JP2000033082A - 放射線画像の画像処理装置 - Google Patents

放射線画像の画像処理装置

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JP2000033082A
JP2000033082A JP10203225A JP20322598A JP2000033082A JP 2000033082 A JP2000033082 A JP 2000033082A JP 10203225 A JP10203225 A JP 10203225A JP 20322598 A JP20322598 A JP 20322598A JP 2000033082 A JP2000033082 A JP 2000033082A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は放射線画像の画像処理装置に関し、
第1に診断上最も重要な画像部分が安定して適切に表現
でき、第2に一種類のアルゴリズムで、多種多様な撮影
部位・体位に適用でき、第3に両脚撮影等の特殊な場合
でも適切な画像処理を施すことができる放射線画像の画
像処理装置を提供することを目的としている。 【解決手段】被写体を透過した放射線により生成された
放射線画像の画像処理装置において、放射線の照射野領
域を認識する照射野認識手段と、認識された照射野領域
に含まれ、かつ前記照射野領域の中心点を含む関心領域
を設定する関心領域設定手段と、設定された関心領域付
近の画像データに基づいて、前記関心領域を修正する関
心領域修正手段と、修正された関心領域内の画像データ
に基づいて画像処理条件を決定する画像処理条件決定手
段とを有し、決定された画像処理条件に基づいて画像処
理を施すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線画像の画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、銀塩フィルムを使用せずに、
輝尽性蛍光体やFPD(Flat Panel Det
ector)等の放射線ディテクタから放射線画像をデ
ィジタル信号として直接取り出す放射線画像生成方法が
用いられるようになってきている。そして、更に、前記
放射線画像生成方法で得られた放射線画像をより見やす
くする目的で、各種画像処理が施されるようになってき
ている。
【0003】図13は放射線画像検出処理装置の構成概
念図である。図において、放射線発生器30はコントロ
ール部10により制御されて、放射線発生器30から放
射された放射線は、被写体5を透過して放射線画像読取
器40の前面に装着されている放射線画像検出器に照射
される。放射線画像読取器40は、該放射線画像検出器
に記録された画像を読み出して所定の画像処理を行な
う。
【0004】この種の放射線画像処理装置では、特開昭
55−116340で示されるように、画像全体のヒス
トグラム(度数分布)の最大値、最小値が所定濃度で出
力されるように階調処理条件を決定している。また、特
開平5−7578で示されるように、人体の解剖学的構
造に対応する関心領域を設定し、関心領域内の画像デー
タに基づいて画像処理条件を決定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の装置で
は、以下のような問題がある。一般に、医療診断に用い
られる人体の放射線画像(一般的にはX線画像)の撮影
技法においては、診断上最も重要な人体部分を中心に放
射線を照射する。しかし、放射線画像内には、それ以外
にも、診断上の重要性の低い周囲の人体部分や、放射線
防護具等の診断に関係のない部分も写り込んでいること
が普通である。
【0006】そのため、前述のように照射野全体の画像
データに基づいて画像処理条件を決定すると、診断上必
要でない画像部分の信号の影響により、診断上最も重要
な画像部分が適切に描写されない可能性がある。また、
人体の 解剖学的構造に対応する関心領域を設定する方
式では、撮影部位、体位毎に異なるアルゴリズムが必要
である。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、第1に診断上最も重要な画像部分が安定
して適切に表現でき、第2に一種類のアルゴリズムで、
多種多様な撮影部位・体位に適用でき、第3に両脚撮影
等の特殊な場合でも適切な画像処理を施すことができる
放射線画像の画像処理装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
本発明は、(1)被写体を透過した放射線により生成さ
れた放射線画像の画像処理装置において、放射線の照射
野領域を認識する照射野認識手段と、認識された照射野
領域に含まれ、かつ前記照射野領域の中心点を含む関心
領域を設定する関心領域設定手段と、設定された関心領
域付近の画像データに基づいて、前記関心領域を修正す
る関心領域修正手段と、修正された関心領域内の画像デ
ータに基づいて画像処理条件を決定する画像処理条件決
定手段とを有し、決定された画像処理条件に基づいて画
像処理を施すことを特徴としている。
【0009】この発明の構成によれば、関心領域修正手
段が最適な関心領域を選択するので、診断上最も重要な
画像部分が安定して適切に表現できる。また、1種類の
アルゴリズムで、多種多様な撮影部位・体位に適用する
ことができる。
【0010】(2)この場合において、前記関心領域修
正手段が、設定された関心領域付近の画像データを解析
することにより、前記関心領域に所望の被写体が含まれ
るか否かを検査する関心領域検査手段と、該関心領域の
検査結果に基づいて前記関心領域の修正条件を決定する
修正条件決定手段とを有することを特徴としている。
【0011】この発明の構成によれば、関心領域検査手
段により被写体が含まれているかどうかを検査し、修正
条件決定手段が関心領域の検査結果に基づいて関心領域
の修正条件を決定するので、最適な関心領域が選択さ
れ、診断上最も重要な画像部分が安定して適切に表現で
きる。また、両脚撮影等、診断上最も重要な人体部分が
照射野中央に存在しないような特殊な場合でも適切な画
像処理を施すことができる。
【0012】(3)また、前記関心領域修正手段が、前
記関心領域の近傍の画像データを解析することにより、
所望の被写体が含まれる確信度の高い候補領域を検出す
る候補領域検出手段と、修正後の関心領域が前記候補領
域の少なくとも一部を含むように前記関心領域の修正条
件を決定する修正条件決定手段とを有することを特徴と
している。
【0013】この発明の構成によれば、候補領域検出手
段により所望の被写体が含まれる確信度の高い候補点を
検出し、修正条件決定手段により少なくとも候補領域の
少なくとも一部を含むように修正条件を決定するので、
最適な関心領域が選択され、診断上最も重要な画像部分
が安定して適切に表現できる。また、両脚撮影等の特殊
な場合でも適切な画像処理を施すことができる。
【0014】(4)また、前記関心領域設定手段が、前
記照射野領域の面積の1/20から1/2の面積を有す
る関心領域を設定することを特徴としている。この発明
の構成によれば、関心領域設定手段が照射野領域の面積
の1/20から1/2の面積を有する関心領域を設定す
るので、目的とする関心領域を選択することができる。
【0015】(5)また、前記関心領域設定手段が、前
記照射野領域の大きさに基づいて前記関心領域の大きさ
を決定することを特徴としている。この発明の構成によ
れば、関心領域設定手段が照射野領域の大きさに基づい
て関心領域の大きさを決定するので、常に所望の関心領
域を得ることができる。
【0016】(6)また、前記画像処理条件決定手段
が、前記修正された関心領域内の人体部分の信号値に対
応する代表信号値を決定し、前記代表信号値に基づいて
画像処理条件を決定することを特徴としている。
【0017】この発明の構成によれば、修正された人体
部分の信号値に対する代表信号値を決定し、この代表信
号値に基づいて画像処理条件を決定するので、最適な画
像処理条件で画像処理を行なうことができる。
【0018】(7)更に、前記画像処理が階調処理であ
ることを特徴としている。この発明の構成によれば、画
像処理として階調処理を用いることにより、撮影された
画像の階調を好ましいものに変えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明を実施する
放射線画像検出処理装置の中の放射線検出器に相当する
撮像パネルの構成例を示すブロック図である。全体構成
は図13に示したものを用いるものとする。ここでは、
複数の検出素子を2次元的に配列させて放射線画像を読
み取るFPD(Flat Panel Detecto
r)を用いている。撮像パネル41は所定の剛性を得ら
れる厚みを有するだけの基板を有しており、この基板上
には照射された放射線の線量に応じて電気信号を出力す
る検出素子412−(1,1)〜412−(m,n)が2次元配置
されている。また、走査線415−1〜415−mと信
号線416−1〜416−nが例えば直交するように配設
される。
【0020】撮像パネル41の走査線415−1〜41
5−mは、走査駆動回路44と接続されている。走査駆
動回路44から走査線415−1〜415−mの内の1
つ走査線415−p(pは1〜mのいずれかの値)に読
み出し信号RSが供給されると、この走査線415−p
に接続された検出素子から照射された放射線の線量に応
じた電気信号SV−1〜SV−nが出力されて、信号線4
16−1〜416−nを介して画像データ生成回路46に
供給される。
【0021】本実施例における検出素子412は、照射
された放射線(一般的にはX線)の線量に応じた電気信
号を出力するものであればよい。例えば、放射線が照射
されたときに電子−正孔対が生成されて抵抗値が変化す
る光導電層を有し、この光導電層で生成された電荷が電
荷蓄積コンデンサに蓄えられ、蓄えられた電荷が電気信
号として読み出せるようにしてもよい。また、放射線が
照射された時に蛍光を生じるシンチレータ等を有し、フ
ォトダイオードにより、このシンチレータで生じた蛍光
強度に基づく電気信号を生成するようにしてもよい。
【0022】画像データ生成回路46では、後述する読
取制御回路48からの出力制御信号SCに基づき供給さ
れた電気信号SVが順次選択されて、ディジタルの画像
信号とされる。このディジタル画像信号である画像デー
タDTは、読取制御回路48に供給される。
【0023】読取制御回路48はコントロール部10
(図13参照)と接続されており、コントロール部10
から供給された制御信号CTDに基づいて走査制御信号
RCや出力制御信号SCが生成される。この走査制御信
号RCが走査駆動回路44に供給されて、走査制御信号
RCに基づき走査線415−1〜415−mに対しての
読取信号RSの供給が行われる。
【0024】また、出力制御信号SCは、画像データ生
成回路46に供給される。この読取制御回路48からの
走査制御信号RCや出力制御信号SCによって、例えば
撮像パネル41が上述のように(m×n)個の検出素子
412で構成されている場合には、検出素子412−
(1,1)〜412−(m,n)からの電気信号SVに基づくデー
タをDP(1,1)〜DP(m,n)とすると、データ
DP(1,1)、DP(1,2)、…DP(1,n)、
DP(2,1)、…、DP(m,n)の順とし、画像デ
ータDTが生成されて画像データ生成回路46から読取
制御回路48に供給される。また、読取制御回路48で
は、この画像データDTをコントロール部10に送出す
る処理も行われる。
【0025】放射線画像読取器40(図13参照)で得
られた画像データDTは、読取制御回路48を介してコ
ントロール部10に供給される。なお、放射線画像読取
器40で得られた画像データをコントロール部10に供
給する際に対数変換処理を行なった画像データを供給す
れば、コントロール部10における画像データの処理を
簡単にすることができる。
【0026】次に、コントロール部10の構成を図2に
示す。コントロール部10の動作を制御するためのCP
U11には、システムバス12と画像バス13が接続さ
れる。なお、コントロール部10の動作を制御するため
のCPU11は、メモリ14に記憶された制御プログラ
ムに基づいて動作が制御される。
【0027】システムバス12と画像バス13には、表
示制御回路15、フレームメモリ制御回路16、入力イ
ンタフェース17、出力インタフェース18、撮影制御
回路19、ディスク制御回路20等が接続されており、
システムバス12を利用してCPU11によって各回路
の動作が制御されると共に、画像バス13を介して各回
路間での画像データの転送が行われる。
【0028】フレームメモリ制御回路16には、フレー
ムメモリ21が接続されており、放射線画像読取器40
で得られた画像データが撮影制御回路19やフレームメ
モリ制御回路16を介して記憶される。フレームメモリ
21に記憶された画像データは、読み出されて表示制御
回路15やディスク制御回路20に供給される。
【0029】表示制御回路15には、画像表示装置22
が接続されており、画像表示装置22の画面上に表示制
御回路15に供給された画像データに基づく放射線撮影
画像が表示される。ここで、放射線画像読取器40の画
素数よりも画像表示装置22の表示画素数が少ない場合
には、画像データを間引きして読み出すことにより、画
面上に撮影画像全体を表示させることができる。また、
画像表示装置22の表示画素数分に相当する領域の画像
データを読み出すものとすれば、所望の位置の撮影画像
を詳細に表示させることができる。
【0030】フレームメモリ21からディスク制御回路
20に画像データが供給される際には、例えば連続して
画像データが読み出されて、ディスク制御回路20内の
FIFOメモリに書き込まれ、その後、順次ディスク装
置23に記録される。更に、フレームメモリ21から読
み出された画像データやディスク装置23から読み出さ
れた画像データを出力インタフェース18を介して外部
機器100に供給することもできる。
【0031】画像処理回路26は、本発明に係る部分で
あり、放射線画像読取器40から撮影制御回路19を介
して供給された画像データDTの階調処理が行われる。
また、周波数強調処理やダイナミックレンジ圧縮処理、
及び拡大/縮小、回転、移動、統計処理等を行なうよう
にしてもよい。なお、画像処理回路26をCPU11が
兼ねる構成として、画像処理等を行なうこともできる。
【0032】入力インタフェース17には、キーボード
等の入力装置27が接続されており、入力装置27を操
作することで、得られた画像データを識別するための情
報や撮影に関する情報等の管理情報の入力等が行われ
る。出力インタフェース18に接続される外部機器10
0としては、レーザイメージャとも呼ばれる走査型レー
ザ露光装置が用いられる。この走査型レーザ露光装置で
は、画像データによりレーザビーム強度を変調し、従来
のハロゲン化銀写真感光材料や熱現象ハロゲン化銀写真
感光材料に露光したあと適切な現像処理を行なうことに
よって放射線画像のハードコピーが得られる。
【0033】なお、フレームメモリ21には、放射線画
像読取器40から供給された画像データを記憶するもの
としたが、供給された画像データをCPU11で処理し
てから記憶するようにしてもよい。また、ディスク装置
23には、フレームメモリ21に記憶されている画像デ
ータ、即ち放射線画像読取器40から供給された画像デ
ータや、その画像データをCPU11で処理した画像デ
ータを管理情報等と共に保存することができる。
【0034】次に、本発明が適用される輝尽性蛍光体シ
ステムについて説明する。図3は本発明の放射線画像検
出処理装置の一実施の形態例を示すブロック図である。
放射線発生源51は、放射線制御装置52によって制御
されて、被写体Mに向けて放射線(一般的にはX線)を
照射する。記録読取装置53は、被写体を挟んで放射線
発生源51と対向する面に輝尽性蛍光体を有する放射線
画像変換パネル54を備えており、この変換パネル54
は放射線発生源51からの照射放射線量に対する人体各
部の放射線透過率分布に従ったエネルギーを輝尽性蛍光
体層に蓄積し、そこに人体各部の潜像を形成する。
【0035】前記変換パネル54は、支持体上に輝尽性
蛍光体層を、輝尽性蛍光体の気層堆積、或いは輝尽性蛍
光体塗料塗布によって設けてあり、該輝尽性蛍光体層は
環境による悪影響及び損傷を遮断するために、保護部材
によって遮蔽若しくは被覆されている。
【0036】光ビーム発生部(ガスレーザ、固体レー
ザ、半導体レーザ等)55は、出射強度が制御された光
ビームを発生し、その光ビームは種々の光学系を経由し
て走査器56に到達し、そこで偏向を受け、更に反射鏡
57で光路を偏向させて、変換パネル54に輝尽励起走
査光として導かれる。
【0037】集光体58は、輝尽励起光が走査される変
換パネル54に近接して光ファイバ又はシート状光ガイ
ド部材からなる集光端が位置され、上記光ビームで走査
された変換パネル54からの潜像エネルギーに比例した
発光強度の輝尽発光を受光する。59は、集光体58か
ら導入された光から輝尽発光波長領域の光のみを通過さ
せるフィルタであり、該フィルタ59を通過した光は、
フォトマルチプライヤ60に入射して、その入射光に対
応した電流信号に光電変換される。
【0038】フォトマルチプライヤ60からの出力電流
は、電流/電圧変換器61で電圧信号に変換され、増幅
器62で増幅された後、A/D変換器63でディジタル
データ(ディジタル放射線画像信号)に変換される。こ
こで、増幅器62としては、一般的には、電流/電圧変
換増幅器と対数変換増幅器(logアンプ)とを組み合
わせたものを使用する。
【0039】そして、この被写体M各部の放射線透過量
に比例するディジタル画像信号は、前記画像処理条件決
定手段及び画像処理手段を含んでなる画像処理装置64
において、順次画像処理され、画像処理後の画像信号が
インタフェース66を介してレーザイメージャ等の外部
機器67に伝送されるようになっている。画像処理装置
64は本発明に係る部分である。
【0040】65は画像処理装置64における画像処理
を制御するCPUであり、A/D変換器63から出力さ
れるディジタルの放射線画像データに対して種々の画像
処理(例えば空間周波数処理、ダイナミックレンジの圧
縮、階調処理、拡大/縮小処理、移動、回転、統計処理
等)を画像処理装置64において行ない、診断に適した
形としてから外部機器67に出力させ、レーザイメージ
ャ等の外部機器67で人体各部の放射線画像のハードコ
ピーが得られるようにする。
【0041】なお、インタフェース66を介して接続さ
れるのは、CRT等のモニタであってもよく、更に半導
体記憶装置等の記憶装置(ファイリングシステム)であ
ってもよい。68は読取ゲイン調整回路であり、この読
取ゲイン調整回路68により光ビーム発生部55の光ビ
ーム強度調整、フォトマルチプライヤ用高圧電源69の
電源電圧調整によるフォトマルチプライヤ60のゲイン
調整、電流/電圧変換器61と増幅器62のゲイン調
整、及びA/D変換器63の入力ダイナミックレンジの
調整が行なわれ、放射線画像信号の読取ゲインが総合的
に調整される。
【0042】なお、放射線画像生成手段は、上記FPD
又は輝尽性蛍光体ディテクタを用いる方法に限るもので
はなく、例えば放射線画像を記録した銀塩フィルムにレ
ーザ、蛍光灯等の光源からの光を照射し、前記銀塩フィ
ルムの透過光を光電変換してディジタル化することによ
り、放射線画像を生成してもよい。また、放射線量子計
数型検出器を用いて放射線エネルギーを直接電気信号に
変換して放射線画像を得る構成であってもよい。
【0043】本発明で得られた結果を磁気ディスクや光
ディスク等のデータ保存装置に保存する場合には、処理
画像データを記録してもよいが、各種画像処理条件を表
わすデータを原画像データと対応付けて記録してもよ
い。例えば、原画像データを格納したファイルのヘッダ
情報に前記画像処理条件を表わすデータを含めてもよ
い。また、間引き縮小データ、プロファイル情報、ヒス
トグラム情報、画像領域情報、及び信号領域情報等を表
わすデータも前記ヘッダ情報に含めてもよい。これによ
り、一旦保存された画像に対する画像処理の再実行や、
処理パラメータ等を変更しての再処理が容易になる。
【0044】本発明は上述したような装置を用いて画像
データを得て、所定の処理条件に基づいて画像処理を行
なうものである。本発明の画像処理の基本は、被写体を
透過した放射線により生成された放射線画像の画像処理
装置において、放射線の照射野領域を認識する照射野認
識手段と、認識された照射野領域に含まれ、かつ前記照
射野領域の中心点を含む関心領域を設定する関心領域設
定手段と、設定された関心領域付近の画像データに基づ
いて、前記関心領域を修正する関心領域修正手段と、修
正された関心領域内の画像データに基づいて画像処理条
件を決定する画像処理条件決定手段とを有し、決定され
た画像処理条件に基づいて画像処理を施すものである。
【0045】これにより、関心領域修正手段が最適な関
心領域を選択するので、診断上最も重要な画像部分が安
定して適切に表現できる。また、1種類のアルゴリズム
で多種多様な撮影部位・体位に適用することができる。
【0046】以下に本発明の具体例を説明する。一般に
医療診断用の人体のX線画像の撮影においては、診断対
象部分を照射野中央(X線が垂直に入射する)に置くの
が常識である。そこで、本発明ではまず照射野領域に含
まれ、かつ照射野領域の中心点を含む関心領域を設定す
る。但し、特殊な場合として、両腕/両脚撮影、肱関節
側面、踵骨側面等の特定の部位では、診断対象が中央か
ら外れることがある。このような場合に、本発明では、
以下に示す手法によりそのような場合を想定して関心領
域を修正するようにしている。
【0047】図4は本発明の動作説明図で、肘関節側面
の画像を示している。以下に述べる処理の主体は、例え
ば図2の画像処理回路26又はCPU11であり、また
図3の画像処理装置64又はCPU65である。
【0048】図において、70は照射野、71は関心領
域周辺部、72は関心領域中央部である。73は被写体
としての骨部である。本発明では、先ず照射野領域を認
識する必要がある。
【0049】(照射野認識処理)以下に、照射野認識処
理動作について説明する。放射線画像の撮影に際して
は、例えば診断に必要とされない部分に放射線が照射さ
れないようにするため、或いは診断に必要とされない部
分に放射線が照射されて、この部分で散乱された放射線
が診断に必要とされる部分に入射されて分解能が低下す
ることを防止するため、被写体5の一部や放射線発生器
30に鉛板等の放射線非透過物質を設置して、被写体5
に対する放射線の照射野を制限する照射野絞りが行なわ
れる。
【0050】この照射野絞りが行なわれた場合、照射野
内領域と照射野外領域の両方の画像データを用いて画像
処理を行なうものとすると、照射野外領域の画像データ
によって、照射野内の診断に必要とされる部分の画像処
理が適正に行われなくなってしまう。このため、照射野
内領域と照射野外領域を判別する照射野認識処理が行な
われる。
【0051】照射野認識では、例えば特開昭63−25
9538号で示される方法が用いられて、図5の(A)
に示すように撮像面上の所定の位置Pから撮像面の端部
側に向かう線分上の画像データを用いて、例えば微分処
理が行なわれる。この微分処理によって得られた微分信
号Sdは、(B)に示すように照射野エッジ部で信号レ
ベルが大きくなるため、微分信号Sdの信号レベルを判
別して1つの照射野エッジ候補点EP1が求められる。
【0052】この照射野エッジ候補点を求める処理を、
撮像面上の所定の位置を中心として放射状に行なうこと
により、複数の照射野エッジ候補点EP1〜EPkが求
められる。このようにして得られた複数の照射野エッジ
候補点EP1〜EPkの隣接するエッジ候補点を直線或
いは曲線で結ぶことにより照射野エッジ部が求められ
る。
【0053】また、特開平5−7579号で示される方
法を用いることもできる。この方法では、撮像面を複数
の小領域分割した時、照射野絞りによって放射線の照射
が遮られた照射野外の小領域では、略一様に放射線の放
射線量が小さくなり画像データの分散値が小さくなる。
【0054】また、照射野内の小領域では、被写体によ
って放射線量が変調されることから、照射野外に比べて
分散値が高くなる。更に、照射野エッジ部を含む小領域
では最も放射線量が小さい部分と被写体によって変調さ
れた放射線量の部分が混在することから、分散値は最も
高くなる。このことから、分散値によって照射野エッジ
部を含む小領域が判別される。
【0055】また、特開平7−181609号で示され
る方法を用いることもできる。この方法では、画像デー
タを所定の回転中心に関して回転移動させて、平行状態
検出手段によって照射野の境界線が画像上に設定された
直交座標の座標軸と平行となるまで回転を行なうものと
し、平行状態が検出されると、直線方程式算出手段によ
って回転角度と回転中心から境界線までの距離によって
回転前の境界の直線方程式が算出される。
【0056】その後、複数の境界線に囲まれる領域を直
線方程式から決定することで、照射野の領域を判別する
ことができる。また、照射野エッジ部が曲線である場合
には、境界点抽出手段で画像データに基づき例えば1つ
の境界点を抽出し、この境界点の周辺の境界候補点群か
ら次の境界点を抽出する。以下、同様に境界点の周辺の
境界候補点群から境界点を順次抽出することにより、照
射野エッジ部が曲線であっても判別することができる。
【0057】(関心領域の設定) 1.再び図4の説明に戻る。前述の処理で照射野70が
決定されると、照射野の中心点を中心とする半径r(2
r=照射野の対角線長さ/3)の円形の関心領域を設定
する。
【0058】ここで、関心領域として、例えば照射野領
域の面積の1/20から1/2の面積となるように設定
することが好ましい。関心領域の面積が照射野領域の面
積の1/20よりも小さいと、関心領域に含まれる画素
数が少なすぎるために処理精度が低下する可能性があ
る。また、1/2よりも大きいと、実質的に照射野全体
の画像データを用いて処理するのに近くなり、「発明が
解決しようとする課題」において説明した従来装置の問
題点と同様な問題が生じる可能性がある。
【0059】また、関心領域の大きさを照射野領域の大
きさに基づいて決定することが好ましい。これは、一般
的な撮影技法として、目的とする診断領域が大きい場合
には照射野を広く、小さい場合には照射野を狭くとると
いう事実を利用して、関心領域の大きさを目的とする診
断領域の大きさに合わせるためである。
【0060】(関心領域の修正) 2.次に、関心領域を半径r/2の円形の内側(中央
部)72と外側(周辺部)71とに分割し、以下のうち
少なくとも一方を満たす場合に関心領域が不適切と判断
する。 関心領域の中央部72で直接放射線領域が所定の面積
比を超える。 関心領域の中央部72の平均信号値が、関心領域の周
辺部71の平均値に比べて所定値以上大きい。
【0061】ここで、直接放射線領域とは、人体を透過
せずに放射線が直接ディテクタに入射した部分であり、
診断の対象である人体部分よりも高い信号値をもつ。直
接放射線領域を他の領域から区別するための方法として
は、先ず照射野全体の画像データのヒストグラムを作成
し、例えば特開昭63−262141号に示されるよう
に、判別基準等を用いた自動しきい値選定法により、ヒ
ストグラムを複数のピークにそれぞれ対応する複数の小
領域に分割し、最も高信号の小領域を直接放射線部分に
相当する信号領域とみなす方法がある。また、特開昭6
1−287380号公報及び特開平2−272529号
公報等に開示されている手法を用いて、最も高信号側の
ヒストグラムピークを検出して、直接放射線部分に相当
する信号領域とみなす方法がある。
【0062】前述したの条件を満たす場合には、RO
Iの大部分が直接放射線領域で占められており、目的と
する診断領域から外れている可能性がある。また、の
条件を満たす場合には、目的とする診断領域がROIの
中央に存在せず、部分的に外れている可能性がある。
【0063】3.関心領域が不適切な場合、関心領域の
周辺部から外側に向かって上下左右4方向に設定した細
長い矩形領域の信号値を調べる。 4.そして、信号値が小さくなる方向へ関心領域の中心
をrだけ移動する。例えば4方向の内の1つだけが信号
値が小さい場合にはその方向に移動する。隣りあう2方
向の信号値が小さい場合には、双方の真ん中である45
度の方向へ移動する。また、向かい合う2方向の信号値
が小さい場合には中心を移動せず、関心領域を長径2r
の楕円に変更する。
【0064】図6は関心領域の修正例を示す図である。
(a)は隣りあう2方向が信号値が小さく、斜め方向に
移動した場合を示し、(b)は向かい合う2方向の信号
値が小さく、関心領域を楕円に変更した場合を示す。
(a)の場合には、肘関節側面画像等がこれに該当し、
(b)の場合には両下腿骨正面、両膝関節正面画像等が
これに該当する。
【0065】この実施の形態例によれば、設定された関
心領域付近の画像データを解析して関心領域に所望の被
写体が含まれているかどうかを検査し、関心領域の検査
結果に基づいて関心領域の修正条件を決定するので、最
適な関心領域が選択され、診断上最も重要な画像部分が
安定して適切に表現できる。また、両脚撮影等の特殊な
場合でも適切な画像処理を施すことができる。更に、1
種類のアルゴリズムで多種多様な撮影部位・体位に適用
することができる。
【0066】また、複数の候補領域から、所望の被写体
が含まれる確信度の高い候補領域を検出し、少なくとも
候補領域の少なくとも一部を含むように修正条件を決定
するので、最適な関心領域が選択され、診断上最も重要
な画像部分が安定して適切に表現できる。また、両脚撮
影等の特殊な場合でも適切な画像処理を施すことができ
る。
【0067】(関心領域の修正のための別の方法)本発
明において、関心領域に所望の被写体が含まれるか否か
を判断するための方法としては、前述した、に限定
するものではなく、以下のような方法を用いることもで
きる。
【0068】照射野全体の最小信号値と、関心領域内
の平均信号値とを比較し、両者の差が所定以上あれば、
関心領域内に所望の被写体が含まれないと判断する。例
えば、骨部がうまく入っておれば、最小信号値に近くな
る。
【0069】照射野全体の最大信号値と、関心領域内
の平均信号値とを比較し、両者の差が所定以下であれ
ば、関心領域内に所望の被写体が含まれないと判断す
る。照射野全体の最大信号値は直接放射線領域と考えら
れるから、関心領域内の平均信号値が直接放射線領域と
ほぼ同じ値をとると所望の被写体は含まれないと考えて
よい。
【0070】直接放射線部分と人体部分の境界信号値
を前述したヒストグラム解析により求めて、それと関心
領域内の平均信号値とを比較して、両者の差が所定以下
であれば、関心領域内に所望の被写体が含まれないと判
断する。
【0071】関心領域内の平均信号値が、照射野全体
の累積ヒストグラム値の何パーセントに相当する信号値
か計算する。ここで、パーセント値が所定以上あれば、
所望の被写体が含まれないと判断する。関心領域が直接
放射線領域に近いものである可能性があるからである。
【0072】また、関心領域が不適切と判断された場合
の関心領域の修正方法についても、前述した手法に限定
するものではなく、例えば以下のような手法により好ま
しい方向に修正することができる。
【0073】関心領域辺縁部を含む4方向(又は8方
向)の領域の平均信号値を調べ、平均信号値が小さい方
向へ関心領域を移動する(又は広げる)。この4方向の
例については、図6で説明した。
【0074】関心領域を少し広げて、上記検査を行な
う。そして、所望の被写体が含まれると判定されるまで
繰り返す。この場合、広げた関心領域としても、最初に
設定した関心領域と同様、例えば照射野領域の面積の1
/20から1/2の面積となるようにすることが好まし
い。
【0075】また、関心領域の大きさを照射野領域の大
きさに基づいて決定することが好ましい。 関心領域を照射野全体に拡大する。関心領域がうまく
見つからない場合には、この手法が有効である。
【0076】本発明の関心領域の形状は、上述の例で示
した円形や楕円形の他に、正方形、長方形等いかなる形
状であってもよいが、点対称な図形であることが好まし
い。本発明の関心領域設定手段及び関心領域修正手段
は、以上説明したように、最初に照射野領域よりも小さ
い関心領域を設定した後にそれを修正する実施態様とし
てもよいが、最初に照射野領域と同等の大きさの関心領
域を設定して、それを縮小する方向に修正を行なう実施
態様としてもよい。
【0077】例えば、最初に照射野領域と等しい関心領
域を設定し、照射野中央に向かって関心領域を少し狭め
てから上述した検査を行ない、所望の被写体が含まれる
と判定される限りこれを繰り返すことにより、修正され
た関心領域を得るようにしてもよい。或いは、最初に照
射野領域と等しい関心領域を設定し、次に関心領域を数
個の小領域に等分し、等分された各小領域に対して上述
した検査を行ない、所望の被写体が含まれる確信度の最
も高い小領域を、修正された関心領域と定めるようにし
てもよい。
【0078】以上、説明した方法により、修正された最
適な関心領域が求まったら、修正された関心領域内の人
体部分の信号値に対応する代表信号値を決定し、この代
表信号値に基づいて画像処理条件を決定することができ
る。これによれば、修正された人体部分の信号値に対す
る代表信号値を決定し、この代表信号値に基づいて画像
処理条件を決定するので、最適な画像処理条件で画像処
理を行なうことができる。
【0079】代表信号値を決定するために、先ず関心領
域内を人体部分とそれ以外の部分に分離する必要があ
る。 (直接放射線領域の判定及び除去)標準的な人体画像で
は、画像は人体部分と直接放射線部分のみで構成される
ので、上述したヒストグラム解析により直接放射線部分
に相当する信号領域を求め、関心領域内からそれらの信
号を除去すればよい。
【0080】(金属等の異物領域の判定及び除去)整形
外科の治療を受けている患者の人体には、ボルトや人工
骨等の金属製の異物が埋め込まれている場合がある。ま
た、股関節や大腿骨の撮影においては、生殖腺保護のた
めに、金属製の防護具等で人体の一部を覆って撮影する
場合がある。そこで、このような金属製異物の部分と人
体部分を分離する必要がある。
【0081】異物領域は、人体領域に比較して信号値が
著しく低い。また、人体から異物にかけての信号値は急
激に変化するため、画像データのヒストグラムにおいて
は、異物領域のピークと、人体領域のピークの境界の谷
は深く、谷の部分の頻度値が小さい。この特徴を利用し
て、異物領域を人体領域から区別するための方法として
は、先ず関心領域の画像データのヒストグラムを作成
し、例えば特開昭63−262141号に示されるよう
に、判別基準等を用いた自動しきい値選定法により、ヒ
ストグラムを複数のピークにそれぞれ対応する複数の小
領域に分割し、最も低信号の小領域を異物部分に相当す
る信号領域とみなす方法がある。
【0082】また、以下に述べる方法を用いることもで
きる。図7は本発明の他の動作説明図であり、異物領域
を分離する手法を説明するためのものである。(a)〜
(c)は、異なる画像の関心領域内のヒストグラムを示
し、(a)は信号分布の広い(厚みが一様でない)異物
が含まれている画像、(b)は信号分布の狭い(厚みが
一様な)異物が含まれている画像、(c)は異物の含ま
れていない画像に相当する。なお、図7のヒストグラム
は、直接放射線部分に相当する信号を既に除去したもの
として示されている。
【0083】1.最小信号値と最大信号値の間の所定の
割合に相当する信号値を探索開始点の信号値と定める。
又は累積ヒストグラム値が所定の値となるような信号値
を探索開始点と定める。図7の矢印の起点が探索開始点
である。
【0084】2.そこから低信号側に向かって、頻度値
(ヒストグラム全画素数に対する相対頻度値)が所定値
より低くなる信号値を探索する。実際には、ヒストグラ
ムの細かい凹凸の影響を受けないように、所定信号幅に
わたる頻度値の和を使用して調べる。図7にはこのよう
にして求めた人体領域最小値が求まっている。
【0085】この実施の形態例によれば、人体領域と異
物とを精度よく分離することが可能となる。図8は人体
部分に相当する信号領域の抽出方法の説明図である。
(a)に示す画像は、膝関節正面画像である。骨折のた
め、下腿骨をボルトで締めている。PDが被写体領域、
PCが異物領域、PBが直接放射線領域である。
【0086】このような画像のヒストグラムをとると、
(b)に示すようなものとなる。縦軸は頻度、横軸は画
像信号値である。被写体領域が中央部に形成され、低信
号領域が最もよくX線を吸収する異物領域、高信号領域
が直接照射領域に相当する。このような画像の場合、両
端の信号領域を除去して真ん中のPd領域について画像
処理を行えばよい。
【0087】次に、本発明で得られた人体部分の画像デ
ータに基づいて画像処理条件を決定する方法について説
明する。抽出された人体部分の画像データに基づいて、
例えば2つの代表信号値S1及びS2を決定する。代表
信号値S1、S2としては、例えば人体部分の信号の略
最小値と略最大値を用いることができる。また、人体部
分の累積ヒストグラムが所定の値、例えば10%と95
%となるような信号値が代表信号値として用いられる。
また、代表信号値を一つとして、例えば人体部分の信号
の平均値や中央値、或いは累積ヒストグラムが20%と
なるような信号値が代表信号値として用いられる。
【0088】階調処理では、例えば図9に示すような階
調変換曲線が用いられて、画像データSinの代表信号
値S1、S2をレベルS1’、S2’として画像データ
Sinが出力画像データSoutに変換される。このレ
ベルS1’、S2’は出力画像における所定の輝度又は
写真濃度と対応するものである。
【0089】階調変換曲線は、画像データSinの全信
号領域にわたって連続な関数であることが好ましく、ま
たその微分関数も連続であることが好ましい。また、全
信号領域にわたってその微分係数の符号が一定であるこ
とが好ましい。
【0090】また、撮影部位や撮影体位、撮影条件、撮
影方法等によって好ましい階調変換曲線の形状や、レベ
ルS1’、S2’が異なることから、階調変換曲線は画
像毎にその都度作成してもよく、また、例えば特公平5
−26138号で示されているように、予め複数の基本
階調変換曲線を記憶しておくものとし、何れかの基本階
調変換曲線を読み出して回転及び平行移動することによ
り、所望の階調変換曲線を容易に得ることができる。
【0091】画像処理回路(例えば図2の画像処理回路
26又はCPU11であり、また図3の画像処理装置6
4又はCPU65)では、複数の基本階調曲線に対応す
る階調処理ルックアップテーブル(LUT)が設けられ
ており、該階調処理LUTを基本階調曲線の回転及び平
行移動に応じて補正した補正LUTを作成し、画像デー
タSinに基づいて該補正LUTを参照することで階調
変換が行われた出力画像データSoutを得ることがで
きる。なお、階調変換処理では、2つの代表値S1、S
2を用いるだけでなく、1つの代表値や3つ以上の代表
値を用いるものとしてもよい。
【0092】ここで、基本階調曲線の選択や基本階調曲
線の回転及び平行移動は、撮影部位や撮影体位、撮影条
件、撮影方法等に基づいて行われる。これらの情報が入
力装置(例えば図2の27)を用いて管理情報として入
力されている場合には、この管理情報を利用すること
で、容易に基本階調曲線を選択することができると共
に、基本階調曲線の回転量及び平行移動の移動量を決定
することができる。また、撮影部位や撮影体位、撮影条
件、撮影方法に基づいてS1’、S2’のレベルを変更
するものとしてもよい。
【0093】更に、基本階調曲線の選択や、基本階調曲
線の回転或いは平行移動は、画像表示装置の種類や画像
出力のための外部機器の種類に関する情報に基づいて行
なうものとしてもよい。これは、画像の出力方式に依存
して好ましい階調が異なる場合があるためである。
【0094】このように、この実施の形態例では、画像
処理として階調処理を用いることにより、撮影された画
像の階調を好ましいものに変えることができる。次に、
周波数強調処理及びダイナミックレンジ圧縮処理につい
て説明する。周波数強調処理では、例えば(1)式に示
す非鮮鋭マスク処理によって鮮鋭度を制御するために、
関数Fが特公昭62−62373号や特公昭62−62
376号で示される方法によって求められる。
【0095】 Sa=Sorg+F(Sorg−Sus) (1) なお、Saは処理後の画像データ、Sorgは周波数強
調処理前の画像データ、Susは周波数強調処理前の画
像データの平均化処理等によって求められた非鮮鋭デー
タである。
【0096】この周波数処理では、例えばF(Sorg
−Sus)がβ×(Sorg−Sus)とされて、β
(強調係数)が図10に示すように基準値S1、S2間
でほぼ線形に変換される。また、図11の実線で示すよ
うに、低輝度を強調する場合には基準値S1〜値「A」
までのβが最大とされて、値「B」〜基準値S2までで
最小とされる。また、値「A」〜値「B」まではβがほ
ぼ線形に変化される。高輝度を強調する場合には、破線
で示すように基準値S1〜値「A」までのβが最小とさ
れて、値「B」〜基準値S2までで最大とされる。ま
た、値「A」〜値「B」までは、βがほぼ線形に変化さ
れる。なお、図示せずも中輝度を強調する場合には、値
「A」〜値「B」のβが最大とされる。このように周波
数強調処理では、関数Fによって任意の輝度部分の鮮鋭
度を制御することができる。
【0097】ここで、基準値S1、S2及び値A、B
は、上述した階調処理条件の設定における代表値S1、
S2の決定方法と同様の方法により求められる。また、
周波数強調処理の方法は、上記非鮮鋭マスク処理に限ら
れるものではなく、特開平9−44645号で示される
多重解像度法等の手法を用いてもよい。
【0098】なお、周波数強調処理では、強調する周波
数帯域や強調の程度は、階調処理での基本階調曲線の選
択等と同様に撮影部位や撮影体位、撮影条件、撮影方法
等に基づいて設定される。
【0099】ダイナミックレンジ圧縮処理では、(2)
式に示す圧縮処理によって、低周波成分を制御して見や
すい濃度範囲に収めるため、関数Gが特許公報2663
18号で示される方法によって定められる。
【0100】Sb=Sorg+G(Sus) (2) なお、Sbは処理後の画像データ、Sorgはダイナミ
ックレンジ圧縮処理前の画像データ、Susはダイナミ
ックレンジ圧縮処理前の画像データの平均化処理等によ
って求められた非鮮鋭データである。
【0101】ここで、G(Sus)が図12の(A)に
示すように非鮮鋭データSusがレベル「La」よりも
小さくなると、G(Sus)が増加するような特性を有
する場合には、低濃度領域の濃度が高いものとされて、
図12の(B)に示す画像データSorgは図12の
(C)に示すように低濃度側のダイナミックレンジが圧
縮された画像データSbとされる。
【0102】また、G(Sus)が図12の(D)に示
すように、非鮮鋭データSusがレベル「Lb」よりも
小さくなるとG(Sus)が減少するような特性を有す
る場合には、高濃度領域の濃度が高いものとされ、図1
2の(B)に示す画像データSorgは図12の(E)
に示すように高濃度側のダイナミックレンジが圧縮され
る。ここで、レベル「La」、「Lb」は、上述した階
調処理条件の設定における基準値S1、S2の決定方法
と同様の方法により求められる。なお、ダイナミックレ
ンジ圧縮処理も、撮影部位や撮影体位、撮影条件、撮影
方法等に基づいて補正周波数帯域や補正の程度が設定さ
れる。
【0103】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、 (1)被写体を透過した放射線により生成された放射線
画像の画像処理装置において、放射線の照射野領域を認
識する照射野認識手段と、認識された照射野領域に含ま
れ、かつ前記照射野領域の中心点を含む関心領域を設定
する関心領域設定手段と、設定された関心領域付近の画
像データに基づいて、前記関心領域を修正する関心領域
修正手段と、修正された関心領域内の画像データに基づ
いて画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段とを
有し、決定された画像処理条件に基づいて画像処理を施
すことにより、関心領域修正手段が最適な関心領域を選
択するので、診断上最も重要な画像部分が安定して適切
に表現できる。また、1種類のアルゴリズムで、多種多
様な撮影部位・体位に適用することができる。
【0104】(2)この場合において、前記関心領域修
正手段が、設定された関心領域付近の画像データを解析
することにより、前記関心領域に所望の被写体が含まれ
るか否かを検査する関心領域検査手段と、該関心領域の
検査結果に基づいて前記関心領域の修正条件を決定する
修正条件決定手段とを有することにより、関心領域検査
手段により被写体が含まれているかどうかを検査し、修
正条件決定手段が関心領域の検査結果に基づいて関心領
域の修正条件を決定するので、最適な関心領域が選択さ
れ、診断上最も重要な画像部分が安定して適切に表現で
きる。また、両脚撮影等診断上最も重要な人体部分が照
射野中央に存在しないような特殊な場合でも適切な画像
処理を施すことができる。
【0105】(3)また、前記関心領域修正手段が、前
記関心領域の近傍の画像データを解析することにより、
所望の被写体が含まれる確信度の高い候補領域を検出す
る候補領域検出手段と、修正後の関心領域が前記候補領
域の少なくとも一部を含むように前記関心領域の修正条
件を決定する修正条件決定手段とを有することにより、
候補領域検出手段により所望の被写体が含まれる確信度
の高い候補点を検出し、修正条件決定手段により少なく
とも候補領域の少なくとも一部を含むように修正条件を
決定するので、最適な関心領域が選択され、診断上最も
重要な画像部分が安定して適切に表現できる。また、両
脚撮影等の特殊な場合でも適切な画像処理を施すことが
できる。
【0106】(4)また、前記関心領域設定手段が、前
記照射野領域の面積の1/20から1/2の面積を有す
る関心領域を設定することにより、関心領域設定手段が
照射野領域の面積の1/20から1/2の面積を有する
関心領域を設定するので、目的とする関心領域を選択す
ることができる。
【0107】(5)また、前記関心領域設定手段が、前
記照射野領域の大きさに基づいて前記関心領域の大きさ
を決定することにより、関心領域設定手段が照射野領域
の大きさに基づいて関心領域の大きさを決定するので、
常に所望の関心領域を得ることができる。
【0108】(6)また、前記画像処理条件決定手段
が、前記修正された関心領域内の人体部分の信号値に対
応する代表信号値を決定し、前記代表信号値に基づいて
画像処理条件を決定することにより、修正された人体部
分の信号値に対する代表信号値を決定し、この代表信号
値に基づいて画像処理条件を決定するので、最適な画像
処理条件で画像処理を行なうことができる。
【0109】(7)更に、前記画像処理が階調処理であ
ることにより、画像処理として階調処理を用いて、撮影
された画像の階調を好ましいものに変えることができ
る。このように、本発明によれば、第1に診断上最も重
要な画像部分が安定して適切に表現でき、第2に一種類
のアルゴリズムで、多種多様な撮影部位・体位に適用で
き、第3に両脚撮影等の特殊な場合でも適切な画像処理
を施すことができる放射線画像の画像処理装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の撮像パネルの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明装置のコントロール部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の放射線画像読取装置の一実施の形態例
を示すブロック図である。
【図4】本発明の動作説明図である。
【図5】照射野認識処理の説明図である。
【図6】関心領域の修正例を示す図である。
【図7】本発明の他の動作説明図である。
【図8】信号領域の抽出方法の説明図である。
【図9】階調変換特性を示す図である。
【図10】強調係数と画像データの関係を示す図であ
る。
【図11】強調係数と画像データの関係を示す図であ
る。
【図12】ダイナミックレンジ圧縮処理の説明図であ
る。
【図13】放射線画像検出処理装置の構成概念図であ
る。
【符号の説明】
10 コントロール部 11 CPU 12 システムバス 13 画像バス 14 メモリ 15 表示制御回路 16 フレームメモリ制御回路 17 入力インタフェース 18 出力インタフェース 19 撮影制御回路 20 ディスク制御回路 21 フレームメモリ 22 画像表示装置 23 ディスク装置 26 画像処理回路 30 放射線発生器 40 放射線画像読取器 41 撮像パネル 48 読取制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA02 DA09 FA06 HA07 HA15 JA01 LA01 SA01 2H013 AC03 4C093 AA01 AA26 AA28 CA15 CA16 CA37 CA50 EB05 EB12 EB13 EB17 EE01 EE08 FC01 FC02 FD01 FD02 FD03 FF08 FF09 FF12 FF13 FF15 FF20 FF28 FH03 FH04 FH09 5B057 AA08 BA24 CE11 5C024 AA12 AA13 AA19 CA15 CA21 FA01 GA01 GA04 GA07 HA24 JA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を透過した放射線により生成され
    た放射線画像の画像処理装置において、 放射線の照射野領域を認識する照射野認識手段と、 認識された照射野領域に含まれ、かつ前記照射野領域の
    中心点を含む関心領域を設定する関心領域設定手段と、 設定された関心領域付近の画像データに基づいて、前記
    関心領域を修正する関心領域修正手段と、 修正された関心領域内の画像データに基づいて画像処理
    条件を決定する画像処理条件決定手段とを有し、 決定された画像処理条件に基づいて画像処理を施すこと
    を特徴とする放射線画像の画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記関心領域修正手段が、 設定された関心領域付近の画像データを解析することに
    より、前記関心領域に所望の被写体が含まれるか否かを
    検査する関心領域検査手段と、 該関心領域の検査結果に基づいて前記関心領域の修正条
    件を決定する修正条件決定手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載の放射線画像の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記関心領域修正手段が、 前記関心領域の近傍の画像データを解析することによ
    り、所望の被写体が含まれる確信度の高い候補領域を検
    出する候補領域検出手段と、 修正後の関心領域が前記候補領域の少なくとも一部を含
    むように前記関心領域の修正条件を決定する修正条件決
    定手段とを有することを特徴とする請求項1又は2の何
    れかに記載の放射線画像の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記関心領域設定手段が、 前記照射野領域の面積の1/20から1/2の面積を有
    する関心領域を設定することを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の放射線画像の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記関心領域設定手段が、 前記照射野領域の大きさに基づいて前記関心領域の大き
    さを決定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか
    に記載の放射線画像の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理条件決定手段が、 前記修正された関心領域内の人体部分の信号値に対応す
    る代表信号値を決定し、前記代表信号値に基づいて画像
    処理条件を決定することを特徴とする請求項1乃至5の
    何れかに記載の放射線画像の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理が階調処理であることを特
    徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の放射線画像の
    画像処理装置。
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