカッタローラ30,32の下流には上下一
対の舌片起こしローラ34,36が回転可能に配置され
ており、そして、舌片起こしローラ34,36とブラン
クカッタローラ30,32との間には上下一対の分離ロ
ーラ37,39が配置されている。ブランクカッタロー
ラ30,32と切り離しローラ37,39との間の間隔
をD1、分離ローラ37,39と舌片起こしローラ3
4,36との間の間隔をD2とすれば、これら間隔D1
2はブランクBL2の全長L1よりも短く、且つ、ブラ
ンクBL2の裁断長L2よりも長い。裁断長L2はブラン
クBL2の両側縁の長さに相当する。従って、ブランク
ウエブBWからブランクBL2が切り出されるとき、ブ
ランクBL2の中央先頭部分は分離ローラ37,39間
に進入し、これら分離ローラ間に挟持される。図6に示
されているように分離ローラ37,39はブランクBL
2の中央部に対応する部分の径が他の部位よりも若干大
きく、ブランクBL2の中央部分のみを実質的に挟持す
ることができる。また、分離ローラ37,39の周速は
ブランクカッタローラ30,32の周速よりも若干速
い。従って、ブランクBL2が裁断されるとき、ブラン
クBL2は分離ローラ37,39により引張り力を受け
ることから、ブランクウエブBWの弛みが矯正され、ブ
ランクBL2の裁断を正確に行えると同時に、裁断後、
ブランクBL2はブランクウエブBWから分離される。
【0030】また同様に、ブランクBL2は分離ローラ
37,39を通過する前に、その中央先頭部分が舌片起
こしローラ34,36間に進入することになる。
【0031】図7は一対の舌片起こしローラ34,36
をより具体的に示している。これら舌片起こしローラ3
4,36はその中央部分に周溝38がそれぞれ形成さ
れ、その両端部にてブランクBL2を介して互いに転接
することができる。即ち、上側の舌片起こしローラ34
の両端部にはゴムリングからなるフィード輪40として
形成されており、一方、下側の舌片起こしローラ36の
両端部はその外周面に歯状のローレット加工が施された
フィード輪42となっている。そして、各フィード輪4
2の外周面にはその一部に欠落領域44が形成されてお
り、欠落領域44はフィード輪42の周方向でみて所定
の回転角域に亘って延びている。
【0032】舌片起こしローラ34における周溝38の
底にはその中央に矩形の折り込み穴46が形成されてお
り、一方、舌片起こしローラ36における周溝38の底
にはその中央に略三角柱状の折り込み突起48が設けら
れている。折り込み突起48はローラ36の軸線方向に
延びるとともに、フィード輪42の外周面よりも外側に
突出し、舌片起こしローラ34,36の回転に伴い、ロ
ーラ34の折り込み穴46に周期的に噛み合うようにし
て折り込み穴46内に侵入可能となっている。
【0033】前述したようにブランクBL2が分離ロー
ラ37,39間を通過する前に、ブランクBL2の中央
先頭部分は舌片起こしローラ34,36間に進入する。
しかしながら、このとき、ブランクBL2の中央先頭部
分は、ローラ34,36の周溝38間により形成された
通路内に進入し、フィード輪40,42間にて挟持され
ることはない。この後、ブランクBL2の両サイドフラ
ップの前端部がローラ34,36間に到達しても、両サ
イドフラップはフィード輪40及びフィード輪42の欠
落領域44との間に進入するから、これらフィード輪4
0,42間にて実質的に挟持されることはない。従っ
て、分離ローラ37,39間から送り出されるブランク
BL2の先頭部分は舌片起こしローラ34,36間に円
滑に進入し、これらローラ34,36にてブランクBL
2の送りが詰まることはない。つまり、周溝38及び欠
落領域44はブランクBL2の詰まりを回避するための
逃げとなっている。
【0034】この後、ブランクBL2の両サイドフラッ
プが欠落領域44から外れ、フィード輪40,42間に
てしっかりと挟持されると、ブランクBL2は舌片起こ
しローラ34,36の回転に伴い、後段の上下一対の移
送ローラ52,54間に向けて送り出される。この送出
過程にて、ローラ36の折り込み突起48はブランクB
2の舌片予定部Tyを伴いローラ34の折り込み穴4
6内に侵入し、舌片予定部Tyをその折り込み線Fxか
ら折り込む。この際、舌片予定部Tyの折り込み線Fx
は折り込み穴46の開口縁に位置付けられており、舌片
予定部Tyは折り込み線Fxから正確に折り込まれる。
【0035】ブランクBL2が舌片起こしローラ34,
36を通過すると、舌片予定部Tyは折り込み状態に維
持されているので、図4に示されるようにブランクBL
2に切り起こしによる舌片Tが形成される。なお、舌片
起こしローラ34,36はブランクBL2の両側縁に折
り癖を付けるのにも使用することができる。
【0036】一方、舌片起こしローラ34,36の周速
は分離ローラ37,39の周速よりも速く、ブランクB
2は加速されて移送ローラ52,54間に供給され
る。従って、ブランクBL2は後続のブランクBL2
ら大きく分離され、移送ローラ52,54から後段の上
下一対の移送ローラ56,58を経て移送コンベア50
に所定の間隔を存して供給される。なお、移送ローラは
ブランクBL2の両側縁部のみを挟持するものであり、
ブランクBL2が移送ローラ間を通過するとき、舌片T
の突き起こしが戻されることはない。また、舌片起こし
ローラ34,36と移送ローラ52,54との間には不
良のブランクBL2を排除するための排除機構(図示し
ない)が設けられている。
【0037】移送コンベア50は前述した内包ライン1
2の上方に所定のタイミングでブランクBL2を移送
し、このタイミングは舌片起こしローラ34,36によ
るブランクBL2の加速により決定される。この後、ブ
ランクBL2は内包ライン12上の内包体IS上に重ね
られると同時に、その両サイドフラップが折り込まれ、
インナフレームFとなる。図4及び図5中、移送コンベ
ア50は矢印及び1点鎖線のみで示されている。なお、
図4中、矢印で示す内包ライン12は屈曲して示されて
いるが、これは作図上の都合による。
【0038】本発明は上述の実施例に制約されるもので
はなく、種々の変形が可能である。例えば、上側の舌片
起こしローラ34のフィード輪40にも欠落領域44と
同様な欠落領域を形成してもよい。また、ブランクBL
1の開口Aの形状やブランクBL2の具体的な輪郭は必要
に応じて変更可能である。更に、本発明のヒンジリッド
型パックはフィルタシガレットやシガレット以外の製品
の包装にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の包装機(請
求項1)によれば、包装機の大幅な改作を必要とするこ
となく、一対の舌片起こしローラを付加するだけで、係
止機構を備えたヒンジリッド型パックの製造、つまり、
その包装を簡単に行うことができる。また、少なくとも
一方の舌片起こしローラに逃げを設けてあるから、これ
ら舌片起こしローラ間に切り出し後のブランクを安定且
つ且つ実に導くことができる(請求項2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】リッドの係止機構を備えたヒンジリッド型シガ
レットパックの斜視図である。
【図2】シガレットパックのためのブランクを示した平
面図である。
【図3】包装機内でのシガレットパックの包装手順を示
した概略図である。
【図4】図3中の一部を拡大し且つより詳細に示した図
である。
【図5】ブランクカッタローラ及び舌片起こしローラの
配置を示した図である。
【図6】分離ローラの詳細図である。
【図7】一対の舌片起こしローラの拡大斜視図である。
【符号の説明】
28 供給経路(ウエブ供給経路) 30,32 ブランクカッタローラ 34,36 舌片起こしローラ 38 周溝(逃げ) 44 欠落領域(逃げ) 46 折り込み穴 48 折り込み突起 F インナフレーム BL2 ブランク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E043 AA01 BA12 CA09 CA10 3E075 BA24 BB21 CA01 CA02 DA03 DA04 DA05 DA14 DA32 DA42 DB14 DB16 DC35 DD01 EA01 GA01 GA02 GA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パック本体側のインナフレームと開閉可
    能なリッドとを備えるヒンジリッド型パックの包装機に
    おいて、 前記インナフレームのためのウエブ材料を供給するウエ
    ブ供給経路と、 前記ウエブ供給経路の終端に回転可能に配置され、前記
    ウエブ材料の通過に伴い前記ウエブ材料から前記インナ
    フレームのブランクを順次切り出して形成する一方、切
    り出しに先立ち、前記ブランクに切り込み線及び折り込
    み線からなる舌片予定部を形成する一対のブランクカッ
    タローラと、 前記ブランクカッタローラの下流に回転可能に配置さ
    れ、前記ブランクカッタローラから送出された前記ブラ
    ンクを挟み込んで受取る一対の舌片起こしローラと、 一方の前記舌片起こしローラの外周面に形成された折り
    込み穴と、 他方の前記舌片起こしローラの外周面に形成され、前記
    ブランクが通過する際、前記折り込み内に前記舌片予定
    部とともに侵入し、前記舌片予定部を前記折り込み線か
    ら折り込んで前記舌片を形成する折り込み突起とを具備
    したことを特徴とするヒンジリッド型パックの包装機。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方の前記舌片起こしローラ
    はその外周面に、前記ブランクの先頭部分の挟み込みを
    回避するための逃げを更に有することを特徴とする請求
    項1に記載のヒンジリッド型パックの包装機。
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Cited By (11)

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