JP2000035653A - 処理液保温ポンプ - Google Patents

処理液保温ポンプ

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JP2000035653A
JP2000035653A JP10234829A JP23482998A JP2000035653A JP 2000035653 A JP2000035653 A JP 2000035653A JP 10234829 A JP10234829 A JP 10234829A JP 23482998 A JP23482998 A JP 23482998A JP 2000035653 A JP2000035653 A JP 2000035653A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真現像機を小型化し、製造工数の減少、メ
ンテナンス性の向上も含め安定した現像処理液の加熱及
び保温をする。 【解決手段】 ポンプ機能であるポンプ部1とモータ部
4と伝熱カバー2の組み合わせに、加熱及び保温機能と
して発熱体3を伝熱カバー2へ取り付け、吸入口7から
現像処理液が入ると、伝熱カバー2を通して発熱体3の
熱がポンプ部1にて流動する現像処理液へ伝わり、加熱
された現像処理液は吐出口8からでていく。この現像処
理液保温ポンプ9はすでに加熱機能があるため、ポンプ
のほかに熱交換器又はヒーターを用意することがなく省
スペースであり、ホース又はチューブ配設の製造工数も
減少させる。またメンテナンスにおいても、現像処理液
保温ポンプ9を検査、修理するだけで、ポンプとヒータ
ーの検査、修理ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真現像機内の
現像処理液を循環させるポンプに加熱及び保温機能とし
てヒーターを取り付けることによって、現像処理液の循
環のみならず加熱及び保温もできる装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、写真現像機内の現像処理液の循環
にポンプを利用してもその現像処理液を加熱及び保温す
る際には、別に熱交換器又はヒーターを用意していた。
よって写真現像機は、ポンプの他に熱交換器又はヒータ
ーも取り付けることになり、製造過程でホース又はチュ
ーブを配管する手間がよけいにかかりメンテナンス効率
も悪く、スペースもポンプと熱交換器又はヒーターの両
方が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって各メーカは
従来の問題点を、ポンプの小型化や熱交換器又はヒータ
ーの改良を行ってきたが、スペースの問題のみ若干解決
しただけであった。本発明はポンプに加熱及び保温機能
を付加することにより、製造時の工数の減少と作業効率
のアップとメンテナンス性の向上を図るために発明され
たのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】感光材料を現像処理する
写真現像機内に設けられた複数の処理液槽の処理液を循
環及び温度調整する処理液保温ポンプであって、前記各
処理液槽内の処理液と循環させるために循環配管の途中
に設けられたポンプと、前記ポンプのケーシングとして
取り付けた伝熱カバー2と、前記伝熱カバー2に取り付
けられ、伝熱カバー2を介して処理液を加熱または保温
するための発熱体3と、を有することを特徴とする。
【0005】請求項1に記載された発明は、現像処理液
を循環させるポンプに加熱及び保温機能としてヒーター
を取り付けることによって、現像処理液の循環のみなら
ず加熱及び保温もできることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載された発明では、発熱体3
が破損したりポンプ部1又はモータ部4が故障した場合
でも、着脱が可能なため故障箇所のみを交換することで
対応でき、メンテナンス性に優れる。
【0007】請求項3に記載された発明は、伝熱カバー
2に組み込まれた温度検出器5の信号で伝熱カバー2の
温度を制御することを特徴とし、発熱源付近での温度検
出による制御は、写真現像機のような循環型恒温槽の温
度管理では発熱源と温度検出点の時間差による温度ムラ
を著しく小さくすることができる。
【0008】請求項4に記載された発明では、発熱体3
に安価なセラミックヒーター、又はニクロム線ヒータ
ー、又は抵抗発熱体を用いることにより装置を安価にで
きる。
【0009】請求項5に記載された発明ではポンプ部1
に流体の物性に適合した形状として、うず巻ポンプ、又
はスクリューポンプ、又は軸流ポンプ、又はギヤポンプ
を選択できることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載された発明では、モータ部
4の動作に連動する様に発熱体3を配線されることを特
徴し、モータ部4が異常停止した場合には、図6に示す
ような回路によって、発熱体3への電力供給も停止し、
発熱体3の過熱を避けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、写真現像機内の現像処理液
槽内における本発明の概略を示したものである。現像処
理液槽10からは循環配管11、12が設けられ、この
循環配管は現像処理液保温ポンプ9に配設される。液槽
内の現像処理液は、現像処理液槽10から循環配管11
を通り現像処理液保温ポンプ9によって加熱、吐出さ
れ、循環配管12を経て現像処理液槽10へ戻ることに
より循環する。
【0012】前記、現像処理液を加熱、吐出する現像処
理液保温ポンプ9は、図2から図5に示すとおり、現像
処理液を吸い込む吸入口7と、吸い込んだ流体を送り出
すポンプ部1と、現像処理液を現像処理液保温ポンプ9
から吐き出す吐出口8と、ポンプ部1を動作させるモー
タ部4と、ポンプ部1を覆い現像処理液に熱を伝える伝
熱カバー2と、伝熱カバー2へ発熱によって加熱する発
熱体3と、伝熱カバー2に設けられた温度検出器5と、
温度検出器5の信号により発熱体3の発熱時間を制御す
る温度調節器(図示省略)と、伝熱カバー2に設けられ
たサーモスタット過熱防止器6により構成される。
【0013】前記伝熱カバー2は、熱伝導性の必要性か
ら金属製であり、現像処理液の物性による腐蝕等も考慮
され、ステンレスなど腐蝕に強いもので製作される。
【0014】前記伝熱カバー2に設けられた温度検出器
5は、伝熱カバー2の温度を検出して、検出した温度を
制御装置(図示省略)によって発熱体3への通電時間を
制御することにより、伝熱カバー2の温度を設定温度に
上昇、維持し、現像処理液の温度も同時に制御すること
ができる。
【0015】前記伝熱カバー2に設けられたサーモスタ
ット過熱防止器6は、図6に示す回路により伝熱カバー
2の温度を常に検出し、あらかじめ設定された温度以上
に温度上昇したときは発熱体3への通電を停止し、発熱
体3の異常過熱を防ぐことができるようになっている。
【0016】前記発熱体3は、セラミックヒーター、又
はニクロム線ヒーター、又は抵抗発熱体で構成され、伝
熱カバー2に取り付けられている。発熱体3が故障した
場合は、故障した発熱体3のみを交換できる。
【0017】前記発熱体3は、伝熱カバー2を通してポ
ンプ部1に流れている現像処理液へ熱を伝える。伝熱カ
バー2の内部ではポンプ部1が高速に回転しているた
め、現像処理液の流れ方が大きく、現像処理液へ伝熱カ
バー2からの熱を均等に伝えることができる。
【0018】ポンプ部1の形状は、うず巻ポンプ、また
はスクリューポンプ、または軸流ポンプ、またはギヤポ
ンプであることを特徴としている。これは現像処理液等
の流体の物性により粘度、腐蝕性などに合わせ形状を選
択することができる。
【0019】ところで写真現像機の現像処理液槽に現像
処理液保温ポンプ9を用いる場合、伝熱カバー2に設け
られた温度検出器5の信号により温度制御装置(図示省
略)の働きで発熱体3の発熱が制御される。これは常に
設定温度の現像処理液が現像処理液槽へ流れ込むため、
図8(A)の通り安定度の高い温度管理ができる。
【0020】温度検出器5は、伝熱カバー2上の現像処
理液の温度に近い温度となるような場所に設ける。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記のとおり構成されている
ので、次に記載する効果がある。
【0022】請求項1によれば、ポンプにヒーターを取
り付けることにより、従来必要としていた熱交換器、又
はヒーターのスペースが必要なくなり、現像処理液の温
度をポンプである流体加熱ポンプを通り抜けるだけで上
昇することができる。
【0023】請求項2に記載された発明では、発熱体が
破損したりポンプ部又はモータ部が故障した場合でも、
着脱が可能なため故障箇所のみを交換することで対応で
き、メンテナンス性に優れる。
【0024】請求項3に記載された発明では、伝熱カバ
ーの温度を設定温度に上昇、維持することにより現像処
理液の温度も同時に上昇、維持することができる。この
ことは写真現像機の現像処理液槽のような循環系の恒温
槽であれば、常に設定温度の流体が循環することにな
り、安定度の高い温度管理ができる。
【0025】請求項4に記載された発明では、発熱体に
安価なセラミックヒーター、又はニクロム線ヒーター、
又は抵抗発熱体を用いることにより装置を安価にでき
る。
【0026】請求項5に記載の発明では、ポンプ部に流
体の物性に適合した形状として、うず巻ポンプ、又はス
クリューポンプ、又は軸流ポンプ、又はギヤポンプを選
択でき、広範な種類の流体に適合した形状のポンプ部を
用いることにより装置の効率性を高めることができる。
【0027】請求項6による発明は、従来のポンプと熱
交換器又はヒーターとの組み合わせでは、ポンプが故障
し停止しても熱交換器またはヒーターには電力が供給さ
れ過熱による破損もあった。しかし本発明は現像処理液
保温ポンプ内部において、モータ部の動作に連動する様
に発熱体を配線されているため、モータ部が異常停止し
た場合には発熱体への電力供給も停止し、発熱体の過熱
を避けることができ、また現像処理液保温ポンプの外部
に過熱防止装置を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真現像機内の現像処理液層に現像処理液保温
ポンプを用いた場合の全体図である。
【図2】現像処理液保温ポンプの正面図である。
【図3】現像処理液保温ポンプの平面図である。
【図4】現像処理液保温ポンプの側面図である。
【図5】現像処理液保温ポンプの斜視図である。
【図6】サーモスタット過熱防止器の回路図である。
【図7】ポンプ異常停止時の過熱防止機能の回路であ
る。
【図8】現像処理液槽液温温度制御と現像処理液保温ポ
ンプの温度検出器での温度制御の保温時の温度グラフで
ある。
【符号の説明】
1 ポンプ部 2 伝熱カバー 3 発熱体 4 モータ部 5 温度検出器 6 サーモスタット 7 吸入口 8 吐出口 9 処理液保温ポンプ 10 現像処理液槽 11、12 循環配管 13 現像槽 14 漂白槽 15 定着槽 16、17 水洗槽 18 安定槽

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を現像処理する写真現像機内に設
    けられた複数の処理液槽の処理液を循環及び温度調整す
    る処理液保温ポンプであって、 前記各処理液槽内の処理液と循環させるために循環配管
    の途中に設けられたポンプと、 前記ポンプのケーシングとして取り付けた伝熱カバー2
    と、 前記伝熱カバー2に取り付けられ、伝熱カバー2を介し
    て処理液を加熱または保温するための発熱体3と、 を有する処理液保温ポンプ。
  2. 【請求項2】発熱体3と伝熱カバー2とが着脱可能であ
    ることを特徴とする、請求項1記載の写真現像機内の現
    像処理液保温ポンプ。
  3. 【請求項3】伝熱カバー2に温度検出器5を組み込ま
    れ、この温度検出器5からの信号で伝熱カバー2の温度
    を調節することを特徴とする、前記請求項1から2のい
    ずれか1項に記載の写真現像機内の現像処理液保温ポン
    プ。
  4. 【請求項4】発熱体3がセラミックヒーター、又はニク
    ロム線ヒーター、又は抵抗発熱体であることを特徴とす
    る、前記請求項1から3のいずれか1項に記載の写真現
    像機内の現像処理液保温ポンプ。
  5. 【請求項5】ポンプ部1がうず巻ポンプ、又はスクリュ
    ーポンプ、又は軸流ポンプ、又はギヤポンプであること
    を特徴とする、前記請求項1から4のいずれか1項に記
    載の写真現像機内の現像処理液保温ポンプ。
  6. 【請求項6】モータ部4の動作に連動する様に発熱体3
    を配線されることを特徴とする前記請求項1から5のい
    ずれか1項に記載の写真現像機内の現像処理液保温ポン
    プ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100119819A1 (en) * 2007-03-30 2010-05-13 Rodgers John R Coating

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