JP2000034828A - 階段用幅木及びその製造方法 - Google Patents

階段用幅木及びその製造方法

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JP2000034828A
JP2000034828A JP10236249A JP23624998A JP2000034828A JP 2000034828 A JP2000034828 A JP 2000034828A JP 10236249 A JP10236249 A JP 10236249A JP 23624998 A JP23624998 A JP 23624998A JP 2000034828 A JP2000034828 A JP 2000034828A
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board
skirting
riser
sheet
skirting board
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JP10236249A
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English (en)
Inventor
Shunichi Harano
俊一 原野
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Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部材の衝合
屈曲部における化粧シートがめくれる虞のない、組付け
施工の容易な階段用幅木およびその製造方法の提供。 【解決手段】 幅木の上部及び手前鉛直面となる幅木傍
面に延性、可撓性に富むシート3が貼着されるととも
に、表面及び段板104用幅木部材上面および蹴込み板
105用幅木部材が90°をなして接合面が接着されて
いる幅木で、幅木基材2の一方の傍面に延性、可撓性に
富むシートを貼着し、次いで表面に化粧シートを貼着
し、幅木部材の上面及び鉛直面となる傍面の側とは反対
側の傍面から基材に切り込みを行った後屈曲させ互に直
交せしめ接合面を接着固化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物に
おける階段の段板両側端部の上面に沿って設けられる幅
木部材と蹴込み板両側端部の前面に沿って設けられる幅
木部材をユニット化した階段用幅木及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、階段に幅木を取付け施工するに
は、図5に示すように、段板104用幅木部材102及
び蹴込み板105用幅木部材103を、屈曲接合部をそ
れぞれ留め加工したものを現場で組付け施工するか或
は、現場で留め加工し組付け施工していた。
【0003】その際、幅木101表面を紙質のシートで
化粧した場合、段板用幅木部材上表面と蹴込み板用幅木
部材手前面とが衝合する屈曲部が90°で折れ曲がると
ともに化粧シートがその部分で不連続となっているか
ら、幅木表面に雑巾掛け等をすると化粧シートがめくれ
たりする虞があった。
【0004】また、段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部
材に、組付け施工現場で留め加工を施したり、接合、組
付けなどを行う必要がある処から、多くの手間を要する
のみならず見映えのよい仕上がりとするためには高度の
熟練を要していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける上述の問題を解決し、組付け施工も容易な階段用
幅木及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題は、
階段の段板及び蹴込み板の幅方向端部に取付けられる幅
木であって、少なくとも幅木の上部及び手前鉛直面とな
る幅木傍面に延性・可撓性に富むシートが貼着・介挿さ
れているとともに、表面及び段板用幅木部材上面及び蹴
込み板用幅木部材手前鉛直面となる傍面に化粧シートが
貼着され、段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部材が90
°をなして接合面が接着されていることを特徴とする階
段用幅木また、段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部材が
90°をなして接合されている外面側屈曲部が多角形を
なしている前記階段用幅木さらに、段板用幅木部材と蹴
込み板用幅木部材が90°をなして接合されている外面
側屈曲部が円弧をなしている前記階段用幅木また、階段
の段板及び蹴込み板の幅方向端部に取付けられる幅木の
製造方法であって、幅木基材の一方の傍面に延性・可撓
性に富むシートを貼着し、次いで、幅木の表面及び延性
・可撓性に富むシートの表面に化粧シートを貼着するか
又は、延性・可撓性に富むシートを裏面に貼着された化
粧シートを、幅木の表面及び段板用幅木部材上面及び蹴
込み板用幅木部材手前鉛直面となる傍面に貼着し、然る
後、前記段板用幅木部材上面及び蹴込み板用幅木部材手
前鉛直面となる傍面とは反対側の傍面から基材に切り込
みを行った後段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部材を直
交させて接合面を接着、固化させる階段用幅木の製造方
法によって解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照しな
がらその好ましい一実施形態に則して詳細に説明する。
【0008】図1乃至図4に、本発明の階段用幅木及び
その製造方法を示す。図1は、本発明の階段用幅木の一
実施例を示す正面図、図2は、本発明の階段用幅木の断
面図である。
【0009】図1及び図2において、は幅木であっ
て、基材2、延性シート3および化粧シート4から構成
されている。基材2は、この実施例においては、中密度
繊維板(MDF:Medium Density Fi
berboard)を用いている。
【0010】延性シート3は、図2及び図4に示すよう
に、基材2の一方の傍面に貼着され、延性・可撓性に富
むシートである。この実施例においては、30μm〜1
00μm厚さの、両面コロナ放電処理されたオレフィン
シート、PVC(ポリ塩化ビニル)或は30μm〜10
0μm厚さの一般建材紙たとえば、強化紙、含浸紙、混
抄紙等を用いる。
【0011】本発明の階段用幅木は、図1に示すよう
に、互いに直交する段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部
材が、延性・可撓性に富むシート3を貼着した層によっ
て連続しており、この実施例では、幅木表裏面とシート
3表面には化粧シート4が貼着(ラッピング)されてい
る。
【0012】化粧シート4としては、30g/m〜6
5g/m厚さの化粧紙、たとえば表面に凹凸を形成し
た化粧紙や印刷インクの色と艶の組合わせ、濃淡等によ
って凹凸を表現した化粧紙或は一般印刷紙等を用いるこ
とができる。また、10μm〜500μm厚さの合成樹
脂フィルム、たとえばポリプロピレンフィルムやポリエ
チレンフィルムを用いることができる。
【0013】これによって、化粧シート4は、延性・可
撓性に富むシート3の上面で連続体となっている。而し
て、この部分に雑巾掛け等が施されても、化粧シート4
がめくれたりすることは全くなくなる。
【0014】図3(a)、(b)に、本発明の他の実施
形態を示す。図3(a)、(b)において、11は幅木
であって基材12、延性シート13および化粧シート1
4から構成されている。基材12は、この実施例におい
ては、中密度繊維板(MDF)である。延性シート13
および化粧シート14は、図1に示す実施形態における
と同様である。
【0015】図3(a)、(b)に示す実施形態におい
ては、図3(a)に示すように、互いに直交する段板用
幅木部材と蹴込み板用幅木部材が、屈曲部において、三
角形部分15を介挿しており、それによって段板用幅木
部材上面及び蹴込み板用幅木部材手前面の衝合部分は多
角形状を呈している。
【0016】これによって化粧シート14は、延性シー
ト13の上面で連続体となっているとともに屈曲部外面
側は鈍角で構成される。而して、この部分に雑巾掛け等
が施されても、化粧シートがめくれたりすることは全く
なくなる。
【0017】図3(b)は、図3(a)に示す幅木11
(ユニット幅木)の展開図である。この実施例では、頂
角90°の三角形部分15が1つ残存するように切り込
み部16が延性シート下面近傍まで形成されている。三
角形部分15は、延性シート13が貼着されている側に
残存せしめられる。
【0018】この実施例においては、延性シート貼着側
に残存せしめられる三角形部分15を1箇としたけれど
も、三角形部分15を2箇以上としても勿論よく、その
場合は屈曲部外面側がより多角形となり円弧に近づく。
【0019】上述の実施形態においては、基材2または
12の一方の側面に延性・可撓性に富むシート3または
13を貼着し、この面が段板用幅木部材上面或は蹴込み
板用幅木部材手前鉛直面となるように幅木を構成したけ
れども、本発明の他の実施形態として、化粧シートの裏
面に延性・可撓性に富むシート3または13を貼着した
ものを、表面および段板用幅木部材上面或は蹴込み板用
幅木部材手前鉛直面となる傍面に貼着(ラッピング)す
るようにしても、本発明における課題は解決され得る。
【0020】前記本発明の他の実施形態において、化粧
シートの裏面に貼着する延性・可撓性に富むシートとし
ては先に述べたもののほか不織布、布を用いることがで
きる。
【0021】次に、本発明の階段用幅木の製造方法につ
いて説明する。図4に、本発明の階段用幅木の製造プロ
セスの概略を示す。
【0022】先ず、基材12の一方の傍面に延性シート
13を貼着する。然る後、化粧シート14を幅木表裏面
及び延性シート13表面に貼着(ラッピング)し、幅木
素材を完成させる。その後、延性シート13を貼着した
傍面とは反対側の傍面から図3(b)に示すような切り
込み加工を施す。幅木表裏面に化粧シートを貼着するこ
とによって使用が勝手違いとなる場合にも1つの幅木素
材で対応でき、在庫量削減を可能ならしめる。
【0023】それを折り曲げ、屈曲部接合面に、たとえ
ばEVA(エチレンビニルアルコール)、酢酸ビニル、
ウレタン溶剤、ホットメルト等の接着剤を塗布、接着し
て図3(a)に示す段板用及び蹴込み板用ユニット幅木
11を得る。
【0024】本発明の他の実施形態としては、化粧シー
トの裏面に延性・可撓性に富むシートを貼着したもの
を、幅木表裏面および段板用幅木部材上面或は蹴込み板
用幅木部材手前鉛直面となる傍面に貼着(ラッピング)
し幅木素材を完成させる。然る後、段板用幅木部材上面
或は蹴込み板用幅木部材手前鉛直面となる傍面とは反対
側の傍面から図3(b)に示すような切り込み加工を施
す。
【0025】幅木表裏面に化粧シートを貼着することに
よって、使用が勝手違いとなる場合にも1つの幅木素材
で対応でき、在庫量を削減できる。
【0026】それを折り曲げ、屈曲部接合面に、たとえ
ばEVA(エチレンビニルアルコール)、酢酸ビニル、
ウレタン溶剤、ホットメルト等の接着剤を塗布、接着し
て図3(a)に示す段板用及び蹴込み板用ユニット幅木
11を得る。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上述べたように構成したか
ら、意匠性に富む紙質化粧シートを貼着した幅木にし
て、雑巾掛け等によっても剥離、捲れなどの虞の全くな
い階段用幅木を提供することができる。
【0028】また、必ずしも高度の熟練をもつ作業者で
なくても、接合面にずれなどを生じることが全くなく、
迅速な組付け作業を行うことができ、手間、コストを低
減できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の階段用幅木(ユニット幅木)
の一実施形態を示す図面である。
【図2】図2は、本発明の階段用幅木の断面図である。
【図3】(a)図3(a)は、本発明の階段用幅木の他
の実施形態を示す正面図である。
【図3】(b)
【図3】(b)は、
【図3】(a)に示す階段用幅木を作るときの切り込み
加工用展開図である。
【図4】図4は、本発明の階段用幅木の製造プロセスの
概略を示す図である。
【図5】図5は、従来の階段用幅木の組付け状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】 階段用幅木 2 基材 3 延性シート 4 化粧シート11 階段用幅木 12 基材 13 延性シート 14 化粧シート 15 三角形部分 16 切り込み部 101 従来の階段用幅木 102 階段用幅木部材 103 蹴込み板用幅木部材 104 段板 105 蹴込み板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段の段板及び蹴込み板の幅方向端部に
    取付けられる幅木であって、少なくとも幅木の上部及び
    手前鉛直面となる幅木傍面に延性・可撓性に富むシート
    が貼着・介挿されているとともに、表面及び段板用幅木
    部材上面及び蹴込み板用幅木部材手前鉛直面となる傍面
    に化粧シートが貼着され、段板用幅木部材と蹴込み板用
    幅木部材が90°をなして接合面が接着されていること
    を特徴とする階段用幅木。
  2. 【請求項2】 段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部材が
    90°をなして接合されている外面側屈曲部が多角形を
    なしている請求項1に記載の階段用幅木。
  3. 【請求項3】 段板用幅木部材と蹴込み板用幅木部材が
    90°をなして接合されている外面側屈曲部が円弧をな
    している請求項1に記載の階段用幅木。
  4. 【請求項4】 階段の段板及び蹴込み板の幅方向端部に
    取付けられる幅木の製造方法であって、幅木基材の一方
    の傍面に延性・可撓性に富むシートを貼着し、次いで、
    幅木の表面及び延性・可撓性に富むシートの表面に化粧
    シートを貼着するか又は、延性・可撓性に富むシートを
    裏面に貼着された化粧シートを、幅木の表面及び段板用
    幅木部材上面及び蹴込み板用幅木部材手前鉛直面となる
    傍面に貼着し、然る後、前記段板用幅木部材上面及び蹴
    込み板用幅木部材手前鉛直面となる傍面とは反対側の傍
    面から基材に切り込みを行った後段板用幅木部材と蹴込
    み板用幅木部材を直交させて接合面を接着、固化させる
    ことを特徴とする階段用幅木の製造方法。
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