JP2000040891A - ヒートパイプ付きヒートシンク - Google Patents
ヒートパイプ付きヒートシンクInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28D15/00—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
- F28D15/02—Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
- F28D15/0275—Arrangements for coupling heat-pipes together or with other structures, e.g. with base blocks; Heat pipe cores
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F3/00—Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
- F28F3/02—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
- F28F3/04—Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
抵抗を低減させる。また生産性の向上させる。 【解決手段】 発熱あるいは吸熱する熱交換対象箇所1
の表面に熱授受可能に取り付けられたベースプレート3
と、そのベースプレート3から突出した状態で設けられ
た多数のフィン4と、ベースプレート3に熱授受可能に
組み付けられたヒートパイプ9とを備えたヒートパイプ
付きヒートシンク2において、隣接するフィン4の基端
部7同士の間に、ヒートパイプ9がベースプレート3と
密着した状態で嵌め込まれて取り付けられている。
Description
と外部との熱交換面積を増大させて、熱交換対象箇所に
おける放熱あるいは吸熱を促進させるヒートシンクに関
し、特に作動流体の蒸発潜熱として熱輸送するヒートパ
イプが一体に組み付けられた構成のヒートシンクに関す
るものである。
化や処理速度の向上を目的として演算処理装置(CP
U,MPU)などの電子部品や電子素子、つまり発熱体
が搭載されている。これらの電子部品や電子素子は通電
抵抗によって発熱するから、過熱状態になれば本来の機
能が損なわれるおそれがある。
子の熱を空気中に放散させるためにヒートシンクが使用
されている。このようなヒートシンクの一例として、板
状のベースプレートの表面に、板状のフィンを複数枚立
設したものがある。ヒートシンクの構成材料としては、
熱伝導性に優れたアルミニウムや銅などの金属材料が用
いられている。
にベースプレートを面接触させた状態で使用される。発
熱体の熱がベースプレートに伝達されると、その熱は各
フィンに伝達されるとともに、各フィンの表面から空気
中に伝達される。その結果、発熱体の過熱が防止され
る。したがってフィンの放熱面積を増大するほど、放熱
性能が高められる。
み付けた構成のヒートパイプ付きヒートシンクが提案さ
れている。周知の通りヒートパイプは、脱気した状態の
密閉金属パイプなどの容器(コンテナ)の内部に純水あ
るいはアルコールなどの凝縮性流体を作動流体として封
入したものであり、その見掛け上の熱伝導率が銅または
アルミニウム等の金属に比べて数倍ないし数十倍優れて
いる。
によれば、ベースプレートの熱がヒートパイプに伝達さ
れるとともに、この熱が作動流体によってベースプレー
トの面方向に運ばれる。そのため放熱に寄与するフィン
の放熱面積が可及的に増大し、ヒートシンクとしての放
熱能力が向上するとされている。
クの製造方法の一例を、簡単に説明する。まずフィン取
付面と沿う方向に向けられた円形の取り付け孔が、ベー
スプレートの側面部にドリルによって開けられる。この
種のヒートシンクでは、複数本のヒートパイプを備える
ことが通常であるから、取り付け孔は複数形成される。
つぎにコンテナが円形断面を成すヒートパイプを各取り
付け孔の内部に挿入する。その結果、ヒートパイプがベ
ースプレートに対して一体的に組み付けられて、ヒート
パイプ付きヒートシンクが完成する。
きヒートシンクの製造工程においては、取り付け孔にヒ
ートパイプを挿入する過程で、取り付け孔の内面とヒー
トパイプの外面とが接触する可能性がある。そこで両者
の接触による摩擦抵抗を抑制して、ヒートパイプの挿入
工程をスムースに行わせるために、予め取り付け孔の径
がヒートパイプの外径よりも僅かに大きく設定されてい
る。
トにヒートパイプを組み付けた状態において取り付け孔
の内面とヒートパイプの外面との間に隙間が生じる。し
たがって使用状態においては、取り付け孔の内面とヒー
トパイプの外面とが円周方向において点接触(長手方向
では線接触)することになるから、例えばサーマルジョ
イントが取り付け孔の内面に塗布されているとしても、
上記従来のヒートパイプ付きヒートシンクでは、ヒート
パイプとベースプレートとの間での熱抵抗が大きい不都
合があった。
では、ヒートパイプの本数と同数の取り付け孔をベース
プレートに加工する必要があるから、工程数が多いこと
に加えて材料歩留りが悪く、したがって生産性に劣る不
都合があった。
のであり、ベースプレートとヒートパイプとの間での熱
抵抗の低減および生産性の向上を図ることのできるヒー
トパイプ付きヒートシンクを提供することを目的として
いる。
題を解決するための手段として、発熱あるいは吸熱する
熱交換対象箇所の表面に熱授受可能に取り付けられたベ
ースプレートと、そのベースプレートから突出した状態
で設けられた多数のフィンと、前記ベースプレートに熱
授受可能に組み付けられたヒートパイプとを備えたヒー
トパイプ付きヒートシンクにおいて、隣接する前記フィ
ンの基端部同士の間に、前記ヒートパイプが前記ベース
プレートと密着した状態で嵌め込まれて取り付けられて
いることを特徴とするものである。
一対のフィンの基端部およびベースプレートにそれぞれ
密着していて、その摩擦抵抗(嵌合力)によってヒート
パイプの長さ方向およびベースプレートから離れる方向
への移動が規制されている。すなわち一対のフィンとそ
のフィンの間のベースプレートの表面とが、実質的な取
り付け溝となり、換言すれば既設の部材を利用してヒー
トパイプをベースプレートに組み付けた構成となってい
る。
り付け箇所におけるフィンの先端部側に、いわゆる加工
作業空間が備えられているから、その組み付け箇所にヒ
ートパイプを嵌め込むにあたって、ヒートパイプのコン
テナあるいはフィンを支障ない範囲で変形させることが
可能であり、したがってヒートパイプとベースプレート
との間およびヒートパイプと一対のフィンの基端部との
間をそれぞれ確実に密着させることができる。
箇所が発熱すると、その熱がベースプレートに伝達され
る。更にその熱の一部が各フィンの基端部に伝達され、
また一部がヒートパイプに伝達される。前述の通り、ヒ
ートパイプとベースプレートとの間に隙間がないから、
その両者の間での熱抵抗が小さい。
ナ内部に封入された作動流体流体が加熱されて蒸発し、
その蒸気がコンテナのうち内部圧力および温度が共に低
い端部に向けて流動して、そこで放熱して凝縮する。す
なわちベースプレートの面方向に熱が輸送されるととも
に、ヒートパイプを介してフィンの基端部に熱が伝達さ
れる。基端部に供給された熱は、フィンの上端部に向け
て伝導しつつ、外部に向けて放出される。その結果、熱
交換対象箇所が冷却される。
1および図2を参照して説明する。図1は、ヒートパイ
プ付きヒートシンク(以下、単にヒートシンクと記
す。)の全体像を示す斜視図であり、図2はヒートシン
クの厚さ方向およびヒートパイプの半径方向におけるヒ
ートシンクの断面図である。
U1の上面部には、ヒートシンク2が熱授受可能に配置
されている。このヒートシンク2は、1個のベースプレ
ート3と複数のフィン4とを備えている。なおベースプ
レート3および各フィン4は、その製造過程において一
体成形される場合と、個別に成形された後に接合される
場合とがある。ベースプレート3は、正方形の板状を成
すものであり、AlあるいはCu等の金属からなってい
る。このベースプレート3の図1での上面部5および下
面部6は、平坦面に形成されている。
の複数のフィン4が鉛直上方に向けた姿勢で設けられて
いる。換言すればフィン4の基縁部7がベースプレート
3の上面部5と一体に形成されている。またこれらのフ
ィン4は、互いに平行にかつ等しい間隔で配列されてい
る。更にフィン4の長さLが、上面部5の1辺の長さと
等しい設定となっている。
の間には、溝部8がそれぞれ形成されている。具体的に
は、これらの溝部8は、上面部5のうち対向する辺同士
を繋いた状態に形成された半円形状の溝である。つまり
溝部8の長さが、ベースプレート3の1辺の長さと等し
い設定となっている。
するヒートパイプ9の半径よりも僅かに小さく設定され
ている。また溝部8の最大幅は、一対のフィン4の基縁
部7同士の間隔と等しく設定されている。つまり溝部8
の図2での左右の側壁面が、一対のフィン4の基縁部7
とそれぞれ面一に形成されている。
た状態で1本づつ嵌め込まれている。このヒートパイプ
9のコンテナ10は、円形断面でかつ直線状に形成され
ている。更にこのコンテナ10の外径は、溝部8の最大
幅と等しいか、あるいは僅かに大きく設定されていて、
換言すればフィン4の基縁部7同士の間隔と同じか、も
しくは僅かに大きく設定されている。なおヒートパイプ
9の長さは、溝部8と等しい長さとなっている。
2での下面部ならびに左右の側面部が、溝部8の内面と
互いに密着していて、その摩擦抵抗(嵌合力)によって
ヒートパイプ9の長さ方向および図2での上方向への移
動が抑制されている。また同様にヒートパイプ9の図2
での左右の側面部は、一対のフィン4の基縁部7に対し
ても密着しており、その摩擦抵抗によってヒートパイプ
9の長さ方向および図2での上方向への移動が抑制され
ている。
け手段としては、例えばヒートパイプ9をベースプレー
ト3の側面部から溝部8に沿って挿入する方法の他に、
ヒートパイプ9をフィン4の先縁部側からフィン4同士
の間に入り込ませるとともに、ベースプレート3に向け
てコンテナ10の半径方向に移動させて溝部8に押し込
む方法が挙げられる。
が形成されているから、前述のいずれの手段において
も、必要に応じかつ支障ない範囲でコンテナ10を溝部
8の形状に対応するように押し潰したり、あるいはフィ
ン4の基縁部7同士が接近する方向にフィン4を曲げた
りした微調整が可能であり、したがってコンテナ10と
溝部8との間、ならびにコンテナ10と一対のフィン4
の基縁部7との間をそれぞれ確実に密着状態にさせるこ
とができる。
冷却作用について説明する。CPU1が発熱すると、そ
の熱がベースプレート3の下面部6に伝達されるととも
に、上面部5に向けて伝導する。その熱の一部が、ヒー
トパイプ9を介さずに各フィン4の基縁部7に直接に伝
達され、また一部が溝部8から各ヒートパイプ9に伝達
される。前述の通り、コンテナ10と溝部8との間に隙
間がなく、両者の間での熱抵抗が小さいから、ベースプ
レート3の熱がヒートパイプ9に対して良好に与えられ
る。
テナ10に封入された液相作動流体が加熱されて蒸発
し、蒸気がコンテナ10のうち内部圧力および温度の低
い端部に向けて流動し、そこで放熱して凝縮する。すな
わちCPU1の熱がヒートパイプ9の作動流体によっ
て、各フィン4の幅W方向に向けて運ばれるとともに、
各基縁部7に伝達される。その場合、基縁部7とコンテ
ナ10との間に隙間がなく、両者の間での熱抵抗が小さ
いから、ヒートパイプ9の熱が各フィン4に良好に与え
られる。
ィックの毛細管圧力あるいは重力によってコンテナ10
の他端部に還流する。各フィン4の基縁部7に供給され
たCPU1の熱は、上縁部に向けて伝導しつつ、外部
(図示しないパソコンの内部空間など)に向けて放出さ
れる。その結果、CPU1が冷却される。
フィン4の基端部7同士の間にヒートパイプ9を挟み込
んだ構成であり、既成の部材によっていわゆるヒートパ
イプ用の取り付け溝を形成した構成であるから、工数が
減少するとともに、材料歩留りが良好になり、その結
果、生産性の向上を図ることができる。また溝部8の上
方にいわゆる加工作業空間が形成されているから、コン
テナ10と溝部8との間に隙間がない状態にヒートパイ
プ9とベースプレート3とを組み付けることが可能とな
り、その結果、これらの間での熱抵抗を低減させること
ができる。
明の他の具体例について説明する。図3は、ヒートシン
ク2をベースプレート3の側方部から表した図であり、
図4はヒートシンク2をフィン4の先端部側から表した
図である。なお上記具体例と同じ部材には同じ符号を付
し、その詳細な説明を省略する。
3での下面部6には、CPU1が密着した状態で配置さ
れている。これに対してベースプレート3の上面部5に
は、円柱形状のフィン4が図4での縦5本×横5本の配
列で、かつ鉛直上方に向けた姿勢で備えられている。ま
たこれらのフィン4同士の間隔は、互いに等しい間隔と
なっている。
ヒートパイプ9が取り付けられている。より詳細には図
4に示すように、縦2列目のフィン4と縦3列目のフィ
ン4との間から横2列目(右側から)のフィン4と横3
列目のフィン4との間に繋がる部分、また縦3列目のフ
ィン4と横4列目のフィン4との間から横2列目のフィ
ン4と横3列目のフィン4との間に繋がる部分にそれぞ
れ溝部8が形成されている。
フィン4との間から横3列目のフィン4と横4列目のフ
ィン4との間に繋がる部分、縦3列目のフィン4と4列
目のフィン4との間から横3列目のフィン4と横4列目
のフィン4との間に繋がる部分にそれぞれ溝部8が形成
されている。
た半円形状の溝であり、これらの溝部8には、円形断面
のヒートパイプ9が沿わされた状態で嵌め込まれてい
る。つまりヒートパイプ9は、全体として直角に折り曲
げられた軸状を成している。なおベースプレート3の上
面部5のうち溝部8を除いた部分は、平坦面を成してい
る。
は、図1に示す具体例と同様にベースプレート3とヒー
トパイプ9との間での熱抵抗を低減させることができ、
また生産性の向上を図ることができる等の効果を奏し、
更にヒートパイプ9がベースプレート3の4辺のそれぞ
れと交差した状態で配置されていて、CPU1の熱が4
本のヒートパイプ9によって上面部5の面方向において
ほぼ均等に供給されるから、ヒートシンク2として優れ
た冷却能力を得ることができる。
士の間に円形断面のヒートパイプを1本づつ配置した構
成を例示したが、この発明は上記具体例に限定されるも
のではなく、例えばコンテナが矩形断面を成すヒートパ
イプを採用することができ、またこのヒートパイプを一
対のフィン同士の間に複数本並列した構成とすることも
できる。
ば、隣接するフィンの基端部同士の間にヒートパイプが
ベースプレートと密着した状態で嵌め込まれて取り付け
られていて、既設の部材を実質的な取り付け溝とした構
成であるから、ベースプレートとヒートパイプとの間で
の熱抵抗を低減させることができる。また生産性の向上
を図ることができる。
概略図である。
ースプレートとの組み付け状態を示す断面図である。
す概略図である。
図である。
ト、 4…フィン、5…上面部、 6…下面部、 7…
基縁部、 8…溝部、 9…ヒートパイプ。
Claims (1)
- 【請求項1】 発熱あるいは吸熱する熱交換対象箇所の
表面に熱授受可能に取り付けられたベースプレートと、
そのベースプレートから突出した状態で設けられた多数
のフィンと、前記ベースプレートに熱授受可能に組み付
けられたヒートパイプとを備えたヒートパイプ付きヒー
トシンクにおいて、 隣接する前記フィンの基端部同士の間に、前記ヒートパ
イプが前記ベースプレートと密着した状態で嵌め込まれ
て取り付けられていることを特徴とするヒートパイプ付
きヒートシンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10209985A JP2000040891A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | ヒートパイプ付きヒートシンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10209985A JP2000040891A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | ヒートパイプ付きヒートシンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000040891A true JP2000040891A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16581961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10209985A Pending JP2000040891A (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | ヒートパイプ付きヒートシンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000040891A (ja) |
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-
1998
- 1998-07-24 JP JP10209985A patent/JP2000040891A/ja active Pending
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