JP2000042026A - 使いすておむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排泄物の漏れを防止し、蒸れることのない、
良好な肌触りを有する使いすておむつを提供する。 【解決手段】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体
と、吸収体の側縁から外側へ延出するサイドフラップと
を有してなり、前記裏面シートは、不織布からなる外層
シートと、その内面に積層された不透水性シートからな
る内層シートにより形成されており、かつ、前記内層シ
ートは前記吸収体が配置されている領域を含んで前記吸
収体側縁の近傍にのみ配置され、前記サイドフラップを
形成する外層シートとサイドシートの間には脚周り伸縮
弾性体が配置されており、前記サイドシートの吸収体側
の側縁には伸縮弾性体が配置され、その長手方向両端部
が固定されるとともに、前記内層シート上を起立点とし
て上方に起立する立体ギャザーが形成されている使いす
ておむつ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、乳幼児又は失禁者
用おむつとして供される使いすておむつであって、更に
詳しくは通気性を付与し、装着時の肌触りを良好にした
使いすておむつに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、使いすておむつを表面シートと、
裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体
と、サイドフラップによって構成する技術は公知であ
る。しかし、裏面シートにプラスチックフィルムを用い
ると、フィルムがごわごわして着用者に不快感を与えて
しまう。裏面シートに通気性がない場合には、着用者の
汗や排泄物による湿気で蒸れてしまう。また、裏面シー
トに通気性を付与するために不織布等を用いると、防水
性が不十分で漏れてしまうことになる。通気性を有する
プラスチックフィルムを用いると、強度が足りずに破け
てしまい、そのためにフィルムを厚くして強度を維持す
ると、ごわごわして使用者に不快感を与えてしまう。さ
らに、脚周り伸縮弾性体を挟持するシートが厚かった
り、何層も積層されていると、その伸縮性が十分に発揮
されず、着用者へのフィット性が不十分になり、使い捨
ておむつが着用中にずれ落ちてしまったり、排泄物が漏
れてしまう。

【０００３】実開昭５９−１４９９０３号公報には、不
織布の片面にプラスチックフィルムを接合した裏面シー
トが提案されており、裏面シートによりおむつ外観の向
上を図ったものであるが、通気性を有しておらず、十分
なものではなかった。

【０００４】また、実開昭６２−１９１８０５号公報で
は、吸収体の下面から側端縁にかけて不透水性シートで
覆い、この防水吸収体の上面および下面を通気性シート
で覆う紙おむつが開示されている。上下面間に通気性を
与えたものであるが、防水性と着用者へのフィット性が
不十分であった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
使いすておむつの有する問題点を克服し、排泄物の漏れ
を防止し、蒸れを防止し、裏面シートが破けることがな
く、ごわごわした不快感を与えず、着用者への十分なフ
ィット性を有し、かつ、良好な肌触りを有する使いすて
おむつを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、液透過性の表
面シートと、液不透過性の裏面シートと、これら両シー
トの間に配置された吸収体と、吸収体の側縁から外側へ
延出するサイドフラップとを有する使いすておむつにお
いて、前記裏面シートは、不織布からなる外層シート
と、その内面に積層された不透水性シートからなる内層
シートにより形成されており、かつ、該内層シートは前
記吸収体が配置されている領域を含んで該吸収体側縁の
近傍にのみ配置され、該外層シートは該内層シートの領
域を含んで該内層シートの側縁から外側に延出してお
り、前記サイドフラップは、前記吸収体の側縁から外側
へ延出する前記外層シート部分と、この外層シート部分
の上に配置された不織布からなるサイドシートにより形
成されており、かつ、該サイドフラップを形成する該外
層シートと該サイドシートの間には脚周り伸縮弾性体が
伸長状態で配置されており、前記サイドシートは、前記
外層シートの側縁から前記吸収体上にかけて配置されて
おり、かつ、該サイドシートの該吸収体側の側縁には伸
縮弾性体が伸長状態で配置され、その長手方向両端部が
固定されるとともに、前記内層シート上を起立点として
上方に起立する立体ギャザーが形成されていることを特
徴とする使いすておむつに関する。

【０００７】また本発明は、前記表面シートは、その側
縁領域が前記吸収体表面から離間しており、かつ、該側
縁が前記立体ギャザーの側壁内面に固定されており、こ
れにより、該立体ギャザーと、該表面シートと、該吸収
体の間に液体誘導空所が形成されていることを特徴とす
る使いすておむつに関する。

【０００８】さらに本発明は、前記立体ギャザーの起立
点が吸収体上に形成されていることを特徴とする使いす
ておむつに関する。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明の使いすておむつは、裏面
シートが、不織布からなる外層シートと、不透水性シー
トからなる内層シートを積層して形成され、内層シート
は吸収体の配置されている領域にのみ配置されており、
外層シートは内層シートの側縁から外側に延出してお
り、この延出した外層シート部分の上には不織布からな
るサイドシートが配置され、外層シートとサイドシート
の間には脚周り伸縮弾性体が配置されてサイドフラップ
が形成されており、さらにサイドシートは外層シートの
側縁から吸収体上にかけて配置され、サイドシートの吸
収体側の側縁には伸縮弾性体が伸長状態で配置され、そ
の長手方向両端部が固定されるとともに、内層シート上
を起立点とした立体ギャザーが形成されている。

【００１０】このような構成の本発明の使いすておむつ
は、おむつの外面（裏面シートの外側面である外層シー
ト）が不織布であるため、乳幼児を抱き上げた人、ある
いは着用者自身が太股部に接触する部分において、柔ら
かく肌触りが良好である。そして、吸収体は下面から側
面を液不透過性の内層シートと立体ギャザーで囲まれて
いるため、排泄物の漏れが防止される。加えて、不織布
からなる外層シートとサイドシートにより通気性が付与
されておむつ内部が蒸れることを防止される。さらに、
脚周り伸縮弾性体は不織布の外層シートとサイドシート
により挟持されているので、伸縮性を有効に発揮するこ
とができ、良好なフィット性を有する。

【００１１】また、本発明の使いすておむつは、上記の
使いすておむつにおいて、表面シートの側縁領域を吸収
体から離間させて、立体ギャザーの側壁内面に固定する
ことにより、立体ギャザーと、表面シートと、吸収体と
の間に液体誘導空所を形成することが好ましい。

【００１２】このような構成にすることにより、着用者
が液体状排泄物を排泄した際に、吸収体の吸収速度に追
いつけず、溢れ出ようとする排泄物を液体誘導空所に取
り込んで保持し、次いで吸収体に拡散、吸収されるため
排泄物の漏れ防止効果を向上させることができる。

【００１３】本発明において、裏面シートは、外層シー
トと内層シートを積層して形成される。積層方法として
は、溶融押出成形法により内層シートを成形しながら不
織布と接着させる方法、剥離性フィルム表面に内層シー
トを形成して半硬化状の時に外層シートを供給し圧着さ
せ完全に硬化させてから剥離フィルムを除去する方法、
硬化している内層シートを外層シートに接着剤で接着す
る方法、熱圧着により内層シートと外層シートを接着す
る方法等を用いることができる。また、本発明の裏面シ
ートは、内層シートが吸収体の配置されている領域を含
む吸収体側縁近傍にのみ配置されており、外層シートは
内層シートの側縁から外側に延出するように積層されて
いる。

【００１４】外層シートとしては、通常衛生材料に用い
られている不織布であれば特に制限されることなく用い
ることができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊
維からなる不織布を挙げることができる。この不織布の
製造法も特に制限されることはなく、例えば、乾式法、
湿式法、スパンレース法、スパンボンド法、メルトブロ
ーン成形法等の製造法が使用される。また、外層シート
は、撥水性を有するものがより好ましい。外層シート
は、本発明の使いすておむつの外面であるから、不織布
の柔らかい肌触りを着用者や乳幼児（着用者）を抱き上
げた人等に提供することができる。

【００１５】内層シートとしては、ポリエチレン等の液
不透過性フィルム等を用いることができる。また、透湿
性を付与するための微孔を設けたポリエチレンシート
や、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸したシート等
の通気性かつ液不透過性のシートを用いると、蒸れを防
止できるので好ましい。

【００１６】本発明の表面シートとしては、ポリエチレ
ンや、ポリプロピレン、ポリエステル、あるいはその他
の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布等
の液透過性のシートを用いることができる。

【００１７】本発明のサイドシートとしては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂
を原料とした合成繊維からなる不織布を用いることがで
き、撥水性を有するものであることが好ましい。不織布
は良好な通気性を有するシートであるので、着用中の湿
気が使いすておむつ内部に滞留することなく、蒸れを防
止することができ、さらに不織布の柔らかい肌触りを着
用者に提供する。

【００１８】また、本発明のサイドシートは外層シート
の側縁から吸収体上にかけて配置され、吸収体側の側縁
には伸縮弾性体が伸長状態で配置され、その長手方向両
端部が固定されて、内層シート上の接着部分を起立点と
して上方に起立する立体ギャザーを形成している。さら
に、本発明では、立体ギャザーの起立点を内層シート上
だけでなく、必要に応じて吸収体上（吸収体上の表面シ
ート上も含む）に形成することもできる。

【００１９】本発明のサイドフラップは、外層シートに
サイドシートを積層することにより形成され、これら両
シートの間には、脚周り弾性体が配置されている。両シ
ートは、霧状、網状、ドット状、あるいはスパイラル状
等に施された接着剤によって接着され、この部位の通気
性を阻害しないように構成されている。

【００２０】本発明において使用される伸縮弾性体とし
ては、ウレタン糸、糸ゴム等の通常の使いすておむつに
使用される伸縮弾性体をそのまま使用することができ、
これらの伸縮弾性体はそれぞれ伸長状態で、ホットメル
ト接着剤等により所定の部位に接着固定される。

【００２１】また、本発明の使いすておむつは、吸収体
側縁近傍において液体誘導空所を形成することができ
る。液体誘導空所は、表面シートの側縁領域を吸収体か
ら離間させて、その側縁を立体ギャザーの側壁内面に固
定することで形成される。この空所に、吸収体の吸収速
度が追いつけず、溢れ出ようとする排泄物を取り込んで
保持することにより、排泄物の漏れを防止することがで
きる。

【００２２】本発明で使用される吸収体は、綿状パル
プ、高吸収性高分子物質、合成繊維、熱溶融成分、接着
剤及び親水性シート等からなる液体保持性を有するもの
であるが、特に制限されるものではない。前記吸収体の
形状は、砂時計型、矩形、Ｔ字型等特に制限はなく、股
下にフィットする形状であればよい。また、必要に応じ
て、吸収体を圧縮しても良い。

【００２３】吸収体の構成は、綿状パルプを主成分とす
る１層構造でも良く、また、この層の下部に綿状パルプ
に高吸収性高分子物質を均一に混合した層を設けても良
く、さらに、この２層間に、高吸収性高分子物質を層状
に散布しても良い。吸収体を多層構造にすることで更に
多量の尿を吸収、保持することができる。

【００２４】綿状パルプとしては、化学パルプ、機械パ
ルプあるいは化学機械パルプのシートを粉砕機で綿状に
したものが挙げられる。パルプ原料としては、針葉樹、
広葉樹の木材パルプ、麻等の非木材パルプも使用され
る。パルプ原料は、目的とする吸収体により、単独又は
複数のものを混合、積層して用いても良い。

【００２５】また、綿状パルプとともに、合成繊維、熱
溶融成分、接着剤等を配合しても良く、これらを３〜６
０重量％配合して熱圧着しても良い。このうち熱溶融成
分としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエス
テル、ポリビニリデン、アクリル樹脂、ナイロン樹脂等
の他、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等
の２成分以上からなる複合繊維が例示される。

【００２６】高吸収性高分子物質としては、デンプン
系、セルロース系、合成ポリマー系のもの等が例示され
るが、自重の２０倍以上の尿、体液あるいは水を吸収す
るもので、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが吸収性
能の点から最も好ましい。高吸収性高分子物質は、層状
に散布しても良く、綿状パルプ内に均一に、あるいは不
均一に配合しても良い。

【００２７】また、本発明の使いすておむつは、必要に
応じて表面シートと吸収体の間に排泄物をより早く拡散
させるための拡散層を用いても良い。該拡散層は、ポリ
エステル、ポリプロピレン等からなる液透過性の不織
布、織布、多孔性プラスチックフィルム、多孔性フォー
ム、網状フォーム等が使用できる。その製造方法及び形
状には特に制限はないが、表面シートを通過した尿や排
泄物を素早くかつ、残留させることなく吸収体へ移行で
きる素材であれば良い。

【００２８】

【実施例】以下に実施例を挙げて本発明の使いすておむ
つをより具体的に説明するが、勿論本発明はこれらによ
って限定されるものではない。図１は、本発明の使いす
ておむつの平面図である。図１において、使いすておむ
つ１は、その長手方向中央領域に液透過性の表面シート
２が配置されており、また、おむつの両側縁から表面シ
ート２の両側縁にかけてサイドフラップ５を形成するサ
イドシート８が配置されており、さらに、サイドシート
８の表面シート２上に位置する部分には、その側縁に伸
縮弾性体１０が配置され、立体ギャザー１１が形成され
ている。また、サイドフラップ５の股下領域には脚周り
伸縮弾性体９が配置されている。

【００２９】また、使いすておむつ１のサイドフラップ
５において脚周り開口部に相当する領域には、脚周り開
口部を形成するためのくりぬき部１２が形成されてお
り、使いすておむつ１の端縁部のウエスト周り開口部に
相当する領域には、ウエスト周り伸縮弾性体１３が配置
されており、さらに、後身頃１４の端縁部の長手方向側
縁には一対のファスニングテープ１５が配置され、前身
頃１６の端縁部近傍の中央領域には補強テープ１７が配
置されている。なお、ファスニングテープ１５を介して
後身頃１４を前身頃１６に接合することにより、ウエス
ト周り開口部と一対の脚周り開口部が形成される。

【００３０】図２は、図１に示した使いすておむつ１を
長手方向に垂直なＸ−Ｘ’線に沿って切断した状態を示
す横断面図である。図２において、使いすておむつ１
は、液透過性の表面シート２と、液不透過性の裏面シー
ト３と、これら両シートの間に配置された吸収体４と、
吸収体４の側縁から外側へ延出するサイドフラップ５
と、吸収体４の側縁から上方へ起立する立体ギャザー１
１とから形成されている。この場合、裏面シート３は、
不透水性のシートからなる内層シート６と不織布からな
る外層シート７から形成されており、内層シート６は吸
収体４から吸収体側縁の近傍においてのみ配置され、外
層シート７は内層シート６よりさらに外側に延出してい
る。また、吸収体側縁から外側へ延出する外層シート７
部分の上面には、その側縁から吸収体４上にかけてサイ
ドシート８が配置されており、両シートが積層された部
分でサイドフラップ５が形成され、両シートの間には脚
周り弾性体９が配置されており、さらに、サイドシート
８の吸収体４側の側縁には伸縮弾性体１０が伸長状態で
配置されており、内層シート６上を起立点１９として上
方に起立する立体ギャザー１１が形成されている。

【００３１】図３は、図２とは異なる、図１に示した使
いすておむつ１を長手方向に垂直なＸ−Ｘ’線に沿って
切断した状態を示す横断面図である。図３において、表
面シート２はその側縁領域が吸収体４表面から離間し
て、立体ギャザー１１の側壁内面に固定されており、こ
れにより、立体ギャザー１１と、表面シート２と、吸収
体４との間に液体誘導空所１８が形成されている。

【００３２】なお、図２及び図３においては、いずれも
立体ギャザーの起立点が内層シート上に形成されている
例を示したが、本発明においては、必要に応じて起立点
を吸収体上（吸収体上の表面シート上も含む）に形成す
ることも可能である。

【００３３】

【発明の効果】以上、本発明の使いすておむつでは、積
層領域を特定した内・外層シートからなる裏面シートを
用いることにより、排泄物の漏れを防止し、蒸れを防止
し、裏面シートが破けることがなく、ごわごわした不快
感を与えず、着用者への十分なフィット性を有し、か
つ、良好な肌触りを有する使いすておむつを提供するこ
とが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の使いすておむつの平面図。

【図２】図１に示した使いすておむつを長手方向に垂直
なＸ−Ｘ’線に沿って切断した状態を示す横断面図。

【図３】図２とは異なる例を示す、図１に示した使いす
ておむつを長手方向に垂直なＸ−Ｘ’線に沿って切断し
た状態を示す横断面図。

【符号の説明】

１.使いすておむつ ２.表面シート ３.裏面シート ４.吸収体 ５.サイドフラップ ６.内層シート ７.外層シート ８.サイドシート ９.脚周り伸縮弾性体 １０.伸縮弾性体 １１.立体ギャザー １２.くりぬき部 １３.ウエスト周り伸縮弾性体 １４.後身頃 １５.ファスニングテープ １６.前身頃 １７.補強テープ １８．液体誘導空所 １９．起立点

フロントページの続き Ｆターム(参考） 3B029 BD13 BD16 BD18 4C098 AA09 CC10 CC12 CE07 DD10 DD25 DD26 DD28 DD30

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
   裏面シートと、これら両シートの間に配置された吸収体
   と、吸収体の側縁から外側へ延出するサイドフラップと
   を有する使いすておむつにおいて、 前記裏面シートは、不織布からなる外層シートと、その
   内面に積層された不透水性シートからなる内層シートに
   より形成されており、かつ、該内層シートは前記吸収体
   が配置されている領域を含んで該吸収体側縁の近傍にの
   み配置され、該外層シートは該内層シートの領域を含ん
   で該内層シートの側縁から外側に延出しており、 前記サイドフラップは、前記吸収体の側縁から外側へ延
   出する前記外層シート部分と、この外層シート部分の上
   に配置された不織布からなるサイドシートにより形成さ
   れており、かつ、該サイドフラップを形成する該外層シ
   ートと該サイドシートの間には脚周り伸縮弾性体が伸長
   状態で配置されており、 前記サイドシートは、前記外層シートの側縁から前記吸
   収体上にかけて配置されており、かつ、該サイドシート
   の該吸収体側の側縁には伸縮弾性体が伸長状態で配置さ
   れ、その長手方向両端部が固定されるとともに、前記内
   層シート上を起立点として上方に起立する立体ギャザー
   が形成されていることを特徴とする使いすておむつ。
2. 【請求項２】 前記表面シートは、その側縁領域が前記
   吸収体表面から離間しており、かつ、該側縁が前記立体
   ギャザーの側壁内面に固定されており、これにより、該
   立体ギャザーと、該表面シートと、該吸収体との間に液
   体誘導空所が形成されていることを特徴とする請求項１
   記載の使いすておむつ。
3. 【請求項３】 前記立体ギャザーの起立点が吸収体上に
   形成されていることを特徴とする請求項１または２に記
   載の使いすておむつ。