JP2000041559A - 釣り針外し具 - Google Patents

釣り針外し具

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JP2000041559A JP10215981A JP21598198A JP2000041559A JP 2000041559 A JP2000041559 A JP 2000041559A JP 10215981 A JP10215981 A JP 10215981A JP 21598198 A JP21598198 A JP 21598198A JP 2000041559 A JP2000041559 A JP 2000041559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレブルフックを魚から外すとき、容易に外
せるとともに針傷を大きくしないで外すことができ、魚
に大きなダメージを与えることがない釣り針外し具を提
供する。 【解決手段】 長手方向に相対移動する2部材16、2
0から構成され、基部より3本の針部が突出するトレブ
ルフックの2本の針部の股部が係合する係合凹部17が
第1の部材16の先端に形成され、第2の部材20には
係合凹部17の開口の両側部を横切りトレブルフックの
2本の針部を保持するアーム部21、21と、それぞれ
のアーム部の中央に位置しトレブルフックの基部を押圧
する突き当て部22とが形成されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣りに用いる釣
り針の外し具に関し、特にルアー釣りに用いる3本の針
部を有するトレブルフックの釣り針外し具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ルアー釣りには3本針のトレブル
フック(トリプルフック)を使用しているが、トレブル
フックを魚から外す場合、通常プライヤーを使用して外
している。このようにプライヤーを使用するのは、針が
複数のため魚が暴れた場合に針が指等に刺さる可能性が
高く、危険であるためである。トレブルフックを魚の口
からプライヤーを使用して外す場合、プライヤーを魚の
口に挿入して行うため自由度が少なく、無理な角度で強
引に引き抜くことが多く、針の返し部分(バーブ)で魚
の口内の針傷を大きく広げ、魚にダメージを与えてい
る。
【0003】すなわち、釣り針が魚の口に刺さった状態
を示す図9(a)に示されるように、針1の中心方向x
とバーブ1aの中心方向yとは角度θを持つため、針1
を外すとき針の中心方向xに沿って抜こうとしても、針
はバーブ1aによりバーブの中心方向yに沿って進もう
とする。このため、バーブ1aの先端は中間の方向zに
沿って通過し、図9(b)に2点鎖線にて示されるよう
に、バーブ1aより大きい傷口2に裂き広げられて針が
外れることになる。さらに、3本針のうちの2本が刺さ
った場合、針を外そうとする方向と針の中心方向とが一
致せず、バーブによって新たな裂き傷を作ることにな
る。
【0004】近年、ルアー釣りはゲームフィッシングと
してファンが急増し、釣った魚を放流するキャッチアン
ドリリースが定着しており、魚の針傷をできるだけ小さ
くし、魚に与えるダメージを少なくして魚を放流するこ
とが要求されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようにルアー釣りにおいてキャッチアンドリリースを
行う場合、トレブルフックの針は外しにくいため魚に大
きなダメージを与える可能性が高く、せっかく放流して
も傷ついた魚はその傷がもとで死んでしまうという問題
があった。また、トレブルフックは3本の針部を有する
ため、魚から外す際に指等に怪我をすることが多かっ
た。
【0006】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、ルアー釣り用のトレブルフックを指
等に怪我を負う事がなく容易に外すことができ、また魚
の口内の傷口を広げる事がなく、リリースした魚が死ぬ
確立の少ない釣り針外し具を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る釣り針外し具は、長手方向に相対移動
可能の2つの部材から構成され、第1の部材は先端に係
合凹部が形成され、第2の部材は係合凹部の開口の両側
部を横切る2つのアーム部と、それぞれのアーム部の中
央に位置する突き当て部とが形成されていることを特徴
とする。
【0008】また、本発明に係る釣り針外し具は、長手
方向に相対移動可能の2つの部材から構成され、基部よ
り3本の針部が突出するトレブルフックの2本の針部の
股部が係合する係合凹部が第1の部材の先端に形成さ
れ、第2の部材には係合凹部の開口の両側部を横切りト
レブルフックの2本の針部を保持する2つのアーム部
と、それぞれのアーム部の中央に位置しトレブルフック
の基部を押圧する突き当て部とが形成されていることを
特徴とする。
【0009】第1の部材の係合凹部には、トレブルフッ
クの刺さった針部を位置決めする凹部と、この凹部に連
続し前記針部をガイドする外周溝部が形成するように構
成してもよい。また、第1の部材を固定し、第2の部材
を前記第1の部材に対して移動可能に支持するように構
成してもよい。
【0010】前記のように構成された釣り針外し具によ
れば、刺さった針部を回転させながら針部のバーブ部分
を外方に押圧して外すため、傷口を広げることなく、魚
に大きなダメージを与えることなく、しかも指に怪我を
することなくトレブルフックを容易に外すことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。まず、ルアー釣り用のトレブルフックにつ
いて説明する。図1(a)はトレブルフックの斜視図で
あり、(b)はその平面図である。図1において、ルア
ー釣り用のトレブルフック5は金属棒を湾曲させて形成
され、基部6から120度の方向に3本の針部7が突出
する形状をしており、基部6の上部は釣り糸を結ぶリン
グ状の係止孔8が形成されている。針部7は本例では返
し部分(バーブ)が内側に形成されている。なお、バー
ブが無いもの、あるいはバーブが外側に形成されたアウ
トバーブ型のもの等がある。
【0012】図2、3を参照して釣り針外し具について
説明する。図2は釣り針外し具の一実施形態の断面図で
あり、図3は針外し手段の説明図であり、(a)は第1
の部材の斜視図、(b)はその断面図、(c)は第2の
部材の斜視図、(d)はその断面図、(e)は第1の部
材と第2の部材とを重ね合わせた状態の斜視図、(f)
はその断面図、(g)は(e)の第2の部材を移動した
状態の斜視図、(h)はその断面図である。
【0013】釣り針外し具10はピストル状をしてお
り、本体11を手で把持する握り部11aと先端部11
bとを設けてあり、先端部11bには針外し手段15が
備えられている。針外し手段15は相対移動する2つの
部材から構成され、第1の部材は本体11に固定された
固定部材16であり、幅がL1の板状材より形成されて
おり、先端部は湾曲させて下方に開口する係合凹部17
が形成されている。係合凹部17は前記したトレブルフ
ック5の2本の針部7、7の股部が係合するものであ
る。固定部材16の先端は下方に向いて固定部材16の
下面より下方に突出しており、下端の中央には凹部18
が形成され、外周面には凹部18に連続する外周溝部1
9が湾曲面の上部まで形成されている。
【0014】第2の部材である移動部材20は板状材よ
り形成されており、先端部は幅L1より僅かに大きい幅
L2の幅の切欠部により2本の平行バー部21、21が
形成され、この平行バー部は固定部材16の係合凹部1
7の開口の両側部を横切るアーム部となっている。2本
の平行バー部21、21の中央には下方に突出した突起
状の突き当て部22が形成されている。突き当て部22
はトレブルフック5の基部6を押圧する部分である。
【0015】固定部材16と移動部材20とは長手方向
に相対移動可能に、固定部材16の下面と移動部材20
の上面が重ね合わされて固定部材16の先端下部が平行
バー部21、21の間に位置し、針外し手段15が構成
される。針外し手段15は、係合凹部17とその開口を
横切る平行バー部21、21との協働によりトレブルフ
ック5の2本の針部7、7を保持するものであり、凹部
18はトレブルフック5の他の1本の針部7を位置決め
するものであり、外周溝部19は他の1本の針部7をガ
イドするものである。
【0016】突き当て部22は保持されたトレブルフッ
ク5の基部6を押圧して保持部分を中心として回転させ
るものであり、図3(h)に示されるように、係合凹部
17と平行バー部21、21とにより形成される空間の
中心と突き当て部22との距離Dを半径として、トレブ
ルフック5の基部6を押圧する。従ってこの距離Dが大
きく設定すれば、トルクが大きくなり押圧力が小さくて
もトレブルフック5を容易に回転させることができる。
【0017】本発明の釣り針外し具10は前記したよう
にピストル状をしており、本体11の先端部11bの内
部には戻しばね12により握り部11a方向に付勢され
たスライド部材13が位置しており、本体11に揺動自
在に支持されたレバー14の上部とスライド部材13の
後端(図では右端)とが対接している。前記した針外し
手段15の固定部材16は釣り針外し具10の本体11
にねじ止め等により固定され、移動部材20はスライド
部材13に連結される。なお、スライド部材13と移動
部材20とは本実施形態のように同一部材で構成しても
よい。従って、釣り針外し具10を握り部11aにより
握ってレバー14を揺動させることにより、スライド部
材13は左方に移動し、針外し手段15の固定部材16
に対して移動部材20が対接した状態で相対移動する構
成となっている。
【0018】この実施形態の釣り針外し具10は前記し
た構成であり、以下図4を参照して動作について説明す
る。図4は針外し手段の動作説明図である。図4
(a)、(b)は魚の口内にトレブルフック5の1本の
針部7aが刺さった状態を示している。トレブルフック
5を外すときは、図4(c)、(d)のように釣り針外
し具10の針外し手段15を魚の口内に挿入し、固定部
材16の係合凹部17を刺さっていない2本の針部7
b、7bの股部に係合させる。
【0019】つぎに、釣り針外し具10のレバー14を
握りスライド部材13を戻しばね12に抗して移動させ
ると、図4(e)、(f)のように移動部材20は矢印
方向に移動して平行バー部21、21が係合凹部17の
開口を横切り、2本の針部7b、7bを保持する。さら
に、レバー14を握るとスライド部材13を介して移動
部材20はさらに移動し、図4(g)、(h)のよう
に、トレブルフック5の基部6を突き当て部22が押圧
し、トレブルフック5を保持した位置を中心として矢印
9a方向に回転させる。この回転により、トレブルフッ
ク5の刺さった針部7aは固定部材16の凹部18によ
り位置決めされ、回転に伴い針部7aは外周溝部19に
ガイドされながら回転するため、トレブルフック5は回
転中に振れることがなく傷口を広げることはない。
【0020】この回転は前記したように保持部分を中心
として図4に示されるバーブの外側の回転半径rで回転
し、トレブルフック5の針部7aの先端は前記した回転
半径の外側に位置するため、針部7aの先端は矢印9b
方向に魚肉を押圧してバーブが逃げる方向となる。この
ため、図4(i)に示されるように針部7のバーブ7c
は左方に移動して2点鎖線にて示される刺さったときの
傷口7dから離れ、傷口を新たに裂き広げることはな
い。
【0021】このようにして、刺さった針部7aは回転
して魚の口内より外すことができ、魚肉は弾力性があり
押圧された部分は復帰し、傷口が裂き広げられないため
魚に大きなダメージを与えることがない。このため、魚
は放流された場合でも傷口から死に至る可能性が少なく
なり、キャッチアンドリリースに好適である。また、単
純な操作で極めて容易にトレブルフック5を魚から外す
ことができるので、指等に怪我をすることは少ない。
【0022】このように、トレブルフック5の針部7、
7を保持する係合凹部を有する第1の部材を固定し、ト
レブルフック5の基部6を押圧する突き当て部を有する
第2の部材を移動させるように構成すると、魚に刺さっ
た針部が魚に対して保持されて移動しないので、傷口を
大きくする可能性が少ないという効果がある。
【0023】つぎに、本発明の他の実施形態を図5を参
照して説明する。図5はその要部断面図である。図5に
おいて、釣り針外し具30は前記した実施形態と同様に
ピストル状をしており、本体31は握り部31aと先端
部31bとを有し、先端部31b内部には戻しばね32
により図中右方に付勢されたスライド部材33が位置し
ており、このスライド部材は本体31の握り部31aの
上部に突出して操作ノブ33aとなっている。スライド
部材33の先端(左端)は針外し手段15の移動部材2
0が連結されている。本体31には針外し手段15の固
定部材16が固定されている。
【0024】この実施形態においては、本体31を握り
部31aにより握って、例えば親指により操作ノブ33
aを戻しばね32に抗して押圧してスライド部材33を
左方に移動させ、針外し手段15の移動部材20を固定
部材16に対して相対移動させ、前記した実施形態と同
様にトレブルフック5を回転させながら、傷口を裂き広
げることなく魚の口内より外すことができる。
【0025】図6〜7を参照して、本発明の釣り針外し
具のさらに他の実施形態を説明する。図6は釣り針外し
具のさらに他の実施形態の一部を破断した状態の正面
図、図7は針外し手段の展開斜視図である。釣り針外し
具40は前記した実施形態と同様にピストル状をしてお
り、本体41の先端に長手方向に相対移動可能な2部材
から構成される針外し手段45が備えられている。本体
41には針外し手段45の第1の部材である固定部材4
6が固定され、内蔵された戻しばね42により針外し手
段45の第2の部材である移動部材47が右方に付勢さ
れている。本体41に揺動自在に支持されたレバー43
の上部と移動部材47の後端(図では右端)とがピンに
より連結されている。
【0026】固定部材46は四角柱状の金属の棒状材か
ら構成され、移動部材47は断面が上方に開口するコ字
状をした金属材より構成される。固定部材46は先端部
が例えば研削等により、長手方向と直交する方向に下方
に開口する係合凹部46aが形成され、先端下部中央に
は凹部46bが形成され、この凹部46bから上方に向
けて外周溝部46cが形成されている。
【0027】移動部材47は先端が細く削られて2本の
棒状のアーム部47a、47aが形成され、このアーム
部47a、47aは係合凹部46aの開口の両側部を横
切るものである。アーム部47a、47aの中央には突
き当て部47bが突設されており、トレブルフック5の
基部6を押圧するものである。この針外し手段45も前
記実施形態と同様に係合凹部46aとアーム部47a、
47aとの協働によりトレブルフック5の2本の針部
7、7を保持し、突き当て部47bによりトレブルフッ
ク5の基部6を押圧して、トレブルフック5を保持部分
を中心として回転させて、魚よりトレブルフック5を傷
口を広げることなく外すものである。
【0028】本発明の針外し手段のさらに他の実施形態
を図8を参照して説明する。針外し手段50は、断面が
ロ字状の第1の部材51の外側に、断面がロ字状の第2
の部材52が長手方向に相対移動可能に支持されてい
る。第1の部材51の先端は上下部分が取り除かれ、左
右部分にトレブルフック5の2本の針部7、7の股部が
係合する係合凹部51a、51aが形成され、第2の部
材52には係合凹部51a、51aの開口の両側部を横
切りトレブルフック5の2本の針部7、7を保持する2
つの平行バー部52a、52aと、それぞれの平行バー
部の中央に位置しトレブルフック5の基部6を押圧する
突き当て部52bとが形成されている。
【0029】この実施形態においても前記実施形態と同
様に、第1の部材51の係合凹部51a、51aと、第
2の部材52の平行バー部52a、52aとの協働によ
りトレブルフック5の2本の針部7、7を保持し、突き
当て部52bにより基部6を押圧してトレブルフック5
を回転させ、魚よりトレブルフック5を傷口を裂き広げ
ることなく外すことができる。第1の部材を外側に、第
2の部材を内側にして両者を相対移動可能とするように
構成してもよい。
【0030】なお、相対移動可能の2部材は、係合凹部
を有する部材を固定する例を示したが、アーム部を有す
る部材を固定して係合凹部を有する部材を移動させるよ
うに構成してもよいのは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ルアー釣り用のトレブルフックを容易に外すことができ
るため指等に怪我を負う事がなく、また針部を外すとき
に魚の口内の傷口を広げる事がないため、リリースした
魚が傷口が原因で死ぬことが少なくなるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はトレブルフックの斜視図、(b)はト
レブルフックの平面図である。
【図2】本発明に係る釣り針外し具の一実施形態の断面
図である。
【図3】針外し手段の説明図であり、(a)は固定部材
の斜視図、(b)は(a)の中央断面図、(c)は移動
部材の斜視図、(d)は(c)の中央断面図、(e)は
固定部材と移動部材とを重ねた状態の斜視図、(f)は
(e)の中央断面図、(g)は(e)において移動部材
を移動させた状態の斜視図、(h)は(g)の中央断面
図である。
【図4】針外し手段の動作説明図を示し、(a)は刺さ
った状態の斜視図、(b)はその断面図、(c)は針外
し手段の係合状態を示す斜視図、(d)はその断面図、
(e)は針外し手段の保持状態を示す斜視図、(f)は
その断面図、(g)は針外し手段の針外し状態を示す斜
視図、(h)は針外し状態の中途の断面図、(i)は魚
肉とバーブとの関係を示す断面図である。
【図5】釣り針外し具の他の実施形態の要部断面図であ
る。
【図6】釣り針外し具のさらに他の実施形態の一部を破
断した状態の正面図である。
【図7】図6の針外し手段を示す展開斜視図である。
【図8】針外し手段の他の実施形態を示し、(a)は第
1の部材の斜視図、(b)は第2の部材の斜視図、
(c)は第1の部材と第2の部材とを組み合わせた状態
の斜視図である。
【図9】(a)は従来の魚の口から針を外すときの動作
説明図、(b)は魚肉に刺さった針とバーブの状態を示
す拡大平面図である。
【符号の説明】
5 釣り針 6 基部 7 針部 8 係止孔 10、30、40 釣り針外し具 11 本体 11a 握り部 11b 先端部 12 戻しばね 13 スライド部材 14 レバー 15、45、50 針外し手段 16、46、51 第1の部材(固定部材) 17、46a、51a 係合凹部 18、46b 凹部 19、46c 外周溝部 20、47、52 第2の部材(移動部材) 21、47a、52a アーム部(平行バー部) 22、47b、52b 突き当て部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月2日(1999.6.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 長手方向に相対移動可能の2つの部材か
ら構成され、基部より3本の針部が突出するトレブルフ
ックの2本の針部の股部が係合する係合凹部が第1の部
材の先端に形成され、第2の部材には前記係合凹部の開
口の両側部を横切りトレブルフックの2本の針部を保持
する2つのアーム部と、それぞれのアーム部の中央に位
置しトレブルフックの基部を押圧する突き当て部とが形
成されていることを特徴とする釣り針外し具。
【請求項】 第1の部材の係合凹部には、トレブルフ
ックの刺さった針部を位置決めする凹部と、この凹部に
連続し前記針部をガイドする外周溝部が形成されている
ことを特徴とする請求項記載の釣り針外し具。
【請求項】 第1の部材は固定され、第2の部材は前
記第1の部材に対して移動可能に支持されていることを
特徴とする請求項1または2に記載の釣り針外し具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、ルアー釣り用のトレブルフックを指
等に怪我を負うことが少なく容易に外すことができ、ま
た魚の口内の傷口を広げることが少なく、リリースした
魚が死ぬ確立の少ない釣り針外し具を提供することを目
的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る釣り針外し具は、長手方向に相対移動
可能の2つの部材から構成され、基部より3本の針部が
突出するトレブルフックの2本の針部の股部が係合する
係合凹部が第1の部材の先端に形成され、第2の部材
は前記係合凹部の開口の両側部を横切りトレブルフック
の2本の針部を保持する2つのアーム部と、それぞれの
アーム部の中央に位置しトレブルフックの基部を押圧
る突き当て部とが形成されていることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ルアー釣り用のトレブルフックを容易に外すことができ
るため指等に怪我を負うことが少なく、また針部を外す
ときに魚の口内の傷口を広げることが少ないため、リリ
ースした魚傷口が原因で死ぬことが少なくなるという
効果を奏する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】針外し手段の動作説明図を示し、(a)は釣り
針が刺さった状態の斜視図、(b)はその断面図、
(c)は針外し手段の係合状態を示す斜視図、(d)は
その断面図、(e)は針外し手段の保持状態を示す斜視
図、(f)はその断面図、(g)は針外し手段の針外し
状態を示す斜視図、(h)は針外し状態の中途の断面
図、(i)は魚肉とバーブとの関係を示す断面図であ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に相対移動可能の2つの部材か
    ら構成され、第1の部材は先端に係合凹部が形成され、
    第2の部材は前記係合凹部の開口の両側部を横切る2つ
    のアーム部と、それぞれのアーム部の中央に位置する突
    き当て部とが形成されていることを特徴とする釣り針外
    し具。
  2. 【請求項2】 長手方向に相対移動可能の2つの部材か
    ら構成され、基部より3本の針部が突出するトレブルフ
    ックの2本の針部の股部が係合する係合凹部が第1の部
    材の先端に形成され、第2の部材には前記係合凹部の開
    口の両側部を横切りトレブルフックの2本の針部を保持
    する2つのアーム部と、それぞれのアーム部の中央に位
    置しトレブルフックの基部を押圧する突き当て部とが形
    成されていることを特徴とする釣り針外し具。
  3. 【請求項3】 第1の部材の係合凹部には、トレブルフ
    ックの刺さった針部を位置決めする凹部と、この凹部に
    連続し前記針部をガイドする外周溝部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の釣り針外し
    具。
  4. 【請求項4】 第1の部材は固定され、第2の部材は前
    記第1の部材に対して移動可能に支持されていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の釣り針外
    し具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7856751B1 (en) * 2007-01-23 2010-12-28 Alien Products, Incorporated Dual purpose fishing tool
US8667730B1 (en) * 2009-05-19 2014-03-11 Grady Gaston Hughes Fishing hook remover and fish releaser
US11234426B2 (en) * 2018-06-21 2022-02-01 Timotheos G. Simos Fishhook remover
US11272698B1 (en) * 2019-06-14 2022-03-15 Michael J. Pisano Fish hook removal device

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