JP2000042122A - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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JP2000042122A
JP2000042122A JP10212399A JP21239998A JP2000042122A JP 2000042122 A JP2000042122 A JP 2000042122A JP 10212399 A JP10212399 A JP 10212399A JP 21239998 A JP21239998 A JP 21239998A JP 2000042122 A JP2000042122 A JP 2000042122A
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JP
Japan
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neck
low
conductor
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output level
Prior art date
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Withdrawn
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JP10212399A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kojima
猛 児島
Akihiro Mizuuchi
明広 水内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に首のように刺激を感じやすい部位に使用
する場合には出力レベルを下げて使用できる。特定部位
専用の治療器を作る必要がなく、一台の治療器で様々な
部位を安全にしかも十分な治療ができる。 【解決手段】 パルス発生手段と、パルス信号により電
源電圧を昇圧し、昇圧電圧を発生する昇圧手段と、昇圧
電圧を蓄積するか、もしくはそのまま低周波刺激として
出力する出力手段と、低周波電流を人体に通電させるた
めの電極7,8を有する導子5,6とを備えた低周波治
療器1である。首用導子5とそれ以外の導子6とを備え
ると共に、首用導子5への出力レベルをそれ以外の導子
6への出力レベルよりも下げる手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低周波治療器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パルス発生手段と、パルス信
号により電源電圧を昇圧し、昇圧電圧を発生する昇圧手
段と、昇圧電圧を蓄積するか、もしくはそのまま低周波
刺激として出力する出力手段と、低周波電流を人体に通
電させるための電極を有する導子とを備えた低周波治療
器は良く知られている。
【0003】また、その治療部位も肩、腰、首などいろ
いろな部位に治療できることが良く知られている。
【0004】一般的に、低周波治療をする場合、治療部
位や場所によって刺激感が異なり、特に首のように皮膚
の弱いところは他の場所に比べて刺激を感じやすく、痛
く感じる場合もあることが良く知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
低周波治療器をいろいろな部位の治療に使用する場合に
あっては、どの部位に使用しても本体からの出力レベル
は一定で、強さの調節は自分で行わなければならない。
また従来では、肩や腰のように強い電流を流さなくては
治療効果が出にくい部位と、首のように治療するには弱
い電流で十分な部位とを両方治療できるようにしている
ため、強い電流を設定した状態で首に使用してしまうと
急激に刺激がきて、危険な状態を起こしてしまう可能性
があった。
【0006】そのため、従来では、首のような弱い電流
で十分な部位を治療するには、予め電流を弱めに設定す
る必要があるため、肩や腰にはもの足りなく感じ、その
ために肩や腰とは別に、首専用の低周波治療器を作る必
要があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、特に首のように刺激を
感じやすい部位に使用する場合には出力レベルを下げて
使用でき、これにより、特定部位専用の治療器を作る必
要がなく、一台の治療器で様々な部位を安全にしかも十
分な治療ができる低周波治療器を提供するにあり、別の
目的とするところは、首用とそれ以外とで導子の誤使用
を防止できるようにした低周波治療器を提供するにあ
り、更に別の目的とするところは、治療部位に応じて出
力レベルを自動的に変化させることができる低周波治療
器を提供するにあり、更に別の目的とするところは、無
駄な出力を防止すると共に、回路の小面積化を図ること
ができる低周波治療器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、パルス発生手段と、パルス信号により電源
電圧を昇圧し、昇圧電圧を発生する昇圧手段と、昇圧電
圧を蓄積するか、もしくはそのまま低周波刺激として出
力する出力手段と、低周波電流を人体に通電させるため
の電極7,8を有する導子5,6とを備えた低周波治療
器において、首用導子5とそれ以外の導子6とを備える
と共に、首用導子5への出力レベルをそれ以外の導子6
への出力レベルよりも下げる手段を備えていることを特
徴としており、このように構成することで、特に首のよ
うに皮膚の弱いところは他の場所に比べて刺激を感じや
すいため、出力レベルを下げることによって、弱い電流
を流すことができ、急激な刺激や痛みを感じることな
く、安全な治療ができるようになる。
【0009】また上記出力レベルを下げる手段として、
首用導子5に出力制限用手段9を設けるのが好ましく、
この場合、本体10側で出力レベルを下げる必要がなく
なる。
【0010】また上記出力レベルを下げる手段として、
首用導子5とそれ以外の導子6とを判別する手段を備え
ているのが好ましく、この場合、使用者が首用かどうか
を判別する手間を省くことができる。
【0011】また上記首用導子5とそれ以外の導子6と
を判別する手段として、各導子5,6の端子を導子5,
6ごとに別に設けるのが好ましく、この場合、首用の使
用とそれ以外の使用の判別が容易となる。
【0012】また上記各端子の形状を異ならせるのが好
ましく、この場合、首用導子5を間違って首用以外の端
子に挿入することができなくなり、誤挿入を確実に防止
できる。
【0013】また上記端子に首用とそれ以外とを検出す
る検知手段11を設けるのが好ましく、この場合、検知
手段11によって首用導子5とそれ以外の導子6とを簡
単に判別できるようになる。
【0014】また上記端子を三端子以上のものとし、首
用とそれ以外とで端子位置を異ならせるのが好ましく、
この場合、端子位置によって首用導子5とそれ以外の導
子6とを判別又は使い分けをすることができるので、簡
単な構造で判別が可能となる。
【0015】また上記首用導子5を選択した時には、低
い出力レベルしか出力しないように予め設定するのが好
ましく、この場合、同じコースを使用していても、首用
導子5を選択すると出力レベルが予め低く設定されてい
るので、首用導子5の使用時に誤って出力レベルを高く
設定してしまう心配がない。
【0016】また上記首用導子5を選択した時には、自
動的に出力レベルを下げるように設定するのが好まし
く、この場合、治療する部位に応じて出力レベルの強さ
の調節を行う手間を省ける。
【0017】また上記自動的に出力レベルを下げる手段
として、首用とそれ以外とで昇圧回路3と出力回路4と
をそれぞれ2つ有しているのが好ましく、この場合、首
用の昇圧電圧を首用以外の場合の昇圧電圧よりも予め低
くなるように回路的に出力レベルを下げることができる
と共に、2つの昇圧回路3によって首用とそれ以外とで
必要分だけ昇圧でき、無駄な出力の発生を防止できる。
【0018】また上記自動的に出力レベルを下げる手段
として、首用とそれ以外とで出力回路4のみを別にする
のが好ましく、この場合、昇圧回路3が1つで済み、部
品削減による小面積化が可能となる。
【0019】また上記自動的に出力レベルを下げる手段
として、首用とそれ以外との導子5,6を判別する検知
信号により出力レベルを変化させるのが好ましく、この
場合、肩や腰の治療から首の治療に移行する場合に出力
レベルをソフトに変化させることができ、急激な刺激を
感じることがなくなる。
【0020】また首用とそれ以外との導子を判別する検
知信号に応じて、昇圧用パルスのパルス数又はパルス幅
を変化させたり、或いは低周波出力のパルス幅を変化さ
せるのが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、低周波治療器1の本体10内には、パルス発生
手段と、パルス信号により電源電圧を昇圧し、昇圧電圧
を発生する昇圧手段と、昇圧電圧を蓄積するか、もしく
はそのまま低周波刺激として出力する出力手段とが内蔵
されている。この本体10には、図1に示すように、低
周波電流を人体に通電させるための電極を有する導子が
接続される。導子は、首に使用される首用導子5と、首
以外の肩、腰などの部位に使用される導子(以下、「通
常導子6」という。)とで構成されている。首用導子5
は、首に巻かれるCリング状部材5aとその内面に取り
付けられる電極7とを備えていると共に、配線コード1
3の先端にジャック形の端子ピン14が接続されてい
る。通常導子6は、肩や腰などに装着される電極8が配
線コード15を介してジャック形の端子ピン16に接続
されている。そして、各端子ピン14,16を本体10
の端子孔に差し込むことにより本体10内の出力手段と
導子5又は6とが電気的に接続されるようになってい
る。
【0022】ここで、本発明の低周波治療器1は、首用
導子5を使用するときの出力レベルを通常導子6を使用
するときの出力レベルよりも下げるための手段を備えて
いる。図3は首治療をする時に出力レベルを下げる方法
の一例を示している。この実施形態では、首用導子5の
配線コード13の途中に出力制限用手段9を構成する出
力制限抵抗9aが設けられており、この出力制限抵抗9
aを有する首用導子5の端子ピン14を本体10に電気
的に接続することで、首用導子5への出力レベルを下げ
ることができるようになっている。図2(a)は通常導
子6の使用時の出力レベルVを示しており、図2(b)
は首用導子5の使用時の出力レベル(V−ΔV)を示し
ている。なお、出力制限抵抗9aは可変抵抗等であって
もよい。しかして、本実施形態の低周波治療器1は、首
用導子5を有しているので、首の治療がしやすいもので
あり、さらにこの首用導子5には出力制限抵抗9aが設
けられているので、首用導子5の使用時にはその低周波
の出力レベルが通常導子6の使用時よりも下がるように
なり、従って、通常導子6と首用導子5とを選択して本
体10に接続するだけで、肩、腰、首などいろいろな部
位の治療に使用できるものとなる。例えば、本体10か
らの出力レベルを予め高く設定しておけば、通常導子6
を使用するときにはその電極8に強い電流が流れるよう
になり、このとき肩や腰等の治療時には出力レベルを高
くしても問題はなく、また強い電流を流すことによって
物足りなさを感じることなく十分な治療効果が期待でき
るものである。その一方で、首のように治療するには弱
い電流で十分な部位では、首用導子5に設けた出力制限
抵抗9aによって出力レベルを下げて弱い電流を流すこ
とができるので、急激な刺激や痛みを感じることがな
く、安全に使用できるようになる。しかも、首用導子5
に出力制限抵抗9aを設けるだけでよいので、治療する
部位に応じて出力レベルの強さの調節を行う必要がな
く、本体10の回路構造を簡略化できる上に、誤操作を
防止でき使用する者にとって使い易くなる。そのうえ、
一台の低周波治療器1で様々な部位を安全に治療できる
ようになるので、首専用の低周波治療器や肩、腰専用の
低周波治療器など、特定部位専用の低周波治療器を作る
必要がなく、コスト的にも有利となる。
【0023】次に、首治療をする時に出力レベルを下げ
る他の方法として、図4に示す本体10内に首用導子5
と通常導子6のどちらを接続したかを判別する手段を内
蔵するのが望ましい。首用導子5と通常導子6のどちら
を接続したかを判別する手段の例を以下の図5〜図8に
示す。
【0024】図5は、本体10内に首用と一般用とを検
出する検知手段11を設けた場合を示している。この実
施形態では、検知手段11は本体10の端子孔17内に
面して設けられた検知用スイッチ12からなり、検知用
スイッチ12には検知レバー20が設けられており、こ
の検知レバー20は上下方向に移動自在とされ且つバネ
によって上側に戻る構造となっている。一方、首用導子
5及び通常導子6の各端子ピン14,16のカバー部1
4a,16aには、検知レバー20に当接可能な判定用
突起21,22がそれぞれ設けられている。各判定用突
起21,22の位置は上下にずらせてあり、通常導子6
の端子ピン16を挿入したときには判定用突起21によ
って検知レバー20が下側に移動し、首用導子5の端子
ピン14を挿入したときには検知レバー20は上側に移
動するようにしてある。これにより、首用導子5と通常
導子6のどちらが挿入されたかどうかをスイッチ12で
検知できるようになっている。
【0025】図6は、首用導子5と通常導子6とを判別
する手段として、本体2に首用の端子部23と一般用の
端子部24とを別々に設けた場合を示している。このよ
うに首用と一般用とに別々に端子部23,24を設ける
ことによって、どちらの導子5,6が使用されているか
判別することが容易となる。またこのとき、各端子部の
形状を異ならせるようにするのが好ましい。例えば径の
大きさを変えるとか、或いは四角と円形とにするなどの
方法がある。図7は、首用導子5側の端子ピン14及び
端子孔23を四角形状、通常導子6側の端子ピン16及
び端子孔24を円形状にした場合を示しており、これに
よって、首用の端子ピン14を間違って一般用の端子孔
24に挿入できなくなり、誤挿入を確実に防止すること
ができる。なお、端子の形状として、四角と円形に限ら
ず、あらゆる異形状の組み合わせを含むのは勿論のこと
である。
【0026】図8は、首用導子5及び通常導子6の各端
子ピン14,16の両方を同形状とし、且つ端子を三端
子以上とすると共に、使用する端子位置を異ならせるよ
うにしたものである。例えば通常導子6では三端子のう
ちの隣合う二つの端子イ、ロを用い、首用導子5では両
側の二つの端子ハ、ニを用いることによって、端子位置
だけで首用導子5と通常導子6とを簡単に判別又は使い
分けをすることができるようになる。なお端子数は三端
子以上であってもよい。図9は更に他の実施形態を示
す。この実施形態では、首用導子5を選択した時には、
予め出力レベルを下げたモード或いはコースしか出力し
ないようにしたものである。すなわち、本体10には首
モードを選択するボタン26と、首以外の腰或いは肩、
手、足等の各モードを選択するボタン27(27a〜2
7d)とが設けられている。そして、同じコースを使用
していても、首モードを選択したときには、図10の時
点Mで出力レベルがΔVだけ自動的に下がり、また通常
導子6を選択したときには出力レベルが元の出力レベル
に戻るようになっており、これにより、治療する部位に
応じて出力レベルの強さの調節を行う手間を省くことが
できるものである。
【0027】図11は、自動的に出力レベルを下げる手
段として、首用と一般用とで昇圧回路3と出力回路4と
をそれぞれ2つ有する場合を示している。この実施形態
では、マイクロコンピューターによって実現される低周
波制御部2と、2つの昇圧回路3A,3Bと、2つの出
力回路4A,4Bとを備えており、一方の回路3A,4
Aを一般出力用とし、他方の回路3B,4Bを首出力用
としてあり、これら2つの昇圧回路3A,3Bによって
各導子5,6への出力レベルの調整を行うようにしてい
る。そして、各昇圧回路3は、電源電圧を昇圧パルスの
形で昇圧し、昇圧電圧(高電圧)を発生させるものであ
るが、この実施形態では、首用の昇圧電圧を首用以外の
場合の昇圧電圧よりも予め低くなるように設定してあ
る。このように首用と一般用とでそれぞれ2つの昇圧回
路3A,3B及び出力回路4A,4Bを有することによ
り、回路的に出力レベルを下げることができ、従って、
回路動作を制御する低周波制御部2を構成するマイクロ
コンピューターを首用と一般用とに共通して使用できる
ようになる。また2つの昇圧回路3A,3Bを用いるこ
とによって、首用と一般用とで必要分だけ昇圧できる。
つまり、首用の場合の昇圧電圧を首用以外の場合の昇圧
電圧よりも予め低く設定しておくことができるので、首
用とそれ以外とで無駄なく出力できるようになり、電池
の長寿命化等を図ることができる。
【0028】図12は、自動的に出力レベルを下げる手
段として、首用と一般用とで出力回路4A,4Bのみを
別にし、昇圧回路3は共通のものを使用する場合を示し
ている。この実施形態では、1つの昇圧回路3に2つの
出力回路4A,4Bを分岐接続して、昇圧回路3の昇圧
電圧を共通とし、出力回路4A,4Bによって出力レベ
ルの調整を行うようにしている。例えば首用の出力回路
4Bは出力制限抵抗などを備えており、これにより首用
導子5の使用時に出力レベルを下げることができるよう
になっている。このように、出力回路4A,4Bのみを
別々にして出力レベルを下げるようにすることで、昇圧
回路3は1つで済み、これにより、2つの昇圧回路を用
いた場合(図11)よりもコストダウンを図ることがで
きると共に、部品削減による小面積化が可能となり、小
型化を図ることができる。
【0029】図13〜図16は、自動的に出力レベルを
下げる手段として、首用と一般用との導子5,6を判別
する検知信号を低周波制御部2に入力して、検知信号に
基づき出力レベルを変化させる場合を示している。ここ
で、検知信号とは例えば上記図5の本体10内に設けた
検知スイッチ12からの信号であり、首用導子5と通常
導子6のどちらが挿入されたかどうかを検知する信号が
低周波制御部2に入力されるようになっている。この検
知信号により出力レベルを決定する信号を制御すること
によって、首用の場合には出力レベルを下げることがで
きるようにしている。その一例を以下の図14〜図16
に示す。図14及び図15は、それぞれ、検知信号によ
り昇圧回路3の出力を可変にするものであり、図15は
検知信号に応じて昇圧用パルスのパルス数を変化させる
場合を示しており、図15はパルス幅を変化させる場合
を示している。ここで、回路方式がコイルの逆起電圧を
利用する昇圧方式(例えば、低周波制御部2のマイクロ
コンピューター内の発振手段から矩形波の発振信号が出
力されると、マイクロコンピューターの出力ポートに接
続されているトランジスタがその発振信号によりオン・
オフし、電源電池の正極とトランジスタのコレクタ側と
の間に接続されているコイルにより、トランジスタのコ
レクタ側に逆起電力で高電圧が発生し、これにより低い
電池電圧が昇圧されて昇圧パルスとして高電圧が発生
し、さらに発生された高電圧がコンデンサに徐々に蓄積
されていく方式)の場合において、図14(a)のよう
に首用導子5を選択したときに昇圧用パルスのパルス数
(昇圧回路3にためこむパルス数)を図14(b)の一
般用を選択した場合よりも少なくすることにより、首用
導子5への導子出力レベルを下げることができる。一
方、首用導子5を選択したときに、図15(b)の通常
導子6を選択ときのパルス幅Tよりも、図15(a)に
示す昇圧用パルス幅(昇圧回路3にためこむパルス幅)
tを小さくすることによっても、出力レベルをソフトに
下げることができる。
【0030】図16は上記検知信号に応じて出力回路4
の出力を可変にした場合を示している。首用導子5を選
択したときに、図16(a)に示す通常導子6を選択し
たときのパルス幅T1よりも、図16(b)に示すよう
に低周波出力パルスの幅t1を小さくすることによっ
て、出力レベルを下げることができる。このようにつま
り、出力回路4からの低周波出力のパルス幅を変化させ
ることによっても出力レベルをソフトに変化させること
が可能となる。
【0031】従って、上記のように首用の場合にソフト
に出力レベルを下げることによって、肩や腰の治療から
首の治療に移行する場合でも、急激な刺激を感じること
がなく、より安全に使用できるものである。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、パルス発生手段と、パルス信号により電源電
圧を昇圧し、昇圧電圧を発生する昇圧手段と、昇圧電圧
を蓄積するか、もしくはそのまま低周波刺激として出力
する出力手段と、低周波電流を人体に通電させるための
電極を有する導子とを備えた低周波治療器において、首
用導子とそれ以外の導子とを備えると共に、首用導子へ
の出力レベルをそれ以外の導子への出力レベルよりも下
げる手段を備えているから、特に首のように皮膚の弱い
ところは他の場所に比べて刺激を感じやすいため、出力
レベルを下げることによって、弱い電流を流すことがで
き、急激な刺激や痛みを感じることなく、安全に首の治
療ができるようになる。しかも、一台の低周波治療器で
様々な部位を安全に治療できるようになるので、特定部
位専用の低周波治療器を作る必要がなく、コスト的にも
有利となる。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の効
果に加えて、出力レベルを下げる手段として、首用導子
に出力制限用手段を設けたから、本体側で出力レベルを
下げる必要がなくなり、回路構造を簡略化できる。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1記載の効
果に加えて、出力レベルを下げる手段として、首用導子
とそれ以外の導子とを判別する手段を備えているから、
使用者が首用かどうかを判別する手間が省ける。
【0035】請求項4記載の発明は、請求項3記載の効
果に加えて、首用導子とそれ以外の導子とを判別する手
段として、各導子の端子を導子ごとに別に設けたから、
首用の使用とそれ以外の使用の判別が容易となる。
【0036】請求項5記載の発明は、請求項4記載の効
果に加えて、各端子の形状を異ならせたから、首用導子
を間違って首用以外の端子に挿入することができなくな
り、誤挿入を確実に防止できる。
【0037】請求項6記載の発明は、請求項4記載の効
果に加えて、端子に首用とそれ以外とを検出する検知手
段を設けたから、検知手段によって首用導子とそれ以外
の導子とを簡単に判別できるようになる。
【0038】請求項7記載の発明は、請求項4記載の効
果に加えて、端子を三端子以上のものとし、首用とそれ
以外とで端子位置を異ならせたから、端子位置によって
首用導子とそれ以外の導子とを判別又は使い分けをする
ことができるので、簡単な構造で判別が可能となる。
【0039】請求項8記載の発明は、請求項3記載の効
果に加えて、首用導子を選択した時には、低い出力レベ
ルしか出力しないように予め設定したから、同じコース
を使用していても、首用導子を選択すると出力レベルが
予め低くなっているので、首用導子の使用時に誤って出
力レベルを高く設定してしまう心配がなく、安心して使
用できる。
【0040】請求項9記載の発明は、請求項3記載の効
果に加えて、首用導子を選択した時には、自動的に出力
レベルを下げるように設定したから、治療する部位に応
じて出力レベルの強さの調節を行う必要がなく、一層使
いやすくなる。
【0041】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
効果に加えて、自動的に出力レベルを下げる手段とし
て、首用とそれ以外とで昇圧回路と出力回路とをそれぞ
れ2つ有しているから、首用の昇圧電圧を首用以外の場
合の昇圧電圧よりも予め低くなるように回路的に出力レ
ベルを下げることができると共に、2つの昇圧回路によ
って首用とそれ以外とで必要分だけ昇圧できる。つま
り、首用の場合の昇圧電圧を予め低くすることで無駄な
く出力できるようになり、電池の長寿命化等を図ること
ができる。
【0042】請求項11記載の発明は、請求項9記載の
効果に加えて、自動的に出力レベルを下げる手段とし
て、首用とそれ以外とで出力回路のみを別にしたから、
昇圧回路が1つで済み、コストダウンを図ることができ
ると共に、部品削減による小面積化が可能となり、小型
化を図ることができる。
【0043】請求項12記載の発明は、請求項9記載の
効果に加えて、自動的に出力レベルを下げる手段とし
て、首用とそれ以外との導子を判別する検知信号により
出力レベルを変化させることより、肩や腰の治療から首
の治療に移行する場合に出力レベルをソフトに変化させ
ることができ、急激な刺激を感じることがなくなる。
【0044】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の効果に加えて、首用とそれ以外との導子を判別する検
知信号に応じて、昇圧用パルスのパルス数又はパルス幅
を変化させることにより、治療部位に応じて出力レベル
をソフトに変化させることができる。
【0045】請求項14記載の発明は、請求項12記載
の効果に加えて、首用とそれ以外との導子を判別する検
知信号に応じて、低周波出力のパルス幅を変化させるこ
とにより、治療部位に応じて出力レベルをソフトに変化
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例の説明図である。
【図2】(a)は通常導子使用時の出力波形図、(b)
は首用導子使用時の出力波形図である。
【図3】他の実施形態の説明図である。
【図4】更に他の実施形態の説明図である。
【図5】更に他の実施形態を示し、(a)は通常導子の
判定用突起を説明する側面図、(b)は首用導子の判定
用突起を説明する側面図、(c)は本体に設けられる検
知用スイッチの説明図である。
【図6】更に他の実施形態の説明図である。
【図7】更に他の実施形態の説明図である。
【図8】更に他の実施形態を示し、(a)は通常導子の
端子位置の説明図、(b)は首用導子の端子位置の説明
図である。
【図9】更に他の実施形態の説明図である。
【図10】通常導子使用時から首用導子使用時に移行す
る際の出力変化を説明する出力波形図である。
【図11】更に他の実施形態のブロック回路図である。
【図12】更に他の実施形態のブロック回路図である。
【図13】更に他の実施形態のブロック回路図である。
【図14】更に他の実施形態を示し、(a)は首用導子
に出力されるパルス数を説明する出力波形図、(b)は
通常導子に出力されるパルス数を説明する出力波形図で
ある。
【図15】更に他の実施形態を示し、(a)は首用導子
に出力される昇圧パルスのパルス幅を説明する出力波形
図、(b)は通常導子に出力される昇圧パルスのパルス
幅を説明する出力波形図である。
【図16】更に他の実施形態を示し、(a)は首用導子
に出力される低周波出力のパルス幅を説明する出力波形
図、(b)は通常導子に出力される低周波出力のパルス
幅を説明する出力波形図である。
【符号の説明】
1 低周波治療器 3 昇圧回路 4 出力回路 5 首用導子 6 通常導子 7,8 電極 9 出力制限用手段 10 本体 11 検知手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス発生手段と、パルス信号により電
    源電圧を昇圧し、昇圧電圧を発生する昇圧手段と、昇圧
    電圧を蓄積するか、もしくはそのまま低周波刺激として
    出力する出力手段と、低周波電流を人体に通電させるた
    めの電極を有する導子とを備えた低周波治療器におい
    て、首用導子とそれ以外の導子とを備えると共に、首用
    導子への出力レベルをそれ以外の導子への出力レベルよ
    りも下げる手段を備えていることを特徴とする低周波治
    療器。
  2. 【請求項2】 出力レベルを下げる手段として、首用導
    子に出力制限用手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の低周波治療器。
  3. 【請求項3】 出力レベルを下げる手段として、首用導
    子とそれ以外の導子とを判別する手段を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の低周波治療器。
  4. 【請求項4】 首用導子とそれ以外の導子とを判別する
    手段として、各導子の端子を導子ごとに別に設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の低周波治療器。
  5. 【請求項5】 各端子の形状を異ならせたことを特徴と
    する請求項4記載の低周波治療器。
  6. 【請求項6】 端子に首用とそれ以外とを検出する検知
    手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の低周波治
    療器。
  7. 【請求項7】 端子を三端子以上のものとし、首用とそ
    れ以外とで端子位置を異ならせたことを特徴とする請求
    項4記載の低周波治療器。
  8. 【請求項8】 首用導子を選択した時には、低い出力レ
    ベルしか出力しないように予め設定したことを特徴とす
    る請求項3記載の低周波治療器。
  9. 【請求項9】 首用導子を選択した時には、自動的に出
    力レベルを下げるように設定したことを特徴とする請求
    項3記載の低周波治療器。
  10. 【請求項10】 自動的に出力レベルを下げる手段とし
    て、首用とそれ以外とで昇圧回路と出力回路とをそれぞ
    れ2つ有していることを特徴とする請求項9記載の低周
    波治療器。
  11. 【請求項11】 自動的に出力レベルを下げる手段とし
    て、首用とそれ以外とで出力回路のみを別にしたことを
    特徴とする請求項9記載の低周波治療器。
  12. 【請求項12】 自動的に出力レベルを下げる手段とし
    て、首用とそれ以外との導子を判別する検知信号により
    出力レベルを変化させることを特徴とする請求項9記載
    の低周波治療器。
  13. 【請求項13】 首用とそれ以外との導子を判別する検
    知信号に応じて、昇圧用パルスのパルス数又はパルス幅
    を変化させることを特徴とする請求項12記載の低周波
    治療器。
  14. 【請求項14】 首用とそれ以外との導子を判別する検
    知信号に応じて、低周波出力のパルス幅を変化させるこ
    とを特徴とする請求項12記載の低周波治療器。
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