JP2000038868A - 戸当り - Google Patents
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- JP2000038868A JP2000038868A JP10206482A JP20648298A JP2000038868A JP 2000038868 A JP2000038868 A JP 2000038868A JP 10206482 A JP10206482 A JP 10206482A JP 20648298 A JP20648298 A JP 20648298A JP 2000038868 A JP2000038868 A JP 2000038868A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で、不良品の発生が少なく、かつ
強度が向上した戸当りを提供する。 【解決手段】 (a)鋳物製の有底筒体からなり、底部
にネジ切りされた穴が形成された脚部1と、(b)前記
脚部1の開放側の開口部を覆う大きさのつば部と中央の
凸部とを備えた内キャップ2と、(c)前記内キャップ
2のつば部を前記脚部の開放側端部に固定する固定リン
グ3と、(d)前記脚部1の開放側端部に冠着されるキ
ャップ4とからなり、前記固定リング3の内周面におい
て内側に突出する凸部が少なくとも1個設けられ、前記
脚部1の開放側端縁において、前記固定リング3の凸部
と係合する凹部が形成され、さらに前記脚部1の外面に
防錆処理が施されてなる戸当り。
強度が向上した戸当りを提供する。 【解決手段】 (a)鋳物製の有底筒体からなり、底部
にネジ切りされた穴が形成された脚部1と、(b)前記
脚部1の開放側の開口部を覆う大きさのつば部と中央の
凸部とを備えた内キャップ2と、(c)前記内キャップ
2のつば部を前記脚部の開放側端部に固定する固定リン
グ3と、(d)前記脚部1の開放側端部に冠着されるキ
ャップ4とからなり、前記固定リング3の内周面におい
て内側に突出する凸部が少なくとも1個設けられ、前記
脚部1の開放側端縁において、前記固定リング3の凸部
と係合する凹部が形成され、さらに前記脚部1の外面に
防錆処理が施されてなる戸当り。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は戸当りに関する。さ
らに詳しくは構造が簡単で、不良品の発生が少なく、か
つ強度が向上した戸当りに関する。
らに詳しくは構造が簡単で、不良品の発生が少なく、か
つ強度が向上した戸当りに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、戸の開閉に伴う戸または壁面
の損傷を防ぐために戸当りが用いられている。また、一
般的に用いられる戸当りとして、緩衝材であるキャップ
内側に内キャップを備えた戸当りがある。
の損傷を防ぐために戸当りが用いられている。また、一
般的に用いられる戸当りとして、緩衝材であるキャップ
内側に内キャップを備えた戸当りがある。
【0003】従来の内キャップを備えた戸当りは、図4
に示されるように、鋳物製の有底筒体からなり、底部4
6にネジ切りされた穴47が形成された脚部41と、脚
部41の開放側の開口部を覆う大きさのつば部48と中
央の凸部49とを備えた内キャップ42と、内キャップ
42のつば部48を脚部41の開放側端部に固定する固
定リング43と、脚部41の開放側端部に冠着されるキ
ャップ44と、脚部41の外面を覆うケーシング45と
から構成されている。
に示されるように、鋳物製の有底筒体からなり、底部4
6にネジ切りされた穴47が形成された脚部41と、脚
部41の開放側の開口部を覆う大きさのつば部48と中
央の凸部49とを備えた内キャップ42と、内キャップ
42のつば部48を脚部41の開放側端部に固定する固
定リング43と、脚部41の開放側端部に冠着されるキ
ャップ44と、脚部41の外面を覆うケーシング45と
から構成されている。
【0004】脚部41の開放側端縁には複数の小突起5
0が上向きに突設され、一方、固定リング43には小突
起50と係合する複数の貫通孔51が形成されている。
0が上向きに突設され、一方、固定リング43には小突
起50と係合する複数の貫通孔51が形成されている。
【0005】内キャップ42を脚部41に固定する場
合、つば部48を脚部41の内壁に形成された複数の縦
リブ15の上に載置し、ついで固定リング43を、貫通
孔51に小突起50を挿入しながら脚部41の上端に嵌
合することにより、内キャップ42を固定リング43に
よって固定する。
合、つば部48を脚部41の内壁に形成された複数の縦
リブ15の上に載置し、ついで固定リング43を、貫通
孔51に小突起50を挿入しながら脚部41の上端に嵌
合することにより、内キャップ42を固定リング43に
よって固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3の戸当り
は、鋳物製の脚部41に複数の小突起50が突設され、
固定リング43に複数の貫通孔51が形成されているた
め、構造が複雑である。
は、鋳物製の脚部41に複数の小突起50が突設され、
固定リング43に複数の貫通孔51が形成されているた
め、構造が複雑である。
【0007】また、脚部41および小突起50を鋳造に
より一体形成する場合、寸法の小さい小突起50の部分
で鋳造不良が発生しやすい。しかも、固定リング43の
貫通孔51を、小突起50の配置に正確に対応する位置
に形成することも難しい。したがって、これら小突起5
0および貫通孔51の加工困難性によって、戸当りの不
良品が多くなるという問題がある。
より一体形成する場合、寸法の小さい小突起50の部分
で鋳造不良が発生しやすい。しかも、固定リング43の
貫通孔51を、小突起50の配置に正確に対応する位置
に形成することも難しい。したがって、これら小突起5
0および貫通孔51の加工困難性によって、戸当りの不
良品が多くなるという問題がある。
【0008】さらに、戸が戸当りに対して衝突したとき
の衝撃によって、小突起50が破損しやすいという問題
がある。具体的には、鋳造された小突起50は比較的せ
ん断や曲げに対して弱く、固定リング43を介して水平
方向に衝撃荷重を受ければ、小突起50が比較的容易に
折れる場合がある。
の衝撃によって、小突起50が破損しやすいという問題
がある。具体的には、鋳造された小突起50は比較的せ
ん断や曲げに対して弱く、固定リング43を介して水平
方向に衝撃荷重を受ければ、小突起50が比較的容易に
折れる場合がある。
【0009】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、構造が簡単で、不良品の発生が少な
く、かつ強度が向上した戸当りを提供することを目的と
する。
れたものであり、構造が簡単で、不良品の発生が少な
く、かつ強度が向上した戸当りを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる請求項
1記載の戸当りは、(a)鋳物製の有底筒体からなり、
底部にネジ切りされた穴が形成された脚部と、(b)前
記脚部の開放側の開口部を覆う大きさのつば部と中央の
凸部とを備えた内キャップと、(c)前記内キャップの
つば部を前記脚部の開放側端部に固定する固定リング
と、(d)前記脚部の開放側端部に冠着されるキャップ
とからなり、前記固定リングの内周面において内側に突
出する凸部が少なくとも1個設けられ、前記脚部の開放
側端縁において、前記固定リングの凸部と係合する凹部
が形成され、さらに前記脚部の外面に防錆処理が施され
てなることを特徴とするものである。
1記載の戸当りは、(a)鋳物製の有底筒体からなり、
底部にネジ切りされた穴が形成された脚部と、(b)前
記脚部の開放側の開口部を覆う大きさのつば部と中央の
凸部とを備えた内キャップと、(c)前記内キャップの
つば部を前記脚部の開放側端部に固定する固定リング
と、(d)前記脚部の開放側端部に冠着されるキャップ
とからなり、前記固定リングの内周面において内側に突
出する凸部が少なくとも1個設けられ、前記脚部の開放
側端縁において、前記固定リングの凸部と係合する凹部
が形成され、さらに前記脚部の外面に防錆処理が施され
てなることを特徴とするものである。
【0011】前記脚部が亜鉛ダイカストからなり、前記
脚部の外面にニッケルクロムメッキが施されてなるのが
好ましい。
脚部の外面にニッケルクロムメッキが施されてなるのが
好ましい。
【0012】本発明にかかわる請求項2記載の戸当り
は、(a)鋳物製の有底筒体からなり、底部にネジ切り
された穴が形成された脚部と、(b)前記脚部の開放側
の開口部を覆う大きさのつば部と中央の凸部とを備えた
内キャップと、(c)前記内キャップのつば部を前記脚
部の開放側端部に固定する固定リングと、(d)前記脚
部の開放側端部に冠着されるキャップとからなり、前記
固定リングの内周面に内側に突出する凸部が少なくとも
1個設けられ、前記脚部の開放側端縁において、前記固
定リングの凸部と係合する凹部が形成され、さらに前記
脚部の外周面および底面を覆うケーシングを備えてなる
ことを特徴とするものである。
は、(a)鋳物製の有底筒体からなり、底部にネジ切り
された穴が形成された脚部と、(b)前記脚部の開放側
の開口部を覆う大きさのつば部と中央の凸部とを備えた
内キャップと、(c)前記内キャップのつば部を前記脚
部の開放側端部に固定する固定リングと、(d)前記脚
部の開放側端部に冠着されるキャップとからなり、前記
固定リングの内周面に内側に突出する凸部が少なくとも
1個設けられ、前記脚部の開放側端縁において、前記固
定リングの凸部と係合する凹部が形成され、さらに前記
脚部の外周面および底面を覆うケーシングを備えてなる
ことを特徴とするものである。
【0013】前記ケーシングが、下端に曲げしろを有す
る、前記脚部の外周面を覆うステンレスキャップと、前
記脚部の底面を覆うステンレスカバーとからなり、前記
ステンレスキャップの曲げしろをしぼることにより、前
記ステンレスカバーが前記脚部の底面に固着されてなる
のが好ましい。
る、前記脚部の外周面を覆うステンレスキャップと、前
記脚部の底面を覆うステンレスカバーとからなり、前記
ステンレスキャップの曲げしろをしぼることにより、前
記ステンレスカバーが前記脚部の底面に固着されてなる
のが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の戸当りを詳細に説明する。図1は本発明の請求項1記
載の戸当りの一実施の形態を示す一部切欠分解斜視図、
図2は図1の戸当りの取付方法を示す斜視説明図および
図3は本発明の請求項2記載の戸当りの一実施の形態を
示す一部切欠分解斜視図である。
の戸当りを詳細に説明する。図1は本発明の請求項1記
載の戸当りの一実施の形態を示す一部切欠分解斜視図、
図2は図1の戸当りの取付方法を示す斜視説明図および
図3は本発明の請求項2記載の戸当りの一実施の形態を
示す一部切欠分解斜視図である。
【0015】図1に示される戸当りは、脚部1と、内キ
ャップ2と、固定リング3と、キャップ4とから構成さ
れ、脚部1の外面には後述するメッキなどの防錆処理が
施されている。
ャップ2と、固定リング3と、キャップ4とから構成さ
れ、脚部1の外面には後述するメッキなどの防錆処理が
施されている。
【0016】脚部1は、亜鉛ダイカストなどからなる鋳
物製の有底筒体からなり、底部6にネジ切りされた穴7
が形成されている。ネジ切りされた穴7は、アンカーボ
ルト22のおねじ部22a(図2参照)に螺入される。
物製の有底筒体からなり、底部6にネジ切りされた穴7
が形成されている。ネジ切りされた穴7は、アンカーボ
ルト22のおねじ部22a(図2参照)に螺入される。
【0017】脚部1の開放側端縁には、固定リング3の
凸部3aと係合する凹部1aが複数個形成されている。
凸部3aと係合する凹部1aが複数個形成されている。
【0018】また、脚部1の内壁に形成された複数の縦
リブ12は、前記凹部1aとほぼ一致する位置に形成さ
れているため、内キャップ2のつば部8を、固定リング
3の凸部3aと縦リブ12とのあいだに強固に挟持する
ことができる。
リブ12は、前記凹部1aとほぼ一致する位置に形成さ
れているため、内キャップ2のつば部8を、固定リング
3の凸部3aと縦リブ12とのあいだに強固に挟持する
ことができる。
【0019】さらに、図1に示される脚部1の外周面お
よび底面などの外面には、塗装またはメッキなどの防錆
処理が施されているため、保護用のケーシングが不要に
なり、部品点数を少なくすることができ、しかも美観を
向上することができる。たとえば、脚部1を亜鉛ダイカ
ストによって鋳造し、脚部1の外面にニッケルクロムメ
ッキによる防錆処理を施せばよい。
よび底面などの外面には、塗装またはメッキなどの防錆
処理が施されているため、保護用のケーシングが不要に
なり、部品点数を少なくすることができ、しかも美観を
向上することができる。たとえば、脚部1を亜鉛ダイカ
ストによって鋳造し、脚部1の外面にニッケルクロムメ
ッキによる防錆処理を施せばよい。
【0020】さらに、脚部1の上端から側壁の一部がU
字状に切り欠かれることにより、係合孔13が形成され
ている。そのため、図2に示されるように、戸当り21
を床面から突出したアンカーボルト22のおねじ部22
aにねじ込む場合、係合孔13に鉄棒(図示せず)など
を差し込むことにより、戸当り21を容易におねじ部2
2aにねじ込むことができる。
字状に切り欠かれることにより、係合孔13が形成され
ている。そのため、図2に示されるように、戸当り21
を床面から突出したアンカーボルト22のおねじ部22
aにねじ込む場合、係合孔13に鉄棒(図示せず)など
を差し込むことにより、戸当り21を容易におねじ部2
2aにねじ込むことができる。
【0021】また、係合孔13の周囲にも前記縦リブ1
2が設けられているため、前記内キャップ2のつば部8
を、脚部1のほぼ全周にわたって支持することができ
る。
2が設けられているため、前記内キャップ2のつば部8
を、脚部1のほぼ全周にわたって支持することができ
る。
【0022】内キャップ2は、脚部1の開放側の開口部
を覆う大きさのつば部8と中央の凸部9とを備えてい
る。内キャップ2は、ステンレス、真ちゅうまたはアル
ミニウムなどによって作製される。
を覆う大きさのつば部8と中央の凸部9とを備えてい
る。内キャップ2は、ステンレス、真ちゅうまたはアル
ミニウムなどによって作製される。
【0023】さらに、内キャップ2の凸部9には、略U
字状の係合リング15が揺動自在に設けられている。係
合リング15は、戸に設けられたフック(図示せず)に
係合することにより、戸をほぼ全開状態に保持すること
ができる。
字状の係合リング15が揺動自在に設けられている。係
合リング15は、戸に設けられたフック(図示せず)に
係合することにより、戸をほぼ全開状態に保持すること
ができる。
【0024】固定リング3は、内周面において内側に突
出する凸部3aが複数個設けられている。固定リング3
は、ステンレス、真ちゅうまたはアルミニウムなどによ
って作製される。
出する凸部3aが複数個設けられている。固定リング3
は、ステンレス、真ちゅうまたはアルミニウムなどによ
って作製される。
【0025】凸部3aおよび当該凸部3aと係合する凹
部1aは、それぞれ少なくとも1個あれば、固定リング
3を脚部1の開放側端部に嵌合することができ、本発明
ではとくに凸部および凹部の個数を限定しない。
部1aは、それぞれ少なくとも1個あれば、固定リング
3を脚部1の開放側端部に嵌合することができ、本発明
ではとくに凸部および凹部の個数を限定しない。
【0026】キャップ4は、塩化ビニル樹脂などの合成
樹脂やゴムなどの緩衝材で作製されており、その上面側
中央には前記内キャップ2の凸部9が嵌まる大きさの孔
14が形成されている。キャップ4は、脚部1の開放側
端縁、内キャップ2のつば部8および固定リング3を覆
い、実際に戸が当る部分である。
樹脂やゴムなどの緩衝材で作製されており、その上面側
中央には前記内キャップ2の凸部9が嵌まる大きさの孔
14が形成されている。キャップ4は、脚部1の開放側
端縁、内キャップ2のつば部8および固定リング3を覆
い、実際に戸が当る部分である。
【0027】内キャップ2を脚部1に固定する場合、ま
ず、凸部9を上にした状態で、内キャップ2のつば部8
を、脚部1の縦リブ12の上に載置する。ついで、固定
リング3の凸部3aを脚部1の凹部1aに嵌合させれ
ば、凸部3aと縦リブ12とのあいだにつば部8が強固
に挟持され、内キャップ2を脚部1に固定することがで
きる。
ず、凸部9を上にした状態で、内キャップ2のつば部8
を、脚部1の縦リブ12の上に載置する。ついで、固定
リング3の凸部3aを脚部1の凹部1aに嵌合させれ
ば、凸部3aと縦リブ12とのあいだにつば部8が強固
に挟持され、内キャップ2を脚部1に固定することがで
きる。
【0028】図1における鋳物製の脚部1には比較的幅
広の凹部1aが形成され、固定リング3には比較的幅広
の凸部3aが設けられているため、従来の小突起50お
よび貫通孔51を有する戸当り(図4参照)と比較して
構造が簡単になっている。しかも、構造が簡単であるた
め、不良品の発生も少なくなる。
広の凹部1aが形成され、固定リング3には比較的幅広
の凸部3aが設けられているため、従来の小突起50お
よび貫通孔51を有する戸当り(図4参照)と比較して
構造が簡単になっている。しかも、構造が簡単であるた
め、不良品の発生も少なくなる。
【0029】さらに、戸が戸当りに対して衝突したと
き、固定リング3の内周面3bと脚部1の外側面とが面
接触するため、従来の戸当りと比較して強度を向上させ
ることができる。
き、固定リング3の内周面3bと脚部1の外側面とが面
接触するため、従来の戸当りと比較して強度を向上させ
ることができる。
【0030】図1の脚部1の外面には防錆処理が施され
ているが、防錆処理の代わりに、図3に示されるような
脚部1を保護するためのケーシングを備えてもよい。
ているが、防錆処理の代わりに、図3に示されるような
脚部1を保護するためのケーシングを備えてもよい。
【0031】図3に示される戸当りは、図1に示される
戸当りと同様に、脚部1の凹部1aおよび固定リング3
の凸部3aを有する構造により、構造が簡単で、不良品
の発生が少なく、かつ強度が向上した戸当りである。す
なわち、鋳物製の有底筒体からなり、底部6にネジ切り
された穴7が形成された脚部1と、脚部1の開放側の開
口部を覆う大きさのつば部8と中央の凸部9とを備えた
内キャップ2と、内キャップ2のつば部8を脚部1の開
放側端部に固定する固定リング3と、脚部1の開放側端
部に冠着されるキャップ4とからなり、固定リング3の
内周面に内側に突出する凸部3aが少なくとも1個設け
られ、脚部1の開放側端縁において、固定リング3の凸
部3aと係合する凹部1aが形成されている。
戸当りと同様に、脚部1の凹部1aおよび固定リング3
の凸部3aを有する構造により、構造が簡単で、不良品
の発生が少なく、かつ強度が向上した戸当りである。す
なわち、鋳物製の有底筒体からなり、底部6にネジ切り
された穴7が形成された脚部1と、脚部1の開放側の開
口部を覆う大きさのつば部8と中央の凸部9とを備えた
内キャップ2と、内キャップ2のつば部8を脚部1の開
放側端部に固定する固定リング3と、脚部1の開放側端
部に冠着されるキャップ4とからなり、固定リング3の
内周面に内側に突出する凸部3aが少なくとも1個設け
られ、脚部1の開放側端縁において、固定リング3の凸
部3aと係合する凹部1aが形成されている。
【0032】図3に示される戸当りは、脚部1の外周面
および底面を覆うステンレス製のケーシングとして、ス
テンレスキャップ23と、ステンレスカバー24とから
なるケーシングを備えている。ステンレスカバー24に
は脚部1のネジ切りされた穴7に連通する貫通孔24a
が形成されている。
および底面を覆うステンレス製のケーシングとして、ス
テンレスキャップ23と、ステンレスカバー24とから
なるケーシングを備えている。ステンレスカバー24に
は脚部1のネジ切りされた穴7に連通する貫通孔24a
が形成されている。
【0033】ステンレスキャップ23は、前記脚部1の
外周面とほぼ相補的な内面形状を呈しているが、下端部
分を若干延長することにより、曲げしろ23aが形成さ
れている。ステンレスキャップ23およびステンレスカ
バー24によって脚部1を覆い、そののち、ステンレス
キャップ23の曲げしろ23aを脚部1の底面側にしぼ
ることにより、ステンレスキャップ24を脚部1の底面
に固着することができる。しぼった後は、ステンレスキ
ャップ23およびステンレスカバー24は、脚部1から
取り外すことができなくなる。
外周面とほぼ相補的な内面形状を呈しているが、下端部
分を若干延長することにより、曲げしろ23aが形成さ
れている。ステンレスキャップ23およびステンレスカ
バー24によって脚部1を覆い、そののち、ステンレス
キャップ23の曲げしろ23aを脚部1の底面側にしぼ
ることにより、ステンレスキャップ24を脚部1の底面
に固着することができる。しぼった後は、ステンレスキ
ャップ23およびステンレスカバー24は、脚部1から
取り外すことができなくなる。
【0034】また、ステンレスキャップ23の上部には
貫通孔25および内側に折曲したガイド用リブ26が上
下に並んで形成されている。ステンレスキャップ23を
脚部1にかぶせるときにガイド用リブ26を脚部1の係
合孔13に挿入することにより、貫通孔25と係合孔1
3とを連通させることができる。したがって、図3の戸
当りも図2に示されるアンカーボルト22にねじ込む場
合には、鉄棒(図示せず)を貫通孔25および係合孔1
3に差し込むことにより、容易にねじ込むことができ
る。
貫通孔25および内側に折曲したガイド用リブ26が上
下に並んで形成されている。ステンレスキャップ23を
脚部1にかぶせるときにガイド用リブ26を脚部1の係
合孔13に挿入することにより、貫通孔25と係合孔1
3とを連通させることができる。したがって、図3の戸
当りも図2に示されるアンカーボルト22にねじ込む場
合には、鉄棒(図示せず)を貫通孔25および係合孔1
3に差し込むことにより、容易にねじ込むことができ
る。
【0035】なお、本実施の形態では、ケーシングの例
として、別体のステンレスキャップ23およびステンレ
スカバー24を組み合わせたケーシングを例にあげて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、脚
部1を保護することができるケーシングであれば、種々
の形状、材料のケーシングを採用してもよい。
として、別体のステンレスキャップ23およびステンレ
スカバー24を組み合わせたケーシングを例にあげて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、脚
部1を保護することができるケーシングであれば、種々
の形状、材料のケーシングを採用してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の戸当りは、脚部に凹部が形成さ
れ、かつ固定リングの内側に凸部が設けられた構造を採
用したことにより、従来の小突起および貫通孔を有する
戸当りと比較して、構造が簡単であり、不良品の発生が
少なく、しかも、強度を向上させることができる。
れ、かつ固定リングの内側に凸部が設けられた構造を採
用したことにより、従来の小突起および貫通孔を有する
戸当りと比較して、構造が簡単であり、不良品の発生が
少なく、しかも、強度を向上させることができる。
【0037】さらに、脚部の外面に防錆処理を施した
り、または脚部をケーシングで保護することにより、脚
部はさびにくくなり、耐久性を大幅にのばすことができ
る。しかも、美観の向上も達成できる。
り、または脚部をケーシングで保護することにより、脚
部はさびにくくなり、耐久性を大幅にのばすことができ
る。しかも、美観の向上も達成できる。
【図1】本発明の請求項1記載の戸当りの一実施の形態
を示す一部切欠分解斜視図である。
を示す一部切欠分解斜視図である。
【図2】図1の戸当りの取付方法を示す斜視説明図であ
る。
る。
【図3】本発明の請求項2記載の戸当りの一実施の形態
を示す一部切欠分解斜視図である。
を示す一部切欠分解斜視図である。
【図4】従来の内キャップを備えた戸当りの分解斜視図
である。
である。
1 脚部 2 内キャップ 3 固定リング 4 キャップ 21 戸当り 23 ステンレスキャップ 24 ステンレスカバー
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)鋳物製の有底筒体からなり、底部
にネジ切りされた穴が形成された脚部と、(b)前記脚
部の開放側の開口部を覆う大きさのつば部と中央の凸部
とを備えた内キャップと、(c)前記内キャップのつば
部を前記脚部の開放側端部に固定する固定リングと、
(d)前記脚部の開放側端部に冠着されるキャップとか
らなり、前記固定リングの内周面において内側に突出す
る凸部が少なくとも1個設けられ、前記脚部の開放側端
縁において、前記固定リングの凸部と係合する凹部が形
成され、さらに前記脚部の外面に防錆処理が施されてな
る戸当り。 - 【請求項2】 前記脚部が亜鉛ダイカストからなり、前
記脚部の外面にニッケルクロムメッキが施されてなる請
求項1記載の戸当り。 - 【請求項3】 (a)鋳物製の有底筒体からなり、底部
にネジ切りされた穴が形成された脚部と、(b)前記脚
部の開放側の開口部を覆う大きさのつば部と中央の凸部
とを備えた内キャップと、(c)前記内キャップのつば
部を前記脚部の開放側端部に固定する固定リングと、
(d)前記脚部の開放側端部に冠着されるキャップとか
らなり、前記固定リングの内周面に内側に突出する凸部
が少なくとも1個設けられ、前記脚部の開放側端縁にお
いて、前記固定リングの凸部と係合する凹部が形成さ
れ、さらに前記脚部の外周面および底面を覆うケーシン
グを備えてなる戸当り。 - 【請求項4】 前記ケーシングが、下端に曲げしろを有
する、前記脚部の外周面を覆うステンレスキャップと、
前記脚部の底面を覆うステンレスカバーとからなり、前
記ステンレスキャップの曲げしろをしぼることにより、
前記ステンレスカバーが前記脚部の底面に固着されてな
る請求項3記載の戸当り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206482A JP2000038868A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 戸当り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206482A JP2000038868A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 戸当り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000038868A true JP2000038868A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16524115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10206482A Pending JP2000038868A (ja) | 1998-07-22 | 1998-07-22 | 戸当り |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000038868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002544A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | 株式会社Skb | ドアストッパー |
-
1998
- 1998-07-22 JP JP10206482A patent/JP2000038868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002544A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | 株式会社Skb | ドアストッパー |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050502 |
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A977 | Report on retrieval |
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