JP2000042619A - 4ロール圧延機のスタンド間ガイドローラー - Google Patents

4ロール圧延機のスタンド間ガイドローラー

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JP2000042619A
JP2000042619A JP10208362A JP20836298A JP2000042619A JP 2000042619 A JP2000042619 A JP 2000042619A JP 10208362 A JP10208362 A JP 10208362A JP 20836298 A JP20836298 A JP 20836298A JP 2000042619 A JP2000042619 A JP 2000042619A
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guide roller
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信己 西村
Yasuhito Nabeshima
康仁 鍋島
Katsuhisa Shimizu
克久 清水
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Sanyo Special Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ガイドローラーのV字角度を小さ
くすることにより通過材をその天地近傍の4点で保持
し、捻じりモーメントに対する拘束力を確保するととも
に、ロール摩耗に伴う通過材形状変化に対しても接触位
置を一定に保ち、捻転防止を図ろうとする4ロール圧延
機のスタンド間ガイドローラーを提供する。 【解決手段】 棒鋼、線材圧延の4ロール圧延機におい
て、スタンド間ガイドローラーの圧延材接触部分を、通
過材の天地近傍の4点接触とすることにより、1パス目
ロールカリバーの摩耗による圧延材形状の変化に対して
も捻転拘束力を損なわないことを特徴とした4ロール圧
延機のスタンド間ガイドローラー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4ロール圧延機ス
タンド間ガイドローラーによる、2パス目圧延時の圧延
材捻じれを防止する4ロール圧延機のスタンド間ガイド
ローラーの形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に棒鋼、線材圧延においては、仕上
圧延機列最終段、もしくは最終段への母材圧延に4ロー
ル圧延機を設置する方法が、例えば特開平6−2622
01号公報や特開平6−262202号公報、特願平8
−300608号で知られている。図3(a)は、4ロ
ールの圧延工程を示す図であり、図3(b)、(c)は
それぞれ1パス目スタンド1、2パス目スタンド2を圧
延材進入方向から見た図である。この図3(a)、
(b)、(c)に示すように、4ロール圧延機は互いに
45°のずれを持たせた2台のスタンドの直列配置にて
構成され、スタンド間には圧延材の捻転を防止するロー
ラー式ガイドボックス3が設置される場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した4ロール圧延
機スタンド間ガイドローラーにおいては、品質上有害な
疵(カリバーこぼれ)の発生を防止するために、1パス
目の圧延材を捻転なく2パス目に供給できる拘束力が求
められる。図4はガイドローラーによって圧延材を保持
している状態である。また、図5は1パス目ロールカリ
バーの拡大図であり、図5(a)は使用開始状態、図5
(b)は使用途中の摩耗状態、図5(c)は摩耗状態時
の圧延材をガイドローラーが保持している状態を示す。
図4に示すように、従来のガイドローラー4は圧延材5
を面で抱くように圧延材との接触部分のV字角度6が1
パス目の使用開始カリバー形状に沿うものとなってい
る。
【0004】しかしながら、図5(b)に示すような1
パス目ロール7のカリバー8の摩耗部9の進行につれて
圧延材形状は随時変化していくことにより、図5(c)
に示すようにガイドローラーとの接触は点となってい
く。カリバー摩耗はいわゆる肩部分(カリバーの比較的
脇の方)が著しいため、摩耗したカリバーによる圧延材
10はコーナー近傍部分が膨らんでくる。そのため、ガ
イドローラーとの接触点はV字の谷側に移行し、捻じり
モーメントに対して拘束力が低下する。その対策とし
て、捻転防止にダブルガイドローラーが有効であること
は2ロール圧延機等で公知だが、4ロール圧延機には取
付スペースがないという問題がある。
【0005】一方、ロールの摩耗対策として超硬材質等
の使用例はあるが、購入価格が高い上、カリバー研削の
ためには4ロール圧延機を分解してロールを取り出す手
間が掛かり、研削時間、研削砥石のコストが多大とな
る。また、一般的なダクタイルロールは購入価格、研削
コストは安いが摩耗が激しい等の問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述したような問題点を
解決するため、本発明は、ガイドローラーのV字角度を
小さくすることにより通過材をその天地近傍の4点で保
持し、捻じりモーメントに対する拘束力を確保するとと
もに、ロール摩耗に伴う通過材形状変化に対しても接触
位置を一定に保ち、捻転防止を図ろうとするものであ
る。その発明の要旨とするところは、棒鋼、線材圧延の
4ロール圧延機において、スタンド間ガイドローラーの
圧延材接触部分を、通過材の天地近傍の4点接触とする
ことにより、1パス目ロールカリバーの摩耗による圧延
材形状の変化に対しても捻転拘束力を損なわないことを
特徴とした4ロール圧延機のスタンド間ガイドローラー
にある。
【0007】
【発明の実施の状態】以下、本発明について図面に従っ
て詳細に説明する。図1はガイドローラーのV字角度を
小さくした場合の圧延材保持状態を示す。この図に示す
ように、V字角度6を小さくしたガイドローラー11と
圧延材5とは、圧延材5の天地部分12で4点接触し、
従来の面接触と同様の保持力を確保する。図2は摩耗し
た1パス目ロールカリバーで圧延された圧延材を保持す
る状態を示す。カリバー摩耗に関らず、摩耗なしの場合
と同様に天地部分12の4点接触のままであり、捻転に
対する強い保持力を確保できることがわかる。
【0008】
【実施例】1パス目ロールカリバーの形状より、コーナ
ー角度が109°となる通過材に対して、V字角度が9
0°のガイドローラーを使用する。さらにガイドローラ
ーV字の谷底Rを3mmと大きくとることでその効果を
増大させた。従来のガイドローラーを使用して、断面積
が約180平方ミリメートルの棒鋼圧延を4ロール圧延
機にて行う場合、約50トンの圧延量で約45°の捻じ
れが発生し、1パス目圧延材の天地部分が2パス目ロール
のカリバー部分に進入することにより、2パス目圧延時
にカリバーこぼれ(いわゆる耳疵)が発生し、真円度が
悪化する。しかし、本発明のガイドローラーを使用した
場合は、1パス目ロール圧下調整の許す範囲で約200
トンの圧延においても圧延材の捻じれなく良好な圧延が
可能である。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は圧延機及び
ガイドローラー取付構造物を何ら改造することなく、ガ
イドローラーのV字角度の変更のみで、ロールカリバー
摩耗時のスタンド間の捻転防止を可能とした。それによ
り、捻転頻度の高い比較的細径の棒鋼、線材圧延におい
て、低コストなダクタイルロールでの安定した品質確保
を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る改良型ガイドローラーが圧延材を
保持している状態図である。
【図2】本発明に係る改良型ガイドローラーが圧延材を
保持している状態図である。
【図3】4ロール圧延機の配列を示す図である。
【図4】従来型のガイドローラーが圧延材を保持してい
る状態図である。
【図5】ロールカリバーの摩耗を示す図である。
【符号の説明】
1 1パス目スタンド 2 2パス目スタンド 3 ローラー式ガイドボックス 4 従来のガイドローラー 5 圧延材 6 V字角度 7 1パス目ロール 8 カリバー 9 摩耗部 10 摩耗したカリバーによる圧延材 11 V字角度を小さくしたガイドローラー 12 天地部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 克久 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番地 山陽特殊製鋼株式会社内 Fターム(参考) 4E002 AC12 AC14 BB01 BB06 BB20 BD20 CA15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒鋼、線材圧延の4ロール圧延機におい
    て、スタンド間ガイドローラーの圧延材接触部分を、通
    過材の天地近傍の4点接触とすることにより、1パス目
    ロールカリバーの摩耗による圧延材形状の変化に対して
    も捻転拘束力を損なわないことを特徴とした4ロール圧
    延機のスタンド間ガイドローラー。
JP20836298A 1998-07-23 1998-07-23 4ロール圧延機のスタンド間ガイドローラー Expired - Fee Related JP3403946B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100636397B1 (ko) 2005-06-29 2006-10-18 주식회사 포스코 고강도 선재의 겹침 흠 발생을 방지하기 위한 선재압연장치
JP2012240070A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Kobe Steel Ltd 条鋼圧延方法

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KR100636397B1 (ko) 2005-06-29 2006-10-18 주식회사 포스코 고강도 선재의 겹침 흠 발생을 방지하기 위한 선재압연장치
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