JP2000040793A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JP2000040793A
JP2000040793A JP10208754A JP20875498A JP2000040793A JP 2000040793 A JP2000040793 A JP 2000040793A JP 10208754 A JP10208754 A JP 10208754A JP 20875498 A JP20875498 A JP 20875498A JP 2000040793 A JP2000040793 A JP 2000040793A
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fuse
semiconductor integrated
data
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Shin Ito
紳 伊藤
Tomohide Sasaki
智秀 佐々木
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Hitachi Ltd
Akita Electronics Systems Co Ltd
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Hitachi Ltd
Akita Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力バッファ回路における出力回路の駆動負
荷能力の最適化。 【解決手段】 出力バッファ回路の出力回路を、主出力
回路と、この主出力回路に並列に接続されるデータスイ
ッチ回路と、前記データスイッチ回路にそれぞれ直列に
接続されかつヒューズセット回路に接続される複数のト
リミング対象出力回路とで構成する。誤動作検出用入力
バッファ回路、カウンタ回路、シフトレジスタ回路、高
電圧検出回路とを有する。誤動作検出用入力バッファ回
路からのエラー信号をカウンタ回路でカウントしてエラ
ー信号が途切れた状態を作り出し、この状態でのカウン
タ回路のコードデータをシフトレジスタを使って読み出
して切断するヒューズを決定し、前記ヒューズをトリミ
ングして前記トリミング対象出力回路を切り離して、前
記主出力回路と1乃至複数のトリミング対象出力回路の
組み合わせによって出力回路の総ゲート幅を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLSI等半導体集積
回路装置の製造方法に係わり、特に、入力バッファが接
地電位(グランド電位)を基準として構成される信号・
ノイズ比(S/N)が良好なCMOS,TTL,LVT
TL等の回路を構成した半導体集積回路装置の製造に適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化,高性能化に伴いMO
S(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等の素子
構造はより微細化される傾向にある。また、半導体集積
回路装置はより高速化される。
【0003】多ビット出力構成のDRAM(Dynamic Ra
ndom Access Memory)やSRAM(Static Random Acce
ss Memory )等の半導体集積回路装置では、8ビット
(1バイト),16ビットに対応して複数の出力バッフ
ァ回路が同時に動作すると、出力バッファ回路を構成す
るMOSFETに接続されている電源配線(第1電源配
線、たとえばVcc、第2電源配線、たとえばVss)の電
位が大きく変動し、これら第1電源配線,第2電源配線
に接続される他のバッファ回路が誤動作を起こす。
【0004】たとえば、特許第2594988号公報に
は、同時に出力の切り替わる出力バッファ回路の動作電
位供給配線と、それ以外の出力バッファ回路の動作電位
供給配線と分離するに際し、デザインオートメーション
の手法を極めて容易に適用する技術が開示されている。
すなわち、この技術は、任意の出力バッファ回路の動作
が、他の同期しない出力バッファ回路の動作によって生
じるノイズによって誤動作しないように、電源配線を分
割接続するものである。
【0005】一方、多ビット構成のデータ出力において
は、複数のデータ出力バッファが同時に駆動することか
ら、電源雑音が増大し、出力波形が変化する。この影響
は動作速度が5〜20nsとなる高速半導体集積回路装
置では顕著である。
【0006】たとえば、株式会社培風館発行、「超LS
Iメモリ」、1997年4月10日発行、P115およびP116に
は、周辺回路あるいは入出力バッファで発生する雑音と
その対策手法について記載されている。
【0007】また、株式会社培風館発行、「CMOS超
LSIの設計」、1992年9月30日発行、P145およびP146
には、インダクタンスLによるノイズ(電圧ノイズ:Δ
V)及びその対策手法について記載されている。電圧ノ
イズΔVは、ΔV=L・dI/dtなる式で与えられ、
特に高速で多ピンの出力を駆動するような場合はdI/
dtが大きくなるので問題が顕在化する旨記載されてい
る。前記電圧ノイズは出力バッファの電源線で問題とな
ることも指摘されている。
【0008】他方、DRAMやSRAM等の半導体メモ
リ(半導体集積回路装置)の製造においては、メモリセ
ルアレー内に予め予備のワード線(行線)やデータ線
(列線)を設けておき、ウエハテスト時に、欠陥によっ
て不良になったメモリセルやデータ線,ワード線を、前
記予備データ線や予備ワード線で置換することで製造歩
留りの向上を図っている。
【0009】ウエハテスト時には、欠陥(冗長)救済回
路中のヒューズをレーザ切断して内部回路をプログラム
する。この結果、実使用時には、不良となったメモリセ
ルあるいはデータ線,ワード線のアドレスが入力されて
も予備データ線,予備ワード線に選択が替わるようにな
る。このような欠陥救済回路については、たとえば、株
式会社培風館発行「超LSIメモリ」、P181〜P183に記
載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】多ビット出力構成のデ
ータ出力バッファの出力回路(CMOSインバータ回路
等)の設計は、駆動力(高速動作)と出力ノイズの最適
点とする必要がある。
【0011】出力ノイズは出力端子がハイデータまたは
ロウデータに切り替わる際に生じる出力電流と半導体チ
ップ内の配線およびリード等のインダクタンスにより発
生するチップ内Vss電位の変動を示す。これは出力バッ
ファ回路の高駆動力化および多ビット化が進むにつれて
大きくなる傾向にある。
【0012】大きな出力ノイズが発生した場合、前記V
ss配線をチップ内で共通に使用する入力バッファ回路
(たとえば、CMOSインバータ回路)では、これらに
入力されるハイデータ入力電圧(ViH)およびロウデー
タ入力電圧(ViL)がチップ外部Vssを基準として与え
られるものであるため、チップ内Vssとチップ外Vssの
電圧差が大きくなることによる誤動作が問題となってい
る。このような特性を、以下出力ノイズ特性(ViH特
性)とも呼称する。
【0013】従来、駆動力と出力ノイズを最適点とする
ため、ノイズシュミレーション等を実施するが、完成品
と一致しないことが多く設計が難しい。
【0014】また、製造された半導体集積回路装置は、
その製造におけるプロセスバラツキから高速性や出力ノ
イズのいずれかの仕様を満たさないものも発生する。
【0015】本発明の目的は、駆動負荷能力の最適化が
達成できる多ビット構成の半導体集積回路装置の製造方
法に関する。
【0016】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0018】(1)出力バッファ回路の出力回路が複数
の電界効果トランジスタによって構成される多ビット出
力構成の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記
出力回路を、主出力回路と、この主出力回路に並列に接
続されるデータスイッチ回路と、前記データスイッチ回
路にそれぞれ直列に接続されかつヒューズセット回路に
接続される複数のトリミング対象出力回路とで構成して
おくとともに、前記ヒューズセット回路におけるヒュー
ズを選択して切断して前記出力回路の電界効果トランジ
スタの総ゲート幅を決定する。
【0019】具体的には、グランドの電位変動に起因す
る入力信号の誤動作を検出する誤動作検出用入力バッフ
ァ回路と、前記ヒューズセット回路に接続され前記誤動
作検出用入力バッファ回路の出力をクロック信号としか
つ前記ヒューズの数に対応するフリップチップを有する
カウンタ回路と、前記カウンタ回路のコードデータを読
み込むとともに出力時順次前記カウンタ回路のコードデ
ータを出力するシフトレジスタ回路と、高電圧印加信号
によって前記シフトレジスタ回路にコード読出信号を出
力する高電圧検出回路とを半導体基板の各素子部分に形
成しておく工程と、特性検査時には前記総ゲート幅が最
大になるように設定した後前記誤動作検出用入力バッフ
ァ回路からの誤動作信号をカウンタ回路でカウントして
前記誤動作信号が途切れた状態を作り出し、この状態で
の前記カウンタ回路のコードデータをシフトレジスタで
読み出して前記ヒューズセット回路における切断するヒ
ューズを決定する工程と、前記ヒューズ切断情報に基づ
いてトリミングによって前記ヒューズを切断して前記主
出力回路と1乃至複数のトリミング対象出力回路の組み
合わせによって出力回路の総ゲート幅を決定する工程と
を有する。
【0020】前記複数のトリミング対象出力回路のうち
少なくとも一つのトリミング対象出力回路のゲート幅は
他と異なっている。すなわち、前記複数のトリミング対
象出力回路の各ゲート幅は相互に異なっている。前記出
力回路はCMOSインバータ回路で構成されている。
【0021】(2)前記手段(1)の構成において前記
出力回路はハイ出力側をPチャンネル型MOS、ロウ出
力側をNチャンネル型MOSで構成した回路で構成して
おく。
【0022】前記(1)の手段によれば、(a)誤動作
検出用入力バッファ回路からの誤動作信号(エラー信
号)をカウンタ回路でカウントして前記エラー信号が途
切れた時点での情報をシフトレジスタ回路に移し、この
シフトレジスタ回路による出力によって前記ヒューズセ
ット回路のヒューズ切断箇所を決定し、その後前記切断
箇所のヒューズをトリミングして切断することによって
出力回路の総ゲート幅が決定されるため、出力回路の駆
動負荷能力の最適化が達成でき、出力ノイズの発生を抑
えかつ出力回路の高速化を図ることができる。
【0023】(b)半導体集積回路装置はその製造にお
いて半導体ウエハを縦横に分断して半導体チップとする
が、この半導体ウエハの状態で行うプローブ検査時に、
各チップとなる回路素子毎に自動的にハイデータ入力電
圧(ViH)のトリミングが行え、駆動負荷能力の最適化
が達成できる。
【0024】前記(2)の手段においても前記実施形態
同様の効果を奏する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0026】(実施形態1)図1乃至図13は本発明の
一実施形態(実施形態1)である半導体集積回路装置の
製造方法に係わる図である。
【0027】本実施形態1では、高速デジタルIC、た
とえば、動作速度が5〜20nsのSRAM(Static R
andom Access Memory)に本発明に適用した例について説
明する。
【0028】図2は本実施形態1の半導体集積回路装置
の製造方法によって製造されたSRAM(32k×8)
を構成する半導体集積回路装置1であり、パッケージに
封止されない半導体チップ1aの状態である。
【0029】半導体チップ1aは、その表面部分の各領
域を分けて各種の回路が形成され、かつ外部電極端子
(パッド)が配置されている。本実施形態1の半導体チ
ップ1aでは、横長となる半導体チップ1aの両端部分
に前記外部電極端子(パッド)2が配列されている。
【0030】パッド2は半導体チップ1aの両縁に沿っ
て複数配置され、たとえば、左端に並ぶパッド2は上か
ら下に向かって、A0−4で示される5個のアドレス
(Address)パッド、第1テストパッド(TEST PAD)、I
/O6−7で示されるデータ(Data)が入出力される2個
の入出力パッド、Vccで示される2個の電源パッド(第
1基準電源、たとえば3V)、I/O0−5で示される
6個の入出力パッドである。
【0031】また、右端に並ぶパッド2は上から下に向
かって、A5−11で示される7個のアドレスパッド、
Vssで示される2個の電源パッド(第2基準電源、たと
えば0V)、第2テストパッド、A12−14で示され
る3個のアドレスパッド、/WEで示される1個のライ
トイネーブル(Write Enable) パッド、/CSで示され
る1個のチップセレクトパッド(chip select)である。
【0032】また、半導体チップ1aの中央部分には、
図中縦方向に細長にX−デコーダ(decoder) 3が設けら
れ、このX−デコーダ3の両側にはメモリアレイ(Memor
y Array)4が設けられている。また、前記メモリアレイ
4やX−デコーダ3の外側にはY−デコーダ5が設けら
れ、その下側には入出力インターフェイス(i/o-interfa
ce) 6が設けられている。また、前記X−デコーダ3お
よびメモリアレイ4の上側と前記入出力インターフェイ
ス6の下側には、それぞれ内部ロジック7(Logic)7が
配置されている。
【0033】また、中央側の回路とパッド2との間に
は、右端側では入力バッファ(inputbuff.) 回路8が
設けられ、左端側では上から下に向けて入力バッファ回
路8,制御回路9,出力(output) バッファ回路10が
設けられている。前記制御回路9は、具体的には出力回
路調整用制御回路等からなっている。
【0034】このような半導体チップ1aは、所定の封
止形態の半導体集積回路装置に組み込まれて使用され
る。
【0035】また、前記半導体チップ1aは、たとえば
シリコンからなる大径の半導体基板(ウエハ)を縦横に
切断分離(チップ化)して形成されるが、本実施形態1
では、このチップ化に先立って、各チップとなる部分、
すなわち素子部分(回路素子部分)に組み込まれた前記
制御回路9を使用して、出力バッファ回路の出力回路の
ゲート幅が設定される。
【0036】後に詳細に説明するが、各半導体チップ1
a部分、すなわち素子部分には、CMOSインバータ回
路構成の出力回路を、いずれもCMOSインバータ回路
構成となる主出力回路と、この主出力回路に並列に接続
されるデータスイッチ回路と、前記データスイッチ回路
にそれぞれ直列に接続されかつヒューズセット回路に接
続される複数のトリミング対象出力回路とで構成してお
き、出力回路のゲート幅の決定の際は、前記ヒューズセ
ット回路におけるヒューズを選択して切断して前記出力
回路の総ゲート幅を決定するものである。
【0037】このヒューズの切断、すなわちトリミング
は、図15に示すように、ウエハ15の各素子部分16
に出射するレーザ光17によって行われる。すなわち、
レーザ光17はレーザトリミング装置20のアーム21
の先端に取り付けられたレーザ発振器22から出射され
るが、前記アーム21を支持する本体23はXYテーブ
ル24上に支持され、図示しない制御部によってトリミ
ング位置を設定するようになっている。なお、ウエハ1
5において、縦横に走る線はウエハ15を分断するダイ
シングライン(領域)25である。
【0038】つぎに、本実施形態1の半導体集積回路装
置の製造方法における出力回路調整用制御回路について
説明する。
【0039】図1は本実施形態1の半導体集積回路装置
の製造方法における半導体集積回路装置の出力バッファ
回路部分を示す回路ブロック、すなわち出力回路調整用
制御回路が組み込まれた出力バッファ回路を示すブロッ
ク図であり、図3は回路図である。
【0040】図1および図3に示すように、制御回路
(出力回路調整用制御回路)9は、メモリアレイ4から
のデータ(Data) とライトイネーブルパッドからのイネ
ーブル信号(ENB)を入力とし、I/Oパッドにデータを
出力する出力バッファ回路30と、前記出力バッファ回
路30に接続されるヒューズセット回路31と、前記ヒ
ューズセット回路31に接続されるカウンタ回路32
と、前記カウンタ回路32に接続されるシフトレジスタ
回路33とを有している。
【0041】前記カウンタ回路32の前段には誤動作検
出用入力バッファ回路34が接続されている。この誤動
作検出用入力バッファ回路34には、Vccパッドに接続
される電源投入検出回路35の出力と、第1テストパッ
ドに入力される信号を入力としている。また、誤動作検
出用入力バッファ回路34には、第1テストパッドに印
加される高電圧印加信号と前記電源投入検出回路35の
出力(PON)を入力とする高電圧検出回路36の出力で
あるコード読出(code read)信号も入力になる。
【0042】前記シフトレジスタ回路33は前記電源投
入検出回路35の出力(PON)と、第2テストパッドに
印加されるシフトレジスタのクロック信号入力を入力と
して、前記カウンタ回路32のコードデータ(code dat
a)を前記第1テストパッドに出力するように構成されて
いる。
【0043】前記出力バッファ回路30の出力回路は、
図4に示すように、CMOSインバータ回路からなり、
主出力回路QMと、この主出力回路QMに並列に接続さ
れるデータスイッチ回路QSと、前記データスイッチ回
路QSにそれぞれ直列に接続されかつヒューズセット回
路31に接続される複数のトリミング対象出力回路QT
0,QT1,QT2,QT3 とで構成されている。なお、この
トリミング対象出力回路の数は実施形態に限定されな
い。
【0044】トリミング対象出力回路QT0,QT1,QT
2,QT3 は、それぞれPチャンネルMOSFET(P−
MOSFET)とNチャンネルMOSFET(N−MO
SFET)とで形成されているが、QT0 〜QT3 のP
−MOSFETはデータスイッチ回路QSのP−MOS
FETのソース側に直列に接続され、QT0 〜QT3の
N−MOSFETはデータスイッチ回路QSのN−MO
SFETのソース側に直列に接続されている。
【0045】本実施形態1では、最終的に出力回路は前
記主出力回路QMと1乃至4個のトリミング対象出力回
路QT0 〜QT3 の組み合わせとなり、これによって総
ゲート幅が決定される。たとえばP−MOSFETのゲ
ート幅は、主出力回路QMでは600μm、トリミング
対象出力回路QT0 〜QT3 では、QT0 が50μm,
QT1 が100μm,QT2 が200μm,QT3 が4
00μmとそれぞれ倍倍になり、総ゲート幅は600〜
1350μmの間で選択可能になっている。
【0046】N−MOSFETのゲート幅は、主出力回
路QMでは300μm、トリミング対象出力回路QT0
〜QT3 では、QT0 が25μm,QT1 が50μm,
QT2 が100μm,QT3 が200μmとそれぞれ倍
倍になり、総ゲート幅は300〜675μmの間で選択
可能になっている。
【0047】主出力回路QMのP−MOSFETのゲー
ト電極にはイネーブル信号(ENB)とデータ信号を入力と
するNAND回路(NANDB)の出力が印加され、主出力回
路QMのN−MOSFETのゲート電極にはデータ信号
と、イネーブル信号をインバータ(INVB) で変換した信
号を入力とするNOR回路(NORB) の出力が印加される
ようになっている。
【0048】前記4個のトリミング対象出力回路QT0
〜QT3 には、ヒューズセット回路31からのコードデ
ータ(code data)T0,T1,T2,T3 がそれぞれゲートに
印加されるようになっている。また、P−MOSFET
側では信号を反転させるために配線途中にはインバータ
(INVB0,INVB1,INVB2,INVB3)が組み込まれている。
【0049】ヒューズセット(Fuse set) 回路31は、
図5に示すように、カウンタ回路32から送られてくる
コードデータ(C0,C1,C2,C3 )をクロックドインバ
ータ(CINVF0,CINVF1,CINVF2,CINVF3)によって変換し、
コードデータT0,T1,T2,T3 として出力バッファ回路
30に送るようになっている。また、ヒューズセット回
路31には、一つのマスターヒューズ(FM)と、4個のヒ
ューズ(F0,F1,F2,F3が配置されている。これらのマス
ターヒューズ(FM)およびヒューズ (F0,F1,F2,F3 )は、
VccとそれぞれN−MOSFETからなるマスターヒュ
ーズ用FET(QFM)および個別ヒューズ用FET(QF0,
QF1,QF2,QF3)のドレイン間に配置されている。
【0050】また、マスターヒューズ用FET(QFM)の
ドレインには、インバータ(INVFM1) とインバータ(IN
VFM2) が直列に接続され、一方のインバータ(INV FM1)
の出力が前記各クロックドインバータ(CINVF0〜CINVF
3) の一方の制御端子に接続され他方のインバータ(INV
FM2) の出力が前記各クロックドインバータ(CINVF0〜C
INVF3) の他方の制御端子に接続されて、必要に応じて
クロックドインバータ(CINVF0〜CINVF3) の動作制御を
行うようになっている。
【0051】また、前記各個別ヒューズ用FET(QF0,
QF1,QF2,QF3)のドレインには、インバータ(INVF0,INVF
1,INVF2,INVF3)とクロックドインバータ(CIF0,CIF1,CI
F2,CIF3)が直列に接続されている。前記クロックドイン
バータ(CIF0,CIF1,CIF2,CIF3)の出力は前記コードデー
タT0,T1,T2,T3 を伝送する配線部分に接続されてい
る。前記クロックドインバータ(CIF0,CIF1,CIF2,CIF3)
の制御端子には、前記インバータ(INVFM1) とインバー
タ(INVFM2) の出力が加わるように結線されている。
【0052】ヒューズセット回路31では、ヒューズ
(F0,F1,F2,F3 )のうちのいずれかのヒューズを切断し
た場合、切断されたヒューズに接続されるインバータ
(INVF0,INVF1,INVF2,INVF3)およびこれに接続されるク
ロックドインバータ(CIF0,CIF1,CIF2,CIF3)の作用によ
ってT0,T1,T2,T3 の出力をトリミング対象出力回路
(QT0,QT1,QT2,QT3)を動作させない状態にし
て、総ゲート幅を設定できるようになっている。
【0053】また、マスターヒューズ(FM)を切断するこ
とによりインバータ(INVFM1) およびインバータ(INVF
M2) の作用によってクロックドインバータ(CINVF0,CIN
VF1,CINVF2,CINVF3)を動作させない状態に設定して、カ
ウンタ回路32から電気的に独立状態にさせる。この操
作は本実施形態1では最終工程に行われる。
【0054】カウンタ回路32は、図6に示すように、
遅延(D)形のフリップフロップ(FFC0,FFC1,FFC2,FFC
3)を4個並列に並べた構成になっている。各フリップフ
ロップ(FFC0〜FFC3) のセット端子(S)には前記PONが
出力される。各フリップフロップ(FFC0〜FFC3) の補出
力(/Q)端子とデータ(D)端子はカウンタ回路32
に対してコードデータ(C0,C1,C2,C3 )を出力し、
シフトレジスタ回路33に対しては/Qと正出力(Q)
からコードデータ(S0,S1,S2,S3 ) を出力するよう
になっている。前記コードデータ(S0,S1,S2)とコー
ドデータ(C0,C1,C2 )は同一である。
【0055】また、コードデータ(code data)が〔00
00〕から〔1111〕に移行しないようにするため、
各フリップフロップ(FFC0〜FFC3) の/QおよびDにお
ける出力を入力とするNAND回路(NANDC)の出力をリ
セット端子(/R)に出力するようになっている。フリ
ップフロップ(FFC0〜FFC3) のクロック端子(CP) に
は、誤動作検出用入力バッファ回路34のエラー信号
(ERROR DET:ED)が入力されるようになっている。
【0056】誤動作検出用入力バッファ回路34は、図
7に示すように、第1テストパッド(第1TEST Pad) に
印加される信号を入力とするインバータ(INVE1)と、こ
のインバータ(INVE1)の出力を入力とする波形整形回路
37と、前記波形整形回路37の出力を入力とし、高電
圧検出回路36のコード読出信号(code read:CR)を
インバータ(INVE2)で反転させた出力を入力とするNO
R回路(NORE) とからなっている。NOR回路(NORE)
はエラー信号(ED)をカウンタ回路32に出力する。
【0057】高電圧(High Voltage)検出回路36は、図
8に示すように、N−MOSFETからなる出力トラン
ジスタQHを有している。この出力トランジスタQHの出力
端であるドレイン側にはM1〜M4のMOSFET(P−M
OS)が4段にダイオード接続されて降圧回路が構成さ
れている。前記最上段のMOSFETM1のドレイン端子
は第1テストパッドに接続されている。
【0058】前記出力トランジスタQHから出力された信
号はインバータ(INVH1),インバータ(INVH2)でそれぞ
れ反転されてフリップフロップ(FFH)のクロック端子
(CP)に入力されるように構成されている。フリップフ
ロップ(FFH)のセット端子にはPONが入力さるように構
成されている。フリップフロップ(FFH)の正出力(Q)
端子から出力されるコード読出(code read)信号は、図
7に示すように、誤動作検出用入力バッファ回路34の
インバータ(INVH2)の入力となる。また、このコード読
出信号は、図9に示すようにシフトレジスタ回路33の
NOR回路(NORS) に入力されるように構成されてい
る。
【0059】制御回路9は第1基準電源Vccが、たとえ
ば3Vとなり、第2基準電源Vssが、たとえば0Vとな
るが、前記第1テストパッドに高電圧、たとえば7Vを
入力させると、出力トランジスタQHからハイデータが出
力され、フリップフロップ(FFH)の正出力(Q)からコ
ード読出(code read)信号が出力されるようになる。
【0060】シフトレジスタ回路33は、図9に示すよ
うに、4段に組み込んだD形フリップフロップ(FFS0,F
FS1,FFS2,FFS3)と、これらフリップフロップ(FFS0,FFS
1,FFS2,FFS3)を制御するフリップフロップ(SFF)と、N
OR回路(NORS) と、前記カウンタ回路32からの信号
S0,S1,S2 の受け取り動作を制御するクロックドイン
バータ(CINVC0,CINVC1,CINVC2) と、コードデータをシ
フトする動作を制御するクロックドインバータ(CINVS
0,CINVS1,CINVS2,CINVS3)とを有している。また、前記
NOR回路(NORS) の出力は、前記フリップフロップ
(FFS0,FFS1,FFS2,FFS3)のクロック端子(CP) に出力さ
れる。また、NOR回路(NORS) の出力はインバータ
(INVS) によって反転されて前記フリップフロップ(SF
F)のクロック端子(CP) に出力されるようにもなってい
る。
【0061】前記NOR回路(NORS) には、第2テスト
パッド(TEST PAD)に印加される信号をインバータ(IN
V1) で反転して入力させるとともに、前記高電圧検出回
路36からの信号(CR)が入力されるようになっている。
【0062】前記フリップフロップ(SFF)のセット端子
にはPONが入力されるようになる。また、フリップフロ
ップ(SFF)の正出力(Q)および補出力(/Q)は、前
記クロックドインバータ(CINVS0,CINVS1,CINVS2,CINVS
3)およびクロックドインバータ(CINVC0,CINVC1,CINVC
2) の制御端子にそれぞれ接続されている。
【0063】つぎに、本実施形態1の半導体集積回路装
置の製造方法について説明する。半導体集積回路装置の
製造においては、たとえばシリコンからなる半導体基板
(ウエハ)に縦横に整列配置状態で回路素子が形成さ
れ、その後の特性検査等を経て縦横に分割されてチップ
状の半導体集積回路装置(半導体チップ)が製造され
る。
【0064】本実施形態1では、各回路素子部分にSR
AMを形成するが、この際、図3乃至図9に示した制御
回路(出力回路調整用制御回路)9が形成される。
【0065】その後、特性選別において、以下に説明す
る方法によって出力バッファ回路における出力回路のM
OSFETの総ゲート幅の設定、最適化が行われる。
【0066】すなわち、ウエハ状態でのプローブ検査
時、図14のフローチャートに示すように、作業開始
(ステップ100),電源投入による初期状態設定(ス
テップ101),第1テストパッドにViHmin を印加
(ステップ102),トリミングテスト実施(ステップ
103),第1テストパッドにコードデータ読取信号を
印加(ステップ104),シフトレジスタ駆動用のクロ
ック信号を第2テストパッドに印加して第1テストパッ
ドへT0,T1,T2,T3 のデータを出力(ステップ10
5),トリミング装置によるヒューズ切断(ステップ1
06),作業終了(ステップ107)の各工程を経て出
力回路のMOSFETの総ゲート幅の設定、最適化が行
われる。
【0067】つぎに、図10のトリミングコードデータ
を決定する動作を説明するためのタイミングチャート、
図11の誤動作検出用入力バッファ回路の動作を説明す
るためのタイミングチャート、図12はカウンタ回路に
おけるダウンカウントの真理値表、図13のシフトレジ
スタ回路によるコードデータ読出を説明するためのタイ
ミングチャートを参照しながら切断ヒューズの特定につ
いて説明する。
【0068】図10はVcc,PON,第1テストパッド,
RAM動作状態,エラー信号(ERROR DET),T0 , T1
, T2 , T3 ,コード読出(code read),第2テスト
パッドにおける波形を示すものである。
【0069】電源投入によりPON信号が発生する。この
結果、カウンタ回路32,シフトレジスタ回路33およ
び高電圧検出回路36の初期状態が設定される(ステッ
プ101)。この際、カウンタ回路32にあっては、デ
ータコード〔T0,T1,T2,T3 〕を〔1111〕にす
る。これにより、出力回路のP−MOSFETおよびN
−MOSFETの総ゲート幅はそれぞれ最大〔P−MO
Sは1350μm,N−MOSは675μm〕になる。
【0070】第1テストパッドにViHmin (たとえば、
2.2V)を印加した後、メモリIC特性検査装置等に
よりテストパターンを発生させ、機能テストを実施す
る。
【0071】この結果、総ゲート幅が最大であることか
ら、誤動作検出用入力バッファ回路34ではエラー信号
(ERROR DET)を検出することになる。
【0072】図11は誤動作検出用入力バッファ部の動
作図であり、データ出力(Dout),出力部の電流(Iou
t), グランド電位(GND),第1テストパッド電位
(ViHmin ),入力バッファ出力を示すものである。グ
ランド電位の変動により、入力バッファ出力は、グラン
ドノイズによって一時的に反転する。
【0073】カウンタ回路32では、前記エラー信号を
基本クロックとして〔1111〕からカウントダウンす
る。図12はダウンカウントの真理値表である。カウン
ト(計数)ごとにT0,T1,T2,T3 のコードデータは変
化し、順次総ゲート幅が小さくなる。
【0074】出力ノイズが小さくなり、エラー信号が発
生しなくなると、カウントダウン動作は停止する。この
状態が第1テストパッドに設定したViHハイレベルを満
足するMOSFETの最大総ゲート幅となる。
【0075】一連の機能テスト(function) が終了した
時点で、第1テストパッドに非常に高い電圧(高電圧印
加信号)、たとえば7Vが印加される。これによって前
記高電圧検出回路36が動作し、ロウレベルのコード読
出信号(code read)が出力され、データコードの読み出
し状態になる。
【0076】コード読出信号ロウデータにより、第2テ
ストパッドからのシフトレジスタ回路クロック信号が活
性化される。シフトレジスタのデータ入力のセレクタは
カウンタ出力が選択されているため、初めの第2テスト
パッドのハイデータにてT0,T1,T2,T3 のそれぞれの
カウンタ出力データをシフトレジスタにロードする。第
2テストパッドがロウデータになると、このセレクタは
シフトレジスタ側を選択し、また、シフトレジスタ回路
出力のクロックドインバータ(CINVS0,CINVS1,CINVS2,C
INVS3)が活性化されてT3 のデータを第1テストパッド
に出力する。その後は第2テストパッドのハイデータに
従い、T2 , T1 , T0 と順にコードデータを出力す
る。
【0077】図13はシフトレジスタ回路によるコード
データ読出を説明するためのタイミングチャートであ
る。同タイミングチャートでは、第2TEST PAD,FFCP,S
FFCP,SFFQ,第1TEST PADの出力レベルを示すものであ
る。前記FFCPはフリップフロップ(FFS0,FFS1,FFS2,FFS
3)のクロック端子(CP) の入力位置であり、SFFCP はフ
リップフロップ(SFF)のクロック端子(CP) の入力位置
であり、SFFQはフリップフロップ(SFF)の正出力(Q)
の出力位置である。
【0078】第1テストパッドに出力された出力情報
は、所定の外部メモリやトリミング装置の内部メモリに
記憶される。
【0079】その後、前述のように、図15に示すよう
なレーザトリミング装置20によってコードデータが0
となる部分のヒューズ、すなわち図5に示すヒューズ(F
0,F1,F2,F3)のいずれかが切断される。これによって出
力ノイズが発生しない駆動負荷能力が最大となる高速性
の半導体集積回路装置(回路素子部分)を製造すること
ができる。
【0080】また、マスターヒューズ(FM) が切断さ
れ、ヒューズセット回路31はカウンタ回路32やシフ
トレジスタ回路33と電気的に分離される。
【0081】その後、ウエハ15はダイシングライン2
5に沿って分断され、多数の半導体チップ(半導体集積
回路装置)が製造される。この半導体チップは、所定の
パッドに組み込まれて使用されることになる。
【0082】本実施形態1によれば以下の効果を奏す
る。
【0083】(1)誤動作検出用入力バッファ回路34
からのエラー信号(ERROR DET)をカウンタ回路32でカ
ウント(計数)して前記エラー信号が途切れた時点での
情報をシフトレジスタ回路33に移し、このシフトレジ
スタ回路33による出力によって前記ヒューズセット回
路31のヒューズ(F0,F1,F2,F3)のうちのいずれかのヒ
ューズの切断を決定し、その後前記切断箇所のヒューズ
をトリミングして切断することによって出力回路の総ゲ
ート幅が決定されるため、出力回路の駆動負荷能力の最
適化が達成でき、出力ノイズの発生を抑えかつ出力回路
の高速化を図ることができる。
【0084】(2)半導体集積回路装置はその製造にお
いて半導体ウエハを縦横に分断して半導体チップとする
が、この半導体ウエハの状態で行うプローブ検査時に、
各チップとなる回路素子毎に自動的にハイデータ入力電
圧(ViH)のトリミングが行え、駆動負荷能力の最適化
が達成できる。
【0085】(3)ViH特性と相関のあるアクセスタイ
ムについても同時にトリミングできる効果がある。
【0086】(4)出力バッファ回路30の出力回路の
駆動負荷能力はトリミングによって調整することから、
出力バッファ回路の設計時、詳細なノイズシミュレーシ
ョンが不要になり、開発期間等の短縮が可能になる。
【0087】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0088】また、前記実施形態1において、前記出力
回路はハイ出力側およびロウ出力側をそれぞれNチャン
ネル型MOSで構成した回路で構成しておいても前記実
施形態1と同様の効果を奏する。
【0089】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるシリコ
ン基板を用いた電界効果トランジスタによる半導体集積
回路装置の製造技術に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、たとえば、化合物
半導体基板による半導体集積回路装置の製造技術などに
適用できる。
【0090】本発明は少なくとも半導体集積回路装置の
製造技術には適用できる。
【0091】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0092】(1)誤動作検出用入力バッファ回路から
のエラー信号をカウンタ回路でカウントして前記エラー
信号が途切れた時点での情報をシフトレジスタ回路に移
し、このシフトレジスタ回路による出力によって前記ヒ
ューズセット回路のヒューズ切断箇所を決定し、その後
前記切断箇所のヒューズをトリミングして切断すること
によって出力回路の総ゲート幅が決定されるため、出力
回路の駆動負荷能力の最適化が達成でき、出力ノイズの
発生を抑えかつ出力回路の高速化を図ることができる。
【0093】(2)半導体集積回路装置はその製造にお
いて半導体ウエハを縦横に分断して半導体チップとする
が、この半導体ウエハの状態で行うプローブ検査時に、
各チップとなる回路素子毎に自動的にハイデータ入力電
圧(ViH)のトリミングが行え、駆動負荷能力の最適化
が達成できる。
【0094】(3)ViH特性と相関のあるアクセスタイ
ムについても同時にトリミングできる効果がある。
【0095】(4)出力バッファ回路の出力回路の駆動
負荷能力はトリミングによって調整することから、出力
バッファ回路の設計時、詳細なノイズシミュレーション
が不要になり、開発期間等の短縮が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である半導
体集積回路装置の製造方法における半導体集積回路装置
の出力バッファ回路部分を示す回路ブロックである。
【図2】本実施形態1によって製造された半導体集積回
路装置(半導体チップ)の模式的平面図である。
【図3】本実施形態1の半導体集積回路装置の出力バッ
ファ回路部分を示す回路図である。
【図4】前記出力バッファ回路における主出力回路,デ
ータスイッチ回路,トリミング対象出力回路等を示す回
路図である。
【図5】前記出力バッファ回路におけるヒューズセット
回路を示す回路図である。
【図6】前記出力バッファ回路におけるカウンタ回路を
示す回路図である。
【図7】前記出力バッファ回路における誤動作検出用入
力バッファ回路を示す回路図である。
【図8】前記出力バッファ回路における高電圧検出回路
を示す回路図である。
【図9】前記出力バッファ回路におけるシフトレジスタ
回路を示す回路図である。
【図10】本実施形態1の出力バッファ回路におけるト
リミングコードデータを決定する動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図11】本実施形態1における誤動作検出用入力バッ
ファ回路の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図12】カウンタ回路におけるダウンカウントの真理
値表である。
【図13】本実施形態1におけるシフトレジスタ回路に
よるコードデータ読出を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図14】本実施形態1の半導体集積回路装置の製造方
法におけるヒューズ切断を説明するためのフローチャー
トである。
【図15】本実施形態1の半導体集積回路装置の製造方
法において、ヒューズのトリミング状態を示すトリミン
グ装置の模式図である。
【符号の説明】
1…半導体集積回路装置、1a…半導体チップ、2…外
部電極端子(パッド)、3…X−デコーダ、4…メモリ
アレイ、5…Y−デコーダ、6…入出力インターフェイ
ス、7…内部ロジック、8…入力バッファ回路、9…制
御回路、10…出力バッファ回路、15…ウエハ、16
…素子部分、17…レーザ光、20…レーザトリミング
装置、21…アーム、22…レーザ発振器、23…本
体、24…XYテーブル、25…ダイシングライン、3
0…出力バッファ回路、31…ヒューズセット回路、3
2…カウンタ回路、33…シフトレジスタ回路、34…
誤動作検出用入力バッファ回路、35…電源投入検出回
路、36…高電圧検出回路、37…波形整形回路、CINV
F0,CINVF1,CINVF2,CINVF3,CIF0,CIF1,CIF2,CIF3,CINVC
0,CINVC1,CINVC2,CINVS0,CINVS1,CINVS2,CINVS3…クロ
ックドインバータ、C0,C1,C2,C3,S0,S1,S2,S3,
T0,T1,T2,T3 …コードデータ、code read(CR)…
コード読出信号、ERROR DET(ED)…エラー信号、FFC
0,FFC1,FFC2,FFC3,FFH,FFS0,FFS1,FFS2,FFS3,SFF …フ
リップフロップ、FM…マスターヒューズ、F0,F1,F2,F3
…ヒューズ、INVB,INVFM1,INVFM2,INVF0,INVF1,INVF2,I
NVF3,INVB0,INVB1,INVB2,INVB3,INVFM1,INVFM2,INVE1,I
NVE2,INVH1,INVH2,INVS …インバータ、M1〜M4…MOS
FET、NANDC …NAND回路、NORB,NORE,NORS…NO
R回路、PON…検出回路の出力、QFM …マスターヒュー
ズ用FET、QF0,QF1,QF2,QF3…個別ヒューズ用FE
T、QM…主出力回路、QS…データスイッチ回路、Q
T0,QT1,QT2,QT3 …トリミング対象出力回路、QH
…出力トランジスタ、Vcc…第1基準電源、Vss…第2
基準電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 19/00 (72)発明者 佐々木 智秀 秋田県南秋田郡天王町天王字長沼64 アキ タ電子株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ12 JJ21 KB33 KB91 PP05 QQ15 RR02 5F038 AV03 AV06 AV10 BE04 BH19 CA10 CD08 DF01 DF05 DF11 DF14 DT02 DT04 DT05 DT09 DT18 EZ20 5F064 AA01 BB12 BB14 BB16 BB18 BB20 BB28 BB31 CC12 DD19 DD32 DD39 DD46 FF07 FF24 FF26 FF42 FF46 HH10 5J056 AA04 BB02 BB24 BB59 BB60 CC00 CC03 CC17 CC18 FF07 FF08 HH00 5L106 AA02 DD03 DD12 DD22 DD24 DD25 EE03 FF01 GG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力バッファ回路の出力回路が複数の電
    界効果トランジスタによって構成される多ビット出力構
    成の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記出力
    回路を、主出力回路と、この主出力回路に並列に接続さ
    れるデータスイッチ回路と、前記データスイッチ回路に
    それぞれ直列に接続されかつヒューズセット回路に接続
    される複数のトリミング対象出力回路とで構成しておく
    とともに、前記ヒューズセット回路におけるヒューズを
    選択して切断して前記出力回路の電界効果トランジスタ
    の総ゲート幅を決定することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 出力バッファ回路の複数の電界効果トラ
    ンジスタによって構成される出力回路を、主出力回路
    と、この主出力回路に並列に接続されるデータスイッチ
    回路と、前記データスイッチ回路にそれぞれ直列に接続
    されかつヒューズセット回路に接続される複数のトリミ
    ング対象出力回路とで構成し、前記ヒューズセット回路
    におけるヒューズを選択して切断して前記出力回路の電
    界効果トランジスタの総ゲート幅を決定する多ビット出
    力構成の半導体集積回路装置の製造方法であって、グラ
    ンドの電位変動に起因する入力信号の誤動作を検出する
    誤動作検出用入力バッファ回路と、前記ヒューズセット
    回路に接続され前記誤動作検出用入力バッファ回路の出
    力をクロック信号としかつ前記ヒューズの数に対応する
    フリップチップを有するカウンタ回路と、前記カウンタ
    回路のコードデータを読み込むとともに出力時順次前記
    カウンタ回路のコードデータを出力するシフトレジスタ
    回路と、高電圧印加信号によって前記シフトレジスタ回
    路にコード読出信号を出力する高電圧検出回路とを半導
    体基板の各素子部分に形成しておく工程と、特性検査時
    には前記総ゲート幅が最大になるように設定した後前記
    誤動作検出用入力バッファ回路からの誤動作信号をカウ
    ンタ回路でカウントして前記誤動作信号が途切れた状態
    を作り出し、この状態での前記カウンタ回路のコードデ
    ータをシフトレジスタで読み出して前記ヒューズセット
    回路における切断するヒューズを決定する工程と、前記
    ヒューズ切断情報に基づいてトリミングによって前記ヒ
    ューズを切断して前記主出力回路と1乃至複数のトリミ
    ング対象出力回路の組み合わせによって出力回路の総ゲ
    ート幅を決定する工程とを有することを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のトリミング対象出力回路のう
    ち少なくとも一つのトリミング対象出力回路のゲート幅
    は他と異なっていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のトリミング対象出力回路の各
    ゲート幅は相互に異なっていることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の半導体集積回路装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記出力回路はCMOSインバータ回路
    またはハイ出力側およびロウ出力側をそれぞれNチャン
    ネル型MOSで構成した回路で構成しておくことを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100393214B1 (ko) * 2001-02-07 2003-07-31 삼성전자주식회사 패드의 수를 최소화하기 위한 칩 식별 부호 인식 장치 및이를 내장한 반도체 장치

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KR100393214B1 (ko) * 2001-02-07 2003-07-31 삼성전자주식회사 패드의 수를 최소화하기 위한 칩 식별 부호 인식 장치 및이를 내장한 반도체 장치

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