JP2000042157A - シャトルコックの製造方法 - Google Patents

シャトルコックの製造方法

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JP2000042157A JP10231195A JP23119598A JP2000042157A JP 2000042157 A JP2000042157 A JP 2000042157A JP 10231195 A JP10231195 A JP 10231195A JP 23119598 A JP23119598 A JP 23119598A JP 2000042157 A JP2000042157 A JP 2000042157A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤がベースの上面2aに付着しないよう
にして、耐久性に優れたシャトルコックを製造する方法
を提供する。 【解決手段】 ベース2の上面2aに、羽根3の羽軸3
bを挿入するための孔4を環状に穿設し、前記環状の孔
の内側部に円板形状をした表面に剥離紙を付着した粘着
テープを貼着した後、前記孔4に羽根3の羽軸3bを挿
入し、接着剤7を流し込み塗布して硬化させる。そして
表面の剥離紙を取り除き、マーク、模様等の装飾6aを
貼り付けてシャトルコック1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャトルコックの製造
方法の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にシャトルコックの構造としては、
図1に示すようにコルクなどで形成された半球状のベー
ス2の上面2aに天然の水鳥や陸鳥で形成された羽根3
を14〜16枚が環状に植立され、それらは接着剤7で
固定されている。又、前記羽根3は、その羽軸3bを周
面に沿って糸でかがりつけられ、両者は接着剤を塗布す
ることにより補強された構造となっている。従来、前記
羽根3をベース2の上面2aに植立する方法としては、
まずベース2の上面2aに羽根3の羽軸3bを挿入する
ための孔4を14〜16個環状に穿設する。次に羽根3
の羽軸3bを前記孔4に順次挿入植立し、前記羽軸3b
が挿入植立された孔4の表面付近に接着剤を流し込み固
定する。前記植立された羽根3の羽軸3bは、周面に沿
って、綿などの糸5で環状にかがりつけられて補強さ
れ、さらに前記かがりつけられた糸5および羽軸3bに
は、接着剤7が塗布され補強されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のシャトルコ
ックの製造方法においては、以下の問題点があった。す
なわち、ベース2の上面2aに穿設した孔4に羽軸3b
を挿入し、前記孔4に接着剤を流し込んで固定するので
あるが、この時、図4(イ)に示すように、接着剤の粘
度が高いと孔4の下部にまで回り込むことができず、羽
根がしっかり固定されないため耐久性に劣る。従って、
比較的粘度の低い接着剤が用いられるが、図4(ロ)に
示すように粘度が低いと孔4の下部にまで浸透し、しっ
かり固定できる反面、接着剤が上面2aの環状に穿設さ
れた孔の内側部にまでたれ広がる。すなわち、ベースの
上面2a全面が接着剤により覆われることになってしま
う。
【0004】シャトルを打撃した時には、羽根3が変形
し戻る運動を繰り返している。それに伴いベース2も変
形→戻りを繰り返しているが、前記したように、接着剤
7が、ベース2の上面2a全面を覆うと接着剤7が硬化
すると同時に前記上面2aも固くなってしまい、打撃時
にベース2は変形せず羽根3のみが変形→戻りを繰り返
すことになり、羽軸3bに応力が集中し、そのため羽軸
3bが折れ易いという問題点があった。
【0005】又、羽根3を植立後、羽軸3bを周面に沿
って、糸でかがりつけた後、前記、羽軸3bと糸の部分
に接着剤をスプレー等で塗布して補強する際にも、接着
剤7がベース2の上面2aに付着して固くなってしまう
という問題点があった。そこで本発明は、前記問題点を
改善し、耐久性に優れたシャトルコックを製造する方法
を提供する。
【0006】
【問題点を解決するための手段】前記目的を達成するた
めに請求項1の発明は、半球状のベースの上面に孔を環
状に穿設し、前記孔に羽根を植立して接着剤により固定
するシャトルコックの製造方法において、 前記環状に穿
設された孔の内側部を予め軟質材からなるカバー部材を
貼着して覆った後、羽根を植立して接着剤により固定す
ることを特微とするシャトルコックの製造方法とした。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の製造
方法において、前記カバー部材は、貼着面に対応する表
面側に剥離紙が添付された両面粘着材であることを特徴
とする請求項1記載のシャトルコックの製造方法とし
た。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づき詳しく説明
する。なお、記号は従来と同じ部分は、従来と同じ符号
を用いた。図1は本発明の方法により製造されたシャト
ルコック1の外観図で、図2は羽根を植立する方法を説
明する概略図、図3は、A−A線切断端面説明図であ
る。本発明の方法により製造されたシャトルコック1
は、コルク等で形成されたベース2と、該ベース2の上
面2aに天然の水鳥又は陸鳥等の羽根を加工して形成さ
れた羽毛3a、3a・・、が環状に14〜16枚植立さ
れて成る羽根3からなる構造を有しており、前記環状に
植立された羽根3の羽軸3bが挿入固着されている前記
上面2aの前記羽軸3bの内側部には、軟質材からなる
カバー部材6が貼着された構造となっている。
【0009】また、前記羽根3の羽軸3bには、その周
面に沿って、糸5がかがり付けられ、前記羽軸3bと糸
5は、接着剤により固定され羽根3を補強している。こ
れら羽根3を植立固定する接着剤および、羽軸3bとか
がり糸5を固定する接着剤は、シャトルコックの保形と
補強の役目をするものであるから、セルローズ系接着
剤、酢酸ビニル系接着剤などの塗布後硬化するものが使
用される。
【0010】前記シャトルコック1を製造するには、図
2に示すように、まずコルク等で形成されたベース2の
上面2aに、羽根3の羽軸3bを挿入するための孔4を
穿設する。前記孔4は、植立される羽根3の数に応じて
穿設され、上面2aの外形状に沿って環状に穿設され
る。そして、前記環状の孔4の内側部全体を覆うように
軟質材からなり、前記環状の孔4に沿った形状である円
板形状をしたカバー部材6が貼着される。その後、図3
に示すように、前記孔4に羽根3の羽軸3bが挿入さ
れ、該挿入された孔4に接着剤7を流し込み塗布し、前
記接着剤7を硬化させてシャトルコック1とする。従っ
て、前記接着剤7を孔4に塗布した時、孔4の付近に溢
れた接着剤7は、カバー部材6が貼着されているので孔
4の内側部に流れ込むことはなく、ベース2の上面2a
が余分な接着剤の付着により固くなるのを防止でき、打
球時にベース2と羽根3が共に変形することを阻害しな
いから、耐久性が向上する。
【0011】本発明に使用されるカバー部材6は、打球
時のベース2の変形に追随できる程度の軟らかさを有す
る軟質材から成り、かつ、羽軸3bを孔4に固定するた
めに接着剤7を塗布した時、接着剤7がカバー部材6と
該カバー部材6が貼着しているベース2の上面2aとの
隙間に流れ込まない程度の粘着力を有している。さら
に、カバー部材6は、接着剤7が前記カバー部材6厚み
を越えて内側部に流れ込むことが無いように一定の厚
み、例えば、30〜100μm程度の厚みを有するのが
好ましい。カバー部材6に用いる軟質材としては、接着
剤を硬化させる際の加熱によっても固くならないもの
で、かつ、経時により硬化しないものであればよく、例
えば、ブチルゴム、合成エラストマーなどが用いられ、
これらを硬化しない接着剤や例えば両面テープなどの粘
着剤により上面2aに貼着する。
【0012】また、カバー部材6として、前記した厚み
と、粘着力を有する粘着材を用いることができる。前記
粘着材としては、例えば、粘着テープが好ましく用いら
れる。前記粘着テープをカバー部材6として用いる場合
には、図3に示すように、まずベース2の上面2aに粘
着テープを貼着する。すると、貼着した面の反対側、す
なわち上面に剥離紙等が存在することになるから、羽根
3を植立して接着硬化後、羽軸3bをその周面に沿って
環状に糸5でかがり付けて、前記両者に接着剤7を塗布
することにより補強する際に飛び散る接着剤7が上面2
aに貼着したカバー部材6の表面の剥離紙に付着するこ
とになり、前記接着剤を硬化後、表面の剥離紙を取り除
けば、接着剤は上面2aに付着しない。前記剥離紙を取
り除いた後には、マーク、模様等の装飾6aを貼り付け
れば、デザイン上も良好となる。従って、羽根3を硬化
形成後、ベース2の上面2aが余分な接着剤の付着によ
り固くなるのを防止でき、打球時にベース2と羽根3が
共に変形することを阻害することがないので、羽根3へ
の負担が軽減され耐久性が向上する。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法によれば、
羽根を植立し接着剤により固定する工程において、予
め、羽根を植立した部分以外のベースの上面の部分、す
なわち環状の孔の内側部をカバー部材により覆っておく
方法であるから、固定用接着剤が前記環状に穿設された
孔の内側部のベースの上面に付着することがないので、
ベースの上面を固くすることが無く、シャトルコックの
打撃時に羽根と共にベースの変形運動も阻害されないか
ら、羽軸に応力が集中することがなく耐久性が向上した
シャトルコックを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャトルコックの斜視図。
【図2】本発明のシャトルコックの製造方法の一工程を
説明する図。
【図3】図1のA−A線切断端面図。
【図4】従来のシャトルコックの問題点を説明する説明
図。
【符号の説明】
1 シャトルコック 2 ベース 2a 上面 3 羽根 3a 羽毛 3b 羽軸 4 孔 5 糸 6 カバ−部材 6a 装飾 6b 両面テープ 7 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半球状のベースの上面に孔を環状に穿設
    し、前記孔に羽根を植立して接着剤により固定するシャ
    トルコックの製造方法において、 前記環状に穿設された
    孔の内側部に、予め軟質材よりなるカバー部材を貼着し
    て覆った後、羽根を植立して接着剤により固定すること
    を特微とするシャトルコックの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材は、両面粘着材であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のシャトルコックの製造方
    法。
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