JP2000042520A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP2000042520A
JP2000042520A JP10218075A JP21807598A JP2000042520A JP 2000042520 A JP2000042520 A JP 2000042520A JP 10218075 A JP10218075 A JP 10218075A JP 21807598 A JP21807598 A JP 21807598A JP 2000042520 A JP2000042520 A JP 2000042520A
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JP
Japan
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tank
solids
garbage
disposer
wastewater
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JP10218075A
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English (en)
Inventor
Satoru Koshimizu
知 輿水
Mikihiro Tsukagoshi
幹宏 塚越
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスポーザー等からの排水中に含まれる粉
砕された生ゴミの有効利用と、地下ピットの有効利用が
図れる生ゴミ処理装置の提供。 【解決手段】 沈殿槽4内には、ディスポーザー7から
の排水が導入されて貯溜され、その底部に固形物が沈殿
されるようになっている。その沈殿した固形物(汚泥)
は、移送装置8により処理槽5の上部まで移送され、散
布装置9により処理槽5内に均一に散布されるようにな
っている。攪拌装置10は、固形物の散布の終了後に、
攪拌棒102により処理槽5内の固形物と副資材とを混
合・攪拌させるようになっている。また、処理槽5内の
底面板51上に溜まった液状の成分は、排出孔31およ
び傾斜板61を介して排出槽6内に自然流下するように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ処理装置、
特に、食堂やレストランのディスポーザーからの排水を
処理して堆肥を作ることができる生ゴミ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭内で発生する野菜、魚、肉な
どの生ゴミを分解処理して堆肥を作る家庭用の生ゴミ処
理装置としては、分解処理槽内において、生ゴミを微生
物の培養基材とした多孔質の木質チップと混合攪拌させ
ながら、生ゴミを分解処理するものが知られている。
【0003】また、食堂やレストランの厨房などから発
生する生ゴミは、一般に、ディスポーザーにより破砕さ
れながら排水され、この排水は水質基準を満たすように
さらに浄化装置(排水処理装置)で再処理するのが一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の家庭
用の生ゴミ処理装置は、分解処理槽内に生ゴミを直接投
入して使用するものであるため、ディスポーザーからの
排水のように、粉砕した生ゴミを含む排水を分解処理槽
内に直接導入して使用することができないという不都合
がある。
【0005】一方、上述のように、ディスポーザーから
の排水は、その排水が水質基準を満たさない場合には、
浄化装置で再処理されて下水道に排水されている。ま
た、浄化装置から出る汚泥の処分や、ディスポーザーか
らの排水中に含まれる粉砕された生ゴミの有効利用が図
れないという課題があった。
【0006】また、レストランなどでは、地下にピット
を所有しており、この地下ピットの有効利用が望まれて
いた。そこで、本発明の目的は、ディスポーザー等から
の排水中に含まれる粉砕された生ゴミの有効利用を図る
とともに、地下ピットの有効利用が可能となる生ゴミ処
理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
粉砕した生ゴミを含む排水を導入してその排水中の固形
物を沈殿させる沈殿槽と、前記固形物を分解処理する処
理槽と、前記沈殿槽内に沈殿した前記固形物を前記処理
槽内に移送する移送装置とを備え、前記処理槽は、処理
槽内に移送された前記固形物とこの固形物に加える副資
材とを攪拌する攪拌装置を有するようにした。
【0008】なお、上記の移送装置の排出側には、移送
装置で移送される固形物を処理槽内に均一に散布する散
布装置を設けるのが、固形物を処理槽内に均一に散布で
きる点で好ましい。
【0009】また、上記の処理槽に隣接して排水槽を設
けるとともに、その処理槽の底部をその排水槽の底部よ
りも高くし、この高低差により処理槽の底部に溜まる液
状成分を排水槽に向けて自然流下させるようにしても良
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の
生ゴミ処理装置の実施の形態の構成例を示す縦断面図で
ある。図2は、散布装置の構成例を示す平面図である。
【0011】この実施の形態の生ゴミ処理装置は、図1
に示すように、所定の大きさからなり上部が開口したタ
ンク1を備え、このタンク1の内部を仕切り板2、3で
仕切って沈殿槽4と、処理槽5と、排水槽6とを形成さ
せている。また、この生ゴミ処理装置は、レラストラン
などの地下ピットに設置することを目的とし、各部のサ
イズは地下ピットのサイズに合わせて設計されている。
【0012】沈殿槽4は、ディスポーザー7からの排
水、すなわち粉砕した生ゴミを含む排水を導入して貯溜
し、この貯溜した排水中の固形物を底部に沈殿させるよ
うに構成されている。
【0013】沈殿槽4の底部に沈殿された固形物(汚
泥)は、移送装置8により処理槽5内の上部まで移送さ
れ、移送装置8の排出口に接続される散布装置9により
処理槽5内に均一に散布されるようになっている。
【0014】移送装置8は、沈殿槽4の底部に沈澱する
固形物を吸引する水中ポンプ(移送ポンプ)81と、こ
の水中ポンプ81で吸引した固形物を処理槽5の上部ま
で移送する移送管82とから構成されている。移送管8
2の排出口は、処理槽5の上部の中央に配置され、その
排出口には散布装置9が接続されている。
【0015】散布装置9は、図2に示すように、複数
(この例では8本)の散布管91を有し、この複数の散
布管91は中空筒92の外周面に放射状に接続されてい
る。中空筒92は、底部が閉塞され、開口する上部は移
送管82の排出口と接続されている。各散布管91の各
始端側は中空筒92内に連通し、その各終端側は閉塞さ
れている。さらに、各散布管91の管壁の底部側に所定
の間隔で複数の孔(この例では4個)が穿設され、この
各孔にノズル93が下方に向けて取付けられている。
【0016】処理槽5内の下部側には、この処理槽5内
に散布された固形物と、この固形物を分解処理するとき
に水分調整や通気性の改善をするために添加されるおが
屑や木質細片などの副資材(添加物)とを混合・攪拌す
るための攪拌装置10が配置されている。なお、処理槽
5内の底部には、生ゴミ処置装置の使用に先立って予め
上記の副資材を充填させておくのが好ましい。
【0017】攪拌装置10は、処理槽5内のほぼ中央に
上下方向かつ回転自在に配置され且つ図示しないフレー
ム等の支持材を介して処理槽5の周壁に支持された回転
軸101と、この回転軸101の所定位置の外周面に放
射状に取付けられた逆L状の複数(例えば8本)の攪拌
棒102と、回転軸101を直接または動力伝達機構を
介して回転駆動するモータ103とから構成されてい
る。各攪拌棒102は水平部とそれに続く垂直部とから
なり、垂直部の所定位置には、図1に示すように水平方
向に向けて複数の突起部104が突設されている。この
複数の各突起部104は、取付け位置ごとにその取付け
角度がそれぞれ異なるようになっている。
【0018】処理槽5と排水槽6とには、処理槽5の底
部に溜まった液状の成分が排水槽6内に向けて自然流下
できるような構成が採用されている。すなわち、処理槽
5の底部には、その底部が排水槽6の底部よりも高くな
るように底面板51が設けられるとともに、仕切り板3
には、底面板51上に溜まった液状成分を排水槽6に排
出するスリット状の排出孔31が穿設されている。ま
た、この排出孔31から排出された液状成分を、排水槽
6内の底部に配置した排水用ポンプ11に向けて自然流
下により導くために、排出孔31の終端に傾斜板61の
始端が接続され、傾斜板61の終端は排出用ポンプ11
の近傍まで延びている。排水用ポンプ11には、排水槽
6に貯溜された処理槽5からの液状成分を排出する排水
管12が接続されている。
【0019】なお、底面板51上に溜まった液状成分を
自然流下し易くするために、底面板51は、排出孔31
側が低くなるように傾斜するのが好ましい。次に、この
ように構成される実施の形態の生ゴミ処理装置の使用例
について、図面を参照して説明する。
【0020】沈殿槽4内には、ディスポーザー7からの
排水が導入されて貯溜される。この排水中には粉砕され
た生ゴミが含まれているので、沈殿槽4の底部にはその
粉砕された生ゴミの固形物が沈殿される。
【0021】沈殿槽4の底部に沈殿された固形物は、ポ
ンプ81により吸引されて移送管82内を移送され、移
送管82の排出口までくると、引き続き複数の散布管9
1内をそれぞれ移送され、各散布管91に設けた複数の
ノズル93から下方にむけて処理槽5内に散布される。
複数の散布管91は、処理槽5の上部において中心から
放射状に配置され(図2参照)、かつ、各散布管91に
は複数のノズル93が設けられているので、その固形物
は処理槽5内にほぼ均一を散布される。
【0022】このようにして所定量の固形物が処理槽5
内に散布されると、その散布を終了する。ここで、処理
槽5内には、生ゴミ処理装置の使用に先立って、おが屑
や木質細片などの副資材が予め充填されている。なお、
副資材を処理槽5内に予め充填しておかずに、固形物の
散布終了後に固形物に加えるようにしても良い。
【0023】固形物の散布の終了後、攪拌装置10を所
定時間だけ駆動させ、攪拌棒102により処理槽5内の
固形物と副資材とを混合・攪拌させる。その後、1時間
から数時間毎に、攪拌装置10による攪拌を繰り返して
発酵を促進させる。一方、処理槽5内の底面板51上に
溜まった液状の成分は、排出孔31、傾斜板61を介し
て排出槽6内の底部に自然流下する。
【0024】そして、所定時間を経過すると、処理槽5
内には堆肥が生成されるので、処理槽5の排出口(図示
せず)を開け、その生成された堆肥を適宜手段により外
部に取り出す。
【0025】なお、沈殿槽4内に沈殿された固体物以外
の上側の液状成分は、ポンプ(図示せず)により外部に
取り出され、その液状成分が水質基準以上であれば浄化
装置で再処理され、水質基準以下であればそのまま下水
道に捨てられる。
【0026】また、排水槽6内に回収された液状成分
は、所定量になるとポンプ11により吸引されて排水管
12で外部に取り出され、水質基準以下であれば浄化装
置で再処理され、水質基準以上であればそのまま下水道
に捨てられる。
【0027】以上説明したように、この実施の形態の生
ゴミ処理装置では、ディスポーザー7からの排水を沈殿
槽4に導き、沈殿槽4でその排水中の固形物を沈殿さ
せ、この沈殿させた固形物と副資材とを処理槽5内で混
合・攪拌できるようにしたので、ディスポーザー7から
の排水のように、粉砕した生ゴミを含む排水から堆肥を
生成することができる。
【0028】また、この実施の形態の生ゴミ処理装置で
は、散布装置9を、図2に示すように、処理槽5の上部
の中心から放射状に配置させた複数の散布管91から構
成し、この各散布管91には複数のノズル93を設ける
ようにしたので、沈殿槽4に沈殿する固形物を処理槽5
内にほぼ均一に散布させることができる。これにより、
攪拌装置10による固形物と副資材との混合・攪拌も短
時間にできるようになる。
【0029】さらに、この実施の形態の生ゴミ処理装置
では、処理槽5に隣接して排水槽6を設けるとともに、
処理槽5の底部を排水槽6の底部よりも高くするように
し、この高低差により処理槽5の底部に溜まる液状成分
を排水槽6に向けて自然流下させるようにしたので、処
理槽5の底部に溜まる液状成分を簡易な構成により除去
することができる。
【0030】また、この実施の形態の生ゴミ処理装置
は、レストランなどの地下ピットに設置することを目的
として設計されているので、地下ピットの有効な利用が
図れる。しかし、タンク1や各槽4、5、6の寸法を別
のものに設定すれば、地下ピット以外での使用も可能で
あること勿論である。
【0031】さらに、この実施の形態の生ゴミ処理装置
では、タンク1を仕切り板2、3で仕切って各槽4、
5、6を形成するようにしたが、これに代えて各槽4、
5、6を別個独立に構成するようにしても良いこと勿論
である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明では、粉砕した生ゴミを含む排水を沈殿槽に導き、沈
殿槽でその排水中の固形物を沈殿させ、この沈殿させた
固形物と副資材とを処理槽で混合・攪拌できるようにし
たので、ディスポーザーからの排水のように、粉砕した
生ゴミを含む排水から堆肥を生成することができる上
に、地下ピットの有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の生ゴミ処理装置の構成を
示す縦断面図である。
【図2】散布装置の構成例を示す平面図である。
【符号の説明】
4 沈殿槽 5 処理槽 6 排水槽 7 ディスポーザー 8 移送装置 9 散布装置 10 攪拌装置 31 排出孔 51 底面板 91 散布管 93 ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕した生ゴミを含む排水を導入してそ
    の排水中の固形物を沈殿させる沈殿槽と、 前記固形物を分解処理する処理槽と、 前記沈殿槽内に沈殿した前記固形物を前記処理槽内に移
    送する移送装置とを備え、 前記処理槽は、処理槽内に移送された前記固形物とこの
    固形物に加える副資材とを攪拌する攪拌装置を有するこ
    とを特徴とする生ゴミ処理装置。
JP10218075A 1998-07-31 1998-07-31 生ゴミ処理装置 Pending JP2000042520A (ja)

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