JP2000035661A - 平版印刷用原板及び平版印刷版の製版方法 - Google Patents
平版印刷用原板及び平版印刷版の製版方法Info
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Abstract
優れ、非画像部に汚れがなく、圧力かぶりが抑制され、
指紋跡汚れやブランケット汚れが発生しにくい、平版印
刷用原板及び平版印刷版の製版方法の提供。 【解決手段】 基板上に光重合性親油性熱可塑性モノマ
ー/プレポリマー及び光重合開始剤を含む層、親水性結
着剤を含む層をこの順に有し、かつ、光熱変換剤を含有
することを特徴とする平版印刷用原板及び平版印刷版の
製版方法。
Description
と、平版印刷版用原板を用いて平版印刷版を製版する方
法に関する。
はポジのフィルムを作製し、感光性ポリマーを塗布した
PS版に焼き付け、その後現像を行って製版を完了する
という非常に手間のかかるものであった。近年製版のデ
ジタル化が急速に進み、コンピューターからの電気信号
を直接製版に結びつける手段が提案されている。
号をレーザー光に変換し、感光性ポリマーに焼き付けた
後に現像を行って製版化する方法が一般的であるが、依
然として現像工程が必要である。又直接製版上に画像形
成材料を付与する方法としてインクジェット記録や電子
写真方式が提案されている。しかしながら画像部の再現
安定性や解像度に欠点を有している。
し、かつ現像操作を行うことなく製版を行う手段とし
て、サーマルヘッドやレーザー光を用いたダイレクト製
版が種種提案されている。例えば、特開昭49−118
501号には親油性樹脂を成分とする物体の表面を化成
処理して親油性層を形成し、その親油性層をレーザー光
により選択的に除去して画像部を形成させる方法であ
る。しかし、この方法ではエネルギーを多大に消費し、
製版速度も遅く、ポリマー屑や燃え殻の発生のために解
像度が低いというのが問題であった。
合物からなる親水性ポリマー層で覆われた版材をレーザ
ー光で照射することにより照射部分が硬化し、疎水性又
は親油性となり、インクを吸収するように変化するとい
う技術が開示されている。この方法では、画像部を強固
にしかつ均一に変化させることは困難であり、印刷中に
非画像部を構成する水溶性ポリマーが溶出して印刷汚れ
が発生しやすくなるという欠点がある。
を顔料でマイクロカプセル化したものを支持体に塗布
し、加熱部を親油性に変化させてインクの着肉を行う方
法が提案されているが、マイクロカプセルの粒径が大き
く、得られる印刷物の解像度が基本的に低く、版上でカ
プセルの破壊や壁を通して親油性の熱溶融物質が支持体
に付着しやすく印刷汚れを生じやすいという欠点を有し
ている。
よりなる版材の表面にスルホン酸基を導入して非画像部
を形成し、特定のエネルギー密度を有するレーザー光の
照射により表面のスルホン酸基を選択的に除去して画像
部を形成する方法が開示されている。しかし、スルホン
酸基処理された表面下部の親油性ポリマー層が部分的に
露出することにより、印刷汚れが生じやすいという欠点
があった。
では熱により画像部に転換するマイクロカプセル化され
た親油性成分と親水性バインダーポリマーとを含有する
親水層及び支持体とから構成され、親水性バインダーポ
リマーが三次元架橋されていて、マイクロカプセル中の
親油成分とカプセルの破壊後化学結合するように工夫さ
れた感熱平版印刷版が提案されている。しかし、マイク
ロカプセルの粒径が大きく、得られる印刷物の解像度が
基本的に低く、又基本的に親水性バインダーポリマーと
支持体との密着性が十分でなく、又親油性成分と親水性
バインダーポリマーとの境界が明確でないために、印刷
汚れや解像度の低下を依然として有している。
平9−127683号には、親水性の基体表面に熱によ
り親油化可能な樹脂粒子層が形成された平版印刷版が提
案されている。これは画像状に加熱を行って、親水性の
部分を親油性に変換する技術を採用したものであるが、
画像形成前の親水性を高くすると、得られる親油性画像
の親油性が十分でなく、逆に画像形成前の親水性を抑制
すると、印刷時に汚れを生じやすいという問題を抱えて
いる。又実際に使用する際に、版の保存安定性を高める
ために剥離可能な乾燥防止用フィルムが樹脂粒子層上に
形成されており、印刷時にはわざわざ剥離工程を要する
など、操作的にも煩わしいことが懸念される。
る層の上に親水性結着剤中に含有する層を設け、高照度
光による露光のみで親水性/親油性の変化を生ぜしめ、
印刷版として適用可能であることを見いだし提案した
(特願平10−112262号)。しかし、該発明で得
られた印刷板は画像部の物理的強度が低くまた非画像部
の親水性が劣化しやすくロングラン印刷用途としては不
適であった。また指紋跡汚れやブランケット汚れが発生
しやすく満足のいく性能ではなかった。
理で製版可能であり、画像部の耐刷力に優れ、非画像部
に汚れがなく、圧力かぶりが抑制され、指紋跡汚れやブ
ランケット汚れが発生しにくい、平版印刷用原板及び平
版印刷版の製版方法を提供することにある。
記構成により達成された。
モノマー/プレポリマー及び光重合開始剤を含む層、親
水性結着剤を含む層をこの順に有し、かつ、光熱変換剤
を含有することを特徴とする平版印刷用原板。
ー及び光重合性親油性熱可塑性モノマー/プレポリマ
ー、光重合開始剤及び光熱変換剤を含有することを特徴
とする平版印刷用原板。
有する高照度光で、前記1又は2記載の平版印刷用原板
を画像露光した後、活性光で全面露光し、前記光重合性
親油性熱可塑性モノマー/プレポリマーの分子量を増大
させることを特徴とする平版印刷版の製版方法。
重合性親油性熱可塑性モノマー/プレポリマーについて
述べる。本発明は、親油性熱可塑性物質として光重合性
のモノマー/プレポリマーを含有することを特徴として
おり、高耐刷力で印刷汚れの発生しにくい印刷版を得る
ことができる。この様な、光重合性のモノマー/プレポ
リマーとしては親油性でかつ活性光で重合可能なエチレ
ン性不飽和結合を有する公知のモノマー/プレポリマー
を特に制限なく使用することができる。
例えば、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート等の単官能アクリル酸エステル及びその誘導体
或いはこれらのアクリレートをメタクリレート、イタコ
ネート、クロトネート、マレエート等に代えた化合物、
ポリエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリス
リトールジアクリレート、ビスフェノールAジアクリレ
ート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールの
ε−カプロラクトン付加物のジアクリレート等の2官能
アクリル酸エステル及びその誘導体或いはこれらのアク
リレートをメタクリレート、イタコネート、クロトネー
ト、マレエート等に代えた化合物、或いはトリメチロー
ルプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート、ピロガロールトリアクリレート等
の多官能アクリル酸エステル及びその誘導体或いはこれ
らのアクリレートをメタクリレート、イタコネート、ク
ロトネート、マレエート等に代えた化合物等を挙げるこ
とができる。又エチレン性不飽和結合を有する樹脂は、
適当な分子量のオリゴマーにアクリル酸、又はメタアク
リル酸を導入し、光重合性を付与した、いわゆるプレポ
リマーと呼ばれるものも好適に使用できる。この他に特
開昭61−6649号、同62−173295号等に記
載の化合物などを挙げることができ、さらに「1129
0の化学商品」化学工業日報社、p.286〜294に
記載の化合物、「UV・EB硬化ハンドブック(原料
編)」高分子刊行会、p.11〜65に記載の化合物な
ども本発明においては好適に用いることができる。これ
らの中で、常温で個体のモノマー/プレポリマーが好適
に用いられる。
/プレポリマーは、上記のエチレン性不飽和結合を有す
る化合物の他に、以下のような重合開始剤から構成され
る。
ー/プレポリマーを露光により硬化するためのものであ
り、公知の光重合開始剤、又、光熱変換系感光性層であ
れば熱重合開始剤が使用できる。光重合開始剤として
は、「フォトポリマーハンドブック」(フォトポリマー
懇話会編、工業調査会発行、1989年)の39〜48
頁に記載の化合物を1種又は2種以上を組み合わせたも
のが好適に使用できる。熱重合開始剤としては、例え
ば、クメンヒドロペルオキシド、第3ブチルヒドロペル
オキシド、ジクミルペルオキシド、ジ第3ブチルペルオ
キシド、過酸化ベンゾイル、過酸化アセチル、過酸化ラ
ウロイル等の有機過酸化物、例えば、アゾビスイソブチ
ロニトリル等のアゾ化合物、過酸化水素と2価の鉄塩、
過硫酸塩と硫酸水素ナトリウム、クメンヒドロペルオキ
シドと2価の鉄塩、過酸化ベンゾイルとジメチルアニリ
ン等のレドックス系重合開始剤の他、ジスルフィド化合
物や、マンガントリアセチルアセトナート、ペンタシア
ノベンジルコバルテート等の有機金属錯体等が使用でき
る。これら重合開始剤の配合量は特に限定されないが、
好ましくは、付加重合又は架橋可能な化合物100重量
部に対しては、1〜20重量部(好ましくは10重量部
以下)である。
/プレポリマーには、さらに目的を損なわない範囲で、
増感剤、光熱変換剤、重合促進剤等の他の成分を含有せ
しめることは任意である。
号に記載のトリアジン系化合物、特開昭64−1314
1号に記載の芳香族オニウム塩、芳香族ハロニウム塩、
特開昭64−13143号に記載の有機過酸化物、特公
昭45−37377号や米国特許3,652,275号
に記載のビスイミダゾール化合物、チオール類等が挙げ
られる。増感剤の添加量は、光重合性親油性熱可塑性モ
ノマー/プレポリマーの合計量100重量部に対して1
0重量部以下、好ましくは0.01〜5重量部程度が添
加される。
化合物(チオール、ジスルフィド等)に代表される重合
促進剤や連鎖移動触媒等を添加することが可能である。
促進剤や連鎖移動触媒の具体例としては、例えばN−フ
ェニルグリシン、トリエタノールアミン、N,N−ジエ
チルアニリン等のアミン類;米国特許4,414,31
2号や特開昭64−13144号記載のチオール類;特
開平2−29161号記載のジスルフィド類;米国特許
3,558,322号や特開昭64−17048号記載
のチオン類;特開平2−291560号記載のO−アシ
ルチオヒドロキサメートやN−アルコキシピリジンチオ
ン類が挙げられる。特に好ましいアミン化合物としては
N,N−ジエチルアニリンであり、硫黄化合物としては
2−メルカプトベンゾチアゾールである。
ものを使用できる。本発明の好ましい態様では半導体レ
ーザー光照射により発熱させるため、700〜3000
nmの波長帯に吸収極大を示す、近赤外光吸収剤が好ま
しい。可視〜近赤外域まで吸収を持つカーボンブラック
等も好ましい。
リメチン系、アズレニウム系、スクワリウム系、チオピ
リリウム系、ナフトキノン系、アントラキノン系色素等
の有機化合物、フタロシアニン系、アゾ系、チオアミド
系の有機金属錯体などが好適に用いられ、具体的には特
開昭63−139191号、同64−33547号、特
開平1−160683号、同1−280750号、同1
−293342号、同2−2074号、同3−2659
3号、同3−30991号、同3−34891号、同3
−36093号、同3−36094号、同3−3609
5号、同3−42281号、同3−97589号、同3
−103476号等に記載の化合物が挙げられる。これ
らは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
マー/プレポリマーと同一層にあっても隣接する層にあ
っても良いが、好ましくは光重合性親油性熱可塑性モノ
マー/プレポリマーと同一層であり、さらに好ましくは
光重合性親油性熱可塑性モノマー/プレポリマーと相溶
している態様である。
ール系等の化合物が好ましく用いられる。例えばハイド
ロキノン、ピロガロール、p−メトキシフェノール、カ
テコール、β−ナフトール、2,6−ジ−t−ブチル−
p−クレゾール等が挙げられる。光重合性親油性熱可塑
性モノマー/プレポリマー100重量部に対して、10
重量部以下、好ましくは0.01〜5重量部程度添加さ
れる。
リマーを粒子の形態で用いる場合は例えば以下のような
手順で粒子分散物を調整する。
リマーに光重合開始剤、光熱変換剤、熱重合禁止剤等を
必要に応じ混合する。この混合の際には相溶を促進する
ために必要に応じ加熱しても良い。こうして得られた光
重合性親油性熱可塑性モノマー/プレポリマー混合物を
高速に攪拌しながら相溶性のない液体中(例えば水)中
に添加することによって粒子状の分散物を得ることがで
きる。この液体中にはあらかじめ界面活性剤を混合して
おくことが好ましい。また冷却しながら添加してもよ
い。
は、例えば、ポリビニルアルコール、ポリサッカライ
ド、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、
ゼラチン、膠、カゼイン、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシエチル澱粉、サクローズオクタアセテート、
アルギン酸アンモニウム、アルギン酸ナトリウム、ポリ
ビニルアミン、ポリアリルアミン、ポリスチレンスルホ
ン酸、ポリアクリル酸、水溶性ポリアミド、無水マレイ
ン酸共重合体等が挙げられる。
ン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
スであり、最も好ましく用いられる親水性結着剤は、ゼ
ラチン、ポリビニルアルコールである。
チン、ポリビニルアルコール及びカルボキシメチルセル
ロースについて説明する。
度のポリビニルアルコールの他、共重合ポリビニルアル
コール、ポリビニルアルコール骨格部分を50モル%以
上含有する、カルボキシル基、スルホ基等のアニオンで
変性されたアニオン変性ポリビニルアルコール、アミノ
基、アンモニウム基等のカチオンで変性されたカチオン
変性ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニル
アルコール、アルコキシル変性ポリビニルアルコール、
エポキシ変性ポリビニルアルコール、チオール変性ポリ
ビニルアルコール等のランダム共重合体;アニオン変
性、カチオン変性、チオール変性、シラノール変性、ア
ルコキシル変性及びエポキシ変性等変性が末端基にのみ
に行われているポリビニルアルコール、アクリルアミ
ド、アクリル酸等の水溶性モノマーを導入したブロック
共重合ポリビニルアルコール、シラノール基等をグラフ
トさせたグラフト共重合ポリビニルアルコール、更に、
(−COCH2COCH3)のような反応基を導入した共
重合ポリビニルアルコール等が用いられる。
%以上のものが好ましく、より好ましくは85モル%以
上であり、特に好ましくは90%以上である。高ケン化
度のポリビニルアルコールは熱処理により結晶性が変化
し、耐水性を付与することが可能であり好ましい。
重合モノマーとしては、下記のモノマーを用いることが
できる。
えば、o−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、m−ヒドロキシスチレン、o−ヒドロキシフェニル
アクリレート、p−ヒドロキシフェニルアクリレート、
m−ヒドロキシフェニルアクリレート等。
えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド、4−ヒドロキ
シブチルメタクリレート、5−ヒドロキシペンチルアク
リレート、5−ヒドロキシペンチルメタクリレート、6
−ヒドロキシヘキシルアクリレート、6−ヒドロキシヘ
キシルメタクリレート、N−(2−ヒドロキシエチル)
アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)メタク
リルアミド、ヒドロキシエチルビニルエーテル等。
ー:例えば、m−アミノスルホニルフェニルメタクリレ
ート、p−アミノスルホニルフェニルメタクリレート、
m−アミノスルホニルフェニルアクリレート、p−アミ
ノフェニルアクリレート、N−(p−アミノスルホニル
フェニル)メタクリルアミド、N−(p−アミノスルホ
ニルフェニル)アクリルアミド等。
ー:例えば、N−(p−トルエンスルホニル)アクリル
アミド、N−(p−トルエンスルホニル)メタクリルア
ミド等。 (5)α、β−不飽和カルボン酸類:例えば、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタ
コン酸、無水イタコン酸等。
ート:例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ア
ミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、アク
リル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸−2−クロロエチル、N,N−ジメチルアミノエチル
アクリレート、グリシジルアクリレート等。
レート:例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル
酸ヘプチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニ
ル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシル、メ
タクリル酸ドデシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸−2−クロロエチ
ル、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、グ
リシジルメタクリレート等。
アミド類:例えば、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−エチルアクリルアミド、N−ヘキシルアクリル
アミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−フェ
ニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルアクリルアミ
ド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミド、N−
(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、N−(4
−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)メタクリルアミド等。
ー:例えば、トリフルオロエチルアクリレート、トリフ
ルオロエチルメタクリレート、テトラフルオロプロピル
メタクリレート、ヘキサフルオロプロピルメタクリレー
ト、オクタフルオロペンチルアクリレート、オクタフル
オロペンチルメタクリレート、ヘプタデカフルオロデシ
ルメタクリレート、N−ブチル−N−(2−アクリロキ
シエチル)ヘプタデカフルオロオクチルスルホンアミド
等。
ルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、
プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オク
チルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル類。
ルアセテート、ビニルクロロアセテート、ビニルブチレ
ート、安息香酸ビニル等。
メチルスチレン、クロロメチルスチレン等。
ビニルケトン、エチルビニルケトン、プロピルビニルケ
トン、フェニルビニルケトン等。
ン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレ
ン等。
ルカルバゾール、4−ビニルピリジン等。
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−ペン
テンニトリル、2−メチル−3−ブテンニトリル、2−
シアノエチルアクリレート、o−シアノスチレン、m−
シアノスチレン、p−シアノスチレン等。
ば、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリブタジエン
ウレタンアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、
アクリロイルモルホリン、N−イソプロピルアクリルア
ミド、N,N−ジエチルアクリルアミド等。
を導入したポリビニルアルコール、アニオン性基を導入
したポリビニルアルコールが好ましく、中でも、反応性
基を導入したポリビニルアルコールが好ましい。反応性
基としては、例えば、シラノール基、アセトアセチル
基、チオール基、エポキシ基が挙げられる。これらの中
で特に好ましい反応性基は、シラノール基、アセトアセ
チル基、チオール基である。
2種以上を混合して用いてもよい。
上記のポリビニルアルコールを主成分として、他のポリ
マー又は離型剤を1種又は2種以上混合して用いてもよ
く、更に、ポリマー及び離型剤を2種以上混合して用い
てもよい。
粉、加工澱粉、カゼイン、膠、ゼラチン、アラビアガ
ム、アルギン酸ナトリウム、ペクチン等の天然高分子;
カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ビス
コース等の半合成高分子;ポリアクリルアミド、ポリエ
チレンイミン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレ
ンジオキシド、ポリビニルピロリドン等の合成高分子、
特開平4−176688号に記載の化合物などが挙げら
れ、具体的な離型剤としては、例えば特開平4−186
354号に記載の化合物を適時用いることができる。
ため帯電防止剤や界面活性剤等の化合物を混合してもよ
く、具体的な化合物としては、例えば、特開平4−18
4442号に記載の化合物を適時用いることができ、こ
れらを1種又は2種以上を混合して用いてもよい。
層の膜厚は30μm以下が好ましく、より好ましくは
0.01〜3μmである。
ン、酸処理ゼラチン、変性ゼラチン(例えば、特公昭3
8−4854号、同40−12237号、英国特許2,
525,753号明細書等に記載の変性ゼラチン等)等
を単独又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。例えば、石灰処理ゼラチンの他、酸処理ゼラチンを
用いてもよく、ゼラチン加水分解物、Bull.So
c.Sci.Photo.Japan.No.16.P
30(1966)に記載されたような酵素処理ゼラチン
も用いることができる。
ルボキシメチルセルロース及びその塩、例えば、ナトリ
ウム塩、カルシウム塩、カリウム塩、アルミニウム塩、
マグネシウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ、これ
らの中で、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム塩、カルボキシメチルセルロ
ースアンモニウム塩が好ましい。中でも特にカルボキシ
メチルセルロースアンモニウム塩が好ましく、これらを
用いた場合、水溶性であるが支持体上に塗布乾燥するこ
とで水に対する溶解性が低下する特徴を有しており好ま
しい。
10〜98重量%の範囲で使用されることが好ましい。
より好ましい親水性結着剤の量は20〜97重量%であ
り、更に好ましくは30〜96重量%である。
フィラーについて述べる。親水性自己造膜性フィラーと
しては酸価を有している合成樹脂と塩基性物質との塩
や、水酸基等の親水基を置換基として有するものがある
が、水分散性樹脂粒子の微粒子化と、粒子の溶解・膨潤
を防ぎながらかつ粒子に大きな親水性を付与するため
に、樹脂としては酸価が50以上280以下の合成樹脂
の少なくとも一部が塩基で中和されてなることが好まし
い。特に該樹脂粒子同士の融合を防止するには、樹脂の
ガラス転移温度が50℃以上が好ましく、更に好ましく
は70℃以上が好ましい。
ルスチレンのような置換スチレン、アクリル酸メチルエ
ステル、アクリル酸エチルエステル、アクリル酸ブチル
エステル、アクリル酸2−エチルヘキシルエステル等の
アクリル酸エステル、メタクリル酸メチルエステル、メ
タクリル酸エチルエステル、メタクリル酸ブチルエステ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシルエステル等のメタ
クリル酸エステルから選ばれる少なくとも1つ以上のモ
ノマー単位と、アクリル酸、メタクリル酸から選ばれる
少なくとも1つ以上のモノマー単位を含む共重合体が好
ましい。又特に樹脂の分子量範囲について制限はないが
1000以上10万以下の分子量のものがより好まし
い。
部の耐磨耗性・耐油性・耐アルカリ性、非画像部の粒子
同士の融着防止を更に改善する手段として、親水性自己
造膜性フィラーが、合成樹脂中の酸価を与える官能基全
量の少なくとも一部が、多価金属イオンを介して分子間
架橋し一体化した構造のアイオノマー樹脂であることが
好ましい。
ンの価数は2以上であればどれでも良いが、好ましくは
2又は3であり、特に好ましくはカルシウムイオン、バ
リウムイオン、マグネシウムイオン、亜鉛イオン、アル
ミニウムイオンから少なくとも一つ以上選ばれたものか
ら得られる樹脂粒子が、無色で、毒性も少なく、強靭で
かつ良好な熱可塑性を示す。これらの多価金属イオンに
よる樹脂の架橋は、好ましくはアニオン性の官能基の1
%から30%に相当する量の多価金属イオンで架橋され
る場合、合成樹脂のゲル化が少なく安定したアイオノマ
ー樹脂水分散液が得られ、樹脂粒子の熱流動特性の低下
も少ない。
して、自己造膜性の無機系超微粒子を用いることもでき
る。本発明でいう無機系超微粒子としては、例えば、シ
リカ(コロイダルシリカ)、水ガラス、アルミナ或いは
アルミナ水和物(アルミナゾル、コロイダルアルミナ、
ポリ水酸化アルミニウム、カチオン性アルミニウム酸化
物又はその水和物、疑ベーマイト等)、表面処理カチオ
ン性コロイダルシリカ、ジルコン、水酸化ジルコン、弗
化ジルコン、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸
バリウム、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化鉄、
酸化亜鉛、酸化すず、酸化マグネシウム、酸化アンチモ
ン、酸化ニオブ、酸化セリウム等が挙げられる。これら
の無機系超微粒子は、通常、溶媒中に一次粒子径を維持
した状態でコロイド状に分散して使用する。具体的には
コロイダルシリカとして、カタロイドSシリーズ(触媒
化学社製)、ファインカタロイドF−120、USBB
−120等(触媒化学社製)、ルドックスシリーズ(D
u Pont社製)、スノーテックスシリーズ(日産化
学工業株式会社製)、具体的なアルミナゾルとして、カ
タロイドAシリーズ(触媒化学社製)、アルミナゾル
(日産化学工業株式会社製)、ナノウィスカーシリーズ
(第一希元素化学工業株式会社製)等を挙げることがで
きる。
以上を併用して用いても良い。併用するにおいて特に好
ましいのは同種の骨格を有する微粒子の併用が好まし
く、例えば平均粒径3〜25nmの超微粒子コロイダル
シリカと50〜100nmの超微粒子コロイダルシリカ
を併用する等も好ましい。この様に利用するに当たって
は、より粒径の小さな粒子を主成分として使用すること
が好ましく、好ましい添加量としては50〜100%、
より好ましくは60〜100%、更に好ましくは70〜
100%の使用である。更に親水性結着剤と併用しても
良い。
タン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ(酸化珪
素)等の微粒子を挙げることができる。無機系微粒子の
作製方法としては、サンドミル、ボールミルのような分
散手段により溶媒中で粉砕、分散して微粒子を得る方法
を用いることができる。サンドミル、ボールミルのよう
な分散手段により溶媒中で粉砕、分散して微粒子を得た
場合は、有機系微粒子、無機系微粒子を問わず適切な分
散剤を使用することが好ましい。
い範囲であれば、従来から公知のものを使用することが
できる。これら無機系微粒子としては、例えば、軽質炭
酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タル
ク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸
化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸ア
ルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、合成非晶質
シリカ、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、
加水ハロイサイト、水酸化マグネシウム、合成雲母等が
挙げられる。これら無機系微粒子の中でも、多孔性無機
系微粒子が好ましく、これら多孔性無機系微粒子として
は、多孔性合成非晶質シリカ、多孔性炭酸カルシウム、
多孔性アルミナ等が挙げられ、特に、細孔容積の大きい
多孔性合成非晶質シリカが好ましい。
性熱可塑性モノマー/プレポリマーを用い、画像露光後
に光重合性親油性熱可塑性モノマー/プレポリマーを重
合させることにより画像部の強度を向上させた。
設けられ、親水性即ち印刷時における耐汚れ性を高める
役割を担っている。そして、レーザー露光によりアブレ
ーションを起こして画像状に穿孔除去され、その際親水
性から疎水性に変化した記録層表面が露出され親水性と
親油性の差を高めることができる。
或いは親油性物質が浸透しやすいよう薄膜であるのが好
ましいが、薄すぎると親水性層の効果が得られない。好
ましい膜厚としては0.1μm〜2.0μm、更に好ま
しくは0.2μm〜1.0μmである。膜厚が2.0μ
mを越える場合は親水性のレーザーアブレーションによ
る除去や親油性物質の浸透が不十分な場合がある。又
0.1μmより薄い場合は親水性層の強度が不足し、印
刷中に汚れが発生する場合がある。
成分(H)が20以上であり、かつ同表面エネルギーγ
の凝集力成分(d)が40以下であることが好ましい。
或いは反対側の面を粗面化することが好ましい。粗面化
する方法については任意であるが粗面化を塗布によって
行う場合、塗布液は平版印刷版用材料に実質的に物理
的、化学的な悪影響を与えることがないものであれば良
い。例えば、粗面化層は機械的にマット化された層、或
いはマット剤が含有された樹脂層である。機械的にマッ
ト化する方法としては1)粗面化層を凸凹パターンから
なる塗布層が得られるように塗布する方法、及び2)機
械的に粗面化し、粗面化層を形成する方法がある。
ーンを有するグラビアロールで塗布する方法或いは樹脂
粒子を吹付け熱融着させ凸凹パターンを得る方法等が挙
げられる。
後、粗面化層の硬度より高い硬度の凸凹表面を有する加
圧ローラーにて加圧してマット化する方法がある。又支
持体そのものを加圧によりマット化しても良い。
は裏面の粗面化層には導電化剤を含有せしめることによ
り帯電性を抑制し、取り扱い性を向上させることができ
る。
が好ましい。粗面化層が2μmより薄い場合、或いは3
0μmを越える場合は所望の粗面性を得るのが困難であ
る。
れるマット剤の粒子の粒径は1〜30μmの範囲が適当
であり、特に2〜10μmの範囲にあることが好まし
い。
は、記録層に用いられるのと同様の固形粒子を用いるこ
とができる。
は、従来公知の支持体を特に制限なく使用することがで
き、使用目的等に応じて、材質、層構成及びサイズ等を
適宜に選定して使用する。例えば、紙、コート紙、合成
紙(ポリプロピレン、ポリスチレン、もしくは、それら
を紙と貼り合せた複合材料)等の各種紙類、塩化ビニル
系樹脂シート、ABS樹脂シート、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルム、ポリブチレンテレフタレ
ートフィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フ
ィルム、ポリアリレートフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリサルホンフ
ィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリエーテル
イミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリエチレンフ
ィルム、ポリプロピレンフィルム等の単層又はそれらを
2層以上積層した各種プラスチックフィルム乃至シー
ト、各種の金属で形成されたフィルム乃至シート、各種
のセラミックス類で形成されたフィルム乃至シート、更
には、アルミニウム、ステンレス、クロム、ニッケル等
の金属板、樹脂コーティングした紙に金属の薄膜をラミ
ネート又は蒸着したものが挙げられる。
水化処理を施すことができる。親水化処理方法として
は、硫酸処理、酸素プラズマエッチング処理、コロナ放
電処理、水溶性樹脂の塗布等が好ましく用いられる。
ましくは30〜80℃、更に好ましくは30〜70℃の
温度である。乾燥時間は30秒〜10分が好ましく、よ
り好ましくは1分〜5分の範囲である。
とは反対側に、カール防止や印字直後に重ね合わせた際
のくっつきを防止させるために種々の種類のバック層を
設けることができる。
層側表面の中心線平均粗さRaは0.1〜0.5μmで
あることが好ましい。0.1μm未満では保水性、搬送
性、ブロッキング性に問題が生じる場合がある。このR
aは例えばRST/PLUS(WYCO社製)を用いて
測定することができる。
る方法としては、サーマルヘッド等による直接的に画像
様に熱エネルギーを付与する方法、高出力光のエネルギ
ーを画像様に照射し、これを熱エネルギーに変換し付与
する方法が挙げられる。
熱エネルギーを付与する方法は、安価で低解像度又は線
画画像の出力を主な目的として使用する場合に好まし
く、一方高出力光のエネルギーを画像様に照射し、これ
を熱エネルギーに変換し付与する方法は、高精細な書き
込みが容易にできるので、商業印刷の様に高解像度又は
網画像の出力を主な目的として使用する場合に好まし
い。
に絞り、画像データに応じた走査露光が可能であるた
め、マスク材料を使用せずに、直接書き込みを行うこと
ができる。又、レーザーを光源として用いる場合には、
露光面積を微小サイズに絞ることが容易であり、高解像
度の画像形成が可能となる。レーザー光源としてはアル
ゴンレーザー、He−Neガスレーザー、YAGレーザ
ー、半導体レーザー等を何れも好適に用いることが可能
である。
板に適した高出力を比較的安価で小型装置に組み込める
点で、半導体レーザー、YAGレーザーの使用がより好
ましい。
面走査、円筒内面走査、平面走査などによる露光方法が
ある。円筒外面走査では、記録材料を外面に巻き付けた
ドラムを回転させながらレーザー照射を行う。この場
合、ドラムの回転を主走査としレーザー光の移動を副走
査とする。円筒内面走査では、ドラムの内面に記録材料
を固定し、レーザービームを内側から照射する。この場
合、光学系の一部又は全部を回転させることにより円周
方向に主走査を行ない、光学系の一部又は全部をドラム
の軸に平行に直線移動させることにより軸方向に副走査
を行なう。平面走査では、ポリゴンミラーやガルバノミ
ラーとfθレンズ等を組み合わせてレーザー光の主走査
を行い、記録媒体の移動により副走査を行う。円筒外面
走査及び円筒内面走査は、光学系の精度を高め易く、高
密度記録に適している。
ザー、発光ダイオード、キセノンフラッシュランプ、ハ
ロゲンランプ、カーボンアーク燈、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ、高圧水銀ランプ、無電極光源
等を挙げることができる。
(製版)は、上記の画像露光のみで可能であり、従来の
ような液体を用いた現像にて非画像部除去処理を行なう
ことを必要としないのを特徴とする。このため、本発明
の平版印刷版用原板への画像形成を専用の露光装置で行
い、得られた平版印刷版を印刷機に装填して使用するこ
ともできるし、又、版胴上で画像形成を行い、そのまま
印刷を行なえるシステムとして利用することもできる。
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。尚、下記の「部」は「重量部」を示す。
させた 光重合性モノマー(NKエステル23G:新中村化学製) 15.0g 光重合開始剤(ジイソプロピルチオキサントン) 3.0g 増感剤(ジメチル安息香酸イソアミル) 2.0g 熱重合禁止剤(ハイドロキノン) 0.015g 赤外吸収色素(CY−10:日本化薬製) 5.0g 上記の融液を下記の活性剤含有水をホモジナイザーで1
0000rpmで攪拌させた状態の中にに2cc/分の
速度で添加しながら分散した。
下引処理を施されたPETフィルム上に塗布し、光重合
性親油化層を形成した。尚、以下の数値はそれぞれ重量
部を示す。
布した。
子の代わりに、分散することなく光重合性熱可塑性親油
性融液のままで膜厚5μmになるように塗布し、その上
に親水層として コロイダルシリカ(スノーテックスS:日産化学) 固型分で 50 ポリビニルアルコール(GL−5:日本合成) 固型分で 20 シリカ粒子(サイロイド435) 固型分で 30 フッソ系界面活性剤:(大日本インキ:FC−430製)固型分で 1 を膜厚1.5μmになるように塗布した。
μmになるように塗布した。
μmになるように塗布した。
μmになるように塗布した。
液とし、膜厚1.5μmになるように塗布した。
nm、出力500mWの発光波長の半導体レーザー搭載
の印字装置で種々の露光エネルギーで照射して記録を行
った。レーザー光径はピークにおける強度の1/e2で
20μmであった。又、解像度は走査方向、副走査方向
とも1000、2000、4000dpiとした。
タ部に均一に現像インキ(富士フイルム株式会社製:P
I−2)を受容するのに必要な露光エネルギー(mJ/
cm2)を求め、この露光エネルギー値で評価した。
ベタ部に均一に現像インキ(富士フイルム株式会社製:
PI−2)を受容するのに必要な露光エネルギー(mJ
/cm2)を求め、該露光エネルギー値で露光し、10
0倍のルーペで観察し、良好に再現されている解像力の
範囲(line/inch)を目視で求め評価した。
均一にインクを受容し印刷されるのに必要とされる露光
エネルギー値を求め、該露光エネルギー値で露光し、1
75線の画像を作製し、印刷機(ハイデルGTO)で、
コート紙、印刷インキ(東洋インキ製造(株)社製:ハ
イプラスM紅)及び湿し水(コニカ(株)社製:SEU
−3 2.5%水溶液)を用いて印刷を行い、印刷物の
画像のベタ部に着肉不良が現れるか又は非画線部にイン
キが着肉するまで印刷を続け、その時の印刷枚数を数
え、この枚数をもって耐刷性を評価した。
印刷の際に、通常の水−インキバランスから水を徐々に
絞っていき汚れの発生しはじめた枚数で評価した。
非露光部に指を押しつけて指紋を付着させた後、インキ
(東洋インキ製造(株)製ハイプラスM紅)、湿し水
(東京インキ(株)製エッチ液SG−51)を用い、印
刷機(ハイデルGTO)でコート紙に印刷を行い、版上
の指紋部に付いたインキがブランケットを通じて紙に転
写したことに起因する指紋跡を以下の指標で評価した。
刷機(ハイデルGTO)にかけコート紙、湿し水(東京
インキ(株)製エッチ液SG−51 濃度1.5%)、
インキ(東洋インキ製造(株)製ハイプラスM紅)を使
用して印刷を行い5000枚印刷した後のブランケット
上のインキ汚れ(版上では非画像部に対応する個所)を
セロテープを用いて剥離し、白紙上に貼り付けて汚れの
程度を目視で比較、良好/不良の評価を行なった。
能であり、画像部の耐刷力に優れ、非画像部に汚れがな
く、圧力かぶりが抑制され、指紋跡汚れやブランケット
汚れが発生しにくい、平版印刷用原板であることが分か
る。
画像部の耐刷力に優れ、非画像部に汚れがなく、圧力か
ぶりが抑制され、指紋跡汚れやブランケット汚れが発生
しにくい、平版印刷用原板及び平版印刷版の製版方法を
提供することができた。
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に光重合性親油性熱可塑性モノマ
ー/プレポリマー及び光重合開始剤を含む層、親水性結
着剤を含む層をこの順に有し、かつ、光熱変換剤を含有
することを特徴とする平版印刷用原板。 - 【請求項2】 基板上に親水性自己造膜性フィラー及び
光重合性親油性熱可塑性モノマー/プレポリマー、光重
合開始剤及び光熱変換剤を含有することを特徴とする平
版印刷用原板。 - 【請求項3】 前記光熱変換剤が吸収する波長を有する
高照度光で、請求項1又は2記載の平版印刷用原板を画
像露光した後、活性光で全面露光し、前記光重合性親油
性熱可塑性モノマー/プレポリマーの分子量を増大させ
ることを特徴とする平版印刷版の製版方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20499598A JP3767183B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | 平版印刷用原板及び平版印刷版の製版方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000035661A true JP2000035661A (ja) | 2000-02-02 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007079536A (ja) * | 2005-03-22 | 2007-03-29 | Fujifilm Corp | 平版印刷版原版の製版方法 |
JP2007111895A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 平版印刷版の印刷方法 |
-
1998
- 1998-07-21 JP JP20499598A patent/JP3767183B2/ja not_active Expired - Fee Related
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