JP2000039246A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2000039246A
JP2000039246A JP10209887A JP20988798A JP2000039246A JP 2000039246 A JP2000039246 A JP 2000039246A JP 10209887 A JP10209887 A JP 10209887A JP 20988798 A JP20988798 A JP 20988798A JP 2000039246 A JP2000039246 A JP 2000039246A
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heat exchanger
cooling water
pump
cooling
outdoor heat
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JP10209887A
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Kazuhiro Sekiguchi
和弘 関口
Takeshi Kawaguchi
剛 川口
Tokutaro Mase
徳太郎 間瀬
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱性の向上を図った冷却装置を提供する。 【解決手段】 圧縮機8、水冷凝縮器9、膨張弁11及
び蒸発器12を順次環状に接続した冷凍機6を設ける。
室外ユニット18に室外熱交換器21を設ける。室外熱
交換器21と水冷凝縮器9との間を第1冷却水配管3
1、第2冷却水配管32で環状に接続する。配管に冷却
水を循環させるためのポンプ22、逃がし弁及び空気抜
き弁を設け、室外熱交換器21と共に室外ユニット18
内に一体に組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却機器の廃熱
を、水冷凝縮器及び水配管を介して室外に放出する冷却
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えばスーパーマーケットなど
の店舗においては、例えば特開平9−145230号公
報(F25D19/00)に示されるように、低温ショ
ーケースや冷却貯蔵庫及び低温加工テーブルなどが設置
されると共に、これらを冷却するための冷凍機も設けら
れている。これら冷却機器の廃熱をそのまま室内に排出
すると、室内の温度が上昇して空気調和機の負荷が増大
してしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、冷却機器の廃
熱を室外に排出する方法が考えられている。この場合、
従来では冷却機器の凝縮器を室外に設置して水冷するク
ーリングタワー方式が一般的に用いられていた。この場
合には室外に設置された凝縮器と室内の冷却機器との間
を冷媒配管(銅管)で結ぶ必要が生じるが、この種低温
ショーケースなどの冷却機器は店内のレイアウト変更の
必要性から設置場所が変更される。
【0004】そのため、係るクーリングタワー方式の冷
却装置ではレイアウトの変更をする毎に面倒な配管・移
設工事が必要となる問題があった。一方、室内の冷却機
器の凝縮器を水冷凝縮器とし、室外に設置した室外ユニ
ット内に室外熱交換器を設置して、これらの間を水配管
で結び、冷却水をポンプで循環させて水冷凝縮器からの
廃熱を室外熱交換器に搬送する方法が考えられている。
【0005】係る方式の冷却装置によれば水配管を柔軟
なホースなどで構成できるために、係る大がかりな工事
は必要とされない利点がある。
【0006】そこで、本発明は後者の方式を採ると共
に、更に取扱性の向上を図った冷却装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
冷却装置は圧縮機、水冷凝縮器、減圧装置及び蒸発器を
順次環状に接続して成る冷媒回路を備えた冷却機器と、
室外ユニットに設けられた室外熱交換器と、この室外熱
交換器と水冷凝縮器との間で冷却水を循環させるための
水配管及びポンプと、水配管に接続された逃がし弁及び
空気抜き弁とを備え、これらポンプ、逃がし弁及び空気
抜き弁を室外熱交換器と共に室外ユニット内に一体に組
み込んだものである。
【0008】また、請求項2の発明の冷却装置は、上記
において室外熱交換器を、ポンプ、逃がし弁及び空気抜
き弁より高い位置に配設したものである。
【0009】また、請求項3の発明の冷却装置は、請求
項1又は請求項2において、逃がし弁及び空気抜き弁を
ポンプより高い位置に配設したものである。
【0010】また、請求項4の発明の冷却装置は、圧縮
機、水冷凝縮器、減圧装置及び蒸発器を順次環状に接続
して成る冷媒回路を備えた冷却機器と、室外に設置され
た室外ユニットに設けられた室外熱交換器と、この室外
熱交換器と水冷凝縮器との間で冷却水を循環させるため
の水配管及びポンプとを備え、このポンプの冷却水出口
側に室外熱交換器を接続したものである。
【0011】また、請求項5の発明の冷却装置は、請求
項1、請求項2、請求項3又は請求項4において、逃が
し弁をポンプの冷却水入口側に接続したものである。
【0012】また、請求項6の発明の冷却装置は、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5にお
いて、空気抜き弁をポンプの冷却水入口側に接続したも
のである。
【0013】更に、請求項7の発明の冷却装置は、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請
求項6において、ポンプの冷却水出口側と冷却水入口側
を連通する細管から成るバイパス回路を設けたものであ
る。
【0014】更にまた、請求項8の発明の冷却装置は、
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
請求項6又は請求項7のにおいて、下部が冷却水入口、
上部が冷却水出口とされ、相互に並列接続された複数の
水通路を備えたプレートフィン型熱交換器にて室外熱交
換器を構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷却装置1の正面図、
図2は本発明の冷却装置1の室外ユニット18の正面
図、図3は同室外ユニット18の側面図、図4は本発明
の冷却装置1の配管構成図、図5は室外ユニット18内
の配管構成図、図6は冷却装置1の電気回路図をそれぞ
れ示している。
【0016】実施例の冷却装置1は、例えばスーパーマ
ーケットの店内や低温作業室などの室内2に据え付けら
れた低温ショーケース、冷却貯蔵庫や低温加工テーブル
などの冷却機器3と室外ユニット18から構成される。
冷却機器3には、冷凍機ユニット4が設けられており、
この冷凍機ユニット4内には、冷凍機6が設けられてい
る。
【0017】この冷凍機6は、フロンや炭化水素類など
の冷媒を圧縮する圧縮機8と、この圧縮機8で圧縮され
た冷媒を水冷する、例えばシェルアンドコイル形式の水
冷凝縮器9と、水冷凝縮器9で冷却された冷媒を膨張さ
せる減圧装置としての膨張弁11と、蒸発器12とを備
えており、これらの機器類が冷媒配管で連結され、冷凍
サイクルの周知の冷媒回路を構成している。
【0018】そして、圧縮機8が稼働すると、圧縮機8
が蒸発器12内の冷媒を吸い込み、圧縮して水冷凝縮器
9に吐出する。水冷凝縮機9において、冷媒は冷却(こ
の場合、水冷)され、次いで膨張弁11において減圧さ
れる。減圧された冷媒は蒸発器12に流入して蒸発し、
蒸発器12の周囲の空気から吸熱することにより冷却し
て再び圧縮機8に戻る。これにより、冷却機器3の貯蔵
室或いは貯蔵漕などを冷却している。
【0019】一方、室内2と壁14で隔てられている室
外16に室外ユニット18が設置されている。即ち、冷
凍機6が設置されている部屋の外に室外ユニット18が
設置されている。そして、室外ユニット18のケース1
9内には、フィンチューブ型の室外熱交換器21、冷却
水循環用のポンプ22および熱交換器用送風機23、自
動空気抜き弁25、逃がし弁26、圧力計28、膨張タ
ンク27などが設けられ、一体化されている。
【0020】18a及び18bは室外熱交換器21を構
成する配管及び放熱フィンであり、熱交換器用送風機2
3で室外熱交換器21に送風することにより、配管18
a内を流れる冷却水は放熱する。また、ケース19に
は、換気用の図示しない開口が形成されている。
【0021】また、室外熱交換器21内には冷却水入口
29aが下部、冷却水出口29bが上部にそれぞれ形成
された二系統の水通路29、29が配管18aにより上
下に形成されている。各水通路29、29の冷却水入口
29a、29aは室外熱交換器21の下部に形成された
冷却水入口側21aより分岐し、冷却水出口29b、2
9bは室外熱交換器21の上部に形成された冷却水出口
側21bにて合流し、これによって各水通路29、29
は相互に並列接続されている。
【0022】また、この室外熱交換器21の冷却水入口
側21aがポンプ22の冷却水出口側に接続されてお
り、このポンプ22の冷却水入口側に熱交換器側配管3
1bが接続されている。そしてこのポンプ22の冷却水
入口側の熱交換器側配管31bに圧力計28と逃がし弁
26が接続され、更に、この逃がし弁26のポンプ22
とは反対側に前記空気抜き弁25が接続されている。膨
張タンク27は圧力計28と逃がし弁26間に接続され
るが、逃がし弁26と空気抜き弁25の間でも良い。
【0023】前記空気抜き弁25はフロートの動作によ
って内部の空気を自動排出するもので、逃がし弁26は
配管内の冷却水圧が過剰になった場合に逃がす動作をす
るものであり、切り換えにより全開状態にもすることが
できる。
【0024】また、膨張タンク27は膜と封入ガスとに
よって冷却水圧の変動を緩和するものである。そして、
これら室外熱交換器21は室外ユニット18内の上部に
配置され、その下方に逃がし弁26、空気抜き弁25が
配置されると共に、ポンプ22と膨張タンク27は更に
それらの下方の室外ユニット18内の最下部(室外熱交
換器21、逃がし弁26、空気抜き弁25の下方)に設
置されている。
【0025】ポンプ22の冷却水出口側となる室外熱交
換器21の冷却水入口側21aと、空気抜き弁25の逃
がし弁26とは反対側に位置する熱交換器側配管31b
との間には細管33aが接続され、これによって、ポン
プ22の冷却水入口側と出口側とを連通するバイパス回
路33が形成されている。そして、室外熱交換器21の
冷却水出口側21bが熱交換器側配管32bが接続され
ている。
【0026】このような、室外ユニット18と水冷凝縮
器9間は水配管としての第1及び第2冷却水配管31及
び32とで連結される。この場合、それぞれの冷却水配
管31、32は壁14を貫通して、一方を室内2側に、
他方を室外16側に延在されている。そして、第1冷却
水配管31は、水冷凝縮器9の冷却水出口9aに溶接な
どで固定されている凝縮器側配管31aと、室外熱交換
器21の前記熱交換器側配管31bと、これらを連結す
る連結配管31cにて構成されている。この場合、連結
配管31cは接続金具34で凝縮器側配管31a及び熱
交換器側配管31bに着脱可能に接続されている。
【0027】また、第2冷却水配管32は、水冷凝縮器
9の冷却水入口9bに溶接などで固定されている凝縮器
側配管32aと、室外熱交換器21の前記熱交換器側配
管32bと、これらを連結する連結配管32cにて構成
されている。この場合、連結配管32cも接続金具34
で凝縮器側配管32a及び熱交換器側配管32bに着脱
可能に接続されている。
【0028】以上によって水冷凝縮器9、冷却水配管3
1、ポンプ22、室外熱交換器21、冷却水配管32か
らなる環状の冷却水流路が構成される。そしてこれら凝
縮器側配管31a、32aおよび熱交換器側配管31
b、32bは、金属パイプ(銅管)で構成されると共
に、連結配管31c、32cは、樹脂製の柔軟なホース
で構成されている。
【0029】また、係る冷却水流路内には冷却水が所定
量注入される。この場合、逃がし弁26をポンプ22の
冷却水入口側に接続しているので、逃がし弁26を前述
の如く全開状態としてポンプ22を運転することによ
り、ポンプ22の吸引力にて冷却水を注入することがで
きる。
【0030】尚、冷却水は、水道水などの真水に不凍液
(たとえば、エチレングリコールやプロピレングリコー
ルなど)を混入して構成されている。なお、暖かい場所
に、冷却水配管31、32や室外ユニット18などを設
置する際には、必ずしも、不凍液を混入する必要はな
い。
【0031】次に、図6において、商用の交流電源など
の電源36に、第1スイッチ37を介して、圧縮機8お
よび冷却水循環用の前記ポンプ22が連結されており、
圧縮機8と冷却水循環用のポンプ22とは並列に接続さ
れている。更に、電源36には、第2スイッチ38を介
して、前記熱交換器用送風機23が接続されている。こ
の第2スイッチ38は、略常時ONとなっており、熱交
換器用送風機23は略常時回転している。この熱交換器
用送風機23は、ケース19の外の空気を、一方の換気
用の開口から吸い込み、室外熱交換器21に送風し、他
方の換気用の開口から排出している。この様にして、熱
交換器用送風機23にて室外熱交換器21を空冷してい
る。
【0032】また、冷却装置1は、前述の冷凍機6、室
外熱交換器21、冷却水循環用のポンプ22、熱交換器
用送風機23および冷却水配管31、32などで構成さ
れている。そして、第1スイッチ37がONとなると、
圧縮機8および冷却水循環用のポンプ22が略同時に稼
働する。この圧縮機8の稼働により、冷凍機6の冷媒が
流れて、蒸発器12は温度が低下し、蒸発器12周囲の
空気の温度を低下させる。
【0033】一方、冷却水循環用のポンプ22は、第1
冷却水配管31を介して水冷凝縮器9の冷却水を吸い込
み、室外熱交換器21に搬送する。そして、室外熱交換
器21に流入した冷却水は、第2冷却水配管32を介し
て再び水冷凝縮器9に戻る(図4及び図5に矢印で示
す)。この様にして、冷却水は循環しており、室外熱交
換器21で空冷されることにより温度が低下するととも
に、水冷凝縮器9において、冷媒を冷却している。この
冷媒を冷却する際、冷却水の温度は上昇する。即ち、冷
却水によって冷凍機6の廃熱を室外に搬送する。
【0034】また、蒸発器12で冷却された空気は、冷
却機器3たとえば低温ショーケースの陳列室などに供給
される。そして、陳列室などの温度が低下して、設定温
度となると、第1スイッチ37がOFFとなり、圧縮機
8および冷却水循環用のポンプ22は略同時に停止す
る。逆に、陳列室などの温度が上昇して、設定温度以上
になると、第1スイッチ37がONとなり、圧縮機8お
よび冷却水循環用のポンプ22は略同時に稼働する。
【0035】この場合、室外ユニット18内に室外熱交
換器21と共に、ポンプ22、逃がし弁26及び空気抜
き弁25を一体に組み込んでいるので、室外ユニット1
8の保守点検作業を容易に行なうことが可能となる。ま
た、設置現場での工事を簡素化させることが可能となる
と共に、ポンプ22、逃がし弁26及び空気抜き弁25
より高い位置に室外熱交換器21を配設しているので、
それら機器から冷却水が漏れた場合でも室外熱交換器2
1が濡れて腐食してしまうのを阻止することが可能とな
る。
【0036】また、ポンプ22の冷却水出口側に室外熱
交換器21を接続しているので、冷却水の注入時に室外
熱交換器21に滞留している空気を押し出し、容易に室
外熱交換器21内に冷却水の注入を行なうことが可能と
なる。
【0037】また、逃がし弁26をポンプ22の冷却水
入口側に接続しているので、前述の如く冷却水の注入時
に逃がし弁26から冷却水を注入することができる。こ
れにより、格別な注入装置を用いること無くポンプ22
の吸引力にて冷却水を注入することが可能となり、冷却
水の補充も容易に行なうことができる。
【0038】また、空気抜き弁25をポンプ22の冷却
水入口側に接続しているので、冷却水の注入時に室外熱
交換器21から戻って来た空気を、ポンプ22に入る以
前に空気抜き弁25にて排出することが可能となる。
【0039】また、ポンプ22の冷却水出口側と冷却水
入口側を連通する細管33aから成るバイパス回路33
を設けているので、配管詰まりなどが発生した場合にバ
イパス回路33にてポンプ22の冷却水出口側と入口側
とを通過させることが可能となる。
【0040】また、下部を冷却水入口29a、上部を冷
却水出口29bとした複数の水通路29、29を室外熱
交換器21に備えているので、室外熱交換器21内に冷
却水を容易に注入することが可能となり、これによっ
て、室外熱交換器21内に空気が滞留するのを阻止する
ことが可能となる。
【0041】また、冷却水循環用のポンプ22と圧縮機
8とを略同時に、稼働または停止させるスイッチ機構
(第1スイッチ37)を設けているので、水冷凝縮器9
の冷却が必要な時だけ、冷却水循環用のポンプ22が稼
働することが可能となる。これにより、冷却装置1のラ
ンニングコストを削減することができるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、冷却機器の廃熱を、水冷凝縮器及び水配管を介して
冷却水により室外熱交換器にポンプで搬送し、室外に放
出することができるので、冷却機器が設置された室内の
温度上昇を防止することができる。
【0043】特に、室外ユニット内に室外熱交換器と共
に、ポンプ、逃がし弁及び空気抜き弁を一体に組み込ん
だので、設置現場での工事を簡素化させることが可能と
なるものである。
【0044】請求項2の発明によれば、上記に加えて室
外熱交換器を、ポンプ、逃がし弁及び空気抜き弁より高
い位置に配設したので、冷却水漏れが発生し易いポン
プ、逃がし弁及び空気抜き弁が室外熱交換器より下方と
なり、漏れ出した冷却水によって室外熱交換器の表面が
腐食するなどの不都合を効果的に回避することが可能と
なるものである。
【0045】請求項3の発明によれば、上記に加えて逃
がし弁及び空気抜き弁をポンプより高い位置に配設した
ので、重量の大きいポンプが室外ユニットの下部に配置
されることになり、重心が下がって室外ユニットの安定
性が向上するものである。
【0046】請求項4の発明によれば、同様に冷却機器
の廃熱を、水冷凝縮器及び水配管を介して冷却水により
室外熱交換器にポンプで搬送し、室外に放出することが
できるので、冷却機器が設置された室内の温度上昇を防
止することができる。
【0047】特に、ポンプの冷却水出口側に室外熱交換
器を接続しているので、冷却水の注入時に空気が滞留し
易い室外熱交換器内に、ポンプによって冷却水を押し込
むことができるようになり、円滑に冷却水の注入作業性
を行うことができるようになるものである。
【0048】請求項5の発明によれば、上記に加えて逃
がし弁をポンプの冷却水入口側に接続したので、冷却水
の注入時に逃がし弁から冷却水を注入することにより、
格別な注入装置を用いること無くポンプの吸引力にて冷
却水を注入することができるようになる。また、逃がし
弁から冷却水を注入することで、格別な注入口も不要と
なり、部品点数とコストの低減を図ることができるよう
になるものである。
【0049】請求項6の発明によれば、上記に加えて空
気抜き弁をポンプの冷却水入口側に接続したので、冷却
水の注入時に室外熱交換器から戻って来た空気を、ポン
プに入る前に空気抜き弁にて排出することができるよう
になり、注入作業に要する時間を短縮することができる
ようになるものである。
【0050】請求項7の発明によれば、上記に加えてポ
ンプの冷却水出口側と冷却水入口側を連通する細管から
成るバイパス回路を設けたので、配管詰まりなどが発生
した場合にバイパス回路にてポンプの冷却水出口側と入
口側とをバイパスできるようになり、それによって、ポ
ンプの過負荷による破損事故を未然に防止することがで
きるようになるものである。
【0051】請求項8の発明によれば、上記に加えて下
部が冷却水入口、上部が冷却水出口とされ、相互に並列
接続された複数の水通路を備えたプレートフィン型熱交
換器にて室外熱交換器を構成したので、室外熱交換器内
に空気が滞留することを効果的に防止して、冷却水の注
入作業性を一層改善することができるようになると共
に、室外熱交換器内の冷却水流の圧力損失も軽減するこ
とができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置の正面図である。
【図2】本発明の冷却装置の室外ユニットの正面図であ
る。
【図3】同室外ユニットの側面図である。
【図4】本発明の冷却装置の配管構成図である。
【図5】室外ユニットの詳細な配管構成図である。
【図6】冷却装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 冷却装置 2 室内 3 冷却機器 6 冷凍機 8 圧縮機 9 水冷凝縮器 11 膨張弁 12 蒸発器 18 室外ユニット 19 ケース 21 室外熱交換器 22 ポンプ 23 熱交換器用送風機 25 空気抜き弁 26 逃がし弁 27 膨張タンク 29 水通路 29a 冷却水入口 29b 冷却水出口 31 第1冷却水配管 32 第2冷却水配管 33 バイパス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間瀬 徳太郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA03 BA01 CA02 DA02 FA02 HA01 PA04 PA05 PA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、水冷凝縮器、減圧装置及び蒸発
    器を順次環状に接続して成る冷媒回路を備えた冷却機器
    と、室外ユニットに設けられた室外熱交換器と、この室
    外熱交換器と前記水冷凝縮器との間で冷却水を循環させ
    るための水配管及びポンプと、前記水配管に接続された
    逃がし弁及び空気抜き弁とを備え、 これらポンプ、逃がし弁及び空気抜き弁を前記室外熱交
    換器と共に前記室外ユニット内に一体に組み込んだこと
    を特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 室外熱交換器を、ポンプ、逃がし弁及び
    空気抜き弁より高い位置に配設したことを特徴とする請
    求項1の冷却装置。
  3. 【請求項3】 逃がし弁及び空気抜き弁をポンプより高
    い位置に配設したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2の冷却装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、水冷凝縮器、減圧装置及び蒸発
    器を順次環状に接続して成る冷媒回路を備えた冷却機器
    と、室外に設置された室外ユニットに設けられた室外熱
    交換器と、この室外熱交換器と前記水冷凝縮器との間で
    冷却水を循環させるための水配管及びポンプとを備え、 このポンプの冷却水出口側に前記室外熱交換器を接続し
    たことを特徴とする冷却装置。
  5. 【請求項5】 逃がし弁をポンプの冷却水入口側に接続
    したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又
    は請求項4の冷却装置。
  6. 【請求項6】 空気抜き弁をポンプの冷却水入口側に接
    続したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3、請求項4又は請求項5の冷却装置。
  7. 【請求項7】 ポンプの冷却水出口側と冷却水入口側を
    連通する細管から成るバイパス回路を設けたことを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求
    項5又は請求項6の冷却装置。
  8. 【請求項8】 下部が冷却水入口、上部が冷却水出口と
    され、相互に並列接続された複数の水通路を備えたプレ
    ートフィン型熱交換器にて室外熱交換器を構成したこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6又は請求項7の冷却装置。
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