JP2000041784A - 車両用ヒンジ付きシート装置 - Google Patents

車両用ヒンジ付きシート装置

Info

Publication number
JP2000041784A
JP2000041784A JP10215279A JP21527998A JP2000041784A JP 2000041784 A JP2000041784 A JP 2000041784A JP 10215279 A JP10215279 A JP 10215279A JP 21527998 A JP21527998 A JP 21527998A JP 2000041784 A JP2000041784 A JP 2000041784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat cushion
air
seat back
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10215279A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Takada
敬子 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP10215279A priority Critical patent/JP2000041784A/ja
Publication of JP2000041784A publication Critical patent/JP2000041784A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図5,6の寸法t1,t2を構造的に小さくで
きるようにすることにより、車室スペースをそれに応じ
て大きく確保し、ラゲージスペース等としてより有効に
活用できるようにした車両用ヒンジ付きシート装置を提
供する。 【解決手段】 シートクッション2及びシートバック3
を有し、その一方をヒンジ部7を介し他方側に倒して各
保持面を密接した状態に重ねられる車両用ヒンジ付きシ
ート装置1において、前記シートバック3は、シートク
ッション2を受け入れ可能な大きさの収納部17を区画
形成しており、収納部17に対し、表皮材24により表
面を被覆していると共に、気体供給源9からのエアの供
給により膨らんで正規の保持面を形成し、供給エアを排
出することにより縮小して一段低くなるよう可変可能な
エア袋19を配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ヒンジ付き
シート装置に関し、特にシートクッションとシートバッ
クとがヒンジ部を介して重ねられたときに車室スペース
をより有効に活用できるようにした車両用ヒンジ付きシ
ート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、各種のヒンジ付きシート装置
のうち、特にシートクッションがシートバックに対しヒ
ンジ部を介して跳ね上げられるタイプ、シートバックが
シートクッションに対しヒンジ部を介して倒されるタイ
プとが対象になる。前者の場合は、図5,図6に示され
る如くシートバック側が固定されている構造、シートク
ッションの回動と連動して全体が上移動される構造に大
別される。
【0003】すなわち、図5のシート装置は、シートク
ッション31がパネル30の水平部30aに両側の取付
ブラケット33及び枢軸34を介し回動可能に組み込ま
れている。シートバック32は、パネル30の起立部3
0bに対し係止具35により位置固定されている。そし
て、水平部30aは、シートクッション31がヒンジ部
である枢軸34を支点として回動されつつシートバック
32側に跳ね上げ操作されると大きく露出され、ラゲー
ジスペース等として利用できる。これに対し、図6のシ
ート装置は、シートクッション41がパネル40の水平
部40aに、シートバック42がパネル40の起立部4
0bにそれぞれ共通の金具43を介して連結された状態
に配置されている。金具43は略逆L形をなし、一端部
43aがシートクッション41の後側に固定され、中間
の折曲げ部43bがシートバック42の下側部に軸44
を介し回動可能に連結される。そして、このシート装置
は、シートバック42が起立部40bに突設された下ブ
ラケット45に対し金具43の他端部43cを枢軸46
を介し、上ブラケット47とシートバック42側部との
間をリンク48により連結支持した構成である。したが
って、この構造では、シートクッション41がヒンジ部
である枢軸46を支点として回動されシートバック42
側に跳ね上げ操作されると、金具43及びリンク48を
介しシートクッション41の回動と連動してシートバッ
ク42も上移動されて、水平部40aの全面が露出され
る。なお、これらは、セパレート型(実開平6−650
75号等)及びベンチシート型(実開平6−71275
号等)の何れにも採用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のヒンジ付きシー
ト装置は、例えば、図5や図6の如くシートクッション
31,41がシートバック32,42に対しヒンジ部を
介して跳ね上げられることにより、パネル30,40の
対応部を大きく露出しその部分を利用できるようにする
ものである。したがって、構造的には、シートクッショ
ン31,41とシートバック32,42とが重ねられた
状態において、図5の平均厚さ寸法t1や図6の厚さ寸
法t2が小さくなるほど好ましいことになる。ところ
が、従来は、各シート態様の切り換え作動つまり操作性
に関し工夫が施されてきたが、シート構造自体からの検
討はほとんど行われていなかった。つまり、従来対策
は、図5の想像線で示す如くシートクッション31を跳
ね上げた状態で、不図示のベルト等の拘束部材(例え
ば、図6の符号46に例示すような拘束構造)によりシ
ートバック32側に強く固定することにより、寸法t1
を多少なりとも小さくするという程度にとどまってい
た。このため、従来構造は、前記した寸法t1,t2を小
さくする上で根本的な改善策といえず、車室空間及び使
い勝手上の制約があった。
【0005】本発明は上記した問題をシート構造面から
改善したものである。その目的は、シートクッションと
シートバックとがヒンジ部を介して重ねられたときに、
前記した寸法t1,t2を構造的に小さくできるようにす
ることにより、車室スペースをそれに応じて大きく確保
し、ラゲージスペース等としてより有効に活用できるよ
うにした車両用ヒンジ付きシート装置を提供することに
ある。更に他の目的は、以下に説明する内容の中で順次
明らかにして行く。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1から図3等に例示される如く、シートク
ッション2及びシートバック3を有し、その一方をヒン
ジ部7を介し他方側に倒して各保持面を密接した状態に
重ねられる車両用ヒンジ付きシート装置1において、前
記シートバック3は、シートクッション2を受け入れ可
能な大きさの収納部17を区画形成しており、収納部1
7に対し、表皮材24により表面を被覆していると共
に、気体供給源9からのエアの供給により膨らんで正規
の保持面を形成し、供給エアを排出することにより縮小
して一段低くなるよう可変可能なエア袋19を配設して
いる、構成にしたものである。この構造では、シートバ
ック3がエア袋19に供給されるエアにより膨らんで保
持面を形成して通常のシート態様となり、逆に、エア袋
19がエアを排出されると縮小して、収納部17が一段
低く収まった非シート態様に切り換えられる。同時に、
収納部17はシートクッション2を受け入れ可能な大き
さに設定されている。したがって、このヒンジ付きシー
ト装置1は、例えば、シートクッション2がシートバッ
ク3側に跳ね上げられるタイプに適用した場合、先ず、
シートバック3を図2(a)の如く前記した非シート態
様にした後、シートクッション2をヒンジ部7を介し跳
ね上げると、シートクッション2が図2(b)の如く一
段低くなっている収納部17の内部に入れられるため、
図5に対し室内側に突出する部分を減少可能となり、そ
の減少した分だけラゲージスペース等として有効に活用
できることになる。
【0007】以上の本発明は次のようにより具体化され
ることが好ましい。第1に、前記シートクッション2
は、底カバー兼用フレーム12に対し、表皮材15によ
り表面を被覆していると共に、気体供給源9からのエア
の供給により膨らんで正規の保持面を形成し、供給エア
を排出することにより縮小して一段低くなるよう可変可
能なエア袋13を配設している構成である。この構造
は、シートクッション2がエア袋構造を採用することに
より、シートバック3を前記した非シート態様から、ヒ
ンジ部7を介し跳ね上げられると、シートバック3の収
納部17内に略全体を入れることも可能となり、車室ス
ペーシの有効利用をより向上することができる。第2
に、前記エア袋13,19は、保持面側が表皮材15,
24にパッド14,24を介在した状態で一体化し、底
面ないしは背面側がフレーム18,12に取り付けられ
ている構成である。この構造ではエア袋構造を採用する
場合、シート保持特性が悪くなるが、パッド14,24
付きの表皮材15,24にすることにより、その保持特
性を改善可能にしたものである。第3に、前記エア袋1
3,19は軟質材25を内蔵している構成である。この
構造は、前記したパッド14,24付き表皮材15,2
4と同様にシート保持性を充足する上で工夫されたもの
で、内蔵される軟質材25の存在により保持性能を向上
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態を添付図面に
基づいて説明する。なお、以下に述べる形態は、本発明
の好適な具体例であるから技術的に好ましい種々の限定
が付されているが、本発明の技術範囲を制約するもので
はない。
【0009】図1は本発明を適用した車両用ヒンジ付き
シート装置を断面して示す模式構成図であり、図2
(a),(b)はそのシート装置をシートクッションを
跳ね上げる際の作動を示し、図3(a),(b)はその
シート装置を通常のシート態様及び跳ね上げ後の非シー
ト態様を示す概略外観図である。これら図において、車
両用ヒンジ付きシート装置1は、シートクッション2及
びシートバック3を有し、これらが自動車の後席用とし
て用いられるベンチシートタイプであり、車体パネル4
に対しシートクッション2が水平部4aに沿って、シー
トバック3が起立部4bに沿ってそれぞれ配置されてい
ると共に、シートクッション2が図5と同様に独立して
跳ね上げられる。すなわち、パネル4は、図3に示す如
くフロア面Fから一段高く設けられたシートクッション
載置用水平部4aと、図1に示す如くラゲージルーム5
とを区画しているシートバック設置用起立部4bとを有
している。水平部4aの後方側、つまり起立部4bに接
近する箇所には溝状の段差4cが設けられている。段差
4c内には、取付ブラケット6が突設されている。そし
て、シートクッション2は、両側の取付ブラケット6に
対しヒンジ部である枢軸7を介し回動可能に組み込まれ
て、図3(a)に想像線で示す如く前側がロック手段1
1等により着脱可能に係止されることにより位置規制さ
れている。一方、シートバック3は、起立部4bとの間
が係止具8等を介して固定されて位置的に規制されてい
る。このようなシート配置的な構造は従来とほぼ同じ。
異なる構成は、シートクッション2及びシートバック3
のシート保持部構造にあり、以下、その点について詳述
する。
【0010】シートクッション2は、底カバー兼用のフ
レーム12を有し、そのフレーム12にて底面側外形を
区画形成し、フレーム12上に設けられたエア袋13に
よって上面側外形を形成している。すなわち、フレーム
12は矩形板状をなし、後方両側に前記枢軸7を支持す
る不図示のブラケットを有している。これに対し、エア
袋13は、シートクッション外形状に対応した扁平な袋
状に形成されて、後端面側に設けられた出入口部13a
を有している。なお、前記ブラケットの対応部は逃げる
よう設定されている。このエア袋13には、表面側に緩
衝用パッド14を介して表皮材15が一体的に設けられ
ている。パッド14はウレタン系のもので、シート保持
面に対応した大きさに形成されて、表皮材15の対応部
に貼着されている。厚さは、素材の弾性能に応じて任意
に設定される。表皮材15は、弾性能に富む材質が用い
られ、シート周囲部を被覆可能な袋状に形成されている
が、シート周囲部を省略するようにしてもよい。この表
示材15には、前記した枢軸7に対応して軸通し穴が設
けられている。
【0011】そして、以上の各部材の組み付けでは、例
えば、エア袋13が出入口部13aを介し供給されるエ
アにより設計通りに膨らまされ、その状態で、フレーム
12上に配置され、必要に応じて接着される。その後、
表皮材15は、そのメイン部の裏面側にパッド14を配
置した状態から、エア袋13の上面側に一体化されると
共に、その端末部がフレーム12の周囲部側に係止処理
される。作製されたシートクッション2は、パネル4の
水平部4aに対し上記したように両側の取付ブラケット
6及び枢軸7を介し回動可能に組み込まれて、図3
(a)に想像線で示す如く前側がロック手段11等によ
り着脱可能に係止される。 そして、エア袋13には、
出入口部13aを介し例えば、ラゲージルーム5に設置
される気体供給源であるエアコンプレッサー9から不図
示の配管を通じて所定量のエアが供給されたり、排出さ
れる。
【0012】シートバック3は、シートクッション2よ
りも面的に広く設計されており、下端からヘッドレスト
20aの少し下側迄の間が収納部17に設定されてい
る。そして、この構造では、背面カバー兼用のフレーム
18を有し、そのフレーム18にてシートバック3の背
面側を形成していると共に、フレーム18上にあって、
前記収納部17の部分がエア袋19によりシート保持部
に構成され、その以外の部分20が通常のパッド21及
び表皮材22により形成されている。すなわち、フレー
ム18は矩形板状をなし、上内面に対し幅方向に長いパ
ッド21(これにはヘッドレスト20a対応部も一体に
形成されている)を配置し、そのパッド21を表皮材2
2にて被覆処理することにより、部分20が形成されて
いる。これに対し、エア袋19は、収納部17に対応し
た扁平な袋状に形成されて、背面下側に設けられた出入
口部19aを有している。このエア袋19には、表面側
に緩衝用パッド23を介して表皮材24が一体的に設け
られている。パッド23はウレタン系のもので、収納部
17に対応した大きさに形成されて、表皮材24の対応
部に貼着されている。厚さは、素材の弾性能に応じて任
意に設定される。表皮材24は、表皮材22と同じか類
似した弾性能に富む材質が用いられている。
【0013】そして、以上の各部材の組み付けでは、例
えば、エア袋19が出入口部19aを介し供給されるエ
アにより設計通りに膨らまされ、その状態で、フレーム
18上に配置され、必要に応じて接着される。その後、
表皮材24は、その裏面側にパッド23を配置した状態
から、エア袋19の上面側に一体化されると共に、その
端末部をエア袋19との間に巻き込み処理される。この
場合、両側部分の端末部は、フレーム18の対応部に係
止処理されることもある。なお、部分20は、収納部1
7にエア袋19を配置した後に形成されるが、前であっ
てもよい。作製されたシートバック3は、パネル4の起
立部4bに対し上記したように係止具8等を介し固定さ
れて位置規制される。そして、エア袋19には、出入口
部19aを介し例えば、ラゲージルーム5に設置される
気体供給源であるエアコンプレッサー9から不図示の配
管を通じて所定量のエアが供給されたり、排出される。
【0014】次に、以上のヒンジ付きシート装置1の作
動を説明する。図1及び図3(a)は、シートクッショ
ン2及びシートバック3が共にエア袋13,19にコン
プレッサー19から設計上決められた最適量のエアが供
給されて、膨らまされたシート態様の状態である。そし
て、このシート態様から、シートクッション2を枢軸7
を介してシートバック3側に跳ね上げる場合は、不図示
の制御部を介し前記した各エア袋13,19のエアを排
出する。すると、シートクッション2は、保持部全体が
エア袋13の縮小に応じて高さを減じる。シートバック
3は、収納部17を形成している部分がエア袋19の縮
小に応じて高さを減じ、部分20よりも一段低くなる。
図2(a)はそのようにして各エア袋13,19のエア
を排出した状態でのシートクッション2及びシートバッ
ク3を示している。そして、シートクッション2は、こ
の状態から枢軸7を支点として同図の矢印方向へ回動操
作されて、一段低くなった収納部17に押し込まれる。
図2(b)及び図3(b)は、シートクッション2がそ
のようにして収納部17に押し込められた非シート態様
を示している。なお、シートクッション2が収納部17
に収まった後は、従来と同様に図3(b)に想像線で示
す如くベルト等の拘束部材10等によりシートバック3
側に拘束される。また、当初のシート態様に切り換える
場合は、シートクッション2が図2(b)の矢印方向に
回動操作されると共に、制御部(のスイッチ操作等)に
よりエア袋13,19にコンプレッサー9から出入口部
13a,19aを介し設計上決められたエア量を供給す
る。すると、シートクッション2及びシートバック3は
当初のシート保持面を持ったシート態様に形成される。
【0015】したがって、この構造では、シートクッシ
ョン2の保持部全体と、シートバック3の収納部17の
部分が共にエア袋13,19に供給されるエアにより膨
らんで保持面を形成して通常のシート態様となり、逆
に、エア袋13,19のエアを排出すると縮小される。
このため、シートクッション2が一段低くなった収納部
17に収まった非シート態様ないしは跳ね上げ状態で
は、図2(b)及び図3((b)の如くシート全体の厚
さがシートバック3に対応した厚さとほぼ等しくなり、
図5に対し室内側に突出する部分を大きく減少できる、
その減少した分だけラゲージスペース等として有効に活
用できることになる。
【0016】図4は、以上のシートクッション2及びシ
ートバック3に採用されたエア袋13,19の変形例で
あり、図1から図3と同一部位に同じ符号を付してい
る。すなわち、この変形例は、上記した各エア袋13,
19が弾縮自在の軟質材25を内蔵している点で、上記
形態例と相違している。軟質材25は、図4(a)の部
分引き出し図に示す如く、ハニカム状に形成された多数
のブロック26が用いられて、それらブロック26同士
をエア袋13,19を形成する際に内部に敷き詰めたも
のである。なお、各ブロック26には上下方向に貫通し
た通気穴26aが設けられると共に、水平方向にも連続
した通気穴26bが形成されている。この構造では、エ
ア袋13,19に軟質材25を内蔵することにより、エ
アの給排気に伴う膨縮性を損なうことなく、シート保持
能を向上できる。このような、ブロック26は、硬さや
形状、更に大きさ等を選定することにより、エア袋1
3,19の膨縮性を維持しつつ、シート保持特性を向上
する上で極めて有効に機能するものである。
【0017】なお、上記形態例では、シートクッション
2がシートバック3に跳ね上げられるタイプを挙げた
が、この跳ね上げタイプの場合には図6の如くシートバ
ック3が相対的に上移動する構造が適用されることもあ
る。また、本発明の気体供給源(コンプレッサー9)自
体は、公知のものを流用可能であり、しかもその配置部
や制御系等についてはこれを参照して更に展開されるも
のである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
車両用ヒンジ付きシート装置において、シートバックが
エア袋に供給されるエアにより膨らんで保持面を形成し
て通常のシート態様となり、逆に、エア袋がエアを排出
されると縮小して、収納部に一段低く収まった非シート
態様に切り換えられる。したがって、本発明は、シート
クッション及びシートバックの一方をヒンジ部を介し他
方側に倒して各保持面を密接した状態に重ねられるタイ
プに適用すると、シートクッションが一段低くなってい
るシートバック側の収納部内に入れられるため、室内側
に突出する部分を減少し、その減少量に比例した分だけ
ラゲージスペース等として有効に活用できる。また、こ
のように、エア袋構造を採用することによりシート自体
の軽量化に加え、構成部品を少なくできる等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車両用ヒンジ付きシート装置
の模式構成図である。
【図2】上記シート装置を異なる態様に切り換える作動
模式断面図である。
【図3】上記シート装置を異なる態様にしたときの外観
模式図である。
【図4】上記シート装置の変形例を異なる態様で示す模
式構成図である。
【図5】ヒンジ付きシート装置の従来例を通常状態で示
す模式図である。
【図6】ヒンジ付きシート装置の従来例を跳ね上げ状態
で示す模式図である。
【符号の説明】
1はヒンジ付きシート装置 2はシートクッション 3はシートバック 4は車体パネル 4aは水平部 4bは起立部 6は取付ブラケット 7は枢軸(ヒンジ部) 9はコンプレッサー(気体供給源) 12,18はフレーム 13,19はエア袋 17は収納部 15,22,24は表皮材 14,23,21はパッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション及びシートバックを有
    し、その一方をヒンジ部を介し他方側に倒して各保持面
    を密接した状態に重ねられる車両用ヒンジ付きシート装
    置において、 前記シートバックは、前記シートクッションを受け入れ
    可能な大きさの収納部を区画形成しており、 前記収納部に対し、表皮材により表面を被覆していると
    共に、気体供給源からのエアの供給により膨らんで正規
    の保持面を形成し、供給エアを排出することにより縮小
    して一段低くなるよう可変可能なエア袋を配設してい
    る、 ことを特徴とする車両用ヒンジ付きシート装置。
  2. 【請求項2】 前記シートクッションは、底カバー兼用
    フレームに対し、表皮材により表面を被覆していると共
    に、気体供給源からのエアの供給により膨らんで正規の
    保持面を形成し、供給エアを排出することにより縮小し
    て一段低くなるよう可変可能なエア袋を配設している請
    求項1に記載の車両用ヒンジ付きシート装置。
  3. 【請求項3】 前記エア袋は、保持面側が表皮材にパッ
    ドを介在した状態で一体化し、底面ないしは背面側がフ
    レームに取り付けられている請求項1又は2に記載の車
    両用ヒンジ付きシート装置。
  4. 【請求項4】 前記エア袋が、軟質材を内蔵している請
    求項1から3の何れかに記載の車両用ヒンジ付きシート
    装置。
JP10215279A 1998-07-30 1998-07-30 車両用ヒンジ付きシート装置 Pending JP2000041784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10215279A JP2000041784A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 車両用ヒンジ付きシート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10215279A JP2000041784A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 車両用ヒンジ付きシート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000041784A true JP2000041784A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16669695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10215279A Pending JP2000041784A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 車両用ヒンジ付きシート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000041784A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263058A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Honda Motor Co Ltd 車両用シート装置
US7367625B2 (en) 2003-11-20 2008-05-06 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Retractable seats
WO2009044702A1 (ja) 2007-10-01 2009-04-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha シート構造、シート硬度変更方法及び車両
JP2010094309A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Kokuyo Co Ltd 椅子
CN107914611A (zh) * 2017-12-14 2018-04-17 重庆工业职业技术学院 一种简易房车座椅的气囊支撑结构

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7367625B2 (en) 2003-11-20 2008-05-06 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Retractable seats
JP2006263058A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Honda Motor Co Ltd 車両用シート装置
WO2009044702A1 (ja) 2007-10-01 2009-04-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha シート構造、シート硬度変更方法及び車両
JP2010094309A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Kokuyo Co Ltd 椅子
CN107914611A (zh) * 2017-12-14 2018-04-17 重庆工业职业技术学院 一种简易房车座椅的气囊支撑结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7594675B2 (en) Airbag system
CN100363210C (zh) 乘坐人员保护装置
US5630616A (en) Seat frame integrated air bag inflator
JP4550729B2 (ja) 乗員保護装置
JP5177220B2 (ja) 車両用座席間エアバッグ装置
US7648160B2 (en) Air bag device for rear-end collision mounted on vehicle
CN108068669B (zh) 车用座椅装置
JPH09156450A (ja) エアバッグ装置
JP2002507172A (ja) シームレスインストルメントパネルのためのエアバッグ枠
WO2021065304A1 (ja) エアバッグ装置及び車両用シート
JP2008100604A (ja) 乗員拘束装置
JPH0976859A (ja) 側突用エアバッグ装置を備えたシート構造
JP2010540304A (ja) 自動車用シート
US5423571A (en) Vehicle air bag assembly
JPH05155305A (ja) エヤーバッグ抑制システムのカバー
JP2000041784A (ja) 車両用ヒンジ付きシート装置
JPH09150707A (ja) エアバッグ装置付き車両用シート
JP2955698B2 (ja) 膨脹式エアバッグモジュール
JPH07228213A (ja) エアバッグ装置
KR100591531B1 (ko) 차량용 접이식 러기지보드
JP2007237983A (ja) 自動車の側部構造
JP2003034209A (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP2985480B2 (ja) エアバッグ装置
JP2008264291A (ja) 格納式シート
JPH10119702A (ja) 側部用エアバッグ装置とその組立方法