JP2000042441A - ジェットミル - Google Patents

ジェットミル

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JP2000042441A JP21803098A JP21803098A JP2000042441A JP 2000042441 A JP2000042441 A JP 2000042441A JP 21803098 A JP21803098 A JP 21803098A JP 21803098 A JP21803098 A JP 21803098A JP 2000042441 A JP2000042441 A JP 2000042441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砕料の旋回粉砕室内壁面への衝突依存度を下
げ砕料間衝突の依存度を高め、壁面の摩耗を防ぐととも
に、微粉の圧着が極めて少なく、該旋回室内での滞留時
間を短くし、粉砕の処理能力を著しく向上させ長時間の
連続処理を可能としたジェットミルの提供。 【解決手段】 中空円盤状の旋回粉砕室と、前記旋回粉
砕室の側壁に噴射口が周壁側に傾斜して配設された高圧
ガスを噴射して旋回流を形成するm個の粉砕ノズルと、
前記旋回粉砕室の側壁に配設された砕料を高圧ガスに同
伴して導入するn個のベンチュリーノズルと、前記ベン
チュリーノズルの上流に形成された固気混合室と、前記
固気混合室に連設された砕料供給部と、前記固気混合室
に前記ベンチュリーノズルと同軸に配設された押込ノズ
ルと、前記旋回粉砕室の中心部の上部に配設された微粉
体が排出されるアウトレットと、を備えた構成を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水平旋回流型のジェ
ットミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、農薬やトナー等のように熱に弱い
粉体或いはセラミック粉体の生成等多分野に用いられ、
高速ジェットにより粉体同志を衝突させて微粉砕を行う
ジェットミルが種々開発されている。例えば、特公昭6
3−16981号公報(以下、イ号公報という)には、
「高圧ガス噴射用のメインノズルの出口に対向させた衝
突板とノズル出口との間に衝突空間に円形分離室の外周
一部を臨ませ、この円形分離室と前記メインノズルの中
途に連通させた原料供給通路の出口側とを円形分離室の
外周接線方向に延びるバイパス路で連通させ、前記円形
分離室の中央部に微粉体の排出路を接続した超音速ジェ
ットミル」が開示されている。また、同様の構成として
特開昭57−50554号公報、同57−50555号
公報、同57−50556号公報、特開平4−2905
60号公報、同5−184966号公報、同7−275
731号公報、同8−152742号公報、同8−15
5324号公報、同8−182937号公報、同8−2
54855号公報、同8−323234号公報、実公平
3−52110号公報、同7−53715号公報、同7
−8036号公報、実開平6−19836号公報が知ら
れている。特公昭63−17501号公報(以下、ロ号
公報という)には、「一端に原料供給口と高圧ガスを噴
射する砕料供給ノズルを隣設開口した固気混合室を形成
し、他端に衝突板を設けかつ高圧ガスを噴出する粉砕ノ
ズルを配設した旋回粉砕室を形成し、これらの固気混合
室と旋回粉砕室との一端を前記衝突板に対向させた加速
管にて連通し、該加速管外周に整流ゾーンを介して前記
旋回粉砕室と連通する分級室を形成し、さらに該分級室
に前記加速管を囲繞して環状の分級板を設けてその内側
を排出孔に、外側を前記固気混合室に連通させた構成の
ジェットミル」が開示されている。特公昭64−905
7号公報(以下、ハ号公報という)には、ロ号公報のジ
ェットミルを改良し、「衝突板に加速管出口中心に向っ
て中心部が最も突出した突起(センターポール)を備え
たジェットミル」が開示されている。特開平6−254
427号公報(以下、ニ号公報という)には、「高圧ガ
スを旋回粉砕室内に噴射して旋回流を形成する複数の粉
砕ノズルと、各粉砕ノズルの噴射口に対向して設けられ
た衝突部材とを備えたジェットミルであって、衝突部材
が旋回流方向に沿う下手側端および上手側端形状が刃状
に薄く形成された偏平な衝突板であり、その衝突面が旋
回流の流れ方向にあって対向粉砕ノズル中心線となす角
度αを30〜60度の範囲に傾斜させて、角度調整可能
な取付手段で固定して配設されたジェットミル」が開示
されている。特開平2−111459号公報(以下、ホ
号公報という)には、「加速管の広がり角度を7°〜9
°に形成したジェットミル」が開示されている。また、
同様のものとして、実公平7−25227号公報が知ら
れている。更に、従来のジェットミルは砕料の供給ノズ
ルと高圧ガスを噴射する噴射ノズルの配置設計が、旋回
粉砕室の円周を等分した位置に噴射ノズルを配置し、砕
料の供給ノズルを等分に配置された噴射ノズルの間に1
個所配置し、ノズルの合計が奇数個の設計となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のジェットミルは、以下の課題を有していた。イ号公報
等に記載のジェットミルは、固定壁に砕料例えば硬度の
高いニューセラミックス砕料を高圧ガスのジェット流に
随伴して衝突させると衝突する部分から摩耗して凹所が
形成され、短時間に固定壁が損耗し、著しく耐久性に欠
けるという問題点を有していた。ロ号公報に記載のジェ
ットミルは、イ号公報と同様の問題点を有するととも
に、旋回気流の中央部(減圧部)に原料を供給するの
で、粉砕された微粉体が中央に残留し分級効率が低く、
粒度分布が著しく広がるという問題点を有していた。ハ
号公報に記載のジェットミルでは、砕料の供給と微粉体
の排出がともに旋回粉砕室の上部で行われることによっ
て、粉砕ノズルを形成する旋回流の正常な流れが大きく
乱される。このような旋回流の乱れが、圧力損失を大き
くし、その結果、旋回流の速度を低下させるので、粉砕
能力に欠けるという問題点を有していた。ニ号公報等に
記載のジェットミルでは、旋回粉砕室内に設けられた四
個の衝突板による衝突作用を利用するもので粉砕効率的
に優れているが、衝突板の存在により高速ジェットの旋
回流の速度が低下し、粉体の形状が角形で、粒径分布の
調節が困難という問題点を有していた。更に、従来の砕
料供給ノズルと噴射ノズルの配設の個数が奇数のもの
は、偶数個の粉砕ノズルて旋回流を形成した後、1個の
砕料供給ノズルで固気混相流を旋回粉砕室内に押し込ん
でいたため、後から押し込まれる該混相流による旋回流
の偏析が生じ易いという問題点を有するとともに、砕料
供給ノズルと噴射ノズルの高圧ガス量を各々設定せねば
ならず、その運転制御が煩雑で操作性に欠けるととも
に、ノズルが奇数個なので偏析が生じ易く、粉砕効率や
分級効率に欠けるという問題点を有していた。また、各
噴射ノズルは、噴射口を各々1個しか有していないた
め、旋回流の流線を1つの線として2次元的にとらえて
解析され旋回粉砕室を作製していたため、旋回粉砕室の
上方部(トップライナー部)及び下方部(ボトムライナ
ー部)では流速が低くなり、大粒子の旋回粉砕室内の滞
留時間が長く、その分上方部と下方部のライナー部の摩
耗が激しいという問題点を有していた。また、微粉体の
粒度の調整はいずれのタイプもジェット流の圧力や風量
の変更のみで行っているので、砕料の特性により旋回流
の偏析や微粉体の旋回粉砕室の器壁等への圧着が生じや
すく、旋回粉砕室のリングライナーやトップ、ボトムラ
イナーのライナー部の摩耗が激しいという欠点を有し、
安定した連続生産が不可能という問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、偏析の発生が起こらず高い粉砕効率と分級率を可能
とし粒径分布の狭い微粉を極めて高効率で得ることがで
きるとともに、旋回粉砕室の混相流の流速分布を均一に
することができ、砕料の旋回粉砕室内壁面への衝突依存
度を下げ砕料間衝突の依存度を高め、壁面の摩耗を防ぐ
とともに、微粉の圧着が極めて少なく、該旋回室内での
滞留時間を短くし、粉砕の処理能力を著しく向上させ長
時間の連続処理を可能としたジェットミルを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のジェットミルは、水平旋回流型のジェットミルであっ
て、中空円盤状の旋回粉砕室と、前記旋回粉砕室の側壁
に噴射口が周壁側に傾斜して配設された高圧ガスを噴射
して旋回流を形成するm個の粉砕ノズルと、前記旋回粉
砕室の側壁に配設された砕料を高圧ガスに同伴して導入
するn個のベンチュリーノズル(但し、m+n=a、a
は整数、m>n)と、前記ベンチュリーノズルの上流に
形成された固気混合室と、前記固気混合室に連設された
砕料供給部と、前記固気混合室に前記ベンチュリーノズ
ルと同軸に配設された押込ノズルと、前記旋回粉砕室の
中心部の上部に配設された微粉体が排出されるアウトレ
ットと、を備え、前記固気混合室のベンチュリーノズル
導入部と前記押込ノズルの吐出側との距離lが、l=
(D/d)×kで表され、かつk値がk=7〜12好ま
しくはk=8〜10(但し、D:ベンチュリーノズル導
入部の径、d:押込ノズルの吐出側の径)である構成を
有している。これにより、固気混合室のベンチュリーノ
ズル導入部と押込ノズルの吐出側との距離lが、l=
(D/d)×kで表されk値がk=7〜12好ましくは
k=8〜10(但し、D:ベンチュリーノズル導入部の
径、d:押込ノズルの吐出側の径)を充たすように形成
されているので、ベンチュリーノズルと粉砕ノズルが同
時に同一空気圧力で立ち上がることができるとともに、
砕料の種類にかかわらず砕料のスムーズな吸込みを行う
ことができ、連続運転を可能とすることができるという
作用を有する。ここで、ベンチュリーノズルと押込ノズ
ルの距離lは、ベンチュリーノズルの導入部の入口と押
込ノズルの先端部との距離であって、(D/d)×k=
l、k=7〜12好ましく8〜10の関係で表され、k
が8より少なくするにつれ、砕料の吹い込む力が小さく
なる傾向が認められ、またkが10より大きくするにつ
れ、押込ノズルからの高速ジェット流が完全にベンチュ
リーノズルから逃げ、圧損が生じる傾向が認められるの
で、いずれも好ましくないことが、ジェットミルの解析
及び実験結果から得られた。旋回粉砕室や粉砕ノズルや
押込ノズル及びベンチュリーノズルの素材としては、鉄
系、アルミニウム系、銅系、チタン系の金属や合金又は
セラミックスを複合させたもの等が挙げられ、特に硬質
合金が耐摩性の面から好ましい。高圧ガスとしては、砕
料の種類や粉砕条件に合せて、空気や窒素、アルゴン等
の不活性ガスが用いられる。
【0006】本発明の請求項2に記載のジェットミル
は、請求項1に記載の発明において、前記ベンチュリー
ノズルが、スロート部と前記ベンチュリーノズル導入部
との間に負圧発生部を備えた構成を有している。これに
より、請求項1により得られる作用の他、ベンチュリー
ノズルのスロート部とベンチュリーノズル導入部(上流
側)との間に負圧発生部を備えたことにより、砕料が押
込ノズルからの高速ジェット流によって、ベンチュリー
ノズルに洩れなく吸い込まれ高速かつ安定して旋回粉砕
室に供給されるという作用を有する。ここで、負圧発生
部は、ベンチュリーノズルのスロート部と導入部の間に
形成される。スロート部の入口(負圧発生部の後部)の
傾斜角度θ1 とスロート部の出口の傾斜角度θ2 はベン
チュリーノズルの軸線に対し、0.5°≦θ1 ≦θ2
好ましくは0.7°≦θ1 ≦θ2 で表れる。尚、θ2
2.5°〜6°、好ましくは3°〜5°で形成される。
θ1 が0.7°よりも小さくなるにつれ負圧の発生量が
小さく吸い込み不足の傾向が現れだし、また、θ2 が5
°より大きくなるにつれて、同様に負圧の発生量が小さ
く吸い込み不足の傾向が現れだすので、いずれも好まし
くない。θ2 が3°よりも小さくなるにつれ導入部の入
口で圧力損失が生じ負圧発生部の機能が得られず粉砕能
力を低下させる傾向があり、また、5°よりも大きくな
るにつれ、固気混相流の流速を低下させ粉砕能力を低下
させる傾向が認められるのでいずれも好ましくない。負
圧発生部の長さgはベンチュリーノズル導入部の径Dの
2〜4.2倍、好ましくは2.2〜3.8倍、スロート
部の長さhはスロート部の入口の口径eの2.25〜5
倍、好ましくは3〜4倍に形成される。負圧発生部の長
さgがベンチュリーノズル導入部の径Dよりも、2.2
倍から小さくなるにつれ導入部で旋回流を発生し、吸い
込みの負圧を小さくするという傾向が現れだし、また
3.8倍より大きくなるにつれ負圧発生部での圧着を生
成しやすくなるという傾向が現れだすので、いずれも好
ましくない。スロート部の長さhはスロート部の入口の
口径eの3倍よりも小さくなるにつれ、吐出部の影響を
うけ負圧が小さくなるという傾向が現れだし、また4倍
より大きくなるにつれスロート部での圧着が起こりやす
いという傾向が現れだすので、いずれも好ましくない。
【0007】本発明の請求項3に記載のジェットミル
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
粉砕ノズルと前記ベンチュリーノズルの総計m+nが偶
数で、かつ5≦m≦15、1≦n≦5好ましくは5≦m
≦14、1≦n≦2である構成を有している。これによ
り、請求項1又は2により得られる作用の他、旋回粉砕
室の周壁に各ノズルが従来のような偏在せずに等間隔で
配置されているので、粉砕ノズルとベンチュリーノズル
とから系内に噴射される圧力をシンクロさせバランスを
取ることができるので、旋回流の偏析その発生を防ぎそ
の結果、運転操作を容易にすることができるという作用
が得られ、砕料の壁面の衝突依存度を下げ粒子間衝突で
の依存値を上げることができ、旋回粉砕室内のライナー
部の摩耗を著しく抑えることができる。更に、砕料が旋
回粉砕室に偏析されるのを防止するので、粉砕効率を上
げ分級率を高めることができる。ここで、粉砕ノズルの
個数が5より少なくなるにつれ、旋回流の形と速度の制
御性が欠けてくる傾向が認められ、また14より多くな
るにつれ、ジェットミルの構造が複雑になり固気混相流
の制御が困難になる傾向が認められるので、いずれも好
ましくない。
【0008】本発明の請求項4に記載のジェットミル
は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記粉砕ノズルの各々が、上下にp段(但し、2
≦p≦5)及び/又は左右にq列(但し、1≦q≦5)
の噴射部を備えた構成を有している。これにより、請求
項1乃至3の内いずれか1項により得られる作用の他、
旋回粉砕室内の粉砕ゾーンと分級ゾーンの旋回流を3次
元的に制御することができるとともに、粒子の形状を丸
め、粒径分布を狭くし、更に粒径分布の範囲を自在に制
御することができるという作用を有する。粉砕ノズルの
各々が多段及び/又は多列の噴射部を有していることに
より、旋回粉砕室内の流線を多段な層として3次元的に
とらえ、ミル内の高さ方向での速度差を小さくすること
により、粒子のミル内滞留時間を短くし、粉砕の処理能
力を向上させることができるという作用を有する。ここ
で、粉砕ノズルの噴射部の段数(p)は、2≦p≦5、
好ましくはp=3が用いられる。段数pが2よりも少な
いと旋回粉砕室内の上下方向で旋回流の流速が中央部に
比べ低下する傾向があり、また、pが4より多いか、あ
るいは噴射部の列数(q)が5列を越えるにつれ旋回流
のバランスが取り難く、かつ3次元的に旋回流を制御す
ることが困難になる傾向が認められるので好ましくな
い。
【0009】本発明の請求項5に記載のジェットミル
は、請求項1乃至4の内いずれか1項に記載の発明にお
いて、前記噴射部の前記各列及び/又は各段の前記噴射
口の口径及び/又は前記噴射部の噴射角度の1以上が異
なって形成された構成を有している。これにより、請求
項1乃至4の内いずれか1項により得られる作用の他、
粉砕ノズルが各段で各噴射部の噴射口の口径が1以上異
なるので、水平面と高さの3次元的な粉砕旋回流の形と
速度を制御させることができる。固気の混相旋回流を3
次元的に制御することにより、各物性の異なる各種の砕
料に合せて最適な旋回流を形成できるので、粒度調整や
微粉の圧着を防止するとともに、偏析がないので、ライ
ナー部の摩耗を防止することができるという作用を有す
る。また、粉砕ノズルの各列の噴射角度の1以上が異な
っているので、旋回流中の砕料同志の衝突依存度を向上
できるとともに、各物性の異なる各種の砕料に合せて最
適な旋回流を形成できるという作用を有する。粉砕ノズ
ルの各列及び各段の噴射口の口径や噴射角度は、上流側
に詰栓等で塞ぐことにより、砕料に応じた噴射口径や噴
射角度に変えることができるので、セラミックスのよう
に比重の重いものには下側の噴射口の口径を大きくして
風量を増やし、また、電極用のコークスやカーボン、ト
ナー等の比重の小さい場合には上側の噴射口の口径を大
きくすることにより砕料の衝突頻度を上げ短時間で粒度
分布の狭い微粉体を得ることができるという作用を有す
る。粉砕ノズルを取り換えるだけで噴射角度を各列で変
えることができるので、物性の異なる砕料毎に旋回ミル
内旋回流を制御でき、それぞれの砕料に適した旋回流の
形成をすることができるという作用を有する。ここで、
粉砕ノズルの各列噴射部の噴射角度が粉砕ノズルを取り
替えることによって、20°〜80°の範囲で調節する
ことにより、旋回流中の砕料同志の衝突依存度が調節さ
れる。各列の噴射口の口径は押込ノズルの風量をqp
し、粉砕ノズル1個の風量をqG とすると、0.3qG
≦qp ≦2.1qG とする。ここで、qp が0.3qG
よりも少なくなるにつれベンチュリ−ノズルの負圧の発
生が小さくなり砕料の吸込みが弱くなるという傾向が生
じ、またはqp が2.1qG よりも多くなるにつれジェ
ットミル内での旋回流を乱すという傾向が認められだす
ので、いずれも好ましくない。粉砕ノズルの各列噴射部
の噴射角度は20°より小さくなるにつれ、粉砕旋回流
の速度が低下し、旋回粉砕室に砕料が偏析し、粉砕効率
が低くなる傾向が認められ、また80°より大きくなる
につれ、旋回粉砕室のリングライナーの摩耗が大きくな
る傾向が認められるので、いずれも好ましくない。ま
た、各列の噴射部の噴射角度は、粉砕ノズルの普遍性を
持たせるためには、22.5°(偏析し易い砕料や分散
し難い砕料)、45°(硬度が大きくライナー部を摩耗
し易い砕料)、67.5°(圧着性を有する砕料)の噴
射角度を組み合わせることにより、比重の大きい砕料か
ら小さい砕料まで効率的に破砕を行うことができる。
【0010】本発明の請求項6に記載のジェットミル
は、請求項4又は5に記載の発明において、前記粉砕ノ
ズルの前記噴射部が上流側に形成されたプラグ挿入孔を
有した構成からなる。これにより、請求項4又は5の内
いずれか1項により得られる作用の他、プラグ挿入孔に
プラグを挿入するだけで、砕料に応じた最適の粉砕条件
を得ることができるという作用を有する。ここで、プラ
グ挿入孔に挿入されるプラグとしては金属製や合成樹脂
製のもの等が使用できる。
【0011】本発明の請求項7に記載のジェットミル
は、請求項1乃至6に記載の発明において、前記旋回粉
砕室の下面中央に配設されたセンターポールを備え、前
記センターポールの頂点と、前記アウトレットの下端面
が前記旋回粉砕室の高さ方向の中心線上にある構成を有
している。これにより、請求項1乃至6の内いずれか1
項により得られる作用の他、旋回粉砕室の上面のセンタ
ーポール及び旋回粉砕室の下面のアウトレットが旋回粉
砕室の中心線上にした構成を形成することにより、旋回
粉砕室内が分級ゾーンと粉砕ゾーンを明確に分けること
ができ、所定サイズの微粉かつ粒径分布の狭いものが旋
回粉砕室上部のアウトレットから排出されるとともに、
粗粉は高速ジェット流により生ずる遠心力によって外周
に飛ばされ、高速ジェット流中の原料同志の衝突依存度
を向上させることができるという作用を有する。ここ
で、アウトレットやセンターポールの素材としては、鉄
系、アルミニウム系、銅系、チタン系の金属や合金又は
セラミックスを複合させたもの等が挙げられ、特に硬質
合金が耐摩性の面から好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1におけるジェッ
トミルについて、以下図面を用いて説明する。図1は本
発明の実施の形態1におけるジェットミルの要部断面図
であり、図2は図1のI−I線の要部断面図であり、図
3は本発明の実施の形態1におけるジェットミルの固気
混合室の要部断面図であり、図4は本発明の実施の形態
1におけるジェットミルのベンチュリーノズルの要部断
面図である。図1において、1は実施の形態1における
ジェットミル、2は中空円盤状に形成された旋回粉砕
室、3は旋回粉砕室2に等間隔で7個配設された粉砕ノ
ズル、4は旋回粉砕室2に1個配設されたベンチュリー
ノズル、5はベンチュリーノズル4の上流側に固気混合
室8を介してベンチュリーノズル5と同軸に配設された
押込ノズル、6は本体ケーシング、7は旋回粉砕室2の
リングライナー、8は固気混合室、9、10は旋回粉砕
室2の上下に配設されたトップライナー及びボトムライ
ナー、11はボトムライナー10の中央に脱着自在に配
設された上部が略円錐状に形成されたセンターポール、
12はセンターポール11と同軸に形成されトップライ
ナー9に脱着自在に配設されたアウトレット、13は固
気混合室8に連設された砕料導入口、14はスリーブ1
4aで形成された微粉体排出口、14aはスリーブ、1
5は高圧ヘッダー管、15aは高圧ヘッダー管15から
粉砕ノズル3や押込ノズル5に高圧ガスを送気する高圧
ガスパイプ、16は高圧ガスパイプ15aの圧力を調整
する圧力調整バルブである。
【0013】図2において、αはベンチュリーノズルの
噴射角度、γは粉砕ノズルの噴射部の噴射角度である。
αは20°〜70°、好ましくは30°〜50°に調整
される。30°より小さくなるにつれ、混相流の吸い込
みに抵抗を生じ旋回流を乱すという傾向が現れだし、ま
た50°より大きくなるにつれ、ライナー部での圧着や
摩耗を生じやすいという傾向が現れだすので、いずれも
好ましくない。γは粉砕ノズルの数と砕料の種類によっ
て異なる。図3において、Dはベンチュリーノズル4の
上流側の開口部の入口径、dは押込ノズル5の出口径、
lはベンチュリーノズル4の導入部と押込ノズル5の吐
出側との距離である。固気混合室8のベンチュリーノズ
ル4の導入部と押込ノズル5の吐出側端部との距離l
は、l=(D/d)×kの式を充たすように押込ノズル
5の位置が決められている。ここで、k値は解析と実験
により得られた値でk=7〜12好ましくは8〜10の
値を採用される。
【0014】図4において、θ1 はベンチュリーノズル
の軸線に対するスロート部Z3 の入口(負圧発生部Z2
の後部)の傾斜角度、θ2 はベンチュリーノズルのスロ
ート部Z3 の出口の傾斜角度、θ3 はベンチュリーノズ
ルの導入部Z1 の傾斜角度、Z1 はベンチュリーノズル
の上流側の大きく拡開した固気混相流の導入部、Z2
導入部端部から軸線に対し緩やかに傾斜して形成された
負圧発生部、Z3 は軸線に対し略平行に形成されたスロ
ート部、Z4 はスロート部Z3 の後部から拡開された吐
出部、eはスロート部Z3 の入口の口径、hはスロート
部Z3 の長さ、gは負圧発生部Z2 の長さである。スロ
ート部Z3 の入口(負圧発生部の後部)の傾斜角度θ1
とスロート部Z3の出口の傾斜角度θ2 はベンチュリー
ノズルの軸線に対し、0.5°≦θ1 ≦θ 2 、好ましく
は0.7°≦θ1 ≦θ2 で形成されている。尚、θ2
2.5°〜6°、好ましくは3°〜5°で形成される。
また、負圧発生部Z2 の長さgはベンチュリーノズル導
入部の径Dの2〜4.2倍、好ましくは2.2〜3.8
倍、スロート部Z3 の長さhはスロート部Z3 の入口の
口径eの2.25〜5倍、好ましくは3〜4倍に形成さ
れている。
【0015】以上のように構成された実施の形態1のジ
ェットミルについて、以下その動作を説明する。1つの
圧力調整バルブ16を開にするだけで、粉砕ノズル3と
押込ノズル5に高圧ガスが同一圧力で供給される。砕料
は砕料導入口13から供給され、押込ノズル5から噴射
される高速ジェット流により、固気混合室8中で砕料と
空気とを混合される。ベンチュリーノズル4と押込ノズ
ル5の距離lは、(D/d)×k=l、k=7〜12好
ましく8〜10の関係を充たすことにより、旋回粉砕室
5とベンチュリーノズル4の出口に圧損がないので、ベ
ンチュリーノズル4からの混相流は安定かつ高速度でベ
ンチュリーノズル4から旋回粉砕室2に導入される。粉
砕ノズル3から高速ジェット流によって、旋回粉砕室2
は旋回流が生じ、旋回粉砕室2の外周側に粉砕ゾーンが
形成され、旋回粉砕室2の中央側に分級ゾーンが形成さ
れる。高速ジェットと旋回流により砕料同志が衝突さ
れ、砕料の微粉砕を行う。分級ゾーンで分級した微粉は
旋回粉砕室のアウトレット12から微粉体排出口14を
通じて排出されるとともに、粗粉は旋回により生ずる遠
心力によって外周に旋回させ、粗粉同志が衝突され、繰
り返し破砕が行われる。ベンチュリ−ノズルの負圧発生
部により、導入部から導入された固気混相流は流速が加
速されて旋回粉砕室に噴射される。また、押込ノズルと
ベンチュリ−ノズルの導入部を所定距離に保つととも
に、負圧発生部を備えることにより押込ノズルの風量及
び風圧を損なうことなく旋回粉砕室に該混相流を噴射す
るので、旋回流のバランスを崩すことなく、制御された
旋回流を得ることができる。
【0016】以上のように実施の形態1によれば、ベン
チュリーノズルのスムーブな固気混合流を実現させるこ
とができ、その結果偏析の発生が起こらず高い粉砕効率
と分級率を可能とし粒径分布の狭い微粉を極めて高効率
で得ることができるとともに、旋回粉砕室の混相流の流
速分布を均一にすることができ、砕料の旋回粉砕室内の
滞留時間を短くし、粉砕の処理能力を著しく向上させた
ジェットミルを提供することができる。
【0017】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるジェットミルについて、以下図面を用いて説明す
る。図5は本発明の実施の形態2におけるジェットミル
の要部断面図であり、図6は図5のII−II線の要部断面
図であり、図7(a)は本発明の実施の形態2の粉砕ノ
ズルの背面透視図であり、図7(b)は粉砕ノズルの底
面図であり、図7(c)は図7(b)のIII −III 線の
要部断面図である。尚、実施の形態1と同様のものには
同一の符号を付して説明を省略する。図5において、3
0は実施の形態2におけるジェットミル、31は噴射部
が上下に3段、左右に3列合計9個形成された複合噴射
ノズル、複合噴射ノズル31は旋回粉砕室2に等間隔で
7個配設されている。32、33、34は複合噴射ノズ
ル31の上中下段に各々形成された噴射部、35、36
はセンターポール及びアウトレットである。図6におい
て、37は噴射角度βが67.5°に形成された第1列
の粉砕ノズルの噴射口、38は噴射角度γが45°に形
成された第2列の粉砕ノズルの噴射口、39は噴射角度
δが22.5°に形成された第3列の粉砕ノズルの噴射
口、αはベンチュリーノズルの噴射角度である。図7に
おいて、40は複合噴射ノズル31の噴射部であり、4
1は複合噴射ノズル31の噴射部40の基部に拡開して
形成され砕料の種類や処理条件に応じプラグ42を挿着
するプラグ挿入孔であり、42はプラグである。
【0018】以上のように構成された実施の形態2にお
けるジェットミルについて、以下その動作を説明する。
旋回粉砕室2のリングライナー7には所定位置及び角度
に7個の複合粉砕ノズル31が設置され、1個の複合粉
砕ノズル31には3列と3段で合計9個の噴射口が形成
されている。上段の噴射部32にはジェットミル30の
高さ方向の上層を制御させ、中段の噴射部33にはジェ
ットミル30の高さ方向の中層を制御させ、下段の噴射
部34にはジェットミルの高さ方向の下層を制御させる
ことにより、3次元的に粉砕旋回流の形と速度を制御さ
せることができる。複合粉砕ノズル31の第1列噴射口
37の噴射角度βが50°〜80°の範囲を調節するこ
とにより、砕料と旋回粉砕室のリングライナー7との衝
突依存度を制御させることができる。複合粉砕ノズル3
1の第2列噴射口38の噴射角度γが30°〜60°の
範囲を調節することにより、旋回流中の砕料同志の衝突
依存度を制御させることができる。複合粉砕ノズル31
の第3列噴射口39の噴射角度δが20°〜50°の範
囲を調節することにより、砕料がジェットミル内の停留
時間を制御させることができる。複合粉砕ノズル31の
各噴射口から高速ジェット流によって、旋回粉砕室2に
は旋回流が生じ、旋回粉砕室2の内周側に粉砕ゾーンが
形成され、旋回粉砕室2の中央側に分級ゾーンが形成さ
れる。高速ジェットと旋回流により原料同志が衝突さ
れ、砕料の粉砕を行う。分級ゾーンで分級した微粉は旋
回粉砕室のアウトレット36から微粉体排出口14aを
通じて排出されるとともに、粗粉は旋回により生ずる遠
心力によって外周に旋回させ、砕料同志が衝突され、繰
り返し破砕を行う。また、プラグ42を挿入孔40に挿
着することにより、噴射部の噴射角度や噴射口数を制御
し各種粉体に適した旋回流を形成できる。
【0019】次に、粉砕ノズルの噴射部を1列にし、各
噴射部の噴射口の口径を変えた場合の旋回流の状況を模
式図を用いて説明する。図8は複合噴射ノズルの1列の
噴射口の口径と旋回流の関係を示す模式図である。図8
において、粉砕ノズル31の1列の噴射口の口径を各段
で代えることにより、砕料に応じた旋回流が得られるこ
とがわかる。aの場合は全層に均一に旋回流が形成でき
るので、各種砕料を高効率で粉砕することができる。b
の場合は上層に多量の風量が得られるので、トナーやカ
ーボン等の比重の軽い砕料に適している。cの場合は、
下層に多量の風量が行られるので、ファインセラミック
等の比重の重い砕料に適している。dの場合は数種類の
比重の異なる粉体の混合の砕料に適している。eの場合
は各種粉体を小動力で粉砕を行う時に適している。fの
場合は比重が重く特に分散性の悪い粉体の砕料に適して
いる。gの場合は比重が軽く、壊れやすい粉体の砕料に
適している。ここで、口径比としては、大中小の口径比
は小口径をa、中口径をb、大口径をcとすると、a:
b:c=a:1.5〜3a:3a〜6aであることが確
認テストによりわかった。
【0020】次に、実施の形態2の変形例について、図
面を用いて説明する。図9(a)は本発明の実施の形態
2の組み立て粉砕ノズルの本体の要部断面図であり、図
9(b)は組み立て粉砕ノズルの本体の底面図であり、
図9(c)は組み立て粉砕ノズルの本体の正面図であ
り、図9(d)は組み立て粉砕ノズルの挿着式噴射部の
要部断面図である。図9において、50は本発明の実施
の形態2の変形例における本体の軸方向に各列が異なっ
た角度で貫設された挿着式噴射部の挿入孔を備えた組み
立て粉砕ノズル、51は組み立て粉砕ノズルの本体、5
2,53,54は各々第1列,第2列,第3列の挿着式
噴射部が挿入される角形に形成された挿入孔である。挿
入孔52,54は旋回粉砕室に組み立て粉砕ノズル50
を挿着したときに所定の噴射角度(ex.22.5°,
67.5°)が得られるように本体51の軸方向に対し
て傾斜して穿設されている。52a,53a,54aは
各々各列の挿入孔52,53,54に挿着される挿着式
噴射部、42は挿入孔52,53,54の上流側に形成
されたプラグ挿入孔に必要に応じて挿着されるプラグで
ある。以上のように構成された実施の形態2の変形例に
おける組み立て粉砕ノズルについて、以下その動作を説
明する。組み立て粉砕ノズル50の各列52,53,5
4及び/又は各段32,33,34の噴射口の口径及び
/又は噴射角度は、砕料の種類や粉砕条件に応じて、適
宜最適の挿着式噴射部52a,53a,54aを選択し
挿着するだけで得られ、これにより砕料に応じた最適の
旋回流が得られる。挿入孔が角形に形成されているの
で、高圧ガスが導入された場合でも噴射部はずれること
がなく、所定位置及び角度を保持できる。尚、挿入孔5
2,54を所定の噴射角度が得られるように本体51の
軸方向に対して傾斜して穿設したが、挿入孔52,54
を本体51の軸方向に対して平行に穿設し、挿着式噴射
部52a,54aの噴射孔を本体51の軸方向に対して
所定の角度傾斜して形成しても良い。
【0021】以上のように実施の形態2によれば、実施
の形態1で得られる作用の他、ベンチュリーノズルの噴
射角度α、複合粉砕ノズルの噴射部の噴射角度β、γと
δを調節し、1個の複合粉砕ノズルに1列以上と1段以
上噴射口を設けることにより、旋回粉砕室内の粉砕ゾー
ンと分級ゾーンの旋回流を3次元的に制御することがで
きるとともに、粒度調整や微粉の圧着を防止することが
でき、旋回粉砕室内の砕料の偏析をなくし、リング部や
トップ、ボトムのライナー部の摩耗を最小に抑え粉砕効
率を向上させ、粒子の形状を丸め、粒径分布を狭くする
とともに、更に粒径分布範囲を自在に制御することがで
きる水平旋回流型ジェットミルを提供することができ
る。なお、以上の説明では、旋回粉砕室2の周囲を8等
分する位置でベンチュリーノズルを除いて7個粉砕ノズ
ルが所定角度にそれぞれ設けられていた例で説明した
が、その他の等分数を構成したものについても同様に実
施可能である。また、列数を3列で説明したが、1列乃
至複数列でもよい。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (実施例1)実施の形態1におけるジェットミルを使用
して、V2 5 触媒の粉砕試験を行った。旋回粉砕室は
内径400mm、高さが70mmに調整したものを用い
た。粉砕ノズルは1個の噴射口で径が3.4mmのもの
を7個とベンチュリ−ノズルを1個用い旋回粉砕室の周
壁を8等分にした各位置に配設した。 (2)砕料:V2 5 触媒、X50=15μmである。 (3)粉砕条件:押込ノズルと粉砕ノズルの空圧、7k
gf/cm2 ;砕料導入量、60kg/hr;連続運転
72hr。 以上の条件でV2 5 触媒の粉砕試験を行った。運転終
了後、ジェットミルを分解し旋回粉砕室内リングライナ
ーのV2 5 触媒圧着層を測定した。その結果、最大圧
着層の厚みが3.7mmであった。
【0023】(比較例1)比較例1は従来のジェットミ
ルを使用して、V2 5 触媒の粉砕試験を行った。 (1)ジェットミルのサイズと構造:旋回粉砕室は実施
例1と同一大きさのものを用いた。また、粉砕ノズル及
びベンチュリ−ノズルは実施例1と同一のものを用い
た。粉砕ノズルは8個を旋回粉砕室の8等分にした各位
置に配設し、2個の粉砕ノズルの間に1個のベンチュリ
−ノズルを配設したのもである。 (2)砕料:実施例1と同一のものを用いた。 (3)粉砕条件:実施例1と同一の条件下で行った。運
転終了後、ジェットミルを分解し、旋回粉砕室内リング
ライナーのV2 5触媒圧着層を測定した。その結果、
最大圧着層の厚みが12mmであった。実施例1及び比
較例1の最大圧着層の厚み値から明らかなように、実施
例1のジェットミルが従来のものと比べて、72時間に
運転した後のジェットミル内リングライナーにV2 5
触媒最大圧着層の厚みが比較例1の31%にすぎないこ
とが分かった。以上のように実施の形態1の実施例1に
よれば、旋回粉砕室内高速ジェットにより、砕料同志を
衝突させ、粉砕効率を向上させることがわかる。また、
粒子の形状は全て丸味をおびていた。このことから高品
質の微粉体が得られることが分かった。
【0024】(実施例2)実施の形態2におけるジェッ
トミルを使用して、V2 5 触媒の粉砕試験を行った。 (1)ジェットミルのサイズと構造:旋回粉砕室は実施
例1と同一のものを用いた。複合粉砕ノズルは、1列に
3個の噴射口(口径が2.0mm)を7個用いた。ベン
チュリ−ノズルは1個用い、旋回粉砕室の周壁を8等分
にした各位置に配設した。 (2)砕料及び(3)粉砕条件は実施例1と同一の砕料
及び条件で行った。評価は、粉砕した微粉体をレーザー
粒子分布計で粒子分布及び粒径を測定した。その結果を
図10に示した。図10は粉砕した微粉体の粒径と粒径
累積%との関係を示す図である。
【0025】(比較例2)比較例2は比較例1のジェッ
トミルを用い、実施例2と同一の条件下で行った。次い
で、実施例2と同一の条件で評価を行った。その結果を
図10に示した。図10から明らかなように、実施例2
の粉砕した微粉体の最大粒径が6.0μmに対して、比
較例2には32.0μmであることが分かった。粒度分
布範囲が実施例2は比較例2の18%に狭くできること
がわかった。実施例2は旋回粉砕室内の高速ジェットに
より、砕料同志を衝突させ、粉砕効率を向上すると共
に、旋回粉砕室内の砕料を偏析しなく、粉砕効率を向上
させ、微粉体精度としての粒径分布を狭く、かつ粒径分
布範囲を調節できるためである。また、実施例2の粒径
50が1.82μmに対して、比較例2の粒径X50
3.82μmであることが分かった。実施例2の粒径X
50が比較例2の粒径X50の47%にすぎないことから、
実施例2の粒度分布が著しく狭いことが分かる。また、
実験終了後、実施例2のジェットミルを分解し旋回粉砕
室の内部を確認したことろ微粉の圧着現象は確認できな
かった。これに対し、比較例2のものは比較例1と同様
の圧着が見られた。このことから実施例2では偏析が生
じておらず、旋回流がバランスして制御されていること
が分かった。
【0026】(実施例3)実施の形態2におけるジェッ
トミルを使用して、高速ジェット流の圧力に対する砕料
の粒径分布の依存性を確認した。 (1)高速ジェット流の圧力7.5kgf/cm
2 (a)、4.5kgf/cm 2 (b)で行った。 (2)砕料及び導入量:エポキシ系樹脂(X50=50μ
m)を用い、各々導入量は10kg/hrで行った。粉
砕した微粉体は実施例2と同じ方法で分布範囲と粒度分
布を測定した。その結果を図11、図12に示した。図
11は高速ジェット流の圧力が7.5kgf/cm2
おける微粉体の粒径分布%の依存性を示す図であり、図
12は高速ジェット流の圧力が4.5kgf/cm2
おける微粉体の粒径分布%の依存性を示す図である。図
11、図12から明らかなように、図11の微粉体の粒
度分布が粒径2.5μm〜23.3μmの範囲に対し
て、図12は7.0μm〜35.0μmの範囲であるこ
とが分かった。また、粒径分布曲線はほとんど変わらな
いことが分かった。このことから高速ジェット流の圧力
を変えるだけで、狭い粒径分布で粒度の大きさを自由に
変化させることが可能なことがわかった。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明におけるジェットミ
ルによれば、以下のような優れた効果を実現できる。本
発明の請求項1に記載のジェットミルによれば、(1)
固気混合室のベンチュリーノズル導入部と押込ノズルの
吐出側との距離lが、l=(D/d)×kで表されk値
がk=7〜12好ましくはk=8〜10(但し、D:ベ
ンチュリーノズル導入部の径、d:押込ノズルの吐出側
の径)を充たすように形成されているので、ベンチュリ
ーノズルと粉砕ノズルが同時に同一空気圧力で立ち上が
ることができるとともに、砕料の種類にかかわらず砕料
のスムーズな吸込みを行うことができ、連続運転を可能
とすることができる。本発明の請求項2に記載のジェッ
トミルによれば、請求項1に記載の効果に加えて、
(2)ベンチュリーノズルのスロート部とベンチュリー
ノズル導入部(上流側)との間に負圧発生部を備えたこ
とにより、砕料が押込ノズルからの高速ジェット流によ
って、ベンチュリーノズルに洩れなく吸い込まれ高速か
つ安定して旋回粉砕室に供給することができる。本発明
の請求項3に記載のジェットミルによれば、請求項1又
は2の内いずれか1項に記載の効果に加えて、(3)旋
回粉砕室の周壁に各ノズルが従来のような偏在せずに等
間隔で配置されているので、粉砕ノズルとベンチュリー
ノズルとから系内に噴射される圧力をシンクロさせバラ
ンスを取ることができるので、旋回流の偏析その発生を
防ぎその結果、運転操作を容易にすることができるとと
もに、砕料の壁面の衝突依存度を下げ粒子間衝突での依
存値を上げることができ、旋回粉砕室内のライナー部の
摩耗を著しく抑えることができる。更に、砕料が旋回粉
砕室に偏析されるのを防止するので、粉砕効率を上げ分
級率を高めることができる。本発明の請求項4に記載の
ジェットミルによれば、請求項1乃至3の内いずれか1
項に記載の効果に加えて、(4)旋回粉砕室内の粉砕ゾ
ーンと分級ゾーンの旋回流を3次元的に制御することが
できるとともに、粒子の形状を丸め、粒径分布を狭く
し、更に粒径分布の範囲を自在に制御することができ
る。(5)多列粉砕ノズルに多段噴射部を有しているこ
とにより、旋回粉砕室内の流線を多段な層として3次元
的にとらえ、ミル内の高さ方向での速度差を小さくする
ことにより、粒子のミル内滞留時間を短くし、粉砕の処
理能力を向上させることができる。本発明の請求項5に
記載のジェットミルによれば、請求項1乃至4の内いず
れか1項に記載の効果に加えて、(6)粉砕ノズルが多
列で各噴射部の噴射角度がそれぞれ異なるので、水平面
と高さの3次元的な粉砕旋回流の形と速度を制御させる
ことができる。固気の混相旋回流を3次元的に制御する
ことにより、各物性の異なる各種の砕料に合せて最適な
旋回流を形成できるので、粒度調整や微粉の圧着を防止
するとともに、偏析がないので、ライナー部の摩耗を防
止することができる。(7)粉砕ノズルの各列の噴射口
の口径及び/又は噴射角度の1以上が異なっているの
で、旋回流中の砕料同志の衝突依存度を向上できるとと
もに、各物性の異なる各種の砕料に合せて最適な旋回流
を形成できる。(8)粉砕ノズルの各列噴射口の口径を
変えることができるので、セラミックスのように比重の
重いものには下側の噴射口の口径を大きくして風量を増
やし、また、電極用のコークスやカーボン、トナー等の
比重の小さい場合には上側の噴射口の口径を大きくする
ことにより砕料の衝突頻度を上げ短時間で粒度分布の狭
い微粉体を得ることができる。(9)粉砕ノズルを取り
換えるだけで噴射角度を各列で変えることができるの
で、物性の異なる砕料毎にジェットミル内の旋回流を制
御でき、それぞれの砕料に適した旋回流の形成をするこ
とができる。本発明の請求項6に記載のジェットミルに
よれば、請求項4又は5の内いずれか1項に記載の効果
に加えて、(10)プラグ挿入孔にプラグを挿入するだ
けで、砕料に応じた最適の粉砕条件を得ることができ
る。本発明の請求項7に記載のジェットミルによれば、
請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の効果に加え
て、(11)旋回粉砕室の上面のセンターポール及び旋
回粉砕室の下面のアウトレットが旋回粉砕室の中心線上
にした構成を形成することにより、旋回粉砕室内が分級
ゾーンと粉砕ゾーンを明確に分けることができ、所定サ
イズの微粉かつ粒径分布の狭いものが旋回粉砕室上部の
アウトレットから排出されるとともに、粗粉は高速ジェ
ット流により生ずる遠心力によって外周に飛ばされ、高
速ジェット流中の砕料同志の衝突依存度を向上させるこ
とを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるジェットミルの
要部断面図
【図2】図1のI−I線の要部断面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるジェットミルの
固気混合室の要部断面図
【図4】本発明の実施の形態1におけるジェットミルの
ベンチュリ−ノズルの要部断面図
【図5】本発明の実施の形態2におけるジェットミルの
要部断面図
【図6】図5のII−II線の要部断面図
【図7】(a)本発明の実施の形態2の粉砕ノズルの背
面透視図 (b)粉砕ノズルの底面図 (c)図7(b)のIII −III 線の要部断面図
【図8】本発明の複合噴射ノズルの1列の噴射口の口径
と旋回流の関係を示す模式図
【図9】(a)本発明の実施の形態2の組み立て粉砕ノ
ズルの本体の要部断面図 (b)組み立て粉砕ノズルの本体の底面図 (c)組み立て粉砕ノズルの本体の正面図 (d)組み立て粉砕ノズルの挿着式噴射部の要部断面図
【図10】本発明の実施例2と比較例2の粉砕した微粉
体の粒径と粒径累積%との関係を示す図
【図11】本発明の実施例3の高速ジェット流の圧力が
7.5kgf/cm2 における微粉体の粒径分布%の依
存性を示す図
【図12】本発明の実施例3の高速ジェット流の圧力が
4.5kgf/cm2 における微粉体の粒径分布%の依
存性を示す図
【符号の説明】
1 実施の形態1におけるジェットミル 2 旋回粉砕室 3 粉砕ノズル 4 ベンチュリーノズル 5 押込ノズル 6 本体ケーシング 7 リングライナー 8 固気混合室 9 トップライナー 10 ボトムライナー 11 センターポール 12 アウトレット 13 砕料導入口 14 微粉体排出口 14a スリーブ 15 高圧ヘッダー管 15a 高圧エアーパイプ 16 圧力調整バルブ 30 実施の形態2におけるジェットミル 31 複合粉砕ノズル 32,33,34 噴射部 35 センターポール 36 アウトレット 37,38,39 噴射口 40 噴射部 41 プラグ挿入孔 42 プラグ 50 実施の形態2の変形例の組み立て粉砕ノズル 51 組み立て粉砕ノズルの本体 52,53,54 挿入孔 52a,53a,54a 挿着式噴射部 θ1 スロート部の入口の傾斜角度 θ2 スロート部の出口の傾斜角度 θ3 ベンチュリーノズルの導入部の傾斜角度 Z1 ベンチュリーノズルの導入部 Z2 負圧発生部 Z3 スロート部 Z4 スロート部の吐出部 e スロート部の口径 D ベンチュリーノズルの上流側の開口部の入口径 h スロート部の長さ g 負圧発生部の長さ d 押込ノズルの出口径 l ベンチュリーノズルの導入部と押込ノズルの吐出側
との距離 α ベンチュリーノズルの噴射角度 β,γ,δ 粉砕ノズルの噴射部の噴射角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平旋回流型のジェットミルであって、中
    空円盤状の旋回粉砕室と、前記旋回粉砕室の側壁に噴射
    口が周壁側に傾斜して配設された高圧ガスを噴射して旋
    回流を形成するm個の粉砕ノズルと、前記旋回粉砕室の
    側壁に配設された砕料を高圧ガスに同伴して導入するn
    個のベンチュリーノズル(但し、m+n=a、aは整
    数、m>n)と、前記ベンチュリーノズルの上流に形成
    された固気混合室と、前記固気混合室に連設された砕料
    供給部と、前記固気混合室に前記ベンチュリーノズルと
    同軸に配設された押込ノズルと、前記旋回粉砕室の中心
    部の上部に配設された微粉体が排出されるアウトレット
    と、を備え、前記固気混合室のベンチュリーノズル導入
    部と前記押込ノズルの吐出側との距離lが、l=(D/
    d)×kで表され、かつk値がk=7〜12好ましくは
    k=8〜10(但し、D:ベンチュリーノズル導入部の
    径、d:押込ノズルの吐出側の径)であることを特徴と
    するジェットミル。
  2. 【請求項2】前記ベンチュリーノズルが、スロート部と
    前記ベンチュリーノズル導入部との間に負圧発生部を備
    えていることを特徴とする請求項1に記載のジェットミ
    ル。
  3. 【請求項3】前記粉砕ノズルとベンチュリーノズルの総
    計m+nが偶数で、かつ5≦m≦15、1≦n≦5好ま
    しくは5≦m≦14、1≦n≦2であることを特徴とす
    る請求項1又は2の内いずれか1項に記載のジェットミ
    ル。
  4. 【請求項4】前記粉砕ノズルの各々が、上下にp段(但
    し、2≦p≦5)及び/又は左右にq列(但し、1≦q
    ≦5)の噴射部を備えていることを特徴とする請求項1
    乃至3の内いずれか1項に記載のジェットミル。
  5. 【請求項5】前記噴射部の前記各列及び/又は各段の前
    記噴射口の口径及び/又は前記噴射部の噴射角度の1以
    上が異なって形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至4の内いずれか1項に記載のジェットミル。
  6. 【請求項6】前記粉砕ノズルの前記噴射部が上流側に形
    成されたプラグ挿入孔を有していることを特徴とする請
    求項4又は5に記載のジェットミル。
  7. 【請求項7】前記旋回粉砕室の下面中央に配設されたセ
    ンターポールを備え、前記センターポールの頂点と、前
    記アウトレットの下端面が前記旋回粉砕室の高さ方向の
    中心面上にあることを特徴とする請求項1乃至6の内い
    ずれか1項に記載のジェットミル。
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