JP2000039331A - 車両用経路案内装置およびそれに用いることができる交通渋滞予測方法 - Google Patents

車両用経路案内装置およびそれに用いることができる交通渋滞予測方法

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JP2000039331A
JP2000039331A JP21790299A JP21790299A JP2000039331A JP 2000039331 A JP2000039331 A JP 2000039331A JP 21790299 A JP21790299 A JP 21790299A JP 21790299 A JP21790299 A JP 21790299A JP 2000039331 A JP2000039331 A JP 2000039331A
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congestion
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秀一 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車両用経路案内装置では、推奨経路上
の電波の届かない場所において交通渋滞に陥った場合、
渋滞となっている道路を予測することができないなどの
課題があった。 【解決手段】 交通渋滞に陥ったときに、渋滞に陥った
道路の道路種別や、渋滞に陥った時刻に基づいて前記推
奨経路における交通渋滞の要因となっている区間を予測
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地図上に現在位
置と目的地間の推奨経路を表示する車両用経路案内装置
およびそれに用いることができる交通渋滞予測方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図24は、例えば特開平2−28800
号公報に示された従来の車両用経路案内装置の機器構成
を示すブロック図である。図において、1はこの車両用
経路案内装置における制御処理を実行する処理装置であ
り、中央演算処理ユニット(以下CPUという)11、
読取り専用メモリ(以下ROMという)12、随時書込
/読取メモリ(以下RAM)13、および入出力インタ
フェース14をバス15で接続したマイクロコンピュー
タで構成されている。2は交通情報センターから道路案
内板や信号機の柱等に設置された送信機を介して送られ
てくる交通情報等を受信する交通情報用受信機であり、
3はコンパクトディスクに記載された道路地図データ等
を読み出す、読み出し専用の外部記憶装置として動作す
るコンパクトディスクプレーヤである。4は前記処理装
置1により表示信号に変換された各種のデータに基づい
た表示を行う陰極線管(以下CRTという)ディスプレ
イ、5はキースイッチやライトペン等の入力器具により
構成されている操作部であり、6は地磁気センサや車速
センサ等で構成されて、自身の現在位置を検出する自立
航行型位置センサである。
【0003】次に動作について説明する。目的地までの
推奨経路を探索する場合、まず、コンパクトディスクプ
レーヤ3にて読み出した道路地図データをCRTディス
プレイ4に表示し、操作部5のライトペン等を用いてそ
の道路地図データ上に目的地を指定する。目的地が指定
されると、処理装置1は第1段階でまず、自立航行型位
置センサ6で検出した現在位置からその目的地までの候
補経路を定め、第2段階でその候補経路に対して所定の
制限条件内にある経路を検出する。次に、第3段階にお
いて、交通情報用受信機2で受信した交通情報、および
あらかじめ定められている経路選択条件に基づいて、前
記第2段階で検出された経路の中から推奨経路を抽出
し、それをCRTディスプレイ4に表示されている道路
地図データ上に表示する。
【0004】なお、このような従来の車両用経路案内装
置に関連した技術が記載されている文献としては、他に
も、例えば特開昭63−148115号公報、特開昭6
3−171377号公報、特開平1−161111号公
報、特開平2−224200号公報などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用経路案内
装置は以上のように構成されているので、交通渋滞に対
する対応はなされておらず、推奨経路を走行中に、乗員
の知らない場所で、なおかつ交通情報も得られないよう
な場所で交通渋滞に陥った場合、どのあたりまでこの渋
滞が続いているのか予測がつかず不便であるという問題
点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、推奨経路を走行中に交通渋滞に
陥った場合、渋滞となっている道路の予測が可能な車両
用経路案内装置およびそれに用いることができる交通渋
滞予測方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用経
路案内装置は、車両が走行する道路データと前記道路デ
ータに関連した情報が格納された道路データ記憶手段
と、前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段
と、前記車両の目的地を前記道路データ上に設定する目
的地設定手段と、前記現在位置から前記目的地への推奨
経路を前記道路データ上で探索する経路探索手段と、交
通渋滞に陥ったときに、渋滞に陥った道路の道路種別を
検出し、検出した道路種別から交通渋滞となっている道
路を予測し、この予測結果に基づいて前記推奨経路にお
ける交通渋滞の要因となっている区間を予測する渋滞予
測手段とを備えたものである。
【0008】この発明に係る車両用経路案内装置は、車
両が走行する道路データと前記道路データに関連した情
報が格納された道路データ記憶手段と、前記車両の現在
位置を検出する現在位置検出手段と、前記車両の目的地
を前記道路データ上に設定する目的地設定手段と、前記
現在位置から前記目的地への推奨経路を前記道路データ
上で探索する経路探索手段と、交差点毎にあるいは交差
点と交差点とを結ぶ道路毎に、渋滞の発生時刻を渋滞統
計データとして記憶する渋滞統計データ記憶手段と、交
通渋滞に陥ったときに、渋滞に陥った時刻を検出し、検
出した時刻と上記渋滞統計データと交通渋滞となってい
る道路を予測し、この予測結果に基づいて前記推奨経路
における交通渋滞の要因となっている区間を予測する渋
滞予測手段とを備えたものである。
【0009】この発明に係る車両用経路案内装置は、渋
滞統計データ記憶手段が、交差点と交差点とを結ぶ道路
毎に、その上り方向と下り方向とに対応した複数の渋滞
統計データを記憶し、渋滞予測手段が、交通渋滞となっ
ている道路を予測する際に、この複数の渋滞統計データ
のうちから1つを選択して用いるものである。
【0010】この発明に係る交通渋滞予測方法は、交通
渋滞となっている道路の道路種別を検出するステップ
と、前記交通渋滞となっている道路から前記道路種別に
応じた所定の地点までの道路が渋滞していると予測する
ステップとを備えるものである。
【0011】この発明に係る交通渋滞予測方法は、交通
渋滞に陥った時刻を検出するステップと、当該検出され
た時刻と各交差点毎の統計的な渋滞発生時刻とを比較し
て、前記検出された時刻において渋滞が発生している交
差点を抽出するステップと、当該抽出された交差点から
予測渋滞情報を生成するステップとを備えるものであ
る。
【0012】この発明に係る交通渋滞予測方法は、交通
渋滞に陥った時刻を検出するステップと、当該検出され
た時刻と各道路毎の統計的な渋滞発生時刻とを比較し
て、前記検出された時刻において渋滞が発生している道
路を抽出するステップと、当該抽出された道路から予測
渋滞情報を生成するステップとを備えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
一実施の形態による車両用経路案内装置の機能構成を示
すブロック図であり、図2はその機器構成を示すブロッ
ク図である。図1において、21は車両の現在位置を検
出する現在位置検出手段であり、22は車両の目的地の
設定を行う目的地設定手段である。23は渋滞の有無を
検出する渋滞検出手段であり、24は現在位置と目的地
の間の推奨経路を探索する経路探索手段である。25は
交通渋滞となっている道路に渋滞の重み付けを施す渋滞
重み付け手段であり、26は推奨経路における交通渋滞
となっている道路を予測する渋滞予測手段である。27
は乗員に推奨経路の提示、および渋滞となっている道路
の提示を行う提示手段であり、28は道路データおよび
道路データに関する情報を記憶している道路データ記憶
手段、29は交通渋滞の距離を算出する渋滞距離演算手
段である。
【0014】また、図2において、31はこの車両用経
路案内装置の全体の制御・処理を行って図1に示す各手
段を実現する制御部であり、例えばROM,RAMなど
のメモリ41、入力回路42、および出力回路43をC
PU44に接続したマイクロコンピュータによって構成
されている。32はグローバル・ポジショニング・シス
テム(Global Positioning System 、以下GPSとい
う)の人工衛星からの電波を受信して、受信情報を制御
部31に送るGPS受信機であり、33はキースイッ
チ、ライトペン、赤外線タッチスイッチ等の入力器具に
よって構成され、入力された情報に対する制御信号を制
御部31に送る操作部である。34は例えばROMによ
って構成され、道路データおよび道路データに関する情
報を記憶している地図データ記憶部であり、35は制御
部31からの表示信号に従って画像の表示を行う、例え
ばCRTディスプレイなどによる表示部である。36は
車両運転時のブレーキングを検出するブレーキセンサ、
37は選択されているギヤを検出するギヤセンサであ
り、38は車両の走行速度を検出する車速センサであ
る。
【0015】なお、図1における現在位置検出手段21
はどのような方式であっても差し支えなく、例えば図2
に示すGPS受信機32を利用したものであってもよい
し、距離センサの出力および方位センサの出力と地図デ
ータから車両の位置を検出する装置であっても、ビーコ
ン受信機を利用したものであっても、ロランC受信機を
使用するものであってもよい。その機能としては、一定
間隔(例えば1秒間隔)で車両の現在位置と車両の向い
ている方位が得られるものである。また、目的地設定手
段22もどのような方式であっても差し支えはなく、例
えば図2の操作部33のように乗員が目的地を設定する
ための操作機を用いたものであってもよいし、地名によ
り地点を設定するものであっても、緯度経度座標により
地点を設定するものであってもよい。その機能として
は、乗員が目的地を設定したときに、その情報を経路探
索手段24へ伝えるものである。
【0016】渋滞検出手段23は車両の走行状態、例え
ば前記現在位置検出手段21から得られる現在位置の時
々刻々の変化により車両の走行速度を計算し、車両の走
行速度より渋滞の有無を検出するものである。また、経
路探索手段24は、前記現在位置検出手段21からの現
在位置に最も近い交差点を出発地交差点とし、前記目的
地設定手段22からの目的地に最も近い交差点を目的地
交差点とし、道路データをもとに出発地交差点から目的
地交差点までの走行距離が最も短い又は走行時間が最も
短い最適な推奨経路を探索するものである。
【0017】渋滞重み付け手段25は、渋滞予測手段2
6から得られる渋滞道路に対応した道路データに対し
て、渋滞の重み付けを施すものである。また、渋滞予測
手段26は渋滞検出手段23にて「渋滞有り」が検出さ
れた時、推奨経路と道路データにより、その道路形態か
ら推奨経路において渋滞の発生元となっている交差点を
推定し、交通渋滞となっている道路を予測したうえで、
交通渋滞が発生していると予測された道路を予測渋滞情
報として渋滞重み付け手段25及び渋滞距離演算手段2
9へ渡すものである。さらに、提示手段27は、現在位
置検出手段21からの車両現在位置及び車両の向いてい
る方位と、道路データ記憶手段28からの道路データ
と、経路探索手段24により探索した推奨経路と、渋滞
距離演算手段29からの渋滞情報を乗員に提示するもの
である。例えば、図2の表示部35とその表示制御回路
とからなり、道路地図の拡大,縮小表示,地図に重ねあ
わせた経路の表示,目的地を入力するための地図の選択
表示,目的地の表示,車両現在位置の表示,車両の方位
表示等の機能がある。
【0018】道路データ記憶手段28は道路データ及び
道路データに関する情報を、図2の地図データ記憶部3
4に記憶するものであり、図3に示すようなデータが格
納されている。その図3において、線が交差している
「○」印の部分が交差点を示し、それぞれの交差点に1
01〜116の番号が付けられている。この「○」印を
結ぶ直線は各交差点間の道路を表しており、直線上の数
値がその距離(単位はkm)であり、括弧( )付きの
数値は平均走行速度(単位はkm/h)を表している。
また、括弧〔 〕付きの数値は道路種別で、例えば
〔1〕は高速道路、〔2〕は国道、〔3〕は都道府県
道、〔4〕は主要地方道、〔5〕はその他の道路を示
し、○付きの数値は道路の幅員で、例えばは道路の幅
員が13.0m以上、は道路の幅員が5.5m以上〜
13.0m未満、は道路の幅員が3.0m以上〜5.
5m未満、は道路の幅員が3.0m未満を示してい
る。なお、トンネルが存在する道路には“トンネル”を
示し、橋が存在する道路には“橋”を示している。
【0019】渋滞距離演算手段29は、前記渋滞予測手
段26からの予測渋滞情報から渋滞の距離を算出し、予
測渋滞情報及び渋滞の距離を提示手段27へ送信するも
のである。
【0020】次に動作について説明する。まず、図1に
おいて、現在位置から目的地までの推奨経路を探索し、
推奨経路走行中に交通渋滞に会った場合、交通渋滞を回
避する経路を自動的に探索し、交通渋滞の距離を計算
し、交通渋滞を回避する経路と交通渋滞となっている道
路と交通渋滞の距離を乗員に提示する動作について図4
のフローチャートを用いて説明する。
【0021】まず図1における目的地設定手段22によ
り、乗員の希望する目的地を設定する(ステップST
1)。次に現在位置検出手段21より車両の現在位置を
取り込み(ステップST2)、経路探索手段24によ
り、道路データ記憶手段28から道路データを取り込み
(ステップST3)、前記現在位置に最も近い交差点を
出発地交差点とし、前記目的地に最も近い交差点を目的
地交差点とし、出発地交差点から目的地交差点までの推
奨経路を探索する(ステップST4)。例えば、図5は
道路データ記憶手段28より取り込んだ道路データを示
しており、図において「目的地」はステップST1で設
定された目的地を示し、「現在位置A」はステップST
2で取り込んだ車両の現在位置を示しているため、目的
地交差点が交差点107であり、出発地交差点は交差点
101となる。従って、この場合、経路探索手段24は
距離,時間とも最短である交差点101,102,10
3,104,105,106,107という交差点番号
列(図5において太線で示す)を推奨経路として、ステ
ップST4で探索する。
【0022】このステップST4で探索された推奨経路
は提示手段27により、道路データ記憶手段28からの
道路データと、現在位置検出手段21からの車両の現在
位置及び車両の方位とあわせて乗員に提示される(ステ
ップST5)。その後は、現在位置検出手段21より車
両の現在位置を取り込み(ステップST6)、もし車両
の現在位置が目的地に達したならば処理を終了し、そう
でなかった場合は処理をステップST8に渡す(ステッ
プST7)。次に渋滞検出手段23により、車両が交通
渋滞に陥ったかどうかを車両の走行状態、例えば走行速
度により渋滞を検出する(ステップST8)。ステップ
ST8において、「渋滞有り」を検出した場合には処理
をステップST10へ進め、そうでなければステップS
T5へ処理を戻す(ステップST9)。渋滞検出手段2
3により「渋滞有り」が検出された場合には、渋滞予測
手段26によって、交通渋滞となっている道路を予測
し、予測した渋滞道路の情報を予測渋滞情報として渋滞
距離演算手段29および渋滞重み付け手段25へ送信す
る(ステップST10)。
【0023】次に渋滞距離演算手段29により、交通渋
滞の距離を計算し(ステップST11)、計算した交通
渋滞の距離、およびステップST10で予測した予測渋
滞情報を、提示手段27に転送して乗員に提示する(ス
テップST12)。例えば、図5の道路データにおい
て、渋滞予測手段26によりステップST10で予測し
た予測渋滞情報が、交差点103,104,105,1
06という交差点番号列であった場合、渋滞の距離は交
差点103,104,105,106を結んだ道路の距
離の合計とし、渋滞の距離は、0.8+0.8+0.8
=2.4となり渋滞の距離はおよそ2.4kmとなる。
【0024】次に渋滞重み付け手段25において、渋滞
予測手段26からの予測渋滞情報をもとに道路データに
対して渋滞の重み付け、例えば道路の距離を5倍、走行
速度を1/5倍と設定し(ステップST13)、処理を
ステップST4に戻す。そして、ステップST4にて再
度、経路探索手段24により現在位置検出手段21から
の車両現在位置と、目的地設定手段22からステップS
T1で設定された目的地をもとに、前記現在位置に最も
近い交差点を出発地交差点とし前記目的地に最も近い交
差点を目的地交差点とし、ステップST13で重み付け
を行った道路データを用いて、前記出発地交差点から前
記目的地交差点までの推奨経路を探索して提示手段27
へ送信する。
【0025】図6はステップST13で渋滞の重み付け
を行った道路データであり「現在位置B」(図6では
「×」で示す)は渋滞検出手段23で交通渋滞を検出し
た時の車両現在位置である。渋滞予測手段26で予測さ
れた予測渋滞情報により、交差点103,104,10
5,106を結ぶ道路が渋滞しているとして、例えば道
路の距離を5倍、走行速度を1/5倍とする重み付けが
行われる。このような重み付けが行われた図6に示す道
路データをもとに、現在位置に最も近い交差点である交
差点103を出発地交差点とし、ステップST1で設定
された目的地に最も近い交差点である交差点107を目
的地交差点として、経路探索手段24により出発地交差
点から目的地交差点への経路探索を行うと、走行距離,
走行時間共に最短である交差点103,108,10
9,110,111,107という交差点番号列(図6
では太線で示す)が探索される。
【0026】提示手段27はこのようにしてステップS
T4で探索された経路を乗員に提示する(ステップST
5)。ここで、図7はステップST4とステップST1
2により、道路データ、車両現在位置および車両の向い
ている方向、渋滞の距離、予測渋滞情報、推奨経路を、
図2の表示部35に表示した場合の一提示例であり、図
中には道路データが表示されており、図において「×」
は車両の現在位置及び車両の向いている方向を示し
「◇」の連なりにより渋滞している道路を示し、表示部
下方に渋滞の距離を示し、太線により渋滞を回避する推
奨経路を提示している。
【0027】次に図4のステップST8の詳細な動作に
ついて説明する。現在位置検出手段21から得られる現
在位置の時々刻々の変化により車両の走行速度を計算し
て渋滞を検出する渋滞検出手段23の動作手順を、図8
のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャ
ートに示される「地点1」,「地点2」,「カウン
ト」,「検出開始位置」は変数である。まず現在位置検
出手段21より現在位置が入力され(ステップST2
1)、入力された現在位置を「地点2」に設定して(ス
テップST22)、「カウント」を“0”とし(ステッ
プST23)、「検出開始位置」をクリアーする(ステ
ップST24)。再び現在位置検出手段21より現在位
置が入力され(ステップST25)、このステップST
25で入力された現在位置を「地点1」に設定する(ス
テップST26)。現在位置検出手段21は一定時間例
えば1秒間隔で現在位置を検出するため、「地点1」と
「地点2」間の距離に時間、例えば1/3600[時
間]を除することによって車両の走行速度(時速)を算
出できる(ステップST27)。例えば「地点1」に示
される地点を(X1,Y1)の座標で示し、「地点2」
に示される地点を(X2,Y2)の座標で示すと、次式
によりその車両の走行速度を算出できる。
【0028】
【数1】
【0029】ステップST27で算出した走行速度を予
め設定された渋滞判定速度v、例えば20km/hと比
較し(ステップST28)、その渋滞判定速度vを超え
ていればステップST23に戻り、以下であれば渋滞検
出を開始するため処理をステップST29へ進める。次
に「カウント」の値を0と比較し(ステップST2
9)、それが0でなければステップST31へ進む。ま
た、「カウント」の値が0であれば渋滞検出を開始し、
渋滞検出を開始した地点を「検出開始位置」に設定して
(ステップST30)、処理をステップST31に進め
る。次に「カウント」に“1”を加え(ステップST3
1)、「地点1」に設定されている地点を「地点2」に
設定する(ステップST32)。「カウント」の値が予
め設定された渋滞カウント数n、例えば600未満であ
れば引き続き渋滞の検出を行うためステップST25へ
戻り「カウント」の値が渋滞カウント数n以上であれば
渋滞に陥っているか、又は停車中であるためステップS
T34へ進む(ステップST33)。
【0030】次に「カウント」の値が渋滞カウント数n
以上となった時の現在位置が設定されている「地点1」
と、ステップST30で設定した渋滞検出を開始した地
点が設定されている「検出開始位置」を比較し(ステッ
プST34)、もし「地点1」と「検出開始位置」が同
一地点なら車両が停車していると判断してステップST
23へ戻る。また、「地点1」と「検出開始位置」が同
一でなければ渋滞に陥っていると判断して、渋滞有りを
渋滞予測手段26へ送信する(ステップST35)。
【0031】次に図4のステップST10の詳細な動作
について説明する。道路データ記憶手段28から読み込
んだ道路データと、経路探索手段24によりステップS
T4で探索した推奨経路に基づいて渋滞道路を予測する
渋滞予測手段26の動作手順を図9のフローチャートを
用いて説明する。まず渋滞検出手段23で「渋滞有り」
を検出したときの車両現在位置から目的地へ向かって予
め設定された渋滞判定交差点m個、例えば10個の交差
点を推奨経路より抽出する。もし目的地までの交差点が
渋滞判定交差点数m個よりも少ない場合は目的地までの
推奨距離に存在する全ての交差点を抽出する(ステップ
ST41)。例えば図5において現在位置検出手段21
からの車両現在位置が「現在位置B」(図5では「×」
で示す)であった時に渋滞検出手段23より「渋滞有
り」を検出した場合は、渋滞の判定を行う交差点として
交差点103,104,105,106,107が抽出
される。
【0032】次に道路データ記憶手段28より読み込ん
だ道路データをもとに、ステップST41で抽出した各
交差点に接続される道路の種別を調べ、次の表1に示す
渋滞予測係数表と照らし合わせて、各交差点に渋滞予測
係数を付加する(ステップST42)。
【0033】
【表1】
【0034】この表1は、交差点に接続される道路の種
別により、渋滞の発生する係数を設定する一例を示すも
のであり、表1において〔1〕から〔5〕は道路種別例
えば〔1〕は高速道路、〔2〕は国道、〔3〕は都道府
県道、〔4〕は主要地方道、〔5〕はその他道路を示し
ており、高速道路や国道と接続するような交差点は、
「インターチェンジが存在する」、「交通量が多い」等
の渋滞する要因が多いため渋滞予測係数は高い値が設定
されている。逆に主要地方道や、その他道路は渋滞する
要素が少ないため渋滞予想係数は低い値が設定されてい
る。この表1を用いて、図5よりステップST41で抽
出した各交差点の渋滞予測係数を調べると、交差点10
3の渋滞予測係数は3.0、交差点104の渋滞予測係
数は4.0、交差点105の渋滞予測係数は3.0、交
差点106の渋滞予測係数は5.0、交差点107の渋
滞予測係数は3.0となる。
【0035】次に、ステップST42において、渋滞予
測係数を付加した交差点の中から渋滞予測係数が最も高
い交差点を選ぶ。そのとき、渋滞予測係数が最も高い交
差点が複数存在する場合には、車両の現在位置より最も
遠い交差点を選ぶ(ステップST43)。例えば、図5
における交差点103,104,105,106,10
7のうちで渋滞予測係数が最も高い交差点は、渋滞予測
係数が5.0である交差点106となる。
【0036】次に、車両の現在位置からステップST4
3で選ばれた、渋滞予測係数が最も高い交差点までの交
差点番号列を抽出して予測渋滞情報とし(ステップST
44)、その予測渋滞情報を渋滞距離演算手段29及び
渋滞重み付け手段25へ送信する(ステップST4
5)。例えば、図5においてステップST43で選ばれ
た交差点が交差点106であり、「現在位置B」(図5
では「×」で示す)が車両の現在位置であった場合、車
両の現在位置に最も近い交差点103と交差点106を
結ぶ交差点103,104,105,106という交差
点番号列が予測渋滞情報となる。
【0037】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、渋滞検出を、車両の走行状態、例えば走行速度を検
出して判定する場合について述べたが、乗員より図2の
操作部33を用いて渋滞に陥ったことを入力するように
してもよく、また、その走行速度の検出も、車両に設け
た図2に示す車速センサ38で検出するようにしてもよ
い。
【0038】実施の形態3.また、上記実施の形態1で
は、車両の走行速度が渋滞判定速度v以下である状態
が、渋滞カウント数n回連続して検出された場合に渋滞
と判定するものを示したが、車両の走行速度が渋滞判定
速度v以下である状態が、予め設定された渋滞判定時間
tの間、継続された場合に渋滞と判定するようにしても
よい。次に、車両の走行速度が渋滞判定速度v(例えば
20km/h)以下である状態が渋滞判定時間t(例え
ば5分)の間、継続された場合に渋滞を検出する動作の
手順を図10のフローチャートを用いて説明する。な
お、これは実施の形態1において渋滞検出手段23の動
作を説明した図8の動作手順を図10のように変更する
ことで実現できる。
【0039】まず現在位置検出手段21より現在位置が
入力され(ステップST51)、入力された現在位置を
「地点2」に設定し(ステップST52)、渋滞検出用
タイマ(TM)をリセットし(ステップST53)、
「検出開始位置」をクリアーする(ステップST5
4)。再び現在位置検出手段21より現在位置が入力さ
れ(ステップST55)、このステップST55で入力
された現在位置を「地点1」に設定する(ステップST
56)。現在位置検出手段21は一定時間、例えば1秒
間隔で現在位置を検出するため、「地点1」と「地点
2」間の距離に時間例えば3600秒を乗算することに
より車両の走行速度(時速)を算出することができる
(ステップST57)。例えば「地点1」に示される地
点を(X1,Y1)の座標で示し、「地点2」に示され
る地点を(X2,Y2)の座標で示すと、その車両の走
行速度は次式で算出できる。
【0040】
【数2】
【0041】このステップST57で算出した走行速度
が、予め設定された渋滞判定速度v(例えば20km/
h)を超えていればステップST53へ戻り、渋滞判定
速度v以下であれば処理をステップST59へ進める
(ステップST58)。次に渋滞検出用タイマ(TM)
が起動中であるか否かの判定を行い(ステップST5
9)、起動中であればステップST62へ進み、起動中
でなければステップST60へ進む。渋滞検出用タイマ
(TM)が起動中でない場合には、ステップST55で
入力された車両の現在位置を「検出開始位置」に設定し
(ステップST60)、渋滞検出用タイマ(TM)を起
動する(ステップST61)。
【0042】次に「地点1」に設定されている地点を
「地点2」に設定し(ステップST62)、渋滞検出用
タイマ(TM)が予め設定していた渋滞判定時間t(例
えば5分)より小さければステップST55へ戻り、渋
滞判定時間t以上であれば処理をステップST64へ進
める(ステップST63)。次に、渋滞検出用タイマ
(TM)が渋滞判定時間t以上であった時の現在位置が
設定されている「地点1」と、ステップST60で設定
した、渋滞検出を開始した地点が設定されている「検出
開始位置」を比較し(ステップST64)、もし「地点
1」と「検出開始位置」が同一地点なら車両が停車して
いると判断してステップST53へ戻る。また、「地点
1」と「検出開始位置」が同一でなければ渋滞に陥って
いると判断して、「渋滞有り」を渋滞予測手段26へ送
信する(ステップST65)。
【0043】実施の形態4.また、上記実施の形態1お
よび3では、車両の走行速度が渋滞判定速度v以下であ
る状態が渋滞カウント数n回連続して検出された場合、
あるいは渋滞判定時間tの間、継続した場合に渋滞と判
定するものについて述べたが、平均速度抽出間隔t毎の
車両の平均速度が渋滞判定速度v以下である状態が、渋
滞判定回数m以上連続して検出された場合に渋滞と判定
するようにしてもよい。次に、平均速度抽出間隔t(例
えば1分)毎の車両の平均速度が渋滞判定速度v(例え
ば20km/h)以下である状態が渋滞判定回数m(例
えば5)回連続して検出された場合に渋滞を検出する動
作の手順を図11のフローチャートを用いて説明する。
なお、これは実施の形態1において渋滞検出手段23の
動作を説明した図8の動作手順を図11のように変更す
ることで実現できる。
【0044】まず現在位置検出手段21より現在位置が
入力され(ステップST71)、入力された現在位置を
「地点2」に設定し(ステップST72)、「カウン
ト」を“0”とし(ステップST73)、渋滞検出用タ
イマ(TM)をリセットし(ステップST74)、渋滞
検出用タイマ(TM)を起動する(ステップST7
5)。次に車両移動距離(Dist)に“0”を設定し
(ステップST76)、再び現在位置検出手段21より
現在位置が入力され(ステップST77)、このステッ
プST77で入力された現在位置を「地点1」に設定す
る(ステップST78)。次に「地点1」と「地点2」
間の距離を車両の移動距離として算出する(ステップS
T79)。例えば「地点1」に示される地点を(X1,
Y1)の座標で示し、「地点2」に示される地点を(X
2,Y2)の座標で示すと、この車両の走行距離は次式
で算出できる。
【0045】
【数3】
【0046】この、ステップST79で算出した走行距
離を車両移動距離(Dist)に加算し(ステップST
80)、「地点1」に設定されている「地点2」に設定
する(ステップST81)。次に渋滞検出用タイマが予
め設定された平均速度抽出間隔t(例えば60秒)未満
であれば処理をステップST77へ進め、平均速度抽出
間隔t以上であれば処理をステップST83へ進める
(ステップST82)。このステップST74からステ
ップST82の処理によって平均速度抽出間隔t(例え
ば60秒)の間の車両移動距離(Dist)kmが得ら
れているため、次式により平均速度抽出間隔tの間の平
均速度(時速)を算出する(ステップST83)。
【0047】平均速度[km/h]=Dist[km]
/(1/60)[h]
【0048】このステップST83で算出した平均速度
抽出間隔tの間の平均速度を予め設定された渋滞判定速
度v(例えば20km/h)と比較し(ステップST8
4)、平均速度が渋滞判定速度vを超えていればステッ
プST86へ進み、渋滞判定速度v以下であればステッ
プST85へ進む。即ち、ステップST84の比較で平
均速度抽出間隔tの間の平均速度が渋滞判定速度vを超
えていれば、「カウント」に“0”を設定した後、処理
をステップST74へ戻す(ステップST86)。ま
た、ステップST84の比較で、平均速度抽出時間tの
間の平均速度が渋滞判定速度v以下であれば、「カウン
ト」に“1”を加算して(ステップST85)、その
「カウント」を予め設定された渋滞判定回数m(例えば
5)と比較し(ステップST87)、渋滞判定回数m未
満であれば処理をステップST74に戻す。また、「カ
ウント」が渋滞判定回数m以上となれば渋滞に陥ってい
ると判定して、「渋滞有り」を渋滞予測手段26へ送信
する(ステップST88)。
【0049】実施の形態5.また、上記実施の形態4で
は、平均速度抽出間隔t毎の車両の平均速度が渋滞判定
速度v以下である状態が、渋滞判定回数m以上連続して
検出された場合に渋滞と判定するものを示したが、平均
速度抽出間隔t毎の車両の平均速度を算出し、過去渋滞
判定回数m回の1分毎の平均速度のうち渋滞判定速度v
以下である状態の割合が渋滞発生割合r以上であった場
合に渋滞と判定するようにしてもよい。次に、平均速度
抽出間隔t(例えば1分)毎の車両の平均速度を算出
し、過去渋滞判定回数m(例えば10)回の平均速度の
うちで渋滞判定速度v(例えば20km/h)以下であ
る状態の割合が渋滞発生割合r(例えば80%)以上で
あった場合に渋滞を検出する動作の手順を図12のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、これは実施の形態
4において渋滞検出手段23の動作を説明した図8の動
作手順を図12のように変更することで実現できる。
【0050】まず現在位置検出手段21より現在位置が
入力され(ステップST91)、入力された現在位置を
「地点2」に設定し(ステップST92)、渋滞検出割
合(Rate)を“0%”とし(ステップST93)、
渋滞検出用タイマ(TM)をリセットし(ステップST
94)、渋滞検出用タイマ(TM)を起動する(ステッ
プST95)。次に車両移動距離(Dist)に“0”
を設定し(ステップST96)、再び現在位置検出手段
21より現在位置が入力され(ステップST97)、こ
のステップST97で入力された現在位置を「地点1」
に設定する(ステップST98)。次に「地点1」と
「地点2」間の距離を車両の移動距離として算出する
(ステップST99)。例えば「地点1」に示される地
点を(X1,Y1)の座標で示し、「地点2」に示され
る地点を(X2,Y2)の座標で示すと、次式でその移
動距離を算出することができる。
【0051】
【数4】
【0052】このステップST99で算出した走行距離
を車両移動距離(Dist)に加算し(ステップST1
00)、「地点1」に設定されている地点を「地点2」
に設定する(ステップST101)。次に渋滞検出用タ
イマ(TM)が予め設定された平均速度抽出間隔t(例
えば60秒)未満であれば処理をステップST97へ進
め、平均速度抽出間隔t以上であれば処理をステップS
T103へ進める(ステップST102)。このステッ
プST94からステップST102の処理によって平均
速度抽出間隔t(例えば60秒)の間の車両移動距離
(Dist)kmが得られているため、次式により平均
速度時間間隔tの間の平均速度(時速)を算出する(ス
テップST103)。
【0053】平均速度[km/h]=Dist[km]
/(1/60)[h]
【0054】このステップST103で算出した平均速
度抽出間隔tの間の平均速度を予め設定されている渋滞
判定速度vと比較し(ステップST104)、平均速度
が渋滞判定速度vを超えていればステップST106へ
進み、渋滞判定速度v以下であればステップST105
へ進む(ステップST104)。即ち、ステップST1
04で平均速度抽出間隔tの間の平均速度が渋滞判定速
度vを超えていれば、渋滞検出割合(Rate)より
“10%”を減算してステップST94へ戻る(ステッ
プST106)。但しこの渋滞検出割合の値が“0%”
未満になる場合には減算しないものとする。また、ステ
ップST104で平均速度抽出間隔tの間の平均速度が
渋滞判定速度v以下であれば、渋滞検出割合(Rat
e)に“10%”を加算する(ステップST105)。
但しこの渋滞検出割合(Rate)の値が“100%”
を超える場合には加算しないものとする。この渋滞検出
割合(Rate)を予め設定された渋滞発生割合r(例
えば80%)と比較し(ステップST107)、渋滞発
生割合r未満であればステップST94に処理を戻す。
また、渋滞検出割合(Rate)が渋滞発生割合r以上
であれば渋滞に陥っていると判定して、「渋滞有り」を
渋滞予測手段26へ送信する(ステップST108)。
【0055】実施の形態6.また、上記実施の形態1で
は、渋滞であると判断する速度を渋滞判定速度vを、全
ての道路に対して例えば20km/h以下とした場合に
ついて説明したが、走行している道路の道路種別によっ
てその渋滞判定速度vの値を変化させるようにしてもよ
い。例えば実施の形態1の渋滞検出に用いている渋滞判
定速度vの値を、走行している道路の道路種別が高速道
路であった場合は例えばv=30km/hとし、走行し
ている道路の道路種別が国道であった場合は例えばv=
20km/hとし、走行している道路の道路種別が都道
府県道または主要地方道またはその他道路であった場合
は例えばv=10km/hとする。
【0056】実施の形態7.また、上記実施の形態1で
は、各交差点に接続する道路の道路種別を渋滞予測の対
象としたものを示したが、例えば表2に示すような渋滞
予測係数表を用い、交差点に接続する道路の本数によっ
て渋滞予測を行うようにしてもよく、さらには、例えば
表3に示すような2次元の渋滞予測係数の一覧表を用
い、交差点に接続する道路の本数と道路種別の両方を用
いて渋滞予測を行うようにしてもよい。
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】実施の形態8.また、上記実施の形態1で
は、各交差点に接続する道路の道路種別を渋滞予測の対
象としたものを示したが、例えば表4に示すような渋滞
予測係数表を用い、交差点に接続する道路の幅員に基づ
いて渋滞予測を行うようにしてもよい。
【0060】
【表4】
【0061】実施の形態9.また、上記実施の形態1で
は、各交差点に接続する道路の道路種別を渋滞予測の対
象としたものを示したが、例えば表5に示すような渋滞
予測係数表を用い、例えばトンネルや橋などの渋滞要因
項目が存在する道路と接続しているか否かによって渋滞
予測を行うようにしてもよい。
【0062】
【表5】
【0063】実施の形態10.また、上記実施の形態1
では、各交差点に接続する道路の道路種別のみを渋滞予
測の対象としたものを示したが、交差点に接続する道路
の道路種別、交差点に接続する道路の本数、交差点に接
続する道路の幅員、および交差点に接続する道路にトン
ネルや橋等が存在するかなどの複数の要因を総合的に評
価して渋滞予測を行うとしてもよい。次に、交差点に接
続する道路の種別と、交差点に接続する道路の本数と、
交差点に接続する道路の幅員と、交差点に接続する道路
にトンネルや橋が存在するかという複数の要因を総合的
に評価して渋滞予測を行う動作の手順を図13のフロー
チャートを用いて説明する。なお、これは実施の形態1
において渋滞予測手段26の動作を説明した図9の動作
手順のステップST42の処理を、図13に示す手順に
変更することで実現できる。
【0064】まず道路データ記憶手段28より読み込ん
だ道路データをもとに、図9のステップST41で抽出
された各交差点に接続される道路の道路種別を調べ、表
1に示す渋滞予測係数表と照らし合わせて、各交差点の
渋滞予測係数を付加する(ステップST111)。例え
ば、図9のステップST41で抽出された交差点が図5
の交差点103,104,105,106,107であ
った場合、各交差点に接続される道路の種別と表1に示
す渋滞予測係数表より交差点103の渋滞予測係数は
3.0、交差点104の渋滞予測係数は4.0、交差点
105の渋滞予測係数は3.0、交差点106の渋滞予
測係数は5.0、交差点107の渋滞予測係数は3.0
となる。
【0065】次に道路データ記憶手段28より読み込ん
だ道路データをもとに、図9のステップST41で抽出
された各交差点に接続される道路の本数を調べ、表2に
示す渋滞予測係数表と照らし合わせて、各交差点に渋滞
予測係数を加算する(ステップST112)。例えば、
ステップST111で設定された渋滞予測係数が、交差
点103の渋滞予測係数は3.0、交差点104の渋滞
予測係数は4.0、交差点105の渋滞予測係数は3.
0、交差点106の渋滞予測係数は5.0、交差点10
7の渋滞予測係数は3.0であった場合、各交差点に接
続される道路の本数と表2に示す渋滞予測係数表より各
交差点の渋滞予測係数は、交差点103の渋滞予測係数
は3.0、交差点104の渋滞予測係数は4.0、交差
点105の渋滞予測係数は3.0、交差点106の渋滞
予測係数は5.0、交差点107の渋滞予測係数は3.
0となる。
【0066】次に道路データ記憶手段28より読み込ん
だ道路データをもとに、図9のステップST41で抽出
された各交差点に接続される道路の幅員を調べ、表4に
示す渋滞予測係数表と照らし合わせて、各交差点に渋滞
予測係数を加算する(ステップST113)。例えば、
ステップST112で設定された渋滞予測係数が、交差
点103の渋滞予測係数は3.0、交差点104の渋滞
予測係数は4.0、交差点105の渋滞予測係数は3.
0、交差点106の渋滞予測係数は5.0、交差点10
7の渋滞予測係数は3.0であった場合、各交差点に接
続される道路の幅員と表4に示す渋滞予測係数表より各
交差点の渋滞予測係数は、交差点103の渋滞予測係数
は7.0、交差点104の渋滞予測係数は9.0、交差
点105の渋滞予測係数は8.0、交差点106の渋滞
予測係数は10.0、交差点107の渋滞予測係数は
7.0となる。
【0067】次に道路データ記憶手段28より読み込ん
だ道路データをもとに、図9のステップST41で抽出
された各交差点に接続される道路に存在する渋滞要因項
目を調べ、表5に示す渋滞予測係数表と照らし合わせ
て、各交差点に渋滞予測係数を加算する(ステップST
114)。例えば、ステップST113で設定された渋
滞予測係数が、交差点103の渋滞予測係数は7.0、
交差点104の渋滞予測係数は9.0、交差点105の
渋滞予測係数は8.0、交差点106の渋滞予測係数は
10.0、交差点107の渋滞予測係数は7.0であっ
た場合、各交差点に接続される道路に存在する渋滞要因
項目と表5に示す渋滞予測係数表より各交差点の渋滞予
測係数は、交差点103の渋滞予測係数は7.0、交差
点104の渋滞予測係数は9.3、交差点105の渋滞
予測係数は8.0、交差点106の渋滞予測係数は1
0.0、交差点107の渋滞予測係数は7.0となる。
【0068】実施の形態11.また、上記実施の形態1
では、現在位置から渋滞の発生原因であると推定される
交差点までの道路を渋滞として重み付けを行うものを示
したが、現在位置から渋滞の発生原因であると推定され
る交差点までの道路とその間に存在する交差点に接続さ
れる道路に対して渋滞の重み付けを行うようにしてもよ
い。
【0069】実施の形態12.また、上記実施の形態1
では、予測された渋滞道路に対して道路の距離を5倍、
走行速度を1/5倍として、その渋滞を回避して目的地
に到達する推奨経路を探索する場合について説明した
が、重み付けを行う道路の道路種別に応じてその重みを
変化させるようにしてもよい。例えば重み付けを行う道
路が高速道路であった場合は、道路の距離を10倍、走
行速度を1/10倍にし、重み付けを行う道路が国道で
あった場合は、道路の距離を8倍、走行速度を1/8倍
にし、重み付けを行う道路が都道府県道であった場合
は、道路の距離を6倍、走行速度を1/6倍にし、重み
付けを行う道路が主要地方道であった場合は、道路の距
離を4倍、走行速度を1/4倍にし、重み付けを行う道
路がその他道路であった場合は、道路の距離を2倍、走
行速度を1/2倍にする。
【0070】実施の形態13.また、上記各実施の形態
1では、提示手段27としてCRTディスプレイを利用
して視覚的に提示するものを示したが、音声によって聴
覚的な提示を行うようにしてもよい。
【0071】実施の形態14.次にこの発明の実施の形
態14を図について説明する。この実施の形態14では
車両の運転状態として、図2のブレーキセンサ36を利
用して乗員がブレーキをかけるタイミングを検出し、そ
れより渋滞の有無を検出するもので、以下に図1の渋滞
検出手段23の動作手順を図14のフローチャートを用
いて説明する。
【0072】まず渋滞検出用タイマ(TM2)をリセッ
トし(ステップST121)、ブレーキ間隔検出用タイ
マ(TM1)をリセットして(ステップST122)、
ブレーキ間隔検出用タイマ(TM1)を起動する(ステ
ップST123)。その後ブレーキがかけられるのを待
つ(ステップST124)。例えば、図2のブレーキセ
ンサ36は乗員がブレーキをかけた時に、制御部31に
対して割り込みを発生されるものであり、図1の渋滞検
出手段23はブレーキセンサ36から割り込みが発生し
た時に、「ブレーキング」の信号を受けるものである。
【0073】次にブレーキがかけられたことがステップ
ST124で検出されると、その時のブレーキ間隔検出
タイマ(TM1)が予め設定された渋滞ブレーキ間隔時
間t1(例えば30秒)以下であるかを判定(ステップ
ST125)し、結果がt1以下であればステップST
126へ処理を進め、t1以上であれば処理をステップ
ST121へ処理を戻す。ブレーキ間隔検出タイマ(T
M1)が渋滞ブレーキ間隔時間t1以下であれば、次に
渋滞検出用タイマ(TM2)が起動されているか否かを
判定し(ステップST126)、起動されていればステ
ップST128へ、起動されていなければステップST
127へ進む。即ち、渋滞検出用タイマ(TM2)が起
動中でなければ、渋滞検出用タイマを起動してステップ
ST122へ戻る(ステップST127)。一方、渋滞
検出用タイマ(TM2)が起動中であれば渋滞検出用タ
イマ(TM2)が予め設定された渋滞検出時間t2(例
えば10分)以上か否かの判定を行い(ステップST1
28)、渋滞検出用タイマ(TM2)が渋滞検出時間t
2未満であればステップST122へ処理を戻す。ま
た、渋滞検出用タイマ(TM2)が渋滞検出時間t2以
上であった場合は、渋滞に陥ったと判定して、「渋滞有
り」を渋滞予測手段26へ送信する(ステップST12
9)。
【0074】実施の形態15.なお、上記実施の形態1
4では、ブレーキ間隔が渋滞ブレーキ間隔時間t1以下
である状態が、渋滞検出時間t2以上継続された場合に
渋滞と判定するものについて述べたが、ブレーキ間隔が
渋滞ブレーキ間隔時間t1(例えば30秒)以下である
ブレーキングが、予め設定された渋滞検出回数n(例え
ば20)回以上連続して発生する場合に渋滞と判定する
ようにしてもよい。
【0075】実施の形態16.また、上記実施の形態1
4では、全ての道路において、渋滞であると判断するた
めのブレーキ間隔を渋滞ブレーキ間隔時間t1(例えば
30秒)以下とし、渋滞に陥っていると判断するための
時間を渋滞検出時間t2(例えば10分)以上としたも
のを示したが、走行している道路の道路種別によりその
渋滞ブレーキ間隔時間t1と渋滞検出時間t2の値を変
化させるようにしてもよい。例えば実施の形態14の渋
滞検出に用いる渋滞ブレーキ間隔時間t1と渋滞検出時
間t2の値を、走行している道路の道路種別が高速道路
であった場合は例えば渋滞ブレーキ間隔時間をt1=6
0秒、渋滞検出時間をt2=5分とし、走行している道
路の道路種別が国道であった場合は例えば渋滞ブレーキ
間隔時間をt1=40秒、渋滞検出時間をt2=10分
とし、走行している道路の道路種別が都道府県道または
主要地方道またはその他道路であった場合は例えば渋滞
ブレーキ間隔時間をt1=20秒、渋滞検出時間をt2
=15分とする。
【0076】実施の形態17.次にこの発明の実施の形
態17を図について説明する。この実施の形態17では
車両の運転状態として、図2のギヤセンサ37を利用し
て、車両に搭載される変速ギヤのギヤチェンジ位置とそ
のギヤチェンジ位置の継続時間を検出し、それより渋滞
の有無を検出するもので、以下に図1の渋滞検出手段2
3の動作手順を図15のフローチャートを用いて説明す
る。
【0077】まず渋滞ギヤ位置合計時間TLを0秒に設
定し(ステップST131)、渋滞ギヤ位置タイマ(T
M1)をリセットして(ステップST132)、ギヤチ
ェンジ位置を抽出する(ステップST133)。例え
ば、図2のギヤセンサ37は、車両に搭載された変速ギ
ヤのギヤチェンジ位置を抽出するものであり、例えばギ
ヤチェンジ位置が「ロウギヤ」位置であった場合は
“1”を、「セカンドギヤ」位置であった場合は“2”
を、「サードギヤ」位置であった場合は“3”を、「ト
ップギヤ」位置であった場合は“4”を、「リバースギ
ヤ」位置であった場合は“−1”を、「ニュウトラルギ
ヤ」位置であった場合は“0”を、それぞれデジタル信
号により抽出する。
【0078】次にこのステップST133で抽出したギ
ヤチェンジ位置が“3”(サードギヤ)または“4”
(トップギヤ)または“−1”(リバースギヤ)であっ
た場合は渋滞に陥っていないと判断して処理をステップ
ST131へ戻す(ステップST134)。また、
“1”(ロウギヤ)または“2”(セカンドギヤ)であ
れば渋滞の検出を開始するため処理をステップST13
6へ進め、“0”(ニュウトラルギヤ)であればステッ
プST138へ処理を進める(ステップST135)。
ここで、ステップST133にて検出されたギヤチェン
ジ位置が“1”(ロウギヤ)または“2”(セカンドギ
ヤ)であったとステップST135で判定された場合に
は、渋滞ギヤ位置タイマ(TM1)が起動中かの判定を
行い(ステップST136)、結果が起動中であればス
テップST133へ、結果が起動していなければステッ
プST137へそれぞれ処理が進む。ステップST13
6で渋滞ギヤ位置タイマ(TM1)が起動中でないと判
定されれば、渋滞ギヤ位置タイマ(TM1)の起動を行
う(ステップST137)。
【0079】一方、ステップST135の判定が否定
(N)であった場合には、渋滞ギヤ位置タイマ(TM
1)を渋滞ギヤ位置合計時間(TL)に加算し(ステッ
プST138)、渋滞ギヤ位置合計時間(TL)が予め
設定される渋滞検出時間t1(例えば3分)以上である
かの判定を行い(ステップST139)、結果が否定
(N)であった場合には処理をステップST132へ戻
す。一方、結果が肯定(Y)であった場合には、ギヤ位
置が“1”(ロウギヤ)または“2”(セカンドギヤ)
である時間が渋滞検出時間t1以上になったため渋滞で
あると判断して「渋滞有り」を渋滞予測手段26へ送信
する(ステップST140)。
【0080】実施の形態18.なお、上記実施の形態1
7では、全ての道路において、渋滞を検出するための規
定時間を渋滞検出時間t1(例えば3分)としたものを
示したが、走行している道路の道路種別によりその渋滞
検出時間t1を変化させるようにしてもよい。例えば実
施の形態17の渋滞検出時間t1を、走行している道路
の道路種別が高速道路であった場合は渋滞検出時間をt
1=1分、走行している道路の道路種別が国道であった
場合は渋滞検出時間をt1=2分とし、走行している道
路の道路種別が都道府県道または主要地方道またはその
他道路であった場合は渋滞検出時間をt1=3分とする
【0081】実施の形態19.次にこの発明の実施の形
態19を図について説明する。この実施の形態19では
車両の運転状態として、図2の車速センサ38を利用し
て渋滞検出時間t(例えば60秒)の間に車速の加減速
回数を検出し、それが渋滞加減速回数n(例えば5回)
以上であり、かつ車速が渋滞速度V(例えば20km/
h)以下であった場合に渋滞を検出するもので、以下に
図1の渋滞検出手段23の動作手順を図16のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0082】まず加減速回数(CNT)を“0”とし
(ステップST141)、加速フラグ(FLG)を
“0”とし(ステップST142)、渋滞検出時間タイ
マ(TM)をリセットし(ステップST143)、渋滞
検出時間タイマ(TM)を起動する(ステップST14
4)。次いで、その渋滞検出時間タイマ(TM)を予め
設定された渋滞検出時間t(例えば60秒)と比較して
(ステップST145)、渋滞検出時間tを超えていれ
ばステップST141へ戻す。また、渋滞検出時間タイ
マ(TM)が渋滞検出時間t以下であれば、図2の車速
センサ38より車両の走行速度を検出し、検出した車速
を第1車速v1に設定する(ステップST146)。次
に、このステップST146で検出した第1車速v1を
予め設定された渋滞速度V(例えば20km/h)と比
較し(ステップST147)、渋滞速度Vを超えていれ
ばステップST141へ処理を戻す。また、第1車速v
1が渋滞速度V以下であれば、図2の車速センサ38よ
り車両の走行速度を検出し、検出した車速を第2車速v
2に設定する(ステップST148)。
【0083】次に、このステップST148で検出した
第2車速v2を予め設定された渋滞速度Vと比較し(ス
テップST149)、第2車速v2が渋滞検出車速Vを
超えていればステップST141へ処理を戻し、また、
第2車速v2が渋滞速度V以下であれば、第1車速v1
と第2車速v2との大小関係を判定する(ステップST
150)。判定の結果、第2車速v2の方が第1車速v
1よりも大きかった場合には、車両が加速していると判
断して加速フラグ(FLG)に“1”を設定する(ステ
ップST151)。また、第2車速v2の方が第1車速
v1よりも大きくなかった場合には、加速フラグ(FL
G)が“1”であるか否かを判定し(ステップST15
2)、その結果、加速フラグが“1”でなければ処理を
ステップST145へ戻す。
【0084】一方、ステップST152による判定の結
果、加速フラグが“1”であった場合には、前回の判定
結果が「加速」であり、ステップST150で第2車速
v2の方が第1車速v1よりも大きくなかったことから
今回の判定結果が「加速していない」であるため、加減
速回数(CNT)に1を加える(ステップST15
3)。そして加減速回数(CNT)が予め設定された渋
滞加減速回数n(例えば5回)以上か否かを判定し(ス
テップST154)、その結果が渋滞加減速回数n未満
ならステップST145へ処理を戻す。一方、ステップ
ST154での判定の結果、加減速回数(CNT)が渋
滞加減速回数n以上であれば渋滞に陥ったと判定して、
「渋滞有り」を渋滞予測手段26へ送信する(ステップ
ST155)。
【0085】実施の形態20.なお、上記実施の形態1
9では、渋滞を検出するための走行速度の加減速の回数
を、全ての道路において渋滞加減速回数nとした場合に
ついて説明したが、走行している道路の道路種別により
渋滞加減速回数nを変化させるようにしてもよい。例え
ば実施の形態19の渋滞加減速回数nを、走行している
道路の道路種別が高速道路であった場合は渋滞加減速回
数をn=3回、走行している道路の道路種別が国道であ
った場合は渋滞加減速回数をn=5回とし、走行してい
る道路の道路種別が都道府県道または主要地方道または
その他道路であった場合は渋滞加減速回数をn=8回と
する。
【0086】実施の形態21.また、上記実施の形態1
9では、車両の走行速度を図2の車速センサ38を利用
して検出するものを示したが、図1の現在位置検出手段
21から得られる車両現在位置の時々刻々の変化より車
両の走行速度を検出するようにしてもよい。
【0087】実施の形態22.次にこの発明の実施の形
態22を図について説明する。この実施の形態22は渋
滞に陥ってからの車両の走行速度の変化から、交通渋滞
となっている道路を予測するものであり、以下に図1の
渋滞予測手段26の動作手順を図17のフローチャート
を用いて説明する。
【0088】まず図1の現在位置検出手段21からの現
在位置の移動距離により過去t分(例えば10分)間の
平均走行速度を計算してそれを第1平均速度v1に設定
し(ステップST161)、次に、このステップST1
61と同じ手順で過去t/2分(例えば5分)間の平均
走行速度を計算してそれを第2平均速度v2に設定する
(ステップST162)。従って、例えば過去t分間、
例えば過去10分間の現在位置の移動距離が2kmであ
った場合、第1平均速度v1は次式で算出される。
【0089】 v1=2km/(1/6時間)=12km/h
【0090】また、過去t/2分間、例えば過去5分間
の現在位置の移動距離が1.5kmであった場合、第2
平均速度v2は次式で算出される。
【0091】 v2=1.5km/(1/12時間)=18km/h
【0092】次に、この第1平均速度v1と前記第2平
均速度v2の比較を行う(ステップST163)。ステ
ップST163による比較の結果、過去t分間の平均速
度を示す第1平均速度v1よりも過去t/2分間の平均
速度を示す第2平均速度v2の方が速かった場合には、
車両が加速しているため渋滞は回避しつつあると判断し
て、係数aに例えば−1/5を、係数bに例えば6を設
定する(ステップST164)。また、ステップST1
63による比較の結果、過去t分間の平均速度を示す第
1平均速度v1と過去t/2分間の平均速度を示す第2
平均速度v2が同一であった場合には、車両が定速移動
しているため渋滞の中心付近であると判断して、係数a
に例えば−3/5を、係数bに例えば16を設定する
(ステップST165)。さらに、ステップST163
による比較の結果、過去t分間の平均速度を示す第1平
均速度v1よりも過去t/2分間の平均速度を示す第2
平均速度v2の方が遅かった場合には、車両が減速して
いるため渋滞に陥ったばかりであると判断して、係数a
に例えば−6/5を、係数bに例えば32を設定する
(ステップST166)。
【0093】次に、ステップST164〜ST166に
より設定された係数a、係数bと、ステップST162
で設定した過去t/2分間の平均速度v2を利用して、
渋滞距離Lを、次式を用いて計算する(ステップST1
67)。
【0094】L=a×v2+b
【0095】例えば、第1平均速度v1が12km/h
であり、第2平均速度v2が18km/hであった場合
は車両が加速しているため、係数a、係数bはそれぞれ
a=−1/5、b=6となり、渋滞距離Lはそれらを前
記式に代入してL=2.4kmが得られる。これを表に
すると図18のようになる。ここで、この図18は、横
軸に過去t/2分(例えば5分)間の平均速度である第
2平均速度v2km/hを、縦軸に渋滞距離Lkmをと
り、走行速度の減速時、定速時、加速時の変化と第2平
均速度v2に対応した渋滞距離Lを示している。
【0096】次にステップST167により算出した渋
滞距離Lと、現在位置検出手段21からの車両の現在位
置と、経路探索手段24により探索された推奨経路をも
とに、車両の現在位置から目的地に向かって渋滞距離L
kmまでの間が渋滞していると判断して予測渋滞情報を
作成し、渋滞重み付け手段25及び渋滞距離算出手段2
9へ送信する(ステップST168)。
【0097】例えば図5において、車両の現在位置が
「現在位置B」(図5では「×」で示す)が交差点10
3の手前0.2kmであり、渋滞距離Lが2.4km/
hであった場合には、その予測渋滞情報は「現在位置
B」から目的地へ向かって2.4km以内に存在する交
差点であり、交差点103,104,105という交差
点番号列となる。
【0098】実施の形態23.次にこの発明の実施の形
態23を図について説明する。この実施の形態23は渋
滞に陥った道路の道路種別を検出し、検出した道路種別
から交通渋滞となっている道路を予測するものであり、
以下に図1の渋滞予測手段26の動作手順を図19のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0099】まず、現在位置検出手段21からの車両の
現在位置と、道路データ記憶手段28からの道路データ
より、現在走行中の道路種別を調べる(ステップST1
71)。次に前記道路種別が高速道路か否かを調べて
(ステップST172)、高速道路であれば高速道路渋
滞時の予測渋滞情報を作成し(ステップST173)、
渋滞予測処理を終了する。例えば、高速道路での渋滞
は、インターチェンジから始まる可能性が高いため、車
両現在位置からn個先、例えば3つ先のインターチェン
ジまでの道路が渋滞していると予測し、その間にある交
差点の番号列を予測渋滞情報とする。
【0100】また、ステップST172で前記道路種別
が高速道路ではないと判定された場合、次にそれが国道
か否かを調べ(ステップST174)、国道であれば国
道渋滞時の予測渋滞情報を作成して(ステップST17
5)、渋滞予測処理を終了する。例えば、国道での渋滞
は、同一路線が長距離にわたって渋滞している可能性が
高いため、車両現在位置から同一路線の国道全体が渋滞
していると予測し、その間に存在する交差点の番号列を
予測渋滞情報とする。
【0101】また、ステップST174で前記道路種別
が国道ではないと判定された場合、次にそれが都道府県
道か否かを調べ(ステップST176)、都道府県道で
あれば都道府県道渋滞時の予測渋滞情報を作成して(ス
テップST177)、渋滞予測処理を終了する。例え
ば、都道府県道での渋滞は、国道や高速道路に出るため
の渋滞である可能性が高いため、車両現在位置から高速
道路又は国道につながる交差点までの道路が渋滞してい
ると予測し、その間に存在する交差点の番号列を予測渋
滞情報とする。
【0102】また、ステップST176で前記道路種別
が都道府県道ではないと判定された場合、次にそれが主
要地方道か否かを調べ(ステップST178)、主要地
方道であれば主要地方道渋滞時の予測渋滞情報を作成し
て(ステップST179)、渋滞予測処理を終了する。
例えば、主要地方道での渋滞は、国道や高速道路や都道
府県道に出るための渋滞である可能性が高いため、車両
現在位置から高速道路、又は国道、又は都道府県道とつ
ながる交差点までの道路が渋滞していると予測し、その
間に存在する交差点の番号列を予測渋滞情報とする。
【0103】また、ステップST178で主要地方道で
もないと判定された場合には、前記道路データに対して
その他の道路渋滞時の予測渋滞情報を作成し(ステップ
ST180)、渋滞予測処理を終了する。例えば、その
他の道路の渋滞は、短距離である可能性が高いため、車
両現在位置からn個先、例えば2つ先の交差点までの道
路が渋滞していると予測し、その間に存在する交差点の
番号列を予測渋滞情報とする。
【0104】以下、図5に基づいて具体的に説明する。
図5は図1の道路データ記憶手段28より取り込んだ道
路データであり、太線は図1の経路探索手段24により
探索した推奨経路を示しており、現在位置B「×」は図
1の渋滞予測手段26により「渋滞有り」を検出したと
きの車両の現在位置を示している。例えば図5に示す道
路データにおいて、車両現在位置を示す現在位置B
「×」が交差点102,103を結ぶ道路上で図1の渋
滞検出手段23より「渋滞有り」を検出した場合、交差
点102,103を結ぶ道路の種別が都道府県道〔3〕
であるため、高速道路又は国道と交わる交差点までを渋
滞であると予測する。図5では、交差点104で国道と
交わっているため、現在位置から交差点104までの道
路が渋滞していると予測して、交差点103,104と
いう交差点番号列が予測渋滞情報となる。
【0105】実施の形態24.次にこの発明の実施の形
態24を図について説明する。この実施の形態24は渋
滞に陥った時刻を検出し、検出した時刻をもとに渋滞統
計データから渋滞している道路を予測するものであり、
図20に渋滞に陥った時刻を検出し、検出した時刻をも
とに渋滞統計データから渋滞している道路を予測する、
この実施の形態24における渋滞予測手段26の詳細な
ブロック図を示す。図において51は、現在の時刻、例
えば「1992年、11月、30日、月曜日、18時、
32分、28秒」等を検出するための時計などによる現
在時刻検出手段である。52は、各交差点で渋滞が発生
する統計的な時刻を、各交差点番号と対応させて格納し
た渋滞統計データ記憶手段であり、例えば以下の表6に
示す情報を格納している。
【0106】
【表6】
【0107】この表6は、渋滞が発生する統計的な時刻
を各交差点に対応させた、渋滞統計データを示す一覧表
であり、表において「交差点番号」欄に示す番号は各交
差点の交差点番号を示しており、例えば道路データ記憶
手段28に格納される、図3に示した道路データの交差
点番号と対応している。「渋滞時刻情報」欄に示す情報
は、対応する交差点番号で示される交差点で渋滞が発生
する統計的な時間帯を示しており、表6の場合には、交
差点103で渋滞が発生すると思われる時間帯は「午前
6時30分〜午前8時30分」となる。
【0108】また、53は、図1の渋滞検出手段23で
「渋滞有り」が検出されると、前記現在時刻検出手段5
1から現在時刻を取り込み、現在交通渋滞が発生してい
る交差点番号を前記渋滞統計データ記憶手段52より抽
出して、予測渋滞情報を作成する予測渋滞情報作成手段
である。
【0109】次に図20に示した渋滞予測手段26にお
いて、渋滞が発生している道路を予測する際の動作の手
順を図21のフローチャートを用いて説明する。まず現
在時刻検出手段51より現在時刻を取り込み(ステップ
ST181)、渋滞統計データ記憶手段52よりステッ
プST181で取り込んだ時刻の渋滞統計データを取り
込む(ステップST182)。次に予測渋滞情報作成手
段53により、ステップST182で取り込んだ渋滞統
計データをもとに予測渋滞情報を作成し、その予測渋滞
情報を図1の渋滞重み付け手段25及び渋滞距離演算手
段29へ送信する(ステップST183)。
【0110】例えばステップST181で取り込んだ現
在時刻が「1992年、11月、30日、月曜日、8
時、10分、28秒」であり、渋滞統計データ記憶手段
52に格納される渋滞統計データが表6に示すデータで
あった場合、時刻「8時10分」が含まれる渋滞時刻情
報を持つ交差点番号を全て抽出し、抽出された交差点で
結ばれている道路が渋滞道路であると判断して、道路デ
ータをもとに予測渋滞情報を作成する。この場合に抽出
される交差点は、交差点103,104,109,11
4となり、交差点103,104,109,114とい
う交差点番号列が予測渋滞情報となる。
【0111】実施の形態25.なお、上記実施の形態2
4では、渋滞統計データとして、統計的な渋滞時刻の情
報を各交差点に対応させて格納したものを示したが、交
差点と交差点を結ぶ道路毎に対応させて、上り方向への
統計的な渋滞情報と、下り方向への統計的な渋滞情報
を、それぞれ格納するようにしてもよい。
【0112】実施の形態26.また、上記実施の形態2
4では、渋滞統計データとして、統計的な渋滞時刻の情
報のみを格納したものを示したが、統計的な渋滞期間と
して、例えば渋滞する月、渋滞する日、渋滞する曜日、
そして渋滞する時間の統計的な情報を格納するようにし
てもよい。
【0113】実施の形態27.また、上記実施の形態2
4では、渋滞統計データとして、統計的な渋滞時刻の情
報のみを格納したものを示したが、統計的な渋滞時刻の
情報とその渋滞による影響度、例えば渋滞が発生してい
るときの車両の平均走行速度を併せて格納するようにし
てもよい。
【0114】実施の形態28.また、上記実施の形態2
4では、渋滞統計データとして、統計的な渋滞時刻の情
報のみを各交差点に対応して格納していたものを示した
が、交差点と交差点を結ぶ道路毎に対応させて、上り方
向への統計的な渋滞情報と、下り方向への統計的な渋滞
情報を、それぞれ格納し、統計的な渋滞期間として、例
えば渋滞する月、渋滞する日、渋滞する曜日、そして渋
滞する時間の統計的な情報を格納し、渋滞による影響
度、例えば渋滞が発生しているときの車両の平均走行速
度を併せて、以下の表7に示すように格納するようにし
てもよい。
【0115】
【表7】
【0116】この表7は、交差点と交差点を結ぶ道路の
上り方向と下り方向に対応した、統計的な渋滞期間、例
えば渋滞する月、渋滞する日、渋滞する曜日、そして渋
滞する時間の統計的な情報と、渋滞による影響度、例え
ば渋滞が発生しているときの車両の平均走行速度を示す
渋滞統計データ記憶手段52に格納される渋滞統計デー
タを示したものである。表7において「道路情報」欄に
示す情報は各道路の上り下りを示しており、例えば1列
目の道路情報では交差点101と交差点102を結ぶ道
路の上りと下りを示している。「渋滞期間」欄に示す情
報は渋滞が発生する可能性の高い統計的な情報を示して
おり、「渋滞期間」欄の「月」欄には渋滞が発生する可
能性の高い統計的な月の情報を、「日」欄には渋滞が発
生する可能性の高い統計的な日の情報を、「曜日」欄に
は渋滞が発生する可能性の高い統計的な曜日の情報を、
「時間」欄には渋滞が発生する可能性の高い統計的な時
間の情報をそれぞれ示しており、例えば2列目の交差点
102から交差点103へ向かう道路の渋滞期間では、
1月から12月の、1日から31日の、月曜日から金曜
日に限って、午前6時30分から午前8時30分までの
間に渋滞が発生することを示している。「渋滞時の平均
走行速度」欄に示される値は、渋滞発生時の走行速度k
m/hを示しており、例えば2列目の交差点102から
交差点103へ向かう道路の渋滞時の平均速度は10k
m/hであることを示している。
【0117】従って、この表7によれば、1992年1
1月30日(月曜日)午前8時10分28秒に渋滞が発
生していると予測される道路は、交差点102から交差
点103へ向かう道路と、交差点103から交差点10
4へ向かう道路と、交差点104から交差点109へ向
かう道路と、交差点109から交差点114へ向かう道
路となる。
【0118】実施の形態29.次にこの発明の実施の形
態29を図について説明する。この実施の形態29は渋
滞に陥った時刻を検出し、検出した時刻をもとに渋滞統
計データから渋滞している道路を予測し、もし検出され
た交通渋滞が統計データに含まれていない場合はその都
度統計データを更新して、交通渋滞を学習してゆくもの
であり、図22に上記より渋滞に陥った時刻を検出し、
検出した時刻をもとに渋滞統計データから渋滞している
道路を予測し、もし検出された交通渋滞が統計データに
含まれていない場合はその都度統計データを更新して、
交通渋滞を学習してゆく、この実施の形態29における
渋滞予測手段26の詳細なブロック図を示すものであ
る。
【0119】図において、51は現在時刻の検出手段、
52は渋滞統計データ記憶手段であり、図20に同一符
号を付したものと同一のものであるため詳細な説明は省
略する。また、54は、図1の現在位置検出手段21か
らの車両の現在位置と道路データ記憶手段28からの道
路データより、渋滞に陥った道路を検出し、もし現在検
出された交通渋滞に該当する渋滞統計データがなかった
場合は、渋滞統計データを更新する渋滞統計データ更新
手段である。55はこの渋滞統計データ更新手段54か
らの更新後の渋滞統計データと、現在時刻検出手段51
の検出した現在時刻より、現在渋滞が発生している交差
点番号を抽出して予測渋滞情報を作成する点で、図20
に符号53を付したものとは異なる予測渋滞情報作成手
段である。
【0120】次に図22に示した渋滞予測手段26にお
いて、渋滞が発生している道路を予測し、渋滞統計デー
タの学習を行う際の動作の手順を図23のフローチャー
トを用いて説明する。まず現在時刻検出手段51より現
在時刻を取り込み(ステップST191)、渋滞統計デ
ータ記憶手段52よりステップST191で取り込んだ
現在時刻の渋滞統計データを取り込む(ステップST1
92)。次に図1の現在位置検出手段21からの車両現
在位置と、道路データ記憶手段28からの道路データを
もとに、車両が走行している道路と車両の向いている方
向を抽出し、抽出した道路の前方の交差点を抽出する
(ステップST193)。次に、ステップST192で
取り込んだ渋滞統計データ中に、ステップST193で
抽出した交差点が存在しているか否かを判定し(ステッ
プST194)、存在していなければステップST19
5へ、存在していればステップST196へ進む。即
ち、ステップST194の判定結果が肯定(Y)の場合
には、ステップST193で抽出した交差点に対応する
渋滞統計データに、統計渋滞情報格納時間単位t(例え
ば30分単位)で渋滞情報を追加する(ステップST1
95)。
【0121】例えば、現在時刻検出手段51からの現在
時刻が「1992年、11月、30日、月曜日、8時、
46分、30秒」であり、渋滞統計データ記憶手段52
に格納される渋滞統計データが表6に示すような情報で
あり、車両が走行している道路が交差点102から交差
点103へ向かう道路であり、車両の向いている方向よ
り車両前方の交差点が交差点103であった場合、まず
前記渋滞統計データより現在時刻に渋滞が発生している
交差点を抽出すると、交差点104,109,114が
抽出される。抽出された交差点の中に、検出した交通渋
滞を示す交差点103の渋滞統計データが存在しないた
め、統計渋滞情報格納時間単位t単位で交差点103の
渋滞時刻情報を渋滞統計データに追加し、渋滞統計デー
タを更新する。その更新された渋滞統計データを表8に
示す。
【0122】
【表8】
【0123】この表8は、表6の渋滞統計データを更新
したものであり、更新前の交差点103の渋滞時刻情報
は、「6時30分から8時30分」であったが、「19
92年、11月、30日、月曜日、8時、46分、30
秒」の交差点103の交通渋滞を統計渋滞情報格納時間
単位t例えば30分単位で追加すると、「8時46分3
0秒」を含む「8時30分から9時00分」の時間帯が
渋滞統計データに追加され、交差点103の渋滞時刻情
報は「6時30から9時00分」となる。
【0124】次に、予測渋滞情報作成手段55により、
渋滞統計データをもとに予測渋滞情報を作成し、予測渋
滞情報を図1の渋滞距離演算手段29へ送信するととも
に、渋滞重み付け手段25に送ってその重み係数を更新
する(ステップST196)。例えば、表8の更新され
た渋滞統計データより、現在時刻「1992年、11
月、30日、月曜日、8時、46分、30秒」に渋滞が
発生している交差点を抽出すると、交差点103,10
4,109,114が抽出され、予測渋滞情報は、交差
点103,104,109,114という交差点番号列
となる。
【0125】実施の形態30.なお、上記実施の形態2
9では、渋滞統計データとして、統計的な渋滞時刻の情
報を各交差点に対応して格納したものを示したが、交差
点と交差点を結ぶ道路毎に対応させて、上り方向への統
計的な渋滞情報と、下り方向への統計的な渋滞情報を、
それぞれ格納するようにしてもよい。
【0126】実施の形態31.また、上記実施の形態2
9では、渋滞統計データとしては、統計的な渋滞時刻の
情報のみを格納したものを示したが、統計的な渋滞期間
として、例えば渋滞する月、渋滞する日、渋滞する曜
日、そして渋滞する時間の統計的な情報を格納するよう
にしてもよい。
【0127】実施の形態32.また、上記実施の形態2
9では、渋滞統計データとして、統計的な渋滞時刻の情
報のみを格納したものを示したが、統計的な渋滞時刻の
情報とその渋滞による影響度、例えば渋滞が発生してい
るときの車両の平均走行速度を格納するようにしてもよ
い。
【0128】実施の形態33.また、上記実施の形態2
9では、渋滞統計データとして、統計的な渋滞時刻の情
報のみを各交差点に対応して格納したものを示したが、
交差点と交差点を結ぶ道路毎に対応させて、上り方向へ
の統計的な渋滞情報と、下り方向への統計的な渋滞情報
を、それぞれ格納し、統計的な渋滞期間として、例えば
渋滞する月、渋滞する日、渋滞する曜日、そして渋滞す
る時間の統計的な情報を格納し、さらに渋滞による影響
度、例えば渋滞が発生しているときの車両の平均走行速
度を格納して、それぞれの項目について学習するように
してもよい。
【0129】
【発明の効果】以上のように、この発明では、車両が走
行する道路データと前記道路データに関連した情報が格
納された道路データ記憶手段と、前記車両の現在位置を
検出する現在位置検出手段と、前記車両の目的地を前記
道路データ上に設定する目的地設定手段と、前記現在位
置から前記目的地への推奨経路を前記道路データ上で探
索する経路探索手段と、交通渋滞に陥ったときに、渋滞
に陥った道路の道路種別を検出し、検出した道路種別か
ら交通渋滞となっている道路を予測し、この予測結果に
基づいて前記推奨経路における交通渋滞の要因となって
いる区間を予測する渋滞予測手段とを備えたので、推奨
経路を走行中に外部からの情報が得られない所で渋滞に
陥っても、渋滞となっている道路を予測することができ
る効果がある。
【0130】この発明では、車両が走行する道路データ
と前記道路データに関連した情報が格納された道路デー
タ記憶手段と、前記車両の現在位置を検出する現在位置
検出手段と、前記車両の目的地を前記道路データ上に設
定する目的地設定手段と、前記現在位置から前記目的地
への推奨経路を前記道路データ上で探索する経路探索手
段と、交差点毎にあるいは交差点と交差点とを結ぶ道路
毎に、渋滞の発生時刻を渋滞統計データとして記憶する
渋滞統計データ記憶手段と、交通渋滞に陥ったときに、
渋滞に陥った時刻を検出し、検出した時刻と上記渋滞統
計データと交通渋滞となっている道路を予測し、この予
測結果に基づいて前記推奨経路における交通渋滞の要因
となっている区間を予測する渋滞予測手段とを備えるの
で、推奨経路を走行中に交通渋滞に陥った時、渋滞とな
っている道路を予測可能な車両用経路案内装置を実現す
る効果がある。
【0131】特に、各交差点毎にあるいは交差点と交差
点とを結ぶ道路毎に、渋滞の発生時刻を渋滞統計データ
として記憶し、これを用いて交通渋滞の要因となってい
る区間を予測するので、時間情報を加味して渋滞予測を
することができる効果がある。
【0132】この発明では、渋滞統計データ記憶手段
が、交差点と交差点とを結ぶ道路毎に、その上り方向と
下り方向とに対応した複数の渋滞統計データを記憶し、
渋滞予測手段が、交通渋滞となっている道路を予測する
際に、この複数の渋滞統計データのうちから1つを選択
して用いるので、実際の渋滞に促した渋滞統計データを
用いて当該交通渋滞となっている道路を予測することが
でき、より確からしい時間情報を加味して渋滞予測をす
ることができる効果がある。
【0133】この発明に係る車両用経路案内装置は、渋
滞統計データ記憶手段が、交差点と交差点とを結ぶ道路
毎に、その上り方向と下り方向とに対応した複数の渋滞
統計データを記憶し、渋滞予測手段が、交通渋滞となっ
ている道路を予測する際に、この複数の渋滞統計データ
のうちから1つを選択して用いるものである。
【0134】この発明によれば、交通渋滞となっている
道路の道路種別を検出するステップと、前記交通渋滞と
なっている道路から前記道路種別に応じた所定の地点ま
での道路が渋滞していると予測するステップとを備える
ので、外部からの情報が得られない所で渋滞に陥った場
合でも、渋滞が発生している道路を予測することができ
る効果がある。そして、このように道路種別に基づいて
予測することにより、所定の確からしさをもって渋滞し
ている道路を予測することができる効果がある。
【0135】この発明に係る交通渋滞予測方法は、交通
渋滞に陥った時刻を検出するステップと、当該検出され
た時刻と各交差点毎の統計的な渋滞発生時刻とを比較し
て、前記検出された時刻において渋滞が発生している交
差点を抽出するステップと、当該抽出された交差点から
予測渋滞情報を生成するステップとを備えるので、外部
からの情報が得られない所で渋滞に陥った場合でも、渋
滞が発生している道路を予測することができる効果があ
る。そして、このように渋滞に陥った時刻に基づいて予
測することにより、所定の確からしさをもって渋滞して
いる道路を予測することができる効果がある。
【0136】この発明に係る交通渋滞予測方法は、交通
渋滞に陥った時刻を検出するステップと、当該検出され
た時刻と各道路毎の統計的な渋滞発生時刻とを比較し
て、前記検出された時刻において渋滞が発生している道
路を抽出するステップと、当該抽出された道路から予測
渋滞情報を生成するステップとを備えるので、外部から
の情報が得られない所で渋滞に陥った場合でも、渋滞が
発生している道路を予測することができる効果がある。
そして、このように渋滞に陥った時刻に基づいて適宜渋
滞の発生している道路の区間を予測するので、所定の確
からしさをもって渋滞している道路を予測することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記実施の形態の機器構成を示すブロック図で
ある。
【図3】上記実施の形態の道路データ記憶手段に格納さ
れる道路データの内容を示す説明図である。
【図4】上記実施の形態の動作の手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】上記実施の形態における推奨経路の探索結果を
示す説明図である。
【図6】上記実施の形態における渋滞を回避した推奨経
路の探索結果を示す説明図である。
【図7】上記実施の形態における渋滞情報の表示例を示
す説明図である。
【図8】上記実施の形態における渋滞検出動作の手順を
示すフローチャートである。
【図9】上記実施の形態における渋滞予測動作の手順を
示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態3における渋滞検出動
作の手順を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態4における渋滞検出動
作の手順を示すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態5における渋滞検出動
作の手順を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態10における渋滞予測
係数の付加動作の手順を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態14における渋滞検出
動作の手順を示すフローチャートである。
【図15】この発明の実施の形態17における渋滞検出
動作の手順を示すフローチャートである。
【図16】この発明の実施の形態19における渋滞検出
動作の手順を示すフローチャートである。
【図17】この発明の実施の形態22における渋滞予測
動作の手順を示すフローチャートである。
【図18】上記実施の形態における平均速度と渋滞距離
との関係を示す特性図である。
【図19】この発明の実施の形態23における渋滞予測
動作の手順を示すフローチャートである。
【図20】この発明の実施の形態24における渋滞予測
手段の機能構成を示すブロック図である。
【図21】上記実施の形態における渋滞予測動作の手順
を示すフローチャートである。
【図22】この発明の実施の形態29における渋滞予測
手段の機能構成を示すブロック図である。
【図23】上記実施の形態における渋滞予測動作の手順
を示すフローチャートである。
【図24】従来の車両用経路案内装置の機器構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
21 現在位置検出手段 22 目的地設定手段 23 渋滞検出手段 24 経路探索手段 25 渋滞重み付け手段 26 渋滞予測手段 28 道路データ記憶手段 54 渋滞統計データ更新手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 Z 29/10 29/10 A (72)発明者 西川 秀一 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内 (72)発明者 柿谷 孝至 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が走行する道路データと前記道路デ
    ータに関連した情報が格納された道路データ記憶手段
    と、 前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 前記車両の目的地を前記道路データ上に設定する目的地
    設定手段と、 前記現在位置から前記目的地への推奨経路を前記道路デ
    ータ上で探索する経路探索手段と、 交通渋滞に陥ったときに、渋滞に陥った道路の道路種別
    を検出し、検出した道路種別から交通渋滞となっている
    道路を予測し、この予測結果に基づいて前記推奨経路に
    おける交通渋滞の要因となっている区間を予測する渋滞
    予測手段とを備えた車両用経路案内装置。
  2. 【請求項2】 車両が走行する道路データと前記道路デ
    ータに関連した情報が格納された道路データ記憶手段
    と、 前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 前記車両の目的地を前記道路データ上に設定する目的地
    設定手段と、 前記現在位置から前記目的地への推奨経路を前記道路デ
    ータ上で探索する経路探索手段と、 交差点毎にあるいは交差点と交差点とを結ぶ道路毎に、
    渋滞の発生時刻を渋滞統計データとして記憶する渋滞統
    計データ記憶手段と、 交通渋滞に陥ったときに、渋滞に陥った時刻を検出し、
    検出した時刻と上記渋滞統計データと交通渋滞となって
    いる道路を予測し、この予測結果に基づいて前記推奨経
    路における交通渋滞の要因となっている区間を予測する
    渋滞予測手段とを備えた車両用経路案内装置。
  3. 【請求項3】 渋滞統計データ記憶手段は、交差点と交
    差点とを結ぶ道路毎に、その上り方向と下り方向とに対
    応した複数の渋滞統計データを記憶し、 渋滞予測手段は、交通渋滞となっている道路を予測する
    際に、この複数の渋滞統計データのうちから1つを選択
    して用いることを特徴とする請求項2記載の車両用経路
    案内装置。
  4. 【請求項4】 交通渋滞となっている道路の道路種別を
    検出するステップと、 前記交通渋滞となっている道路から前記道路種別に応じ
    た所定の地点までの道路が渋滞していると予測するステ
    ップとを備える交通渋滞予測方法。
  5. 【請求項5】 交通渋滞に陥った時刻を検出するステッ
    プと、 当該検出された時刻と各交差点毎の統計的な渋滞発生時
    刻とを比較して、前記検出された時刻において渋滞が発
    生している交差点を抽出するステップと、 当該抽出された交差点から予測渋滞情報を生成するステ
    ップとを備える交通渋滞予測方法。
  6. 【請求項6】 交通渋滞に陥った時刻を検出するステッ
    プと、 当該検出された時刻と各道路毎の統計的な渋滞発生時刻
    とを比較して、前記検出された時刻において渋滞が発生
    している道路を抽出するステップと、 当該抽出された道路から予測渋滞情報を生成するステッ
    プとを備える交通渋滞予測方法。
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